JPH07120119B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

Info

Publication number
JPH07120119B2
JPH07120119B2 JP63135120A JP13512088A JPH07120119B2 JP H07120119 B2 JPH07120119 B2 JP H07120119B2 JP 63135120 A JP63135120 A JP 63135120A JP 13512088 A JP13512088 A JP 13512088A JP H07120119 B2 JPH07120119 B2 JP H07120119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
fixing
fixing device
transfer paper
transport unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63135120A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01303472A (ja
Inventor
匡 谷口
裕士 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP63135120A priority Critical patent/JPH07120119B2/ja
Publication of JPH01303472A publication Critical patent/JPH01303472A/ja
Publication of JPH07120119B2 publication Critical patent/JPH07120119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、静電転写型複写機あるいはレーザプリンタ等
の電子写真装置に係り、ジャム処理の際に縦置き状態に
て、転写紙を搬送する搬送ユニットが開放可能である電
子写真装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の電子写真装置には、特開昭61-26059号公報に開示
されているように、底部側に開放可能な扉を有し、この
扉に、給紙部から入紙した転写紙を感光体を経て定着装
置まで搬送するための搬送ユニットの設けられたものが
知られている。この種の電子写真装置では、例えば装置
内で紙詰まり、即ちジャムが発生したときに、比較的重
量のある定着装置を下側にして立てた状態で上記の扉を
開放して搬送路を開放することにより、狭いスペースで
あってもジャム処理が容易に行い得るようになってい
る。また、装置を使用しないときには、上記のように立
てた状態で保管すると、保管スペースをとらないので、
個人用に適すると共に、携帯用にも適し得るものとなっ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の構造では、例えばジャム処理の際
に、不安定な縦置き状態から扉と共に搬送路を開放する
と、扉を開放したときの衝撃によって装置が転倒し、破
損する虞れがある。
また、ジャム処理の際の定着装置における圧力解除が考
慮されていないので、ジャム処理を手際よく行うことが
できない。即ち、ヒートローラと圧着ローラとからなる
定着装置では、転写紙上のトナー像を確実に転写紙に定
着させるため、上記の両ローラによって十分な圧力を転
写紙に加えている。従って、転写紙が両ローラ間に挟み
込まれた状態にて紙詰まり状態になると、転写紙を抜脱
するのが面倒であり、作業性が悪くなる。
さらに、電子写真装置には、第5図に示すように、転写
紙41の搬送路における基準側となる一方の側端部に、転
写紙41の側端部を案内することにより、感光体42から転
写紙41を剥離するための剥離テープ43がばね44に引っ張
られた状態で設けられているものがある。このような構
造において、ジャム処理のために上記の扉を開放すると
きに、上述のように定着装置により転写紙41の前端部が
挾持され固定されていると、転写紙41の後端部側が扉の
開放動作に伴って剥離テープ43に対し移動するので、同
図に二点鎖線にて示すように、転写紙41が剥離テープ43
から外れた場合、転写紙41のエッジ部により剥離テープ
43がA部から切断されることになる等の問題点を有して
いる。
一方、ジャム処理の際に定着装置での転写紙に対する圧
力を解除し得る構造として、特公昭59-4704号公報に開
示されるように、下側ローラと上側ローラとからなる定
着装置を有し、下側ローラを複写機本体に設けると共
に、上側ローラを複写機本体に上下揺動自在に支承され
ているアームに設け、複写機本体に設けられた開閉部を
閉成すると、開閉部によってアームが下方へ押圧されて
上側ローラが下側ローラに圧接されると共に、開閉部を
開放すると、上側ローラが下側ローラと離間するものが
知られている。このような構造では、ジャムが発生した
ときに、開閉部を開放すると、上側ローラと下側ローラ
とが離間するので、両ローラ間に転写紙が存在する場合
であっても、詰まった転写紙の除去を容易に行うことが
できるようになっている。
即ち、このような機能を、保管性が良好であり、携帯用
に適した前者の電子写真装置に付与することができれ
ば、ジャム処理の際、底部の扉を開放したときにおける
剥離テープの切断防止と定着装置での転写紙に対する圧
力の解除とを行い得る。
しかしながら、上述した後者の電子写真装置の機能を前
者の電子写真装置に適切に付与することは困難であり、
これを実現し得る構成の開発が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の電子写真装置は、上記の課題を解決するため
に、転写紙を感光体から定着装置方向へ搬送する搬送ユ
ニットと、転写紙上のトナー像を一対の定着ローラによ
り転写紙に定着させる定着装置とを備え、上記搬送ユニ
ットと定着装置とが横方向に並ぶ横置き状態、および上
記搬送ユニットと定着装置とが定着装置を下側として上
下方向に並ぶ縦置き状態とに配置可能であり、上記の搬
送ユニットは、感光体に対して複写動作時の位置に配さ
れる閉成動作と、感光体から離間する開放動作とが可能
に設けられる一方、定着装置には、他方の定着ローラに
対して離接可能な一方の定着ローラを他方の定着ローラ
に圧接させるローラ圧接手段が設けられている電子写真
装置において、上記搬送ユニットは、電子写真装置の内
部を裏面側から開閉する底蓋の内面に設けられ、この底
蓋は、上記定着装置側端部を中心として開閉可能であ
り、上記のローラ圧接手段は、一方の定着ローラを他方
の定着ローラに圧接させ得るように回動可能に枢支され
た押圧レバーと、この押圧レバーを一方の定着ローラが
他方の定着ローラに圧接されるように付勢する付勢手段
とを備えると共に、上記底蓋には、底蓋の開放動作に伴
って、上記の押圧レバーを付勢手段の付勢力による回動
方向とは反対の方向に回動させるカムが設けられ、上記
付勢手段により押圧レバーを回動させる力とカムにより
押圧レバーを回動させる力とが略釣り合うように設定さ
れていることを特徴としている。
〔作用〕
上記の構成によれば、本電子写真装置は、使用時に、搬
送ユニットと定着装置とが横方向に並ぶ横置き状態とさ
れ、ジャム処理の際に、搬送ユニットと定着装置とが定
着装置を下側として上下方向に並ぶ縦置き状態とされ
る。
ジャム処理の際には、上記縦置き状態において、底蓋を
開放すると、これに伴って搬送ユニットが開放される。
また、このときに搬送ユニットに設けられたカムによ
り、ローラ圧接手段の押圧レバーが付勢手段の付勢力に
よる回動方向とは反対の方向に回動され、一方の定着ロ
ーラが他方の定着ローラに圧接されるという動作が解除
される。従って、転写紙が定着ローラ間に存在している
ような場合であっても、転写紙には定着ローラからの圧
接力が加わらず、この転写紙の除去を容易に行うことが
可能となる。また、底蓋の開放に伴って定着ローラ間の
転写紙は移動せず、転写紙剥離手段として剥離テープが
設けられている場合であっても、剥離テープ面から外れ
た転写紙のエッジ部により上記剥離テープが切断される
ような事態は生じない。
また、電子写真装置の縦置き状態において、上記のよう
に、搬送ユニットが設けられた底蓋を開放するとき、付
勢手段により押圧レバーを回動させる力とカムにより押
圧レバーを回動させる力とが略釣り合うように設定され
ているので、底蓋の開放はゆっくりと行われ、不安定な
縦置き状態となっている電子写真装置の転倒が確実に防
止される。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて以下
に説明する。
本発明に係る電子写真装置は、第1図および第4図に示
すように、携帯可能な薄型に形成されており、保管時に
は縦置き可能であり、使用時には横置きされるようにな
っている。
第1図に示す使用時の横置き状態において、外郭を成す
機枠1の上には原稿台となるテーブルガラス2が配さ
れ、このテーブルガラス2の上には、オリジナルカバー
3が開閉可能に設けられている。
上記のテーブルガラス2の下方には、後述の感光体ドラ
ム8を露光し、テーブルガラス2上に載置されている原
稿の画像に対応した静電潜像を感光体ドラム8の表面に
形成する光学系部4が配されている。この光学系部4
は、光源となるコピーランプ5と、コピーランプ5の回
りに設けられ、コピーランプ5の発する光をテーブルガ
ラス2上の原稿に案内するレフレクタ6と、原稿からの
反射光を感光体ドラム8の表面に導くセルフォックレン
ズ7とを備えている。
光学系部4の下方には、感光体ドラム8が設けられてお
り、この感光体ドラム8の回りには、感光体ドラム8の
表面を所定電位に帯電させるメインチャージャ9、光学
系部4によって形成された静電潜像を現像し、感光体ド
ラム8の表面にトナー像を形成する現像ユニット10、上
記のトナー像を転写紙上に転写する転写チャージャ11、
および感光体ドラム8の表面の残留トナーを掻き落とす
クリーニングブレード12を備え、回収されたトナーを収
容する排トナーボックス13が配されている。
感光体ドラム8の下方には、剥離テープ15と引張りばね
16とからなる剥離ユニット14が設けられている。剥離テ
ープ15は感光体ドラム8の下面と当接し、一端部が感光
体ドラム8への給紙側に固定され、他端部が引張りばね
16によって感光体ドラム8の出紙方向へ引っ張られてい
る。剥離ユニット14は、第2図に示すように、転写紙の
搬送路における一方の側端部、即ち基準側の側端部に配
され、転写紙は剥離テープ15の下側を通るようになって
いる。従って、転写紙の一側部が剥離テープ15に沿って
搬送され、感光体ドラム8から転写紙が剥離されて行く
ようになっている。
感光体ドラム8への給紙側には、転写紙ガイド36が設け
られ、この転写紙ガイド36への給紙側には感光体ドラム
8への転写紙の給紙タイミングをとるレジストローラ17
が設けられている。レジストローラ17への給紙側には給
紙ローラ18が設けられ、給紙ローラ18への給紙側には、
機枠1を開口して給紙部19が形成されている。この給紙
部19には図示しない給紙トレイが取り付けられるように
なっており、給紙トレイ上に積載された転写紙が上記の
給紙ローラ18によって順次感光体ドラム8方向へ給紙さ
れるようになっている。
一方、感光体ドラム8からの出紙側には、下側の剥離ロ
ーラ20と上側の剥離コロ21とが一対を成して設けられ、
剥離ローラ20からの出紙側には下側の搬送ローラ22と上
側の搬送コロ23とが一対を成して設けられている。そし
て、レジストローラ17、転写チャージャ11、剥離ローラ
20と剥離コロ21、剥離ユニット14、および搬送ローラ22
と搬送コロ23によって搬送ユニット24が構成されてい
る。
上記の搬送ユニット24は底部側の機枠1に形成された底
蓋25に取り付けられている。底蓋25は、底蓋25における
後述の定着装置29がわ端部の両側に設けられたカム軸26
により機枠1に回動可能に支承されている。そして、搬
送ユニット24は、底蓋25の閉成に伴い、感光体ドラム8
に対して複写動作時の位置に配される閉成動作を行い得
ると共に、底蓋25の開放に伴い、感光体ドラム8から離
間する開放動作を行い得るようになっている。また、上
記のカム軸26は円周面26aの一部に平坦面26bを有し、底
蓋25の閉成時に上記の平坦面26bが上方を向くようにな
っている。
搬送ユニット24からの出紙側には、それぞれ定着ローラ
である上側のヒートローラ27と下側の圧着ローラ28とか
らなる定着装置29が設けられている。圧着ローラ28は上
下動可能に配され、この圧着ローラ28の長手方向の両側
には、支軸31、押圧レバー32および付勢手段である引張
りばね33からなるローラ圧接手段としての圧着ローラ押
圧ユニット30が設けられている。上記の押圧レバー32
は、転写紙の搬送方向に横設されており、圧着ローラ28
のローラ軸受28aとの当接部にはV形凹部32aが形成され
ると共に、圧着ローラ28への給紙側部位にて支軸31によ
り回動可能に支持され、圧着ローラ28からの出紙側部位
にて引張りばね33により上方、即ちB方向に引っ張られ
ている。押圧レバー32における給紙側端部はカム従動部
32bとなっている。このカム従動部32bは、前記のカム軸
26上に延設され、底蓋25の閉成時にカム軸26の平坦面26
bと所定の間隙を形成して対向する一方、底蓋25の開放
時にカム軸26の円周面26aに押圧され、引張りばね33の
弾性力に抗して支軸31を中心に上方、即ちC方向へ回動
するようになっている。
上記の底蓋25は、第4図に示すように、開放ストッパ37
により最大開放角度が90°程度に規制されている。ま
た、本実施例においては、押圧レバー32における支軸31
と引張りばね33の取付け部との距離と、支軸31とカム従
動部32bにおけるカム軸26の当接部との距離の比が3対
1に設定され、かつ引張りばね33が押圧レバー32を1
(kg f)の力で引っ張っている。従って、底蓋25の開放
時、押圧レバー32のカム従動部32bには片側当たりカム
軸26から3(kg f)以上の力が加わるようになってい
る。そして、以上のような構成により、底蓋25がゆっく
りと開放され、底蓋25の開放時の衝撃による電子写真装
置の転倒が防止されている。尚、引張りばね33の定数、
カム軸26の形状、および押圧レバー32における支軸31の
位置等を選択することにより、底蓋25の開放速度を適宜
設定することができる。
一方、機枠1の下面、および縦置き時に下面となる側の
機枠1の側面には、脚部材34……が取り付けられ、縦置
き時に上面となる部位には回動可能な把手35が設けられ
ている。
上記の構成において、本装置を使用する際には、横置き
配置とする。
複写を行う際には、電源スイッチをONし、オリジナルカ
バー3を開放してテーブルガラス2上に原稿を載置す
る。その後、暖機が終了してプリントスイッチをONする
と、給紙部19から供給された転写紙が給紙ローラ18によ
って送り出され、レジストローラ17に達する。また、感
光体ドラム8が回転すると共にメインチャージャ9によ
って感光体ドラム8の表面が帯電される。そして、テー
ブルガラス2が移動し、コピーランプ5によって原稿の
露光走査が行われ、原稿からの反射光がセルフォックス
レンズ7を通じて感光体ドラム8に投射され、感光体ド
ラム8に原稿の画像に対応した静電潜像が形成される。
この静電潜像は現像ユニット10によって現像され、トナ
ー像となる。このトナー像は、転写チャージャ11によ
り、レジストローラ17から所定のタイミングで搬送され
て来る転写紙に転写される。この転写動作の後、感光体
ドラム8の表面に残留するトナーは排トナーボックス13
のクリーニングブレード12にて掻き落とされ、排トナー
ボックス13内に収容される。
一方、転写紙は、感光体ドラム8に供給される際、予
め、一方の側端部が剥離テープ15の下面に沿って進行し
ているので、トナー像の転写後には感光体ドラム8から
剥離されて行く。転写紙はさらに剥離ローラ20と剥離コ
ロ21とによって確実に感光体ドラム8から剥離されて行
き、搬送ローラ22方向へ搬送される。感光体ドラム8か
ら剥離された転写紙は搬送ローラ22と搬送コロ23とによ
って定着装置29に送られ、ヒートローラ27と圧着ローラ
28とによってトナー像の定着が行われる。定着を終えた
転写紙は、上記の両ローラ27・28によって装置外へ排出
される。
ここで、第1図に示すように、転写紙38が、レジストロ
ーラ17から剥離テープ15の下、剥離ローラ20と剥離コロ
21との間、搬送ローラ22と搬送コロ23との間、ヒートロ
ーラ27と圧着ローラ28との間にわたって存在している状
態でジャムが発生したとする。
このジャム処理の際には、先ず、第3図および第4図に
示すように、電子写真装置を縦置きに配置し、底蓋25を
開放する。
底蓋25が開放される際には、底蓋25の回動に伴ってカム
軸26が回動し、カム軸26の円周面26aが圧着ローラ押圧
ユニット30における押圧レバー32のカム従動部32bを押
圧する。これにより、押圧レバー32が支軸31を中心と
し、C方向に回動する。このとき、カム軸26には引張り
ばね33の引っ張り力が反対方向の力として作用し、かつ
引張りばね33により押圧レバー32を回動させる力とカム
軸26により押圧レバー32を回動させる力とが略釣り合う
ように設定されているので、底蓋25は電子写真装置が転
倒しないようにゆっくりと開放される。
上記のように押圧レバー32が回動すると、圧着ローラ28
をヒートローラ27に圧接させる力が解除され、転写紙38
には定着圧力が加わらなくなる。従って、底蓋25を開放
する際には、ヒートローラ27と圧着ローラ28とによる転
写紙38を固定するような力が働かず、転写紙38は移動し
ない。これにより、転写紙38が移動することによって生
じる剥離テープ15の切断が回避される。
また、底蓋25の開放に伴い、底蓋25に設けられた搬送ユ
ニット24が同時に回動するので、上記の転写紙38が、剥
離テープ15、剥離ローラ20と剥離コロ21、および搬送ロ
ーラ22と搬送コロ23により保持された状態で底蓋25と共
に回動し、感光体ドラム8から引き剥がされた状態とな
る。
次に、上記のようにして底蓋25を開放した後、ジャムを
生じている転写紙38を除去する。
このとき、本実施例においては、剥離ユニット14が底蓋
25側に設けられ、この剥離ユニット14と搬送ローラ22と
搬送コロ23とにより、転写紙38が上記のように感光体ド
ラム8から引き剥がされているので、転写紙38の除去作
業においては、感光体ドラム8が疵つけるような事態は
生じ難い。
転写紙38の除去が終了すると、底蓋25を元の通りに閉成
し、電子写真装置を横置きに戻して複写を再開する。底
蓋25を閉成したときには、カム軸26が回動して平坦面26
bが押圧レバー32のカム従動部32bと対向する。従って、
カム軸26によるカム従動部32bへの押圧が解除され、引
張りばね33の引っ張り力により、押圧レバー32がB方向
に引き上げられ、圧着ローラ28がヒートローラ27に圧接
される。
〔発明の効果〕
本発明の電子写真装置は、以上のように、搬送ユニット
が、電子写真装置の内部を裏面側から開閉する底蓋の内
面に設けられ、この底蓋は、上記定着装置側端部を中心
として開閉可能であり、上記のローラ圧接手段は、一方
の定着ローラを他方の定着ローラに圧接させ得るように
回動可能に枢支された押圧レバーと、この押圧レバーを
一方の定着ローラが他方の定着ローラに圧接されるよう
に付勢する付勢手段とを備えると共に、上記底蓋には、
底蓋の開放動作に伴って、上記の押圧レバーを付勢手段
の付勢力による回動方向とは反対の方向に回動させるカ
ムが設けられ、上記付勢手段により押圧レバーを回動さ
せる力とカムにより押圧レバーを回動させる力とが略釣
り合うように設定されている構成である。
それゆえ、ジャム処理の際には、電子写真装置を縦置き
状態として底蓋を開放すると、これと同時に搬送ユニッ
トが開放され、かつ定着ローラ間の圧接力が解除され
る。従って、転写紙が定着ローラ間に存在しているよう
にな場合であっても、底蓋の開放動作のみによって定着
ローラ間から容易に転写紙を引き出すことができ、ジャ
ム処理作業の作業性を向上することができる。また、搬
送ユニットの開放動作に伴い転写紙が移動して例えば転
写紙剥離手段として設けられている剥離テープが切断さ
れるといった事態を回避することができる。
また、上記底蓋の開放動作時には、搬送ユニットが設け
られた底蓋をゆっくりと開放させることができるので、
不安定な縦置き状態となっている電子写真装置の転倒を
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第1図は電子写真装置の内部構造を示す概略の正
面図、第2図は底蓋の開放状態を示す電子写真装置の平
面図、第3図は同正面図、第4図は底蓋の開放状態を示
す電子写真装置の斜視図、第5図は従来例を示すもので
あって、転写紙のエッジ部により剥離テープの切断され
る状態を示す説明図である。 8は感光体ドラム、14は剥離ユニット、15は剥離テー
プ、16は引張りばね、24は搬送ユニット、25は底蓋、26
はカム軸(カム)、26aは円周面、26bは平坦面、27はヒ
ートローラ(定着ローラ)、28は圧着ローラ(定着ロー
ラ)、28aはローラ軸受、29は定着装置、30は圧着ロー
ラ押圧ユニット(ローラ圧接手段)、31は支軸、32は押
圧レバー、32bはカム従動部、33は引張りばね(付勢手
段)、38は転写紙である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−299982(JP,A) 特開 昭56−113178(JP,A) 特開 昭57−142670(JP,A) 特開 昭52−75444(JP,A) 特開 昭56−156862(JP,A) 特開 昭61−114267(JP,A) 特開 昭55−153975(JP,A) 実開 昭62−179761(JP,U) 実開 昭60−133473(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写紙を感光体から定着装置方向へ搬送す
    る搬送ユニットと、転写紙上のトナー像を一対の定着ロ
    ーラにより転写紙に定着させる定着装置とを備え、上記
    搬送ユニットと定着装置とが横方向に並ぶ横置き状態、
    および上記搬送ユニットと定着装置とが定着装置を下側
    として上下方向に並ぶ縦置き状態とに配置可能であり、
    上記の搬送ユニットは、感光体に対して複写動作時の位
    置に配される閉成動作と、感光体から離間する開放動作
    とが可能に設けられる一方、定着装置には、他方の定着
    ローラに対して離接可能な一方の定着ローラを他方の定
    着ローラに圧接させるローラ圧接手段が設けられている
    電子写真装置において、 上記搬送ユニットは、電子写真装置の内部を裏面側から
    開閉する底蓋の内面に設けられ、この底蓋は、上記定着
    装置側端部を中心として開閉可能であり、上記のローラ
    圧接手段は、一方の定着ローラを他方の定着ローラに圧
    接させ得るように回動可能に枢支された押圧レバーと、
    この押圧レバーを一方の定着ローラが他方の定着ローラ
    に圧接されるように付勢する付勢手段とを備えると共
    に、上記底蓋には、底蓋の開放動作に伴って、上記の押
    圧レバーを付勢手段の付勢力による回動方向とは反対の
    方向に回動させるカムが設けられ、上記付勢手段により
    押圧レバーを回動させる力とカムにより押圧レバーを回
    動させる力とが略釣り合うように設定されていることを
    特徴とする電子写真装置。
JP63135120A 1988-05-31 1988-05-31 電子写真装置 Expired - Fee Related JPH07120119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63135120A JPH07120119B2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31 電子写真装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63135120A JPH07120119B2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31 電子写真装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01303472A JPH01303472A (ja) 1989-12-07
JPH07120119B2 true JPH07120119B2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=15144290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63135120A Expired - Fee Related JPH07120119B2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31 電子写真装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07120119B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5275444A (en) * 1975-12-19 1977-06-24 Minolta Camera Co Ltd Electrophotographic copying machine
JPS56113178A (en) * 1980-02-13 1981-09-05 Toshiba Corp Electronic copying machine
JPS57142670A (en) * 1981-02-28 1982-09-03 Mita Ind Co Ltd Fixing device of copying machine
JPS62179761U (ja) * 1986-04-30 1987-11-14
JPS62299982A (ja) * 1986-06-20 1987-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01303472A (ja) 1989-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0180215B1 (en) Electrostatic copying apparatus
JP3789115B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2839504B2 (ja) 自動原稿送り装置
JPS6212512B2 (ja)
JPS6141097Y2 (ja)
JPH0150908B2 (ja)
JPH03272926A (ja) 画像形成装置
JPH07120119B2 (ja) 電子写真装置
JPH0721665B2 (ja) 電子写真装置
JPH04329558A (ja) 画像形成装置
JPH0413263B2 (ja)
JPH0546948B2 (ja)
JPH07232840A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2000047444A (ja) 画像形成装置の搬送装置
JP2002091250A (ja) 画像形成装置
JP2003321145A (ja) 画像記録装置
JP2003165649A (ja) 画像形成装置
JPH07215531A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2507270B2 (ja) 用紙搬送機構
JPH0210338A (ja) 画像形成装置
JP3278369B2 (ja) 画像形成装置
JPH0213404Y2 (ja)
JPH0454978Y2 (ja)
JPH0728374A (ja) 画像読取印画装置
JP3122586B2 (ja) 原稿搬送装置を備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees