JPH07121682B2 - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

Info

Publication number
JPH07121682B2
JPH07121682B2 JP63327431A JP32743188A JPH07121682B2 JP H07121682 B2 JPH07121682 B2 JP H07121682B2 JP 63327431 A JP63327431 A JP 63327431A JP 32743188 A JP32743188 A JP 32743188A JP H07121682 B2 JPH07121682 B2 JP H07121682B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
pivot shaft
wiper blade
respect
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63327431A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02171366A (ja
Inventor
哲也 中司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP63327431A priority Critical patent/JPH07121682B2/ja
Publication of JPH02171366A publication Critical patent/JPH02171366A/ja
Publication of JPH07121682B2 publication Critical patent/JPH07121682B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両用ワイパ装置に関し、詳しくは、ブレー
ドの下反転位置がフード下方のフルコンシールドから上
方のセミコンシールドに上昇する機能を有すると共に、
高速走行時あるいはワイパスイッチHighモード時にブレ
ードの払拭角度を縮小し、ブレードとピラーとの干渉を
防止する払拭角度自動可変機能を備えた車両用ワイパ装
置に関するものである。
従来の技術 従来、車両用ワイパ装置において、ブレードの下反転位
置をフルコンシールド位置とセミコンシールド等の位置
とに切り替える払拭角度切替装置を備えたものは、実開
昭60−54655号公報等で提示されているが、該切替作動
は手動操作とされている。
また、高速走行時あるいはワイパスイッチをHigh作動す
る時、ブレードの払拭角度をウンドガラス両側端まで広
い角度としていた場合、風圧により押されてブレードが
サイドピラーおよび下側のフード後端ラインと干渉し、
かつ、ワイパスイッチLow時とHigh時とでは慣性力の相
違により払拭パターンにバラツキが発生しやすい。該バ
ラツキの発生によるブレードとピラーとの干渉を防止す
るため、従来の装置においては、払拭角度を前以て小さ
く設定することがある。
発明が解決しようとする課題 上記したように、従来の装置においては、フルコンシー
ルドとセミコンシールドとの切り替えを手動で行うよう
にしているため、使用者にとって非常に煩わしい作業と
なっている。
また、上記したように、高速走行時あるいはワイパスイ
ッチHigh時におけるピラーとの干渉を防止するために、
ワイパの払拭角度を小さく設定していると、防風ガラス
に対する拭き残りが大きくなり、視認性が悪くなる欠点
がある。
又、冬期において降雪により雪がフロントガラス下縁に
積もり、ワイパ払拭範囲が狭くなった時、ワイパブレー
ドは所定位置まで作動しようとしてワイパアーム及びワ
イパモータに負荷がかかり、変形及び破損するおそれが
あった。
本発明は、主として、上記した3つの問題を1つの装置
により解決することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 即ち、本発明は、ワイパブレードを連結したワイパアー
ムがピボット軸の一端に固定され、ワイパモータによっ
て伝達機構を介して上記ピボット軸を回転させることに
より上記ワイパブレードを払拭作動させる車両用ワイパ
装置において、上記ワイパモータに連結されて往復運動
するリンクロッドと、一端を上記リンクロッドに連結す
ると共に、他端に上記ピボット軸を挿通する環状軸部を
設け、この環状軸部側を中心にピボット軸と同期的に揺
動するアイドルレバーと、該アイドルレバーに一端を連
結したサブロッドと、上記ピボット軸を一端に突設する
と共に、上記サブロッドの他端を連結し、上記アイドル
レバーの揺動運動が上記サブロッドを介して伝達され、
上記ピボット軸を中心に回動される回動レバーと、上記
ピボット軸の中心に対して偏心した環状軸受部を一体に
形成すると共に、該環状軸受部の内周部分に、上記環状
軸部を内嵌するホイールギヤと、出力軸に上記ホイール
ギヤと噛み合うウォームギヤを備え、ワイパスイッチの
モードおよび車速センサの出力する車速に応じて上記ホ
イールギヤを回転させ、上記アイドルレバーの揺動中心
点の位置を上記ピボット軸の中心に対して移動させる可
変モータとを備え、上記ワイパブレードの払拭作動範囲
を自動的に変更することを特徴とする車両用ワイパ装置
を提供するものである。
詳しくは上記ワイパスイッチがOFFモードからLowモード
もしくはHighモードに切り換えられたとき、上記回動レ
バーと上記リンクロッドとの連結点を、上記ワイパブレ
ードの下反転位置に対応する位置に対して所定角度変位
させると共に、上記ワイパブレードの上反転位置に対応
する位置に対しては変位しないように、上記可変モータ
を駆動して上記アイドルレバーの揺動中心点の位置をピ
ボット軸の中心に対して移動させる構成とすることが好
ましい。
また、上記車輪速センサが出力する車速が所定値以上の
とき、上記ワイパブレードの下反転位置を上方に変位さ
せると共に、ワイパブレードの上反転位置を下方へ変位
させ、上記ワイパブレードによる払拭角度が縮小するよ
うに、上記可変モータを駆動して上記アイドルレバーの
揺動中心点の位置をピボット軸の中心に対して移動させ
る構成とすることが好ましい。
さらに、夏冬切換スイッチを備え、この夏冬切換スイッ
チを投入したとき、上記回動レバーとリンクロッドとの
連結点を、上記ワイパブレードの下反転位置に対応する
位置に対して所定角度変位させると共に、上記ワイパブ
レードの上反転位置に対応する位置に対しては変位しな
いように、上記可変モータを駆動して上記アイドルレバ
ーの揺動中心点の位置をピボット軸の中心に対して移動
させる構成とすることが好ましい。
実施例 以下、本発明を図面に示す実施例により詳細に説明す
る。
第1図中、1はフロントウインドの風防ガラス、2は助
手席側のブレード(ワイパブレード)、3は運転席側の
ブレード、4、5は夫々ブレード2、3に先端を連結し
たアーム(ワイパアーム)、6、7はアーム(ワイパア
ーム)4、5の基端を結合したピボット軸であり、助手
席側のピボット軸6はレバー(回動レバー)8、第1ロ
ッド(リンクロッド)9を介してモータ10と伝動し、ま
た、運転席側のピボット軸7はレバー11、第2ロッド1
2、上記第1ロッド9を介してモータ10と伝動し、よっ
て、ワイパモータ10の回転運動によりブレード2、3は
払拭作動させている。
上記ブレード2、3の払拭パターンは第1図中において
斜線X、Yに示す如くであり、ブレード2、3の払拭角
度は、第2図以下に示す図面を参照して後述する自動払
拭角度可変装置により可変している。即ち、ブレード
2、3の下反転位置をフードの後端ラインLより下方に
位置させるフルコンシールド時またはハイトダウン時
は、ブレード2、3の下反転位置はJ1の位置にあり、上
反転位置はJ2の位置であり、この最も広い払拭角度の範
囲で払拭作動するように設定している。該フルコンシー
ルド位置ではブレード2、3が完全にフードで隠れる位
置にあり外観が良い。
ブレード2、3の下反転位置を上記フード後端ラインL
より上方へ位置させた、即ち、ライズアップ時あるいは
セミコンシールド時は、下反転位置はJ3に位置させ、一
方、上反転位置は上記フルコンシールド時と変わらずJ2
とし、この範囲を払拭角度としている。
さらに、高速走行時またはワイパスイッチHighモード時
に、ブレード2、3とピラーとの干渉防止および払拭パ
ターンのバラツキを防止するため、払拭角度を縮小する
ようにしている。即ち、下反転位置をさらに上昇させて
J4の位置とし、一方、上反転位置も下方側移動させてJ5
としている。
上記自動払拭角度可変機構は、第2図以下に示す構成よ
りなり、助手席側のピボット軸6の位置に設置してい
る。まず、概略的に、該可変機構を説明すると、ボデー
板(図示せず)に、ピボットホルダー20をネジ穴20aよ
りネジ(図示せず)で締め付けて固定しており、該ピボ
ットホルダー20に払拭角度可変モータ21のモータヨーク
本体22を固定すると共に、該ピボットホルダー20の軸心
部にピボット軸6を回転自在に貫通して取り付け、か
つ、可変モータ21の出力軸に形成したウオーム23と噛み
合うホイールギヤ部材24と、該ホイールギヤ部材24に嵌
合固定するアイドルレバー25をピボットボルダー20に組
み付けると共に、該アイドルレバー25をサブロッド26を
介して、上記ピボット軸6に固定したレバー8と結合し
ている。
詳しくは、助手席側ピボット軸6はレバー8の一端に固
定した一体構造としており、該レバー8の他端にピン27
を突設し、該ピン27に前記第2ロッド12の一端を摺動可
能に結合している。さらに、レバー8の中間部にはピン
28を突設し、樹脂等からなるサブロッド26の一端に形成
した穴26aに、上記ピン28を摺動可能に嵌合している。
サブロット26の他端には穴26bを形成し、該穴26bにアイ
ドルレバー25の上下に突出させて固定したピン29の下側
を摺動可能に結合している。該ピン29の上側は第1ロッ
ド9と摺動可能に連結しており、第1ロッド9は前記し
たように、払拭用のワイパモータ10に伝動させている。
ピボット軸6はピボットホルダー20のボス部30と同心に
回転可能に嵌合し、スラスト調整ワッシャ31、32及びウ
エーブワッシャ33を介して組み付け、かつ、ピボット軸
6に設けた溝部6aに平ワッシャ34を介してスナップリン
グ35を取り付けて、軸方向に移動不可に取り付けてい
る。ピボットボルダー20の側面には、モータヨーク本体
22に嵌合する壁部を有するモータ結合部20bを設けてお
り、上記壁部にモータヨーク本体22を嵌合し、ビス36で
固定することにより、ピボットボルダー20の側面にピボ
ット軸に対し垂直方向に可変モータ21を組み付けてい
る。
上記ホイールギヤ部材24は、可変モータ21より突設した
ウオーム23と噛み合うホイールギヤ38を備え、該ホイー
ルギヤ38の上部に一体に偏心した感情の偏心軸受部39を
備えている。この偏心軸受部39の偏心量は第3図に示す
ように(e)に設定している。上記アイドルレバー25に
は、前記ピン29を取り付けた側と反対の先端部に環状軸
部40を突設しており、該環状軸部40を上記ホイールギヤ
部材24の環状軸受部39に回転可能に内嵌している。ま
た、ホイールギヤ38の上端面にバネ性を有するコンタク
と41を打ち込んで固定している。
上記ホイールギヤ部材24と、アイドルレバー25の環状軸
部40との嵌合体は、ピボットホルダー20のケース部20c
の下側からボス部30の外周部にかけた空間内に、ボス部
30に対して遊嵌した状態で収納し、収納後に、カバー42
をビス45でピボットホルダー20に取り付けている。その
際、ボス部30の外周面と対向する環状軸部40の内周面と
の関係は、環状軸部40の内径を、ボス部30の半径と上記
偏心量(e)と更に隙間を足し合わせた長さの2倍以上
の直径となるように設定し、ボス部30の外周面と環状軸
部40の内周面とが当接しないように設定している。該取
付状態において、ホイールギヤ38はピボット軸6と同心
で、可変モータ21により回転されるウオーム23と噛み合
って自在に回転し、該ホイールギヤ38の回転により、偏
心させた環状軸受部39の中心が移動し、該環状軸受部39
と環状軸部40が一体に回転移動することにより、アイド
ルレバー25の他端側のピン29の位置が移動するようにし
ている。
さらに、ピボットホルダー20には上記ケース部20cに固
定した基板部43を備え、該基板部43に第4図に示す如き
スイッチング用カムパターン部44(−,1,2,3)を設けて
いる。該カムパターン部44は、ピボットホルダー20にウ
オームギヤ部材24を組み付けた時、該ウオームギヤ部材
24に固定している上記コンタクト41と摺動接触するよう
にしている。この摺動接触によりカムパターン部44で設
定した信号パターンを拾い、該信号に応じて可変モータ
21の回転角度を自動的に制御しており、かつ、該可変モ
ータ21を正転、逆転可能としている。
上記可変モータ21およびワイパモータ10の制御回路は第
4図に示す構成としており、50はワイパスイッチ、51は
車速センサー、52はコントローラ、53はイグニッション
スイッチである。コントローラ52にはワイパスイッチ50
からワイパスイッチ信号(ワイパスイッチ50がOFF,LOW,
HIGHのどのモードに設定しているかを検出した信号が)
が入力されると共に車速センサー51から車速信号および
夏冬切換スイッチからの信号が入力され、車速およびワ
イパスイッチモードに応じて、可変モータ駆動回路53を
介して可変モータ21の駆動制御を行い、スイッチング用
カムパターン部44で回転角度を自動的に切り替えてい
る。即ち、可変モータ21は第4図に示すように、カムパ
ターン部44の3つの位置A、B、Cで自動的に切り替え
て停止するようにしており、ワイパスイッチOFF及びLow
時はA位置、ワイパスイッチLowでかつ夏冬切換スイッ
チSがONの時はB位置、Highの時はC位置で停止してい
る。言い替えるならば、ワイパスイッチをOFF→Lowでか
つ夏冬切換スイッチSをONにした時、A→Bに回転し、
Low→Highにした時B→Cに回転し、High→OFFあるいは
夏冬切換スイッチSがOFFにした時、C→A、B→Aに
回転するようにしている。尚、ワイパスイッチ50がLow
である場合においても、車速センサー51から所定値以上
の高速走行信号が入力されると、C位置に回転するよう
にコントローラ52から駆動回路53に出力している。
次に、上記装置の作動を説明する。
第3図は、ワイパスイッチ50がOFFの時は、ブレード
2、3(以下、ブレード2、3の作動は同一であるた
め、助手席側のブレード2についてのみ説明する)の停
止位置は、フード後端ラインLより下方に安全に隠れた
フルコンシールド(または、ハイトダウン)位置J1であ
る。よって、ブレード2は外からは見えず見栄えが向上
している。
前記ワイパスイッチ50がOFFの位置よりLowの位置にONさ
れると、ワイパモータ10がLow回転する。
上記ワイパモータ10の回転運動は第1ロッド9に伝達さ
れ、アイドルレバー25に固定したピン29を介してアイド
ルレバー25を揺動させる。さらに、ピン29によりサブロ
ッド26を作動し、ピン28を介してレバー8を揺動し、一
体としたピボット軸6を回転させる。該回転に応じてア
ーム4を介してブレード2を揺動し、ガラス1を払拭す
る。一方、上記レバー8の揺動によりピン27を介して第
2ロッド12に伝達され、レバー11を介して運転席側のピ
ボット軸7が回転し、ブレード3も払拭作動する。
この時、前記可変モータ21は駆動せず、フルコンシール
ド位置にあり、ホイールギヤ38、ボス部30、ピボット軸
6の中心は点Pであるのに対して、環状軸受部39、環状
軸部40の中心は点Aであり、(e)だけ偏心している。
環状軸部40の中心が点Aであることにより、アイドルレ
バー25の揺動中心も点Aである。よって払拭角度は下反
転位置J1から上反転位置J2間で、払拭角度はθである。
一方、ワイパスイッチ信号がLowモードでかつ夏冬切換
スイッチSのON信号がコントローラ52に入力されること
により、可変モータ21がスイッチング用カムパターン部
44においてA→Bに回転され、第6図に示すセミコンシ
ールド下反転状態にライズアップする。即ち、可変モー
タ21が駆動してウオーム23が回転すると、噛み合ったホ
イールギヤ38が回転するため、一体とした環状軸受部39
が移動し、環状軸部40が一体作動して、アイドルレバー
25の揺動中心が点Aより移動し、B点で停止する。この
アイドルレバー25の中心の移動により、レバー8のピン
27の下反転位置がJ1よりJ3に移行する。一方、上反転位
置は第6図に示すように点A、Bおよび点Pと相対位置
関係等より上反転位置はJ2と変わらず、よって、ブレー
ド2の払拭角度は下反転位置がJ3で上反転位置はJ2とな
り、下反転位置のみΔθ1だけ払拭角度が、フルコンシ
ールド位置の初期設定角度θに対して縮小される。
第7図は高速走行時、あるいはワイパスイッチHighモー
ドでのライズアップ状態を示し、ワイパスイッチがHigh
とされた時、あるいはワイパスイッチがLowであっても
車速センサー51から所定値以上の車速信号がコントロー
ラ51に入力された時、駆動回路53を介して可変モータ21
が駆動され、スイッチング用カムパターン部44において
B位置からC位置へ回転させる。可変モータ21の回転に
より、ウオーム23との噛み合いでホイールギヤ38が回転
し、環状軸受部39、環状軸部40が移動して、アイドルレ
バー25の揺動中心が点Bより点Cへ移行する。よって、
レバー8のピン27の下反転位置がJ3からJ4に移行し、上
反転位置も点P、C、B等の関係よりJ2からJ5に移行す
る。即ち、第6図に示す反転位置J3、J2に対して夫々Δ
θ2とΔθ3と上下反転位置共縮小させることとなる。
このように、ワイパスイッチのHighモード時および高速
走行時では、自動的に払拭角度が縮小され、ブレードが
風圧によりサイドピラーと接触するのを防止出来ると共
に、払拭パターンのバラツキも防止出来る。
ワイパスイッチ50をHighモードからLowモードに切り替
えた時あるいは車速信号から所定値以下の低速信号が入
力された時、可変モータ21はスイッチパターン44におい
て、C→Bへ逆回転し、ブレード2の払拭角度は上記セ
ミコンシール状態に戻り、また、ワイパスイッチをOFF
にした場合は可変モータ21はC→A、B→Aに逆転し、
上記フルコンシールド位置に戻る。
尚、実施例ではフルコンシールド位置からセミコンシー
ルド位置への可変を夏冬切換スイッチ信号により行った
が、ワイパスイッチOFFモードからワイパスイッチLowモ
ードとすることにより、フルコンシールド位置からセミ
コンシールド位置に作動するようにしても良い。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明に係わるワイパ
装置によれば、ワイパブレードを停止時にはフルコンシ
ールド状態として見栄え向上を図ることが出来ると共
に、ワイパスイッチをONするとフルコンシールド状態か
ら払拭し、夏冬切換スイッチをONすると、上記フルコン
シールド状態よりワイパブレードを上昇させてセミコン
シールド状態で払拭することが出来、さらに、車両の高
速走行時あるいはワイパスイッチをHighモード時とした
時に、自動的に、ブレードの下反転位置を上昇させると
共に上反転位置を下降して、払拭角度を縮小でき、よっ
て、ピラーとの干渉を防止すると共に、払拭パターンを
動的に一定に保持してバラツキの発生を防止出来る。す
なわち、請求項1の車両用ワイパ装置では、ワイパスイ
ッチのモードおよび車速センサの出力する車速に応じ上
記可変モータを駆動することにより、アイドルレバーの
揺動中心点の位置を上記ピボット軸の中心に対して移動
させ、ワイパブレードの払拭作動範囲を自動的に変更す
ることができる。
また、請求項1の車両用ワイパ装置では、一端をリンク
ロッドに連結したアイドルレバーに設けた環状軸部を、
ホイールギヤに一体に形成した環状軸受部に内嵌し、こ
のホイルールギヤに可変モータの出力軸に設けたウォー
ムギヤを噛み合わせる構成としているため、可変モータ
を駆動すれば、その出力軸の回転は、直ちにウォームギ
ヤ、ホイールギヤを介して環状軸受部の移動に変換さ
れ、環状軸部、すなわちアイドルレバーの揺動中心点の
位置が変化する。従って、この車両用ワイパ装置では、
ワイパスイッチのモードを切り換えた場合や、車速セン
サの出力する車速が所定の値となった場合には、これに
反応して直ちにワイパブレードの払拭範囲を変更するこ
とができる。
さらに、請求項1の車両ワイパ装置では、可変モータの
出力軸に設けたウォームギヤがホイールギヤと常時係合
しており、可変モータの非差時にホイールギヤが振動等
により容易に回転してしまうことがなく、アイドルレバ
ーの揺動中心点の位置とピボット軸の中心との位置関係
は確実に保持される。
さらにまた、請求項1の車両ワイパ装置では、ホイール
ギヤは、回転レバーの揺動角に影響されることなく、環
状軸部に対して360゜回転させることができ、アイドル
レバーの揺動中心点のピボット軸に対する偏心量を大き
くすることができる。
請求項2では、ワイパスイッチのモードの切り換えに応
じて、回動レバーとリンクロッドとの連結点をワイパブ
レードの下反転位置に対応する位置に対して所定角度変
位するように、可変モータを駆動してアイドルレバーの
揺動中心点の位置をピボット軸の中心に対して移動させ
る構成としており、ワイパブレードの払拭範囲を自動的
に変更することができる。
請求項3では、車速が所定値以上であれば、自動的に可
変モータが駆動されて、ワイパブレードによる払拭範囲
が縮小されるため、ワイパブレードとピラーとの干渉を
確実に防止することができる。
請求項4では、夏冬切換スイッチを投入すれば、ワイパ
ブレードの下反転位置に対応する位置に対して所定角度
変位するため、自動的にセミコンシール位置でワイパブ
レードを払拭作動させることができ、降雪時にワイパア
ームやワイパモータ等に過負荷がかかるのを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる車両用ワイパ装置の作動を示す
車両のフロントウインドの概略正面図、第2図は払拭角
度自動可変装置の分解斜視図、第3図は払拭角度自動可
変装置の断面図でフルコンシールド状態をあらわし、第
4図は本装置の制御回路図、第5図はカムパターン部の
スイッチングカムパターンとタイムチャート、第6図は
セミコンシールド状態をあらわす上記第3図と同様な図
面、第7図はライズアップ状態をあらわす上記第3図と
同様な図面である。 1……ガラス、2、3……ブレード、 4、5……アーム、6、7……ピボット軸、 8、11……レバー、9……第1ロッド、 10……ワイパモータ、 12……第2ロッド、 20……ピボットホルダー、 21……可変モータ、23……ウオーム、 24……ホイールギヤ部材、 25……アイドルレバー、 26……サブロッド、 27、28、29……ピン、 30……ボス部、39……環状軸受部、 40……環状軸部、41……コンククト、 43……基板、 44……スイッチング用カムパターン部、 50……ワイパスイッチ 51……車速センサー、 52……コントローラ、 53……可変モータ駆動回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイパブレードを連結したパイワアームが
    ピボット軸の一端に固定され、ワイパモータによって伝
    達機構を介して上記ピボット軸を回転させることにより
    上記ワイパブレードを払拭作動させる車両用ワイパ装置
    において、 上記ワイパモータに連結されて往復運動するリンクロッ
    ドと、 一端を上記リンクロッドに連結すると共に、他端に上記
    ピボット軸を挿通する環状軸部を設け、この環状軸部側
    を中心にピボット軸と同期的に揺動するアイドルレバー
    と、 該アイドルレバーに一端を連結したサブロッドと、 上記ピボット軸を一端に突設すると共に、上記サブロッ
    ドの他端を連結し、上記アイドルレバーの揺動運動が上
    記サブロッドを介して伝達され、上記ピボット軸を中心
    に回動される回動レバーと、 上記ピボット軸の中心に対して偏心した環状軸受部を一
    体に形成すると共に、該環状軸受部の内周部分に、上記
    環状軸部を内嵌するホイールギヤと、 出力軸に上記ホイールギヤと噛み合うウォームギヤを備
    え、ワイパスイッチのモードおよび車速センサの出力す
    る車速に応じて上記ホイールギヤを回転させ、上記アイ
    ドルレバーの揺動中心点の位置を上記ピボット軸の中心
    に対して移動させる可変モータとを備え、 上記ワイパブレードの払拭作動範囲を自動的に変更する
    ことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 【請求項2】上記ワイパスイツチがOFFモードからLowモ
    ードもしくはHighモードに切り換えられたとき、上記回
    動レバーと上記リンクロッドとの連結点を、上記ワイパ
    ブレードの下反転位置に対応する位置に対して所定角度
    変位させると共に、上記ワイパブレードの上反転位置に
    対応する位置に対しては変位しないように、上記可変モ
    ータを駆動して上記アイドルレバーの揺動中心点の位置
    をピボット軸の中心に対して移動させることを特徴とす
    る請求項1記載の車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】上記車輪速センサが出力する車速が所定値
    以上のとき、上記ワイパブレードの下反転位置を上方に
    変位させると共に、ワイパブレードの上反転位置を下方
    へ変位させ、上記ワイパブレードによる払拭角度が縮小
    するように、上記可変モータを駆動して上記アイドルレ
    バーの揺動中心点の位置をピボット軸の中心に対して移
    動させることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の車両用ワイパ装置。
  4. 【請求項4】夏冬切換スイツチを備え、この夏冬切換ス
    イツチを投入したとき、上記回動レバーとリンクロッド
    との連結点を、上記ワイパブレードの下反転位置に対応
    する位置に対して所定角度変位させると共に、上記ワイ
    パブレードの上反転位置に対応する位置に対しては変位
    しないように、上記可変モータを駆動して上記アイドル
    レバーの揺動中心点の位置をピボット軸の中心に対して
    移動させることを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれか1項に記載の車両用ワイパ装置。
JP63327431A 1988-12-23 1988-12-23 車両用ワイパ装置 Expired - Fee Related JPH07121682B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63327431A JPH07121682B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 車両用ワイパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63327431A JPH07121682B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 車両用ワイパ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02171366A JPH02171366A (ja) 1990-07-03
JPH07121682B2 true JPH07121682B2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=18199095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63327431A Expired - Fee Related JPH07121682B2 (ja) 1988-12-23 1988-12-23 車両用ワイパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07121682B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10024255A1 (de) * 2000-05-17 2001-11-22 Bosch Gmbh Robert Scheibenwischervorrichtung, insbesondere für ein Kraftfahrzeug
JP6081418B2 (ja) * 2014-08-08 2017-02-15 本田技研工業株式会社 車両用ワイパー装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0788157B2 (ja) * 1988-01-19 1995-09-27 株式会社日本自動車部品総合研究所 車両用ワイパ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02171366A (ja) 1990-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01141148A (ja) 払拭角度可変ワイパ
US5287585A (en) Wiper apparatus with motor adjustable limit positions
JPH0487863A (ja) 車両用ワイパ
JPH0613284B2 (ja) ワイパ装置
US5142728A (en) Windshield wiper with variable wiping stroke
US4800610A (en) Windshield wiper
JPH07121682B2 (ja) 車両用ワイパ装置
JPH0553668B2 (ja)
US4868947A (en) Motor vehicle wiper
KR100379966B1 (ko) 닦임각도 조절형 와이퍼 장치
JPH01136851A (ja) 車両用ワイパー装置
JPH04208663A (ja) 車両用ワイパ
JPH01229747A (ja) 車両用ワイパー装置
JPH03262762A (ja) 車両用ワイパ
JPH0788157B2 (ja) 車両用ワイパ装置
JPH05650A (ja) ワイパ制御装置
JPH038517Y2 (ja)
JP2007153084A (ja) ワイパ制御装置
JPS63212153A (ja) 車両用ワイパ−装置
JP4009393B2 (ja) ワイパ装置
KR100401727B1 (ko) 자동차용 윈드 쉴드 와이퍼의 가변 피봇 암 구조
JPH0434128Y2 (ja)
JPH0453332Y2 (ja)
JPH04254235A (ja) 対向払拭型ワイパ
JPH01186449A (ja) 車両用ワイパ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees