JP3230254B2 - 非磁性金属分離装置 - Google Patents
非磁性金属分離装置Info
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- JP3230254B2 JP3230254B2 JP31981891A JP31981891A JP3230254B2 JP 3230254 B2 JP3230254 B2 JP 3230254B2 JP 31981891 A JP31981891 A JP 31981891A JP 31981891 A JP31981891 A JP 31981891A JP 3230254 B2 JP3230254 B2 JP 3230254B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば都市ごみからア
ルミニウム屑を分離するために用いて好適な非磁性金属
分離装置に関する。
ルミニウム屑を分離するために用いて好適な非磁性金属
分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図6は従来例のアルミニ
ウム分離ベルトコンベヤ装置を示すものであるが、この
ベルトコンベヤ装置は全体として1で示され、この内、
アルミニウム分離ベルトコンベヤ2のベルト10は一端
部で駆動ローラ11に、他端部で非金属性でなる(例え
ばプラスチックでなる)筒体60に巻装されている。駆
動ローラ11は電動機14によりベルト15を介して所
定の回転速度で矢印方向に駆動される。従って従動ロー
ラである筒体60は矢印Aで示す方向に所定の回転速度
で回転する。筒体60にはこれに同心的に希土類永久磁
石Qを取りつけた回転子7を内蔵しており、外周縁部で
取りつけている磁石Qは交互に極性が図示するように磁
化されており、これは回転軸46のまわりに電動機44
によりベルト45を介して矢印B方向に所定の回転速度
で回転するように構成されている。なお筒体60と回転
子7とは同心的であるが、筒体60は軸46とは分離し
た軸のまわりに回転駆動されるようになっている。な
お、駆動ローラ11、即ち筒体60の回転速度よりは回
転子7の回転速度の方が充分に大きくなるように設定さ
れている。
ウム分離ベルトコンベヤ装置を示すものであるが、この
ベルトコンベヤ装置は全体として1で示され、この内、
アルミニウム分離ベルトコンベヤ2のベルト10は一端
部で駆動ローラ11に、他端部で非金属性でなる(例え
ばプラスチックでなる)筒体60に巻装されている。駆
動ローラ11は電動機14によりベルト15を介して所
定の回転速度で矢印方向に駆動される。従って従動ロー
ラである筒体60は矢印Aで示す方向に所定の回転速度
で回転する。筒体60にはこれに同心的に希土類永久磁
石Qを取りつけた回転子7を内蔵しており、外周縁部で
取りつけている磁石Qは交互に極性が図示するように磁
化されており、これは回転軸46のまわりに電動機44
によりベルト45を介して矢印B方向に所定の回転速度
で回転するように構成されている。なお筒体60と回転
子7とは同心的であるが、筒体60は軸46とは分離し
た軸のまわりに回転駆動されるようになっている。な
お、駆動ローラ11、即ち筒体60の回転速度よりは回
転子7の回転速度の方が充分に大きくなるように設定さ
れている。
【0003】筒体60の下方には分別されて排出される
ごみ回収室C、D、Eが配設され、これらは隔壁23、
24、25、26によって形成される。
ごみ回収室C、D、Eが配設され、これらは隔壁23、
24、25、26によって形成される。
【0004】従来例は以上のように構成されるのである
が、今ベルト10の一端部の上方から都市ごみが供給さ
れたものとする。これらは更に高密度で存在するのであ
るが、図においては散在的に示す。即ちベルト10の上
方走行部においては、例えばアルミ缶m、鉄屑f、紙屑
gが図において右方へと移送され、これが筒体60の最
上方に至ると、これに内蔵する回転子7の高速回転によ
り、その外周縁部に設けた永久磁石QのN極、S極がベ
ルト10に対して相対的にN極、S極の位置を高速に変
化させるので交流磁界が発生し、これがアルミニウム屑
mに渦電流を誘起し、この渦電流による磁束と高速で回
転する回転子7の磁極N、Sの磁束によりアルミニウム
屑mは推進力を受けて筒体60のほぼ最上端部より軌跡
cを描いて、アルミニウム屑m回収室Cへと排出され
る。
が、今ベルト10の一端部の上方から都市ごみが供給さ
れたものとする。これらは更に高密度で存在するのであ
るが、図においては散在的に示す。即ちベルト10の上
方走行部においては、例えばアルミ缶m、鉄屑f、紙屑
gが図において右方へと移送され、これが筒体60の最
上方に至ると、これに内蔵する回転子7の高速回転によ
り、その外周縁部に設けた永久磁石QのN極、S極がベ
ルト10に対して相対的にN極、S極の位置を高速に変
化させるので交流磁界が発生し、これがアルミニウム屑
mに渦電流を誘起し、この渦電流による磁束と高速で回
転する回転子7の磁極N、Sの磁束によりアルミニウム
屑mは推進力を受けて筒体60のほぼ最上端部より軌跡
cを描いて、アルミニウム屑m回収室Cへと排出され
る。
【0005】また紙屑gは高速で回転する回転子7の磁
束の影響を何等受ける事なく筒体60に巻回されるベル
ト10より自由落下して、dの軌跡を経て通常のごみ屑
回収室Dへと排出される。次に鉄屑fは回転子7の磁極
に強く吸引されながらベルト10に吸着して最もベルト
10上での滞留時間が長く、eで示す軌跡を経て鉄屑回
収室Eへと排出される。
束の影響を何等受ける事なく筒体60に巻回されるベル
ト10より自由落下して、dの軌跡を経て通常のごみ屑
回収室Dへと排出される。次に鉄屑fは回転子7の磁極
に強く吸引されながらベルト10に吸着して最もベルト
10上での滞留時間が長く、eで示す軌跡を経て鉄屑回
収室Eへと排出される。
【0006】以上のようにして都市ごみ屑からアルミニ
ウム屑、非金属性のごみ屑、例えば紙屑、プラスチック
屑など及び鉄屑が回収される。
ウム屑、非金属性のごみ屑、例えば紙屑、プラスチック
屑など及び鉄屑が回収される。
【0007】然るに以上のような装置において、例えば
カースクラップ(破砕されたもの)のなかから小片のア
ルミニウムのような屑を回収したい場合があるが、この
ようなアルミニウム片の回収は電磁誘導力が急激に小さ
くなるため、回収率が著しく低下する。
カースクラップ(破砕されたもの)のなかから小片のア
ルミニウムのような屑を回収したい場合があるが、この
ようなアルミニウム片の回収は電磁誘導力が急激に小さ
くなるため、回収率が著しく低下する。
【0008】またアルミニウム鋳物の鋳造ラインにおい
て回収鋳物砂中の小片のアルミニウムを分離回収したい
場合があるが、粒度10mm以下のアルミニウム片は上
記装置においては、やはり電磁誘導力が不足のため、殆
ど回収できないのが現状である。
て回収鋳物砂中の小片のアルミニウムを分離回収したい
場合があるが、粒度10mm以下のアルミニウム片は上
記装置においては、やはり電磁誘導力が不足のため、殆
ど回収できないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上記問題に
鑑みてなされ、例えばカースクラップ中の小片アルミニ
ウムのような屑も含む大小さまざまの非磁性金属を効率
よく回収することができる非磁性金属分離装置を提供す
ることを目的とする。
鑑みてなされ、例えばカースクラップ中の小片アルミニ
ウムのような屑も含む大小さまざまの非磁性金属を効率
よく回収することができる非磁性金属分離装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は一端部で
駆動ローラに、他端部で非金属性の筒体に巻回されるエ
ンドレスベルトと、前記筒体内に内蔵され、前記筒体内
の内周面近くに異なる磁極が交互に表れるように複数の
永久磁石片を周縁部に取り付けている回転体とから成
り、前記回転体を前記筒体の回転速度より大きい回転速
度で同方向に回転させるようにして、前記エンドレスベ
ルトの他端部より非磁性金属材を他材とは異なった軌跡
で排出させることにより選別するようにした非磁性金属
分離装置において、前記永久磁石片は大きさの違いで区
分された複数種の永久磁石片グループからなり、これら
各グループを所定の順序で前記回転体の前記周縁部に配
列させたことを特徴とする非磁性金属分離装置によって
達成される。
駆動ローラに、他端部で非金属性の筒体に巻回されるエ
ンドレスベルトと、前記筒体内に内蔵され、前記筒体内
の内周面近くに異なる磁極が交互に表れるように複数の
永久磁石片を周縁部に取り付けている回転体とから成
り、前記回転体を前記筒体の回転速度より大きい回転速
度で同方向に回転させるようにして、前記エンドレスベ
ルトの他端部より非磁性金属材を他材とは異なった軌跡
で排出させることにより選別するようにした非磁性金属
分離装置において、前記永久磁石片は大きさの違いで区
分された複数種の永久磁石片グループからなり、これら
各グループを所定の順序で前記回転体の前記周縁部に配
列させたことを特徴とする非磁性金属分離装置によって
達成される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例による非磁性金属分離
ベルトコンベヤについて図面を参照して説明する。な
お、従来例の図6に対応する部分については同一の符号
を付し、その詳細な説明は省略する。
ベルトコンベヤについて図面を参照して説明する。な
お、従来例の図6に対応する部分については同一の符号
を付し、その詳細な説明は省略する。
【0012】図1において本実施例のアルミニウム分離
ベルトコンベヤは全体として71で示され、本実施例で
はベルト72は従来の駆動ローラ11及び筒体60の外
に更に従動ローラ73に巻装されている。この従動ロー
ラ73は筒体60の最右端より図において左方の下方に
配設されており、すなわち内側に配設されており、従っ
てベルト72は図示するような形で、駆動ローラ11、
筒体60及び従動ローラ73に巻回される。またベルト
72は以上のような巻回形状より角度αの領域で回転磁
石90の磁極43a、43bに近接するように構成され
る。すなわちこの角度α外では大きく離隔している。下
方には隔壁80、81、82、83で室G、H、Jを画
成するごみ収容器V’が配設されている。
ベルトコンベヤは全体として71で示され、本実施例で
はベルト72は従来の駆動ローラ11及び筒体60の外
に更に従動ローラ73に巻装されている。この従動ロー
ラ73は筒体60の最右端より図において左方の下方に
配設されており、すなわち内側に配設されており、従っ
てベルト72は図示するような形で、駆動ローラ11、
筒体60及び従動ローラ73に巻回される。またベルト
72は以上のような巻回形状より角度αの領域で回転磁
石90の磁極43a、43bに近接するように構成され
る。すなわちこの角度α外では大きく離隔している。下
方には隔壁80、81、82、83で室G、H、Jを画
成するごみ収容器V’が配設されている。
【0013】図1においては簡略化して示すが、回転磁
石90の周縁部にN極、S極、N極・・・・と交互に外
方に向けた極性を変えて永久磁石43a、43bが固定
され、このうち形状の大なる永久磁石43aが2個連続
して所定のピッチで配列されており、またこれに連続し
て形状が小なる永久磁石43bが所定のピッチで図2に
は明示されるが、4個連続して配列固定されている。
石90の周縁部にN極、S極、N極・・・・と交互に外
方に向けた極性を変えて永久磁石43a、43bが固定
され、このうち形状の大なる永久磁石43aが2個連続
して所定のピッチで配列されており、またこれに連続し
て形状が小なる永久磁石43bが所定のピッチで図2に
は明示されるが、4個連続して配列固定されている。
【0014】回転磁石7の周上には第1実施例では図2
に明示されるように大なる永久磁石43aが外方に向け
た極性を交互に変えて2個連続して固定され、これに連
続して小なる永久磁石43bが極性を交互に変えて4個
連続して固定されている。図1ではこれらの配列の一部
のみが示されているが、図2にはその全体が示されてい
る。なお、径内方側の極性(径外方側の極性N極、S極
・・・・とは反対の極性)のS極、N極・・・・は図示
省略する。
に明示されるように大なる永久磁石43aが外方に向け
た極性を交互に変えて2個連続して固定され、これに連
続して小なる永久磁石43bが極性を交互に変えて4個
連続して固定されている。図1ではこれらの配列の一部
のみが示されているが、図2にはその全体が示されてい
る。なお、径内方側の極性(径外方側の極性N極、S極
・・・・とは反対の極性)のS極、N極・・・・は図示
省略する。
【0015】すなわち、第1実施例では大なる永久磁石
43aが2個連続して(中心から中心の距離)ピッチτ
で配列固定されており、またこれに連続して4個の小な
る永久磁石43bが(中心から中心の距離)ピッチτ’
で連続して配列固定されている。このように大なる永久
磁石43aの2個からなるグループと小なる永久磁石4
3bの4個からなる第2のグループとが交互に、かつ大
小の関係なく、外面側の磁性がN極、S極、N極・・・
・と交互に変化するように配列されている。このように
構成される回転磁石90も従来技術と同様に筒体60に
対し、同じ方向に、より大きな速度で回転する。
43aが2個連続して(中心から中心の距離)ピッチτ
で配列固定されており、またこれに連続して4個の小な
る永久磁石43bが(中心から中心の距離)ピッチτ’
で連続して配列固定されている。このように大なる永久
磁石43aの2個からなるグループと小なる永久磁石4
3bの4個からなる第2のグループとが交互に、かつ大
小の関係なく、外面側の磁性がN極、S極、N極・・・
・と交互に変化するように配列されている。このように
構成される回転磁石90も従来技術と同様に筒体60に
対し、同じ方向に、より大きな速度で回転する。
【0016】なお作動原理は従来技術と同様であるが、
本実施例によればベルト72上には様々な大きさのアル
ミニウム屑mが存在している場合を想定しており、この
1つのアルミニウム屑mの大きさを図2に示すようにc
と表せば、相隣る永久磁石間のピッチτとの比c/τを
横軸にとり、これの関数ηを縦軸にとると図3に示すよ
うにc/τの変化とともに大きく変化することがわかっ
ている。他方、ベルト72上のアルミニウム屑mに対し
て上述の原理で作用する力Fはc/τと永久磁石からの
磁束密度Bの2乗との関数である。すなわち磁束密度B
の2乗に比例し、かつ1/ηに比例することが理論的に
解明されている。c/τが小さくなればなるほどηが大
きくなる。従って力の関数において1/ηが小となり、
アルミニウム屑mに働く力は小となる。換言すればピッ
チτが一定であれば、アルミニウム屑mの大きさcが小
さくなる。すなわち、小片になればなるほどηが大、す
なわちこれに作用する力が小となる。他方、回転磁石の
外周縁部に固定される永久磁石の大きさが大きくなれば
なるほど図2に示すようにτが大なることは明らかであ
る。従ってτが一定とした場合アルミニウム屑mの大き
さが小さくなればなるほどこれに働く力は小さくなる
が、他方τが小さくなればアルミニウム屑mの大きさが
一定であってもηが小となる。従って1/ηが大、すな
わちアルミニウム屑mに働く力は大となる。また永久磁
石の大きさが大であれば、磁束密度Bも大となる。
本実施例によればベルト72上には様々な大きさのアル
ミニウム屑mが存在している場合を想定しており、この
1つのアルミニウム屑mの大きさを図2に示すようにc
と表せば、相隣る永久磁石間のピッチτとの比c/τを
横軸にとり、これの関数ηを縦軸にとると図3に示すよ
うにc/τの変化とともに大きく変化することがわかっ
ている。他方、ベルト72上のアルミニウム屑mに対し
て上述の原理で作用する力Fはc/τと永久磁石からの
磁束密度Bの2乗との関数である。すなわち磁束密度B
の2乗に比例し、かつ1/ηに比例することが理論的に
解明されている。c/τが小さくなればなるほどηが大
きくなる。従って力の関数において1/ηが小となり、
アルミニウム屑mに働く力は小となる。換言すればピッ
チτが一定であれば、アルミニウム屑mの大きさcが小
さくなる。すなわち、小片になればなるほどηが大、す
なわちこれに作用する力が小となる。他方、回転磁石の
外周縁部に固定される永久磁石の大きさが大きくなれば
なるほど図2に示すようにτが大なることは明らかであ
る。従ってτが一定とした場合アルミニウム屑mの大き
さが小さくなればなるほどこれに働く力は小さくなる
が、他方τが小さくなればアルミニウム屑mの大きさが
一定であってもηが小となる。従って1/ηが大、すな
わちアルミニウム屑mに働く力は大となる。また永久磁
石の大きさが大であれば、磁束密度Bも大となる。
【0017】以上から明らかなように種々の大きさのア
ルミニウム屑mが存在している場合には一定の大きさの
永久磁石を磁性N、Sを交互に変化させて固定させる場
合よりも図2に示すように小片の永久磁石43bを、よ
り小なるピッチτ’で固定させた場合の方がアルミニウ
ム屑の大きさcによっては、より大なる力が働く。すな
わち、この非鉄金属選別装置によって大小様々のアルミ
ニウム屑mを効率よく分離させることができる。すなわ
ち回転磁石90は高速でベルトコンベヤと同方向に回転
するのであるが、この一回転中において、これら永久磁
石43a、43bからの磁束を受ける領域が、ある範囲
αに亙っているので、この間に大なる永久磁石43aが
大なるピッチτで配設されている領域で永久磁石43a
からの磁束を、より小なるアルミニウム屑mがその推進
力を受け、かつまたより小なる永久磁石43bからの磁
束は、この回転位相から前後して、より大なるアルミニ
ウム屑に対しても確実に分離させる力、すなわち所定の
収容空間G内へと飛ばす力を受ける。
ルミニウム屑mが存在している場合には一定の大きさの
永久磁石を磁性N、Sを交互に変化させて固定させる場
合よりも図2に示すように小片の永久磁石43bを、よ
り小なるピッチτ’で固定させた場合の方がアルミニウ
ム屑の大きさcによっては、より大なる力が働く。すな
わち、この非鉄金属選別装置によって大小様々のアルミ
ニウム屑mを効率よく分離させることができる。すなわ
ち回転磁石90は高速でベルトコンベヤと同方向に回転
するのであるが、この一回転中において、これら永久磁
石43a、43bからの磁束を受ける領域が、ある範囲
αに亙っているので、この間に大なる永久磁石43aが
大なるピッチτで配設されている領域で永久磁石43a
からの磁束を、より小なるアルミニウム屑mがその推進
力を受け、かつまたより小なる永久磁石43bからの磁
束は、この回転位相から前後して、より大なるアルミニ
ウム屑に対しても確実に分離させる力、すなわち所定の
収容空間G内へと飛ばす力を受ける。
【0018】図4は本発明の第2実施例による非鉄金属
選別装置の図2と同様な一部拡大断面図を示すものであ
るが、本実施例によれば回転磁石91の外周縁部には大
なる永久磁石43aが3個連続して所定のピッチτ1 で
回転磁石91の外周縁部に配列固定されており、またこ
れに連続して5個の小なる永久磁石43bが外周側がN
極、S極と交互に変化するように連続して所定のピッチ
τ2 で固定されている。従って本実施例では大なる永久
磁石43aが連続して3個が第1グループを形成し5個
の小なる永久磁石43bが第2のグループを形成し、こ
れらが周縁部に交互に配列固定されていることになる。
なおこの第2実施例では第1実施例の場合と回転磁石9
1の回転速度を変えてもよい。この第2実施例において
も都市ごみの中に大小様々なアルミニウム屑mが存在し
ているのであるが、これらは全て効率よく、あるいは精
選度よくアルミニウム屑と他の屑との分離が行なわれ
る。
選別装置の図2と同様な一部拡大断面図を示すものであ
るが、本実施例によれば回転磁石91の外周縁部には大
なる永久磁石43aが3個連続して所定のピッチτ1 で
回転磁石91の外周縁部に配列固定されており、またこ
れに連続して5個の小なる永久磁石43bが外周側がN
極、S極と交互に変化するように連続して所定のピッチ
τ2 で固定されている。従って本実施例では大なる永久
磁石43aが連続して3個が第1グループを形成し5個
の小なる永久磁石43bが第2のグループを形成し、こ
れらが周縁部に交互に配列固定されていることになる。
なおこの第2実施例では第1実施例の場合と回転磁石9
1の回転速度を変えてもよい。この第2実施例において
も都市ごみの中に大小様々なアルミニウム屑mが存在し
ているのであるが、これらは全て効率よく、あるいは精
選度よくアルミニウム屑と他の屑との分離が行なわれ
る。
【0019】図5は本発明の第3実施例による非鉄金属
選別装置を示すものであるが、本実施例によれば回転磁
石92に形状が大なる永久磁石43aがピッチτ3 で連
続して配列固定されており、これに連続して小なる永久
磁石43bが所定のピッチτ4 で連続して配列固定され
ている。このように大なる3個の永久磁石43aのグル
ープと小なる永久磁石2個43bのグループが外周縁部
に交互に配列固定されている。本実施例においても上記
第1実施例及び第2実施例とはその回転磁石の速度を変
更するようにしてもよい。
選別装置を示すものであるが、本実施例によれば回転磁
石92に形状が大なる永久磁石43aがピッチτ3 で連
続して配列固定されており、これに連続して小なる永久
磁石43bが所定のピッチτ4 で連続して配列固定され
ている。このように大なる3個の永久磁石43aのグル
ープと小なる永久磁石2個43bのグループが外周縁部
に交互に配列固定されている。本実施例においても上記
第1実施例及び第2実施例とはその回転磁石の速度を変
更するようにしてもよい。
【0020】いずれにせよこの場合においても都市ごみ
の中には大小様々なアルミニウム屑mが存在しているの
であるが、この分布の割合や、あるいは大小、最大値と
最小値との間の分布状態に応じて大なる永久磁石の配列
及び小なる永久磁石の配列及び回転磁石の筒体60に対
する回転速度を決定すればよい。
の中には大小様々なアルミニウム屑mが存在しているの
であるが、この分布の割合や、あるいは大小、最大値と
最小値との間の分布状態に応じて大なる永久磁石の配列
及び小なる永久磁石の配列及び回転磁石の筒体60に対
する回転速度を決定すればよい。
【0021】以上本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想い基いて種々の変形が可能である。
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想い基いて種々の変形が可能である。
【0022】例えば以上の実施例では大なる永久磁石を
2個、3個及び小なる永久磁石43bを4個、2個及び
5個それぞれ相連続して所定のピッチで配列固定させる
ようにしたが、これら第1グループを構成する大なる永
久磁石43aの及び第2グループを構成する小なる永久
磁石43bの数は本発明の技術的思想に基いた種々の変
形が可能である。
2個、3個及び小なる永久磁石43bを4個、2個及び
5個それぞれ相連続して所定のピッチで配列固定させる
ようにしたが、これら第1グループを構成する大なる永
久磁石43aの及び第2グループを構成する小なる永久
磁石43bの数は本発明の技術的思想に基いた種々の変
形が可能である。
【0023】例えば大なる永久磁石、小なる永久磁石を
1個づつ交互に配列固定するようにしてもよい。
1個づつ交互に配列固定するようにしてもよい。
【0024】また以上の実施例では従動ローラ73を用
いて、磁性材、例えば鉄屑を確実に分離する構成となし
たが、これに限ることなく従来の図6に示す構成のアル
ミニウムセパレータにも本発明は適用可能である。
いて、磁性材、例えば鉄屑を確実に分離する構成となし
たが、これに限ることなく従来の図6に示す構成のアル
ミニウムセパレータにも本発明は適用可能である。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明の非磁性金属分
離装置によれば、例えばアルミニウム屑が存在してお
り、これらを他のごみから分離する場合においても従来
よりは、その精選度を向上させて分離させることができ
る。
離装置によれば、例えばアルミニウム屑が存在してお
り、これらを他のごみから分離する場合においても従来
よりは、その精選度を向上させて分離させることができ
る。
【図1】本発明の第1実施例による非磁性金属分離装置
の側面図である。
の側面図である。
【図2】同要部を拡大して示す側面図である。
【図3】同作用を説明するためのグラフである。
【図4】第2実施例による非磁性金属分離装置の図2と
同様な拡大側面図である。
同様な拡大側面図である。
【図5】第3実施例による図2と同様な拡大側面図であ
る。
る。
【図6】従来例のアルミニウムセパレータの側面図であ
る。
る。
43a 大なる永久磁石 43b 小なる永久磁石 60 筒体 72 ベルト 90 回転磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−129266(JP,U) 実開 平3−105937(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B03C 1/00 - 1/32
Claims (2)
- 【請求項1】 一端部で駆動ローラに、他端部で非金属
性の筒体に巻回されるエンドレスベルトと、前記筒体内
に内蔵され、前記筒体内の内周面近くに異なる磁極が交
互に表れるように複数の永久磁石片を周縁部に取り付け
ている回転体とから成り、前記回転体を前記筒体の回転
速度より大きい回転速度で同方向に回転させるようにし
て、前記エンドレスベルトの他端部より非磁性金属材を
他材とは異なった軌跡で排出させることにより選別する
ようにした非磁性金属分離装置において、前記永久磁石
片は大きさの違いで区分された複数種の永久磁石片グル
ープからなり、これら各グループを所定の順序で前記回
転体の前記周縁部に配列させたことを特徴とする非磁性
金属分離装置。 - 【請求項2】 大きな永久磁石片が第1の所定の個数で
第1の所定のピッチで連続した永久磁石片グループとし
ての第1群と、小さな永久磁石片が第2の所定の個数で
第2の所定のピッチで連続した永久磁石片グループとし
ての第2群とを前記周縁部に交互に配列した第2群とを
交互に配列した請求項1に記載の非磁性金属分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31981891A JP3230254B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 非磁性金属分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31981891A JP3230254B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 非磁性金属分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663443A JPH0663443A (ja) | 1994-03-08 |
JP3230254B2 true JP3230254B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=18114547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31981891A Expired - Fee Related JP3230254B2 (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | 非磁性金属分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3230254B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP6394619B2 (ja) * | 2016-01-29 | 2018-09-26 | Jfeスチール株式会社 | 磁力選別装置および磁力選別方法 |
JP2018111053A (ja) * | 2017-01-10 | 2018-07-19 | 博 井上 | 磁選機 |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP31981891A patent/JP3230254B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0663443A (ja) | 1994-03-08 |
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