JPH07119628B2 - デジタル速度データの解析装置 - Google Patents

デジタル速度データの解析装置

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JPH07119628B2
JPH07119628B2 JP13405690A JP13405690A JPH07119628B2 JP H07119628 B2 JPH07119628 B2 JP H07119628B2 JP 13405690 A JP13405690 A JP 13405690A JP 13405690 A JP13405690 A JP 13405690A JP H07119628 B2 JPH07119628 B2 JP H07119628B2
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time
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渉 石橋
明宏 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の走行速度を示すデータを記録媒体に記
録して収集したデジタル速度データを解析するデジタル
速度データの解析装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のデジタル速度データの解析装置は、デジ
タル速度データの記録装置と組み合わせて第12図に示す
ような記録解析システムを構成するようになっている。
同図において、1は車両に搭載され、時々刻々変化する
車両の走行速度を示すデジタル速度データを所定の設定
値に基づいて圧縮処理して記録媒体2に記録する記録装
置、3は車両の運行を管理するオフィスに設置され、記
録媒体2に圧縮処理されて記録されているデジタル速度
データを読取り、該読取ったデジタル速度データを伸長
処理して解析し、解析結果を表示手段に表示する解析装
置である。
一般、上述した記録解析を行うには、記録側で使用する
速度圧縮の許容差(許される誤差範囲)及びサンプリン
グタイム、記録媒体の記録ロケーション(オプションを
記録するか否かなど)が仕様として設定されなければな
らない。例えば、上記圧縮処理によって得られるデジタ
ル速度データの精度は、上記所定の設定値としての速度
圧縮の許容差及びサンプリングタイムに依存するので、
ユーザによって希望するデジタル速度データの精度が異
なる場合には、設定値を変えるようにしている。
ところで、上記設定値は解析装置3が記録媒体2に記録
されているデジタル速度データを読取って伸長処理する
場合にも使用されるので、上記記録媒体2には圧縮処理
された速度データと共に上記所定の設定値も記録され
る。
上述した従来のシステムにおいて、記録装置1は、より
具体的には、車両のトランスミッションに連結手段によ
って連結された回転センサが発生する車軸の回転に応じ
た周期の電気信号をサンプリングして入力し、0.5秒以
下の間隔で演算により速度を求めると共に、この演算に
よって求めた速度をデジタルデータとして、着脱自在に
装着されているICメモリカードのような記録媒体に記録
するに当たってデータ長を短くするためのデータ圧縮処
理などを行うマイクロコンピュータ(CPU)から構成さ
れている。
一方、解析装置3は、陰極線管(CRT)、キーボード、
プリンタなどを有するパーソナルコンピュータ(PC)
と、このPCに接続されたリーダライタ(RW)とから構成
され、RWに記録媒体2を装着すると、記録媒体2に記録
されているデジタル速度データがRWによって読取られて
PCに転送され、その内部メモリに格納される。このメモ
リに格納されたデータは解析プログラムに従って伸長処
理や解析処理されたり、フロッピーディスク(FD)に記
録されたりする。解析装置3によって伸長処理された1
日分のデジタル速度データはその一解析処理によってCR
Tの画面に24時間グラフの形で表示されたり、プリンタ
用紙に印字される。
なお、解析装置3のRWは、記録媒体2の初期化の際に所
定データを記録媒体2に書込むためにも使用される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のシステムにおける解析装置において、CR
Tの1画面には24時間分のデジタル速度データをグラフ
表示した場合、時間軸の1画素当たり約2分間のデータ
が割り当てられ、第11図(a)に示すようなグラフ表示
となる。
このため、CRTに表示されたグラフは、例えば一般道路
のように比較的信号機の多い道路を走行したときのデー
タでは、画面を塗りつぶしたような画像となり、画面を
読み取って解析する能力が極めて低いものとなって、車
両管理者による車両運行の管理をきめ細かく行うことが
できなかった。
よって本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、高い解
析能力で読み取ることができるようなグラフ表示を行え
るようにしたデジタル速度データの解析装置を提供する
ことを課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本発明により成されたデジタル
運行データの解析装置は、第1図(a)の基本構成図に
示すように、車両の走行速度状態を示すデジタル速度デ
ータが圧縮処理されて記録されている記録媒体2からデ
ジタル速度データを読取り、該読取ったデジタル速度デ
ータを伸長処理手段31a1によって伸長処理し、該伸長処
理したデジタル速度データをグラフ変換処理手段31a2
よってグラフ変換処理し、時間の進行と共に変化する速
度を示すグラフを表示手段31bに表示するデジタル速度
データの解析装置において、前記表示手段31bの1画面
を利用して表示するグラフの時間軸の長さを指定する時
間情報を入力するための時間情報入力手段31c1と、前記
表示手段31bに表示するグラフの開始時刻を指定する時
刻情報を入力するための時刻情報入力手段31c2とを備
え、前記グラフ変換処理手段31a2が、前記時間情報入力
手段31c1によって入力された時間情報と前記時刻情報入
力手段31c2によって入力された時刻情報とに基づいてグ
ラフ変換を行い、拡大されたグラフを前記表示手段31b
に表示させることを特徴としている。
上記課題を解決するため本発明により成されたデジタル
運行データの解析装置は、第1図(b)の基本構成図に
示すように、車両の走行速度状態を示すデジタル速度デ
ータが圧縮処理されて記録されている記録媒体2からデ
ジタル速度データを読取り、該読取ったデジタル速度デ
ータを伸長処理手段31a1によって伸長処理し、該伸長処
理したデジタル速度データをグラフ変換処理手段31a2
よってグラフ変換処理し、時間の進行と共に変化する速
度を示すグラフを表示手段31bに表示するデジタル速度
データの解析装置において、前記表示手段31bの1画面
を利用して表示するグラフの時間時の長さを所定の長さ
の時間軸のグラフに対する倍率で指定する倍率情報を入
力するための倍率情報入力手段31c3と、前記表示手段31
bに表示するグラフの開始時刻を指定する時刻情報を入
力するための時刻情報入力手段31c2とを備え、前記グラ
フ変換処理手段31a2が、前記倍率情報入力手段31c3によ
って入力された倍率情報と前記時刻情報入力手段31c2
よって入力された時刻情報とに基づいてグラフ変換を行
い、拡大されたグラフを前記表示手段31bに表示させる
ことを特徴としている。
〔作用〕
上述した第1図(a)の構成において、時間情報入力手
段31c1によって入力される表示手段31bの1画面を利用
して表示するグラフの時間軸の長さを指定する時間情報
と、時刻情報入力手段31c2によって入力される表示手段
31bに表示するグラフの開始時刻を指定する時刻情報と
に基づいて、グラフ変換処理手段31a2がグラフ変換を行
い、拡大されたグラフを表示手段31bに表示させるの
で、表示手段31bには、時間情報と時刻情報とによって
任意の時刻で開始する任意の時間軸長さのグラフが表示
されるようになる。
上述した第1図(b)の構成において、倍率情報入力手
段31c3によって入力される表示手段31bの1画面を利用
して表示するグラフの時間軸の長さを所定の長さの時間
軸のグラフに対する倍率で指定する倍率情報と、時刻情
報入力手段31c2によて入力される表示手段31bに表示す
るグラフの開始時刻を指定する時刻情報とに基づいて、
グラフ変換処理手段31a2がグラフ変換を行い、拡大され
たグラフを表示手段31bに表示させるので、表示手段31b
には、倍率情報と時刻情報とによって任意の時刻で開始
し、時間軸が任意の長さに拡大されたグラフが表示され
るようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は記録装置と組み合わせて記録解析システムを構
成する本発明によるデジタル速度データの解析装置の一
実施例を示し、同図において、第12図について上述した
ものと同一の部分には同一符号を付し、その詳細な説明
を省略する。
第2図において、記録装置1は車両のトランスミッショ
ンに図示しない連結手段によって連結された回転センサ
11と、この回転センサ11からの電気信号をサンプリング
して入力し、演算により速度を求めると共に、この演算
によって求めた速度をデジタルデータとして記録媒体と
してのICメモリカード2に記録するに当たって、データ
を圧縮処理するなどの仕事を行う装置本体12とからな
り、装置本体12にはICメモリカード2が装脱されるカー
ド挿入孔12aが設けられ、このカード挿入孔12aにICメモ
リカード2が装着されることによって、ICメモリカード
2からこれに記録されているカードの各種のデータが読
込まれたり、上記圧縮処理したデータがICメモリカード
2に読込まれたりする。
一方、解析装置3は、同図に示すように、本体31a、CRT
31b、キーボード31c、フロッピーディスク(FD)ドライ
バ31d及びプリンタ31eなどからなるパーソナルコンピュ
ータ(PC)31と、このPC31の本体31aに接続されたリー
ダライタ(RW)32とからなり、上記FDドライバ31dにはF
D33及び34が装脱自在に装着され、RW32にはICメモリカ
ード2が装脱自在に装着される。
上記ICメモリカード2には、第3図に示すように1ワー
ドが8ビット(1バイト)構成のメモリ2aを内蔵し、共
通のデータを記録するための共通データ記録領域2a
1と、IDデータを記録するためのIDデータ記録領域2a
2と、デジタル速度データを記録するためのデジタル速
度データ記録領域2a3とを有する。
上記共通データ記録領域2a1は、許容差、分解能及びサ
ンプリングタイムを記録するための領域2a11乃至2a13
有する。上記許容差は記録の際に許される誤差範囲を示
し、分解能及びサンプリングタイムは収集した速度デー
タの精度に関係するものであり、圧縮処理によって得ら
れるデータの精度は、上記速度圧縮の許容差、分解能及
びサンプリングタイムに依存し、これらのデータは解析
側で伸長、解析するのに必須のものとなる。
IDデータ領域2a2には、1運行毎に区切って各運行のデ
ジタル運行データ記録領域2a3中の終了アドレス、運行
者コードなどが記録され、デジタル運行データ記録領域
2a3では、運行開始時刻、デジタル運行データ、運行終
了時刻の順で記録されている。この時刻情報は解析によ
ってデジタル速度データをこの時刻の間に割り振り、各
時点での速度がどうのようになっているかを知る上で重
要なものである。1運行は、例えばICメモリカードが記
録装置1に装着されてから抜かれるまでの期間として定
められる。
一方、上記FDドライバ31dに装着されるFD33には、デー
タ解析用プログラムなどが予め記録されており、このFD
33をFDドライバ31dに装着することによって、上記デー
タ解析用プログラムなどが読取られて装置本体31a内の
内部メモリに格納される。
上記RW32にICメモリカード2を装着して読込み操作を行
うと、ICメモリカード2に記録されている共通データデ
ータとIDデータと圧縮処理されたデジタル速度データと
が読取られてPC31の本体31に転送され、装置本体31a内
の内部メモリに一時的に格納される。この装置本体31a
内の内部メモリに格納されたデータは、解析用プログラ
ムに従って上記IDデータを利用してデータ解析処理され
たり、Fドライバ31dに装着されているデータ収集用のF
D34に記録されたりする。
一度デジタル速度データが記録されているFD34をFDドラ
イバ31dに装着すると、その中に格納されている解析す
べきデジタル速度データが装置本体31a内の内部メモリ
に読取られてFD33の解析プログラムやIDデータによって
処理可能になる。
上記記録装置1の装置本体12は、第4図に示すように、
パルスカウンタ12b、CPU12c、ROM及びRAMからなる内部
メモリ12d、バッテリ12e、表示器12f、入出力インター
フェース12g、リアルタイムを表す年月日時分秒データ
を発生する時計12hから構成され、入出力インターフェ
ース12gはICメモリカード2が装脱自在に接続されるコ
ネクタによって構成することができる。
このように構成された装置本体12を搭載した車両が走行
を行うと回転センサ11はパルス信号を発生し、その信号
を装置本体12内のパルスカウンタ12bに供給する。パル
スカウンタ12bは入力されたパルス数を計数する装置
で、計数値が上限に達するとゼロから再カウントするよ
うになっている。CPU12cは装置本体12の全ての機能を統
括する制御装置で、内部メモリ12d中のROMに格納されて
いる制御プログラムにより制御される。CPU12cは内部メ
モリ12dのRAMに格納されているサンプリングタイム及び
許容差の設定値を監視しており、サンプリングタイムの
設定値に基づきサンプリングタイミング信号の周期を決
定する。
CPU12cは例えば0.5秒以下のサンプリングタイミング信
号に従ってパルスカウンタ12bの値を読み、内部メモリ1
2d中のRAMに記憶している前回の値との差でサンプリン
グ周期の間の入力パルス数を求め、さらに速度を求め
る。
このデータが運行開始時の最初のデータであれば、CPU1
2cは入出力インターフェース12gを介して時刻情報を出
力して記録媒体2のデジタル運行データ記録エリア2a3
に記録させる。
ところで、速度の圧縮処理は次のような考え方に基づい
て行われる。すなわち、各サンプリング速度値に対して
許される誤差範囲(許容差)を予め設定し、その許容差
を横切る直線を考えると、その直線は許容差内の車速情
報を表していることになる。そして、その直線の長さを
サンプリング数で表して記録し、直線の終点の値を併せ
て記録すれば、その直線でカバーされる期間の車速が定
期的に管理できることになる。このように車速を直線の
長さと最終データだけで記憶すれば、少ないデータ量で
多くの情報を記憶でき、データの圧縮が実現する。
第5図はt0〜t11のサンプリング時点における車速V0〜V
11の関係を示し、点線は車速の誤差範囲である。各サン
プリング時点において、その時点以前のデータの誤差範
囲を横切る直線が存在するか否かを調べる。t0〜t9まで
はその直線が存在するが、t10では存在しなくなる。こ
のとき始点V0を含み、誤差範囲を横切る直線のうち、上
限を通る直線L2と下限を通る直線L1を引き、最終サンプ
リングデータV9の許容差のうち、直線L1およびL2で挟ま
れる範囲の中点Vを終点のデータとし、長さは「9」と
する。終点は次の直線の始点となり、以下同様にこの操
作が続けられる。以上のような圧縮処理によってICメモ
リカード2に記録された圧縮速度データは、サンプル数
と速度で記録される。
記録装置1によってデジタル速度データが記録されたIC
メモリカード2はカード挿入孔12aから取り出されて、
その中のデジタル速度データの解析を行うために解析装
置3のRW32に挿入される。
一方、解析装置3は、FDドライバ31dにFD33を装着し、
その中に格納されている解析プログラムの実行が始まる
と、先ずFD33の中の各種データ読取り、これを内部のメ
モリに格納すると共に、メニュー表示をCRT31bに行う。
このメニューには、カード初期化処理、終了処理、FD読
取り処理、カード読取り処理があり、カード初期化処理
が選択されると、RW32に装着されているICメモリカード
2の初期化(共通データ領域2a1の領域2a11乃至2a13
の所定データの書込み、IDデータ領域2a2への「FF」の
書込み)を行う。初期化されたICメモリカード2は次の
車両の運行時に車載の記録装置1に装着される。これに
応じて記録装置1は先ず共通データ領域のデータICメモ
リカード2から読込み内部メモリ12dの所定のエリアに
格納し、以後このデータを使用して処理を行う。
以上、記録装置1及び解析装置3の概略動作を説明した
が、以下その詳細を第6図乃至第10図のフローチャート
をそれぞれ参照して説明する。
第6図は記録装置1のCPU12cが制御プログラムに従って
実行する仕事を示すフローチャートであり、CPU12cはそ
の電源の投入により動作を開始し、その最初のステップ
S1においてイニシャライズを行い、初回フラグを「0」
すなわちクリアする。次にステップS2に進み、ここでイ
グニッション(IGN)スイッチがオンしているか否かを
図示しないIGNオン検出回路からの信号によって判断
し、IGNスイッチがオフしているときにはステップS3に
おいて初回フラグがセットすなわち「1」であるか否か
を判定し、この判定がNOのときにはステップS4に進む。
ステップS3の判定がYESのときはステップS5に進んで初
回フラグをクリアすなわち「0」にした後ステップS6に
進み、ここで終了時刻をICメモリカード2に書き込み記
録してからステップS4に進む。ステップS4においてはCP
U12cをスリープ状態にしてから上記ステップS2に戻り、
以後ステップS2の判定がYESとなるまでステップS2乃至
ステップS4を繰り返し実行する。
上記ステップS2の判定がYESになるとステップS7に進
み、装置本体12内の図示しない各種のセンサによってIC
メモリカードが記録可能な状態にあるか否かを判断する
ための情報に基づいてICメモリカード2の記録が可能で
あるか否かを判定する。
上記のステップS7の判定がYESのときはステップS8に進
み、ここで初回フラグが1であるか否かを判定する。こ
のステップS8の判定がNOのときはステップS9に進み、こ
こICメモリカード2から共通データ領域2a1から許容
差、分解能、サンプリングタイムを読取り、この読取っ
たデータを内部メモリ12dのRAMに格納する。続いてステ
ップS10に進んで開始時刻をICメモリカード2に書き込
み記録し、その後ステップS11に進んで初回フラグフラ
グをセット、すなわち「1」にしてからステップS12に
進む。ステップS12においては、各データを採取してそ
の圧縮処理などを行った後ICメモリカード2に記録して
から上記ステップS2に戻り、上述のステップを繰り返し
実行する。
上述のようにステップS11において初回フラグが「1」
すなわちセットされると、ステップS8の判定がYESとな
り、ステップS8の実行後ステップS9乃至S11を飛ばして
ステップS12に進む。
また、上記ステップS7の判定がNOになっているとき、す
なわちICメモリカード2が記録可能な状態に装着されて
いないときには、ステップS13に進み、ここで初回フラ
グが「1」すなわちセットされているか否かを判定す
る。このステップS13の判定がNOのときには上記ステッ
プS2に戻り、判定がYESのときにはステップS14に進んで
初回フラグをクリアすなわち「0」にし、続くステップ
S15において終了時刻をICメモリカード2に書き込み記
録してから上記ステップ2に戻って上述のステップの実
行を繰り返す。なお、フローチャートには示していない
が、ステップS15の実行後はカードの終了処理を行う。
一方、第7図は解析装置3のPC31が実行する仕事を示す
フローチャートであり、PC31の装置本体31aはMS−DOS起
動により動作をスタートし、最初のステップ31aにおい
てコマンド入力を待ち、コマンド入力があると続くステ
ップS31bにおいて解析プログラムが呼び出されたか否か
を判定する。判定がNOのときはそのコマンドに応じた仕
事を行うべく他のステップに進み、ステップS31aの判定
がYESのときはステップS31に進んで時刻処理を行い、続
くステップS32において処理メニューをCRT31bに表示さ
せる。このメニュー表示を見てオペレータが行うPC31の
キーボード31cのテンキー或いはファンクションキーに
よる選択操作をステップS33において待ち、特定のテン
キー或いはファンクションキーの操作によって選択され
るとそれに従って選択された処理を行う。
カード初期化処理が選択されたときには、ステップS34
において、ICメモリカード2の初期化が行われ、このと
きICメモリカード2の共通データ領域2a1及びIDデータ
領域2a2に所定のデータが書込まれる。
カード読取り処理が選択されると、ステップS35におい
て、ICメモリカード2から共通データ、IDデータ及びデ
ジタル速度データが読込まれ、続くステップS36におい
てデータの保存処理を行ってからステップS37に進んで
一覧表作成処理を行い、その一覧表をステップS38でCRT
31bに表示する。また、FD読取り処理が選択されると、
ステップS39においてFD33及び34からのデータの読込み
を行ってからステップS37に進む。また、終了処理が選
択されると、ステップS40において終了のための所定の
作業を行った後仕事を終了する。
ステップS38において一覧表が表示されたとき、この一
覧表の表示を見てオペレータが行うPC31のキーボード31
cのファンクションキーによる選択操作をステップS41に
おいて待ち、特定のファンクションキーの操作によって
選択されるとそれに従って選択された処理を行う。
今、管理表作成処理が選択されるとステップS42を実行
し、所定の形式の管理表を作成し、これを続くステップ
S43において表示手段としてのCRT31bの画面に表示す
る。
また、データ伸長処理が選択されると、ステップS44に
おいて、上記ステップS35に読込んだデータに基づいて
データ伸長処理を行い、その結果得られる24時間(1
日)分のデータによって時々刻々変化する速度をCRT31b
の1画面にグラフ表示するためステップS45においてグ
ラフ変換処理を行い、この処理の結果のグラフをステッ
プS46でCRT31bに表示してから上記ステップS41に戻る。
上記ステップS45のグラフ変換処理の結果ステップS46に
おいて表示されるグラフは、第1図(a)に示すような
24時間グラフであるが、次にグラフ拡大処理が選択され
ると、ステップS47において上記ステップS46で表示され
たグラフの一部分を任意の拡大率で拡大するグラフ拡大
処理を行い、この拡大したグラフをステップS48におい
てCRT31bに表示してから上記ステップS41に戻る。な
お、上記ステップS47においてグラフ拡大を行うため、P
C31の装置本体31aは第8図のフローチャートに示すサブ
ルーチンを実行する。
先ず最初のステップS47aにおいて拡大率の選択を行う
が、この拡大率を選択する方法には、第9図にフローチ
ャートの実行によって倍率そのものを指定して選択する
方法と、第10図のフローチャートの実行によって拡大す
る時間を指定して間接的に倍率を選択する方法の2通り
がある。
その後ステップS47bに進み、ここでキーボード31cのキ
ー操作によって入力される時刻データに基づいて拡大開
始時刻の設定を行う。ステップS47bにおいて拡大開始時
刻が設定されたらステップS47cに進み、ここで拡大グラ
フ表示を行うために必要なデジタル運行データを伸長処
理し、続くステップS47dにおいて伸長処理されたデータ
に基づいてグラフ変換処理を行ってから第7図のフロー
チャートに戻る。
上記ステップS47aにおける拡大率の選択を第9図のフロ
ーチャートの実行によって行う場合には、先ずステップ
S47a1において、オペレータが行うPC31のキーボード31c
のキーによる選択操作を待ち、特定の数字キーの操作に
よって2、4、8などが倍率の中から所望の倍率が選択
される。倍率が選択されるとステップS47a2に進み、こ
こで選択された拡大グラフの拡大倍率を内部メモリに記
憶する。続いてステップS47a3に進み、ここで上記ステ
ップS47a2において記憶した倍率に基づいてCRT31bの1
画素当たりのデータ数を算出してから第8図のフローチ
ャートに戻る。上記ステップS47a1において×4の倍率
が選択されたときには、第1図(a)の24時間グラフの
6時間分を1画面に表示した第11図(b)に示すような
グラフ表示がCRT31bに行われ、×96の倍率が選択された
ときには、第11図(a)の24時間グラフの15分間分を1
画面に表示した第11図(c)に示すようなグラフ表示が
CRT31bに行われる。
また、上記ステップS47aにおける拡大率の選択を第10図
のフローチャートの実行によって行う場合には、先ずス
テップS47a4においてオペレータが行うPC31のキーボー
ド31cのキーによる選択操作を待ち、特定の数字キーの
操作によってCRT31bに表示するグラフの時間を12時間、
6時間、3時間などの中から所望の時間が選択される。
時間が選択されると、内部メモリに予め記憶している表
Iの時間の倍率との関係によって倍率を設定する。時間
が選択されるとステップS47a5に進み、ここで上記ステ
ップS47a4での時間選択によって設定された拡大グラフ
の拡大倍率を内部メモリに記憶する。続いてステップS4
7a6に進み、ここで上記ステップS47a4において記憶した
倍率に基づいてCRT31bの1画素当たりのデータ数を算出
してから第8図のフローチャートに戻る。
上記ステップS47a4において1画面に表示するグラフの
時間軸の長さとして6時間が選択されたときには、第11
図(a)の24時間グラフの6時間分を1画面に表示した
第11図(b)に示すようなグラフ表示、15分が選択され
たときには、第11図(a)の24時間グラフの15分間分を
1画面に表示した第11図(c)に示すようなグラフ表示
がCRT31bにそれぞれ行われる。
上記1画素当たりのデータ数は、以下のようにして算出
する。今、CRT31bの1画面が600×400画素で構成され、
0.5秒のサンプリングによって収集した1日24時間分の
データをグラフ表示するようにした場合、時間軸1画素
当たり288個のデータが存在することになる。
従って、倍率が×2で12時間グラフを表示する場合に
は、 288個/2=144個 から1画素当たりのデータ数は144個になり、12時間拡
大グラフでは1画素中に144個のデータが存在するよう
になる。そして、最高倍率×288の5分間拡大グラフに
おいては、1画素中に1データのみが存在することにな
る。
更に、第7図のフローチャートにおいて、印字処理が選
択されると、ステップS49において例えばCRT31bに表示
された内容がプリント用紙に印字を行ってから上記ステ
ップS41に戻る。またステップS41において、一覧表作成
処理が選択されると、ステップS50で一覧表作成処理を
行い、その作成した一覧表をステップS51においてCRT31
bに表示してから上記ステップS41に戻る。しかも、ファ
ンクションキーの操作によって処理メニューが選択され
ると上記ステップS32に戻って上述した選択操作を再度
行えるようになる。
上述した解析装置によってCRT31bに拡大表示された第11
図(b)及び(c)のグラフを第11図(a)の24時間グ
ラフと対比すれば明らかなように、24時間グラフは解読
することができなかった部分を解読するこができるよう
になり、解析が極めて正確にかつ容易に行うことができ
るようになっている。
〔効果〕
以上説明したように本発明によれば、時間情報或いは倍
率情報と時刻情報とによって任意の時刻で開始する任意
の時間軸長さのグラフが表示されるようになっていて、
グラフの時間軸が任意の長さに拡大されるので、希望す
る任意の高い解析能力で読み取ることができるようなグ
ラフ表示が得られ、車両の運行管理を容易に行うことが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)は本発明によるデジタル速度デ
ータの解析装置の基本構成を示すブロック図、 第2図は本発明によるデジタル速度データの解析装置を
使用して構成した記録解析システムの一実施例を示す
図、 第3図はICメモリカードの記録エリアを示す図、 第4図は第2図中のデジタル速度データ記録装置の装置
本体の構成例を示すブロック図、 第5図はデジタル速度データの圧縮の仕方の一例を説明
するための図、 第6図は第4図中のCPUが行う仕事を示すフローチャー
ト、 第7図はデジタル運行データの解析装置における装置本
体が行う仕事を示すフローチャート、 第8図乃至第10図は第7図中のステップの詳細をそれぞ
れ示すフローチャート、 第11図は第9図又は第10図のフローチャートの実行によ
って行われる表示例を示す図、 第12図は従来の記録解析システムの一構成を示すブロッ
ク図である。 2……ICメモリカード(記録媒体)、31a1……装置本体
(伸長処理手段)、31a2……装置本体(グラフ変換処理
手段)、31b……CRT(表示手段)、31c1……キーボード
(時間情報入力手段)、31c2……キーボード(時刻情報
入力手段)、31c3……キーボード(倍率情報入力手
段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の走行速度状態を示すデジタル速度デ
    ータが圧縮処理されて記録されている記録媒体からデジ
    タル速度データを読取り、該読取ったデジタル速度デー
    タを伸長処理手段によって伸長処理し、該伸長処理した
    デジタル速度データをグラフ変換処理手段によってグラ
    フ変換処理し、時間の進行と共に変化する速度を示すグ
    ラフを表示手段に表示するデジタル速度データの解析装
    置において、 前記表示手段の1画面を利用して表示するグラフの時間
    軸の長さを指定する時間情報を入力するための時間情報
    入力手段と、 前記表示手段に表示するグラフの開始時刻を指定する時
    刻情報を入力するための時刻情報入力手段とを備え、 前記グラフ変換処理手段が、前記時間情報入力手段によ
    って入力された時間情報と前記時刻情報入力手段によっ
    て入力された時刻情報とに基づいてグラフ変換を行い、
    拡大されたグラフを前記表示手段に表示させる、 ことを特徴とするデジタル速度データの解析装置。
  2. 【請求項2】車両の走行速度状態を示すデジタル速度デ
    ータが圧縮処理されて記録されている記録媒体からデジ
    タル速度データを読取り、該読取ったデジタル速度デー
    タを伸長処理手段によって伸長処理し、該伸長処理した
    デジタル速度データをグラフ変換処理手段によってグラ
    フ変換処理し、時間の進行と共に変化する速度を示すグ
    ラフを表示手段に表示するデジタル速度データの解析装
    置において、 前記表示手段の1画面を利用して表示するグラフの時間
    軸の長さを所定の長さの時間軸のグラフに対する倍率で
    指定する倍率情報を入力するための倍率情報入力手段
    と、 上記表示手段に表示するグラフの開始時刻を指定する時
    刻情報を入力するための時刻情報入力手段とを備え、 前記グラフ変換処理手段が、前記倍率情報入力手段によ
    って入力された倍率情報と前記時刻情報入力手段によっ
    て入力された時刻情報とに基づいてグラフ変換を行い、
    拡大されたグラフを前記表示手段に表示させる、 ことを特徴とするデジタル速度データの解析装置。
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JP2804957B2 (ja) * 1992-07-15 1998-09-30 矢崎総業株式会社 車両運行情報収集解析システム
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