JPH074289A - アイドル回転数制御方法 - Google Patents
アイドル回転数制御方法Info
- Publication number
- JPH074289A JPH074289A JP14390693A JP14390693A JPH074289A JP H074289 A JPH074289 A JP H074289A JP 14390693 A JP14390693 A JP 14390693A JP 14390693 A JP14390693 A JP 14390693A JP H074289 A JPH074289 A JP H074289A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- atmospheric pressure
- control valve
- limit value
- flow control
- valve
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】大気圧が変化した場合に、吸入空気量の不足か
らエンジン回転数が低下することを防止する。 【構成】スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流
量制御弁を設け、この流量制御弁の制御値を予め設定さ
れた上限値と下限値とで規定される調整範囲内で可変と
して、吸入空気量を調節することにより、アイドリング
時のエンジン回転数を制御するアイドル回転数制御方法
であって、大気圧を計測51し、計測した大気圧に応じ
て前記調整範囲を可変する。
らエンジン回転数が低下することを防止する。 【構成】スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流
量制御弁を設け、この流量制御弁の制御値を予め設定さ
れた上限値と下限値とで規定される調整範囲内で可変と
して、吸入空気量を調節することにより、アイドリング
時のエンジン回転数を制御するアイドル回転数制御方法
であって、大気圧を計測51し、計測した大気圧に応じ
て前記調整範囲を可変する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車用のエ
ンジンのアイドル回転数制御方法に関するものである。
ンジンのアイドル回転数制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のアイドル回転数制御方法で
は、例えば特開昭58−170839号公報に記載のも
ののように、アイドリング時に、アクセルペダルが僅か
ながら踏み込まれていたとか、パワーステアリングやエ
アコン等が作動していた状態から、踏み込みが解消され
たり作動が停止したりした変化時に、エンジン回転数が
目標回転数に制御できなくなるのを回避するために、フ
ィードバック制御時に算出された制御値に、フィードバ
ック制御が行われないアイドリング時の制御値として既
に記憶されている学習値に基づいて定めた上限値及び下
限値を設けて、必要以上にアイドル回転数が変化しない
ようにしたものが知られている。
は、例えば特開昭58−170839号公報に記載のも
ののように、アイドリング時に、アクセルペダルが僅か
ながら踏み込まれていたとか、パワーステアリングやエ
アコン等が作動していた状態から、踏み込みが解消され
たり作動が停止したりした変化時に、エンジン回転数が
目標回転数に制御できなくなるのを回避するために、フ
ィードバック制御時に算出された制御値に、フィードバ
ック制御が行われないアイドリング時の制御値として既
に記憶されている学習値に基づいて定めた上限値及び下
限値を設けて、必要以上にアイドル回転数が変化しない
ようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した構
成のものにあっては、フィードバック制御時には、上限
値と下限値とで制御値の可変範囲が限定されているの
で、例えば、平地から大気圧の低い高地に移動した場合
には、フィードバック制御可能な範囲が不足することに
なる。すなわち、高地では、必要な空気量が増大するも
のの、上下限値で制御値の可変範囲が限定されている
と、その必要空気量に対応する制御値に設定できないた
め、目標回転数に制御することができなくなり、エンジ
ン回転数が低下し、ストールに至る可能性もあった。本
発明は、このような不具合を解消することを目的として
いる。
成のものにあっては、フィードバック制御時には、上限
値と下限値とで制御値の可変範囲が限定されているの
で、例えば、平地から大気圧の低い高地に移動した場合
には、フィードバック制御可能な範囲が不足することに
なる。すなわち、高地では、必要な空気量が増大するも
のの、上下限値で制御値の可変範囲が限定されている
と、その必要空気量に対応する制御値に設定できないた
め、目標回転数に制御することができなくなり、エンジ
ン回転数が低下し、ストールに至る可能性もあった。本
発明は、このような不具合を解消することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るアイドル回転数制御方法
は、スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流量制
御弁を設け、この流量制御弁の制御値を予め設定された
上限値と下限値とで規定される調整範囲内で可変して、
吸入空気量を調節することにより、アイドリング時のエ
ンジン回転数を制御するアイドル回転数制御方法であっ
て、大気圧を計測し、計測した大気圧に応じて前記調整
範囲を可変することを特徴とする。
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るアイドル回転数制御方法
は、スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流量制
御弁を設け、この流量制御弁の制御値を予め設定された
上限値と下限値とで規定される調整範囲内で可変して、
吸入空気量を調節することにより、アイドリング時のエ
ンジン回転数を制御するアイドル回転数制御方法であっ
て、大気圧を計測し、計測した大気圧に応じて前記調整
範囲を可変することを特徴とする。
【0005】
【作用】このような構成のものであれば、、例えば、高
原などの平地に比べて大気圧の低い高地では、上限値と
下限値とで規定された流量制御弁の開度の調整範囲が大
気圧に応じて変更されることになる。つまり、大気圧が
変動すると、それ以前の調整範囲とは異なる調整範囲と
なり、例えば、大気圧が低くなった場合では、流量制御
弁の開度が同一であっても大気圧が低いと吸入空気量は
少なくなるが、調整範囲が変更されていれば制御値が上
限値に達することはなく、常に目標回転数を保持するに
必要な吸入空気量を確保することができる。
原などの平地に比べて大気圧の低い高地では、上限値と
下限値とで規定された流量制御弁の開度の調整範囲が大
気圧に応じて変更されることになる。つまり、大気圧が
変動すると、それ以前の調整範囲とは異なる調整範囲と
なり、例えば、大気圧が低くなった場合では、流量制御
弁の開度が同一であっても大気圧が低いと吸入空気量は
少なくなるが、調整範囲が変更されていれば制御値が上
限値に達することはなく、常に目標回転数を保持するに
必要な吸入空気量を確保することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1に概略的に示したエンジンは自動車用の
もので、その吸気系1には図示しないアクセルペダルに
応動して開閉するスロットルバルブ2を配設するととも
に、このスロットルバルブ2を迂回するバイス通路3を
設け、このバイパス通路3にアイドル回転数制御用の流
量制御弁4を介設している。この流量制御弁4は、大流
量VSVと略称される電子開閉式のものであって、制御
値である、その端子4aに印加する駆動電圧の演算デュ
ーティ比DISCを制御することによって単位時間当た
りの開度を変化させることができ、それによって前記バ
イパス通路3の空気流量を調整し得るようになってい
る。つまり、バイパス通路3とこの流量制御弁4との一
組により、通常ならばアイドリング時のフィードバック
制御における各補正項目に対して設けられるバイパス系
路を一本化している。そして、前記演算デューティ比D
ISCは、それらのことを含んで、例えば、回転フィー
ドバック補正量、水温補正量などの各補正項目が合算さ
れて極端に大きくあるいは小さくならないように、その
可変範囲の上限値DMAX(フィードバック上限)と下
限値DMIN(フィードバック下限)とが設定してあ
る。
説明する。図1に概略的に示したエンジンは自動車用の
もので、その吸気系1には図示しないアクセルペダルに
応動して開閉するスロットルバルブ2を配設するととも
に、このスロットルバルブ2を迂回するバイス通路3を
設け、このバイパス通路3にアイドル回転数制御用の流
量制御弁4を介設している。この流量制御弁4は、大流
量VSVと略称される電子開閉式のものであって、制御
値である、その端子4aに印加する駆動電圧の演算デュ
ーティ比DISCを制御することによって単位時間当た
りの開度を変化させることができ、それによって前記バ
イパス通路3の空気流量を調整し得るようになってい
る。つまり、バイパス通路3とこの流量制御弁4との一
組により、通常ならばアイドリング時のフィードバック
制御における各補正項目に対して設けられるバイパス系
路を一本化している。そして、前記演算デューティ比D
ISCは、それらのことを含んで、例えば、回転フィー
ドバック補正量、水温補正量などの各補正項目が合算さ
れて極端に大きくあるいは小さくならないように、その
可変範囲の上限値DMAX(フィードバック上限)と下
限値DMIN(フィードバック下限)とが設定してあ
る。
【0007】吸気系1にはさらに、燃料噴射弁5が設け
てあり、この燃料噴射弁5や前記流量制御弁4を、電子
制御装置6により制御するようにしている。
てあり、この燃料噴射弁5や前記流量制御弁4を、電子
制御装置6により制御するようにしている。
【0008】電子制御装置6は、中央演算処理装置7
と、記憶装置8と、入力インターフェース9と、出力イ
ンターフェース11とを具備してなるマイクロコンピュ
ータシステムを主体に構成されている。しかしてその入
力インターフェース9には、サージタンク12内の圧力
を検出する吸気圧センサ13から出力される吸気圧信号
a、エンジン回転数NEを検出ための回転数センサ14
から出力される回転数信号b、車速を検出するための車
速センサ15から出力される車速信号c、スロットルバ
ルブ2の開閉状態を検出するためのスロットルセンサ1
6から出力される開度信号d、エンジン温度としてのエ
ンジンの冷却水温を検知するための水温センサ17から
出力される水温信号e、大気圧の変化に応じて大気圧セ
ンサ18から出力される気圧信号h等が入力される。ま
た、出力インターフェース11からは、燃料噴射弁5に
対して、演算された燃料噴射時間に対応する駆動信号f
が、また流量制御弁4に対しては、後述する演算デュー
ティ比DISCに基づく制御信号gが、それぞれ出力さ
れる。なお、図示しないが、電子制御装置6には、入力
されるアナログ信号をディジタルデータに変換するため
のA/Dコンバータが内蔵されており、気圧信号hや水
温信号eなどを一定の間隔でディジタルデータに変換し
て、中央演算処理装置7に出力するものである。そし
て、中央演算処理装置7において、A/Dコンバータか
ら出力されるディジタルデータから大気圧を計測するよ
うになっている。
と、記憶装置8と、入力インターフェース9と、出力イ
ンターフェース11とを具備してなるマイクロコンピュ
ータシステムを主体に構成されている。しかしてその入
力インターフェース9には、サージタンク12内の圧力
を検出する吸気圧センサ13から出力される吸気圧信号
a、エンジン回転数NEを検出ための回転数センサ14
から出力される回転数信号b、車速を検出するための車
速センサ15から出力される車速信号c、スロットルバ
ルブ2の開閉状態を検出するためのスロットルセンサ1
6から出力される開度信号d、エンジン温度としてのエ
ンジンの冷却水温を検知するための水温センサ17から
出力される水温信号e、大気圧の変化に応じて大気圧セ
ンサ18から出力される気圧信号h等が入力される。ま
た、出力インターフェース11からは、燃料噴射弁5に
対して、演算された燃料噴射時間に対応する駆動信号f
が、また流量制御弁4に対しては、後述する演算デュー
ティ比DISCに基づく制御信号gが、それぞれ出力さ
れる。なお、図示しないが、電子制御装置6には、入力
されるアナログ信号をディジタルデータに変換するため
のA/Dコンバータが内蔵されており、気圧信号hや水
温信号eなどを一定の間隔でディジタルデータに変換し
て、中央演算処理装置7に出力するものである。そし
て、中央演算処理装置7において、A/Dコンバータか
ら出力されるディジタルデータから大気圧を計測するよ
うになっている。
【0009】電子制御装置6には、吸気圧センサ13と
回転数センサ14からのそれぞれの信号を主な情報とし
て燃料噴射弁開成時間を決定し、その決定により燃料噴
射弁5を制御して負荷に応じた燃料を該燃料噴射弁5か
ら吸気系1に噴射させるためのプログラムが内蔵されて
いる。また、スロットルバルブ2を迂回するバイパス通
路3に設けられた流量制御弁4の開度を制御する制御値
たる演算デューティ比DISCを、設定された上限値D
MAXと下限値DMINとで規定される調整範囲内で可
変して、吸入空気量を調節することにより、アイドリン
グ時のエンジン回転数NEを制御するもので、大気圧を
計測し、計測した大気圧に応じて前記調整範囲を可変す
るようにプログラミングされたプログラムも内蔵されて
いる。このプログラムにおいては、主要な大気圧の値に
対応する上限値DMAXになる候補値がマップにして記
憶装置8に格納してあり、マップにない場合は、補間計
算を行うようになっている。
回転数センサ14からのそれぞれの信号を主な情報とし
て燃料噴射弁開成時間を決定し、その決定により燃料噴
射弁5を制御して負荷に応じた燃料を該燃料噴射弁5か
ら吸気系1に噴射させるためのプログラムが内蔵されて
いる。また、スロットルバルブ2を迂回するバイパス通
路3に設けられた流量制御弁4の開度を制御する制御値
たる演算デューティ比DISCを、設定された上限値D
MAXと下限値DMINとで規定される調整範囲内で可
変して、吸入空気量を調節することにより、アイドリン
グ時のエンジン回転数NEを制御するもので、大気圧を
計測し、計測した大気圧に応じて前記調整範囲を可変す
るようにプログラミングされたプログラムも内蔵されて
いる。このプログラムにおいては、主要な大気圧の値に
対応する上限値DMAXになる候補値がマップにして記
憶装置8に格納してあり、マップにない場合は、補間計
算を行うようになっている。
【0010】このアイドル回転数制御プログラムの概略
構成を、図2に示す。このプログラムにおいては、エン
ジンの運転状態により常時アイドル回転数を目標回転数
になるよう、演算デューティ比DISCにより流量制御
弁4の開度を調節して吸入空気量を制御するものであ
る。しかして、演算デューティ比DISCは、エンジン
の運転状況に応じて変化されるものであるが、その可変
範囲は、フィードバック制御が実行されている時の大気
圧の高低により拡大縮小されるもので、大気圧に対応し
て設定される上限値DMAXにより制限されることにな
る。
構成を、図2に示す。このプログラムにおいては、エン
ジンの運転状態により常時アイドル回転数を目標回転数
になるよう、演算デューティ比DISCにより流量制御
弁4の開度を調節して吸入空気量を制御するものであ
る。しかして、演算デューティ比DISCは、エンジン
の運転状況に応じて変化されるものであるが、その可変
範囲は、フィードバック制御が実行されている時の大気
圧の高低により拡大縮小されるもので、大気圧に対応し
て設定される上限値DMAXにより制限されることにな
る。
【0011】このプログラムが実行されるにあたって、
アイドル運転中であるか否かの判定が行われるもので、
例えば、回転数センサ14から出力された回転数信号b
に基づくエンジン回転数NEが所定値以下であること、
スロットルセンサ16から出力された開度信号dがオン
していてスロットルバルブ2が全閉であること等により
アイドル運転中であると判定され、制御は以下に説明す
る各ステップが順次実行される。まず、ステップ51で
は、気圧センサ18から出力される気圧信号hからその
時点の大気圧を計測する。この計測は、例えば毎点火ご
とに行うようにすればよく、このようなタイミングで計
測した大気圧を加重平均などによりなまし処理して、そ
の時点の計測された大気圧とするものであってよい。つ
ぎに制御はステップ52に進み、計測した大気圧に対応
する上限値DMAXの候補値を、マップを検索して読み
出す。この場合、マップに設定されていない大気圧につ
いては、補間計算を行って求める。マップから候補値を
読み出すと、ステップ53に進み、読み出した候補値を
新たに演算デューティ比DISCの可変範囲の上限値D
MAXに設定する。
アイドル運転中であるか否かの判定が行われるもので、
例えば、回転数センサ14から出力された回転数信号b
に基づくエンジン回転数NEが所定値以下であること、
スロットルセンサ16から出力された開度信号dがオン
していてスロットルバルブ2が全閉であること等により
アイドル運転中であると判定され、制御は以下に説明す
る各ステップが順次実行される。まず、ステップ51で
は、気圧センサ18から出力される気圧信号hからその
時点の大気圧を計測する。この計測は、例えば毎点火ご
とに行うようにすればよく、このようなタイミングで計
測した大気圧を加重平均などによりなまし処理して、そ
の時点の計測された大気圧とするものであってよい。つ
ぎに制御はステップ52に進み、計測した大気圧に対応
する上限値DMAXの候補値を、マップを検索して読み
出す。この場合、マップに設定されていない大気圧につ
いては、補間計算を行って求める。マップから候補値を
読み出すと、ステップ53に進み、読み出した候補値を
新たに演算デューティ比DISCの可変範囲の上限値D
MAXに設定する。
【0012】このような構成において、例えば、図3に
示すように、平地においては、上限値DMAXを30
%、下限値DMINを10%と設定すると、通常平地よ
り大気圧が低くなる高地では、下限値DMINは変更せ
ずに、上限値DMAXが60%となるようにマッピング
してある。したがって、平地から高地へ移動する間にお
いて、エンジンがアイドル運転状態となれば、計測した
大気圧に応じて演算デューティ比DISCの可変範囲の
上限値DMAXが変更されて、常時その時点で目標回転
数に保持できるに十分な吸入空気量を確保することがで
きるまで、演算デューティ比DISCを大きくすること
ができる。したがって、高地においても、平地同様の耐
ストール性を確保することができるとともに、平地にお
いて、アイドル回転数が上昇し、目標回転数以上になる
といったオーバーラン現象を未然に防止することができ
る。
示すように、平地においては、上限値DMAXを30
%、下限値DMINを10%と設定すると、通常平地よ
り大気圧が低くなる高地では、下限値DMINは変更せ
ずに、上限値DMAXが60%となるようにマッピング
してある。したがって、平地から高地へ移動する間にお
いて、エンジンがアイドル運転状態となれば、計測した
大気圧に応じて演算デューティ比DISCの可変範囲の
上限値DMAXが変更されて、常時その時点で目標回転
数に保持できるに十分な吸入空気量を確保することがで
きるまで、演算デューティ比DISCを大きくすること
ができる。したがって、高地においても、平地同様の耐
ストール性を確保することができるとともに、平地にお
いて、アイドル回転数が上昇し、目標回転数以上になる
といったオーバーラン現象を未然に防止することができ
る。
【0013】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。その他、各部の構成は図示例に限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変形が可能である。
されるものではない。その他、各部の構成は図示例に限
定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変形が可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、計測
した大気圧に応じて、流量制御弁の制御値の可変範囲を
変化させるので、平地から高地に移動して大気圧が変化
した場合のアイドル運転中においても、その大気圧下に
おける必要十分な吸入空気量を確保することができ、し
たがって、エンジン回転数を目標回転数に保持でき、耐
ストール性を向上させることができる。
した大気圧に応じて、流量制御弁の制御値の可変範囲を
変化させるので、平地から高地に移動して大気圧が変化
した場合のアイドル運転中においても、その大気圧下に
おける必要十分な吸入空気量を確保することができ、し
たがって、エンジン回転数を目標回転数に保持でき、耐
ストール性を向上させることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成説明図。
【図2】同実施例の制御手順を示すフローチャート。
【図3】同実施例の作用説明図。
2…スロットルバルブ 3…バイパス通路 4…流量制御弁 6…電子制御装置 7…中央演算処理装置 8…記憶装置 9…入力インターフェース 11…出力インターフェース
Claims (1)
- 【請求項1】スロットルバルブを迂回するバイパス通路
に流量制御弁を設け、この流量制御弁の制御値を予め設
定された上限値と下限値とで規定される調整範囲内で可
変して、吸入空気量を調節することにより、アイドリン
グ時のエンジン回転数を制御するアイドル回転数制御方
法であって、 大気圧を計測し、 計測した大気圧に応じて前記調整範囲を可変することを
特徴とするアイドル回転数制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14390693A JPH074289A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | アイドル回転数制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14390693A JPH074289A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | アイドル回転数制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074289A true JPH074289A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15349834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14390693A Pending JPH074289A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | アイドル回転数制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074289A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002174134A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-06-21 | Mazda Motor Corp | エンジンの制御装置 |
KR100373032B1 (ko) * | 2000-10-26 | 2003-02-25 | 현대자동차주식회사 | 수동 변속 차량의 엔진 회전수 제어장치 및 방법 |
JP2016079813A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のアイドル回転数制御装置 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14390693A patent/JPH074289A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002174134A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-06-21 | Mazda Motor Corp | エンジンの制御装置 |
KR100373032B1 (ko) * | 2000-10-26 | 2003-02-25 | 현대자동차주식회사 | 수동 변속 차량의 엔진 회전수 제어장치 및 방법 |
JP2016079813A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のアイドル回転数制御装置 |
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