JPH0711998A - アイドル回転数制御方法 - Google Patents
アイドル回転数制御方法Info
- Publication number
- JPH0711998A JPH0711998A JP15083593A JP15083593A JPH0711998A JP H0711998 A JPH0711998 A JP H0711998A JP 15083593 A JP15083593 A JP 15083593A JP 15083593 A JP15083593 A JP 15083593A JP H0711998 A JPH0711998 A JP H0711998A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- time
- water temperature
- correction coefficient
- temp
- Prior art date
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】始動時のアイドル回転数がそれ以前のエンジン
運転状態に影響されることを防ぐ。 【構成】スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流
量制御弁を設け、この流量制御弁の開度を、各種補正量
に基づいて演算した制御値により制御し、吸気系への吸
入空気量を調整してアイドリング時のエンジン回転数を
制御するものであって、始動時であることを検出し、検
出した始動時のエンジン温度を検出し、少なくとも始動
時補正量と検出したエンジン温度に応じたエンジン温度
補正量とから制御値を演算する
運転状態に影響されることを防ぐ。 【構成】スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流
量制御弁を設け、この流量制御弁の開度を、各種補正量
に基づいて演算した制御値により制御し、吸気系への吸
入空気量を調整してアイドリング時のエンジン回転数を
制御するものであって、始動時であることを検出し、検
出した始動時のエンジン温度を検出し、少なくとも始動
時補正量と検出したエンジン温度に応じたエンジン温度
補正量とから制御値を演算する
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車用のエ
ンジンにおけるアイドル回転数制御方法に関するもので
ある。
ンジンにおけるアイドル回転数制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種のアイドル回転数制御方法と
しては、例えば特公昭63−54131号公報のものの
ように、始動時におけるバイパス通路の空気流量を、前
回までのアイドル運転時に算出され記憶せしめられた流
量より、始動時の冷却水温から定まる所定値だけ増量す
るようにしたものが知られている。すなわち、この公報
のものでは、前回までのアイドル運転時にバイパス通路
の流量制御弁を制御する制御出力信号の値あるいはその
平均値からなるいわゆる学習値を記憶しておき、今回の
始動時には、その学習値に前記制御出力信号の値に今回
の冷却水温に応じて設定される所定量を加算してバイパ
ス通路の空気流量を決定している。
しては、例えば特公昭63−54131号公報のものの
ように、始動時におけるバイパス通路の空気流量を、前
回までのアイドル運転時に算出され記憶せしめられた流
量より、始動時の冷却水温から定まる所定値だけ増量す
るようにしたものが知られている。すなわち、この公報
のものでは、前回までのアイドル運転時にバイパス通路
の流量制御弁を制御する制御出力信号の値あるいはその
平均値からなるいわゆる学習値を記憶しておき、今回の
始動時には、その学習値に前記制御出力信号の値に今回
の冷却水温に応じて設定される所定量を加算してバイパ
ス通路の空気流量を決定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記学習値
は、エンジンの経年の使用状況、大気圧、電気負荷の有
無などにより変動するものである。このことから、上記
の構成のものにあっては、学習値の状態により、バイパ
ス通路の空気流量が変動するために、始動時の吸入空気
量が多い目であったり少なめだったりすることがある。
このように、吸入空気量が変化すると、始動時の燃料噴
射量がその時の冷却水温で決定されるものであるため、
空燃比が変化し、その結果始動性に影響を与えることに
なりかねない事態になった。
は、エンジンの経年の使用状況、大気圧、電気負荷の有
無などにより変動するものである。このことから、上記
の構成のものにあっては、学習値の状態により、バイパ
ス通路の空気流量が変動するために、始動時の吸入空気
量が多い目であったり少なめだったりすることがある。
このように、吸入空気量が変化すると、始動時の燃料噴
射量がその時の冷却水温で決定されるものであるため、
空燃比が変化し、その結果始動性に影響を与えることに
なりかねない事態になった。
【0004】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るアイドル回転数制御方法
は、スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流量制
御弁を設け、この流量制御弁の開度を、各種補正量に基
づいて演算した制御値により制御し、吸気系への吸入空
気量を調整してアイドリング時のエンジン回転数を制御
する方法であって、始動時であることを検出し、検出し
た始動時のエンジン温度を検出し、少なくとも始動時補
正量と検出したエンジン温度に応じたエンジン温度補正
量とから制御値を演算することを特徴とする。
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るアイドル回転数制御方法
は、スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流量制
御弁を設け、この流量制御弁の開度を、各種補正量に基
づいて演算した制御値により制御し、吸気系への吸入空
気量を調整してアイドリング時のエンジン回転数を制御
する方法であって、始動時であることを検出し、検出し
た始動時のエンジン温度を検出し、少なくとも始動時補
正量と検出したエンジン温度に応じたエンジン温度補正
量とから制御値を演算することを特徴とする。
【0006】本発明におけるエンジン温度としては、エ
ンジンの冷却水温、潤滑油の温度、吸入空気の温度など
が挙げられる。
ンジンの冷却水温、潤滑油の温度、吸入空気の温度など
が挙げられる。
【0007】
【作用】このような構成のものであれば、始動時にあっ
ては、始動時補正量とその始動時のエンジン温度に応じ
たエンジン温度補正量とにより決まる制御値により、バ
イパス通路の流量制御弁の開度が制御されるので、吸気
系への吸入空気量はその始動時点のエンジン温度にしか
左右されない。すなわち、始動時にバイパス通路を通過
する空気量は、その始動時のエンジン温度により変化す
るものの、前回のアイドリング時の運転状態により左右
されるものではない。これにより、始動時の燃料噴射量
がエンジン温度に依存するものであることから、始動時
の空燃比を常時所定の値に保持することができ、始動性
を向上させることができる。
ては、始動時補正量とその始動時のエンジン温度に応じ
たエンジン温度補正量とにより決まる制御値により、バ
イパス通路の流量制御弁の開度が制御されるので、吸気
系への吸入空気量はその始動時点のエンジン温度にしか
左右されない。すなわち、始動時にバイパス通路を通過
する空気量は、その始動時のエンジン温度により変化す
るものの、前回のアイドリング時の運転状態により左右
されるものではない。これにより、始動時の燃料噴射量
がエンジン温度に依存するものであることから、始動時
の空燃比を常時所定の値に保持することができ、始動性
を向上させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0009】図1に概略的に示したエンジンは自動車用
のもので、その吸気系1には図示しないアクセルペダル
に応動して開閉するスロットルバルブ2を配設するとと
もに、このスロットルバルブ2を迂回するバイス通路3
を設け、このバイパス通路3にアイドル回転数制御用の
流量制御弁4を介設している。この流量制御弁4は、大
流量VSVと略称される電子開閉式のものであって、制
御値である、その端子4aに印加する駆動電圧の演算デ
ューティ比DISCを制御することによって単位時間当
たりの開度を変化させることができ、それによって前記
バイパス通路3の空気流量を調整し得るようになってい
る。つまり、バイパス通路3とこの流量制御弁4との一
組により、通常ならばアイドリング時のフィードバック
制御における各補正項目に対して設けられるバイパス系
路を一本化している。そして、前記演算デューティ比D
ISCは、それらのことを含んで、例えば、始動時補正
係数DSTA、水温補正係数DAAV、回転フィードバ
ック補正係数DFBなどの各補正項目が合算されて極端
に大きくあるいは小さくならないように、その可変範囲
は制限されている。また、回転フィードバック補正係数
DFBは、その初期値が学習値DLRNにより設定され
る。
のもので、その吸気系1には図示しないアクセルペダル
に応動して開閉するスロットルバルブ2を配設するとと
もに、このスロットルバルブ2を迂回するバイス通路3
を設け、このバイパス通路3にアイドル回転数制御用の
流量制御弁4を介設している。この流量制御弁4は、大
流量VSVと略称される電子開閉式のものであって、制
御値である、その端子4aに印加する駆動電圧の演算デ
ューティ比DISCを制御することによって単位時間当
たりの開度を変化させることができ、それによって前記
バイパス通路3の空気流量を調整し得るようになってい
る。つまり、バイパス通路3とこの流量制御弁4との一
組により、通常ならばアイドリング時のフィードバック
制御における各補正項目に対して設けられるバイパス系
路を一本化している。そして、前記演算デューティ比D
ISCは、それらのことを含んで、例えば、始動時補正
係数DSTA、水温補正係数DAAV、回転フィードバ
ック補正係数DFBなどの各補正項目が合算されて極端
に大きくあるいは小さくならないように、その可変範囲
は制限されている。また、回転フィードバック補正係数
DFBは、その初期値が学習値DLRNにより設定され
る。
【0010】吸気系1にはさらに、燃料噴射弁5が設け
てあり、この燃料噴射弁5や前記流量制御弁4を、電子
制御装置6により制御するようにしている。
てあり、この燃料噴射弁5や前記流量制御弁4を、電子
制御装置6により制御するようにしている。
【0011】電子制御装置6は、中央演算処理装置7
と、記憶装置8と、入力インターフェース9と、出力イ
ンターフェース11とを具備してなるマイクロコンピュ
ータシステムを主体に構成されている。しかしてその入
力インターフェース9には、サージタンク12内の圧力
を検出する吸気圧センサ13から出力される吸気圧信号
a、エンジン回転数NEを検出するための回転数センサ
14から出力される回転数信号b、車速を検出するため
の車速センサ15から出力される車速信号c、スロット
ルバルブ2の開閉状態を検出するためのスロットルセン
サ16から出力される開度信号d、エンジンの温度とし
てのエンジンの冷却水温を検知するための水温センサ1
7から出力される水温信号e等が入力される。また、出
力インターフェース11からは、燃料噴射弁5に対し
て、演算された燃料噴射時間に対応する駆動信号fが、
また流量制御弁4に対しては、後述する演算デューティ
比DISCに基づく制御信号gが、それぞれ出力され
る。なお、図示しないが、電子制御装置6には、入力さ
れるアナログ信号をディジタルデータに変換するための
A/Dコンバータが内蔵されており、気圧信号hや水温
信号eなどを一定の間隔でディジタルデータに変換し
て、中央演算処理装置7に出力するものである。
と、記憶装置8と、入力インターフェース9と、出力イ
ンターフェース11とを具備してなるマイクロコンピュ
ータシステムを主体に構成されている。しかしてその入
力インターフェース9には、サージタンク12内の圧力
を検出する吸気圧センサ13から出力される吸気圧信号
a、エンジン回転数NEを検出するための回転数センサ
14から出力される回転数信号b、車速を検出するため
の車速センサ15から出力される車速信号c、スロット
ルバルブ2の開閉状態を検出するためのスロットルセン
サ16から出力される開度信号d、エンジンの温度とし
てのエンジンの冷却水温を検知するための水温センサ1
7から出力される水温信号e等が入力される。また、出
力インターフェース11からは、燃料噴射弁5に対し
て、演算された燃料噴射時間に対応する駆動信号fが、
また流量制御弁4に対しては、後述する演算デューティ
比DISCに基づく制御信号gが、それぞれ出力され
る。なお、図示しないが、電子制御装置6には、入力さ
れるアナログ信号をディジタルデータに変換するための
A/Dコンバータが内蔵されており、気圧信号hや水温
信号eなどを一定の間隔でディジタルデータに変換し
て、中央演算処理装置7に出力するものである。
【0012】電子制御装置6には、吸気圧センサ13と
回転数センサ14からのそれぞれの信号を主な情報とし
て燃料噴射弁開成時間を決定し、その決定により燃料噴
射弁5を制御して負荷に応じた燃料を該燃料噴射弁5か
ら吸気系1に噴射させるためのプログラムが内蔵されて
いる。また、スロットルバルブ2を迂回するバイパス通
路3に設けられた流量制御弁4の開度を、各種補正量に
基づいて演算した制御値により制御し、吸気系1への空
気流量を調整してアイドリング時のエンジン回転数NE
を目標回転数になるよう制御するもので、始動時である
ことを検出し、検出した始動時のエンジン温度となる冷
却水温を検出し、少なくとも始動時補正量たる始動時補
正係数DSTAと検出した冷却水温に応じたエンジン温
度補正量たる水温補正係数DAAVとから制御値を演算
するようにプログラミングされたプログラムも内蔵され
ている。このプログラムにおいては、エンジンの冷却水
温の例えば10℃ごとに、水温補正係数DAAVの候補
値を設定したマップが記憶装置8に格納してあり、マッ
プにない冷却水温の場合は、補間計算を行って候補値を
設定するようになっている。この水温補正係数DAAV
は、図3に示すように、例えば−20℃で50%のよう
に、冷却水温が低い場合に大きい値をとり、高温になる
にしたがって減少して、例えば70℃のような高温で0
%となるように設定されている。
回転数センサ14からのそれぞれの信号を主な情報とし
て燃料噴射弁開成時間を決定し、その決定により燃料噴
射弁5を制御して負荷に応じた燃料を該燃料噴射弁5か
ら吸気系1に噴射させるためのプログラムが内蔵されて
いる。また、スロットルバルブ2を迂回するバイパス通
路3に設けられた流量制御弁4の開度を、各種補正量に
基づいて演算した制御値により制御し、吸気系1への空
気流量を調整してアイドリング時のエンジン回転数NE
を目標回転数になるよう制御するもので、始動時である
ことを検出し、検出した始動時のエンジン温度となる冷
却水温を検出し、少なくとも始動時補正量たる始動時補
正係数DSTAと検出した冷却水温に応じたエンジン温
度補正量たる水温補正係数DAAVとから制御値を演算
するようにプログラミングされたプログラムも内蔵され
ている。このプログラムにおいては、エンジンの冷却水
温の例えば10℃ごとに、水温補正係数DAAVの候補
値を設定したマップが記憶装置8に格納してあり、マッ
プにない冷却水温の場合は、補間計算を行って候補値を
設定するようになっている。この水温補正係数DAAV
は、図3に示すように、例えば−20℃で50%のよう
に、冷却水温が低い場合に大きい値をとり、高温になる
にしたがって減少して、例えば70℃のような高温で0
%となるように設定されている。
【0013】このアイドル回転数制御プログラムの概略
構成を、図2に示す。
構成を、図2に示す。
【0014】このプログラムが実行されるにあたって、
アイドル運転中であるか否かの判定が行われるもので、
例えば、回転数センサ14から出力された回転数信号b
に基づくエンジン回転数NEが所定値以下であること、
スロットルセンサ16から出力された開度信号dがオン
していてスロットルバルブ2が全閉であること等により
アイドル運転中であると判定される。
アイドル運転中であるか否かの判定が行われるもので、
例えば、回転数センサ14から出力された回転数信号b
に基づくエンジン回転数NEが所定値以下であること、
スロットルセンサ16から出力された開度信号dがオン
していてスロットルバルブ2が全閉であること等により
アイドル運転中であると判定される。
【0015】まずステップ51では、始動時であるか否
かを判定し、始動時であればステップ52に移行し、始
動時でなければステップ61に進む。この始動時判定
は、例えば、回転数センサ14から出力された回転数信
号bに基づくエンジン回転数NEが所定値以下であるこ
とにより行えばよく、所定値としては、例えば500r
pmが好ましい。ステップ52では、始動時の始動時補
正係数DSTAにその時の冷却水温に応じた水温補正係
数DAAVとその他の補正係数DETCとを加算して演
算デューティ比DISCを演算する。水温補正係数DA
AVは、始動時判定が行われた時点の冷却水温を水温信
号eから検出し、その冷却水温に対応してマップを検索
して決定する。ステップ61では、始動後の始動時補正
係数DSTA´にその時の冷却水温に応じた水温補正係
数DAAVと回転フィードバック補正係数DFBとその
他の補正係数DETCとを加算して演算デューティ比D
ISCを演算する。始動後の始動時補正係数DSTA´
は、図4に示すように、その初期値が、始動時の始動時
補正係数DSTAの値からその時の回転フィードバック
補正係数DFBの値を減じた値に等しく、始動後の時間
の経過とともに減衰していくように設定されている。な
お、その他の補正係数DETCとは、エアコンやカース
テレオなどの電気負荷を主として、エンジンに負荷が加
わったときに算入される補正係数である。
かを判定し、始動時であればステップ52に移行し、始
動時でなければステップ61に進む。この始動時判定
は、例えば、回転数センサ14から出力された回転数信
号bに基づくエンジン回転数NEが所定値以下であるこ
とにより行えばよく、所定値としては、例えば500r
pmが好ましい。ステップ52では、始動時の始動時補
正係数DSTAにその時の冷却水温に応じた水温補正係
数DAAVとその他の補正係数DETCとを加算して演
算デューティ比DISCを演算する。水温補正係数DA
AVは、始動時判定が行われた時点の冷却水温を水温信
号eから検出し、その冷却水温に対応してマップを検索
して決定する。ステップ61では、始動後の始動時補正
係数DSTA´にその時の冷却水温に応じた水温補正係
数DAAVと回転フィードバック補正係数DFBとその
他の補正係数DETCとを加算して演算デューティ比D
ISCを演算する。始動後の始動時補正係数DSTA´
は、図4に示すように、その初期値が、始動時の始動時
補正係数DSTAの値からその時の回転フィードバック
補正係数DFBの値を減じた値に等しく、始動後の時間
の経過とともに減衰していくように設定されている。な
お、その他の補正係数DETCとは、エアコンやカース
テレオなどの電気負荷を主として、エンジンに負荷が加
わったときに算入される補正係数である。
【0016】このような構成において、始動時である場
合は、制御は、ステップ51→ステップ52と進み、演
算デューティ比DISCは,始動時の始動時補正係数D
STAと水温補正係数DAAVとその他の補正係数DE
TCとで設定される。つまり、この場合、図4に示すよ
うに、始動時の始動時補正係数DSTAは所定の冷却水
温までは一定であり、演算デューティ比DISCは冷却
水温の高低で変化する水温補正係数DAAVと負荷の有
無などで変化するその他の補正係数DETCとにより支
配されるものである。したがって、始動時の冷却水温が
低ければ演算デューティ比DISCは大きくなり、再始
動の場合などの冷却水温の高い場合は水温補正係数DA
AVが小さくなり演算デューティ比DISCは小さくな
るので、流量制御弁4の開度は小さくなり、よってバイ
パス通路3を流れる空気量は少なくなり、冷却水温が高
くてもエンジン回転数NEが異常に高くなることなく目
標回転数に制御することができる。
合は、制御は、ステップ51→ステップ52と進み、演
算デューティ比DISCは,始動時の始動時補正係数D
STAと水温補正係数DAAVとその他の補正係数DE
TCとで設定される。つまり、この場合、図4に示すよ
うに、始動時の始動時補正係数DSTAは所定の冷却水
温までは一定であり、演算デューティ比DISCは冷却
水温の高低で変化する水温補正係数DAAVと負荷の有
無などで変化するその他の補正係数DETCとにより支
配されるものである。したがって、始動時の冷却水温が
低ければ演算デューティ比DISCは大きくなり、再始
動の場合などの冷却水温の高い場合は水温補正係数DA
AVが小さくなり演算デューティ比DISCは小さくな
るので、流量制御弁4の開度は小さくなり、よってバイ
パス通路3を流れる空気量は少なくなり、冷却水温が高
くてもエンジン回転数NEが異常に高くなることなく目
標回転数に制御することができる。
【0017】また、始動が終わると、制御は、ステップ
51→ステップ61と進み、演算デューティ比DISC
は,始動後の始動時補正係数DSTA´と水温補正係数
DAAVと回転フィードバック補正係数DFBとその他
の補正係数DETCとで設定される。この場合、始動後
の始動時補正係数DSTA´の初期値が、始動時の始動
時補正係数DSTAの値からその時の回転フィードバッ
ク補正係数DFBの値を減じた値に設定してあるので、
演算デューティ比DISCは始動時のものから大きく変
化することはなく、したがって、流量制御弁4の開度が
急激に増加することはなく、その時のエンジン回転数N
Eに応じた値になる。このように、始動時から始動後に
制御が切り替わる際に、流量制御弁4の開度に大きな変
化が発生しないため、アイドル回転数が上昇あるいは下
降するといった不安定な状態になることがなく、しか
も、始動後時間の経過とともに始動後の始動時補正係数
DSTA´が減衰し、デューティ比DISCが水温補正
係数DAAVと回転フィードバック補正係数DFBとそ
の他の補正係数DETCとに依存するため、その時点の
エンジンの運転状態に応じた安定したアイドル回転数で
制御することができる。
51→ステップ61と進み、演算デューティ比DISC
は,始動後の始動時補正係数DSTA´と水温補正係数
DAAVと回転フィードバック補正係数DFBとその他
の補正係数DETCとで設定される。この場合、始動後
の始動時補正係数DSTA´の初期値が、始動時の始動
時補正係数DSTAの値からその時の回転フィードバッ
ク補正係数DFBの値を減じた値に設定してあるので、
演算デューティ比DISCは始動時のものから大きく変
化することはなく、したがって、流量制御弁4の開度が
急激に増加することはなく、その時のエンジン回転数N
Eに応じた値になる。このように、始動時から始動後に
制御が切り替わる際に、流量制御弁4の開度に大きな変
化が発生しないため、アイドル回転数が上昇あるいは下
降するといった不安定な状態になることがなく、しか
も、始動後時間の経過とともに始動後の始動時補正係数
DSTA´が減衰し、デューティ比DISCが水温補正
係数DAAVと回転フィードバック補正係数DFBとそ
の他の補正係数DETCとに依存するため、その時点の
エンジンの運転状態に応じた安定したアイドル回転数で
制御することができる。
【0018】このように、始動時にあっては、演算デュ
ーティ比DISCをその時のエンジンの冷却水温に依存
して設定するため、再始動時にあっても、その前のエン
ジンの運転状態に影響されることなく、その時の冷却水
温に応じた始動をすることができる。
ーティ比DISCをその時のエンジンの冷却水温に依存
して設定するため、再始動時にあっても、その前のエン
ジンの運転状態に影響されることなく、その時の冷却水
温に応じた始動をすることができる。
【0019】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。
されるものではない。
【0020】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、始動
時は冷却水温に応じて流量制御弁の制御値が設定される
ので、始動時のバイパス通路から供給される吸入空気量
が安定し、再始動時であってもアイドル回転数が不安定
に高くなることを防止することができ、始動性を向上す
ることができる。
時は冷却水温に応じて流量制御弁の制御値が設定される
ので、始動時のバイパス通路から供給される吸入空気量
が安定し、再始動時であってもアイドル回転数が不安定
に高くなることを防止することができ、始動性を向上す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成説明図。
【図2】同実施例の制御手順を示すフローチャート。
【図3】同実施例の作用説明図。
【図4】同実施例の作用説明図。
2…スロットルバルブ 3…バイパス通路 4…流量制御弁 6…電子制御装置 7…中央演算処理装置 8…記憶装置 9…入力インターフェース 11…出力インターフェース
Claims (1)
- 【請求項1】スロットルバルブを迂回するバイパス通路
に流量制御弁を設け、この流量制御弁の開度を、各種補
正量に基づいて演算した制御値により制御し、吸気系へ
の吸入空気量を調整してアイドリング時のエンジン回転
数を制御するアイドル回転数制御方法であって、 始動時であることを検出し、 検出した始動時のエンジン温度を検出し、 少なくとも始動時補正量と検出したエンジン温度に応じ
たエンジン温度補正量とから制御値を演算することを特
徴とするアイドル回転数制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5150835A JP3035428B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | アイドル回転数制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5150835A JP3035428B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | アイドル回転数制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711998A true JPH0711998A (ja) | 1995-01-13 |
JP3035428B2 JP3035428B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=15505425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5150835A Expired - Fee Related JP3035428B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | アイドル回転数制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3035428B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006283640A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関の吸入空気量制御方法 |
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1993
- 1993-06-22 JP JP5150835A patent/JP3035428B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006283640A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Daihatsu Motor Co Ltd | 内燃機関の吸入空気量制御方法 |
JP4484744B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2010-06-16 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の吸入空気量制御方法 |
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JP3035428B2 (ja) | 2000-04-24 |
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