JPH07122623A - ペレット剥離方法及びペレット剥離装置 - Google Patents

ペレット剥離方法及びペレット剥離装置

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JPH07122623A
JPH07122623A JP26918393A JP26918393A JPH07122623A JP H07122623 A JPH07122623 A JP H07122623A JP 26918393 A JP26918393 A JP 26918393A JP 26918393 A JP26918393 A JP 26918393A JP H07122623 A JPH07122623 A JP H07122623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pellet
adhesive sheet
pellets
push
peeling
Prior art date
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Pending
Application number
JP26918393A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Karikawa
星一 狩川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH07122623A publication Critical patent/JPH07122623A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘着シートに貼付されたペレットを、確実に
且つ安定な姿勢状態で剥離させることのできるペレット
剥離方法及びペレット剥離装置を提案する。 【構成】 粘着シート2に貼付されたダイシング済みの
ペレット1を、そのペレット1の所定方向の一端から他
端に向かって徐々に剥離させ、その他端は粘着シートに
粘着したままにする。粘着シート2に貼付されたダイシ
ング済みのペレット1に対し、そのペレット1の所定方
向に沿って配列された複数の突き上げ部材4(4a〜4
e)を有し、その複数の突き上げ部材4(4a〜4e)
を粘着シート2の裏側から、その粘着シート2を貫通し
てペレット1を突き上げるように移動させことによっ
て、ペレット1を粘着シート2から剥離させるようにし
たペレット剥離装置において、複数の突き上げ部材4
(4a〜4e)は、一端の突き上げ部材4aから他端の
突き上げ部材4eに向かって順次ペレット1を突き上げ
得るように異なる高さに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着シートに貼付され
たダイシング済みのペレットを、粘着シートから剥離す
るペレット剥離方法及びペレット剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体組み立て工程では、ペレッ
トのピックアップは吸着コレット方式が一般的である。
CCD撮像素子の場合は、その表面のセンサー部の保護
のため、粘着シートに貼付されたダイシング済みのペレ
ットを、粘着シートをその裏側から貫通させた複数のニ
ードルで突き上げてから、そのペレットの両側をサイド
チャックで挟持して持ち上げる(ピックアップする)よ
うにしたサイドチャック方式を採用している。
【0003】以下に、ニードル及びそのホルダーの側面
図及び平面図を示す図5を参照して、サイドチャック方
式のペレット剥離方法及びペレット剥離装置の従来例を
説明する。図示を省略するも、ダイシング済みの複数の
細長のペレット(CCDラインセンサー)が所定間隔を
置いて、互い平行になるように粘着シートに貼付された
ものが台の上に載置される。その台の下側に、ニードル
ホルダー5に千鳥状に直立された高さの同じ複数のニー
ドル4′を配し、その複数のニードル4′をその台に穿
設された透孔を通じて、粘着シートをその裏側から貫通
させてペレットを同時に突き上げ、しかる後、そのペレ
ットの両側をサイドチャックで挟持して持ち上げる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのペレットが、極め
て細く且つ極めて長いCCDリニアセンサーの場合は、
同じ高さの複数のニードル4′でペレットを同時に突き
上げると、そのペレットが粘着シートから剥離するとき
に不安定な姿勢をとるため、その後サイドチャックによ
ってそのペレットの両側を挟持して持ち上げようとする
とき、そのペレットが飛んだり、折れたり、取り残され
たり、そのセンサー部を損傷したりする問題があった。
【0005】又、比較的太い複数のニードル4′が千鳥
状に、しかも、2本ずつのニードル4′が近接してニー
ドルホルダー5の植立されている場合は、図4に示す如
く、粘着シート2上に貼付された所望のペレット1を突
き上げようとする場合、その両側のペレット1までも持
ち上ってしまうため、その両側のペレットが邪魔になっ
て、一対のチャック部6a、6bからなるサイドチャッ
ク6によって、所望のペレット1を挟持し得ない場合も
あった。
【0006】かかる点に鑑み、本発明は、粘着シートに
貼付されたペレットを、確実に且つ安定な姿勢状態で剥
離させることのできるペレット剥離方法及びペレット剥
離装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明方法は、
粘着シート2に貼付されたダイシング済みのペレット1
を、そのペレット1の所定方向(例えば、長手方向)の
一端から他端に向かって徐々に剥離させ、その他端は粘
着シート2に粘着されたままにするものである。
【0008】本発明装置は、粘着シート2に貼付された
ダイシング済みのペレット1に対し、そのペレット1の
所定方向(例えば、長手方向)に沿って配列された複数
の突き上げ部材4(4a〜4e)を有し、その複数の突
き上げ部材4(4a〜4e)を粘着シート2の裏側か
ら、その粘着シート2を貫通してペレット1を突き上げ
るように移動させことによって、ペレット1を粘着シー
ト2から剥離させるようにしたペレット剥離装置におい
て、複数の突き上げ部材4(4a〜4e)は、一端の突
き上げ部材4aから他端の突き上げ部材4eに向かって
順次ペレット1を突き上げ得るように異なる高さに設定
されてなるものである。
【0009】かかる本発明装置によれば、複数の突き上
げ部材4(4a〜4e)を粘着シート2の裏側から、そ
の粘着シート2を貫通してペレット1を突き上げるよう
に移動させると、複数の突き上げ部材4a〜4eが順次
ペレット1を突き上げられ、ペレット1が確実に且つ安
定な姿勢状態で粘着シート2から剥離される。
【0010】
【実施例】以下に、ペレット剥離装置の断面図(A)、
(B)を示す図1及びニードル及びそのホルダーの平面
図を示す図2を参照して、本発明の実施例を詳細に説明
しよう。尚、図1(A)、(B)は、ペレット剥離装置
の横断面図及び縦断面図である。
【0011】1はダイシング済みの細長の直方体状のペ
レット(CCDラインセンサー)で、その上面がセンサ
ー部となるように、図4に示す如く互いに平行になるよ
うに粘着シート2の粘着層2a上に貼付されている。
尚、2bは粘着シート2のベースシートである。そし
て、この複数のペレット1が貼付された粘着シート2が
台3の水平な平面の上に載置される。
【0012】この台3の下方には、複数のニードル4
(4a〜4e)が一直線上に等間隔に、且つ、粘着シー
ト2と略直角になるように、ニードルホルダー5の粘着
シート2と略平行な平面上に、等間隔に一直線上に、且
つ、粘着シート2と略直角になるように植立された複数
のニードル4(4a〜4e)が設けられる。このニード
ル4a〜4bは、その高さがニードル4aからニードル
4eに向かうにつれて徐々にその高さが一定長さずつ低
くなるように設定されている。
【0013】このニードルホルダー5に植立された複数
のニードル4(4a〜4e)は、粘着シート2に対し略
直角に上下に一体的に移動可能とされる。そして、台3
には、その複数のニードル4a〜4eが貫通し得る透孔
3aが穿設されている。この台3は、複数の透孔3aを
除いて密閉され、その内部が真空ポンプによって真空排
気されて、粘着シート2が台3上に真空吸着される。
【0014】6は、一対のチャック部6a、6bからな
るサイドチャックで、粘着シート2上のペレット1の上
方に位置している。
【0015】次に、このペレット剥離装置の動作を説明
する。ニードルホルダー5を徐々に上昇させると、ニー
ドル4a、4b、4c、4d、4eがこの順に、台3の
透孔3a及び粘着シート2を貫通して、粘着シート2上
に貼付された破線で示すペレット1を突き上げ、終に
は、全部のニードル4a〜4eがペレット1の下面に接
触し、実線で示すようにペレット1の一端のみが粘着シ
ート2に粘着し、粘着シート2に対し傾斜した状態で、
ニードル4a〜4eの上昇を停止する。このときペレッ
ト1の両側面の中央部は他のペレット1より上方に位置
している。そして、このペレット1の両側面の中央部
を、サイドチャック6の両チャック部6a、6bが挟持
して、そのペレット1持ち上げる。かくして、ペレット
1は剥離シート2から完全に剥離される。
【0016】次に、複数のニードル4a〜4eの高さ
(高さの違い)をどのように設定するかを図3及び図4
を参照して検討する。粘着シート2上に貼付されたペレ
ット1の長さをL、高さをhとする。そして、サイドチ
ャック6の一対のチャック部6a、6bの下端位置6′
が、ニードル4a〜eによって突き上げられている実線
にて示すペレット1の高さhの略半分の位置に来るもの
とする。又、その下端位置6′は粘着シート2に貼付さ
れているペレット1の上面よりmだけ上にあるものとす
る。又、ペレット1のニードル4a〜4eによって突き
上げられているときの粘着テープ2に対する角度をθ°
とする。かくすると、この下端位置6′の粘着シート2
からの高さHは、次式のように表される。
【0017】H=h+m=h/2+(L/2)tan θ°
【0018】この式で、L=33(mm)、h=585
(μm)、m=100(μm)、と置くと、θ=1.3
6°となる。従って、この角度θを用いて、ニードル4
a〜4e間の間隔から、ニードル4a〜4eの高さ(高
さの違い)を設定することができる。ニードル4a〜4
e間の間隔を6mmとすれば、隣接するニードル間の高
さの違いは、142(μm)となる。尚、ペレット1の
幅wは380(μm)、隣接するペレット1との間の間
隔dは30(μm)である。
【0019】この場合、ニードル4(4a〜4e)の寸
法例としては、その直径が0.7mm、先端の角度が1
0°、先端の曲率半径は15μmである。粘着シート2
上に貼付された複数のペレット1の1つを剥離させる場
合、ニードルホルダー5に一直線上に植立され、図4に
示す如く従来例に比べて細い鋭利なニードル4(4a〜
4e)が、ペレット1の長方形の下面の幅方向の中心を
突き上げるので、粘着シート2が台3に吸着されている
ことと相侯って、隣接するペレット1を持ち上げる虞は
殆どない。
【0020】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、粘着シートに
貼付されたペレットを、確実に且つ安定な姿勢状態で剥
離させることのできるペレット剥離方法及びペレット剥
離装置を得ることができる。従って、剥離されるペレッ
トの姿勢が安定し、ペレットの倒れ、飛び、折れ、取り
残し、センサー部の損傷等がなくなり、ペレットの歩留
りの向上、品質の安定、設備可動の安定、作業性の向
上、アシンタクトの短縮等により設備生産性の向上が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明の実施例を示す断面図 (B)本発明の実施例を示す断面図
【図2】実施例のニードル及びそのホルダーを示す平面
【図3】実施例の動作説明図
【図4】実施例及び従来例の比較を示す略線図
【図5】(A)従来例のニードル及びそのホルダーを示
す側面図 (B)従来例のニードル及びそのホルダーを示す平面図
【符号の説明】
1 ペレット 2 粘着シート 2a 粘着層 2b ベースシート 3 台 4(4a〜4e)ニードル 5 ニードルホルダー 6 サイドチャック 6a、6bチャック部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着シートに貼付されたダイシング済み
    のペレットを、該ペレットの所定方向の一端から他端に
    向かって徐々に剥離させ、該他端は上記粘着シートに粘
    着されたままにすることを特徴とするペレット剥離方
    法。
  2. 【請求項2】 上記ペレットがその他端を除いて上記粘
    着シートから剥離した状態で、該ペレットの両側を挟持
    して持ち上げるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のペレット剥離方法。
  3. 【請求項3】 粘着シートに貼付されたダイシング済み
    のペレットに対し、該ペレットの所定方向に沿って配列
    された複数の突き上げ部材を有し、該複数の突き上げ部
    材を上記粘着シートの裏側から、該粘着シートを貫通し
    て上記ペレットを突き上げるように移動させことによっ
    て、上記ペレットを上記粘着シートから剥離させるよう
    にしたペレット剥離装置において、 上記複数の突き上げ部材は、一端の突き上げ部材から他
    端の突き上げ部材に向かって順次上記ペレットを突き上
    げ得るように異なる高さに設定されてなることを特徴と
    するペレット剥離装置。
  4. 【請求項4】 上記ペレットがその一端部を除いて上記
    粘着シートから剥離した状態で、上記ペレットの両側を
    挟持して持ち上げる挟持手段を設けたことを特徴とする
    請求項3記載のペレット剥離装置。
JP26918393A 1993-10-27 1993-10-27 ペレット剥離方法及びペレット剥離装置 Pending JPH07122623A (ja)

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JP (1) JPH07122623A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015046517A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 パナソニック株式会社 基板の剥離装置
CN106783723A (zh) * 2015-11-20 2017-05-31 富士施乐株式会社 把持装置、元件的制造方法、基板装置的制造方法
WO2022176007A1 (ja) * 2021-02-16 2022-08-25 株式会社Fuji 突上装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015046517A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 パナソニック株式会社 基板の剥離装置
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