JPH07121705B2 - 車輪傾斜角度調整システム - Google Patents
車輪傾斜角度調整システムInfo
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- JPH07121705B2 JPH07121705B2 JP20447490A JP20447490A JPH07121705B2 JP H07121705 B2 JPH07121705 B2 JP H07121705B2 JP 20447490 A JP20447490 A JP 20447490A JP 20447490 A JP20447490 A JP 20447490A JP H07121705 B2 JPH07121705 B2 JP H07121705B2
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、車両に装着された車輪の傾斜角度を検出し、
調整することのできる車輪傾斜角度調整システムに関す
る。
調整することのできる車輪傾斜角度調整システムに関す
る。
［従来の技術］ 自動車のホイール・アライメントを正確に検出し、調整
することは、走行安定性を維持する上で極めて重要であ
る。
することは、走行安定性を維持する上で極めて重要であ
る。
この検出作業を行うにあたり、車輪の傾斜角度を自動検
出する装置が種々提案されている。例えば、車輪のトー
角度を検出する装置として、車輪のタイヤ部分の側部に
センサを当接させ、進行方向に対する車輪の傾斜角度を
自動的に検出するようにしたものがある。そして、前記
装置によって検出された車輪の傾斜角度を所望の傾斜角
度となるようにタイロッドを調整することで走行安定性
の良い車両を得ることができる。
出する装置が種々提案されている。例えば、車輪のトー
角度を検出する装置として、車輪のタイヤ部分の側部に
センサを当接させ、進行方向に対する車輪の傾斜角度を
自動的に検出するようにしたものがある。そして、前記
装置によって検出された車輪の傾斜角度を所望の傾斜角
度となるようにタイロッドを調整することで走行安定性
の良い車両を得ることができる。
［発明が解決しようとする課題］ ところで、前記タイロッドの調整部位は車体の下部に配
設されている。そのため、作業者が車体の下で作業を行
う場合、排気ガスやオイル等の滴下を充分に考慮して作
業を行なわなければならない。また、車体の下は作業ス
ペースが限られており、作業性が悪いという不都合があ
る。従って、車輪の傾斜角度を高精度に調整することは
困難であった。
設されている。そのため、作業者が車体の下で作業を行
う場合、排気ガスやオイル等の滴下を充分に考慮して作
業を行なわなければならない。また、車体の下は作業ス
ペースが限られており、作業性が悪いという不都合があ
る。従って、車輪の傾斜角度を高精度に調整することは
困難であった。
そこで、本発明では、車輪の傾斜角度の検出および調整
を自動的且つ高精度に行うことのできる車輪傾斜角度調
整システムを提供することを目的とする。
を自動的且つ高精度に行うことのできる車輪傾斜角度調
整システムを提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 前記の課題を解決するために、本発明は、車両に装着さ
れた車輪の傾斜角度を検出する車輪傾斜角度検出装置
と、 前車輪間および／または後車輪間に配設され、前記車輪
傾斜角度検出装置によって検出された車輪の傾斜角度を
所望の傾斜角度に調整する車輪傾斜角度調整装置とを備
え、 前記車輪傾斜角度調整装置は、車輪傾斜角度調整装置に
対する車両側の車輪傾斜角度調整部材の位置を検出する
位置検出手段と、 前記車輪傾斜角度調整部材を調整するための移動自在な
調整用工具と、 を有することを特徴とする。
れた車輪の傾斜角度を検出する車輪傾斜角度検出装置
と、 前車輪間および／または後車輪間に配設され、前記車輪
傾斜角度検出装置によって検出された車輪の傾斜角度を
所望の傾斜角度に調整する車輪傾斜角度調整装置とを備
え、 前記車輪傾斜角度調整装置は、車輪傾斜角度調整装置に
対する車両側の車輪傾斜角度調整部材の位置を検出する
位置検出手段と、 前記車輪傾斜角度調整部材を調整するための移動自在な
調整用工具と、 を有することを特徴とする。
［作用］ 本発明に係る車輪傾斜角度調整システムでは、車輪傾斜
角度調整装置によって車両に装着された車輪の傾斜角度
を検出し、次いで、車輪傾斜角度調整装置を構成する位
置検出手段を用いて車両の傾斜角度調整部材の位置を検
出した後、調整用工具を前記傾斜角度調整部材まで移動
させて角度の調整を行う。この場合、車輪の傾斜角度の
調整を自動的且つ正確に行うことができる。
角度調整装置によって車両に装着された車輪の傾斜角度
を検出し、次いで、車輪傾斜角度調整装置を構成する位
置検出手段を用いて車両の傾斜角度調整部材の位置を検
出した後、調整用工具を前記傾斜角度調整部材まで移動
させて角度の調整を行う。この場合、車輪の傾斜角度の
調整を自動的且つ正確に行うことができる。
［実施例］ 次に、本発明に係る車輪傾斜角度調整システムの一実施
例を詳細に説明する。
例を詳細に説明する。
第１図乃至第３図において、参照符号12は、本実施例の
車輪傾斜角度調整システムを示す。この車輪傾斜角度調
整システム12は、測定対象である車両13に装着された車
輪14A乃至14Dのトー角度を検出する車輪傾斜角度検出装
置10A乃至10Dと、前記車輪傾斜角度検出装置10A、10B間
および10C、10D間に配置され、各車輪14A乃至14Dのトー
角度を調整する車輪傾斜角度調整装置16および18とから
基本的に構成される。
車輪傾斜角度調整システムを示す。この車輪傾斜角度調
整システム12は、測定対象である車両13に装着された車
輪14A乃至14Dのトー角度を検出する車輪傾斜角度検出装
置10A乃至10Dと、前記車輪傾斜角度検出装置10A、10B間
および10C、10D間に配置され、各車輪14A乃至14Dのトー
角度を調整する車輪傾斜角度調整装置16および18とから
基本的に構成される。
車輪傾斜角度検出装置10A乃至10Dは、車両13の進入位置
あるいは車両13の車幅および車長に応じて矢印ａ、ｂ方
向に変位可能に構成されている（特開昭64−72001号参
照）。以下、車輪傾斜角度検出装置10Aのみについて説
明する。
あるいは車両13の車幅および車長に応じて矢印ａ、ｂ方
向に変位可能に構成されている（特開昭64−72001号参
照）。以下、車輪傾斜角度検出装置10Aのみについて説
明する。
車輪傾斜角度検出装置10Aは、第４図に示すように、車
輪14Aを支持する一対の支持ローラ20a、20bと、回動自
在であるとともに前記支持ローラ20a、20bを回動自在に
支持するテーブル22と、前記テーブル22の基準位置に対
する回動角度を検出するロータリエンコーダ24と、前記
テーブル22にアーム26aおよび26bを介して支持され、車
幅方向（矢印ａ方向）に近接離間可能な検出ローラ対28
a、28bおよび28c、28dとを備える。ここで、前記検出ロ
ーラ対28a、28bおよび28c、28dは、第２図に示すよう
に、夫々車輪14Aのタイヤあるいはリムに所定距離離間
した状態で当接する。
輪14Aを支持する一対の支持ローラ20a、20bと、回動自
在であるとともに前記支持ローラ20a、20bを回動自在に
支持するテーブル22と、前記テーブル22の基準位置に対
する回動角度を検出するロータリエンコーダ24と、前記
テーブル22にアーム26aおよび26bを介して支持され、車
幅方向（矢印ａ方向）に近接離間可能な検出ローラ対28
a、28bおよび28c、28dとを備える。ここで、前記検出ロ
ーラ対28a、28bおよび28c、28dは、第２図に示すよう
に、夫々車輪14Aのタイヤあるいはリムに所定距離離間
した状態で当接する。
車輪傾斜角度調整装置16は、車輪14A、14Bのトー角度を
所定の角度に調整するものであり、第２図、第３図およ
び第５図に示すように構成される。
所定の角度に調整するものであり、第２図、第３図およ
び第５図に示すように構成される。
すなわち、車輪傾斜角度調整装置16は、基台30と、基台
30上に配設され、車輪14A、14B間において車幅方向（矢
印ａ方向）に延在するガイドレール32と、ガイドレール
32に沿って移動可能なテーブル36と、テーブル36に対し
て車長方向（矢印ｂ方向）に移動可能な本体部40と、本
体部40の端部に連結される第１アーム42と、第１アーム
42の上端部に連結され、矢印ｃ方向および矢印ｄ方向に
回動可能な第２アーム46と、第２アーム46の先端部に連
結される調整用工具であるレンチ48とを備える。
30上に配設され、車輪14A、14B間において車幅方向（矢
印ａ方向）に延在するガイドレール32と、ガイドレール
32に沿って移動可能なテーブル36と、テーブル36に対し
て車長方向（矢印ｂ方向）に移動可能な本体部40と、本
体部40の端部に連結される第１アーム42と、第１アーム
42の上端部に連結され、矢印ｃ方向および矢印ｄ方向に
回動可能な第２アーム46と、第２アーム46の先端部に連
結される調整用工具であるレンチ48とを備える。
レンチ48は、第５図に示すように、上端部が開口する係
合部50を有し、この係合部50には、図示しないギアトレ
インを介して回転するソケット54が設けられている。ま
た、レンチ48の先端部の所定部位には、位置検出手段を
構成する光ファイバーの投光部56a、58aおよび受光部56
b、58bが設けられる。この場合、投光部56aと受光部56b
および投光部58aと受光部58bは夫々対向して配置され
る。
合部50を有し、この係合部50には、図示しないギアトレ
インを介して回転するソケット54が設けられている。ま
た、レンチ48の先端部の所定部位には、位置検出手段を
構成する光ファイバーの投光部56a、58aおよび受光部56
b、58bが設けられる。この場合、投光部56aと受光部56b
および投光部58aと受光部58bは夫々対向して配置され
る。
ここで、前記レンチ48によって調整される車輪傾斜角度
調整部材を含むステアリング機構60は、第６図に示すよ
うに構成される。すなわち、ステアリング機構60は、ス
テアリング・ホイール62と、ステアリング軸64と、ピニ
オン66と、前記ピニオン66が噛み合うラック68の形成さ
れたタイロッド70と、タイロッド70の両端部と車輪14
A、14Bを連結するタイロッドエンド72a、72bとを備え
る。タイロッド70とタイロッドエンド72a、72bとはタイ
ロッド調整部材78a、78bによって夫々連結される。この
タイロッド調整部材78a、78bは、外周部の一部を六角柱
状に形成した調整部80a、80b側の一端部がタイロッド70
に軸着する一方、他端部がロックナット82a、82bを介し
てタイロッドエンド72a、72bに螺合される。なお、タイ
ロッド70とタイロッド調整部材78a、78bとの連結部はラ
バー等からなるベローズ84a、84bによって囲繞されてい
る。
調整部材を含むステアリング機構60は、第６図に示すよ
うに構成される。すなわち、ステアリング機構60は、ス
テアリング・ホイール62と、ステアリング軸64と、ピニ
オン66と、前記ピニオン66が噛み合うラック68の形成さ
れたタイロッド70と、タイロッド70の両端部と車輪14
A、14Bを連結するタイロッドエンド72a、72bとを備え
る。タイロッド70とタイロッドエンド72a、72bとはタイ
ロッド調整部材78a、78bによって夫々連結される。この
タイロッド調整部材78a、78bは、外周部の一部を六角柱
状に形成した調整部80a、80b側の一端部がタイロッド70
に軸着する一方、他端部がロックナット82a、82bを介し
てタイロッドエンド72a、72bに螺合される。なお、タイ
ロッド70とタイロッド調整部材78a、78bとの連結部はラ
バー等からなるベローズ84a、84bによって囲繞されてい
る。
一方、車輪傾斜角度調整装置18は、車輪14C、14Dのトー
角度を所定の角度に調整するものであり、第２図、第３
図および第７図に示すように構成される。
角度を所定の角度に調整するものであり、第２図、第３
図および第７図に示すように構成される。
すなわち、車輪傾斜角度調整装置18は、基板90と、基台
90上に配設され、車輪14C、14D間において車幅方向（矢
印ａ方向）に延在するガイドレール92と、ガイドレール
92に沿って移動可能なテーブル94と、テーブル94に対し
て車長方向（矢印ｂ方向）に移動可能な本体部96と、本
体部96の端部に連結され車高方向（矢印ｅ方向）に移動
可能なアーム98と、アーム98の上端部に連結され、矢印
ｃ方向に旋回可能なテーブル100上に配設される調整用
工具であるナットランナ102および係止具104とを備え
る。
90上に配設され、車輪14C、14D間において車幅方向（矢
印ａ方向）に延在するガイドレール92と、ガイドレール
92に沿って移動可能なテーブル94と、テーブル94に対し
て車長方向（矢印ｂ方向）に移動可能な本体部96と、本
体部96の端部に連結され車高方向（矢印ｅ方向）に移動
可能なアーム98と、アーム98の上端部に連結され、矢印
ｃ方向に旋回可能なテーブル100上に配設される調整用
工具であるナットランナ102および係止具104とを備え
る。
ナットランナ102は、係止具104に対して車長方向（矢印
ｂ方向）に近接離間可能に構成されており、第７図に示
すように、その上端部には図示しないギアトレインを介
して回転するソケット106が設けられる。また、係止具1
04は、上端部が略Ｕ字状に形成され、車高方向（矢印ｅ
方向）に移動可能に構成される。なお、ナットランナ10
2の所定部位には、位置検出手段を構成する光ファイバ
ーの投光部108aおよび受光部108bが対向して設けられ
る。さらに、係止具104の所定部位およびナットランナ1
02の所定部位にも、同様に、位置検出手段を構成する光
ファイバーの投光部110aおよび受光部110bが対向して設
けられる。
ｂ方向）に近接離間可能に構成されており、第７図に示
すように、その上端部には図示しないギアトレインを介
して回転するソケット106が設けられる。また、係止具1
04は、上端部が略Ｕ字状に形成され、車高方向（矢印ｅ
方向）に移動可能に構成される。なお、ナットランナ10
2の所定部位には、位置検出手段を構成する光ファイバ
ーの投光部108aおよび受光部108bが対向して設けられ
る。さらに、係止具104の所定部位およびナットランナ1
02の所定部位にも、同様に、位置検出手段を構成する光
ファイバーの投光部110aおよび受光部110bが対向して設
けられる。
ここで、前記ナットランナ102および係止具104によって
調整される車輪傾斜角度調整部材を含む後車輪支持機構
112は、第８図に示すように構成される。すなわち、後
車輪支持機構112は、中間部が支軸114を介して車体側に
軸支され、一端部が車輪14C、14Dに連結されるトレーリ
ングアーム116と、トレーリングアーム116の他端部と車
体を連結するコンペンセータアーム118とを備える。こ
の場合、コンペンセータアーム118は、第７図に示すよ
うに、ボルト120によって固定されるブッシュ122を介し
て車体側に連結される。なお、ブッシュ122には、前記
ボルト120の位置を検知するための検知板124が設けられ
る。
調整される車輪傾斜角度調整部材を含む後車輪支持機構
112は、第８図に示すように構成される。すなわち、後
車輪支持機構112は、中間部が支軸114を介して車体側に
軸支され、一端部が車輪14C、14Dに連結されるトレーリ
ングアーム116と、トレーリングアーム116の他端部と車
体を連結するコンペンセータアーム118とを備える。こ
の場合、コンペンセータアーム118は、第７図に示すよ
うに、ボルト120によって固定されるブッシュ122を介し
て車体側に連結される。なお、ブッシュ122には、前記
ボルト120の位置を検知するための検知板124が設けられ
る。
本実施例に係る車輪傾斜角度調整システム12は以下のよ
うに構成されるものであり、次に、この車輪傾斜角度調
整システム12の動作について説明する。
うに構成されるものであり、次に、この車輪傾斜角度調
整システム12の動作について説明する。
先ず、測定対象である車両13の車幅および車長に応じて
車輪傾斜角度検出装置10A乃至10Dを矢印ａ、ｂ方向に変
位させた後、車両13を進入させ、各車輪14A乃至14Dを車
輪傾斜角度検出装置10A乃至10Dの支持ローラ20a、20b上
に載置する（第１図乃至第４図参照）。
車輪傾斜角度検出装置10A乃至10Dを矢印ａ、ｂ方向に変
位させた後、車両13を進入させ、各車輪14A乃至14Dを車
輪傾斜角度検出装置10A乃至10Dの支持ローラ20a、20b上
に載置する（第１図乃至第４図参照）。
次いで、第４図において、アーム26aおよび26bを近接さ
せると、アーム26aおよび26bの上端部に設けられた検出
ローラ対28a、28bおよび28c、28dが夫々車輪14A乃至14D
の両側部に当接する。この場合、各検出ローラ対28a、2
8bおよび28c、28dが前記車輪14A乃至14Dに倣うことでテ
ーブル22が回転するに至る。この回動角度は、ロータリ
エンコーダ24によって車輪14A乃至14Dのトー角度として
検出される。
せると、アーム26aおよび26bの上端部に設けられた検出
ローラ対28a、28bおよび28c、28dが夫々車輪14A乃至14D
の両側部に当接する。この場合、各検出ローラ対28a、2
8bおよび28c、28dが前記車輪14A乃至14Dに倣うことでテ
ーブル22が回転するに至る。この回動角度は、ロータリ
エンコーダ24によって車輪14A乃至14Dのトー角度として
検出される。
次に、車輪傾斜角度調整装置16によるトー角度の調整作
業について説明する。
業について説明する。
先ず、車輪傾斜角度調整装置16を駆動し、レンチ48の係
合部50にタイロッド調整部材78a、78bを臨入させる。こ
の場合、第５図において、レンチ48を車高方向（矢印ｅ
方向）に移動させた際、前記レンチ48に設けられた投光
部58a、受光部58bの対がタイロッド調整部材78a、78bの
下端部を検知する。また、レンチ48を車長方向（矢印ｂ
方向）に移動させた際、前記レンチ48に設けられた投光
部56a、受光部56bの対がタイロッド調整部材78a、78bの
側面部を検知する。このようにして、タイロッド調整部
材78a、78bの車高方向（矢印ｅ方向）および車長方向
（矢印ｂ方向）の位置が確定する。
合部50にタイロッド調整部材78a、78bを臨入させる。こ
の場合、第５図において、レンチ48を車高方向（矢印ｅ
方向）に移動させた際、前記レンチ48に設けられた投光
部58a、受光部58bの対がタイロッド調整部材78a、78bの
下端部を検知する。また、レンチ48を車長方向（矢印ｂ
方向）に移動させた際、前記レンチ48に設けられた投光
部56a、受光部56bの対がタイロッド調整部材78a、78bの
側面部を検知する。このようにして、タイロッド調整部
材78a、78bの車高方向（矢印ｅ方向）および車長方向
（矢印ｂ方向）の位置が確定する。
次に、前記のようにして検知されたタイロッド調整部材
78a、78bの位置情報に基づき、前記レンチ48を移動させ
ることでソケット54にタイロッド調整部材78a、78bを係
合させた後、レンチ48を車幅方向（矢印ａ方向）に移動
し、調整部80a、80bに対して前記ソケット54を係合させ
る。次いで、ソケット54を回動させ、車輪傾斜角度検出
装置10A、10Bによって検出されたトー角度を所望のトー
角度に調整する。
78a、78bの位置情報に基づき、前記レンチ48を移動させ
ることでソケット54にタイロッド調整部材78a、78bを係
合させた後、レンチ48を車幅方向（矢印ａ方向）に移動
し、調整部80a、80bに対して前記ソケット54を係合させ
る。次いで、ソケット54を回動させ、車輪傾斜角度検出
装置10A、10Bによって検出されたトー角度を所望のトー
角度に調整する。
次に、車輪傾斜角度調整装置18の動作について説明す
る。
る。
先ず、車輪傾斜角度調整装置18のアーム98を車高方向
（矢印ｅ方向）に移動させる。この場合、係止具104の
上端部に設けられた投光部110aとナットランナ102に設
けられた受光部110bの対が検出板124の下端部を検知す
る。また、ナットランナ102を車長方向（矢印ｂ方向）
に移動させた際、投光部108aと受光部108bの対がボルト
120の車長方向（矢印ｂ方向）の端部を検知する。さら
に、ナットランナ102を車幅方向（矢印ａ方向）に移動
せせた際、投光部108aと受光部108bの対がボルト120の
車幅方向（矢印ａ方向）の側部を検知する。このように
して、ナットランナ102に対するボルト120の位置が確定
する。
（矢印ｅ方向）に移動させる。この場合、係止具104の
上端部に設けられた投光部110aとナットランナ102に設
けられた受光部110bの対が検出板124の下端部を検知す
る。また、ナットランナ102を車長方向（矢印ｂ方向）
に移動させた際、投光部108aと受光部108bの対がボルト
120の車長方向（矢印ｂ方向）の端部を検知する。さら
に、ナットランナ102を車幅方向（矢印ａ方向）に移動
せせた際、投光部108aと受光部108bの対がボルト120の
車幅方向（矢印ａ方向）の側部を検知する。このように
して、ナットランナ102に対するボルト120の位置が確定
する。
そこで、前記のようにして検知されたボルト120の位置
情報に基づき、ナットランナ102を移動させることでソ
ケット106をボルト120に係合させ、前記ボルト120を緩
める。次いで、係止具104をブッシュ122に係合させた
後、車輪傾斜角度調整装置18全体を略幅方向（矢印ａ方
向）に移動させる。この場合、コンペンセータアーム11
8が変位し、トレーリングアーム116が第８図に示す矢印
方向に移動することで車輪14C、14Dのトー角度が所望の
値に調整される。
情報に基づき、ナットランナ102を移動させることでソ
ケット106をボルト120に係合させ、前記ボルト120を緩
める。次いで、係止具104をブッシュ122に係合させた
後、車輪傾斜角度調整装置18全体を略幅方向（矢印ａ方
向）に移動させる。この場合、コンペンセータアーム11
8が変位し、トレーリングアーム116が第８図に示す矢印
方向に移動することで車輪14C、14Dのトー角度が所望の
値に調整される。
以上のようにして、車輪14A乃至14Dが所望のトー角度に
調整される。なお、上述した実施例では、トー角度の調
整について説明したが、本発明はトー角度の調整に限定
されるものではなく、キャンバ角度の調整にも適用可能
である。
調整される。なお、上述した実施例では、トー角度の調
整について説明したが、本発明はトー角度の調整に限定
されるものではなく、キャンバ角度の調整にも適用可能
である。
［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、車両に装着された車輪
の傾斜角度を車輪傾斜角度検出装置によって検出し、次
いで、前記傾斜角度を車輪傾斜角度調整装置によって所
望の値となるように調整している。この場合、前記車輪
傾斜角度調整装置は、調整部材の位置を検出する位置検
出手段を備えているため、調整部材の位置を自動的に検
出することができる。また、前記のようにして自動的に
検出された調整部材を調整用工具を用いて自動調整する
ことができるため、作業者による作業が不要となり、し
かも、極めて高精度に傾斜角度の調整を行うことができ
る。
の傾斜角度を車輪傾斜角度検出装置によって検出し、次
いで、前記傾斜角度を車輪傾斜角度調整装置によって所
望の値となるように調整している。この場合、前記車輪
傾斜角度調整装置は、調整部材の位置を検出する位置検
出手段を備えているため、調整部材の位置を自動的に検
出することができる。また、前記のようにして自動的に
検出された調整部材を調整用工具を用いて自動調整する
ことができるため、作業者による作業が不要となり、し
かも、極めて高精度に傾斜角度の調整を行うことができ
る。
第１図は、本発明に係る車輪傾斜角度調整システムの一
実施例を示す平面構成図、 第２図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムの要
部斜視説明図、 第３図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムの要
部側面説明図、 第４図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムにお
ける車輪傾斜角度検出装置の構成説明図、 第５図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムにお
ける車輪傾斜角度調整装置の工具の構成説明図、 第６図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムにお
ける車輪傾斜角度調整装置によって調整されるステアリ
ング機構の説明図、 第７図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムにお
ける車輪傾斜角度調整装置の工具の構成説明図、 第８図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムにお
ける車輪傾斜角度調整装置によって調整される後車輪支
持機構の説明図である。 10A〜10D……車輪傾斜角度検出装置 12……車輪傾斜角度調整システム 13……車両 14A〜14D……車輪 24……ロータリエンコーダ 48……レンチ 56a、58a……投光部 56b、58b……受光部 60……ステアリング機構 102……ナットランナ 104……係止具 108a、110a……投光部 108b、110b……受光部 112……後車輪支持機構
実施例を示す平面構成図、 第２図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムの要
部斜視説明図、 第３図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムの要
部側面説明図、 第４図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムにお
ける車輪傾斜角度検出装置の構成説明図、 第５図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムにお
ける車輪傾斜角度調整装置の工具の構成説明図、 第６図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムにお
ける車輪傾斜角度調整装置によって調整されるステアリ
ング機構の説明図、 第７図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムにお
ける車輪傾斜角度調整装置の工具の構成説明図、 第８図は、第１図に示す車輪傾斜角度調整システムにお
ける車輪傾斜角度調整装置によって調整される後車輪支
持機構の説明図である。 10A〜10D……車輪傾斜角度検出装置 12……車輪傾斜角度調整システム 13……車両 14A〜14D……車輪 24……ロータリエンコーダ 48……レンチ 56a、58a……投光部 56b、58b……受光部 60……ステアリング機構 102……ナットランナ 104……係止具 108a、110a……投光部 108b、110b……受光部 112……後車輪支持機構
Claims (1)
- 【請求項１】車両に装着された車輪の傾斜角度を検出す
る車輪傾斜角度検出装置と、 前車輪間および／または後車輪間に配設され、前記車輪
傾斜角度検出装置によって検出された車輪の傾斜角度を
所望の傾斜角度に調整する車輪傾斜角度調整装置とを備
え、 前記車輪傾斜角度調整装置は、車輪傾斜角度調整装置に
対する車両側の車輪傾斜角度調整部材の位置を検出する
位置検出手段と、 前記車輪傾斜角度調整部材を調整するための移動自在な
調整用工具と、 を有することを特徴とする車輪傾斜角度調整システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20447490A JPH07121705B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 車輪傾斜角度調整システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20447490A JPH07121705B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 車輪傾斜角度調整システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0487886A JPH0487886A (ja) | 1992-03-19 |
| JPH07121705B2 true JPH07121705B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=16491131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20447490A Expired - Fee Related JPH07121705B2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 車輪傾斜角度調整システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07121705B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2003231558A1 (en) * | 2002-06-19 | 2004-01-06 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Device and method for measuring position of wheel inclination angle adjustment member, shaft-like work adjuster, and shaft-like work setting method |
| KR101230899B1 (ko) | 2010-12-01 | 2013-02-07 | 현대자동차주식회사 | 플로팅 기구를 이용한 토우 조정 자동화 장치 |
| KR102600063B1 (ko) * | 2019-09-30 | 2023-11-07 | 현대자동차 주식회사 | 휠 얼라인먼트 자동 조정 시스템 |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP20447490A patent/JPH07121705B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0487886A (ja) | 1992-03-19 |
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