JP3227720B2 - 非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置 - Google Patents

非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は非磁性金属、例えばアル
ミニウム屑を都市ごみから分離、回収するための非磁性
金属分離ベルトコンベヤ装置に関する。 【0002】 【従来の技術及びその問題点】図3は従来例によるアル
ミニウム分離ベルトコンベヤを示すものであるが、この
アルミニウム分離ベルトコンベヤ2においてはベルト1
0が駆動ローラ11と従動ドラム12の周りに巻回され
ている。駆動ローラ11は第1のモータ14によりベル
ト15を介してそのプーリ13の周りに矢印方向に回転
駆動される。 【0003】また従動ドラム12は非金属性の材料でな
る筒体であって、例えばプラスチックでなりこれと一体
的な回転中心軸22は上述の第1のモータ14により矢
印A方向に回転される。すなわち第1のモータ14によ
るベルト10を巻装させている従動ドラム12の回転方
向は矢印A方向である。またこの従動ドラム12の中心
回転軸22から偏心して回転磁石体16がその軸19の
周りに回転可能に支承されており、これは第2のモータ
17によりベルト18を介して回転駆動される。回転方
向は同方向であるが、第1のモータ14によるドラム1
2の回転速度よりは大きい速度で駆動するようになって
いる。また回転磁石16の周縁部は図示するようにN、
S、N、S・・・・と交互に磁化されている磁極となっ
ている。 【0004】従来例のアルミニウム分離ベルトコンベヤ
2は以上のように構成されるが、この排出口の下方には
ごみ収容器Vが配設され、この側壁23、24間で隔壁
25、26により右方からアルミニウム収容室C、非金
属ごみ収容室D、及び鉄収容室Eを画成している。 【0005】従来例は以上のように構成されるが次にこ
の作用について説明する。 【0006】アルミニウム分離ベルトコンベヤ2のベル
ト10は矢印で示す方向に走行しているが、この左端部
に都市ごみが供給される。これは今例えばアルミニウム
屑m、鉄屑f及び非金属のごみ、例えば紙、プラスチッ
ク等gからなっているものとする。これらが右方へと走
行されるのであるが、従動ドラム12の領域に至ると回
転磁石16の周縁部の磁極S、N、S、N・・・・の磁
束により、またこれがB方向に比較的大きい速度で回転
しているのでアルミニウム屑mには渦電流が生じ、これ
が磁束との相互作用により点線cで示す方向へと加速度
を受け、従って点線c’で示すような軌跡を経て飛ばさ
れ収容室Cへと導かれる。また非金属性の屑gはベルト
10の接線方向に沿って外方に飛び出し点線dで示す軌
跡を経て収容室Dへと導かれる。また鉄屑fは回転磁石
16の外周縁部の磁極により磁化され、これに吸引され
他のごみ成分に比べ、より大きな回転角度をドラム12
と共に回転して点線rで示すような軌跡で収容室E内へ
と導かれる。 【0007】以上のようにしてごみ成分はC、D、E室
にそれぞれアルミニウム屑、非金属性のごみ、及び鉄屑
に分離される。 【0008】以上のアルミニウム分離ベルトコンベヤ2
の全体は密閉性の金属製のケーシング130内に配設さ
れており、この上壁部分に都市ごみを収容するホッパ1
31が取付けられている。 【0009】上述したようにアルミニウム分離ベルトコ
ンベヤ2のベルト10の排出端部からは、回転磁石体1
6の回転速度に応じてアルミニウム屑mは図示するよう
な軌跡cで飛翔して収容室C内へと排出されるのである
が、中にはアルミニウム屑m’で示すように勢いよくQ
の軌跡の方向に飛び出してケーシング130の内壁面1
30aに衝突して大きな衝撃音を発し、はね返り、この
後収容室Cへと落下する。このような大きな排出速度で
Qで示すような軌跡で飛出すアルミニウム屑m’が多け
れば多い程、衝撃音は多くなり周囲の環境に対して騒音
公害となるのみならず、ケーシング130の材質によっ
ては、その衝突により損傷をきたし、亀裂を生じて、こ
の内壁面130aを破損してしまう恐れがある。 【0010】更にケーシング130の材質によっては衝
撃音のみならず、排出ベルト10の排出端からの排出速
度によっては、内壁面130aと衝突した後、アルミニ
ウム屑m’はそれを収容するための収容室Cに落下する
ことをせず、反撥力が大きく隣の収容室D側へと落下す
る恐れがある。これでは折角アルミニウム分離ベルトコ
ンベヤ2により分離したアルミニウム屑が隣の通常のご
み収容室D側へと混入してしまうことがある。 【0011】 【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、従来通りアルミニウム屑分離効率を高
めながらアルミニウム分離ベルトコンベヤがケーシング
内に配設されているような場合でも騒音を発することな
く、又確実にアルミニウム屑はそれを収容するための空
間側へと排出することのできるアルミニウム分離ベルト
コンベヤ装置を提供することを目的とする。 【0012】 【問題点を解決するための手段】以上の目的は、ケーシ
ング内で、一端部で駆動ローラに、他端部で非金属性の
筒体に巻回されるエンドレスベルトと前記筒体内に内
蔵され、周縁部が交互にN極とS極とに磁化されている
回転磁石とから成り、前記回転磁石を前記筒体の回転速
度より大きい回転速度で同方向に回転させるようにし
て、前記エンドレスベルトの他端部より非磁性金属のご
み成分を他成分のごみ成分とは異なった軌跡で大きな水
平速度成分をもって排出させるようにして前記エンドレ
スベルトの他端部に対向する前記ケーシングの内壁部分
に最も近い収容空間内へと収容させるようにして分離す
る非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置において、前記
ンドレスベルトの他端部と前記ケーシングの対向する内
壁部分との間に、前記内壁部分とは所定の距離をおいて
フレキシブルな膜材を懸吊させて、前記膜材に衝突して
落下する非金属性金属のごみ成分を前記収容空間に収容
させるようにしたことを特徴とする非磁性金属分離ベル
トコンベヤ装置、によって達成される。 【0013】 【作用】アルミニウム分離ベルトコンベヤのベルトの排
出端からアルミニウム屑が効率よく、すなわち勢いよ
く、水平線に近い軌跡で飛出したとしても、その前方に
フレキシブルな膜部材、例えばネオプレンゴム膜が懸吊
されているので、これにアルミニウム屑が衝突して直接
ケーシングの内壁部に衝突しないので騒音を発すること
がない。又フレキシブルな膜に衝突することにより、そ
の水平成分の移動エネルギーが減衰されるので、ほぼこ
のフレキシブルな膜の面に沿って、その下方のアルミニ
ウム屑を収容するための空間へと落下する。 【0014】 【実施例】以下、本発明の実施例によるアルミニウム屑
分離ベルトコンベヤ装置について図面を参照して説明す
る。なお従来例の図3に対応する部分については同一の
符号を付し、その詳細な説明は省略する。 【0015】図1は本発明の第1実施例の非磁性金属
(アルミニウム屑)分離ベルトコンベヤを示すものであ
るが、これは全体として71で示され、この筒体60の
下方にはごみ収容器75が配設され、これは隔壁31、
32、33及び34により内部にアルミニウム回収空間
F、紙屑、プラスチック屑などの通常のごみ回収空間G
及び鉄屑回収空間Hを画成している。また、本発明によ
れば、ケーシング130の内壁面130aから距離Sだ
け離れてネオプレンゴムで成るフレキシブルな膜部材1
32が取付部材133を介して懸吊される。距離Sはア
ルミニウム屑mが勢いよく飛んできて衝突しても膜部材
132がケーシング130の内壁面130aに当たら
ず、アルミニウム屑mは水平速度成分が膜132との衝
突で減衰され、下方のアルミニウム屑mの収容空間F内
へと落下し得るように定められている。また従来例とは
異なり筒体60内にはこの回転軸46と同心的に回転磁
石43が配設されている。 【0016】本発明の第1実施例は以上のように構成さ
れるが、次にこの作用について説明する。 【0017】紙屑などの通常のごみ屑にからんでいない
アルミニウム屑mは従来と同様に軌跡cを描いてアルミ
ニウム屑回収空間Fへと回収される。また、紙屑やプラ
スチックなどの通常のごみgはやはり従来と同様な軌跡
を経て回収空間Gへと排出される。また、鉄屑fはH空
間へと排出される。 【0018】以上は通常の作用であるが、今、アルミニ
ウム屑mが特に勢い良く軌跡Q’で飛出す場合について
説明する。アルミニウム屑mに流れる渦電流による磁束
と回転磁石43の磁束との相互作用(形状によって特に
強くなる)によりアルミニウム屑mがQ’の軌跡を描く
ように飛ばされるが、この飛翔中において膜部材132
に衝突し、膜部材132は一点鎖線で示すように撓む。
これによりアルミニウム屑mの水平速度成分は減衰さ
れ、ほぼ膜部材132の膜面に沿って下方へと落下し、
収容室Fへと落下する。従来生じていた衝撃音はない。
またケーシング130の内壁面130aをアルミニウム
屑m(エッジ部もある)により損傷させることもない。 【0019】図2は本発明の第2実施例による非磁性金
属( アルミニウム屑 )分離ベルトコンベヤを示すが、図
において第1実施例及び従来例に対応する部分について
は同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。 【0020】すなわち、本実施例においても第1実施例
と同様な作用、効果が得られることは明らかである。 【0021】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。 【0022】例えば、以上の実施例ではアルミニウム屑
分離ベルトコンベヤのみを示したが、このベルトの供給
端側に何らかの風選機を配設し、これよりアルミニウム
を含む重いごみ成分とこれより軽いごみ成分とを分離
し、重い方のアルミニウム屑を含む方のごみ成分だけを
アルミニウム屑分離ベルトコンベヤに供給して、このベ
ルトコンベヤへの負荷を小さくして、よりアルミニウム
屑の回収効率を向上させるようにしてもよい。 【0023】また、以上の実施例では非磁性金属として
アルミニウムを示したが、その他の非磁性金属例えば銅
屑や真鍮屑をも同じ原理で分離することができる。 【0024】又以上の実施例及び従来例では2種のアル
ミニウム分離ベルトコンベヤを示したが、この構造に限
定されることなく、従来公知となっているアルミニウム
分離ベルトコンベヤ全てに本発明は適用可能である。 【0025】又以上の実施例ではフレキシブルな膜部材
としてネオプレンゴムを用いたが、これに限ることなく
他のゴム部材、或いは布材であってもよい。 【0026】 【発明の効果】以上述べたように、本発明の非磁性金属
分離ベルトコンベヤ装置によれば騒音を少なくし、かつ
ケーシングの保護をしながら非磁性金属性のごみを従来
よりも一段と回収効率を上げて分離させることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例によるアルミニウム屑分離
ベルトコンベヤ装置の側面図である。 【図2】本発明の第2実施例によるアルミニウム屑分離
ベルトコンベヤ装置の側面図である。 【図3】従来例のアルミニウム屑分離ベルトコンベヤ装
置の側面図である。 【符号の説明】 2 アルミニウム屑分離ベルトコンベヤ 71 アルミニウム屑分離ベルトコンベヤ 130 ケーシング 132 膜部材

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 ケーシング内で、一端部で駆動ローラに、他端部で非金
    属性の筒体に巻回されるエンドレスベルトと前記筒体
    内に内蔵され、周縁部が交互にN極とS極とに磁化され
    ている回転磁石とから成り、前記回転磁石を前記筒体の
    回転速度より大きい回転速度で同方向に回転させるよう
    にして、前記エンドレスベルトの他端部より非磁性金属
    のごみ成分を他成分のごみ成分とは異なった軌跡で大き
    な水平速度成分をもって排出させるようにして前記エン
    ドレスベルトの他端部に対向する前記ケーシングの内壁
    部分に最も近い収容空間内へと収容させるようにして分
    離する非磁性金属分離ベルトコンベヤ装置において、前
    エンドレスベルトの他端部と前記ケーシングの対向す
    る内壁部分との間に、前記内壁部分とは所定の距離をお
    いてフレキシブルな膜材を懸吊させて、前記膜材に衝突
    して落下する非金属性金属のごみ成分を前記収容空間に
    収容させるようにしたことを特徴とする非磁性金属分離
    ベルトコンベヤ装置。
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