JPH07124108A - 三弁筒型肛門鏡 - Google Patents

三弁筒型肛門鏡

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JPH07124108A
JPH07124108A JP6232527A JP23252794A JPH07124108A JP H07124108 A JPH07124108 A JP H07124108A JP 6232527 A JP6232527 A JP 6232527A JP 23252794 A JP23252794 A JP 23252794A JP H07124108 A JPH07124108 A JP H07124108A
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JP
Japan
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lens barrel
valve part
anus
valve
anoscope
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JP6232527A
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Kotaro Maeda
耕太郎 前田
Takashi Sugawara
隆 菅原
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YUFU ITONAGA
YUFU SEIKI KK
Original Assignee
YUFU ITONAGA
YUFU SEIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒型検査用肛門鏡では開口部の大きさが限定
され、且つ、挿入補助具を装着したときの段差で患者に
苦痛をあたえる。また、三弁検査用肛門鏡では弁を開く
ときに弁のエッジが患者に負担を与えると共に、きれい
な同心円状の開口部を形成できず、また先端曲形部が邪
魔して開口部を十分に確保できない。これらの欠点を解
消する。 【構成】 拡張可能でしかも回動可能な弁部で筒を形成
し、且つ、握持部との取り付け角を90°以上とし、さ
らに挿入器具先端を弁部先端と段差が生じない構造とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は肛門鏡、さらに詳しくは
三弁筒型肛門鏡(Trivalve Cylindrical Ano-scope)に関
する。
【0002】
【従来の技術】肛門鏡は良く知られたように、鏡筒先端
を肛門に挿入し、鏡筒を介して外部から局部を所見し、
あるいは鏡筒を介して洗浄器具や治療器具を径肛門的に
挿入し、肛門内部の検査,洗浄,治療を行うための補助
器具として用いられる。図3(A)は筒型検査用肛門鏡
(Cylindrical Examination Anoscope)の一例を示す斜視
図であり、1は鏡筒10と握持部11とからなる肛門鏡
本体、2は挿入補助具であり、一方の端部に挿入先端2
0が設けられ、他方の端部に指掛リング21と固定片2
2とが設けられている。
【0003】筒型検査用肛門鏡は以上のような構造にお
いて、使用時には図3(B)に示すように、鏡筒10内
に挿入補助具2を固定片22を用いて装着固定し、この
状態で患者の肛門へ挿入先端部20から除々に挿入し
(図面白抜きの矢印方向)、所定の長さまで挿入し終わ
ると指掛リング22に指を掛けて挿入補助具2を引き抜
き(図面点線の矢印方向)、患者への挿入を終える。こ
のようにして肛門へ挿入されることで、鏡筒10の開口
部を介して肛門内部や直腸を露出し、肉眼的精査,洗
浄,処置を施す。
【0004】しかしながら、この筒型検査用肛門鏡で
は、直視方向すなわち筒鏡先端部にしか開口部が無く、
この開口部だけでは肛門内部や直腸を十分に露出させる
ことができないため、適宜移動させながら精査や処置を
行う必要がある。また、その構造上どうしても図3
(C)に示すように、鏡筒10と挿入先端20との接続
部に段差3ができるため、挿入時に患者に苦痛を与え
る。
【0005】図4(A)は三弁検査用肛門鏡(Trivalve
Examination Anoscope) の全体の構造を示す図で、図に
おいて、41は握持部、42はスライドステー、43は
ゲージ・スクリュー、44はスプリング、45は開口弁
部である。図4(B)は開口弁部45付近を横から見た
図で、弁が閉じている状態を示し、図4(C)は弁が開
いている状態を示す。45a〜45cはそれぞれ弁、4
6は開口部、47は弁の曲形部である。
【0006】三弁検査用肛門鏡は図4に示すように、握
持部41を握ることで、自由状態ではスプリング44に
付勢されて閉じている弁45aと45bとが左右方向に
開くと同時に、スライドステー42が降下し、このステ
ー42の移動に伴って弁45cが下方へ下がり、開口部
46が形成される。すなわち、図4(B)に示すよう
に、弁部45を閉じた状態で肛門内部の所定位置まで弁
部45を挿入し、挿入後に握持部41を握って弁部45
を図4(C)に示すように開くことで開口部46が形成
され、この開口部46を用いて肛門内部の肉眼的精査,
洗浄,処置が行われる。
【0007】この三弁検査用肛門鏡は図4(B)に示す
ように、握持部41に弁部45が直角に取り付けられて
おり、肛門へ挿入後の操作性が悪い。また、各弁の開き
具合は120°づつの間隔で開くのが望ましいが、構造
上図(B)の矢印に示す方向に開き、また弁45a,4
5bがそれぞれ握持部41を延長したステーに固定され
た構造のため、弁部が閉じた状態で具合の良い形状に成
形すると、弁部が開いた状態では理想的な円形の開口部
46が得られなくなる。また、曲形部47を持つ構造の
ため、開口部46がこの曲形部47に邪魔されてしま
い、直視方向の視野が狭くなると共に器具等の挿入が容
易でない。さらに、構造上十分な肛門の拡張ができな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の肛
門鏡は、筒型検査用肛門鏡でも三弁検査用肛門鏡でもそ
れぞれ上述のような欠点があった。この発明はかかる問
題点を解決し、患者の負担を最小限にした使い勝手の良
い三弁筒型肛門鏡を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる三弁筒
型肛門鏡は、肛門を必要なだけ十分に拡張可能でしかも
回動可能な弁部で筒を形成し、且つ、握持部との取り付
け角を90°以上とし、さらに挿入器具先端を弁部先端
と段差が生じないように装着できる構造とした。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1(A)は本発明の三弁筒型肛門鏡の構成を示す
図で、図において、図4と同一符号は同一又は相当部分
を示し、50は拡張弁部であり、50a〜50cはそれ
ぞれ弁、51は弁50a〜50cの回動軸を示す。
【0011】本発明の三弁筒型肛門鏡は拡張可能でしか
も回動可能な弁部で筒が形成される。図1(B)は本発
明の弁50a〜50cの動作状態を説明するための図で
あり、図に示すように、握持部41を握ることで各弁5
0a〜50cが拡張するが、これらの弁は拡張すると、
回動軸51を支点として図面矢印方向に自由に回動可能
となる。本発明はこの弁部50で鏡筒を形成することと
し、したがって従来の筒型検査用肛門鏡と同様な挿入補
助具を用いる。
【0012】図2(A)は挿入補助具6を装着した状態
を示す斜視図であり、この状態で肛門へ挿入先端部60
から挿入する。この場合、本発明では握持部41と鏡筒
を形成する弁部50との成す角θを、90°以上として
いるため、挿入の際も挿入後の操作も極めて容易に行え
るようになる。
【0013】弁部50を肛門内に所定長挿入し終わる
と、握持部41を少し握り、拡張弁部50を少し広げ
る。これは図2(B)に示すように挿入先端60に段差
を持つ挿入補助具6の引き抜きを容易に行わせるためで
ある。挿入先端60に段差61を設けることにより、図
2(A)に示す装着状態で弁部先端52と挿入先端60
とを全くフラットに構成でき、挿入時に患者に与える苦
痛を軽減できる。
【0014】挿入補助具6の引き抜きが終わると、握持
部41を更に握り、拡張弁部50を更に拡張して、弁部
先端52に所望の大きさの同心円状の開口部を形成し、
所望の大きさの開口部を形成した時点でゲージ・スクリ
ュー43で固定する。なお、ゲージ・スクリュー43の
替わりに他のラッチ機構を設けても良い。また、拡張弁
部50を広げると各弁50a〜50cが肛門周囲や腸壁
に接触するため患者に負担がかかることになるが、この
場合でも本発明では図1(B)に示すように弁50a,
50bが自由に回動できる構造のため、その負担を軽減
することができる。また、本発明では、図4に示す従来
の肛門鏡のように、開口後に曲形部で開口が邪魔される
こともなく、きれいな同心円状の視野空間を確保でき、
次の肉眼的精査,洗浄,処置が極めて容易にできるよう
になる。
【0015】なお、上記実施例では、三弁の肛門鏡につ
いて説明したが、本発明は弁の数を三弁に限定するもの
ではなく、肛門を必要なだけ十分に同心円状に拡張でき
るものであれば、4弁あるいは5弁としても良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の三弁筒型肛
門鏡は、患者に与える苦痛や不快感を最小限に押さえ、
且つ、肛門内の肉眼的精査,洗浄,処置を極めて容易に
行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の三弁筒型肛門鏡の構成およびその特徴
を説明するための図である。
【図2】本発明の三弁筒型肛門鏡の使用状態およびその
特徴を説明するための図である。
【図3】筒型検査用肛門鏡を説明するための図である。
【図4】三弁検査用肛門鏡を説明するための図である。
【符号の説明】
6 挿入補助具 50 拡張弁部 50a〜50c 弁 51 回動軸 60 挿入先端 61 段差

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に3つの分割片で構成される鏡
    筒、 握持部が握持されることで連結した上記3つの分割片を
    互いに遊離させ上記鏡筒の径を拡張する鏡筒拡張機構、 挿入先端に段差が設けられ上記鏡筒の先端部にこの挿入
    先端が装着されることでその装着部がフラットになる挿
    入補助具を備え、 上記3つの分割片のうち少なくとも2つの分割片は遊離
    した状態で上記長手方向を軸として回動可能に取り付け
    て上記鏡筒の径を略同心円状に拡張可能な構成とし、 上記鏡筒拡張機構の握持部は上記鏡筒が肛門へ挿入され
    た場合でも握持/開放を支障なく行うよう上記鏡筒と上
    記鏡筒拡張機構の握持部とが所定の角度を以て連結され
    るように構成し、 上記鏡筒に上記挿入補助具を装着して上記鏡筒の所定長
    を患者の肛門内に挿入し、握持部を握持して上記鏡筒を
    拡張して、後ろから上記挿入補助具を抜き取ると共に拡
    張した状態をクランプ機構で固定し、鏡筒先端部に所望
    の大きさの同心円状の開口部を形成して肛門内部の検査
    等を行うことを特徴とする三弁筒型肛門鏡。
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