JPH06146972A - アイドル回転数制御方法 - Google Patents
アイドル回転数制御方法Info
- Publication number
- JPH06146972A JPH06146972A JP30247592A JP30247592A JPH06146972A JP H06146972 A JPH06146972 A JP H06146972A JP 30247592 A JP30247592 A JP 30247592A JP 30247592 A JP30247592 A JP 30247592A JP H06146972 A JPH06146972 A JP H06146972A
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】負荷が作動した場合に、過度にエンジン回転数
が上昇することを防止する。 【構成】スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流
量制御弁を設け、この流量制御弁の開度を、少なくとも
エンジン温度に基づく暖機補正増量を含む各種補正増量
に基づいて制御して吸入空気量を調節することにより、
アイドリング時のエンジン回転数を制御するアイドル回
転数制御方法であって、エンジンに負荷が加わっている
ことを検出し、検出した負荷状態におけるエンジン温度
を検知し、検知したエンジン温度に応じて負荷補正増量
を決定する。
が上昇することを防止する。 【構成】スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流
量制御弁を設け、この流量制御弁の開度を、少なくとも
エンジン温度に基づく暖機補正増量を含む各種補正増量
に基づいて制御して吸入空気量を調節することにより、
アイドリング時のエンジン回転数を制御するアイドル回
転数制御方法であって、エンジンに負荷が加わっている
ことを検出し、検出した負荷状態におけるエンジン温度
を検知し、検知したエンジン温度に応じて負荷補正増量
を決定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車用のエ
ンジンのアイドル回転数制御方法に関するものである。
ンジンのアイドル回転数制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のアイドル回転数制御方法で
は、例えば特開平3−107557号公報に記載のエン
ジンのアイドル回転数制御装置のように、スロットルバ
ルブをバイパスするバイパス通路を備え、バイパス通路
にバルブを設けてそのバルブの開度によりエンジンに負
荷が加わった場合にアイドル回転数が変化しないように
吸入空気量を調節して、アイドル時のエンジン回転の安
定化を計るものが知られている。
は、例えば特開平3−107557号公報に記載のエン
ジンのアイドル回転数制御装置のように、スロットルバ
ルブをバイパスするバイパス通路を備え、バイパス通路
にバルブを設けてそのバルブの開度によりエンジンに負
荷が加わった場合にアイドル回転数が変化しないように
吸入空気量を調節して、アイドル時のエンジン回転の安
定化を計るものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した構
成のものにあっては、エンジンの吸入空気量を調整する
にあたって、負荷の作動の開始時を検出して、その時の
アイドル回転数の低下をなくすのに必要な補正空気量
を、回転数を上昇させるために設定された補正空気量と
を加算して吸入空気量としており、暖機運転時にあって
は、エンジン温度に応じてさらに暖機補正増量等が加わ
るので、吸入空気量が角の補正状態となり、予定以上に
アイドル回転数が上昇する場合があった。
成のものにあっては、エンジンの吸入空気量を調整する
にあたって、負荷の作動の開始時を検出して、その時の
アイドル回転数の低下をなくすのに必要な補正空気量
を、回転数を上昇させるために設定された補正空気量と
を加算して吸入空気量としており、暖機運転時にあって
は、エンジン温度に応じてさらに暖機補正増量等が加わ
るので、吸入空気量が角の補正状態となり、予定以上に
アイドル回転数が上昇する場合があった。
【0004】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るアイドル回転数制御方法
は、スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流量制
御弁を設け、この流量制御弁の開度を、少なくともエン
ジン温度に基づく暖機補正増量を含む各種補正増量に基
づいて制御して吸入空気量を調節することにより、アイ
ドリング時のエンジン回転数を制御するアイドル回転数
制御方法であって、エンジンに負荷が加わっていること
を検出し、検出した負荷状態におけるエンジン温度を検
知し、検知したエンジン温度に応じて負荷補正増量を決
定することを特徴とする。
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るアイドル回転数制御方法
は、スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流量制
御弁を設け、この流量制御弁の開度を、少なくともエン
ジン温度に基づく暖機補正増量を含む各種補正増量に基
づいて制御して吸入空気量を調節することにより、アイ
ドリング時のエンジン回転数を制御するアイドル回転数
制御方法であって、エンジンに負荷が加わっていること
を検出し、検出した負荷状態におけるエンジン温度を検
知し、検知したエンジン温度に応じて負荷補正増量を決
定することを特徴とする。
【0006】本発明において、エンジン温度とは、エン
ジン自体の温度を直接測定したもの以外に、エンジンの
冷却水温、潤滑油温度、吸気温度等を測定したものであ
ってもよい。
ジン自体の温度を直接測定したもの以外に、エンジンの
冷却水温、潤滑油温度、吸気温度等を測定したものであ
ってもよい。
【0007】
【作用】このような構成のものであれば、エンジンに負
荷が加わった場合に、その時のエンジン温度に応じて負
荷補正増量を決定している。つまり、負荷の加わった場
合の吸入空気量の補正は、無負荷の場合と異なり、補正
増量にその時のエンジン温度に対応した係数を乗じて負
荷補正増量を決定して行う。したがって、無負荷から負
荷状態に変化しても、エンジン温度に基づいて負荷補正
増量を補正して決定するので、過度にエンジン回転数が
上昇するのを防止する。
荷が加わった場合に、その時のエンジン温度に応じて負
荷補正増量を決定している。つまり、負荷の加わった場
合の吸入空気量の補正は、無負荷の場合と異なり、補正
増量にその時のエンジン温度に対応した係数を乗じて負
荷補正増量を決定して行う。したがって、無負荷から負
荷状態に変化しても、エンジン温度に基づいて負荷補正
増量を補正して決定するので、過度にエンジン回転数が
上昇するのを防止する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0009】図1に概略的に示したエンジンは自動車用
のもので、その吸気系1には図示しないアクセルペダル
に応動して開閉するスロットルバルブ2を配設するとと
もに、このスロットルバルブ2を迂回するバイス通路3
を設け、このバイパス通路3にアイドル回転数制御用の
流量制御弁4を介設している。流量制御弁4は、大流量
VSVと略称される電子開閉式のものであって、その端
子4aに印加する駆動電圧のデューティ比DISCを制
御することによってその実質的な開度を変化させること
ができ、それによって前記バイパス通路3の空気流量を
調整し得るようになっている。つまり、バイパス通路3
とこの流量制御弁4との一組により、通常ならば各補正
項目に対して設けられるバイパス系路を一本化してお
り、前記デューティ比DISCは、それらのことを含ん
で、暖機補正増量である水温補正量DAAV、負荷補正
量、回転フィードバック補正量DFB等を加減算するこ
とにより決定されている。
のもので、その吸気系1には図示しないアクセルペダル
に応動して開閉するスロットルバルブ2を配設するとと
もに、このスロットルバルブ2を迂回するバイス通路3
を設け、このバイパス通路3にアイドル回転数制御用の
流量制御弁4を介設している。流量制御弁4は、大流量
VSVと略称される電子開閉式のものであって、その端
子4aに印加する駆動電圧のデューティ比DISCを制
御することによってその実質的な開度を変化させること
ができ、それによって前記バイパス通路3の空気流量を
調整し得るようになっている。つまり、バイパス通路3
とこの流量制御弁4との一組により、通常ならば各補正
項目に対して設けられるバイパス系路を一本化してお
り、前記デューティ比DISCは、それらのことを含ん
で、暖機補正増量である水温補正量DAAV、負荷補正
量、回転フィードバック補正量DFB等を加減算するこ
とにより決定されている。
【0010】吸気系1にはさらに、燃料噴射弁5が設け
てあり、この燃料噴射弁5や前記流量制御弁4を、電子
制御装置6により制御するようにしている。
てあり、この燃料噴射弁5や前記流量制御弁4を、電子
制御装置6により制御するようにしている。
【0011】電子制御装置6は、中央演算処理装置7
と、記憶装置8と、入力インターフェース9と、出力イ
ンターフェース11とを具備してなるマイクロコンピュ
ータシステムを主体に構成されている。しかしてその入
力インターフェース9には、サージタンク12内の圧力
を検出する吸気圧センサ13から出力される吸気圧信号
a、エンジン回転数NEを検出ための回転数センサ14
から出力される回転数信号b、車速を検出するための車
速センサ15から出力される車速信号c、スロットルバ
ルブ2の開閉状態を検出するためにアイドルスイッチ1
6から出力されるLL信号d、エンジン温度としてのエ
ンジンの冷却水温を検知するための水温センサ17から
出力される水温信号e等が入力される。また、出力イン
ターフェース11からは、燃料噴射弁5に対して、演算
された燃料噴射時間に対応する駆動信号fが、また流量
制御弁4に対しては、後述する演算デューティ比DIS
Cに基づく制御信号gが、それぞれ出力される。なお、
図示しないが、電子制御装置6には、入力されるアナロ
グ信号をディジタルデータに変換するためのA/Dコン
バータが内蔵されており、冷却水温やエンジン回転数を
一定の間隔でディジタルデータに変換して、中央演算処
理装置7に出力するものである。
と、記憶装置8と、入力インターフェース9と、出力イ
ンターフェース11とを具備してなるマイクロコンピュ
ータシステムを主体に構成されている。しかしてその入
力インターフェース9には、サージタンク12内の圧力
を検出する吸気圧センサ13から出力される吸気圧信号
a、エンジン回転数NEを検出ための回転数センサ14
から出力される回転数信号b、車速を検出するための車
速センサ15から出力される車速信号c、スロットルバ
ルブ2の開閉状態を検出するためにアイドルスイッチ1
6から出力されるLL信号d、エンジン温度としてのエ
ンジンの冷却水温を検知するための水温センサ17から
出力される水温信号e等が入力される。また、出力イン
ターフェース11からは、燃料噴射弁5に対して、演算
された燃料噴射時間に対応する駆動信号fが、また流量
制御弁4に対しては、後述する演算デューティ比DIS
Cに基づく制御信号gが、それぞれ出力される。なお、
図示しないが、電子制御装置6には、入力されるアナロ
グ信号をディジタルデータに変換するためのA/Dコン
バータが内蔵されており、冷却水温やエンジン回転数を
一定の間隔でディジタルデータに変換して、中央演算処
理装置7に出力するものである。
【0012】電子制御装置6には、吸気圧センサ13と
回転数センサ14からのそれぞれの信号を主な情報とし
て燃料噴射弁開成時間を決定し、その決定により燃料噴
射弁5を制御してエンジンフューエルカットに応じた燃
料を該燃料噴射弁5から吸気系1に噴射させるためのプ
ログラムが内蔵されている。また、スロットルバルブ2
を迂回するバイパス通路3に設けられた流量制御弁4の
開度を、少なくともエンジン温度に基づく暖機補正増量
を含む補正増量に基づいて制御して吸入空気量を調節す
ることにより、アイドリング時のエンジン回転数NEを
制御するアイドル回転数制御を実行するための、エンジ
ンに負荷が加わっていることを検出し、検出した負荷状
態におけるエンジン温度を検知し、検知したエンジン温
度に対応して係数を決定し、決定した係数を補正増量に
乗じて負荷補正増量を決定するようプログラミングされ
たプログラムも内蔵されている。この実施例では、エン
ジン温度として冷却水温を採用している。
回転数センサ14からのそれぞれの信号を主な情報とし
て燃料噴射弁開成時間を決定し、その決定により燃料噴
射弁5を制御してエンジンフューエルカットに応じた燃
料を該燃料噴射弁5から吸気系1に噴射させるためのプ
ログラムが内蔵されている。また、スロットルバルブ2
を迂回するバイパス通路3に設けられた流量制御弁4の
開度を、少なくともエンジン温度に基づく暖機補正増量
を含む補正増量に基づいて制御して吸入空気量を調節す
ることにより、アイドリング時のエンジン回転数NEを
制御するアイドル回転数制御を実行するための、エンジ
ンに負荷が加わっていることを検出し、検出した負荷状
態におけるエンジン温度を検知し、検知したエンジン温
度に対応して係数を決定し、決定した係数を補正増量に
乗じて負荷補正増量を決定するようプログラミングされ
たプログラムも内蔵されている。この実施例では、エン
ジン温度として冷却水温を採用している。
【0013】このアイドル回転数制御プログラムの概略
構成を、図2に示す。
構成を、図2に示す。
【0014】まず、ステップ51では、負荷であるエア
コンが作動していない(OFF)状態であるか否かを判
定し、作動していなければステップ61に移行し、作動
していればステップ52に進む。ステップ52では、水
温センサ17から出力される水温信号eに基づいて検出
した冷却水温に対応して、マップより係数FKTWAC
Oを計算して決定する。マップは、図3に示すように、
冷却水温が40℃で約0.35であり、40℃と70℃
との間は冷却水温に比例して大きくなり、70℃で1.
00になるように、係数FKTWACOが計算できるよ
うに複数温度に対して数値が設定してあり、設定以外の
冷却水温に対しては補間により算出するようになってい
る。ステップ53では、ステップ52で算出された係数
FKTWACOを暖機後エアコン負荷補正量DSETA
Cに乗じて、エアコン負荷補正量FKTWACを算出す
る。ステップ61では、エアコン負荷補正量FKTWA
Cを零に決定する。
コンが作動していない(OFF)状態であるか否かを判
定し、作動していなければステップ61に移行し、作動
していればステップ52に進む。ステップ52では、水
温センサ17から出力される水温信号eに基づいて検出
した冷却水温に対応して、マップより係数FKTWAC
Oを計算して決定する。マップは、図3に示すように、
冷却水温が40℃で約0.35であり、40℃と70℃
との間は冷却水温に比例して大きくなり、70℃で1.
00になるように、係数FKTWACOが計算できるよ
うに複数温度に対して数値が設定してあり、設定以外の
冷却水温に対しては補間により算出するようになってい
る。ステップ53では、ステップ52で算出された係数
FKTWACOを暖機後エアコン負荷補正量DSETA
Cに乗じて、エアコン負荷補正量FKTWACを算出す
る。ステップ61では、エアコン負荷補正量FKTWA
Cを零に決定する。
【0015】このような構成において、アイドル運転中
であるか否かの判定は、例えば、回転数センサ14から
出力された回転数信号bに基づくエンジン回転数NEが
所定値以下であること、アイドルスイッチ16から出力
されたll信号dがオンしていてスロットルバルブ2が
全閉であること等により行われ、アイドル運転中であれ
ば、上記した各ステップが順次実行される。この実施例
では、流量制御弁4の演算デューティ比DISCは、上
記のエアコン負荷補正量FKTWACの他に、暖機補正
増量である水温補正量、始動時補正量、回転フィードバ
ック補正量等を、エンジンの各運転状態に対応して使用
して演算して決定している。しかして、アイドル運転中
にエアコンが使用されない場合、言い換えればエンジン
の負荷としてエアコンが作動していない場合、制御はス
テップ51→61と進み、エアコン負荷補正量FKTW
ACが零になるため、演算デューティ比DISCには負
荷の作動による吸入空気量の補正は行われない。これに
対し、アイドル運転中にエアコンが使用されると、エン
ジンには負荷が加わったことになるので、制御は、ステ
ップ51→52→53と進み、その時の冷却水温に応じ
て係数FKTWACOを計算して、暖機後エアコン負荷
補正量DSETACを算出した係数FKTWACOによ
って補正して、エアコン負荷補正量FKTWACを決定
する。この時、冷却水温が低い場合等にあっては、演算
デューティ比(%)は、水温補正量にエアコン負荷補正
量FKTWACを加算して決定される。
であるか否かの判定は、例えば、回転数センサ14から
出力された回転数信号bに基づくエンジン回転数NEが
所定値以下であること、アイドルスイッチ16から出力
されたll信号dがオンしていてスロットルバルブ2が
全閉であること等により行われ、アイドル運転中であれ
ば、上記した各ステップが順次実行される。この実施例
では、流量制御弁4の演算デューティ比DISCは、上
記のエアコン負荷補正量FKTWACの他に、暖機補正
増量である水温補正量、始動時補正量、回転フィードバ
ック補正量等を、エンジンの各運転状態に対応して使用
して演算して決定している。しかして、アイドル運転中
にエアコンが使用されない場合、言い換えればエンジン
の負荷としてエアコンが作動していない場合、制御はス
テップ51→61と進み、エアコン負荷補正量FKTW
ACが零になるため、演算デューティ比DISCには負
荷の作動による吸入空気量の補正は行われない。これに
対し、アイドル運転中にエアコンが使用されると、エン
ジンには負荷が加わったことになるので、制御は、ステ
ップ51→52→53と進み、その時の冷却水温に応じ
て係数FKTWACOを計算して、暖機後エアコン負荷
補正量DSETACを算出した係数FKTWACOによ
って補正して、エアコン負荷補正量FKTWACを決定
する。この時、冷却水温が低い場合等にあっては、演算
デューティ比(%)は、水温補正量にエアコン負荷補正
量FKTWACを加算して決定される。
【0016】このように、エアコンが作動した場合に
は、その時の冷却水温に対応して係数FKTWACOが
計算されるので、エアコンの作動による吸入空気量の増
量補正は冷却水温に応じて増減されて過度の補正空気量
とはならず、したがって、エアコンの作動に伴って急激
にエンジンの回転数が上昇することが防止され、エンジ
ン回転数の安定性を向上させることができる。
は、その時の冷却水温に対応して係数FKTWACOが
計算されるので、エアコンの作動による吸入空気量の増
量補正は冷却水温に応じて増減されて過度の補正空気量
とはならず、したがって、エアコンの作動に伴って急激
にエンジンの回転数が上昇することが防止され、エンジ
ン回転数の安定性を向上させることができる。
【0017】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではなく、上記実施例にあっては、負荷とし
てエアコンを対象とした場合を説明したが、負荷として
エアコン以外の電装品、例えばヘッドライト、パワーウ
ィンドウ、カーステレオ等を対象とするものであっても
よい。この場合、一般的にこれらの電装品は、エアコン
に比べて軽負荷であるため、マップの設定が、図4に示
すように、冷却水温の変化に比べて小さいものになって
いる。すなわち、係数FKTWDWOは、冷却水温が5
0℃までは例えば0.65で、50℃から70℃までは
冷却水温に比例して大きくなり、70℃以上は1.00
となるように設定されており、上記実施例同様に補間に
より計算するようになっている。しかして、この場合、
上記実施例のステップ51では、エアコンが作動したか
否かを判定したことに代えて、電装品のスイッチがオン
されたか否かを判定するようにすればよい。そしてそれ
以降のステップについては、上記実施例と同一構成とす
ればよい。
されるものではなく、上記実施例にあっては、負荷とし
てエアコンを対象とした場合を説明したが、負荷として
エアコン以外の電装品、例えばヘッドライト、パワーウ
ィンドウ、カーステレオ等を対象とするものであっても
よい。この場合、一般的にこれらの電装品は、エアコン
に比べて軽負荷であるため、マップの設定が、図4に示
すように、冷却水温の変化に比べて小さいものになって
いる。すなわち、係数FKTWDWOは、冷却水温が5
0℃までは例えば0.65で、50℃から70℃までは
冷却水温に比例して大きくなり、70℃以上は1.00
となるように設定されており、上記実施例同様に補間に
より計算するようになっている。しかして、この場合、
上記実施例のステップ51では、エアコンが作動したか
否かを判定したことに代えて、電装品のスイッチがオン
されたか否かを判定するようにすればよい。そしてそれ
以降のステップについては、上記実施例と同一構成とす
ればよい。
【0018】また、エアコンとそれ以外の電装品とが同
時に使用されることを考慮して、図3及び図4で示した
ような特性となる係数のためのマップを備えておき、制
御を実施するに際して負荷の種類を最初に判定するよう
にして、その判定結果に基づいて該当するそれぞれの係
数を計算するようにするものであってもよい。しかし
て、同時に異なる2つの負荷が作動した場合には、負荷
補正量の大きいほうを優先するようにすれば、負荷変動
における回転数の変動を小さくすることができる。
時に使用されることを考慮して、図3及び図4で示した
ような特性となる係数のためのマップを備えておき、制
御を実施するに際して負荷の種類を最初に判定するよう
にして、その判定結果に基づいて該当するそれぞれの係
数を計算するようにするものであってもよい。しかし
て、同時に異なる2つの負荷が作動した場合には、負荷
補正量の大きいほうを優先するようにすれば、負荷変動
における回転数の変動を小さくすることができる。
【0019】さらに、エンジン冷却水温に代えて、エン
ジン温度としてエンジンの潤滑油の温度、あるいは吸気
温度を使用するものであってもよい。また、エアコン負
荷補正量FKTWACは、上記実施例のように、検出し
た冷却水温に対応して係数を決定し、その係数を基に決
定されるものと異なり、エンジン温度に応じて設定した
マップにより決定されるものであってもよい。
ジン温度としてエンジンの潤滑油の温度、あるいは吸気
温度を使用するものであってもよい。また、エアコン負
荷補正量FKTWACは、上記実施例のように、検出し
た冷却水温に対応して係数を決定し、その係数を基に決
定されるものと異なり、エンジン温度に応じて設定した
マップにより決定されるものであってもよい。
【0020】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、エン
ジンに負荷が加わった場合に、その時のエンジン温度に
応じて負荷補正増量を決定して吸入空気量の補正をして
いるので、暖機運転中にエンジンに負荷が加わっても暖
機補正増量等と二重に吸入空気量の補正が行われること
がなくなり、過度にエンジン回転数が上昇するのが防止
でき、アイドル時における安定した回転制御が実行でき
る。
ジンに負荷が加わった場合に、その時のエンジン温度に
応じて負荷補正増量を決定して吸入空気量の補正をして
いるので、暖機運転中にエンジンに負荷が加わっても暖
機補正増量等と二重に吸入空気量の補正が行われること
がなくなり、過度にエンジン回転数が上昇するのが防止
でき、アイドル時における安定した回転制御が実行でき
る。
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成説明図。
【図2】同実施例の制御手順を示すフローチャート。
【図3】同実施例のマップの特性を示すグラフ。
【図4】本発明の他の実施例のマップの特性を示すグラ
フ。
フ。
2…スロットルバルブ 3…バイパス通路 4…流量制御弁 6…電子制御装置 7…中央演算処理装置 8…記憶装置 9…入力インターフェース 11…出力インターフェース
Claims (1)
- 【請求項1】スロットルバルブを迂回するバイパス通路
に流量制御弁を設け、この流量制御弁の開度を、少なく
ともエンジン温度に基づく暖機補正増量を含む各種補正
増量に基づいて制御して吸入空気量を調節することによ
り、アイドリング時のエンジン回転数を制御するアイド
ル回転数制御方法であって、 エンジンに負荷が加わっていることを検出し、 検出した負荷状態におけるエンジン温度を検知し、 検知したエンジン温度に応じて負荷補正増量を決定する
ことを特徴とするアイドル回転数制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30247592A JPH06146972A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | アイドル回転数制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30247592A JPH06146972A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | アイドル回転数制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06146972A true JPH06146972A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17909400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30247592A Pending JPH06146972A (ja) | 1992-11-12 | 1992-11-12 | アイドル回転数制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06146972A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5806486A (en) * | 1997-10-06 | 1998-09-15 | Ford Global Technologies, Inc. | Automative engine idle speed control |
-
1992
- 1992-11-12 JP JP30247592A patent/JPH06146972A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5806486A (en) * | 1997-10-06 | 1998-09-15 | Ford Global Technologies, Inc. | Automative engine idle speed control |
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