JP2750660B2 - 天井墨出し作業装置 - Google Patents

天井墨出し作業装置

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JP2750660B2
JP2750660B2 JP35226193A JP35226193A JP2750660B2 JP 2750660 B2 JP2750660 B2 JP 2750660B2 JP 35226193 A JP35226193 A JP 35226193A JP 35226193 A JP35226193 A JP 35226193A JP 2750660 B2 JP2750660 B2 JP 2750660B2
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渉 栗山
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KYOWA EKUSHIO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は天井墨出し作業装置に係
り、特に天井の照明設備等のために開口箇所等を特定す
るために使用するのに好適な作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設現場では天井面に照明や空
調設備等の設置のため、天井面にその位置を決定する墨
出し作業を行っている。この天井への墨出し作業は、従
来から次のように行われていた。すなわち、床面上に予
め柱等を基準とした墨出し線を設置しておき、この床面
上の基準線を起点として設計図面から天井設備の中心位
置に対応する位置を一旦床面上に設定する。そして、こ
の床面上に設定された設置箇所を下げ振り等を用いて天
井面へ移設するようにしている。このような天井面への
墨出し作業は人的作業によって個々の箇所毎に行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】天井面への墨出し作業
はビル等の建設作業では1フロア当り数百箇所を越える
場合もあり、従来の下げ振りを用いるような人的作業で
は多大な時間と人手を要する問題がある。このようなこ
とからロボットなどを用いて天井面への墨出しを行わせ
ることも提案されているが、位置検査のための機器等の
ために高コスト化を招いており、実現は困難となってい
る。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に着目してな
されたもので、非常に簡易に天井墨出し作業を行うこと
ができるとともに、装置構造も簡単にすることができる
天井墨出し作業装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る天井墨出し作業装置は、回転量の検出
センサが付帯された走行輪と自由輪を有する移動台車
と、この移動台車上の搭載され直交2軸方向の任意方向
に位置移動可能とされたXY移動テーブルと、このXY
移動テーブルの移動中心に設置され天井方向に延長され
て回転可能に取り付けられた支柱部と、当該支柱部の回
転中心からの距離を可変とされ天井面へのマーキングを
なす墨出し部と、床面上の基準墨出し線からの前記移動
台車のスタート位置情報と目標墨出し位置情報が入力さ
れる制御部とを有し、この制御部は前記移動台車の目標
位置までの概略移動の後、センサからの信号を入力検知
により前記XY移動テーブルの移動中心を前記目標位置
に補正駆動させ、前記墨出し部を作動可能としてなる構
成としたものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、移動台車を床面上に設定さ
れた基準墨出し線を用いて目標位置を入力しつつスター
ト点に設定し、概略目標位置まで台車を移動させる。こ
の移動作業は、XYテーブルの稼働範囲内に目標位置が
収まる概略の移動であるため、極めて簡単に行うことが
できる。その後は、墨出し部の位置と目標位置の偏位は
制御手段によって検出され、XY移動テーブルが駆動制
御され、支柱部が目標位置に補正移動される。これによ
り墨出し部を天井面延長させ支柱を中心とした円を描か
せることにより、天井面への移設作業が終了するのであ
る。したがって、台車の概略移動によって迅速に目標位
置まで移動させ、正確な位置決めはXY移動テーブルの
作用によって補正するため、位置設定までの作業を非常
に簡易迅速に行うことができるのである。
【0007】
【実施例】以下に、本発明に係る天井墨出し作業装置の
具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1は実施例に係る天井墨出し作業装置の
全体構成を示す斜視図である。図示のように、この装置
は、作業設備を搭載した移動台車10を有しており、台
車本体12の前部中央下面に自由輪14を取付けるとと
もに、後部下面の左右に一対の走行輪16、16を取付
けている。これらは自由回転可能とされているが、図2
(1)に示しているように、自由輪14は球体によって
形成されたもので、任意の方向に転動可能となってい
る。他方の走行輪16は車軸連結されたもので走行方向
が一定方向に規定されている。また、走行輪14には前
後回転方向の回転量の検出と左右方向の回転量の検出を
なす走行方向検出センサ18が設けられ、また、走行輪
14の連結車軸部分には走行量の検出のためのセンサ2
0が設けられている(図2(1)参照)。これらのセン
サ18、20はエンコーダによって構成され、回転数の
検出により移動方向と移動量の検出がなされるものとな
っている。
【0009】また、図2(2)に示すように、台車10
には制御装置22が搭載されており、端末コンピュータ
等の入出力部24と制御機本体26によって構成されて
いる。この制御装置22には移動台車10のスタート位
置と目標位置の情報が入力され、上記センサ18、20
からの検出信号を逐次入力しながら移動台車10の位置
を演算して出力表示させるものとなっている。演算は台
車本体12の特定位置を基準として定め、これをスター
ト位置に合せた後、センサ18、20による検出信号に
よって台車移動量と方向変化量が幾何学的な演算処理に
よって求められるので、例えばスタート位置から目標位
置までの距離と方向に対する偏差を算出し、偏差量を入
出力部24に表示させるようにすればよい。
【0010】また、移動台車10の上面部には複数の高
さ調整ボルト28によって支持されたXY移動テーブル
30が搭載されている。実施例ではXY移動テーブル3
0の下面4ヵ所を台車本体12との間に設け、調整ボル
ト28の操作で高さ調整をなしつつ、水平度の調整がで
きるようにしている。XY移動テーブル30は例えば図
1に示しているように、台車10の幅方向に沿って前後
一対の平行ガイドレール32、32を設け、この平行ガ
イドレール32に直交するよう台車前後方向に沿った横
移動レール34を渡し掛けている。そして、当該横移動
レール34上に移動台36がレール走行可能に取付けら
れている。これにより、移動台36は平面移動可能とな
り、テーブル上の任意の位置をとることができる。横移
動レール34を横行移動させるためにモータ38とこれ
によって回転されるスクリューシャフト40が設けら
れ、スクリューシャフト40を横移動レール34に螺着
貫通させている。また移動台36は横移動レール34と
の間にピニオンラック機構などからなる前後駆動手段4
2を設け、移動台36を横移動レール34上で移動可能
としている。このようなことからXY移動テーブル30
における移動中心に設定されている移動台36は、駆動
手段によってテーブル移動範囲での任意の位置まで駆動
操作される。駆動量は前記制御装置22によって行われ
るものとされ、移動台車10を目標位置に概略移動させ
た状態で、補正処理を起動させることで、目標位置との
偏差量をXY移動テーブル30によって補正するように
駆動信号が出力され、これによって移動台36が目標位
置に移動操作されるのである。
【0011】上記XY移動テーブル30上の移動台36
の上面には移動中心に設置され天井方向に延長されて回
転可能に取り付けられた支柱部44と、当該支柱部の回
転中心からの距離を可変とされ天井面へのマーキングを
なす墨出し部46が設置されている。前記支柱部44は
移動台36に直立されており、これは下部固定支柱48
と上部回転支柱50とによって構成され、途中に回転駆
動部52を設けておき、これより上部を垂直軸回りに回
転駆動させることができるようにしている。下部固定支
柱48は円柱体として形成されているが、これを必要に
応じてシリンダ機構により形成して伸縮可能ならしめ、
支柱部44の高さを可変とすることができる。また、上
部回転支柱50は矩形断面構造とされたもので、墨出し
部46の取付け部となっている。
【0012】上部回転支柱50には前記墨出し部46が
設けられており、これは図3に詳細に示しているよう
に、リンク機構によって構成されている。すなわち、回
転支柱50の先端部寄りの位置に固定回転支持部54を
設けるとともに、それより下部にスライダ56を設けて
いる。スライダ56は支柱50に沿って昇降移動可能と
され、前記固定回転支持部54に対して近接あるいは離
反移動が可能となっている。スライダ56は回転支柱5
0に取付けられた駆動手段により昇降駆動可能とされて
いる。スライダ56には上方に向けて延長される一対の
開脚アーム58が取付けられ、開脚アーム58の各中間
位置が前記固定回転支持部54との間に取付けられた連
結アーム60によってそれぞれ連結された構造とされ
る。これにより開脚アーム58の開脚先端の間隔幅の調
整が可能となっており、回転支柱50をこれらアーム5
8、60の連結節部分を中心に回転させることによって
開脚アーム58の先端が同一の円軌跡や前記したスライ
ダ昇降手段による組合わせ操作によって長方形等の点対
象図形を描くように構成されている。そして、開脚アー
ム58の先端にはマーカ62がそれぞれ取付けられ、天
井面に対して天井切出し用の所望の円や矩形を描いて墨
出しできるものとなっている。
【0013】なお、上記実施例において、移動台車10
は作業者による手押し移動させるものとされ、このため
図示のように、台車本体12の後部側には手押しハンド
ル64が取付けられている。
【0014】このような構成に係る天井墨出し作業装置
の作用を図4のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、床面状の基準墨出し線同志の交点等を原点とし、移
動台車10を当該原点にセットする。そして、スタート
入力により位置情報(X、Y、回転)をクリアし、位置
計測を開始する。そして、目標位置、形状等の初期デー
タを入力する(ステップ100)。この準備作業の後、
移動台車10を作業者が目標位置に向けて任意に手押し
移動させる(ステップ102)。この移動時には台車セ
ンサ18、20からの検出信号により、台車10の位
置、回転情報が検出され、移動台車10の現在位置が制
御装置22によって演算される。目標位置から一定範
囲、すなわちXY移動テーブル30による補正移動が可
能な範囲に台車10が到達したときに、必要に応じてブ
ザーなどのサインを出力させるようにする。この移動処
理は台車10を目標位置に概略移動させるだけでよいた
め、作業者は大体の位置合せ作業を行うことになり、迅
速な作業となる。概略位置設定が終了した後、移動台車
10を含む装置の固定を行う(ステップ104)。そし
て、同時に調整ボルト28等により水平姿勢をとらせ
る。次いで、装置固定作業が終了した後、制御装置22
に補正処理開始を指令する(ステップ106)。これを
受けて制御装置22は目標位置とXY移動テーブル30
の移動中心である移動台36の位置補正作業を自動的に
行う。これは目標位置との偏差をX、Y成分に分解して
横移動レール34と移動台36の駆動を分別して操作す
ることにより簡単に行うことができる。そして、位置設
定が終了した後、必要に応じて支柱部44を伸張駆動
し、上端に取付けたマーカ62を天井面に接し、回転駆
動部52を作動させるとともに、必要に応じてスライダ
昇降手段を作動させることによりマーカ62が移動台3
6センタを中心として円や長方形が描かれ、これが所望
の天井敷設機器の設置用の切出し領域であることを示す
墨出し線となるのである(ステップ108)。
【0015】このような実施例によれば、移動台車10
を目標位置まで概略移動させる操作と、精度よく目標位
置に墨出し46を位置合せする作業とを分別させるよう
にしているので、人的作業による効率的な移動と、精度
の高い位置合せ自動作業の組合わせ作業となり、非常に
迅速かつ精度の高い天井面への墨出し作業を行うことが
できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転量の検出センサが付帯された走行輪と自由輪を有す
る移動台車と、この移動台車上の搭載され直交2軸方向
の任意方向に位置移動可能とされたXY移動テーブル
と、このXY移動テーブルの移動中心に設置され天井方
向に延長されて回転可能に取り付けられた支柱部と、当
該支柱部の回転中心からの距離を可変とされ天井面への
マーキングをなす墨出し部と、床面上の基準墨出し線か
らの前記移動台車のスタート位置情報と目標墨出し位置
情報が入力される制御部とを有し、この制御部は前記移
動台車の目標位置までの概略移動の後、センサからの信
号を入力検知により前記XY移動テーブルの移動中心を
前記目標位置に補正駆動させ、前記墨出し部を作動可能
としので、非常に簡易に天井墨出し作業を行うことがで
きるとともに、装置構造も簡単にすることができるとい
う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る天井墨出し作業装置の斜視図であ
る。
【図2】移動台車の構成図である。
【図3】墨出し部の説明図である。
【図4】作業工程のフローチャートである。
【符号の説明】
10 移動台車 12 台車本体 14 自由輪 16 走行輪 18 走行方向検出センサ 20 走行量検出センサ 22 制御装置 24 入出力部 26 制御機本体 28 高さ調整ボルト 30 XY移動テーブル 32 平行ガイドレール 34 横移動レール 36 移動台 38 モータ 40 スクリューシャフト 42 前後駆動手段 44 支柱部 46 墨出し部 48 下部固定支柱 50 上部回転支柱 52 回転駆動部 54 固定回転支持部 56 スライダ 58 開脚アーム 60 連結アーム 62 マーカ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転量の検出センサが付帯された走行輪
    と自由輪を有する移動台車と、この移動台車上の搭載さ
    れ直交2軸方向の任意方向に位置移動可能とされたXY
    移動テーブルと、このXY移動テーブルの移動中心に設
    置され天井方向に延長されて回転可能に取り付けられた
    支柱部と、当該支柱部の回転中心からの距離を可変とさ
    れ天井面へのマーキングをなす墨出し部と、床面上の基
    準墨出し線からの前記移動台車のスタート位置情報と目
    標墨出し位置情報が入力される制御部とを有し、この制
    御部は前記移動台車の目標位置までの概略移動の後、セ
    ンサからの信号を入力検知により前記XY移動テーブル
    の移動中心を前記目標位置に補正駆動させ、前記墨出し
    部を作動可能としてなることを特徴とする天井墨出し作
    業装置。
JP35226193A 1993-12-29 1993-12-29 天井墨出し作業装置 Expired - Lifetime JP2750660B2 (ja)

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