JPH07121708B2 - アライメント調整方法 - Google Patents
アライメント調整方法Info
- Publication number
- JPH07121708B2 JPH07121708B2 JP32467990A JP32467990A JPH07121708B2 JP H07121708 B2 JPH07121708 B2 JP H07121708B2 JP 32467990 A JP32467990 A JP 32467990A JP 32467990 A JP32467990 A JP 32467990A JP H07121708 B2 JPH07121708 B2 JP H07121708B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toe
- spoke
- angle
- adjustment
- adjustment amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車輪のトーイン、トーアウトの調整と同時にス
テアリングホイールのニュートラル調整をも行なうアラ
イメント調整方法に関する。
テアリングホイールのニュートラル調整をも行なうアラ
イメント調整方法に関する。
(従来の技術) 一般的なトー調整は、先ず第4図(A)に示すようにス
テアリングホイール1をスポーク1aがニュートラル位置
となる角度で固定し、この状態でステアリングシャフト
のピニオン2と噛合するラック3の左右に設けられるタ
イロッドの長さを調整してトーイン及びトーアウトのア
ライメントを行なう。
テアリングホイール1をスポーク1aがニュートラル位置
となる角度で固定し、この状態でステアリングシャフト
のピニオン2と噛合するラック3の左右に設けられるタ
イロッドの長さを調整してトーイン及びトーアウトのア
ライメントを行なう。
そして左右のタイロッドの調整長さが異なるとその差Δ
Lだけラック3右または左に移動することになるが、ス
テアリングホイール1を固定しているため、当該移動に
つれてピニオン2は回転しない。その結果、ラック3は
スプリング4にて付勢されているラックホルダ5を押し
下げることでΔL移動する。
Lだけラック3右または左に移動することになるが、ス
テアリングホイール1を固定しているため、当該移動に
つれてピニオン2は回転しない。その結果、ラック3は
スプリング4にて付勢されているラックホルダ5を押し
下げることでΔL移動する。
このようにして、トー調整を行なった後ホイール1の固
定を解除すると、第4図(B)に示すようにラックホル
ダ5の移動量ΔLだけピニオン2及びこれに連結するホ
イール1が回転しニュートラル位置からずれてしまう。
このずれを解消するにはホイール1をステアリングシャ
フトから外して再しホイールをステアリングシャフトに
嵌合し直すこととなるが、ステアリングシャフトに形成
されたスプライン(セレーション)の歯数は30個程度で
あるので±6゜については調整できない。
定を解除すると、第4図(B)に示すようにラックホル
ダ5の移動量ΔLだけピニオン2及びこれに連結するホ
イール1が回転しニュートラル位置からずれてしまう。
このずれを解消するにはホイール1をステアリングシャ
フトから外して再しホイールをステアリングシャフトに
嵌合し直すこととなるが、ステアリングシャフトに形成
されたスプライン(セレーション)の歯数は30個程度で
あるので±6゜については調整できない。
そこでステアリングホイールのずれ角をトー調整でゼロ
にする方法として特開昭2−102879号に開示されるもの
がある。この方法はコンピュータに車種とタイヤ種類と
に応じてサイドスリップ値とステアリングホイール曲り
量がゼロになる基準トー値を記憶させておき、このコン
ピュータに組立てが完了した自動車の車種信号とタイヤ
種類信号とを入力するとともに上記自動車をフリーロー
ラに搭載して直進状態で模擬走行しながら測定したステ
アリングホイール曲り量とトー値とを取込んで、この測
定トー値と上記基準トー値とから上記模擬走行している
自動車のステアリングホイール曲り量がゼロになる適正
トー値を求め、この適正トー値に基いてトー調整するよ
うにしたものである。
にする方法として特開昭2−102879号に開示されるもの
がある。この方法はコンピュータに車種とタイヤ種類と
に応じてサイドスリップ値とステアリングホイール曲り
量がゼロになる基準トー値を記憶させておき、このコン
ピュータに組立てが完了した自動車の車種信号とタイヤ
種類信号とを入力するとともに上記自動車をフリーロー
ラに搭載して直進状態で模擬走行しながら測定したステ
アリングホイール曲り量とトー値とを取込んで、この測
定トー値と上記基準トー値とから上記模擬走行している
自動車のステアリングホイール曲り量がゼロになる適正
トー値を求め、この適正トー値に基いてトー調整するよ
うにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) 上述した特開昭2−102879号に開示されたトー調整方法
にあっては、自動車をフリーローラ上で模擬走行させて
ステアリングホイールの曲り量とトー値を測定するた
め、アライメントに長時間を要し、且つフリーローラ上
ではトー及びスポーク角の正確な測定は困難である。
にあっては、自動車をフリーローラ上で模擬走行させて
ステアリングホイールの曲り量とトー値を測定するた
め、アライメントに長時間を要し、且つフリーローラ上
ではトー及びスポーク角の正確な測定は困難である。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、車種毎のスポーク角変
位量とトー調整量との関係を予めコンピュータに記憶せ
しめておき、この状態でアライメントテスターによりト
ー調整量を測定するとともに、スポーク角測定装置によ
りステアリングホイールのスポークのニュートラル位置
に対する角度を測定し、このスポークのニュートラル位
置に対する角度をゼロにするトー微調整量を割出し、こ
のトー微調整量を前記アライメントテスターにより測定
したトー調整量に補正し、この補正した値に基づいてト
ー調整を行なうようにした。
位量とトー調整量との関係を予めコンピュータに記憶せ
しめておき、この状態でアライメントテスターによりト
ー調整量を測定するとともに、スポーク角測定装置によ
りステアリングホイールのスポークのニュートラル位置
に対する角度を測定し、このスポークのニュートラル位
置に対する角度をゼロにするトー微調整量を割出し、こ
のトー微調整量を前記アライメントテスターにより測定
したトー調整量に補正し、この補正した値に基づいてト
ー調整を行なうようにした。
(作用) ステアリングホイールのスポークのニュートラル位置に
対する角度が例えば5゜であったとすると、この5゜を
ゼロにするトー調整量をアライメントテスターによって
測定したトー調整量に取込んで実際の調整量とする。
対する角度が例えば5゜であったとすると、この5゜を
ゼロにするトー調整量をアライメントテスターによって
測定したトー調整量に取込んで実際の調整量とする。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図はトー調整機構の概要を示す平面図であり、ギヤ
ボックス10内にラック3及びこのラック3に噛合するピ
ニオン2が収納され、ピニオン2は上端部がステアリン
グホイール1にスプライン嵌合するステアリングシャフ
ト11の下端に嵌着し、ギヤボックス10から突出するラッ
ク3の両端にはタイロッド12,12が連結され、このタイ
ロッド12,12の長さL1、L2を変えることで車輪13,13のト
ーイン及びトーアウトを調整する。
ボックス10内にラック3及びこのラック3に噛合するピ
ニオン2が収納され、ピニオン2は上端部がステアリン
グホイール1にスプライン嵌合するステアリングシャフ
ト11の下端に嵌着し、ギヤボックス10から突出するラッ
ク3の両端にはタイロッド12,12が連結され、このタイ
ロッド12,12の長さL1、L2を変えることで車輪13,13のト
ーイン及びトーアウトを調整する。
また、ステアリングホイール1の上面にはステアリング
ホイール1のスポーク1aのニュートラル位置に対する角
度を測定するスポーク角測定装置14をセットしている。
このスポーク角測定装置14は内部に角度センサーを内蔵
するとともに上面に測定角の表示部を備えている。
ホイール1のスポーク1aのニュートラル位置に対する角
度を測定するスポーク角測定装置14をセットしている。
このスポーク角測定装置14は内部に角度センサーを内蔵
するとともに上面に測定角の表示部を備えている。
次に第2図及び第3図に基づいて調整作業を説明する。
先ず車両が調整位置まで搬送されてきたら、アライメン
トテスターにより車輪のトーイン、トーアウト角を測定
し、この測定値をコンピュータに入力する。これと併行
して前記スポーク角測定装置14によりステアリングホイ
ール1のスポーク1a角を判定し、この測定値をコンピュ
ータに入力する。
トテスターにより車輪のトーイン、トーアウト角を測定
し、この測定値をコンピュータに入力する。これと併行
して前記スポーク角測定装置14によりステアリングホイ
ール1のスポーク1a角を判定し、この測定値をコンピュ
ータに入力する。
そしてコンピュータによりトー調整の狙い値を定め、こ
の狙い値に基いてトー調整を行なった後に、車両を次工
程に搬出する。
の狙い値に基いてトー調整を行なった後に、車両を次工
程に搬出する。
ここで、狙い値は例えば以下のようにしてもとめる。即
ち、アライメントテスターによる測定値にから当該車種
について定めたトーイン、トーアウト角となるような仮
調整量を求める。一方、スポーク角測定装置14により測
定したスポーク曲り角から前記仮調整量に基づいて調整
した場合に残るスポーク曲り角を算出し、このスポーク
曲り角をゼロにするトーインまたはトーアウト角を割出
す。尚、このスポーク曲り角をゼロにするトーインまた
はトーアウト角については予めコンピュータに記憶せし
めておく。
ち、アライメントテスターによる測定値にから当該車種
について定めたトーイン、トーアウト角となるような仮
調整量を求める。一方、スポーク角測定装置14により測
定したスポーク曲り角から前記仮調整量に基づいて調整
した場合に残るスポーク曲り角を算出し、このスポーク
曲り角をゼロにするトーインまたはトーアウト角を割出
す。尚、このスポーク曲り角をゼロにするトーインまた
はトーアウト角については予めコンピュータに記憶せし
めておく。
一例を第3図のグラフに示す。このグラフからは例え
ば、スポーク角が右へ5゜片寄った場合には右前輪(F/
R)はトーアウト20′、左前輪(F/L)はトーイン20′、
右後輪(R/R)はトーアウト2′、左後輪(R/L)はトー
イン5′だけ微調整すればよいことになる。そこで、こ
れらの値を前記仮調整量に補正して実際の調整量を算出
し、この実際の調整量に基づいて調整する。
ば、スポーク角が右へ5゜片寄った場合には右前輪(F/
R)はトーアウト20′、左前輪(F/L)はトーイン20′、
右後輪(R/R)はトーアウト2′、左後輪(R/L)はトー
イン5′だけ微調整すればよいことになる。そこで、こ
れらの値を前記仮調整量に補正して実際の調整量を算出
し、この実際の調整量に基づいて調整する。
(効果) 以上に説明したように本発明によれば、車種毎のスポー
ク角変位量とトー調整量との関係を予めコンピュータに
記憶せしめておき、この状態でアライメントテスターに
よりトー調整量を測定するとともに、スポーク角測定装
置によりステアリングホイールのスポークのニュートラ
ル位置に対する角度を測定し、このスポークのニュート
ラル位置に対する角度をゼロにするトー微調整量を前記
コンピュータで割出し、このトー微調整量を前記アライ
メントテスターにより測定したトー調整量に補正し、こ
の補正した値に基づいてトー調整を行なうようにしたの
で、トー調整と同時にステアリングホイールのニュート
ラル調整を行なえ、しかも模擬走行等を必要とせず短時
間のうちに正確に調整を行なうことができる。
ク角変位量とトー調整量との関係を予めコンピュータに
記憶せしめておき、この状態でアライメントテスターに
よりトー調整量を測定するとともに、スポーク角測定装
置によりステアリングホイールのスポークのニュートラ
ル位置に対する角度を測定し、このスポークのニュート
ラル位置に対する角度をゼロにするトー微調整量を前記
コンピュータで割出し、このトー微調整量を前記アライ
メントテスターにより測定したトー調整量に補正し、こ
の補正した値に基づいてトー調整を行なうようにしたの
で、トー調整と同時にステアリングホイールのニュート
ラル調整を行なえ、しかも模擬走行等を必要とせず短時
間のうちに正確に調整を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はトー調整機構の概要を示す平面図、第2図は本
発明方法のブロック図、第3図はスポーク角変位量とト
ー調整量との関係の一例を示すグラフ、第4図(A)及
び(B)は一般的なトー調整方法を説明した図である。 尚、図面中1はステアリンホイール、1aはステアリンホ
イールのスポーク、2はピニオン、3はラック、10はギ
ヤボックス、12はタイロッド、13は車輪、14はスポーク
角測定装置である。
発明方法のブロック図、第3図はスポーク角変位量とト
ー調整量との関係の一例を示すグラフ、第4図(A)及
び(B)は一般的なトー調整方法を説明した図である。 尚、図面中1はステアリンホイール、1aはステアリンホ
イールのスポーク、2はピニオン、3はラック、10はギ
ヤボックス、12はタイロッド、13は車輪、14はスポーク
角測定装置である。
Claims (1)
- 【請求項1】アライメントテスターによりトー調整量を
測定する一方、スポーク角測定装置によりステアリング
ホイールのスポークのニュートラル位置に対する角度を
測定し、次いで予めコンピュータに記憶せしめておいた
車種毎のスポーク角変位量とトー調整量との関係から前
記スポークのニュートラル位置に対する角度を0にする
トー微調整量を割出し、このトー微調整量を前記アライ
メントテスターにより測定したトー調整量に補正し、こ
の補正した値に基づいてトー調整を行なうようにしたこ
とを特徴とするアライメント調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32467990A JPH07121708B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | アライメント調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32467990A JPH07121708B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | アライメント調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04191176A JPH04191176A (ja) | 1992-07-09 |
JPH07121708B2 true JPH07121708B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=18168520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32467990A Expired - Fee Related JPH07121708B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | アライメント調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07121708B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007078478A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Altia Hashimoto Co Ltd | ホイ−ルアライメント測定方法およびその測定装置 |
JP2007078477A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Altia Hashimoto Co Ltd | ホイ−ルアライメント測定方法およびその測定装置 |
KR20150105766A (ko) * | 2014-03-10 | 2015-09-18 | 국방과학연구소 | 스티어링 회전각 측정치를 이용한 자동차 휠얼라이먼트 개선방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5413608B2 (ja) * | 2010-12-09 | 2014-02-12 | 三菱自動車工業株式会社 | ホイールアライメントの調整方法 |
JP6304002B2 (ja) * | 2014-12-02 | 2018-04-04 | トヨタ自動車株式会社 | ホイールアライメント調節装置 |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP32467990A patent/JPH07121708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007078478A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Altia Hashimoto Co Ltd | ホイ−ルアライメント測定方法およびその測定装置 |
JP2007078477A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Altia Hashimoto Co Ltd | ホイ−ルアライメント測定方法およびその測定装置 |
JP4530959B2 (ja) * | 2005-09-13 | 2010-08-25 | 株式会社アルティア | ホイ−ルアライメント測定方法およびその測定装置 |
JP4530958B2 (ja) * | 2005-09-13 | 2010-08-25 | 株式会社アルティア | ホイ−ルアライメント測定方法およびその測定装置 |
KR20150105766A (ko) * | 2014-03-10 | 2015-09-18 | 국방과학연구소 | 스티어링 회전각 측정치를 이용한 자동차 휠얼라이먼트 개선방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04191176A (ja) | 1992-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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