JPH0712010U - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

化粧用コンパクト容器

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JPH0712010U
JPH0712010U JP4358893U JP4358893U JPH0712010U JP H0712010 U JPH0712010 U JP H0712010U JP 4358893 U JP4358893 U JP 4358893U JP 4358893 U JP4358893 U JP 4358893U JP H0712010 U JPH0712010 U JP H0712010U
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JP
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lid
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container
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JP4358893U
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和夫 鈴木
一男 鈴木
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Kose Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Kose Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧用コンパクト容器の蓋体を閉じた時に、
容器本体と蓋体とをしっかりと連結するようにする。 【構成】 容器本体10の前部に操作部材30を設け、
後部にヒンジ21を介して蓋体20を開閉可能に取り付
ける。操作部材30の後方にばね鋼からなるスプリング
シャフト40を配置する。容器本体10に固定された支
柱17と操作部材30の突部32により、スプリングシ
ャフト40を挟持する。容器本体10のフランジ部14
に一対の孔18を設け、この孔18の下部にスプリング
シャフト40の端部42を配す。蓋体20を閉じると、
蓋体20に設けた掛止突起23が孔18を挿通してスプ
リングシャフト40の端部42に掛止する。操作部材3
0を後方に押動すると、スプリングシャフト40が弾性
的に湾曲して掛止突起23とスプリングシャフト40と
の係合が解除されて、蓋体20を開けることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は化粧用コンパクト容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的な化粧用コンパクト容器は、内部に化粧料収容部を有する容器本体と、 この容器本体の後部にヒンジを介して開閉可能に取り付けられた蓋体と、ヒンジ と対向する側に設けられたロック機構、とを有している。
【0003】 このロック機構は、一般に、容器本体あるいは蓋体のいずれか一方に設けられ たロック受部と、残る他方に設けられた操作部材とからなり、この操作部材がロ ック受部に対して係合離脱する構造になっている。このロック機構によって、容 器本体と蓋体とをロックあるいはアンロック状態にすることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
一般に化粧用コンパクト容器では、蓋体を閉じた時に、容器本体と蓋体とが、 後部のヒンジと前部のロック機構の2箇所でしか連結されていない。そのため、 容器本体と蓋体との左右方向における連結が若干弱く、この弱い部分で隙間が開 くなどの不具合が生じる場合があった。
【0005】 本考案はこのような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、容器本 体と蓋体との連結箇所を多くして蓋体を閉じた時にしっかりと固定でき、且つ、 これら複数の連結箇所をワンタッチで解放できるコンパクト容器を提供すること を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記課題を解決するために、以下の構成とした。 (イ)容器本体……容器本体は上部内周縁にフランジ部を有し、このフランジ部 の内側に化粧料収容部を有する。 (ロ)蓋体……蓋体は前記容器本体の後部にヒンジを介して開閉可能に取り付け られている。 (ハ)操作部材……操作部材は前記容器本体の前部に前後動可能に取り付けられ ている。
【0007】 (ニ)一対の開口……開口は前記容器本体のフランジ部に設けられており、前記 操作部材を間に挟んで両側に配されている。 (ホ)一対の掛止突起……掛止突起は前記蓋体に突設されており、掛止突起の先 部は、蓋体を閉じた時に前記開口から内部に侵入して後述のばね部材に掛止し、 このロックを解除して蓋体を開けた時に前記開口から抜け出る。
【0008】 (ヘ)ばね部材……ばね部材は、前記容器本体の前部のフランジ部の下側であっ て前記操作部材の後方に配されている。ばね部材の中央部は、容器本体に設けた 一対の支持部に支持されており、ばね部材の両端部は自由端とし、前記開口の下 側に位置して前記掛止突起と掛止可能になっている。ばね部材は操作部材を前方 へ付勢する。ばね部材の形状に限定はなく、丸棒状や板状等、種々の形状が採用 可能である。
【0009】 尚、本考案は、化粧料収容部を気密状態に密閉する気密蓋を備えた化粧用コン パクト容器にも、採用可能である。
【0010】
【作用】
蓋体を閉じた時には、掛止突起がばね部材の両端部に掛止する。容器本体と蓋 体は複数箇所で連結されるので、強固な連結となる。
【0011】 蓋体を閉じた状態において操作部材を後方へ押動すると、ばね部材の中央部が 操作部材に押動されて後方に弾性屈曲し、ばね部材の両端部が前方に変位して前 記掛止突起との係合が解除される。これにより、蓋体を開けることができるよう になる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1から図4の図面に基いて説明する。 図1は本考案の第1実施例における化粧用コンパクト容器の平面図であり、図 2は図1のA−A断面図、図3は要部拡大断面図である。尚、以下の説明におい て、図1においてX−X方向をコンパクト容器の前後方向とし、Y−Y方向をコ ンパクト容器の左右方向とする。
【0013】 コンパクト容器1は、容器本体10と、蓋体20とを有している。 容器本体10は皿形をなす外枠11と、外枠11の内側に固定された中枠12 と、中枠12の中央に固定された有底円筒状の中皿13とから構成されている。 中枠12は、外枠11の上部内周縁に連なる平板状のフランジ部14と、フラン ジ部14から下延する円筒部15を有している。中皿13はこの円筒部15に嵌 合固定されている。中皿13の内部は化粧料収容部16になっていて、ここに化 粧料が収容される。
【0014】 前記外枠11の前部中央であってフランジ部14の下部には、操作部材30が 外枠11から離脱不能で且つ前後動可能に取り付けられている。操作部材30の 上部後端側には段差面31が形成されている。この段差面31の上部中央には段 差面31の前後方向(図3においては紙面左右方向)の途中まで膨出する突部3 2が設けられている。
【0015】 操作部材30の段差面31の上にはスプリングシャフト(ばね部材)40が載 置されている。スプリングシャフト40はばね鋼で形成されており、真直な棒状 をなし、その軸線を容器本体10の左右方向に沿わせて配されている。
【0016】 スプリングシャフト40は、前方側の中央を操作部材30の突部32に突き当 て、操作部材30の左右端近傍に位置する後方側の2箇所を、容器本体10の外 枠11に起立固定された支柱(支持部)17,17に突き当てて、挟持されてお り、これによって操作部材30は前方に付勢されている。このスプリングシャフ ト40においては、2本の支柱17間に位置する部分が中央部41となり、支柱 17より左右両側に位置する部分が端部42となる。
【0017】 このスプリングシャフト40の左右両端部42は、中枠12のフランジ部14 に形成された左右一対の孔(開口)18の下方に位置しており、各端部42の一 部が各孔18から見えている。
【0018】 一方、蓋体20はヒンジ21を介して外枠11の後部に開閉可能に取り付けら れている。蓋体20の裏面中央部には鏡22が取り付けられており、蓋体20の 裏面前部の左右両側には、一対の掛止突起23が下延して設けられている。各掛 止突起23は蓋体20を開閉した時にそれぞれ対応する前記孔18を挿脱するよ うに配されている。各掛止突起23の下端には前方に突出する掛止部24が形成 されており、掛止部24の下面は前方に向かって昇り勾配の凸曲面に形成されて いる。
【0019】 このコンパクト容器1においては、蓋体20を閉じると、蓋体20の掛止突起 23が孔18に侵入し、掛止部24がスプリングシャフト40の端部42に突き 当たる。この端部42が掛止部24の下面にガイドされて前方に押動されると、 スプリングシャフト40は2本の支柱17によって支持されているので、図1に おいて二点鎖線で示すように、中央部41が後方へ膨らむように弾性的に湾曲す る。そして、掛止部24がスプリングシャフト40の端部42の下方に位置する と、スプリングシャフト40はスプリングバックして端部42が掛止部24に掛 止する。
【0020】 したがって、蓋体20を閉じると蓋体20と容器本体10は、後部をヒンジ2 1により連結され、前部の左右を掛止突起23により連結されるので、コンパク ト容器1の左右においても前後においても、しっかりした連結状態が保たれる。
【0021】 蓋体20を開ける場合には、前記操作部材30をスプリングシャフト40の弾 性に抗して後方へ押し込んで、スプリングシャフト40の中央部41を後方へ弾 性的に湾曲させ、両端部42を前方へ変位させることにより、端部42と掛止突 起23の掛止部24との係合状態を解除する。尚、操作部材30から手を離せば 、操作部材30はスプリングシャフト40の弾性によってスプリングバックする 。
【0022】 このように、蓋体20を開ける時には、一つの操作部材30を押動するだけで 、掛止突起23による2箇所の係合を同時に解除することができ、操作性がよい 。
【0023】 図4は本考案の第2実施例におけるコンパクト容器1の平面図である。第2実 施例と第1実施例との相違点は、スプリングシャフト40の形状と、孔18の位 置にある。即ち、第2実施例におけるスプリングシャフト40は弓形をなしてい て、前方に湾曲している。又、第2実施例における孔18は、中枠12の外縁近 傍に位置しており、孔18同士の離間寸法が第1実施例の場合よりも大きくなっ ている。その他の構成は第1実施例のものと変わらないので、同一態様部分に、 同一符号を付して説明を省略する。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、蓋体を閉じた時に蓋体を容器本体にし っかりと連結することができ、蓋体を開ける時にはワンタッチで操作することが できるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る第1実施例の化粧用コンパクト
容器の蓋体を開けた状態を示す平面図である。
【図2】 蓋体を閉じた状態における図1のA−A断面
図である。
【図3】 図2の要部拡大断面図である。
【図4】 本考案に係る第2実施例の化粧用コンパクト
容器の蓋体を開けた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 化粧用コンパクト容器 10 容器本体 14 フランジ部 16 化粧料収容部 17 支柱(支持部) 18 孔(開口) 20 蓋体 21 ヒンジ 23 掛止突起 30 操作部材 40 スプリングシャフト(ばね部材) 41 中央部 42 端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)上部内周縁にフランジ部を有し、こ
    のフランジ部の内側に化粧料収容部を有する容器本体
    と、 (ロ)前記容器本体の後部にヒンジを介して開閉可能に
    取り付けられた蓋体と、 (ハ)前記容器本体の前部に前後動可能に取り付けられ
    た操作部材と、 (ニ)前記容器本体のフランジ部に設けられており、前
    記操作部材を間に挟んで両側に配された一対の開口と、 (ホ)前記蓋体に突設され、蓋体の開閉時に前記開口を
    挿脱する一対の掛止突起と、 (ヘ)前記容器本体の前部のフランジ部の下側であって
    前記操作部材の後方に配され、容器本体に設けられた一
    対の支持部に支持された途中部と、前記開口の下側に位
    置して前記掛止突起と掛止可能な両端部とを有し、操作
    部材を前方へ付勢するばね部材、 とを具備し、前記操作部材をばね部材の弾性に抗して後
    方へ押動すると前記ばね部材の中央部が操作部材に押動
    されて弾性屈曲し、ばね部材の両端部が前方に変位して
    前記掛止突起との係合を解除可能にしたことを特徴とす
    る化粧用コンパクト容器。
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