JPH081007Y2 - 非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置 - Google Patents
非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置Info
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- JPH081007Y2 JPH081007Y2 JP1990051647U JP5164790U JPH081007Y2 JP H081007 Y2 JPH081007 Y2 JP H081007Y2 JP 1990051647 U JP1990051647 U JP 1990051647U JP 5164790 U JP5164790 U JP 5164790U JP H081007 Y2 JPH081007 Y2 JP H081007Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えば都市ごみからアルミニウム屑を分離す
るために用いて好適な非磁性金属分離ベルトコンベヤ装
置に関する。
るために用いて好適な非磁性金属分離ベルトコンベヤ装
置に関する。
[従来の技術及びその問題点] 第3図は従来例のアルミニウム分離ベルトコンベヤ装
置を示すものであるが、このアルミニウム分離ベルトコ
ンベヤ装置は全体として(1)で示され、このベルト
(10)は一端部で駆動ローラ(11)に、他端部で非金属
性でなる(例えばプラスチックでなる)筒体(60)に巻
装されている。駆動ローラ(11)は電動機(14)により
ベルト(15)を介して所定の回転速度で矢印方向に駆動
される。従って、駆動ローラ(11)と連動する筒体(6
0)は矢印Aで示す方向に所定の回転速度で回転する。
筒体(60)にはこれに同心的に希土類磁石でなる回転磁
石(7)が内蔵されており、これはその外周縁部で交互
にS極(43)、N極(43′)と図示するように磁化され
ており、これは回転軸(46)のまわりに電動機(44)に
よりベルト(45)を介して矢印B方向に所定の回転速度
で回転するように構成されている。なお筒体(60)と回
転磁石(7)とは同軸であるが、回転軸(46)とは分離
した軸のまわりに回転駆動されるようになっている。更
に、駆動ローラ(11)、即ち筒体(60)の回転速度より
は回転磁石(7)の回転速度の方が十分に大きくなるよ
うに設定されている。
置を示すものであるが、このアルミニウム分離ベルトコ
ンベヤ装置は全体として(1)で示され、このベルト
(10)は一端部で駆動ローラ(11)に、他端部で非金属
性でなる(例えばプラスチックでなる)筒体(60)に巻
装されている。駆動ローラ(11)は電動機(14)により
ベルト(15)を介して所定の回転速度で矢印方向に駆動
される。従って、駆動ローラ(11)と連動する筒体(6
0)は矢印Aで示す方向に所定の回転速度で回転する。
筒体(60)にはこれに同心的に希土類磁石でなる回転磁
石(7)が内蔵されており、これはその外周縁部で交互
にS極(43)、N極(43′)と図示するように磁化され
ており、これは回転軸(46)のまわりに電動機(44)に
よりベルト(45)を介して矢印B方向に所定の回転速度
で回転するように構成されている。なお筒体(60)と回
転磁石(7)とは同軸であるが、回転軸(46)とは分離
した軸のまわりに回転駆動されるようになっている。更
に、駆動ローラ(11)、即ち筒体(60)の回転速度より
は回転磁石(7)の回転速度の方が十分に大きくなるよ
うに設定されている。
筒体(60)の下方には分別されて排出されるごみ収容
器Vが配設され、これは隔壁(23)(24)を備えている
が、これは更にごみを分別して回収するための隔壁(2
5)(26)を備えている。従って図において右方からア
ルミニウム屑回収空間C、通常のごみ回収空間D及び鉄
屑回収空間Eを画成している。
器Vが配設され、これは隔壁(23)(24)を備えている
が、これは更にごみを分別して回収するための隔壁(2
5)(26)を備えている。従って図において右方からア
ルミニウム屑回収空間C、通常のごみ回収空間D及び鉄
屑回収空間Eを画成している。
従来例は以上のように構成されるのであるが、今ベル
ト(10)の一端部の上方のホッパHから都市ごみが供給
されたものとする。これらは更に高密度で存在するので
あるが、図においては散在的に示す。即ちベルト(10)
の上方走行部においては、例えばアルミニウム屑m、鉄
屑f、紙屑gが図において右方へと移送され、これが筒
体(60)の最上方に至ると、これに内蔵される回転磁石
(7)の高速回転により、その外周縁部に設けたS極
(43)、N極(43′)がベルト(10)に対して相対的に
N極、S極の位置を高速に変化させるので交流磁界が発
生し、これがアルミニウム屑mに渦電流を誘起し、この
渦電流による磁束と高速で回転する回転磁石(7)の磁
極N、Sの磁束によりアルミニウム屑mは反撥力を受け
て筒体(60)のほぼ最上端部より軌跡cを描いて、アル
ミニウム屑回収空間Cへと放物線c′を描いて排出され
る。
ト(10)の一端部の上方のホッパHから都市ごみが供給
されたものとする。これらは更に高密度で存在するので
あるが、図においては散在的に示す。即ちベルト(10)
の上方走行部においては、例えばアルミニウム屑m、鉄
屑f、紙屑gが図において右方へと移送され、これが筒
体(60)の最上方に至ると、これに内蔵される回転磁石
(7)の高速回転により、その外周縁部に設けたS極
(43)、N極(43′)がベルト(10)に対して相対的に
N極、S極の位置を高速に変化させるので交流磁界が発
生し、これがアルミニウム屑mに渦電流を誘起し、この
渦電流による磁束と高速で回転する回転磁石(7)の磁
極N、Sの磁束によりアルミニウム屑mは反撥力を受け
て筒体(60)のほぼ最上端部より軌跡cを描いて、アル
ミニウム屑回収空間Cへと放物線c′を描いて排出され
る。
また紙屑gは高速で回転する回転磁石(7)の磁束の
影響を何等受けることなく筒体(60)に巻回されるベル
ト(10)より自由落下して、点線dの軌跡を経て通常の
ごみ回収空間Dへと排出される。次に鉄屑fは回転磁石
(7)の磁極であるS極(43)、又はN極(43′)に強
く吸引されながらベルト(10)に吸着してベルト(10)
上での滞留時間が最も長く、点線eで示す軌跡を経て鉄
屑回収空間Eへと排出される。
影響を何等受けることなく筒体(60)に巻回されるベル
ト(10)より自由落下して、点線dの軌跡を経て通常の
ごみ回収空間Dへと排出される。次に鉄屑fは回転磁石
(7)の磁極であるS極(43)、又はN極(43′)に強
く吸引されながらベルト(10)に吸着してベルト(10)
上での滞留時間が最も長く、点線eで示す軌跡を経て鉄
屑回収空間Eへと排出される。
以上のようにして都市ごみからアルミニウム屑、非金
属性のごみ屑(例えば紙屑、プラスチック屑など)及び
鉄屑が回収されることになる。
属性のごみ屑(例えば紙屑、プラスチック屑など)及び
鉄屑が回収されることになる。
然しながら上述したようにホッパHからは第3図に示
すように散在的に各種のごみ、すなわちアルミニウム屑
m、鉄屑f、紙屑gが排出されるのではなくて、かなり
の厚さの層を成して搬送される。またこれらごみ層中に
おいてはアルミニウム屑m、鉄屑f及び紙屑g等は相互
に付着し合っており、このまま筒体(60)から、上述し
たようにごみ収容器Vの各ごみ収容空間であるアルミニ
ウム屑回収空間C、通常のごみ回収空間D及び鉄屑回収
空間Eに分離供給されるのであるが、実際にはこれらご
み成分が付着し合っているので、各ごみ成分がそれぞれ
のごみ回収空間へと分離されて収容されず、すなわち精
選率は非常に低いものである。例えばアルミニウム屑m
に通常のごみである紙屑gが付着したままでアルミニウ
ム屑回収空間Cに供給されると、それだけアルミニウム
屑の精選率を低下させることになる。鉄屑fにおいても
同様である。
すように散在的に各種のごみ、すなわちアルミニウム屑
m、鉄屑f、紙屑gが排出されるのではなくて、かなり
の厚さの層を成して搬送される。またこれらごみ層中に
おいてはアルミニウム屑m、鉄屑f及び紙屑g等は相互
に付着し合っており、このまま筒体(60)から、上述し
たようにごみ収容器Vの各ごみ収容空間であるアルミニ
ウム屑回収空間C、通常のごみ回収空間D及び鉄屑回収
空間Eに分離供給されるのであるが、実際にはこれらご
み成分が付着し合っているので、各ごみ成分がそれぞれ
のごみ回収空間へと分離されて収容されず、すなわち精
選率は非常に低いものである。例えばアルミニウム屑m
に通常のごみである紙屑gが付着したままでアルミニウ
ム屑回収空間Cに供給されると、それだけアルミニウム
屑の精選率を低下させることになる。鉄屑fにおいても
同様である。
また、第3図に示すように、供給されたごみ成分中
に、例えばワッシャwのような円筒状のものが混在して
いる場合には、筒体(60)の最下点に対応するベルト
(10)上の一定位置で吸引されながら回転し停滞してし
まい進行しないということが生じる。更にこのような形
状の鉄屑でこれがエッジを有するものであれば、ベルト
(10)が切り裂かれ、ベルト(10)の寿命を著しく短く
するという問題がある。
に、例えばワッシャwのような円筒状のものが混在して
いる場合には、筒体(60)の最下点に対応するベルト
(10)上の一定位置で吸引されながら回転し停滞してし
まい進行しないということが生じる。更にこのような形
状の鉄屑でこれがエッジを有するものであれば、ベルト
(10)が切り裂かれ、ベルト(10)の寿命を著しく短く
するという問題がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記問題に鑑みてなされ、ベルトの寿命を長
期化させ、更にベルトコンベヤの供給端に大きな層を成
して都市ごみが供給されベルト上で層を成して搬送され
る場合でも、あるいは供給前に各種のごみ成分が付着し
合っている場合でも、非磁性金属のごみ成分の精選率を
向上させることのできる非磁性金属分離ベルトコンベヤ
装置を提供することを目的とする。
期化させ、更にベルトコンベヤの供給端に大きな層を成
して都市ごみが供給されベルト上で層を成して搬送され
る場合でも、あるいは供給前に各種のごみ成分が付着し
合っている場合でも、非磁性金属のごみ成分の精選率を
向上させることのできる非磁性金属分離ベルトコンベヤ
装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 以上の目的は、一端部で駆動ローラに、他端部で非金
属性の筒体に巻回されるベルトと前記筒体内に内蔵さ
れ、周縁部が交互にN極とS極とに磁化されている回転
磁石とから成り、前記回転磁石を前記筒体の回転速度よ
り大きい回転速度で同方向に回転させるようにして、前
記ベルトの他端部より非磁性金属のごみ成分を他成分の
ごみ成分とは異なった軌跡で排出させるようにして分離
する非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置において、前記
ベルトの一端部の上方に振動フィーダを配設し、該振動
フィーダからごみを供給するようにし、かつ前記筒体の
直下方又は下方で前記他端部より更に外方に偏位して従
動ローラを配設し、該従動ローラにも前記ベルトを巻回
させるようにしたことを特徴とする非磁性金属分離ベル
トコンベヤ装置によって達成される。
属性の筒体に巻回されるベルトと前記筒体内に内蔵さ
れ、周縁部が交互にN極とS極とに磁化されている回転
磁石とから成り、前記回転磁石を前記筒体の回転速度よ
り大きい回転速度で同方向に回転させるようにして、前
記ベルトの他端部より非磁性金属のごみ成分を他成分の
ごみ成分とは異なった軌跡で排出させるようにして分離
する非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置において、前記
ベルトの一端部の上方に振動フィーダを配設し、該振動
フィーダからごみを供給するようにし、かつ前記筒体の
直下方又は下方で前記他端部より更に外方に偏位して従
動ローラを配設し、該従動ローラにも前記ベルトを巻回
させるようにしたことを特徴とする非磁性金属分離ベル
トコンベヤ装置によって達成される。
[作用] ベルトの一端部の上方に振動フィーダが配設されてい
るので、この振動フィーダの振動によりこの上の各種の
ごみ成分でなるごみの層が相互に付着した状態でホッパ
から排出されたとしても、振動フィーダの振動力を受け
て付着し合っているごみ成分をほぐすことになり、従っ
てベルトにはほぐされたごみが供給されるので、非磁性
金属ごみは、筒体に内蔵されている回転磁石の交番磁束
を効率よく受け、効率よくかつ精選率よく分離されて、
それに固有のごみ収容室へと排出される。他のごみ成分
は他方のごみ収容室へと排出される。
るので、この振動フィーダの振動によりこの上の各種の
ごみ成分でなるごみの層が相互に付着した状態でホッパ
から排出されたとしても、振動フィーダの振動力を受け
て付着し合っているごみ成分をほぐすことになり、従っ
てベルトにはほぐされたごみが供給されるので、非磁性
金属ごみは、筒体に内蔵されている回転磁石の交番磁束
を効率よく受け、効率よくかつ精選率よく分離されて、
それに固有のごみ収容室へと排出される。他のごみ成分
は他方のごみ収容室へと排出される。
更に、筒体の直下方又は下方で、非磁性金属分離ベル
トコンベヤの端部より更に外方に従動ローラを配設し、
これにもベルトを巻回させているので、例えばワッシャ
のようなものでエッジを有するものでも、ベルトの最下
点で停滞することなく確実に所定の空間に回収すること
ができるので、ベルトの寿命を大巾に長期化することが
できる。よって長期に亘って非磁性金属性のごみ成分と
他のごみ成分とを確実に分離して回収することができ
る。
トコンベヤの端部より更に外方に従動ローラを配設し、
これにもベルトを巻回させているので、例えばワッシャ
のようなものでエッジを有するものでも、ベルトの最下
点で停滞することなく確実に所定の空間に回収すること
ができるので、ベルトの寿命を大巾に長期化することが
できる。よって長期に亘って非磁性金属性のごみ成分と
他のごみ成分とを確実に分離して回収することができ
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例による非磁性金属(アルミニウ
ム屑)分離ベルトコンベヤ装置について図面を参照して
説明する。なお従来例に対応する部分については同一の
符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ム屑)分離ベルトコンベヤ装置について図面を参照して
説明する。なお従来例に対応する部分については同一の
符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1図は第1実施例を示し、本実施例のアルミニウム
屑分離ベルトコンベヤ装置は全体として(85)で示さ
れ、ベルト(86)の供給端側にはホッパ(101)が配設
されており、これに多量の都市ごみGが投入されてい
る。これの排出口にばね(104)により公知の電磁振動
フィーダFが吊り下げられている。電磁振動フィーダF
は断面がU字形状のトラフ(102)及び板ばね、電磁石
等から成る振動駆動部(103)から成っており、この振
動部の電磁石のコイルに交流を通電するとトラフ(10
2)は矢印aで示す方向に直線振動するように構成され
ている。
屑分離ベルトコンベヤ装置は全体として(85)で示さ
れ、ベルト(86)の供給端側にはホッパ(101)が配設
されており、これに多量の都市ごみGが投入されてい
る。これの排出口にばね(104)により公知の電磁振動
フィーダFが吊り下げられている。電磁振動フィーダF
は断面がU字形状のトラフ(102)及び板ばね、電磁石
等から成る振動駆動部(103)から成っており、この振
動部の電磁石のコイルに交流を通電するとトラフ(10
2)は矢印aで示す方向に直線振動するように構成され
ている。
更に、ベルト(86)は従来の駆動ローラ(11)及び筒
体(60)の外に更に従動ローラ(73)に巻装されてい
る。この従動ローラ(73)は筒体(60)の図において右
側下方に配設されており、従ってベルト(86)は図示す
るような形で、駆動ローラ(11)、筒体(60)及び従動
ローラ(73)に巻回される。またベルト(86)は以上の
ような巻回形状により角度αの領域で回転磁石(7)の
磁極であるS極(43)、N極(43′)に近接するように
構成される。すなわちこの角度α外では大きく離隔して
いる。下方には隔壁(80)(81)(82)でアルミニウム
屑回収室K、ごみ回収室Jを画成するごみ収容器V′が
配設されている。
体(60)の外に更に従動ローラ(73)に巻装されてい
る。この従動ローラ(73)は筒体(60)の図において右
側下方に配設されており、従ってベルト(86)は図示す
るような形で、駆動ローラ(11)、筒体(60)及び従動
ローラ(73)に巻回される。またベルト(86)は以上の
ような巻回形状により角度αの領域で回転磁石(7)の
磁極であるS極(43)、N極(43′)に近接するように
構成される。すなわちこの角度α外では大きく離隔して
いる。下方には隔壁(80)(81)(82)でアルミニウム
屑回収室K、ごみ回収室Jを画成するごみ収容器V′が
配設されている。
本考案の第1実施例は以上のように構成されるが、次
にこの作用について説明する。
にこの作用について説明する。
ホッパ(101)は他の部材との相対的関係で正確な寸
法比では示されていないが、実際には更に大きいものと
する。このようなホッパ(101)の中にダンプカーによ
り都市ごみGが投入される。電動機(14)及び電動機
(44)は、それぞれ従来と同様な回転速度で回転駆動さ
れる。更に電磁振動フィーダFの振動駆動部(103)の
コイルに交流を通電するとトラフ(102)は公知のよう
に矢印a方向に直線振動を行う。これによりホッパ(10
1)から都市ごみが切り出されて、ベルト(86)の供給
端に都市ごみGが供給され、これがベルト(86)の矢印
方向における走行と共に、ある層厚を成して図において
右方へと搬送される。ホッパ(101)内にダンプカーよ
り投入された都市ごみGは従来と同様にごみ同士の付着
力により、あるものは団塊状になり、あるものはチェー
ン状につながっているが、電磁振動フィーダFにより切
り出され、これにより図において右方へと振動移動され
るのであるが、この時にa方向の直線振動による搬送作
用と共に、ほぐし作用を受け、いわば、ばらばらにした
状態でベルト(86)の供給端に供給されるので、ある高
さの層を成す都市ごみGは従来より相互の付着が少な
く、充分に各ごみ成分は分離された状態で搬送されて、
筒体(60)の回転磁石(7)の磁束を効率よく受ける。
法比では示されていないが、実際には更に大きいものと
する。このようなホッパ(101)の中にダンプカーによ
り都市ごみGが投入される。電動機(14)及び電動機
(44)は、それぞれ従来と同様な回転速度で回転駆動さ
れる。更に電磁振動フィーダFの振動駆動部(103)の
コイルに交流を通電するとトラフ(102)は公知のよう
に矢印a方向に直線振動を行う。これによりホッパ(10
1)から都市ごみが切り出されて、ベルト(86)の供給
端に都市ごみGが供給され、これがベルト(86)の矢印
方向における走行と共に、ある層厚を成して図において
右方へと搬送される。ホッパ(101)内にダンプカーよ
り投入された都市ごみGは従来と同様にごみ同士の付着
力により、あるものは団塊状になり、あるものはチェー
ン状につながっているが、電磁振動フィーダFにより切
り出され、これにより図において右方へと振動移動され
るのであるが、この時にa方向の直線振動による搬送作
用と共に、ほぐし作用を受け、いわば、ばらばらにした
状態でベルト(86)の供給端に供給されるので、ある高
さの層を成す都市ごみGは従来より相互の付着が少な
く、充分に各ごみ成分は分離された状態で搬送されて、
筒体(60)の回転磁石(7)の磁束を効率よく受ける。
アルミニウム屑mは角度αの範囲内において回転磁石
(7)の外周縁部の磁極であるS極(43)、N極(4
3′)の交流磁束により渦電流が生じ、この磁気反力に
より図示するような軌跡cで水平方向の速度成分を得
て、ごみ収容器V′のアルミニウム屑回収室Kへと導か
れる。また、鉄屑fや紙屑g等は図示するようにベルト
(86)の上を移送されごみ回収室Jへと排出される。す
なわち、鉄屑fは、通常のごみである紙屑gと同様な搬
送工程を経て同じごみ回収室Jに導かれるが、筒体(6
0)の直下方は勿論のこと、最上点から角度αの領域以
外の領域においてはベルト(86)は回転磁石(7)から
相離隔する位置にあるので回転磁石(7)の周縁部に配
置されているS極(43)、N極(43′)の磁束を何等受
けることなく、従って同じ軌跡を経て同じごみ回収室J
へと排出されることになる。そのため、第3図に点線で
示すように例えばワッシャwが混在していたとしても、
これも通常のごみである紙屑gと同様ごみ回収室Jへと
排出され、第3図のように筒体(60)の最下点に対応す
るベルト上の一定位置で吸引されながら回転することに
より進行しないということがなく、またこのような形状
の鉄屑でこれがエッジを有するものであっても、これに
よりベルト(86)が切り裂かれるということもなく、よ
ってベルト(86)の寿命を大巾に長期化するものであ
る。
(7)の外周縁部の磁極であるS極(43)、N極(4
3′)の交流磁束により渦電流が生じ、この磁気反力に
より図示するような軌跡cで水平方向の速度成分を得
て、ごみ収容器V′のアルミニウム屑回収室Kへと導か
れる。また、鉄屑fや紙屑g等は図示するようにベルト
(86)の上を移送されごみ回収室Jへと排出される。す
なわち、鉄屑fは、通常のごみである紙屑gと同様な搬
送工程を経て同じごみ回収室Jに導かれるが、筒体(6
0)の直下方は勿論のこと、最上点から角度αの領域以
外の領域においてはベルト(86)は回転磁石(7)から
相離隔する位置にあるので回転磁石(7)の周縁部に配
置されているS極(43)、N極(43′)の磁束を何等受
けることなく、従って同じ軌跡を経て同じごみ回収室J
へと排出されることになる。そのため、第3図に点線で
示すように例えばワッシャwが混在していたとしても、
これも通常のごみである紙屑gと同様ごみ回収室Jへと
排出され、第3図のように筒体(60)の最下点に対応す
るベルト上の一定位置で吸引されながら回転することに
より進行しないということがなく、またこのような形状
の鉄屑でこれがエッジを有するものであっても、これに
よりベルト(86)が切り裂かれるということもなく、よ
ってベルト(86)の寿命を大巾に長期化するものであ
る。
第2図は本考案の第2実施例を示すものであるが、ア
ルミニウム分離ベルトコンベヤ装置は全体として(91)
で示され、第1図の第1実施例に対応する部分について
は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ルミニウム分離ベルトコンベヤ装置は全体として(91)
で示され、第1図の第1実施例に対応する部分について
は同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施例では回転磁石(92)の構造は第1図と同様で
あるが、これは筒体(60)の回転軸(22)から偏心し
て、その軸(19)の周りに回転可能に支承されており、
これは電動機(17)によりベルト(18)を介して回転駆
動される。この場合においても、回転磁石(92)の回転
方向は筒体(60)と同方向であり、電動機(14)による
筒体(60)の回転速度よりは大きい速度で駆動されるよ
うになっている。回転磁石(92)が筒体(60)に対して
偏心して配設されているので、筒体(60)の最下点に対
応するベルト部分は回転磁石(92)の磁極から十分に離
れているのであるが、このような場合においても従動ロ
ーラ(73)を図示するように配設することにより鉄屑に
よってベルト(86)が損傷される恐れは未然に防止され
ることができると共に、ベルトの上方走行部分上でごみ
が層を成して搬送される場合や、各種ごみ成分がホッパ
(101)内で付着し合っている場合でも精選率よく、ア
ルミニウムのごみ成分とその他のごみ成分とを分離させ
ることができる。
あるが、これは筒体(60)の回転軸(22)から偏心し
て、その軸(19)の周りに回転可能に支承されており、
これは電動機(17)によりベルト(18)を介して回転駆
動される。この場合においても、回転磁石(92)の回転
方向は筒体(60)と同方向であり、電動機(14)による
筒体(60)の回転速度よりは大きい速度で駆動されるよ
うになっている。回転磁石(92)が筒体(60)に対して
偏心して配設されているので、筒体(60)の最下点に対
応するベルト部分は回転磁石(92)の磁極から十分に離
れているのであるが、このような場合においても従動ロ
ーラ(73)を図示するように配設することにより鉄屑に
よってベルト(86)が損傷される恐れは未然に防止され
ることができると共に、ベルトの上方走行部分上でごみ
が層を成して搬送される場合や、各種ごみ成分がホッパ
(101)内で付着し合っている場合でも精選率よく、ア
ルミニウムのごみ成分とその他のごみ成分とを分離させ
ることができる。
以上、本考案の各実施例について説明したが、勿論、
本考案はこれらに限定されることなく、本考案の技術的
思想に基いて種々の変形が可能である。
本考案はこれらに限定されることなく、本考案の技術的
思想に基いて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施例では本考案に係る電磁振動フィー
ダFを除いてはアルミニウム分離ベルトコンベヤ(85)
(91)及びホッパ(101)のみを示したが、ホッパの上
方に風選機を配設し、あらかじめアルミニウム屑を含む
重い成分のごみ屑と、これ以外の軽い成分のごみ屑とを
分離してホッパ又は振動フィーダに直接供給して更に回
収効率を上げるようにしてもよい。
ダFを除いてはアルミニウム分離ベルトコンベヤ(85)
(91)及びホッパ(101)のみを示したが、ホッパの上
方に風選機を配設し、あらかじめアルミニウム屑を含む
重い成分のごみ屑と、これ以外の軽い成分のごみ屑とを
分離してホッパ又は振動フィーダに直接供給して更に回
収効率を上げるようにしてもよい。
また以上の実施例では都市ごみで大きな成分比を占め
るアルミニウム屑について説明したが非磁性金属であれ
ば同じ原理で回収は可能である。例えば真鍮や銅屑を回
収することもできる。
るアルミニウム屑について説明したが非磁性金属であれ
ば同じ原理で回収は可能である。例えば真鍮や銅屑を回
収することもできる。
また、以上の実施例では、ホッパ(101)に電磁振動
フィーダFをばね(104)で懸吊して、この電磁振動フ
ィーダFにより都市ごみGをほぐすようにしたが、これ
に代えて電磁振動フィーダFより更に長い断面U字形状
の直線的なトラフを有する、いわゆる振動コンベヤ(本
明細書ではこれも振動フィーダと称する)により長距離
に亘って搬送し、かつほぐし効果を長時間与えてベルト
の供給端に供給するようにしてもよい。この場合この振
動コンベヤの都市ごみの供給端側では充分に大きい巾の
トラフ形状とすれば、これに直接ダンプカーよりごみを
投入することができる。
フィーダFをばね(104)で懸吊して、この電磁振動フ
ィーダFにより都市ごみGをほぐすようにしたが、これ
に代えて電磁振動フィーダFより更に長い断面U字形状
の直線的なトラフを有する、いわゆる振動コンベヤ(本
明細書ではこれも振動フィーダと称する)により長距離
に亘って搬送し、かつほぐし効果を長時間与えてベルト
の供給端に供給するようにしてもよい。この場合この振
動コンベヤの都市ごみの供給端側では充分に大きい巾の
トラフ形状とすれば、これに直接ダンプカーよりごみを
投入することができる。
また以上の振動フィーダでは、いわゆる電磁振動フィ
ーダを説明したが、電磁型でなくても振動電動機を駆動
部とする振動フィーダを用いてもよい。あるいは上述の
振動コンベヤの振動駆動部は言及しなかったが、電磁石
駆動部或はクランク駆動部として構成したものを用いて
もよい。あるいは振動駆動部が発生する振動力は直線的
でなくてもよく、円形や楕円形であってもよい。
ーダを説明したが、電磁型でなくても振動電動機を駆動
部とする振動フィーダを用いてもよい。あるいは上述の
振動コンベヤの振動駆動部は言及しなかったが、電磁石
駆動部或はクランク駆動部として構成したものを用いて
もよい。あるいは振動駆動部が発生する振動力は直線的
でなくてもよく、円形や楕円形であってもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案の非磁性金属分離ベルトコ
ンベヤ装置によれば、ベルトの寿命を長期化することが
でき、かつベルトコンベヤの供給端に厚い層を成してご
み屑が供給され、またこれらごみ成分が供給される前に
強い付着力で付着しているような場合でも効率よく振動
フィーダでほぐされてベルト上に供給され筒体が内蔵す
る回転磁石の交番磁束力を効率よく受けて非磁性金属は
精選率よく分離されることができる。
ンベヤ装置によれば、ベルトの寿命を長期化することが
でき、かつベルトコンベヤの供給端に厚い層を成してご
み屑が供給され、またこれらごみ成分が供給される前に
強い付着力で付着しているような場合でも効率よく振動
フィーダでほぐされてベルト上に供給され筒体が内蔵す
る回転磁石の交番磁束力を効率よく受けて非磁性金属は
精選率よく分離されることができる。
第1図は本考案の第1実施例による非磁性金属(アルミ
ニウム屑)分離ベルトコンベヤ装置の部分破断側面図、
第2図は本考案の第2実施例による非磁性金属(アルミ
ニウム屑)分離ベルトコンベヤ装置の部分破断側面図及
び第3図は従来例のアルミニウム屑分離ベルトコンベヤ
装置の部分破断側面図である。 なお図において、 (73)……従動ローラ (85)(91)……非磁性金属分離ベルトコンベヤ (101)……ホッパ F……電磁振動フィーダ
ニウム屑)分離ベルトコンベヤ装置の部分破断側面図、
第2図は本考案の第2実施例による非磁性金属(アルミ
ニウム屑)分離ベルトコンベヤ装置の部分破断側面図及
び第3図は従来例のアルミニウム屑分離ベルトコンベヤ
装置の部分破断側面図である。 なお図において、 (73)……従動ローラ (85)(91)……非磁性金属分離ベルトコンベヤ (101)……ホッパ F……電磁振動フィーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−55076(JP,A) 特開 昭57−110347(JP,A) 特開 昭62−186957(JP,A) 特開 昭51−104661(JP,A) 特開 平2−268845(JP,A) 実開 昭62−17343(JP,U) 特公 昭53−7657(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】一端部で駆動ローラに、他端部で非金属性
の筒体に巻回されるベルトと前記筒体内に内蔵され、周
縁部が交互にN極とS極とに磁化されている回転磁石と
から成り、前記回転磁石を前記筒体の回転速度より大き
い回転速度で同方向に回転させるようにして、前記ベル
トの他端部より非磁性金属のごみ成分を他成分のごみ成
分とは異なった軌跡で排出させるようにして分離する非
磁性金属分離ベルトコンベヤ装置において、前記ベルト
の一端部の上方に振動フィーダを配設し、該振動フィー
ダからごみを供給するようにし、かつ前記筒体の直下方
又は下方で前記他端部より更に外方に偏位して従動ロー
ラを配設し、該従動ローラにも前記ベルトを巻回させる
ようにしたことを特徴とする非磁性金属分離ベルトコン
ベヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990051647U JPH081007Y2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990051647U JPH081007Y2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH049651U JPH049651U (ja) | 1992-01-28 |
JPH081007Y2 true JPH081007Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=31571269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990051647U Expired - Fee Related JPH081007Y2 (ja) | 1990-05-17 | 1990-05-17 | 非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081007Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5610101B2 (ja) * | 1973-09-21 | 1981-03-05 | ||
JPS5926618B2 (ja) * | 1976-07-06 | 1984-06-29 | 住友化学工業株式会社 | ナフタレン−1,3,6−トリスルホン酸の濃縮分離方法 |
JPS57110347A (en) * | 1980-12-26 | 1982-07-09 | Shinsei Sukuratsupu:Kk | Magnetic sorting method |
JPS6217343U (ja) * | 1985-07-15 | 1987-02-02 | ||
JPS62186957A (ja) * | 1986-02-12 | 1987-08-15 | Shinko Electric Co Ltd | 金属回収振動装置 |
-
1990
- 1990-05-17 JP JP1990051647U patent/JPH081007Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH049651U (ja) | 1992-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |