JP2510204Y2 - 車軸式アクスルを有する車両の操向角測定装置 - Google Patents

車軸式アクスルを有する車両の操向角測定装置

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JP2510204Y2
JP2510204Y2 JP9840690U JP9840690U JP2510204Y2 JP 2510204 Y2 JP2510204 Y2 JP 2510204Y2 JP 9840690 U JP9840690 U JP 9840690U JP 9840690 U JP9840690 U JP 9840690U JP 2510204 Y2 JP2510204 Y2 JP 2510204Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車軸式アクスルを有する車両において、そ
の操向角を測定するための装置に関する。
[従来の技術] 従来より、バス・トラックなどの車両では、操向車輪
を備えるフロント部において車軸式アクスルが採用され
ている。
このような車軸式アクスルを有する車両では、車両の
製造工程中に車輪の操向角(タイヤ切れ角)を測定し
て、所定範囲内の値となっているかどうかを検査する
が、上記操向角の測定は次のようにして行なわれる。す
なわち、車輪のドラムに所要の治具を装着し、車輪を左
右に操舵して、この車輪ドラム付き治具とシャーシ(フ
レーム)に取り付けられるリーフスプリングとの間隔
(これをS寸法という)を測定することにより、この測
定値が所定範囲内の値となっているかどうかを検査する
のである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このようなリーフスプリングとドラム
との間隔を測定する従来の手段では、近年車両の型式が
多様化してドラムの大きさのバリエーションが多変化
し、またドラムブレーキ式とかディスクブレーキ式とか
の違いによりドラムの大きさも各種の変化が見られるた
め、治具として何十種類もの測定治具を用意する必要が
あり、このため製造作業の煩雑さを著しく増し、しかも
誤セットの原因となるなど、作業の正確性を確保するこ
とが難しい。
本考案は、このような課題に鑑みなされたもので、相
対する左右両輪の操向軸となる両キングピンの角度変化
を電気的に測定して操向角を測定することによって、簡
単な作業により正確に車輪の操向角を測定できるように
した、車軸式アクスルを有する車両の操向角測定装置を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するため、本考案の車軸式アクスル
を有する車両の操向角測定装置は、車軸式アクスルを有
する車両において、その左右のキングピンの軸上にそれ
ぞれ配置されてキングピンセンタの切れ角を測定する左
右一対のエンコーダと、該左右のキングピンの一方の軸
上に配置される発光部と、該左右のキングピンの他方の
軸上に配置されて該発光部からの光を受ける光電変換部
とをそなえるとともに、該光電変換部からの出力でゼロ
点調整をし、該エンコーダの出力から該車軸式アクスル
の操向角を演算する操向角演算部と、該操向角演算部か
らの出力に基づき該操向角を表示する表示部とをそなえ
て構成されたことを特徴としている。
[作用] 上述の本考案の車軸式アクスルを有する車両の操向角
測定装置では、車輪の操向角測定に際して、車軸式アク
スルでの左右のキングピンのそれぞれの軸上に、その一
方にはエンコーダと発光部を、他方にはエンコーダと上
記発光部よりの光を受ける光電変換部とを配置する。
そして、まず光電変換部からの出力で0点調整する。
その後は、車輪を右又は左に回動させると、キングピン
が回転して、エンコーダからキングピン切れ角相応の出
力が出る。このエンコーダ出力は操向角演算部へ入力さ
れ、この操向角演算部によって操向角が演算され、この
演算結果に基づき表示部にて車輪の操向角が表示され
る。
[実施例] 以下、図面により本考案の一実施例としての車軸式ア
クスルを有する車両の操向角測定装置について説明する
と、第1図は本測定装置の設置状態を示す車軸式フロン
トアクスル部の斜視図、第2図は本測定装置のブロック
図、第3図は本測定装置の一部を断面して示す模式図で
あり、各図中、同じ符号はほぼ同様の部分を示してい
る。
まず、第1図には車軸式フロントアクスルの概略構造
が示されているが、この第1図において、1は並設され
る一対のフレーム、2は両フレーム1,1の下方に並行し
てスプリングブラケット3およびシャッフル4を介して
取り付けられるリーフスプリング、5はリーフスプリン
グ2,2の下方に取り付けられる車軸式フロントアクスル
であり、このフロントアクスル5の左右両端部には、キ
ングピン7,7′を介して車輪のドラム8,8が取り付けられ
ている。なお、9はショックアブソーバである。
さて、本測定装置は一部を除いて左右ほぼ同じ構造の
測定器A1とA2との組み合わせにより構成されている。す
なわち、その一方側の測定器A1は、第3図に示すよう
に、エンコーダ(ロータリエンコーダ)10の上方に支軸
11を介して発光部(光源)12が設けられ、下方には下端
に凹状定着部13aを有する取付脚部13が設けられてお
り、この定着部13aは例えば磁石14等にてキングピン7
の先端に被さるようにして定着しうるようになってい
る。また、エンコーダ10は、本体部に対し軸受部を介し
て回転可能に支持されたスリット付き円板15をそなえて
おり、この円板15のスリット形成対応部位に複数の発光
素子10aと複数の光電変換素子10bとが対向してフォトカ
ップラを構成するようにして設けられている。
また、円板15の中心軸15aからはほぼ水平方向に延在
される伸縮可能なアーム16が設けられ、その先端には、
磁石17が設けられている。
なお、発光部12の支軸11と円板15の中心軸15aと取付
脚部13の軸線とは同一軸上にあるように構成されてい
る。
また、他方側の測定器A2は、上記一方側測定器A1の発
光部12の光を受ける光電管のごとき光電変換部18がエン
コーダ10′の上方部に支軸11を介して設けられており、
その他の構成部分は、一方側の測定器A1と同じであり、
両測定器A1,A2は対称的な配置をもって相対向するよう
になっている。
そして、本測定器A1,A2を取り付けるには、その軸線
とキングピン7,7′の軸線とが同一軸上となるようにし
て、取付脚部13の下端を磁石14によってキングピン7,
7′の上方先端部に定着させるとともに、アーム16の先
端の磁石17をフレーム1に定着させればよく、この場
合、車種によりフレーム1とキングピン7,7′との距離
は異なるので、アーム16を伸縮させてアーム長さをその
車種に合うような寸法に調整して取り付ける。
このようにして、左右、すなわち一方側と他方側の測
定器A1,A2が対称的に向かい合うようにキングピン7,7′
上に配置されることにより、一方側の発光部12の発光面
12aと他方側の光電変換部18の受光面18aとは相対向され
るようになっている。
なお、実際には、キングピン7,7′の軸はアクスル5
に対しやや傾斜角をもっているので、発光部12の発光面
12aと光電変換部18の受光面18aは測定器A1,A2の軸に対
してある所定の傾斜角をもたされて設けられている。
そして、第2図に示すように、本測定器A1,A2による
光電変換部(光電管)18および一方側(右側)エンコー
ダ10と他方側(左側)エンコーダ10′の光電変換素子10
bからの信号は操向角演算部(シーケンサ)19へ入力さ
れるようになっており、この操向角演算部(シーケン
サ)19によって右側キングピン7の回転角(操向角)お
よび左側キングピン7′の回転角(操向角)が演算さ
れ、この演算結果が表示部20としての例えば7セグメン
ト表示器(ディジタル表示器)からなる左ディスプレイ
20aおよび右ディスプレイ20bへ出力され、それぞれのデ
ィスプレイ20a,20bにて左右の操向角が表示されるよう
になっている。なお、キングピンの回転角(切れ角)+
0.16°が操向角となるが、これはキングピンの回転角
(切れ角)を操向角と近似しても良いことを意味してい
る。
つぎに、本装置の操向角測定操作について説明する
と、まず左右の測定器A1,A2を車軸アクスル5の両端部
に設けられるキングピン7,7′上にそれぞれ取り付け、
アーム16によりフレーム1との位置を固定させて、本測
定器A1,A2を位置決めする。
そして、一方側の測定器A1の発光部12からの光を他方
側A2の光電変換部18が受け入れる状態とし、光電変換部
18からの出力により0点調整を行なう。これにより、左
右のディスプレイ20a,20bには、それぞれ0(ゼロ)表
示がなされる。
次に、左右のドラム8,8′をそれぞれ左方向および右
方向に回転させると、エンコーダ10,10′の各発光素子1
0aおよび光電変換素子10bからなるフォトカップラはエ
ンコーダ本体部とともに回転するが、円板15はアーム16
に固定されているので回転しない。従って、フォトカッ
プラ間を円板15が移動するのと同じ結果となり、エンコ
ーダ10の光電変換素子10bから円板15のスリットパター
ンに応じた「1」,「0」信号が出力される。ここで、
測定角範囲がnビット(0〜2n)であれば、n個の光電
変換素子10bからnビットの信号が出力されることにな
る。
上記の光電変換素子10bからのnビット信号は、操向
角演算部(シーケンサ)19へ入力され、ここで、キング
ピン切れ角から操向角が演算され、この演算結果が表示
部20としての左右のディスプレイ(7セグメント表示
器)20a,20bへ出力され、各ディスプレイ20a,20bにて、
左右の測定角のディジタル表示が行なわれる。
このようにして、左右のドラム8,8′を右方向および
左方向規制限界まで回することにより、その表示を見な
がら操向角をリアルタイムで測定することができるので
ある。
なお、上記ではフロントアクスルの場合について説明
したが、この測定装置は四輪操舵車(4WWS車)における
リヤアクスルの操向角測定にも利用できることは当然で
ある。
上記のような構成により、一種類の測定装置により電
気的手段を用いキングピンの回転の原点を発光部12と光
電変換部18によって決定しておき、測定しようとする切
れ角(操向角)をデジタル表示器としてのディスプレイ
20a,20bにてリアルタイムで表示することができるの
で、その測定作業が簡単で、操向角の誤測定のおそれも
なく、これにより正確且つ迅速に操向角を測定すること
ができる。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の車軸式アクスルを有す
る車両の操向角測定装置によれば、車軸式アクスルを有
する車両において、その左右のキングピンの軸上にそれ
ぞれ配置されてキングピンセンタの切れ角を測定する左
右一対のエンコーダと、該左右のキングピンの一方の軸
上に配置される発光部と、該左右のキングピンの他方の
軸上に配置されて該発光部からの光を受ける光電変換部
とをそなえるとともに、該光電変換部からの出力でゼロ
点調整をし、該エンコーダの出力から該車軸式アクスル
の操向角を演算する操向角演算部と、該操向角演算部か
らの出力に基づき該操向角を表示する表示部とをそなえ
ているので、車軸式アクスルを有する車両の操向角を測
定するのに、角度法による電気的手段を用いて左右の発
光部と光電変換部とにより、車両の原点を決定しておく
という極く簡単な操作にて自動的且つタイムリーに操向
角を測定表示することができる。従って、車種の異なる
車両への対応が広範囲且つ容易となり、車両の製造作業
における操向角の測定ひいては所要の操向角にするため
のセットを容易にし、しかも迅速且つ正確に測定を実施
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例としての車軸式アクスル
を有する車両の操向角測定装置を示すもので、第1図は
本測定装置の設置状態を示す車軸式フロントアクスル部
の斜視図、第2図は本測定装置のブロック図、第3図は
本測定装置の一部を断面して示す模式図である。 1……フレーム、2……リーフスプリング、3……スプ
リングブラケット、4……シャックル、5……車軸式フ
ロントアクスル、6……Uボルト、7,7′……キングピ
ン、8,8′……ドラム、9……ショックアブソーバ、10,
10′……エンコーダ、10a……発光素子、10b……光電変
換素子、11……支軸、12……発光部、12a……発光面、1
3……取付脚部、13a……定着部、14,17……磁石、15…
…スリット付き円板、15a……中心軸、16……アーム、1
8……光電変換部、18a……受光面、19……操向角演算部
(シーケンサ)、20……表示部、20a,20b……7セグメ
ント表示器としてのディスプレイ、A1……一方側測定
器、A2……他方側測定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−175503(JP,A) 特開 昭63−70109(JP,A) 特開 昭61−234302(JP,A) 特開 昭61−234301(JP,A) 特開 昭57−24815(JP,A) 特開 昭55−99002(JP,A) 特開 昭50−71001(JP,A) 実開 昭59−63079(JP,U) 実開 平3−40291(JP,U) 特公 昭40−5129(JP,B1) 特公 昭36−2735(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車軸式アクスルを有する車両において、そ
    の左右のキングピンの軸上にそれぞれ配置されてキング
    ピンセンタの切れ角を測定する左右一対のエンコーダ
    と、該左右のキングピンの一方の軸上に配置される発光
    部と、該左右のキングピンの他方の軸上に配置されて該
    発光部からの光を受ける光電変換部とをそなえるととも
    に、該光電変換部からの出力でゼロ点調整をし、該エン
    コーダの出力から該車軸式アクスルの操向角を演算する
    操向角演算部と、該操向角演算部からの出力に基づき該
    操向角を表示する表示部とをそなえて構成されたことを
    特徴とする、車軸式アクスルを有する車両の操向角測定
    装置。
JP9840690U 1990-09-19 1990-09-19 車軸式アクスルを有する車両の操向角測定装置 Expired - Lifetime JP2510204Y2 (ja)

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JPH0455505U JPH0455505U (ja) 1992-05-13
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