JPH07121364B2 - 非磁性金属回収装置 - Google Patents

非磁性金属回収装置

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JPH07121364B2
JPH07121364B2 JP2020124A JP2012490A JPH07121364B2 JP H07121364 B2 JPH07121364 B2 JP H07121364B2 JP 2020124 A JP2020124 A JP 2020124A JP 2012490 A JP2012490 A JP 2012490A JP H07121364 B2 JPH07121364 B2 JP H07121364B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は非磁性金属、特にアルミニウムの回収装置に関
する。
〔従来の技術及びその問題点〕
アルミニウムの回収装置としては従来、種々の装置が開
発されているが、最近非金属性のドラム内部で希土類磁
石回転子を高速に回転させ、ベルトで送られてくる処理
物などの中からアルミニウムをはじめとする非鉄金属を
渦電流の作用により加速、前方に大きくはじき飛ばし、
分離回収するものが開発されている。然しながら、この
精選度についてはまだ満足すべきものではない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、上述の作用原理を
部分的に使用するが、非磁性金属、例えばアルミニウム
の回収率を更に向上させることのできる非磁性金属回収
装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的は、上方に供給口及び下方に2つの排出ダク
ト部を有し、上下方向に延びる本体の上壁部に対向して
圧縮空気供給口と排出口とを形成し、比較的比重の大き
いごみ成分で非磁性金属を含むごみ成分と比較的比重の
小さいごみ成分とから成るごみを前記供給口に投入し
て、これらが重力により落下中に前記圧縮空気供給口か
ら供給される圧縮空気を受けて、前記比較的比重の大き
いごみ成分で非磁性金属を含むごみ成分は、その落下の
軌跡を大きく変更されることなく、前記2つの排出ダク
ト部のうち前記供給口のほぼ直下方にある一方の排出ダ
クト部から排出され、前記比較的比重の小さいごみ成分
はその落下の軌跡を大きく変更されて、前記2つの排出
ダクト部のうち前記供給口から前記排出口側へと偏倚し
た他方の排出ダクト部から排出されるようにした風選機
と、前記一方の排出ダクト部から排出されるごみをその
一端部で受ける非磁性金属分離ベルトコンベヤとから成
り、前記非磁性金属分離ベルトコンベヤは第1の電動機
で駆動され、その他端部でベルトを巻回させる筒体は非
金属性であり、該筒体内に周囲に多数の永久磁石片を固
定させた回転磁石を内蔵し、該回転磁石を前記筒体の回
転速度より大きい回転速度で同方向に第2の電動機で回
転させるようにして、前記非磁性金属分離ベルトコンベ
ヤの他端部より非磁性金属のごみ成分を他成分のごみ成
分とは異なった軌跡で排出させるようにして分離したこ
とを特徴とする非磁性金属回収装置を特徴とする非磁性
金属回収装置によって達成される。あるいは、上方に供
給口及び下方に2つの排出ダクト部を有し上下方向に延
びる本体の上壁部に対向して圧縮空気供給口と排出口と
を形成し、比較的比重の大きいごみ成分で非磁性金属を
含むごみ成分と比較的比重の小さいごみ成分とから成る
ごみを前記供給口に投入して、これらが重力により落下
中に前記圧縮空気供給口から供給される圧縮空気を受け
て、前記比較的比重の大きいごみ成分で非磁性金属を含
むごみ成分は、その落下の軌跡を大きく変更されること
なく、前記2つの排出ダクト部のうち前記供給口のほぼ
直下方にある一方の排出ダクト部から排出され、前記比
較的比重の小さいごみ成分はその落下の軌跡を大きく変
更されて、前記2つの排出ダクト部のうち前記供給口か
ら前記排出口側へと偏倚した他方の排出ダクト部から排
出されるようにした第1の風選機と、前記一方の排出ダ
クト部から排出されるごみをその一端部で受ける非磁性
金属分離ベルトコンベヤと、前記非磁性金属分離ベルト
コンベヤの排出端部より前方で、非磁性金属を飛ばす軌
跡の下方に配設され上方に供給口及び下方に2つの排出
ダクト部を有し上下方向に延びる本体の上壁部に対向し
て圧縮空気供給口と排出口とを形成した第2の風選機と
から成り、前記非磁性金属分離ベルトコンベヤは第1の
電動機で駆動され、その他端部でベルトを巻回させる筒
体は非金属性であり、該筒体内に周囲に多数の永久磁石
片を固定させた回転磁石を内蔵し、該回転磁石を前記筒
体の回転速度より大きい回転速度で同方向に第2の電動
機で回転させるようにして、前記非磁性金属分離ベルト
コンベヤの他端部より非磁性金属のごみ成分を他成分の
ごみ成分とは異なった軌跡で排出させるようにして分離
し、該分離された非磁性金属のごみ成分を、前記第2の
風選機の供給口に供給して、前記分離された非磁性金属
のごみ成分のうち非磁性金属を含む比較的比重の大きい
ごみ成分は、重力による落下中に前記第2の風選機の圧
縮空気供給口から供給される圧縮空気を受けても、その
落下の軌跡を大きく変更することなく、前記第2の風選
機の2つの排出ダクト部のうち前記第2の風選機の供給
口のほぼ直下方にある一方の排出ダクト部から排出さ
れ、前記分離された非磁性金属のごみ成分のうち非磁性
金属を含まない比較的比重の小さいごみ成分はその落下
の軌跡を大きく変更され、前記第2の風選機の2つの排
出ダクト部のうち前記第2の風選機の供給口から前記第
2の風選機の排出口側へと偏倚した前記第2の他方の排
出ダクト部から排出されるようにして、所望の非磁性金
属のごみ成分を更に精選して分離するようにしたことを
特徴とする非磁性金属回収装置を特徴とする非磁性金属
回収装置によって達成される。あるいは、非磁性金属分
離ベルトコンベヤと、この排出端部より前方で、非磁性
金属を飛ばす軌跡の下方に配設され上方に供給口及び下
方に2つの排出ダクト部を有し上下方向に延びる本体の
上壁部に対向して圧縮空気供給口と排出口とを形成した
風選機とから成り、前記非磁性金属分離ベルトコンベヤ
は第1の電動機で駆動され、その前記排出端部でベルト
を巻回させる筒体は非金属性であり、該筒体内に周囲に
多数の永久磁石片を固定させた回転磁石を内蔵し、該回
転磁石を前記筒体の回転速度より大きい回転速度で同方
向に第2の電動機で回転させるようにして、前記非磁性
金属分離ベルトコンベヤの前記排出端部より非磁性金属
のごみ成分を他成分のごみ成分とは異なった軌跡で排出
させるようにして分離し、該分離された非磁性金属のご
み成分を、前記風選機の前記供給口に供給して、前記分
離された非磁性金属のごみ成分のうち非磁性金属を含む
比較的比重の大きいごみ成分は、重力による落下中に前
記圧縮空気供給口から供給される圧縮空気を受けても、
その落下の軌跡を大きく変更することなく、前記2つの
排出ダクト部のうち前記供給口のほぼ直下方にある前記
一方の排出ダクト部から排出され、前記分離された非磁
性金属のごみ成分のうち非磁性金属を含まない比較的比
重の小さいごみ成分はその落下の軌跡を大きく変更さ
れ、前記2つの排出ダクト部のうち前記供給口から前記
排出口側へと偏倚した他方の排出ダクト部から排出され
るようにして、所望の非磁性金属のごみ成分を更に精選
して分離するようにしたことを特徴とする非磁性金属回
収装置を特徴とする非磁性金属回収装置によって達成さ
れる。
〔作用〕
第1の発明によれば風選機により比較的大きいごみ成分
を、すなわち非磁性金属を含むごみ成分を非磁性金属分
離ベルトコンベヤの一端上で受け、このベルトコンベヤ
により一方向へ移送され、この他端部で回転磁石の回転
による磁束変化により、非磁性金属内に渦電流を生じ、
これと回転する磁石との相互作用によりこのベルトコン
ベヤの他端部から下方へと落下する時に筒体の接線方向
に加速度を受けて前方へととばされる。また、非金属性
のごみ成分はベルトの速度の接線方向へとばされて下方
へと落下する。また、鉄などの磁性金属は回転磁石に吸
引されて筒体と共に、ある大きな角度範囲まで回転した
後、磁石の作用が弱くなったところで下方へと落下す
る。すなわちごみが非磁性金属と非金属と磁性金属とで
なるような場合には以上のようにして、3つの領域に分
離させるような軌跡で排出することができる。よって非
磁性金属をごみから分離することができるのであるが、
風選機によりあらかじめ比較的大きい又は小さい比重の
ごみ成分だけが選別されて非磁性金属分離ベルトコンベ
ヤに供給されるので、その負荷を小さくすることができ
るのみならず、回収すべき非磁性金属成分のごみ成分の
割合が大きくなり、精選度を上げることができる。すな
わちその回収率を従来より一段と向上させることができ
る。回転磁界を筒体の回転速度より大きい回転速度で同
方向に回転させるようにしたので、比較的比重の大きい
ごみ成分で非磁性金属を含むごみ成分の飛距離がよく、
選別効率を一層向上させることができる。
また第2発明によれば、上述の風選機の他に更に非磁性
金属分離ベルトコンベヤの排出端側にも風選機を置き、
これにより非磁性金属分離ベルトコンベヤにより分離さ
れた非磁性金属分離成分が供給され、所望の非磁性金属
成分にからまった他の成分や非磁性金属分離ベルトコン
ベヤによってたまたま混入した他の成分を風選により選
別することができるので、第1の発明より更に精選度を
上げることができる。
また第3の発明によれば、非磁性金属分離ベルトコンベ
ヤの排出端の下方にのみ風選機は設けられているが、こ
の風選機によってもその上流側の非磁性金属分離ベルト
コンベヤにより分離された非磁性金属のごみ成分から更
に所望の非磁性金属のごみ成分を選別することができる
ので、やはり従来よりこの非磁性金属回収率を向上させ
ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の各実施例による非磁性金属回収装置につ
いて図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1実施例によるアルミニウム分離装
置を示すものであるが、主として風選機(1)とアルミ
ニウム分離ベルトコンベヤ(2)とからなっており、風
選機(1)は公知の構造を有し、その内部空間を有する
本体(3)の上方部にはごみMを供給するための供給口
(4)を有し、下方は二股に別れていて供給口(4)の
ほぼ直下方には、一方の排気ダクト(5)は比較的比重
の大きいごみ成分で非磁性金属を含むごみ成分を案内
し、また供給口(4)から後述する排気口(8)、すな
わち図中の左方に偏倚した排気ダクト(5)他方の排気
ダクト(6)は比較的比重の大きいごみ成分を案内する
働きをする。また本体(3)の上壁部分には圧縮空気供
給口(7)が形成され、これにほゞ対向する壁部に風選
を終った後の圧縮空気を外部に排出するための排出口
(8)が形成されている。
アルミニウム分離ベルトコンベヤ(2)においてはベル
ト(10)が駆動ローラ(11)と従動ドラム(12)の周り
に巻回されている。駆動ローラ(11)は第1の電動機で
ある第1のモータ(14)によりベルト(15)を介してそ
のプーリ(13)のまわりに矢印方向に回転駆動される。
また従動ドラム(12)は非金属性の材料でなる筒体であ
って、例えばプラスチックでなりこれと一体的な回転中
心軸(22)は上述の第1のモータ(14)により矢印A方
向に回転される。すなわち第1のモータ(14)によるベ
ルト(10)を巻装させている従動ドラム(12)の回転方
向は矢印A方向である。またこの従動ドラム(12)の回
転中心軸(22)から偏心して回転磁石体(16)がその軸
(19)の周りに回転可能に支承されており、これは第2
の電動機である第2のモータ(17)によりベルト(18)
を介して回転駆動される。この回転の回転方向は同方向
であるが、第1のモータ(14)により従動ドラム(12)
の回転速度よりは大きい速度で駆動するようになってい
る。また回転磁石体(16)の周縁部は図示するように
N、S、N、S……と交互に磁化されている磁極となっ
ている。これは相対角度調整装置(20)によりレバー
(21)の操作により従動ドラム(12)に対する相対的位
置が調整可能となっている。
アルミニウム分離ベルトコンベヤ(2)は以上のように
構成されるがこの排出口の下方にはごみ収容器Vが配設
され、この側壁(23)(24)間で隔壁(25)(26)によ
り右方からアルミニウム収容空間、非金属ごみ収容空
、及び鉄収容空間を画成している。
本発明の第1実施例は以上のように構成されるが次にこ
の作用について説明する。
風選機(1)には矢印で示すようにその供給口(4)に
上方から多量のごみMが投入される。これは風選機
(1)の本体(3)内を落下するが、その途中において
圧縮空気供給口(7)より供給される圧縮空気により比
較的比重の大きいごみ成分と比較的比重の小さいごみ成
分とに分離される。比較的比重の小さいごみ成分Qは排
出ダクト(5)を通って図において左方へと排出され
る。また比較的比重の大きいごみ成分で回収すべきアル
ミニウムを含むごみ成分は排出ダクト(6)を通ってア
ルミニウム分離ベルトコンベヤ(2)の左端上に排出さ
れる。なお風選を行った後の圧縮空気は排出口(8)を
通って外部に排出される。
アルミニウム分離ベルトコンベヤ(2)のベルト(10)
は矢印で示す方向に走行しているがここで比較的比重の
大きいごみ成分は例えばアルミニウムくずm、鉄くずf
及び非金属のごみ、例えば紙、プラスチック等gからな
っているものとする。これらが右方へと走行されるので
あるが、従動ドラム(12)の領域に至ると回転磁石体
(16)の周縁部の磁極S、N、S、N……の磁束によ
り、またこれがB方向に比較的大きい速度で回転してい
るのでアルミニウムくずmには渦電流が生じこれが磁束
との相互作用により点線cで示す方向へと加速度を受
け、従って点線c′で示すような軌跡を得て飛ばされア
ルミニウム収容空間へと導かれる。また非金属のごみ
gはベルト(10)の接線方向に沿って外方に飛出し点線
dで示す軌跡を得て非金属ごみ収容空間へと導かれ
る。また鉄くずfは回転磁石体(16)の外周縁部の磁極
により磁化され、これに吸引され他のごみ成分にくら
べ、より大きな回転角度を従動ドラム(12)と共に回転
して点線eで示すような軌跡で鉄収容空間内へと導か
れる。
以上のようにしてごみ成分はアルミニウム収容空間
非金属ごみ収容空間、鉄収容空間にそれぞれアルミ
ニウムくず、非金属性のごみ、及び鉄くずに分離され
る。
本実施例は以上のような作用を行うのであるが風選機
(1)によりあらかじめ多量のごみMの中で比較的比重
が小さいごみ成分Q(アルミニウムを含まないごみ成
分)が取り除かれた後、比較的比重の大きいごみ成分の
みがアルミニウム分離ベルトコンベヤ(2)に供給され
るのでモータ(14)の負荷を小さくして供給される。従
ってモータ(14)の容量を小さくすることができるのみ
ならず、ベルト(10)上のごみの層厚をより小さくし、
従動ドラム(12)の回転と共に行われる回転磁石体(1
6)によるアルミニウムの分離作用は風選機(1)が設
けられない場合に比べてはるかに向上させることができ
る。
第2図は本発明の第2実施例によるアルミニウム分離装
置を示すものであるが第1実施例に対応する部分につい
ては同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
すなわち本実施例ではアルミニウム分離ベルトコンベヤ
(2)の排出端部の下方には第1実施例と同様に分離さ
れたごみを収容する収容器(30)が配設されるが、この
アルミニウムを分離収容するアルミニウム収容空間
下方に第2の風選機(31)が配設される。これは風選機
(1)と同様な構成を有するがその容積はより小さいも
のとする。この本体37の上壁部には圧縮空気供給口(3
3)及びこれに対向する側壁部に同空気の排出口(34)
が形成され、また比較的比重の小さいごみ成分を排出す
る排出ダクト(35)及びほゞ上下方向に延びる比較的比
重の大きいごみ成分、すなわちアルミニウム成分をより
多く含むごみ成分を排出する排気ダクト(36)を備えて
いる。
本実施例においても第1の風選機(1)及びアルミニウ
ム分離ベルトコンベヤ(2)によりアルミニウムくずm
が効率良くかつ回収率良く分離されてアルミニウム収容
空間へと導かれるのであるが、ここを落下したごみ成
分は第2の風選機(31)に導かれ、ここで圧縮空気供給
口(33)から供給される圧縮空気により風選を行われ、
アルミニウムはより精選されて、比較的比重の大きいご
み成分として排出ダクト(36)からYで示すようにごみ
として下方へと落下する。アルミ以外のごみ成分は排気
ダクト(35)を通ってRで示されるごみ成分として分離
して外方へと排出される。
第2実施例は以上のような構成及び作用を行うのである
が、明らかに第1実施例よりアルミニウムの回収率を向
上させることができる。
第3図は本発明の第3実施例によるアルミニウムの回収
装置を示すものであるが、第1図及び第2図に対応する
部分には同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
すなわち本実施例によれば、第2実施例における第1の
風選機が省略される。この場合には第1実施例と比較す
るとアルミニウム分離ベルトコンベヤ(2)の負荷は大
きくなるが、従来とくらべてアルミニウムの精選率が向
上することは明らかである。
第4図は本発明の第4実施例によるアルミニウムの回収
装置を示すものであるが、同様に第1図乃至第3図に対
応する部分には同一の符号を付しその詳細な説明は省略
する。
すなわち本実施例によればアルミニウム分離ベルトコン
ベヤ(40)の構成が異なる。本実施例でも従動ドラム
(60)は非金属材でなるが、これと同心的に回転磁石
(43)が配設される。そしてこの周縁部に磁極がN極、
S極、N極……と交互に配設されており、その回転軸
(46)はモータ(44)によりベルト(45)を介して駆動
されるのであるが、この回転方向B′は第1のモータ
(14)による回転方向と同一方向であるが、その回転速
度はより大きいものである。このような構成によっても
アルミニウムくずは他の成分と分離され、従来よりは精
選率を向上させることができるのであるが、第1乃至第
3実施例に比べると同一回転速度では相対的な回転磁石
体の回転速度が小さくなるのでやや分離効率が落ちる
が、それだけ回転速度を上げれば何等問題はない。
以上本発明の各実施例について説明したが勿論、本発明
はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に
基いて種々の変形が可能である。
例えば、以上の実施例では非磁性金属としてアルミニウ
ムを分離する場合について説明したが、勿論、これ以外
の非磁性金属、例えば銅や錫等を分離するのにも本発明
は適用可能である。或いはこれ等の混合物を分離するの
に用いても良いことは勿論である。
また以上の実施例ではアルミニウム分離ベルトコンベヤ
(2)のベルト(10)を駆動させる第1のモータ(14)
とベルト(10)を巻回される従動側の筒体である駆動ド
ラム(12)の中に配設される回転磁石を回転駆動する第
2のモータ(17)はそれぞれ一定速度で駆動するように
説明したが、これら両モータあるいはいづれか一方を可
変速モータとして構成してもよい。すなわち非磁性金属
のベルトコンベヤの排出端部から排出される軌跡の方向
をこれによって調整するようにしてもよい。
また以上の実施例では第1の風選機(1)から比較的比
重の大きいごみ成分を直接アルミニウム分離ベルトコン
ベヤ(2)の一端部に供給するようにしたが、この間に
なんらかの移送手段、例えば更に通常のベルトコンベヤ
やあるいは振動フィーダを介して、これから実施例のア
ルミニウム分離ベルトコンベヤ(2)に供給するように
してもよい。
また以上の第1実施例において、分離ベルトコンベヤの
排出端部から分離して排出されるアルミニウム成分を主
として含むごみ成分を単に収容空間に供給するようにし
たが、ここに第2の第1実施例と同様なアルミニウム分
離ベルトコンベヤを配設し、更にアルミニウムを精選し
て分離するようにしてもよい。
また以上の実施例では、磁性金属として鉄くずを説明し
たが、勿論これに限定されることなく磁性を帯びた金属
であれば本発明により分離することができる。例えばコ
バルトやフェライトくず、ニッケルくずであってもよ
い。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の非磁性金属回収装置によれば
従来のこの種装置にくらべてベルトコンベヤ上の層厚を
小として、回転磁束を強く受けることができるので、ま
たは非磁性金属分離ベルトコンベヤで分離された後、更
に風選機によって非磁性金属にからみついている、また
は混入している他成分のごみを取り除くことができるの
で、はるかに非磁性金属回収効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第4図は本発明の各実施例のアルミニウム回収
装置を示す側面図である。 なお図において、 (1)……風選機 (2)……アルミニウム分離ベルトコンベヤ (6)……排出ダクト (10)……ベルト (12)……従動ドラム (16)……回転磁石体 (31)……第2の風選機 (36)……排出ダクト (40)……アルミニウム分離ベルトコンベヤ (43)……回転磁石 (60)……従動ドラム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に供給口及び下方に2つの排出ダクト
    部を有し、上下方向に延びる本体の上壁部に対向して圧
    縮空気供給口と排出口とを形成し、比較的比重の大きい
    ごみ成分で非磁性金属を含むごみ成分と比較的比重の小
    さいごみ成分とから成るごみを前記供給口に投入して、
    これらが重力により落下中に前記圧縮空気供給口から供
    給される圧縮空気を受けて、前記比較的比重の大きいご
    み成分で非磁性金属を含むごみ成分は、その落下の軌跡
    を大きく変更されることなく、前記2つの排出ダクト部
    のうち前記供給口のほぼ直下方にある一方の排出ダクト
    部から排出され、前記比較的比重の小さいごみ成分はそ
    の落下の軌跡を大きく変更されて、前記2つの排出ダク
    ト部のうち前記供給口から前記排出口側へと偏倚した他
    方の排出ダクト部から排出されるようにした風選機と、
    前記一方の排出ダクト部から排出されるごみをその一端
    部で受ける非磁性金属分離ベルトコンベヤとから成り、
    前記非磁性金属分離ベルトコンベヤは第1の電動機で駆
    動され、その他端部でベルトを巻回させる筒体は非金属
    性であり、該筒体内に周囲に多数の永久磁石片を固定さ
    せた回転磁石を内蔵し、該回転磁石を前記筒体の回転速
    度より大きい回転速度で同方向に第2の電動機で回転さ
    せるようにして、前記非磁性金属分離ベルトコンベヤの
    他端部より非磁性金属のごみ成分を他成分のごみ成分と
    は異なった軌跡で排出させるようにして分離したことを
    特徴とする非磁性金属回収装置。
  2. 【請求項2】前記回転磁石は前記筒体に対し偏心して回
    転駆動される請求項(1)に記載の非磁性金属回収装
    置。
  3. 【請求項3】上方に供給口及び下方に2つの排出ダクト
    部を有し上下方向に延びる本体の上壁部に対向して圧縮
    空気供給口と排出口とを形成し、比較的比重の大きいご
    み成分で非磁性金属を含むごみ成分と比較的比重の小さ
    いごみ成分とから成るごみを前記供給口に投入して、こ
    れらが重力により落下中に前記圧縮空気供給口から供給
    される圧縮空気を受けて、前記比較的比重の大きいごみ
    成分で非磁性金属を含むごみ成分は、その落下の軌跡を
    大きく変更されることなく、前記2つの排出ダクト部の
    うち前記供給口のほぼ直下方にある一方の排出ダクト部
    から排出され、前記比較的比重の小さいごみ成分はその
    落下の軌跡を大きく変更されて、前記2つの排出ダクト
    部のうち前記供給口から前記排出口側へと偏倚した他方
    の排出ダクト部から排出されるようにした第1の風選機
    と、前記一方の排出ダクト部から排出されるごみをその
    一端部で受ける非磁性金属分離ベルトコンベヤと、前記
    非磁性金属分離ベルトコンベヤの排出端部より前方で、
    非磁性金属を飛ばす軌跡の下方に配設され上方に供給口
    及び下方に2つの排出ダクト部を有し上下方向に延びる
    本体の上壁部に対向して圧縮空気供給口と排出口とを形
    成した第2の風選機とから成り、前記非磁性金属分離ベ
    ルトコンベヤは第1の電動機で駆動され、その他端部で
    ベルトを巻回させる筒体は非金属性であり、該筒体内に
    周囲に多数の永久磁石片を固定させた回転磁石を内蔵
    し、該回転磁石を前記筒体の回転速度より大きい回転速
    度で同方向に第2の電動機で回転させるようにして、前
    記非磁性金属分離ベルトコンベヤの他端部より非磁性金
    属のごみ成分を他成分のごみ成分とは異なった軌跡で排
    出させるようにして分離し、該分離された非磁性金属の
    ごみ成分を、前記第2の風選機の供給口に供給して、前
    記分離された非磁性金属のごみ成分のうち非磁性金属を
    含む比較的比重の大きいごみ成分は、重力による落下中
    に前記第2の風選機の圧縮空気供給口から供給される圧
    縮空気を受けても、その落下の軌跡を大きく変更するこ
    となく、前記第2の風選機の2つの排出ダクト部のうち
    前記第2の風選機の供給口のほぼ直下方にある一方の排
    出ダクト部から排出され、前記分離された非磁性金属の
    ごみ成分のうち非磁性金属を含まない比較的比重の小さ
    いごみ成分はその落下の軌跡を大きく変更され、前記第
    2の風選機の2つの排出ダクト部のうち前記第2の風選
    機の供給口から前記第2の風選機の排出口側へと偏倚し
    た前記第2の他方の排出ダクト部から排出されるように
    して、所望の非磁性金属のごみ成分を更に精選して分離
    するようにしたことを特徴とする非磁性金属回収装置。
  4. 【請求項4】前記回転磁石は前記筒体に対し偏心して回
    転駆動される請求項(3)に記載の非磁性金属回収装
    置。
  5. 【請求項5】非磁性金属分離ベルトコンベヤと、この排
    出端部より前方で、非磁性金属を飛ばす軌跡の下方に配
    設され上方に供給口及び下方に2つの排出ダクト部を有
    し上下方向に延びる本体の上壁部に対向して圧縮空気供
    給口と排出口とを形成した風選機とから成り、前記非磁
    性金属分離ベルトコンベヤは第1の電動機で駆動され、
    その前記排出端部でベルトを巻回させる筒体は非金属性
    であり、該筒体内に周囲に多数の永久磁石片を固定させ
    た回転磁石を内蔵し、該回転磁石を前記筒体の回転速度
    より大きい回転速度で同方向に第2の電動機で回転させ
    るようにして、前記非磁性金属分離ベルトコンベヤの前
    記排出端部より非磁性金属のごみ成分を他成分のごみ成
    分とは異なった軌跡で排出させるようにして分離し、該
    分離された非磁性金属のごみ成分を、前記風選機の前記
    供給口に供給して、前記分離された非磁性金属のごみ成
    分のうち非磁性金属を含む比較的比重の大きいごみ成分
    は、重力による落下中に前記圧縮空気供給口から供給さ
    れる圧縮空気を受けても、その落下の軌跡を大きく変更
    することなく、前記2つの排出ダクト部のうち前記供給
    口のほぼ直下方にある前記一方の排出ダクト部から排出
    され、前記分離された非磁性金属のごみ成分のうち非磁
    性金属を含まない比較的比重の小さいごみ成分はその落
    下の軌跡を大きく変更され、前記2つの排出ダクト部の
    うち前記供給口から前記排出口側へと偏倚した他方の排
    出ダクト部から排出されるようにして、所望の非磁性金
    属のごみ成分を更に精選して分離するようにしたことを
    特徴とする非磁性金属回収装置。
  6. 【請求項6】前記回転磁石は前記筒体に対し偏心して回
    転駆動される請求項(5)に記載の非磁性金属回収装
    置。
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