JPH07122046A - 自動編集装置 - Google Patents

自動編集装置

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JPH07122046A
JPH07122046A JP5267418A JP26741893A JPH07122046A JP H07122046 A JPH07122046 A JP H07122046A JP 5267418 A JP5267418 A JP 5267418A JP 26741893 A JP26741893 A JP 26741893A JP H07122046 A JPH07122046 A JP H07122046A
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JP
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point
edit
editing
image
player
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Application number
JP5267418A
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English (en)
Inventor
Masami Tsubaki
雅美 椿
Junichi Nagahara
潤一 永原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イン点の前後を画像として目盛りを付して拡
大して表示すると共に、再生時にこの画像上に現在のテ
ープの位置を反映することで、オペレータに簡単、且
つ、分かりやすい編集環境を提供し、編集精度及び作業
効率を大幅に向上できるようにする。 【構成】 テープカセットを再生するプレーヤトランス
ポート16と、イン点の前後を画像として表示し、イン
点の編集点の前後に時間を示す目盛りを表示すると共
に、プレーヤトランスポート16で再生したときに画像
上において再生位置を示す画像を表示するCPU10、
バス11、ROM12、RAM13、出力ポート27、
表示回路28及びディスプレイ29とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば手軽にオーディ
オ信号の自動編集を実行できるようにした編集装置等に
適用して好適な自動編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号の編集はコンパクトテー
プカセットを使用したカセットテープレコーダ、いわゆ
るオープンリールテープを使用したテープレコーダ、D
AT(ディジタル・オーディオ・テープレコーダ)等で
行われている。何れの機器を用いても、オーディオ信号
の編集は、再生側の機器からの再生信号の内、所望の再
生信号のみを記録側の機器にセットした記録媒体に所望
の状態(時間的、或いは各種効果を伴って)で記録する
ことによって行われている。例えば、コンパクトディス
クをCDプレーヤで再生し、再生した曲の内、所望の曲
(或いは音声)だけを選択して記録媒体に記録するのも
編集といえよう。
【0003】ここでいう編集は、もう少し高度なもので
あり、既に説明したように、再生側の機器からの再生信
号の内、所望の再生信号を記録側の機器にセットした記
録媒体に所望の状態(時間的、或いは各種効果を伴っ
て)で記録することである。
【0004】編集装置としては例えば図18或いは図1
9に示すようなものがある。以下、図18、図19の順
に従来の編集装置について説明する。
【0005】図18に示す編集装置は、例えばDAT
(ディジタル・オーディオ・テープレコーダ)等のプレ
ーヤ1が編集卓3に接続され、同様にDAT等のレコー
ダ2が編集卓3に接続され、スピーカ5が編集卓3のオ
ーディオ信号出力端子に接続されて構成される。また、
編集卓3は図に示すように、プレーヤ用キーボード4
P、編集用キーボード4E及びレコーダ用キーボード4
Rを有する。
【0006】図19に示す編集装置は、図18と同様の
プレーヤ1が編集卓6に接続され、レコーダ2が編集卓
6に接続され、スピーカ5が編集卓6のオーディオ信号
出力端子に接続されて構成される。また、編集卓6は図
に示すように、スイッチ類の共用化のために簡略化され
たプレーヤ/編集/レコーダ用キーボード6a及びプレ
ーヤ1とレコーダ2の切り換えを行うためのモード切り
換えスイッチ6bを有する。
【0007】図18及び図19に示したような編集装置
を使用してオーディオ信号を編集する際には通常、次の
ような手順でその編集作業が行われる。
【0008】先ず、レコーダ2に記録媒体(テープカセ
ット)をセットして記録待機モード(ポーズ:記録一時
停止)にする。プレーヤ1には編集すべき素材、例えば
テープカセット等をセットし、編集ポイントを探す。こ
の編集ポイントは使用者がプレーヤ用キーボード4Pを
用いてプレーヤ1を制御して再生させ、その再生音声を
スピーカ5から出力した音を聴くことによって行うこと
になる。
【0009】ここで、編集ポイントは記録すべき最初の
ポイント(イン点)から最後のポイント(アウト点)ま
でとする。編集ポイントを探したら、プレーヤ1を再生
状態、レコーダ2を記録状態にし、且つ、プレーヤ1と
レコーダ2の同期をとりながらオーディオ信号をレコー
ダ2で記録する。そしてアウト点に達したらプレーヤ1
及びレコーダ2の動作を停止させる。
【0010】このようにして1つのオーディオ信号に対
する編集が行われる。以降、同様な手順で必要なだけ編
集作業を繰り返すことによって、編集済みテープカセッ
トを得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述から明かなよう
に、図19に示した編集装置では、プレーヤ1とレコー
ダ2の切り換えをモード切り換えスイッチ6bで行わな
ければならず、編集作業を煩雑にしてしまうという不都
合があった。
【0012】また、編集を行うためには、編集ポイント
のサーチ、プレーヤ1の再生開始とレコーダ2の記録開
始、プレーヤ1の再生停止とレコーダ2の記録停止とい
った殆ど手動といえるような処理を編集ポイント毎に行
わなければならないので、編集処理が複雑になると共
に、手動といえるような処理を行うことになるので編集
作業にある程度精通している人でないと目的とするよう
な編集結果を得ることができないという不都合があっ
た。
【0013】本発明はこのような点を考慮してなされた
もので、編集操作及び作業を簡単すると共に、編集時間
を短縮させ、しかも精度の高い編集を行うことのできる
自動編集装置を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の編集点
の前後を画像として表示すると共に、第1の編集点の前
後に時間を示す目盛りを表示する表示手段10、11、
12、13、27、28、29と、記録媒体を再生する
再生手段16、17と、再生手段16、17で再生した
際に、画像上において再生位置を示す画像を表示する再
生位置表示手段10、11、12、13、27、28、
29と、第2の編集点を決定する決定手段24、26、
10、11、12、13とを有するものである。
【0015】更に本発明は上述において、再生手段1
6、17で記録媒体を再生したときに、第1の編集点の
前後を示す画像上において第1の編集点及び現時点の再
生位置間を示す表示を行うようにしたものである。
【0016】また本発明は、イン点及びアウト点を決定
する決定手段10、11、12、13、24、25、2
6と、この決定手段10、11、12、13、24、2
5、26によって決定されたイン点及びアウト点間の編
集区間を示す画像を表示する表示手段10、11、1
2、13、27、28、29と、イン点またはアウト点
を選択する選択手段10、11、12、13、24、2
5、26と、この選択手段10、11、12、13、2
4、25、26によって選択されたイン点またはアウト
点に記録媒体を移動する移動手段10、11、12、1
3、14、15、16と、この移動手段10、11、1
2、13、14、15、16で移動されたイン点または
アウト点から再生を行う再生手段16、17と、この再
生手段16、17で再生している記録媒体上の位置を画
像上において示す位置表示手段10、11、12、1
3、27、28、29と、イン点またはアウト点を再度
指定する指定手段10、11、12、13、24、2
5、26とを有するものである。
【0017】更に本発明は上述において、移動手段1
0、11、12、13、14、15、16によってイン
点またはアウト点に移動した際に、記録媒体における編
集区間及びイン点またはアウト点を示す画像を表示する
ようにしたものである。
【0018】更に本発明は上述において、再生手段1
6、17で再生する際に、イン点またはアウト点の前後
を示す画像を表示し、少なくとも拡大し、時間を示す目
盛りを施すようにしたものである。
【0019】
【作用】上述せる本発明の構成によれば、表示手段1
0、11、12、13、27、28、29により、第1
の編集点の前後を画像として表示すると共に、第1の編
集点の前後に時間を示す目盛りを表示し、記録媒体を再
生手段16、17で再生した際に、画像上において再生
位置を示す画像を再生位置表示手段10、11、12、
13、27、28、29で表示し、決定手段24、2
6、10、11、12、13によって第2の編集点を決
定する。
【0020】更に上述において本発明の構成によれば、
再生手段16、17で記録媒体を再生したときに、第1
の編集点の前後を示す画像上において第1の編集点及び
現時点の再生位置間を示す表示を行う。
【0021】また上述せる本発明の構成によれば、イン
点及びアウト点を決定手段10、11、12、13、2
4、25、26で決定し、これによって決定されたイン
点及びアウト点間の編集区間を示す画像を表示手段1
0、11、12、13、27、28、29で表示し、イ
ン点またはアウト点を選択手段10、11、12、1
3、24、25、26で選択し、この選択手段10、1
1、12、13、24、25、26によって選択された
イン点またはアウト点に記録媒体を移動手段10、1
1、12、13、14、15、16で移動させ、この移
動手段10、11、12、13、14、15、16で移
動されたイン点またはアウト点から再生手段16、17
で再生を行い、この再生手段16、17で再生している
記録媒体上の位置を位置表示手段10、11、12、1
3、27、28、29によって画像上において示し、イ
ン点またはアウト点を指定手段10、11、12、1
3、24、25、26で再度指定するようにする。
【0022】更に上述において本発明の構成によれば、
移動手段10、11、12、13、14、15、16に
よってイン点またはアウト点に移動した際に、記録媒体
における編集区間及びイン点またはアウト点を示す画像
を表示するようにする。
【0023】更に上述において本発明の構成によれば、
再生手段16、17で再生する際に、イン点またはアウ
ト点の前後を示す画像を表示し、少なくとも拡大し、時
間を示す目盛りを施すようにする。
【0024】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明自動編集装置
の一実施例について詳細に説明する。
【0025】この図1において、10はCPU、11は
バス(アドレス、コントロール、データバスからな
る)、12は後述するフローチャートで示す各種プログ
ラムデータやパラメータデータ等を記憶したROM、1
3はROM12に記憶したプログラムデータで行う各種
処理によるワーク用としてのRAMである。
【0026】14はインターフェース回路で、このイン
ターフェース回路14を通じてバス11にコントローラ
15を接続する。このコントローラ15はプレーヤトラ
ンスポート16をCPU10の制御に基いて制御するた
めのものである。プレーヤトランスポート16には、例
えばDAT(ディジタル・オーディオ・テープレコー
ダ)を用いる。17はこのプレーヤトランスポート16
で再生された信号を処理するプレーヤ信号処理回路であ
る。
【0027】18はインターフェース回路で、このイン
ターフェース回路18を通じてバス11にコントローラ
19を接続する。このコントローラ19はレコーダトラ
ンスポート21をCPU10の制御に基いて制御するた
めのものである。レコーダトランスポート21には、例
えばDAT(ディジタル・オーディオ・テープレコー
ダ)を用いる。20はサーボ/駆動系であり、例えばプ
レーヤトランスポート16とレコーダトランスポート2
1の同期をとるために用いる。
【0028】22はレコーダトランスポート21にセッ
トしたテープカセットに記録用信号処理回路23からの
記録すべき信号を処理するためのレコーダ信号処理回路
である。つまり、プレーヤ信号処理回路17からの再生
信号をレコーダトランスポート21にセットしたテープ
カセットに記録する際に、CPU10の制御によって記
録信号処理回路23においてタイミングをとり、この後
レコーダ信号処理回路22において記録用の各種処理
(DAT等で一般的に行われているインターリーブや誤
り訂正符号付加処理等)を施すようにする。
【0029】24は入力ポートであり、図に示すよう
に、この入力ポート24を介してバス11にジョグダイ
アル25とキーボード26を接続する。ジョグダイアル
25は例えばプレーヤトランスポート16にセットした
テープカセットにおける編集ポイント等をサーチするた
め等に使用し、キーボード26は後述するオーディオエ
ディットリスト等の作成やプレーヤトランスポート16
及びレコーダトランスポート21のコントロール{再
生、一時停止、キュー、レビュー、記録、リワインド
(REW)、ファーストフォワード(FF)等}を行う
ために使用する。
【0030】27は出力ポートであり、図に示すよう
に、この出力ポート27を介してバス11に表示回路2
8及びディスプレイ29を接続する。ディスプレイ29
としては例えばEL(エレクトロ・ルミネッセンス)、
CRT、LCD、プラズマディスプレイ等を用いる。つ
まり、CPU10によって生成した(勿論、ROM12
に記憶してある画像データに基いたものである)画像デ
ータを出力ポート27を介して表示回路28に供給し、
この表示回路28によってディスプレイ29の表示面上
に表示する。
【0031】図1に示す自動編集装置を簡単に説明する
と、ジョグダイアル25及びキーボード26を操作する
ことによって、プレーヤトランスポート16にセットし
たテープカセットを再生して編集ポイントをサーチする
と共に、プレーヤトランスポート16にセットしたテー
プカセットのどのタイムコードの位置からどのタイムコ
ードの位置までのオーディオ信号をレコーダトランスポ
ート21にセットしたテープカセットに記録するかを示
す編集ファイル(本例ではオーディオエディットリスト
と称することとする)をディスプレイ29に表示しなが
ら作成し、CPU10によって、作成したオーディオエ
ディットリストに従って自動的にプレーヤトランスポー
ト16にセットしたテープカセットに記録されている指
定素材をレコーダトランスポート21にセットしたテー
プカセットに記録して編集するようにしたものである。
【0032】尚、図1に示した自動編集装置は例えばラ
ップトップ型等のような一体型のものでも、また、単体
のプレーヤ、レコーダ、コントローラをケーブルで接続
したシステムタイプのものでも良い。一体型の場合は再
生音声をモニタしなければならないので、図1において
はその図示を省略したが、例えばヘッドフォン端子を設
けてヘッドフォンを接続し、接続したヘッドフォンでモ
ニタしたり、オーディオ出力端子を設けて外部アンプ及
び外部スピーカを接続し、外部スピーカでモニタした
り、或いはスピーカを内蔵させ、内蔵させたスピーカで
モニタするようにしても良い。システムタイプとする場
合は、アンプ及びスピーカ、或いはヘッドフォンによっ
てモニタすれば良い。
【0033】ここで、プレーヤトランスポート16及び
レコーダトランスポート21は夫々リールモータ、ドラ
ムモータ、キャプスタンモータ、メカデッキ及びリール
を何回回転させたかを検出するためのセンサで構成す
る。また、レコーダ信号処理回路22は上述した通常の
信号処理の他に、プレーヤトランスポート16にセット
したテープカセットから再生した再生オーディオ信号を
レコーダトランスポート21にセットしたテープカセッ
トに記録する際に次のような処理を行う。
【0034】つまり、上述したオーディオエディットリ
ストで指定したアウト点よりも多めに記録を行い、その
最後の部分を自動的に再生して図示しない内部のメモリ
に記憶し(或いは、記録時にそのまま記憶し)、次にプ
レーヤトランスポート16から再生オーディオ信号が供
給されるときに、その再生オーディオ信号とメモリから
読み出した読み出しオーディオ信号をクロスフェードし
た上でレコーダトランスポート21にセットしたテープ
カセットに記録するという処理を行う。
【0035】図1に示した自動編集装置は、キーボード
26から電源投入時のモードを設定することができるよ
うにしている。例えば電源投入時に、「オーディオエデ
ィットリスト」を作成するモードにしたい場合は、後述
する「コンフィグレーション」モードの設定画面上で電
源投入時のモードを設定することにより、RAM13、
或いは別途設けるEEPROMやバッテリバックアップ
RAM等(何れも図示せず)に設定情報を記憶させれば
良い。このようにした場合は、電源投入後、CPU10
は設定情報からモードを認識し、認識したモードで立ち
上がるようになる。
【0036】また、本例においては、キーボード26に
「動作モード」キーを設け、この「動作モード」キーを
押圧した場合に、動作させるモードを選択するための画
像データ(例えばウインドウ等)をディスプレイ29に
出力するようにする。
【0037】ここで、図9を参照してモードを選択する
ための画像(モードセレクト画像と称することとする)
について説明する。図9においてD0が例えば上述した
「オーディオエディットリスト」、D1がモードを選択
するための画像であり、この例においては、「オーディ
オエディットリスト」の画像データD0をディスプレイ
29上に表示しているときに、「動作モード」キーがオ
ペレータによって押圧された場合の表示状態を示してい
る。
【0038】オペレータがキーボード26を用いて指定
するのはモードセレクト画像D1上である。このモード
セレクト画像D1に示すように、本例においては、自動
編集装置のモードとして、「0.CANCEL」、
「1.AUDIO EDIT(Graphic)」、
「2.AUDIO EDIT(List)」、「3.I
DEDIT」、「4.DUBBING」、「5.ERR
ORLIST」、「6.FILE」、「7.CONFI
GURATION」の8つのモードを設ける。
【0039】「0.CANCEL」は、例えば一旦設定
した状態を取り消し、元の状態に戻すためのモード、
「1.AUDIO EDIT(Graphic)」は後
述するオーディオの編集を行う際に、編集に必要な時間
情報等をグラフィック表示するモード、「2.AUDI
O EDIT(List)」は後述するオーディオの編
集を行う際に、編集に必要な時間情報等を数値で表示す
るモード、「3.IDEDIT」は後述するIDの編集
を行うためのモード、「4.DUBBING」は自動的
にプレーヤトランスポート16を再生させ、レコーダト
ランスポート21を記録させてダビングを行うモード、
「5.ERROR LIST」は各編集によって作成し
たリスト、例えばオーディオエディットリストやIDエ
ディットリストに基いて処理を実行したときに、記録媒
体の状態悪化による処理エラーの時間軸上の位置等を検
出して、エラーの位置をタイムコードで表示するための
モード、「6.FILE」はオーディオエディットリス
トやIDエディットリストを記憶媒体(図1においては
ドライブの図示を省略するが、例えばハードディスク、
フロッピーディスク、光ディスク、ICカード等)に記
憶させたり、読み出したりするためのモード、「7.C
ONFIGURATION」は機器の初期設定、例えば
上述した電源投入時のモードの設定やサンプリング周波
数等の設定を行うためのモードである。
【0040】画像データD1に示す8つの項目を例えば
キーボード26のカーソルキー等で指定すると、図に示
すように、指定した項目が枠で囲まれる。図においては
「0.CANCEL」の項目が枠に囲まれており、この
場合はこの項目が選択されていることになる。図中「h
it ENTER to change mode」と
あるように、この状態でキーボード26のエンターキー
(或いはリターンキー等)を押すと、選択されている項
目が示すモードに移行することになる。
【0041】ここで、図2及び図3を参照して図1に示
した自動編集装置に電源を投入してから上述した各モー
ドに移行するまでの流れを説明する。尚、本例において
は「1.AUDIO EDIT(Graphic)」
(本発明に直接関係するモードである)と「ID ED
IT」モードについてのみ説明する。
【0042】図1に示した自動編集装置に電源が投入さ
れると、ステップS1に移行し、動作モードキーが押圧
されたか否かを判断し、「YES」であればステップS
2に移行し、「NO」であればステップS4に移行す
る。
【0043】ステップS2ではモードセレクト画像D1
を表示する。そしてステップS3に移行する。つまり、
図9に示したモードセレクト画像D1がディスプレイ2
9上に表示される。
【0044】ステップS3ではキー入力を受け付ける。
そしてステップS4に移行する。つまり、図9に示した
画像上におけるキーボード26の「カーソル」キーによ
る項目選択の入力、この後に押圧される「ENTER」
キーによる入力を受け付ける。
【0045】ステップS1において「動作モード」キー
が押圧されていないと判断した場合にはステップS4に
移行し、ステップS4においてオーディオエディットモ
ードか否かを判断し、「YES」であればステップS1
00に移行し、「NO」であればステップS6に移行す
る。
【0046】ステップS100では図3〜図7のフロー
チャートで示すオーディオエディットモードによる各種
処理を実行する。そして再びステップS1に移行する。
【0047】ステップS6においてはIDエディットモ
ードか否かを判断し、「YES」であればステップS2
00に移行し、「NO」であればステップSAnに移行
する。
【0048】ステップS200では図8のフローチャー
トで示すIDエディットモードによる各種処理を実行す
る。そして再びステップS1に移行する。
【0049】ステップSAnは図9に示した8つのモー
ドの内、「1.AUDIO EDIT(Graphi
c)」及び「ID EDIT」モード以外のモードを仮
に示すものである。従って、符号をSAn(AnはAn
otherの意味で付している)とし、これら2つのモ
ードと区別している。
【0050】次に、図3〜図7を順次参照してオーディ
オエディットモードについて説明する。
【0051】オーディオエディットモードの場合、図3
のフローチャートに示すステップS110に移行する。
このステップS110ではオーディオエディットリスト
作成モードか否かを判断し、「YES」であればステッ
プS120に移行し、「NO」であればステップS17
0に移行する。勿論、オーディオエディットリスト作成
モードに移行するには、図示しない指定画像上におい
て、キーボード26を用いて入力して指定することにな
る。
【0052】ステップS120ではオーディオエディッ
トリストを作成するための各種処理を行う。そしてこの
図3に示すルーチンを抜け、再び図2に示すフローチャ
ートのステップS1に移行する。
【0053】ステップS170ではオーディオ自動編集
を行うための各種処理を行う。そしてこの図3に示すル
ーチンを抜け、再び図2に示すフローチャートのステッ
プS1に移行する。
【0054】次に、図4及び図5を参照して図3に示し
たステップS120、つまりオーディオエディットリス
ト作成ルーチンについて説明する。
【0055】先ずステップS121においてはトランス
ポート操作指令が有るか否かを判断し、「YES」であ
ればステップS122に移行し、「NO」であればステ
ップS123に移行する。つまり、テープカセット装填
後にキーボード26のキー入力によるプレーヤトランス
ポート16の動作、例えばプレー、キュー、ストップ等
の指令が有るか否かを判断する。
【0056】ステップS122ではプレーヤトランスポ
ート16の動作処理を行う。そしてステップS123に
移行する。つまり、インターフェース回路14を介して
コントローラ15に指令を発行し、コントローラ15に
プレーヤトランスポート16を制御させ、プレーヤトラ
ンスポート16を動作させる。
【0057】トランスポート入力がない場合は、ステッ
プS123に移行し、プレーヤトランスポート16の動
作モードを表示する。そしてステップS124に移行す
る。つまり、プレーヤトランスポート16の動作状態、
例えば、プレイ(再生)、ストップ(停止)、ポーズ
(一時停止)、キュー、レビュー等を示す表示を行う。
【0058】ステップS124ではプレーヤテープ位置
演算表示処理を行う。そしてステップS125に移行す
る。つまり、装填されたテープカセットの最大記録時間
と停止状態のときのテープの位置及び停止状態における
テープデータの読み取り処理及び表示を行う。
【0059】図10は停止状態におけるその表示例であ
り、この図10において、四角形で囲まれた「1」及び
矢印と矢印が示す破線で構成される画像データD2は、
「1」が最初のカット(編集区間)であることを示し、
右向きの白抜きの矢印は未決定のイン点を示している。
【0060】「PLAYER STOP」の文字で構成
される画像データD3は、プレーヤトランスポート16
の動作モード(この例では停止)を示している。
【0061】D4はテープカセットに記録されているデ
ータを読み取った結果を示し、この例では、「48KH
z EMP:OFF」と「TC01:29:03:1
1」の文字の画像データで構成され、サンプリング周波
数が48KHz、プリエンファシスがオフ、タイムコー
ドが示す時間が1時間29分3秒11フレームを意味す
る。
【0062】テープカセットの記録時間を示す文字(こ
の例では「120min」)、バーグラフ及び現在位置
を示すポインタPで構成される画像データD5は、セッ
トされているテープカセットの記録再生可能時間を演算
処理した結果を示すものである。
【0063】記録再生可能時間の算出方法としては、例
えばテープカセットがプレーヤトランスポート16やレ
コーダトランスポート21にセットされたときに、CP
U10の制御によって自動的に再生状態にし、供給側リ
ールをどのくらい回転させて巻取りリールをどのくらい
回転させるかによって算出することができる。
【0064】また、この図10から分かるように、「A
UDIO EDIT」の画面の右下部分にはチャンネル
CH1及びCH2に対応させてレベルインディケータ
を、最も下の部分に図示しないキーボード26のファン
クションキーに対応させたファンクションモードを示す
表示を行うようにする。
【0065】図11はプレーヤトランスポートの動作モ
ードが「キュー」モードの場合について示している。こ
の図に示すように、「キュー」のモードのときには、
「キュー」を示す「PLAYER CUE」及び「−X
3」の文字で構成される画像データD6を表示する。
「キュー」や「レビュー」は例えばカット(1編集区間
のオーディオエディットデータをカットと称することと
する)を探すために用いられる。
【0066】また、この図11において、D7はテープ
の走行速度を視覚的に示すためのグラフであり、つまり
この例ではキュー動作を−3倍速で行っていることを
「−X3」の文字と、この「−X3」の文字の右隣のグ
ラフで示している。図に示すように、グラフの画像デー
タD7は通常の走行速度(例えば再生速度)を“0”と
して示し、この“0”の位置の前後を夫々5段階で区切
り、現在の走行速度に対応して区切った領域を塗りつぶ
すようにする。この例では左方向の3つの領域がドット
で塗りつぶされているので、上述したように、−3倍速
を示すことになる。
【0067】また、「48KHz EMP:OFF」、
「TC01:25:02:02」の文字からなる画像デ
ータD8は、現在の位置のタイムコードとサンプリング
周波数、プリエンファシスの情報を示すものである。こ
の例においては、サンプリング周波数48KHz、プリ
エンファシスオフ、現在の位置のタイムコード1時間2
5分2秒2フレームを示している。
【0068】また、画像データD6の下部に表示してい
る「CURRENT TIME −00H 04M 01S
」は、テープカセットをプレーヤトランスポート16
にセットしたときの位置を“00H 00M 00S ”
とした場合に、その位置からどのくらいの時間進めた
か、或いは戻したかを時間で示すための表示である。こ
の例においては、テープの位置がテープカセットをセッ
トしたときの位置から時間にして逆方向(巻戻し方向)
に4分1秒の位置にあることを示している。
【0069】画像データD9は現在の再生レベルを示す
ものであり、この例では、チャンネルCH1のレベルが
略−45dB、チャンネルCH2のレベルが略−34d
Bであることを示している。
【0070】バーグラフD10とポインタPは、“0”
で示す初期位置からキューによって戻っていることをバ
ーグラフD10に対するポインタPの指示位置によって
示している。
【0071】さて、ステップS125ではテープデータ
読み取り演算表示処理を行う。そしてステップS126
に移行する。つまり、プレーヤトランスポート16にセ
ットしているテープカセットからタイムコード等のデー
タを読み取り、読み取ったタイムコードデータに基いて
記録再生可能時間を演算し、その結果を図11に示すよ
うにバーグラフに現在位置を示すポインタPを添えて表
示する。
【0072】ステップS126ではイン点の指定がある
か否かを判断し、「YES」であればステップS127
に移行し、「NO」であればステップS129に移行す
る。つまり、キーボード26の図示しない「編集ポイン
ト設定」キー(イン点及びアウト点を指定するためのキ
ー)が押圧されたか否かを判断する。図10及び図11
に示す例においては、画像データD2の矢印が右を向い
ているので、イン点が指定されていないことを示す。
【0073】ステップS127ではイン点テープデータ
演算処理を行う。そしてステップS128に移行する。
つまり、上述した「編集点設定」キーが押圧されたとき
のタイミングでプレーヤトランスポート16にセットさ
れているテープカセットからタイムコードを読み取り、
読み取ったタイムコードをイン点のタイムコードとす
る。
【0074】ステップS128ではイン点表示処理を行
う。そしてステップS129に移行する。
【0075】ステップS129ではテープ拡大表示処理
を行う。そしてステップS130に移行する。ここで、
テープ拡大表示処理は、後述するが、決定された編集点
の前後を画像上において拡大して分かりやすく表示する
ことである。
【0076】図12にイン点をジョグダイアル25でサ
ーチして指定したときの表示例を示す。ジョグダイアル
25を使用して再生を行っている場合は、図に示すよう
に「PLAYER JOG」と表示される。この図にお
いてD11がキーボード26の「編集点設定」キーを押
圧したときに表示される画像データであり、この図に示
すように、イン点未設定のときに画面上において右方向
を向いていた矢印(図10及び図11参照)が、左方向
を向いた表示状態となっている。この矢印が左方向を向
いた表示状態は、次に決定すべき編集点がアウト点とな
ったことをも示している。また、画像データD11の矢
印が示す線、この線の上部の「▼」及びこの線の下部の
“0”はオーディオエディットリストの1つのカットに
最初の編集点が登録されたことを示す。
【0077】つまり、画像データD11の矢印が左方向
を向いた表示状態となっているときは、イン点が指定さ
れたことを示す。また、イン点が指定されたときには、
図に示すように「48KHz EMP:OFF LEV
EL OFFSET」及び「TC01:11:11:0
2」の文字からなる画像データD12が表示される。こ
の例においては、サンプリング周波数48KHz、プリ
エンファシスオフ、1時間11分11秒2フレームを示
している。
【0078】また、この図12に示すバーグラフD13
とポインタPは、画像データD11の線、「▼」及び
“0”で示す位置付近を拡大して示したものであり、こ
のバーグラフD13はテープを意味する。テープを意味
するバーグラフD13の左端には「ZOOM」の文字を
表示して、このバーグラフD13が拡大表示したもので
あることを示している。
【0079】図に示すように、バーグラフD13の
“0”の位置にはポインタPが表示されている。このポ
インタPの示す位置(イン点)が画像データD11の
「▼」が示す位置に対応するものである。この例におい
ては、バーグラフD13の目盛りは1分毎になってい
る。このような目盛り付きの拡大表示はアウト点がオペ
レータによって決定されるまで行われる。
【0080】イン点を指定した後は次の編集点であるア
ウト点を指定することになるが、アウト点を探すために
は図12に示す画面のときに、キーボード26でプレー
ヤトランスポート16をプレー状態(或いはジョグダイ
アル25による再生でも良い)にする必要がある。
【0081】図12に示す画面がディスプレイ29に表
示されている状態で、オペレータがキーボード26を介
してプレーヤトランスポート16を再生状態にすると、
ディスプレイ29には図13に示すような画像が表示さ
れる。
【0082】図13において、D14は図12と同様、
イン点付近を拡大したバーグラフの画像データであり、
図に示すように、ポインタPはバーグラフの正方向の
“2”の目盛りと“3”の目盛りの略中間の位置を示
し、更に、イン点の位置“0”から正方向の“2”の目
盛りと“3”の目盛りの略中間の位置までドットで塗り
つぶされている。
【0083】これは、イン点から再生を開始したときの
現在のテープの位置を示すものである。即ち、イン点か
ら正方向に2分30秒の位置まで再生していることをポ
インタP及び塗りつぶしたドットで示し、視覚的に現在
の再生位置を分かりやすくしている。
【0084】また、「PLAYER PLAY」は上述
したように、現在プレーヤトランスポート16が再生中
であることを示すと共に、この下部に表示されている
「CURRENT TIME 00H 02M 30S 」は
イン点から現在まで2分30秒再生していることを示
す。オペレータはこの図13に示すような画像を見ると
共に、図1においてはその図示を省略しているが再生音
声を聴きながらアウト点を決定することになる。
【0085】さて、ステップS130においてはアウト
点が指定されたか否かを判断し、「YES」であればス
テップS131に移行し、「NO」であればステップS
136に移行する。つまり、キーボード26の「編集点
設定」キーがオペレータによって押圧されたか否かを判
断する。
【0086】ステップS131ではアウト点テープデー
タ演算処理を行う。そしてステップS132に移行す
る。つまり、オペレータが「編集点設定」キーを押圧し
た時点のタイムコードを読み取り、読み取ったタイムコ
ードをアウト点として記憶する。
【0087】ステップS132では編集区間の演算処理
を行う。そしてステップS133に移行する。つまり、
先に指定したイン点及び今回指定したアウト点間の時間
を算出する。
【0088】ステップS133では編集リスト、即ち、
オーディオエディットリスト表示処理を行う。そしてス
テップS134に移行する。
【0089】図14はステップS133において表示さ
れるオーディオエディットリストの例であり、この図1
4において、D15は四角形で囲まれた「1」、ドット
で塗りつぶされたバーグラフ、「▼」及び黒く塗りつぶ
された矢印からなる画像データであり、この画像データ
D15は、最初のアウト点が指定された場合の表示状態
であり、ドットで塗りつぶされたバーグラフがイン点か
らアウト点までを示し、黒く塗りつぶされた矢印がこの
カットが既に値が設定されていることを示し、バーグラ
フの「▼」が最初に指定したアウト点の位置を示してい
る。
【0090】D16は「DURATION TAPEN
O. ID」及び「00:05:12 1」からなる画
像データで、この画像データD16はDURATIO
N、つまり、先に登録済みのイン点とアウト点の時間差
である、イン点からアウト点までの区間の時間値(この
例では5分12秒)とテープ番号(この例では“1”)
を夫々示している。
【0091】D17は「TOTAL 00H 05M 12
S 」からなる画像データで、この画像データD17は、
この例ではイン点からアウト点までの時間が5分12秒
であることを示している。
【0092】D18は「48KHz EMP:OFF」
及び「TC01:16:23:14」からなる画像デー
タで、この画像データD18は、この例ではサンプリン
グ周波数48KHz、プリエンファシスオフ、1時間1
6分23秒14フレームを示している。
【0093】Pはポインタ、D19はバーグラフで、こ
のバーグラフD19とポインタPで記録再生可能時間に
おけるアウト点の位置を示し、ドットで塗りつぶされた
領域はイン点(“0”の位置)からアウト点(ポインタ
Pの指示位置)までの長さを視覚的に示すものである。
【0094】D20は「ID LEVEL」、「ST
0.0 0.0」及び「END」からなる画像データ
で、この画像データD20は図4のフローチャートのス
テップS136及びステップS137における処理に関
するものであり、IDが“ST(スタート)”、レベル
がチャンネルCH1及びCH2何れも“0.0”であ
り、これらのデータが1つのカット分だけである(「E
ND」による)ことを示す。ここでこのIDが“ST”
の場合は先頭を示すことになる。
【0095】また、「PLAYER JOG」は上述し
たように、現在プレーヤトランスポート16がジョグモ
ードであることを示すと共に、この下部に表示されてい
る「CURRENT TIME 00H 05M 12S 」
はイン点から現在まで5分12秒再生していることを示
す。
【0096】さて、ステップS134では累積リスト表
示処理を行う。そしてステップS135に移行する。こ
の例でいう累積リストは、図14に示した1つのカッ
ト、つまり、1つのカットのオーディオ信号の集合であ
る。図14においてはカットが1つしかないが、今まで
説明したような処理を繰り返すことによって、多くのカ
ットが得られ、得られたカットが1つのオーディオエデ
ィットリストとなる。
【0097】ステップS135ではテープ通常表示処理
を行う。そしてステップS136に移行する。ここでテ
ープ通常表示処理とは、上述したステップS129で実
行されるテープ拡大表示処理が終了、つまり、上述の例
ではイン点が決定された場合に、通常の表示(図14に
おいては、例えばバーグラフD19等)を行う。
【0098】ステップS136ではテープ番号が変更か
否かを判断し、「YES」であればステップS137に
移行し、「NO」であればステップS138に移行す
る。つまり、オペレータがキーボード26を介してテー
プ番号を入力したか否かを判断する。
【0099】ステップS137ではテープ番号、データ
変更、表示処理を行う。そして図5に示すフローチャー
トのステップS138に移行する。つまり、オペレータ
からキーボード26を介してテープ番号が入力された場
合に、入力されたテープ番号を例えばRAM13に記憶
すると共に、図14において表示している「TAPEN
O.」の欄のテープ番号データを変更する。この図14
に示す例では“1”となっているが、これが変更されて
他の番号となる。
【0100】ステップS138ではID指定変更か否か
が判断され、「YES」であればステップS139に移
行し、「NO」であればステップS140に移行する。
つまり、オペレータがキーボード26を介してIDデー
タを入力したか否かを判断する。
【0101】ステップS139ではIDデータ変更、表
示処理を行う。そしてステップS140に移行する。つ
まり、オペレータからキーボード26を介してIDデー
タが入力された場合に、入力されたIDデータを例えば
RAM13に記憶すると共に、図14において表示して
いる「ID」の欄のIDデータを変更する。この図14
に示す例では“ST”となっているが、これが変更され
て他のデータとなる。
【0102】ステップS140では音声レベル変更か否
かを判断し、「YES」であればステップS141に移
行し、「NO」であればステップS142に移行する。
つまり、オペレータがキーボード26を介して音声レベ
ルデータを入力したか否かを判断する。
【0103】ステップS141では音声レベルデータ変
更、表示処理を行う。そしてステップS142に移行す
る。つまり、オペレータからキーボード26を介して音
声レベルデータが入力された場合に、入力された音声レ
ベルデータを例えばRAM13に記憶すると共に、図1
4において表示している「LEVEL」の欄の音声レベ
ルデータを変更する。この図14に示す例では左右チャ
ンネル共“0.0”となっているが、これが変更されて
他の値となる。
【0104】ステップS142では編集点変更か否かを
判断し、「YES」であればステップS150に移行
し、「NO」であればステップS159に移行する。つ
まり、オペレータによってジョグダイアル25が操作さ
れたか否か、或いは、キーボード26に割り当てられた
「編集点変更」キー等が押圧されたか否かを判断する。
【0105】ここで、図6を参照して図5にステップS
150として示した「編集ポイント変更、表示処理」の
ルーチンについて説明する。
【0106】ステップS151ではカーソル移動操作有
るか否かを判断し、「YES」であればステップS15
2に移行し、「NO」であればステップS153に移行
する。つまり、オペレータによってジョグダイアル2
5、或いはキーボード26のカーソルキーが操作された
か否かを判断する。
【0107】ステップS152ではカーソル移動、表示
処理を行う。そしてステップS153に移行する。つま
り、オペレータの操作に対応して図14に示す画像デー
タD15の黒塗りの矢印を移動させる。
【0108】ステップS153ではロケート指令がある
か否かを判断し、「YES」であればステップS154
に移行し、「NO」であればステップS155に移行す
る。つまり、ステップS151の処理において指定さ
れ、ステップS152の処理において実行された画像上
における編集点の変更を実行させる、つまり、実際に変
更した編集点(イン点やアウト点)の位置にプレーヤト
ランスポート16にセットしたテープカセットのテープ
を移動させるための命令を行う。この命令は、オペレー
タがキーボード26の「ロケート」キーを押圧すること
によって行われる。
【0109】ステップS154ではロケート動作、表示
処理を行う。そしてステップS155に移行する。つま
り、ステップS153において指示されたロケート位置
を演算して求め、その位置を示す表示処理を行う。
【0110】ステップS155ではトランスポート操作
指令があるか否かを判断し、「YES」であればステッ
プS156に移行し、「NO」であればステップS15
7に移行する。つまり、ステップS154で得られたロ
ケート位置に対応して、プレーヤトランスポート16に
セットされているテープカセットのテープを移動させる
ための操作指令があるか否かを判断する。この操作指令
は例えばオペレータがキーボード26を介して行っても
良いし、また、ステップS154において演算して求め
た結果に基いて自動的にロケートを行うようにしても良
い。
【0111】ステップS156ではプレーヤトランスポ
ート動作、表示処理を行う。そしてステップS157に
移行する。つまり、プレーヤトランスポート16に例え
ば早送り、巻戻し、レビュー、キュー等を実行するため
のコマンドを発行すると共に、図14に示す画像上に現
在のプレーヤトランスポート16の動作を示す画像デー
タ、例えば「PLAYER CUE」等を表示する。
【0112】ステップS157では編集点変更指定ある
か否かを判断し、「YES」であればステップS158
に移行し、「NO」であればこのルーチンを抜け、再び
図5に示したフローチャートのステップS159に移行
する。つまり、ロケート終了の後に編集点の変更を示す
入力がキーボード26を介して行われているか否かを判
断する。
【0113】ステップS158では編集区間変更演算、
表示処理を行う。そしてこのルーチンを抜け、再び図5
に示したフローチャートのステップS159に移行す
る。つまり、ステップS157において編集点の変更が
指示された場合に、変更された編集点に対応し、図14
に示した画像データD15、D16、D17、D18、
D19を変更する。
【0114】再び図5のフローチャートに戻り、このス
テップS159では編集区間決定か否かを判断し、「Y
ES」であればステップS160に移行し、「NO」で
あればステップこのルーチンを抜け、再び図2に示した
フローチャートのステップS1に移行する。編集区間を
決定させるのは、例えばオペレータによるキーボード2
6の「編集区間決定」キーの押圧である。
【0115】ステップS160では編集区間決定、表示
処理を行う。そしてこのルーチンを抜け、再び図2のフ
ローチャートのステップS1に移行する。
【0116】ここで、ステップS159において「編集
区間決定」キーが押圧され、ステップS160において
その表示処理が行われた場合の例を図15に示す。
【0117】図15においてD21は「編集区間決定」
キーが押圧された場合に表示される画像データであり、
この図に示すように、1つ目のカットは、図14に示し
た画像データD15とは異なり、白抜きのバーの状態と
なっている。また、1つ目のカットを「編集区間決定」
キーで決定して終了しているので、この図15に示すよ
うに、“2”が四角で囲まれた状態となっている。これ
は1つ目のカットが決定されて終了し、2つ目のカット
の編集待機状態となっていることを示す。
【0118】また、バーグラフD22は、図14に示し
たバーグラフD19とは異なり、図14に示したバーグ
ラフD19でドットで塗りつぶされていた部分(1つ目
の編集ポイント)が白抜きとなっている。これも、上述
と同様、そのカットの編集が「編集区間決定」キーの押
圧によって終了し、2つ目のカットの編集待機状態とな
っていることを示している。
【0119】図16は以上説明した処理を数回繰り返し
て複数のカット情報からなるオーディオエディットリス
トが形成された場合のディスプレイ29上の表示状態の
一例を示すものである。
【0120】画像データD23は各カットに対して夫々
「編集区間決定」キーが押圧されたことによって、各カ
ットの編集点が決定されていることを示す状態となって
いる。この例ではカットが合計6つ編集、決定された場
合の表示状態を示している。
【0121】また、6番目のカットを示す番号“6”が
四角で囲まれていると共に、その番号の右側に黒塗りの
矢印が添えられている。これは現在着目しているカット
の編集点(イン点またはアウト点)を示すものである。
カットの選択はキーボード26の「カーソル」キー(上
下左右の内の上下のキー)で行う。ここで、着目編集点
はオペレータがキーボード26の「カーソル」キーを操
作することにより、自由に変更することができる。「カ
ーソル」キー(上下左右の内の左右キー)が操作される
と、黒塗りの矢印がバーグラフを移動する。
【0122】画像上のある編集点を確認、修正のために
頭だし/再生するためには、「カーソル」キーを使って
その編集点の所に矢印を移動させ、「ロケート」キーを
押圧すれば良い。「ロケート」キーがオペレータによっ
て押圧された場合は、CPU10が指定されたロケート
ポイントを演算によって求め、求めたロケートポイント
の情報(例えばタイムコード等)によってプレーヤトラ
ンスポート16に「頭だし」のコマンドを通知する。こ
れによってプレーヤトランスポート16は指定されたポ
イントの頭だしを行うことになる。
【0123】実際の動作としては、プレーヤトランスポ
ート16を単純にレビュー、キュー等で動作させ、プレ
ーヤトランスポート16から供給されてくるタイムコー
ドを監視し、演算で求めたタイムコードで停止させるよ
うにする。これには、テープの停止を示すコマンドをプ
レーヤトランスポート16に発行してから実際にテープ
が停止するまでの時間(イナーシャを含む)等の情報も
予めCPU10に与えるようにすることで、指定された
ポイントの頭だしを行うことができる。勿論、指定され
たポイントのタイムコードが供給されてから停止のコマ
ンドを発行し、イナーシャ等によって指定されているポ
イントを越えて停止させた後に、指定されているタイム
コードを読み取れる位置までテープを逆方向に再生する
ようにしても良い。
【0124】このように、画面上で所望のカットを選択
し、選択したカットを示すバーグラフ上を「カーソル」
キーを用いて矢印を所望のポイントに移動させ、「ロケ
ート」キーを押圧することによって、簡単に指定のポイ
ントの頭だし、再生を行えるようにすることは、例えば
ロケート目標点をテンキー等を用いてタイムコードを入
力するというような非常に煩わしく、また、難しい(手
計算でタイムコードを割り出す等)作業を行わなくても
済むようにでき、これによって編集作業を一段と簡単な
ものとでき、編集効率を大幅に向上させることができ
る。
【0125】一方、複数のカットを編集、決定していく
と、図16に示すように、「TOTAL 00H 40M
14S 」及びバーグラフからなる画像データD24が表
示される。この画像データD24の例では、複数のカッ
トのトータル時間が40分14秒であることを示すと共
に、バーグラフで複数のカットの夫々の長さの目安を示
すようにしている。つまり、「TOTAL 00H 40
M 14S 」の下部に表示されているバーグラフの先頭の
領域(各領域は線で仕切られている)は画像データD2
3のカット“1”に対応し、2番目の領域はカット
“2”に対応し、3番目の領域はカット“3”に対応
し、4番目の領域はカット“4”に対応し、5番目の領
域はカット“5”に対応し、6番目の領域はカット
“6”に対応する。
【0126】このようにすれば、各カット毎の相対的な
時間を分かりやすく表示することができ、これによって
編集作業を簡単、且つ、効率の良いものにすることがで
きる。
【0127】次に、図7のフローチャートを参照して、
オーディオ自動編集について説明する。このオーディオ
自動編集は、図3に示したフローチャートのステップS
110において「NO」、つまり、オーディオエディッ
トリスト作成モードではないと判断した場合に移行する
ルーチンであり、図3においてはステップS170
(「オーディオ自動編集」)に相当する。
【0128】ステップS171では自動編集指令がある
か否かを判断し、「YES」であればステップS172
に移行し、「NO」であればこのルーチンを抜け、再び
図2に示したフローチャートのステップS1に移行す
る。つまり、キーボード26の「自動編集実行」キー、
或いは、これに類するコマンドを発行するためのキーが
押圧されたか否かを判断する。
【0129】ステップS172ではプレーヤ編集動作実
行処理を行う。そしてステップS173に移行する。つ
まり、図15で説明したようなオーディオエディットリ
ストデータに基いて、プレーヤトランスポート16にコ
マンドを発行してプレーヤトランスポート16を動作さ
せる。
【0130】ステップS173ではレコーダ編集動作実
行処理を行う。そしてステップS174に移行する。つ
まり、図16で説明したようなオーディオエディットリ
ストデータに基いて、レコーダトランスポート21にコ
マンドを発行してレコーダトランスポート21を動作さ
せる。
【0131】ステップS174ではプレーヤ編集進行状
況表示処理を行う。そしてステップS175に移行す
る。つまり、プレーヤトランスポート16の再生状況を
画像としてディスプレイ29に表示する。
【0132】ステップS175ではレコーダ編集進行状
況表示処理を行う。そしてステップS176に移行す
る。つまり、レコーダトランスポート21の記録状況を
画像としてディスプレイ29に表示する。
【0133】ステップS176では編集終了か否かを判
断し、「YES」であればステップS178に移行し、
「NO」であればステップS177に移行する。つま
り、オーディオエディットリストデータに基いて、編集
実行すべき(記録すべき)カットがなくなったかを判断
する。
【0134】ステップS177では編集中止指令あるか
否かを判断し、「YES」であればステップS178に
移行し、「NO」であればこのルーチンを抜け、再び図
2に示したフローチャートのステップS1に移行する。
つまり、キーボード26を介してオペレータから編集中
止を示す入力があるか否かを判断する。
【0135】ステップS178ではプレーヤ編集終了実
行処理を行う。そしてステップS179に移行する。つ
まり、ステップ176において、オーディオエディット
リストのカット全ての編集(ここではプレーヤトランス
ポート16からの再生信号をレコーダトランスポート2
1にセットしたテープカセットに記録すること)を終了
したと判断した場合、ステップS177において編集中
止を示す入力がある場合に、編集を終了するための処
理、例えば、再生の停止を示すコマンドをプレーヤトラ
ンスポート16に発行する、編集の結果としての表示を
行う等の処理を実行する。
【0136】ステップ179ではレコーダ編集終了実行
処理を行う。そしてこのルーチンを抜け、再び図2のフ
ローチャートのステップS1に移行する。つまり、ステ
ップ176において、オーディオエディットリストのカ
ット全ての編集(ここではプレーヤトランスポート16
からの再生信号をレコーダトランスポート21にセット
したテープカセットに記録すること)を終了したと判断
した場合、ステップS177において編集中止を示す入
力がある場合に、編集を終了するための処理、例えば、
記録の停止を示すコマンドをレコーダトランスポート2
1に発行する、編集の結果としての表示を行う等の処理
を実行する。
【0137】図17は自動編集を行っている最中の表示
画像の一例を示すものである。
【0138】図において、D25は自動編集を終了した
カットを示す画像データ(ドットで塗りつぶされている
部分が編集終了部分を示す)、D26はこのカットが現
在編集中であることを示すために、編集済み部分がドッ
トで塗りつぶされ、未編集部分が白抜きの表示で、且
つ、現在の編集位置をポインタPで示すようにしている
画像データである。
【0139】D27は「RECORDER REC」、
「CURRENT TIME 00H 38M 26S PN
O015」、「48KHz EMP:OFF」、「TO
TAL 00H 40M 14S 」、「TC01:43:2
6:12」及び「ERRORS:0」の文字からなる、
つまり、現在のレコーダトランスポート21に関連した
情報を報知するための画像データである。
【0140】この例では、レコーダトランスポート21
が記録状態、つまり、プレーヤトランスポート16から
の再生信号がレコーダトランスポート21にセットされ
ているテープカセットに記録されている状態を示し、現
在の段階で38分26秒の時間記録されていることを示
している。また、全カットを合わせた時間は画像データ
D27と同じ行の右端に表示されている「TOTAL
00H 40M 14S 」から分かるように、40分14秒
であり、現在までの記録時間が38分26秒であるの
で、後1分48秒残っていることが分かる。また、サン
プリング周波数は48KHz、プリエンファシスはオ
フ、タイムコードは1時間43分26秒12フレーム、
エラーは“0”(記録のミスはない)ことを示してい
る。尚、図17においては示していないが、残り時間も
表示するようにしても良い。
【0141】D28はレコーダトランスポート21にセ
ットされているテープカセットの記録可能時間に対し
て、現在どのくらい記録しているか、全カットを記録終
了した場合はどのくらい記録可能時間を消費するかを一
目瞭然で分かるように示すための画像データである。こ
の例においてはドットで塗りつぶされている領域が編集
済み部分を示し、ポインタPが示す位置まで編集が終了
していることを示す、また、ポインタPの右側部分(実
線で囲まれている白抜きの領域)は未編集部分を示して
いる。
【0142】D29は「PLAYER PLAY」、
「CURRENT TIME 00H18M 45S PN
O015」の文字からなる、プレーヤトランスポート1
6に関連する情報を示す画像データである。この例にお
いては、プレーヤトランスポート16は再生状態、再生
時間は18分45秒、ロケートポイントは15番目であ
ることを示している。
【0143】D30はバーグラフであり、この例におい
ては、バーグラフD30の斜線の部分がプレーヤトラン
スポート16にセットされているテープカセットで編集
の済んでいる部分を示し、ドットで塗りつぶされている
部分が現在編集が行われている部分を示し、ポインタP
が示す位置が現在編集している部分を示している。ま
た、ドットで塗りつぶされている領域とポインタPが示
す部分との間の白抜きの部分は、これから編集が行われ
る領域を示している。
【0144】以上のようにして、オペレータはオーディ
オエディットリストを非常に簡単、且つ、分かりやすい
編集処理(いうなれば、GUI:グラフィカル・ユーザ
ー・インターフェース)でオーディオ信号の編集作業を
行うことができ、これによって、数値を手計算によって
求めたり、手計算で求めた数値を入力したり、手計算に
よって求めた値、例えばタイムコードで現在の状況を判
断するというような煩わしい作業を一切省略することが
でき、しかも、人為的な作業を大幅に削減することがで
きるので、例えば計算ミス等による編集精度(時間的な
精度等)の悪化を防止することができる。
【0145】次に、図8を参照してIDエディット作成
モードについて説明する。この図8に示すIDエディッ
ト作成モードは、図2に示したフローチャートのステッ
プS6において「YES」、つまり、IDエディットモ
ードであると判断したときに移行するルーチンであり、
図2においてはステップS200の「IDエディット」
に相当する。
【0146】先ずステップS201ではIDエディット
作成モードか否かを判断し、「YES」であればステッ
プS202に移行し、「NO」であればステップS20
4に移行する。ここで、IDとは、例えばR−DAT等
においてオーディオデータ以外に付加されるサブデータ
で、オーディオデータに対する管理情報(記録時間、曲
番、記録特性等)を示すデータとして使用される。
【0147】ID編集リスト作成モードは編集済みのテ
ープカセットを使用して行うものであるから、この処理
モードが選択されたときにはレコーダコントロール実行
処理となる。
【0148】ステップS202では編集操作部レコーダ
コントロール実行処理を行う。そしてステップS203
に移行する。つまり、オーディオエディットリスト作成
時と同様に、キーボード26を介して与えられるオペレ
ータからの指令に基いて、レコーダトランスポート21
を動作させる。
【0149】ステップS203ではIDエディットリス
ト作成表示処理を実行する。そしてこのルーチンを抜
け、再び図2のフローチャートのステップS1に移行す
る。つまり、オーディオエディットリスト作成と略同様
の手順でIDエディットリストを作成し、その表示処理
を行う。
【0150】ステップS204ではID自動編集プロセ
ス実行処理を行う。そしてステップS205に移行す
る。つまり、オーディオエディットリストデータに基い
て自動編集を行ったように、IDエディットリストに基
いて自動編集を行う。
【0151】ステップS205では表示処理を行う。そ
してこのルーチンを抜け、再び図2のフローチャートの
ステップS1に移行する。つまり、オーディオエディッ
トリストによる自動編集時の表示処理と略同様の手順で
IDエディットリストによる自動編集時の表示処理を行
う。
【0152】尚、以上説明したIDエディットモードの
処理による表示例は、オーディオエディットモードの処
理による表示例と同様の方法、いうなればGUIを考慮
した表示とする。従って、その表示形態の殆どがオーデ
ィオエディットモードの処理による表示例と同様となる
ので、その図示を省略するが、効果としては、オーディ
オエディットモードによる処理における表示によって生
じる効果と同様の効果を生じることは明かであろう。
【0153】このように、本例においては、イン点の前
後を画像として表示する際に、イン点の前後を拡大し、
しかも所定時間の目盛りを付すと共に、再生時にイン点
及び現時点の再生位置間を表示するようにしたので、オ
ペレータに現在の状態、設定状態を分かりやすく表示で
き、これによって、オペレータに快適な編集環境を提供
できると共に、編集効率を大幅に向上させることができ
る。
【0154】このように、本例においては、現在のテー
プの位置をグラフィカルに表示しながらイン点及びアウ
ト点に指定を行えるようにし、決定されたイン点及びア
ウト点間のカットを同様にバーグラフ等でグラフィカル
に表示すると共に、バーグラフ上に矢印を添えて表示
し、この矢印を「カーソル」キー等で移動させて「ロケ
ート」キーを押圧することによって所望のポイントの頭
出し、及び再生を行えるようにし、この後再生位置をバ
ーグラフ等でグラフィカルにリアルタイムで表示し、更
に、イン点やアウト点を再度指定できるようにしたの
で、オペレータに簡単、且つ、分かりやすい編集環境を
提供することができ、これによって、編集精度及び作業
効率を大幅に向上させることができる。
【0155】また、ロケート動作によって移動したとき
に、編集区間、イン点またはアウト点をグラフィカルに
表示するようにしたので、視覚的に移動した位置毎の編
集区間、イン点またはアウト点を確認することができ
る。
【0156】また、イン点やアウト点を指定した後に、
テープ上のその位置及びその近傍を拡大表示し、再度指
定できるようにしたので、オペレータにより簡単、且
つ、分かりやすい編集環境を提供できると共に、編集精
度を簡単な処理で大幅に高めることができる。
【0157】尚、上述の例では、白抜き、黒、ドット、
斜線を用いて表示する場合で説明したが、ディスプレイ
29がカラーであれば当然カラー表示するようにしても
良い。また、自動編集装置としては、プレーヤトランス
ポートとレコーダトランスポートと操作部と制御部と表
示部を一体としたものでも、夫々単体のものをケーブル
で接続したものでも良い。また、上述の例ではオーディ
オ信号の自動編集装置として説明したが、例えばビデオ
信号の自動編集装置に適用した場合においても同様の効
果を得ることができる。
【0158】また、上述の実施例は本発明の一例であ
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成
が取り得ることは勿論である。
【0159】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、表示手段によ
り、第1の編集点の前後を画像として表示すると共に、
第1の編集点の前後に時間を示す目盛りを表示し、記録
媒体を再生手段で再生した際に、画像上において再生位
置を示す画像を再生位置表示手段で表示し、決定手段に
よって第2の編集点を決定するようにしたので、オペレ
ータに簡単、且つ、分かりやすい編集環境を提供するこ
とができ、これによって、編集精度及び作業効率を大幅
に向上させることができる。
【0160】更に上述において本発明によれば、再生手
段で記録媒体を再生したときに、第1の編集点の前後を
示す画像上において第1の編集点及び現時点の再生位置
間を示す表示を行うようにしたので、上述の効果に加
え、オペレータに時間的な情報を分かりやすく報知で
き、これによってより効率の良い編集環境を提供するこ
とができる。
【0161】また上述せる本発明によれば、イン点及び
アウト点を決定手段で決定し、これによって決定された
イン点及びアウト点間の編集区間を示す画像を表示手段
で表示し、イン点またはアウト点を選択手段で選択し、
この選択手段によって選択されたイン点またはアウト点
に記録媒体を移動手段で移動させ、この移動手段で移動
されたイン点またはアウト点から再生手段で再生を行
い、この再生手段で再生している記録媒体上の位置を位
置表示手段によって画像上において示し、イン点または
アウト点を指定手段で再度指定するようにしたので、オ
ペレータに簡単、且つ、分かりやすい編集環境を提供す
ることができ、これによって、編集精度及び作業効率を
大幅に向上させることができる。
【0162】更に上述において本発明によれば、移動手
段によってイン点またはアウト点に移動した際に、記録
媒体における編集区間及びイン点またはアウト点を示す
画像を表示するようにしたので、視覚的に移動した位置
毎の編集区間、イン点またはアウト点を確認することが
できる。
【0163】更に上述において本発明によれば、再生手
段で再生する際に、イン点またはアウト点の前後を示す
画像を表示し、少なくとも拡大し、時間を示す目盛りを
施すようにしたので、オペレータにより簡単、且つ、分
かりやすい編集環境を提供できると共に、編集精度を簡
単な処理で大幅に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自動編集装置の一実施例を示す構成図で
ある。
【図2】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供する
指定モードによる動作を説明するためのメインルーチン
としてのフローチャートである。
【図3】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供する
オーディオエディットモードによる動作を説明するため
のサブルーチンとしてのフローチャートである。
【図4】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供する
オーディオエディットリスト作成の動作を説明するため
のサブルーチンとしてのフローチャートである。
【図5】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供する
オーディオエディットリスト作成の動作を説明するため
のサブルーチンとしてのフローチャートである。
【図6】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供する
編集点変更、表示処理の動作を説明するためのサブルー
チンとしてのフローチャートである。
【図7】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供する
オーディオ自動編集の動作を説明するためのサブルーチ
ンとしてのフローチャートである。
【図8】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供する
IDエディットリスト作成の動作を説明するためのサブ
ルーチンとしてのフローチャートである。
【図9】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供する
モード設定時の画面を示す説明図である。
【図10】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供す
るオーディオエディットリスト作成時の動作を説明する
ためのプレーヤの停止状態における画面を示す説明図で
ある。
【図11】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供す
るオーディオエディットリスト作成時の動作を説明する
ためのプレーヤのキュー状態における画面を示す説明図
である。
【図12】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供す
るオーディオエディットリスト作成時の動作を説明する
ためのプレーヤのジョグ状態における画面を示す説明図
である。
【図13】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供す
るオーディオエディットリスト作成時の動作を説明する
ためのプレーヤの再生状態における画面を示す説明図で
ある。
【図14】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供す
るオーディオエディットリスト作成時の動作を説明する
ためのプレーヤの再生状態におけるイン点及びアウト点
の決定画面を示す説明図である。
【図15】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供す
る1つ目のカットのエディットが終了した場合のオーデ
ィオエディットリスト作成時の動作を説明するためのプ
レーヤのジョグ状態における画面を示す説明図である。
【図16】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供す
るオーディオエディットリスト作成時の動作を説明する
ための一通りエディットを終了した時点の画面を示す説
明図である。
【図17】本発明自動編集装置の一実施例の説明に供す
るオーディオエディットリストに基いて編集を実行して
いる最中の画面を示す説明図である。
【図18】従来の編集装置の例を示す構成図である。
【図19】従来の編集装置の例を示す構成図である。
【符号の説明】
10 CPU 11 バス 12 ROM 13 RAM 14、18 インターフェース回路 15 コントローラ 16 プレーヤトランスポート 17 プレーヤ信号処理回路 19 コントローラ 20 サーボ/駆動系 21 レコーダトランスポート 22 レコーダ信号処理回路 23 記録用信号処理回路 24 入力ポート 25 ジョグダイアル 26 キーボード 27 出力ポート 28 表示回路 29 ディスプレイ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の編集点の前後を画像として表示す
    ると共に、上記第1の編集点の前後に時間を示す目盛り
    を表示する表示手段と、 記録媒体を再生する再生手段と、 上記再生手段で再生した際に、上記画像上において再生
    位置を示す画像を表示する再生位置表示手段と、 第2の編集点を決定する決定手段とを有することを特徴
    とする自動編集装置。
  2. 【請求項2】 上記再生手段で上記記録媒体を再生した
    ときに、上記第1の編集点の前後を示す画像上において
    上記第1の編集点及び現時点の再生位置間を示す表示を
    行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動編
    集装置。
  3. 【請求項3】 イン点及びアウト点を決定する決定手段
    と、 この決定手段によって決定された上記イン点及びアウト
    点間の編集区間を示す画像を表示する表示手段と、 上記イン点またはアウト点を選択する選択手段と、 この選択手段によって選択された上記イン点またはアウ
    ト点に記録媒体を移動する移動手段と、 この移動手段で移動された上記イン点またはアウト点か
    ら再生を行う再生手段と、 この再生手段で再生している上記記録媒体上の位置を上
    記画像上において示す位置表示手段と、 上記イン点またはアウト点を再度指定する指定手段とを
    有することを特徴とする自動編集装置。
  4. 【請求項4】 上記移動手段によって上記イン点または
    アウト点に移動した際に、記録媒体における上記編集区
    間及び上記イン点またはアウト点を示す画像を表示する
    ようにしたことを特徴とする請求項3記載の自動編集装
    置。
  5. 【請求項5】 上記再生手段で再生する際に、上記イン
    点またはアウト点の前後を示す画像を表示し、少なくと
    も拡大し、時間を示す目盛りを施すようにしたことを特
    徴とする請求項3記載の自動編集装置。
JP5267418A 1993-10-26 1993-10-26 自動編集装置 Pending JPH07122046A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1132304A (ja) * 1996-11-15 1999-02-02 Hitachi Denshi Ltd 動画像表示方法及び装置

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Effective date: 20040309