JPH07124359A - 単布製品の搬送装置 - Google Patents

単布製品の搬送装置

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JPH07124359A
JPH07124359A JP27915993A JP27915993A JPH07124359A JP H07124359 A JPH07124359 A JP H07124359A JP 27915993 A JP27915993 A JP 27915993A JP 27915993 A JP27915993 A JP 27915993A JP H07124359 A JPH07124359 A JP H07124359A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縫製装置から送り出されてきた単布製品を安
定した状態で挟持することができてテーブルリフター側
への搬送を確実に行うことができる搬送装置を簡単な構
成によって提供すること。 【構成】 縫製装置の製品出口側に配置されて間欠的に
上下動する押圧部材50と、この押圧部材50に対向し
てその下方に配置されて押圧部材50により間欠的かつ
弾発的に押下される受部材60と、押圧部材50の下方
からテーブルリフターの前部にまで往復動するとともに
挟着段部41を有する支持板40と、この支持板40側
に設けられてその挟着段部41に向けて前後動する挟持
板42とを備えたものとして構成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫製装置によって縫製
されたタオル、スカーフあるいは布製品のためのパーツ
等の布製品(以下単に単布製品という)を、テーブルリ
フター上に一定量積み重ねる場合に使用される搬送装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】タオルやカバー、スカーフあるいは布製
品のパーツ等の単布製品は、一枚の布の周囲に縁取り等
を縫製するものであり、その中央部に比較すれば周囲が
厚くなっているものである。このため、単布製品をテー
ブル等に積み重ねてから所定量毎に束ねようとした場合
に、数が多くなれば積み重ねられた単布製品の周囲は中
央部より高くなって、大量に積み重ねることは困難とな
るものである。
【0003】また、この種の単布製品は、非常に長尺な
原反から大量にかつ高速で縫製装置によって形成される
ものであり、製品となった単布製品は、自動的にしかも
一定の数量毎に、縫製装置の加工作業に合わせて積み重
ねるようにしなければならないものである。そうしない
と、縫製装置だけの改良を行ってその縫製作業のさらな
る高速化を図ったとしても、その受入体勢が整わないか
らである。
【0004】このため、従来は、図10に示すように、
縫製装置のクランプの下側に水平な支持棒を渡してお
き、この支持棒上に単布製品Wを落として積み重ねるよ
うにすることも行われていた。しかしながら、この図1
0に示したような方法を採用しても、高速でかつ大量に
出来上がってくる単布製品Wを、一定数量毎の梱包等の
後処理が容易に行えるように積み重ねることは困難であ
った。各単布製品Wは、支持棒を中心に曲がった状態と
なるからであり、自然落下を利用しているため、十分な
高速化ができないからである。
【0005】以上の点に着目して、本発明者等は、高速
で完成されてくる単布製品Wを、効率良くかつ安定した
状態で積み重ねていくようにするために、特開平5−1
92474号公報において既に提案しているように、
「タオル等の単布製品Wのための縫製装置と単布製品W
を積み重ねるためのテーブルリフターとの間に付設され
て、縫製装置から送り出されてきた各単布製品Wを、そ
の先端を挟持したままテーブルリフター上に搬送するよ
うにした搬送装置であって、縫製装置の製品出口側に配
置されて間欠的に上下動する押圧部材と、この押圧部材
の下方からテーブルリフターの前部にまで移動するとと
もに挟着段部を有する支持板と、押圧部材側に設けられ
たこの押圧部材上に送り出された単布製品Wの前端部に
圧縮空気を吹き付ける噴射ノズルと、支持板の挟着段部
に向けて前後動する挟持板を備えたものとして構成した
ことを特徴とする搬送装置」を開発してきている。この
搬送装置によれば、高速で完成されてくる単布製品W
を、テーブルリフター上に確実に搬送することができ、
かつ効率良くかつ安定した状態でテーブルリフター上に
積み重ねていくことができるようになったのである。
【0006】しかしながら、この搬送装置によれば、単
布製品Wが比較的薄いもの(通常は薄いものが多い)で
ある場合には、上記のような優れた効果を十分発揮する
ことができるのであるが、単布製品Wとして、毛足(パ
イルあるいはループ等)が比較的長くてしかも豪華な刺
繍等が施してあって、所謂厚手の製品であった場合に
は、噴射ノズルから噴射される空気の力によっては思い
通りに変形してくれないことがあるのである。つまり、
縫製装置によってヘリ部Waでの縁縫い等が完了した単
布製品Wを挟持すべく、そのヘリ部Waを支持板上に正
しく載置しようとしても、この厚手の単布製品Wのヘリ
部Waは、吹き付けられた空気の力では支持板上にまで
十分移動してくれないのである。
【0007】そこで、本発明者等は、高速で完成されて
くる単布製品Wが、毛足が長くて豪華な刺繍の施してあ
るタオルのような厚手のものであっても、これを効率良
くかつ安定した状態でテーブルリフター上等に積み重ね
ていくようにするにはどうしたらよいかについて種々検
討を重ねてきた結果、縫製装置から送り出されてきた単
布製品Wの一端を、押圧部材及び受部材の協動によって
つかんで送り装置側に供給し、この送り装置をそのまま
水平に移行させてテーブルリフター上に並べることがよ
い結果を生むことに気付いたのである。そして、厚手の
単布製品Wのヘリ部を高速でつかむには、そのヘリ部の
送りを強制的に行うことがよい結果を生むことを新規に
知見して、本発明を完成したのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする
課題は、単布製品受入れ及び搬送の高速化と確実化であ
る。そして、本発明の目的とするところは、縫製装置か
ら送り出されてきた単布製品を安定した状態で挟持する
ことができてテーブルリフター側への搬送を確実に行う
ことができる搬送装置を簡単な構成によって提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、実施例を示す図1〜図9
を参照し、かつこれらの図中に使用した符号を付して説
明すると、「タオル等の単布製品Wのための縫製装置と
単布製品Wを積み重ねるためのテーブルリフター11と
の間に付設されて、縫製装置から送り出されてきた各単
布製品Wを、その先端を挟持したままテーブルリフター
11上に搬送するようにした搬送装置100であって、
縫製装置の製品出口側に配置されて間欠的に上下動する
押圧部材50と、この押圧部材50に対向してその下方
に配置されて押圧部材50により間欠的かつ弾発的に押
下される受部材60と、押圧部材50の下方からテーブ
ルリフター11の前部にまで往復動するとともに挟着段
部41を有する支持板40と、この支持板40側に設け
られてその挟着段部41に向けて前後動する挟持板42
とを備えたものとして構成したことを特徴とする搬送装
置100」である。
【0010】つまり、本発明に係る搬送装置100は、
その前段階にある縫製装置にて完成されたタオル等の単
布製品Wのヘリ部Waを、縫製装置の製品出口側に配置
されて間欠的に上下動する押圧部材50によってその下
方に配置した受部材60上に押下し、この受部材60と
押圧部材50との協動によって単布製品Wのヘリ部Wa
を挟持するようにしたのである。そして、この単布製品
Wをテーブルリフター11上の移動テーブル20に高速
かつ大量に積み重ねていくために、受部材60と押圧部
材50とによる挟持を解いてから、単布製品Wのヘリ部
Waを支持板40と挟持板42とによって挟持し、これ
を支持板40や挟持板42とともに移動テーブル20上
の所定位置にまで移動させるようにしたものである。
【0011】その後においては、単布製品Wが所定枚数
積み重ねられた移動テーブル20を往復装置により僅か
に移動させて、例えば図9に示すように、多数の単布製
品Wが所定量毎交互に積み重ねられるのであるが、本発
明に係る搬送装置100は、多数の単布製品Wを所定量
毎交互に積み重ねていく前段階において使用されるもの
なのである。
【0012】
【発明の作用】以上のように構成した本発明に係る搬送
装置100の作用を、単布製品Wの動きを中心にして、
図6及び図7を参照して説明する。図6の(イ)におい
ては、押圧部材50及び受部材60の上下方向の中心線
と、支持板40の先端部の前後方向に対する移動線との
交点を作動中心点として、これを作動中心点80として
表示してある。以下の搬送装置100の作用において
は、この作動中心点80を基準にして、各部材の動きを
単布製品Wの動きと関連させながら説明していく。
【0013】まず、この搬送装置100を有する積み重
ね装置200が付設される図示しない縫製装置において
は、長い原反を所定寸法に裁断しながら、その周囲に縁
縫い等の縫製を施すことにより、図10等において示し
たように、ヘリ部Waを有した単布製品Wとするのであ
る。このようにして完成された単布製品Wは、図6の
(イ)にて示すように、図示しない縫製装置のクランプ
装置300によってその両端が保持されながら、当該搬
送装置100に向けて搬送されるのである。これによ
り、単布製品Wの一端、つまり図示左端側のヘリ部Wa
は、上昇端にそれぞれ移動完了している押圧部材50及
び受部材60間に配置されることになるものである。こ
の場合の受部材60は、作動中心点80より僅かに上方
に位置しているものであり、一方支持板40は、前の単
布製品Wの挟持を解いて、次の単布製品Wを挟持すべく
作動中心点80に近接しようとしている。
【0014】以上の状態が図示しないリミットスイッチ
等の検知手段によって検知されると、押圧部材50の駆
動装置52が作動を始めて、図6の(ロ)に示すよう
に、押圧部材50が下降し始めると同時に、支持板40
が挟持板42とともに作動中心点80に近接した位置に
復帰完了した状態となる。勿論、この場合には、図示し
ない縫製装置のクランプ装置300による単布製品Wの
両端の保持は既に解除されたものとなっている。
【0015】そして、押圧部材50がさらに下降する
と、図6の(ハ)に示すように、単布製品Wのヘリ部W
aは、図示しない縫製装置側からは完全に離れて、下方
にて待機している支持板40上に落下して載置されるの
である。つまり、単布製品Wが厚手のものであってある
程度の剛性を有したものであっても、下降してきた押圧
部材50の言わば強制作用によって、当該単布製品Wの
ヘリ部Waは確実に支持板40上に載置されるのであ
る。このヘリ部Waの支持板40上に対する載置は、下
降してきた押圧部材50によって受部材60が弾発的に
押下されることにより、さらに一層確実になされる。受
部材60は、押下されなければ作動中心点80より僅か
上方に位置しているものであるが、押圧部材50による
押下によって作動中心点80の下方側へ弾発的にかつ僅
かに下降するのである。この受部材60の弾発的下降、
つまり押圧部材50の押圧力に対して反発しながら下降
するという作動は、駆動装置62の機能、換言すれば駆
動装置62であるエアシリンダ中の空気の反発作用によ
って可能となっているものである。
【0016】以上のようにして、単布製品Wのヘリ部W
aの支持板40上への載置が済めば、図6の(ニ)に示
したように、支持板40上の単布製品Wのヘリ部Waに
向けて挟持板42が駆動装置43によって移動するので
あり、この挟持板42と支持板40とによって単布製品
Wの一方のヘリ部Waがしっかりと挟持されるのであ
る。このとき、支持板40においては、図2に示したよ
うに、挟着段部41が形成してあって、支持板40に向
けて前進してきた挟持板42の先端が単布製品Wのヘリ
部Waを下側に位置させた状態で当接(挟持)し得るよ
うにしてあるから、ヘリ部Waの挟持はこの挟着段部4
1とこれに向けて前進してきた挟持板42の先端とによ
って確実になされるのである。その後は、役目を果した
押圧部材50が、図7の(ホ)に示すように、元位置ま
で上昇していくのであり、押下されていた受部材60も
駆動装置62によって作動中心点80より僅かに上方の
原位置に復帰するのである。
【0017】以上のように、単布製品Wのヘリ部Waを
挟持したままの支持板40及び挟持板42は、図7の
(ヘ)に示すように、支持板40の移動とともに図示左
方に移動して、当該単布製品Wを、テーブルリフター1
1上に配置した移動テーブル20上の所定場所に搬送さ
せるのである。そして、図7の(ト)に示すように、支
持板40の移動端において、単布製品Wの支持板40と
挟持板42による挟持が解れるから、単布製品Wは移動
テーブル20上に完全に載置されるのである。
【0018】以上が本発明に係る搬送装置100の作用
であるが、この搬送装置100を備えた積み重ね装置2
00においては、移動テーブル20上の単布製品Wの上
端を検出する検出手段が設けてあって、この検出手段か
らの信号によって移動テーブル20上の最上段に位置す
る単布製品Wの位置が基枠10に対して略一定に保たれ
るものとしてある。これにより、単布製品Wは常に同様
な状態で移動テーブル20上に積み重ねられるのであ
る。
【0019】以上の搬送装置100の作動が順次繰り返
えされることにより、複数(例えば1ダース)の単布製
品Wが移動テーブル20上に積み重ねられると、今度は
図示しない往復装置によって移動テーブル20が僅かに
右または左に移動される。この移動テーブル20の移動
量は、積み重ねられている単布製品Wのヘリ部Waを避
けながら次の単布製品Wを順次積み重ね得るようにする
程度のものであり、単布製品Wとして厚手のタオルを例
にとってみると、数cm〜10cm程度の距離である。
換言すれば、多数の単布製品Wを移動テーブル20上の
同じ場所にそのまま積み重ねていけば、中央が大きくく
ぼんだ状態となって、その後の単布製品Wの梱包等に支
障を来すことになるのであるが、単布製品Wをある一定
量積み重ねてから移動テーブル20を左右に移動させれ
ば、多数の単布製品Wは図9に示すように言わば交互に
積み重ねられることになって、ヘリ部Waにおいて厚く
なった各単布製品Wが安定した状態で積み重ねられるこ
とになるのである。
【0020】なお、以下に示す実施例の積み重ね装置2
00においては、次に示すような作用をも有している。
つまり、この積み重ね装置200においては、図8に示
したように、移動テーブル20の図示右方側部分(単布
製品Wの挟持板42と支持板40とによって挟持されな
い方の側)に固定板71を備えた固定装置70が配置し
てあって、固定板71が次々と送られてくる単布製品W
の端部を図12に示すように押さえたため、各単布製品
Wの上側のWによる「めくり」が防止される。
【0021】この間の作用を、図8を参照して更に詳し
く説明する。まず、一番最初の単布製品Wが移動テーブ
ル20上の所定位置に配置されると、それまで後退して
いた固定板71が支持軸72を中心に回動されて、図8
の(1)に示すように、単布製品Wの端部(図8におい
ては図示右端部)を押圧するのである。そして、二番目
に搬送されてきた単布製品Wは、図8の(1)に示した
ように、その端部が一番目の単布製品Wを押さえている
固定板71上を滑り落ちるのであり、この二番目の単布
製品Wの積み重ね作業によっては一番目の単布製品Wの
右端部に「めくり」が発生することはないのである。そ
して、図8の(2)に示すように、各単布製品Wの端部
が略一致すれば、固定板71が支持軸72を中心に図示
時計方向に回動して、二番目の単布製品Wの端部を一番
目の単布製品Wの端部に直接載置するのである。その直
後に、固定板71が再び単布製品W側へ回動することに
よって、二枚分の単布製品Wの端部を移動テーブル20
上に固定するのである。以上の固定装置70の作動は、
各単布製品Wが搬送されてくる毎行われるのである。
【0022】また、実施例に係る積み重ね装置200に
おいては、移動部材31の移動端直前に位置する基枠1
0の一部にリミットスイッチが設けてあって、このリミ
ットスイッチからの信号に応じて前述した固定装置70
の作動が制御されるとともに、支持板40と挟持板42
とによる単布製品Wの挟持の解除と移動テーブル20の
移動のスピードダウンが制御されるのである。すなわ
ち、支持板40によってこのリミットスイッチが作動さ
れると、このリミットスイッチからの電気的信号によっ
て支持板40自体の移動速度の緩和が図られるととも
に、挟持板42の駆動装置43が反挟持方向に作動して
単布製品Wの挟持を解除するのである。これにより、単
布製品Wにおける移動テーブル20上の所定位置までの
引きずりが完了する直前において、この単布製品Wの挟
持が解れ、これにより各単布製品Wは移動テーブル20
上の所定位置に安全した状態で積み重ねられるのであ
る。
【0023】
【実施例】次に、本発明を、図面に示した実施例につい
て詳細に説明すると、図1には本発明に係る搬送装置1
00を備えた積み重ね装置200が示してある。図1
は、この積み重ね装置200の斜視図を示すものである
が、この積み重ね装置200は、図示しない縫製装置の
搬出側、つまり完成された単布製品Wを受け取る側に配
置される基枠10と、この基枠10に設けたテーブルリ
フター11上に配置される移動テーブル20を備えてい
て、移動テーブル20は、図8に示すように、コロ車2
1を介してテーブルリフター11上の図示左右方向に移
動自在としてある。つまり、テーブルリフター11と移
動テーブル20間には、流体圧シリンダー等の往復装置
が組み付けてあって、この往復装置の作動によって移動
テーブル20が往復動されるのである。なお、基枠10
の図示左方部分には、移動テーブル20がその移動端点
の直前に位置したことを検知するリミットスイッチが設
けてあり、このリミットスイッチは後述する移動装置3
0を構成する移動部材31を作動するものである。
【0024】移動装置30は、図2、図4及び図5に示
すように、基枠10の一側上部にて移動テーブル20と
平行な方向に移動可能に取り付けたもので、本実施例に
おいては、流体圧の流れ等によって基枠10に対して移
動する移動部材31を有したものを採用したものであ
る。そして、この移動部材31には、図6等において示
した作動を挟持板42とともに行う支持板40が、図2
に示したように、一体的に取付けてあって、この支持板
40と移動部材31との間に配置した挟持板42を支持
板40側に設けた駆動装置43によって支持板40に対
して前後動させるように構成してある。
【0025】これらの支持板40及び挟持板42は、後
述する押圧部材50及び受部材60等とともに搬送装置
100を構成するものであり、これらの支持板40及び
挟持板42は、基枠10側に設けた押圧部材50とは違
って、移動部材31とともに、図2の図示左右の往復動
されるものである。つまり、本実施例に係る搬送装置1
00においては、挾んだ単布製品Wをテーブルリフター
11上に搬送するために、単布製品Wを受ける支持板4
0と単布製品Wを押さえる挟持板42とは、移動装置3
0の移動部材31によって移動されるものとなっている
のである。そして、これらの支持板40及び挟持板42
の始動端側、つまり図2における右動端側には、単布製
品Wの端部を受部材60上に押圧支持する押圧部材50
が配置してあり、これらの押圧部材50及び受部材60
は、図3に示したような外観を有しているものである。
【0026】押圧部材50は、図2及び図3に示したよ
うに、移動テーブル20の移動方向と直交する長尺なも
のであり、基枠10側に対して取付られている支持板5
1に上下動可能に支持したものである。そして、この押
圧部材50は、支持板51に設けた複数の駆動装置52
によって上下動されるのであるが、本実施例に係る駆動
装置52は、流体圧、特に空気圧によって作動されるも
のであり、具体的にはエアシリンダである。なお、この
押圧部材50は、これがその上昇端に位置したときに
は、図2に示したように、前述した支持板40より上
方、つまり図6に示した作動中心点80より上方に位置
するものであり、その下面には押圧すべき単布製品Wが
滑らないようにするために、布を貼付する等の加工が施
してある。
【0027】以上の押圧部材50の下方には、この押圧
部材50と同程度の長さを有して押圧部材50に対して
平行となる受部材60が配置してあって、この受部材6
0は、押圧部材50の押動によって、図2に示した位置
から降下するものである。つまり、この受部材60は、
基枠10側に対して取付けられる支持板61に、上下動
可能に支持したものである。そして、この受部材60
は、支持板61に設けた複数の駆動装置62によって上
下動されるのであるが、本実施例に係る駆動装置62
は、押圧部材50側の駆動装置52と同様に、流体圧、
特に空気圧によって作動されるものであり、具体的には
エアシリンダである。なお、この受部材60も、これが
その上昇端に位置したときには、図2に示したように、
前述した支持板40より下方、つまり図6に示した作動
中心点80より僅かに上方に位置するものであり、その
上面には挟持すべき単布製品Wが滑らないようにするた
めに、布を貼付する等の加工が施してある。
【0028】この受部材60は、押圧部材50による単
布製品Wの押下を弾発的に受けるものであり、何等の力
も加えられていないときには、図2に示したような位置
に復帰するものであるが、押圧部材50が下降してくる
ことにより、図6及び図7に示したように、押圧部材5
0との協動によって単布製品Wのヘリ部Waを弾発的に
挟持するものである。そして、この受部材60は、さら
に押下していくる押圧部材50と共に、単布製品Wのヘ
リ部Waを、支持板40及びその挟持板42による次の
挟持を行えるような位置に積極的に移動させるものであ
る。
【0029】なお、以上の押圧部材50及び受部材60
は、高速で作動しなければならないものであり、またこ
の作動も互いが常に平行な状態を維持しながら行わなけ
ればならないものであるから、図3にも示したように、
それぞれの駆動装置52及び62による支持だけでな
く、これらと平行(実際には垂直)な案内部材によって
支持されているものである。勿論、駆動装置52及び6
2の作動は、単布製品Wの当該搬送装置100内への搬
入状況、支持板40やテーブルリフター11等の移動状
況等を検知する図示しないリミットスイッチからの信号
によって制御され、予め設定された作動シークエンスに
従ってなされるものである。
【0030】ところで、本実施例に係る積み重ね装置2
00においては、図7に示すように、移動テーブル20
上に搬送された単布製品Wの他端(支持板40と挟持板
42とによって挟持される端部と反対の端部)を押圧し
て移動テーブル20上に固定するための固定装置70が
設けてある。この固定装置70は、主として単布製品W
の端部を僅かに押圧する固定板71と、この固定板71
を回動させるべく移動テーブル20と平行に基枠10に
組付けた支持軸72と、この支持軸72を回転駆動させ
る駆動装置とを備えている。そして、この駆動装置は、
移動テーブル20の動きに合わせて作動するようにして
ある。つまり、この固定装置70は、移動テーブル20
上に置かれた単布製品Wの端部を、移動テーブル20側
に回転させた固定板71によって移動テーブル20上に
押圧固定するものであり、この固定板71上に位置した
他の単布製品Wの端部を僅かに跳ね上げてから、当該単
布製品Wの端部とともに再度両単布製品Wを移動テーブ
ル20上に押圧固定するものである。
【0031】なお、本実施例においては、図示しない検
出手段(光学的検出手段が多い)によって移動テーブル
20上に積み重ねられた単布製品Wの高さを測定してお
り、この検出手段からの信号に応じて移動テーブル20
の高さ調整、従って移動テーブル20の高さ調整を行う
ようにしてある。換言すれば、この積み重ね装置200
においては、移動テーブル20上に積み重ねられた単布
製品Wの高さに応じてこの移動テーブル20の位置が下
がるものであり、これにより支持板40と挟持板42と
によって挟持された単布製品Wの搬送位置は常に略一定
に保持されるのである。
【0032】また、各実施例における積み重ね装置20
0及びこれを構成している搬送装置100においては、
殆んどの作動は流体圧を利用することにより行うように
したものであり、例えば前述したテーブルリフター11
のための駆動装置、移動テーブル20の往復装置、移動
装置30、駆動装置43、駆動装置52及び62等の駆
動は一つの圧力流体供給源からの流体圧によって行われ
るものである。勿論、これらの往復装置等の機器の作動
時期やシークエンスは、図示しない制御装置によって集
中制御するようにしているものである。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明においては、
上記実施例にて例示した如く、「タオル等の単布製品W
のための縫製装置と単布製品Wを積み重ねるためのテー
ブルリフター11との間に付設されて、縫製装置から送
り出されてきた各単布製品Wを、その先端を挟持したま
まテーブルリフター11上に搬送するようにした搬送装
置100であって、縫製装置の製品出口側に配置されて
間欠的に上下動する押圧部材50と、この押圧部材50
に対向してその下方に配置されて押圧部材50により間
欠的かつ弾発的に押下される受部材60と、押圧部材5
0の下方からテーブルリフター11の前部にまで往復動
するとともに挟着段部41を有する支持板40と、この
支持板40側に設けられてその挟着段部41に向けて前
後動する挟持板42とを備えた」ことにその構成上の特
徴があり、これにより縫製装置から送り出されてきた単
布製品が、刺繍を施したタオル等のような厚手のもので
あっても、これを安定した状態で挟持することができ
て、テーブルリフター側への搬送をも確実に行うことが
できる搬送装置を簡単な構成によって提供することがで
きるのである。
【0034】特に、本発明に係る搬送装置100によれ
ば、各単布製品Wが厚手のものであって、しかもその周
縁に他の部分よりも厚くなったヘリ部Waを有したもの
である場合に、この単布製品Wの一枚毎の挟持を確実に
行うことができるものであり、しかも挟持したまま単布
製品Wをテーブルリフター11上に向けて搬送すること
ができるのであるから、完成された単布製品Wの所定位
置への高速搬送を確実に行うことができるのである。
【0035】そして、本発明の搬送装置100は、この
ような単布製品Wを一定量ずつ交互に積み重ねていくた
めの高速搬送を行なうことができるのであるから、多数
の単布製品Wを安定した状態で積み重ねることができ
て、次の一定量毎の単布製品Wの取り扱いを容易にする
ことができるのである。従って、この搬送装置100を
積み重ね装置200に対して配置することによって、単
布製品Wのための縫製装置それ自体のスピードをより一
層高めることができるのであり、全体としてタオル等の
単布製品Wの製造に大きく貢献することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る搬送装置を備えた積み重ね装置
の斜視図である。
【図2】 図1の1−1線にそってみた搬送装置の部分
拡大側面図である。
【図3】 本発明の搬送装置を構成する押圧部材及び受
部材の正面図である。
【図4】 同搬送装置を構成している支持板の全体を概
略的に示す正面図である。
【図5】 同支持板の要部を示す平面図である。
【図6】 本発明に係る搬送装置の作動を示すものであ
って、単布製品の当該装置内への搬入(イ)から、支持
板及び挟持板による挟持(ニ)までの状態を各段階毎に
示した概略側面図である。
【図7】 同搬送装置の作動を示すものであって、単布
製品の押圧部材及び受部材による挟持を解いた状態
(ホ)から、単布製品の移動テーブル上への載置(ト)
までの状態を各段階毎に示した概略側面図である。
【図8】 積み重ね装置において採用している固定装置
の作動を順を追って示した部分側面図である。
【図9】 積み重ね装置における移動テーブル上に一定
量の単布装置を交互に積み重ねた状態を概略的に示した
側面図である。
【図10】 ヘリ部を有した単布装置の従来の積み重ね
方法を示した概略正面図である。
【符号の説明】
100 搬送装置 10 基枠 11 テーブルリフター 20 移動テーブル 30 移動部材 31 支持板 40 支持板 41 挟着段部 42 挟持板 43 駆動装置 50 挟持板 51 駆動装置 52 駆動装置 60 受部材 61 支持板 62 駆動装置 W 単布装置 Wa ヘリ部 200 積み重ね装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タオル等の単布製品のための縫製装置と
    前記単布製品を積み重ねるためのテーブルリフターとの
    間に付設されて、前記縫製装置から送り出されてきた前
    記各単布製品を、その先端を挟持したまま前記テーブル
    リフター上に搬送するようにした搬送装置であって、 前記縫製装置の製品出口側に配置されて間欠的に上下動
    する押圧部材と、この押圧部材に対向してその下方に配
    置されて前記押圧部材により間欠的かつ弾発的に押下さ
    れる受部材と、前記押圧部材の下方から前記テーブルリ
    フターの前部にまで往復動するとともに挟着段部を有す
    る支持板と、この支持板側に設けられてその挟着段部に
    向けて前後動する挟持板とを備えたものとして構成した
    ことを特徴とする搬送装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04218195A (ja) * 1990-11-30 1992-08-07 Juki Corp 生地の柄合わせ方法及びその装置
JPH05123476A (ja) * 1991-11-08 1993-05-21 Barudan Sooing Mach:Kk 単布製品の積み重ね装置

Patent Citations (2)

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