JPH0642164Y2 - トー調整装置 - Google Patents

トー調整装置

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JPH0642164Y2
JPH0642164Y2 JP3060389U JP3060389U JPH0642164Y2 JP H0642164 Y2 JPH0642164 Y2 JP H0642164Y2 JP 3060389 U JP3060389 U JP 3060389U JP 3060389 U JP3060389 U JP 3060389U JP H0642164 Y2 JPH0642164 Y2 JP H0642164Y2
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toe
vehicle
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adjustment
camera
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幸治 富田
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両ボディーの進行軸を基準にトーを調整す
るようにしたトー調整装置の改良に関する。
(従来の技術) 車両のフロントホイール及びリヤホイールは、タイヤの
摩耗防止及び操縦安定性を増すために、トーイン又はト
ーアウト調整が行なわれる。
以下トーイン又はトーアウトを総称してトーという。
従来のトー調整装置は、第8図及び第9図に示すよう
に、トー調整装置の基準中心14に対してボディー11を正
確に搬入させるためのスライドテーブル6を備えたイコ
ライザ5及び、前輪12Fと後輪12Rのトーを測定するため
のセンサ板4を有する測定ユニット3が設けられてい
る。
そしてトーの調整は、第10図に示すようにして行なわれ
ていた。
先ず、後輪12R(リヤホイール)のトー調整を行う(右
側トーA−B、左側トーC−Dで調整される)。
次に後輪12R(リヤホイール)の進行軸15、すなわちト
ー調整装置の基準中心(以下単に基準中心という)14と
進行軸15との間の角度θ(以下進行角という)を次の式
で求める。
上記(1)式のA−B,C−Dの値は、第8図に示す測定
ユニット3で測定される。
第10図において後軸12Rの図面上での左側は内側に傾
き、右側は基準中心14に平行になっている例を示してい
るが、実際には、ホイールの傾きは極く僅かである。説
明のため誇張して示している。
次にステアリングホイール13を水平にセットする。これ
により式(1)で求めた進行角θを基準にして、前軸
12Fのトーを調整する。
すなわち、前輪12Fのトー調整は、次式で行なわれる。
右側R:(E−F)+θ・・・・・(2) 左側L:(G−H)−θ・・・・・(3) このようにして、従来のトー調整は、行なわれ後輪の進
行軸と前輪の進行軸を一致させたものであった。
(考案が解決しようとする課題) 上記の従来例においては、次のような問題がある。
すなわち、イコライザによって、車両ボディーのセンタ
リングを行うのであるが、このセンタリングには、機構
上必ずといってよいほどバラツキが生ずること、及び車
両構造上、アッパボディーと足まわりとの組付け精度に
バラツキがあることから、車両の進行方向に対してはト
ーの調整が確実に行われるが、基準中心に対するボディ
ーの傾きに対しては何ら考慮されていない。
その結果、第11図に示すように前輪12F、後輪12Rが直進
になっているにもかかわらず、ボディー11が基準中心14
に対してθ傾いていたために、いわゆる蟹走り状態に
なるという問題がある。
本考案は、ボディーの進行軸を基準にしてトー調整し、
上記問題を解決したトー調整装置を提供せんとするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するために本考案は、タイヤのトーを
測定するセンサ板を備えた測定ユニットを設けると共に
トー調整装置上の車両(ボディー)の傾き(車両進行方
向)を測定するカメラ及びその画像処理部を設ける。
そして、このカメラ及び画像処理部で基準点からの車両
のずれ量を測定しそのデータより車両の傾きθを求め、
該θによりリヤトー補正値αを演算し、前記測定ユニッ
トで測定したリヤトー測定値を補正値αで補正する手段
と、リヤトー調整後のリヤ進行軸βによりフロントトー
の調整値を出力するトー演算手段とを設けたことを特徴
とする。
(作用) このように構成することにより、トー調整装置の基準点
に対するボディーのずれ量をカメラ及び画像処理部で測
定し、トー演算部で補正値αを求める。
そして、さらにトー演算部で前記補正値αをもとにリヤ
トーの調整量を演算し、この調整量からリヤ進行軸βを
演算し、このリヤ進行軸βをもとにフロントトーの調整
量を演算する。
これにより、ボディー進行軸を基準にトーの調整が行わ
れる。
(実施例) 以下本考案の一実施例について詳細に説明する。第1図
において、1は光源であり、この光源1は、測定ユニッ
ト3の上に取り付けられている。測定ユニット3は、架
台17上に設けられたスライドバー16にそってスライド可
能になっている。
2はカメラであり、第2図に示すようにトー調整装置の
基準点に臨んで4ケ所に設けられている。又、測定ユニ
ット3及び光源1も同様に前記基準点に位置して4ケ所
に設けられている。
4はセンサ板であり、測定ユニット3にスプリングを介
して出入り可能に設けられている。
7は画像処理部であり、カメラ2ガ電気的に接続されて
いる。8はトー演算処理部であり、測定ユニット3に電
気的に接続されている。9は、トー測定装置の制御部で
ある。10はトー演算部8から出力されるトー調整量の表
示部である。11はボディー、12は車輪である。
第2図において、5はイコライザ、6はスライドテーブ
ルである。12Fは前輪(フロントホイール)、12Rは後輪
(リヤホイール)である。
以上のように構成した本実施例の作用について次に説明
する。
先ず、車体は、イコライザ5に案内されて、トー測定装
置の所定の位置に搬入される。
そして、第3図に示すステップ〜により、ボディー
進行軸を基準にトーの調整が行われる。
先ずステップにおいて、第4図に示すようにトー測定
装置の基準点Pに対するボディー11のずれ量Δlがカメ
ラ2及び画像処理部7にて測定される。
このカメラ2及び画像処理部7による測定は、第4図に
示すように、光源1によりボディーを光らせるためボデ
ィー11を白、ボディー以外の部位を黒にした2値化によ
り行なわれる。そいて、測定点は、第5図に示すよう
に、基準点Pに対応したボディー11の位置イ、ロ、ハ、
ニの四点を測定する。
この測定されたずれ量Δlは、トー演算部8に入力さ
れ、ステップ,の演算が行なわれる。
すなわち、ステップにおいて、第5図に示すように、
測定されたボディー11のずれ量Δlにより、基準中心14
に対するボディ11の位置関係a,b,c,dが算出され、ボデ
ィ11の傾きθが次式により演算される。
この式(4)で演算されたθは、前輪と後輪の軸心間距
離lに対しての値である。
このlに対する傾きθはタイヤの直径Kに対して比例す
るから、これを式で表わすと次のようになる。
θ/l=α/K・・・・・(5) (5)式 このαは、タイヤの直径Kに対するボディー11の傾きで
ある。
従って、このα値によりトーの調整量を補正することに
より、トーの調整は第5図に示すボディーの進行軸15′
を基準に行なわれたことになる。
前記(4),(5)又は(6)式の演算は、トー演算部
8で行なわれる(ステップ)。
次にステップ〜も、トー演算部8にて演算される。
先ずステップにおいて、測定装置制御部9により、測
定ユニット3をスライドさせ、センサ板4を車輪12に押
し当てる。
そして、第6図に示すように、基準中心14に対する後輪
12Rの位置E,F,G,Hを測定し、トー演算部8に入力する。
この入力された後輪12Rの位置E,F,G,Hと前記補正値αと
により、リヤトーの調整量を次式により求める。ここで
+αは進行軸15又は15′に対しタイヤが内側に傾いてい
る値、−αを外側に傾いている値と定義する(以下同
じ)。
右側リヤトーR:(F−H)+α……(7) 左側 〃 L:(E−G)−α……(8) このように補正値αにより補正されたリヤトーは、第6
図に示す後輪12Rの進行軸15(進行角θ)に対するも
のではなく、第5図に示すボディー11の進行軸15′に対
するものである。
次にステップにおいて、上記(7)及び(8)式で求
めた補正リヤトーを基にして、リヤ進行軸βを次式で求
める。
このリヤ進行軸βは、理論的にはボディー11の進行軸1
5′に一致する筈である。
次にステップにおいて、リヤ進行軸βを基準にして、
フロントトーの調整量を次式で求める。
右側フロントトーR:(J−L)+β…(10) 左側 〃 L:(I−K)−β…(11) ここで、第7図に示す基準中心14に対する前輪12Fの位
置I,J,K,Lは、測定ユニット3により測定された測定値
である。
上前(10),(11)式で演算されたフロントトーの量
は、ボディー11の進行軸15′に対するものである。
このようにして、トー演算部8でステップ〜までの
演算がされて得たフロントトー及びリヤトーは、トー表
示部10に表示され、この表示に基づいてそれぞれの車輪
のトーが調整される。
以上の説明はトー調整について説明したが、ステップ
のθがゼロになるようにボディー11の傾きを修正するよ
うにして、ボディーと足まわりの組付精度を向上させる
ことも可能である。又、表示部10に表示されたトー調整
量を基にして、現場作業員によりトー調整を行うことも
可能であり、又自動的に行うことも可能である。
(考案の効果) 以上詳述した通り本考案によれば、カメラにてボディの
ずれ量を測定し、このずれ量に基ずいて画像処理手段に
て補正値を演算し、この補正値を用いてトー演算手段に
てリヤ進行軸を求め、かつ、このリヤ進行軸を基準にし
てフロントトーの調整量を求めてフロントトーを調整す
るようにしたので、ボディーの進行軸を基準にトー調整
をすることができる。
その結果、車両の蟹歩きを防止し、完成された車両の品
質を向上するという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示す図であり、
第1図はトー調整装置のブロック図、第2図はトー調整
装置の平面図、第3図はトー調整のステップ図、第4図
はカメラ測定点を部分拡大して示した平面図、第5図は
ボディーと基準中心との関係を平面図で示した説明図、
第6図は車輪と基準中心との位置関係を平面図で示した
説明図、第7図は前輪と基準中心との位置関係を平面図
で示した説明図である。 第8図は従来のトー調整装置の平面図、第9図は第8図
の正面図である。 第10図はトー調整を平面図で示した説明用図、第11図は
蟹歩きを平面図で示した説明用図である。 1....光源 2....カメラ 3....測定ユニット 4....センサ板 7....画像処理部 8....トー演算部 9....トー測定装置制御部 10....トー表示部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤのトーを測定するセンサ板を備えた
    測定ユニットを設けると共にトー調整装置上の車両の傾
    きを測定するカメラ及びその画像処理部を設け、該カメ
    ラ及び画像処理部で基準点からの車両のずれ量を測定し
    そのデータより車両の傾きθを求め該θによりリヤトー
    補正値αを演算し、前記測定ユニットで測定したリヤト
    ー測定値を補正値αで補正する手段とリヤトー調整後の
    リヤ進行軸βを演算し該リヤ進行軸βによりフロントト
    ーの調整値を出力するトー演算手段とを設けたことを特
    徴とするトー調整装置。
JP3060389U 1989-03-17 1989-03-17 トー調整装置 Expired - Fee Related JPH0642164Y2 (ja)

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JPH02121482U JPH02121482U (ja) 1990-10-02
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US5220399A (en) * 1991-12-20 1993-06-15 Christian Donald J Wide angle wheel alignment system
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