JPH11108686A - 車両運行情報解析方法、車両運行情報解析装置、及び、車両運行情報解析用プログラムを記録した媒体 - Google Patents

車両運行情報解析方法、車両運行情報解析装置、及び、車両運行情報解析用プログラムを記録した媒体

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JPH11108686A
JPH11108686A JP27454497A JP27454497A JPH11108686A JP H11108686 A JPH11108686 A JP H11108686A JP 27454497 A JP27454497 A JP 27454497A JP 27454497 A JP27454497 A JP 27454497A JP H11108686 A JPH11108686 A JP H11108686A
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JP
Japan
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vehicle
storage medium
information element
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JP27454497A
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English (en)
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Akinori Maruyama
晃則 丸山
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み出したデジタルデータが車両の走行状態
を表現する内容とは異なる内容である場合に、そのデジ
タルデータを、本来のまともなデータを類推する手掛か
りや、エラーの原因を特定する手掛かりとして活用でき
るようにする。 【解決手段】 記憶媒体4から、車両の運行中に収集さ
れた該車両の時々刻々変化する走行状態を示すデジタル
データを基に生成した、該読み出したデジタルデータの
内容を視覚的に認識可能に示す視覚情が、車両の走行状
態と異なる内容を表現する異常視覚情報要素を含むか否
かを異常有無判別手段11Aにより判別し、異常視覚情
報要素を含むと異常有無判別手段11Aが判別した際
に、出力形態設定手段11Bが視覚情報の出力形態を、
異常視覚情報要素を含まないと異常有無判別手段11A
が判別した際とは異なる出力形態に設定し、異常視覚情
報要素の内容を不変とした状態で出力する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時々刻々変化する
車両の速度やエンジン回転数等の走行状態をデジタルデ
ータの形で記憶した記憶媒体からデジタルデータを読み
出して、これを基に車両の走行状態を出力するための方
法と、この方法を用いて記憶媒体から読み出したデジタ
ルデータにより車両の走行状態を出力する車両運行情報
解析装置、並びに、この装置で記憶媒体から読み出した
デジタルデータにより車両の走行状態を出力する際に用
いるプログラムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、トラックやタクシー、配送用車
両等の業務車等の運行情報を収集、解析する車両運行情
報収集解析システムは、車両に搭載され、時々刻々変化
する速度及び走行距離などを監視し、この監視により得
られる信号をデジタルデータに変換し、これをICメモ
リカードなどの記憶媒体に記憶する、一般にデジタルタ
コグラフと呼ばれる車載装置と、車両を管理する事務所
などに配置され、車載装置によって記憶された記憶媒体
中のデジタルデータを読み取り、この読み取ったデジタ
ルデータを解析して車両管理に必要な車両運行情報を収
集する解析装置とによって、図11に示すように構成さ
れている。
【0003】同図において、1は車両のトランスミッシ
ョン2から車軸の回転数に応じた回転を入力し、この回
転を回転数に比例した周波数のパルス信号に変換して出
力する回転センサ、3Aは回転センサ1からのパルス信
号をサンプリングして入力し、演算により瞬時速度及び
走行距離を求めると共に、これらのデータを記憶する車
載装置である。この車載装置3Aには、可搬性の記憶媒
体であるICメモリカード4が着脱自在に装着できるよ
うになっている。ICメモリカード4には、これを車載
装置3Aに装着することによって、上記速度及び距離な
どがデジタルデータの形で記憶されるようになってい
る。
【0004】また、同図において、5は車両の運行を管
理する事務所などに設置される解析装置であり、この解
析装置5に対して車載装置3Aから取外したICメモリ
カード4を装着することによって、ICメモリカード4
からデジタルデータを読み取ってフロッピディスクなど
の記憶媒体にセーブすると共に、このセーブしたデジタ
ルデータを解析して得た車両運行情報を収集する他、印
字や表示を行ったり、デジタルデータを記憶するため車
載装置3Aに装着して使用するICメモリカード4の初
期化や設定データなどの記憶を行うようになっている。
【0005】そして、上述した解析装置5は、ICメモ
リカード4から読み出したデータの印字や表示を行う場
合に、例えば、ICメモリカード4の記憶領域のうち、
車両の出庫日時分を示すデジタルデータの記憶領域から
読み出したデジタルデータや、各運転者に付与された個
別の個人コードを示すデジタルデータの記憶領域から読
み出したデジタルデータであれば、そのデジタルデータ
をキャラクタコードと見なして、そのキャラクタコード
に対応するキャラクタを印字、表示することになる。
【0006】同様に、走行速度を示すデジタルデータの
記憶領域から読み出したデジタルデータであれば、その
デジタルデータを、走行速度の経時変化を示すグラフの
描画用の座標値データであるものと見なして、その座標
値をプロットしたグラフを印字、表示することになる。
【0007】ところが、上述した各記憶領域から読み出
したデジタルデータは、必ずしも正しいデータだけであ
るとは限らず、ICメモリカード4に対するデジタルデ
ータの書き込みや読み出しの際のエラーにより、例え
ば、1ビットずつシフトした状態や、根本的に破壊され
てしまった状態となっている場合も時にはあり得る。
【0008】そして従来は、このような状態のデジタル
データが読み出された場合には、走行速度用の記憶領域
から読み出したデジタルデータについては、そのデジタ
ルデータが表す座標値をそのままプロットしたグラフを
印字、表示し、車両の出庫日時分用の記憶領域や運転者
の個人コード用の記憶領域から読み出したデジタルデー
タについては、例えば、そのキャラクタコードがキャラ
クタに対応する内容ではなく、制御コードに対応する内
容である場合もあるので、その読み出したデジタルデー
タを無視して、エラーである旨を示すアリタリスク
(*)を代わりに印字、表示していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の車両運行情報収集解析システムにおいては、I
Cメモリカード4から読み出されたデジタルデータは、
例え、車両の出庫日時分についてのデジタルデータであ
りながらアルファベット等の文字のキャラクタコードが
含まれているような、本来あるべき内容とは異なる内容
の信頼性のないデータであっても、本来あるべき内容の
まともなデータがどんな内容であったかを類推する手掛
かりとなったり、或は、どうして信頼性のないデータと
なってしまったのか、つまり、エラー発生の原因を特定
する上で重要な意味を持つことが多く、このエラーデー
タの内容を全く知ることができないのは、解析装置5の
実用的価値を高く維持するのに大きな妨げとなってしま
うという不具合があった。
【0010】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の第1の目的は、車両運行情報収集用の車載装置
において時々刻々変化する車両の走行状態をデジタルデ
ータの形で収集して記憶させた記憶媒体から、その記憶
されたデジタルデータを読み出して、このデジタルデー
タを基に車両の走行状態を出力するに当たり、読み出し
たデジタルデータが車両の走行状態を表現する内容とは
異なる内容である場合に、そのデジタルデータを、本来
のまともなデータを類推する手掛かりや、エラーの原因
を特定する手掛かりとして活用できるようにすることが
可能な車両運行情報解析方法と、該方法を実施するのに
用いて好適な車両運行情報解析装置と、該装置において
記憶媒体から読み出したデジタルデータにより車両の走
行状態を出力する際に用いるプログラムを記録した媒体
とを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する請求
項1乃至請求項5記載の本発明は車両運行情報解析方法
に関するものであり、請求項6乃至請求項10記載の本
発明は車両運行情報解析装置に関するものであり、請求
項11乃至請求項15記載の本発明は車両運行情報解析
用プログラムを記録した媒体に関するものである。
【0012】そして、請求項1に記載した本発明の車両
運行情報解析方法は、車両の運行中に収集された該車両
の時々刻々変化する走行状態がデジタルデータの形で記
憶された記憶媒体から、前記デジタルデータを読み出し
て、該読み出したデジタルデータの内容を視覚的に認識
可能に示す視覚情報を生成し、前記車両の走行状態を表
現する情報として前記視覚情報を出力するに当たり、前
記記憶媒体から読み出した前記デジタルデータを基に生
成した前記視覚情報が、前記車両の走行状態と異なる内
容を表現する異常視覚情報要素を含む場合に、該異常視
覚情報要素の内容を不変とした状態で、前記異常視覚情
報要素を含む前記視覚情報を、前記異常視覚情報要素を
含まず全体を通して前記車両の走行状態を正規に表現す
る前記視覚情報とは視覚的に異なる形態で出力するよう
にしたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載した本発明の車両運
行情報解析方法は、前記記憶媒体に複数種類の前記走行
状態が該走行状態の種類別にデジタルデータの形で記憶
されており、前記異常視覚情報要素が、前記記憶媒体の
うち所定の種類の前記走行状態が記憶されている記憶媒
体領域から読み出した前記デジタルデータを基に生成し
た前記視覚情報中の、前記所定の種類の走行状態の内容
として妥当でない情報要素であるものとした。
【0014】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
運行情報解析方法は、前記記憶媒体から読み出した前記
デジタルデータを基に生成した前記視覚情報が、前記車
両の走行状態と異なる内容を表現する異常視覚情報要素
を含むか否かの判別を、前記記憶媒体から読み出した前
記デジタルデータの内容を基に行うようにした。
【0015】また、請求項4に記載した本発明の車両運
行情報解析方法は、前記視覚情報がキャラクタ群により
構成されており、前記異常視覚情報要素が前記車両の走
行状態の表現に用いない不要キャラクタであり、該不要
キャラクタを含む前記キャラクタ群と、前記不要キャラ
クタを含まない前記キャラクタ群とのうちいずれか一方
の出力形態を、他方の出力形態を反転させた反転形態と
した。
【0016】さらに、請求項5に記載した本発明の車両
運行情報解析方法は、前記視覚情報が、前記記憶媒体か
ら読み出した前記デジタルデータを基に割り出される座
標値を座標軸上で示すことにより前記車両の走行状態の
変動を表現するグラフであり、前記異常視覚情報要素
が、前記グラフのうち、前記記憶媒体から読み出した前
記デジタルデータを基に割り出される座標値が前記座標
軸上で示すことができないグラフ部分であり、前記異常
視覚情報要素を含む前記視覚情報を、前記グラフ部分の
存在を報知する情報を前記グラフに添えて出力するよう
にした。
【0017】また、請求項6に記載した本発明の車両運
行情報解析装置は、図1に基本構成図で示すように、車
両の運行中に収集された該車両の時々刻々変化する走行
状態がデジタルデータの形で記憶された記憶媒体4か
ら、前記デジタルデータを読み出して、該読み出したデ
ジタルデータの内容を視覚的に認識可能に示す視覚情報
を生成し、前記車両の走行状態を表現する情報として前
記視覚情報を出力する車両運行情報解析装置であって、
前記記憶媒体4から読み出した前記デジタルデータを基
に生成した前記視覚情報が、前記車両の走行状態と異な
る内容を表現する異常視覚情報要素を含むか否かを判別
する異常有無判別手段11Aと、前記視覚情報の出力形
態を、互いに視覚的に識別可能な複数種類の出力形態の
中から選択した1つの出力形態に設定する出力形態設定
手段11Bとを備え、前記出力形態設定手段11Bによ
り、前記異常視覚情報要素を含むと前記異常有無判別手
段11Aの判別した前記視覚情報の出力形態が、前記異
常視覚情報要素を含まないと前記異常有無判別手段11
Aの判別した前記視覚情報の出力形態とは異なる出力形
態に設定され、前記異常視覚情報要素を含むと前記異常
有無判別手段11Aの判別した前記視覚情報が、前記出
力形態設定手段11Bにより設定された出力形態によ
り、前記異常視覚情報要素の内容を不変とした状態で出
力されることを特徴とする。
【0018】さらに、請求項7に記載した本発明の車両
運行情報解析装置は、前記記憶媒体4に複数種類の前記
走行状態が該走行状態の種類別にデジタルデータの形で
記憶されており、前記異常有無判別手段11Aが、前記
記憶媒体4のうち所定の種類の前記走行状態が記憶され
ている記憶媒体領域42,43から読み出した前記デジ
タルデータを基に生成した前記視覚情報中に、前記所定
の種類の走行状態の内容として妥当でない情報要素があ
る場合に、前記視覚情報が前記異常視覚情報要素を含む
と判別するものとした。
【0019】また、請求項8に記載した本発明の車両運
行情報解析装置は、前記異常有無判別手段11Aが、前
記記憶媒体4から読み出した前記デジタルデータを基に
生成した前記視覚情報が、前記車両の走行状態と異なる
内容を表現する異常視覚情報要素を含むか否かの判別
を、前記記憶媒体4から読み出した前記デジタルデータ
の内容を基に行うものとした。
【0020】さらに、請求項9に記載した本発明の車両
運行情報解析装置は、前記視覚情報がキャラクタ群によ
り構成されており、前記異常有無判別手段11Aが、前
記記憶媒体4から読み出した前記デジタルデータを基に
生成した前記キャラクタ群が、前記車両の走行状態の表
現に用いない不要キャラクタを含む場合に、前記視覚情
報が前記異常視覚情報要素を含むと判別し、前記出力形
態設定手段11Bが、前記不要キャラクタを含む前記キ
ャラクタ群と、前記不要キャラクタを含まない前記キャ
ラクタ群とのうちいずれか一方の出力形態を、他方の出
力形態を反転させた反転形態に設定するものとした。
【0021】また、請求項10に記載した本発明の車両
運行情報解析装置は、前記視覚情報が、前記記憶媒体4
から読み出した前記デジタルデータを基に割り出される
座標値を座標軸上で示すことにより前記車両の走行状態
の変動を表現するグラフであり、前記異常有無判別手段
11Aが、前記記憶媒体4から読み出した前記デジタル
データを基に割り出される座標値が前記座標軸上で示す
ことができないグラフ部分を前記グラフが含む場合に、
前記視覚情報が前記異常視覚情報要素を含むと判別し、
前記出力形態設定手段11Bが、前記グラフ部分を含む
前記グラフの出力形態を、前記グラフ部分の存在を報知
する情報を前記グラフに添えた異常報知形態に設定する
ものとした。
【0022】さらに、請求項11に記載した本発明の車
両運行情報解析用プログラムを記録した媒体は、車両の
運行中に収集された該車両の時々刻々変化する走行状態
がデジタルデータの形で記憶された記憶媒体から、前記
デジタルデータを読み出して、該読み出したデジタルデ
ータの内容を視覚的に認識可能に示す視覚情報を生成
し、前記車両の走行状態を表現する情報として前記視覚
情報を出力するためのプログラムを記録した媒体であっ
て、前記プログラムが、前記記憶媒体から読み出した前
記デジタルデータを基に生成した前記視覚情報が、前記
車両の走行状態と異なる内容を表現する異常視覚情報要
素を含むか否かを判別する異常有無判別手段としてコン
ピュータを機能させ、また、前記プログラムが、前記異
常視覚情報要素を含まないと前記異常有無判別手段の判
別した前記視覚情報の出力形態を、互いに視覚的に識別
可能な複数種類の出力形態の中から選択した1つの出力
形態に出力形態に設定すると共に、前記異常視覚情報要
素を含むと前記異常有無判別手段の判別した前記視覚情
報の出力形態を、前記異常視覚情報要素を含まないと前
記異常有無判別手段の判別した前記視覚情報の出力形態
とは異なる、前記複数種類の出力形態の中から選択した
他の1つの出力形態に設定する出力形態設定手段として
コンピュータを機能させることを特徴とする。
【0023】また、請求項12に記載した本発明の車両
運行情報解析用プログラムを記録した媒体は、前記記憶
媒体に複数種類の前記走行状態が該走行状態の種類別に
デジタルデータの形で記憶されており、前記プログラム
が、前記記憶媒体のうち所定の種類の前記走行状態が記
憶されている記憶媒体領域から読み出した前記デジタル
データを基に生成した前記視覚情報中に、前記所定の種
類の走行状態の内容として妥当でない情報要素がある場
合に、前記視覚情報が前記異常視覚情報要素を含むと前
記異常有無判別手段に判別させる手段としてコンピュー
タを機能させるものとした。
【0024】さらに、請求項13に記載した本発明の車
両運行情報解析用プログラムを記録した媒体は、前記プ
ログラムが、前記記憶媒体から読み出した前記デジタル
データを基に生成した前記視覚情報が、前記車両の走行
状態と異なる内容を表現する異常視覚情報要素を含むか
否かの、前記異常有無判別手段による判別を、前記記憶
媒体から読み出した前記デジタルデータの内容を基に行
わせるようコンピュータを機能させるものとした。
【0025】また、請求項14に記載した本発明の車両
運行情報解析用プログラムを記録した媒体は、前記視覚
情報がキャラクタ群により構成されており、前記プログ
ラムが、前記記憶媒体から読み出した前記デジタルデー
タを基に生成した前記キャラクタ群が、前記車両の走行
状態の表現に用いない不要キャラクタを含む場合に、前
記視覚情報が前記異常視覚情報要素を含むと前記異常有
無判別手段に判別させる手段としてコンピュータを機能
させ、また、前記プログラムが、前記不要キャラクタを
含む前記キャラクタ群と、前記不要キャラクタを含まな
い前記キャラクタ群とのうちいずれか一方の出力形態
を、前記出力形態設定手段により、前記不要キャラクタ
を含む前記キャラクタ群と、前記不要キャラクタを含ま
ない前記キャラクタ群とのうち他方の出力形態を反転さ
せた反転形態に設定させる手段としてコンピュータを機
能させるものとした。
【0026】さらに、請求項15に記載した本発明の車
両運行情報解析用プログラムを記録した媒体は、前記視
覚情報が、前記記憶媒体から読み出した前記デジタルデ
ータを基に割り出される座標値を座標軸上で示すことに
より前記車両の走行状態の変動を表現するグラフであ
り、前記プログラムが、前記記憶媒体から読み出した前
記デジタルデータを基に割り出される座標値が前記座標
軸上で示すことができないグラフ部分を前記グラフが含
む場合に、前記視覚情報が前記異常視覚情報要素を含む
と前記異常有無判別手段に判別させる手段としてコンピ
ュータを機能させ、また、前記プログラムが、前記グラ
フ部分を含む前記グラフの出力形態を、前記出力形態設
定手段により、前記グラフ部分の存在を報知する情報を
前記グラフに添えた異常報知形態に設定させる手段とし
てコンピュータを機能させるものとした。
【0027】請求項1に記載した本発明の車両運行情報
解析方法によれば、異常視覚情報要素を含む視覚情報
が、異常視覚情報要素を含まず全体を通して車両の走行
状態を正規に表現する視覚情報とは視覚的に異なる形態
で出力されるので、出力された視覚情報が異常視覚情報
要素を含むものである否かを確実に識別することが可能
となる。
【0028】しかも、請求項1に記載した本発明の車両
運行情報解析方法によれば、異常視覚情報要素が視覚的
に認識可能な他の要素に置き換えられずにそのまま出力
されるので、記憶媒体から読み出したデジタルデータを
基に生成した視覚情報が車両の走行状態を表現する内容
とは異なる内容の異常視覚情報要素を含む場合に、その
読み出したデジタルデータを、本来のまともなデジタル
データの内容、ひいては、正しい走行情報を類推する手
掛かりや、まともなデジタルデータでなくなってしまっ
た原因を特定する手掛かりとして活用できるようにする
ことが可能となる。
【0029】尚、請求項6に記載した本発明の車両運行
情報解析装置と、請求項11に記載した本発明の車両運
行情報解析用プログラムを記録した媒体とについても、
各々同様のことが言える。
【0030】また、請求項2に記載した本発明の車両運
行情報解析方法によれば、記憶媒体のどの種類の走行状
態が記憶されている記憶媒体領域からデジタルデータを
読み出したかを基準に、その読み出したデジタルデータ
を基に生成した視覚情報中に異常視覚情報要素があるか
否かを判別するので、記憶媒体に記憶されている走行状
態の種類に応じて、読み出したデジタルデータから生成
した視覚情報の正常、異常を判別することが可能とな
る。
【0031】尚、請求項7に記載した本発明の車両運行
情報解析装置と、請求項12に記載した本発明の車両運
行情報解析用プログラムを記録した媒体とについても、
各々同様のことが言える。
【0032】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
運行情報解析方法によれば、記憶媒体からデジタルデー
タを読み出した時点で、そのデジタルデータを基に視覚
情報を生成する前に、読み出したデジタルデータの内容
を基に視覚情報が異常視覚情報要素を含むか否かの判別
を行うこととなり、従って、異常視覚情報要素を含む視
覚情報を、異常視覚情報要素を含まない視覚情報とを視
覚的に異なる形態で出力するに当たり、どの形態で出力
するかを早期の時点で決定することが可能となる。
【0033】尚、請求項8に記載した本発明の車両運行
情報解析装置と、請求項13に記載した本発明の車両運
行情報解析用プログラムを記録した媒体とについても、
各々同様のことが言える。
【0034】また、請求項4に記載した本発明の車両運
行情報解析方法によれば、記憶媒体から読み出されるデ
ジタルデータが、車両の走行状態を示す文字や符号等の
キャラクタを特定するキャラクタデータである場合に、
その読み出したキャラクタデータのうち少なくとも一部
に、走行状態として意味を持たない不要キャラクタに対
応するキャラクタデータが含まれている際には、その不
要キャラクタをそのまま含んだ状態でキャラクタ群が出
力されることとなる。
【0035】従って、不要キャラクタの内容を基に、不
要キャラクタに対応するキャラクタデータが記憶媒体に
記憶されてしまった原因、或は、不要キャラクタに対応
するキャラクタデータが記憶媒体から読み出されてしま
った原因をより正確に類推することが可能となる。
【0036】しかも、不要キャラクタが含まれている場
合と含まれていない場合とで、出力状態が反転状態と非
反転状態とに変わるので、出力されたキャラクタ群が不
要キャラクタを含むか否かを、各キャラクタの内容をい
ちいち検討しなくても即座に判別することが可能とな
る。
【0037】尚、請求項9に記載した本発明の車両運行
情報解析装置と、請求項14に記載した本発明の車両運
行情報解析用プログラムを記録した媒体とについても、
各々同様のことが言える。
【0038】さらに、請求項5に記載した本発明の車両
運行情報解析方法によれば、記憶媒体から読み出される
デジタルデータが、車両の走行状態の変動を表現するグ
ラフの座標軸上における座標値を割り出すためのデータ
である場合に、記憶媒体から読み出したデジタルデータ
のうち少なくとも一部に、座標軸上で示すことができな
い座標値が割り出されるデジタルデータ部分が含まれて
いる際には、読み出したデジタルデータを基に生成した
グラフに、読み出したデジタルデータから割り出された
複数の座標値の中に座標軸上で示すことができない座標
値部分が含まれていることを報知する情報を添えて視覚
情報が出力されることとなる。
【0039】従って、出力したグラフ中に座標軸上に座
標値を示すことができないために欠落したグラフ部分が
あったとしても、そのグラフ部分の発生要因が、記憶媒
体から読み出したデジタルデータの内容エラーによるも
のであるか否かを確実に判別することが可能となる。
【0040】尚、請求項10に記載した本発明の車両運
行情報解析装置と、請求項15に記載した本発明の車両
運行情報解析用プログラムを記録した媒体とについて
も、各々同様のことが言える。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両運行情報解析
方法を、車両運行情報解析装置と、この車両運行情報解
析装置において車両運行情報を解析する際に用いるプロ
グラムを記録した媒体と共に、図面を参照して説明す
る。
【0042】図2は本発明の一実施形態による車両運行
情報解析装置の概略構成を示すブロック図であり、図2
中引用符号1で示す車両運行情報解析装置(以下、解析
装置と略記する)は、予め定めたプログラムに従って動
作するパーソナルコンピュータ(パソコン)11を有す
る。パソコン11には、パソコン本体11a(コンピュ
ータに相当)と、これに接続されたキーボード11b、
CRT11c、フロッピディスク(FD)ドライバ11
d、プリンタ11e及びカードリーダ・ライタ(R/
W)11fが接続されている。
【0043】この解析装置1においては、フロッピディ
スクドライバ11dに解析プログラムなどを格納したプ
ログラムフロッピディスク(FD)11g1 を装着して
起動することによって、カードR/W11fに装着され
たICメモリカード4(記憶媒体に相当)からデジタル
データとしての運行データを読み取り、これをFDドラ
イバ11dに装着されているデータフロッピディスク
(FD)11g2 にセーブしたり、ICメモリカード4
から読み取った運行データを直接解析するか或いはデー
タFD11g2 に一度セーブしている運行データを解析
し、この解析の結果得られる運行データ一覧、安全管理
・車両管理データ一覧、労務管理データ一覧、グラフな
どをCRT11cに表示したり或いはプリンタ11eに
よって印字したりする他、ICメモリカード4の初期化
や設定データなどの記憶を行う。
【0044】前記解析装置1においてカードR/W11
fに装着されたICメモリカード4から読み取られる前
記運行データは、車両に搭載される不図示の車載装置に
おいて、大略次のようにして収集される。
【0045】前記車載装置はマイクロコンピュータ(図
示せず、以下、マイコンと略記する)を内蔵しており、
このマイコンは、車両の走行距離に応じた数で走行セン
サ(図示せず)から出力される走行パルスや、エンジン
回転数に応じた数でエンジン回転数センサ(図示せず)
から出力されるエンジン回転パルス、及び、イグニッシ
ョン(IGN)スイッチ(図示せず)のアクセサリ(A
CC)スイッチの状態を示す信号等が入力され、また、
図示しないリーダライタを介してICメモリカード4が
着脱自在に接続されると共に、図示しないインタフェー
スを介して、テンキー等を有する入力操作部が接続され
るようになっている。
【0046】そして、前記車載装置においては、IGN
スイッチのACCがON状態になっていて、しかも、リ
ーダライタにICメモリカード4が接続されている状態
において、走行センサからの走行パルスを基に算出され
る車両の走行速度と、エンジン回転数センサからのエン
ジン回転パルスを基に算出されるエンジン回転数とが、
所定時間周期毎に収集され、リーダライタにICメモリ
カード4が接続されてからその接続が断たれるまでの期
間により定義される1回の運行を示す運行IDと共に、
車両の走行速度とエンジン回転数とに関する運行データ
が、デジタルデータの形で記憶される。
【0047】前記ICメモリカード4に対する運行デー
タの記憶フォーマットは、例えば、図3に示すように、
ICメモリカード4の先頭アドレスから所定の領域サイ
ズで設けられ、ICメモリカード4、或は、このICメ
モリカード4が割り当てられた運転者を識別するための
運転者コードが書き込まれるカードID書込エリア41
と、カードID書込エリア41に続くアドレスから各運
行毎に区切って設けられ、各運行毎の運行データが各々
書き込まれる運行データエリア421 乃至42nと、I
Cメモリカード4の最終アドレスから遡って各運行毎に
区切って設けられ、各運行毎の圧縮された速度データが
書き込まれる速度圧縮データエリア43 1 乃至43nと
で構成されている。
【0048】そして、前記各運行毎の運行データエリア
421 乃至42nは、各運行のIDや出入庫日時等が書
き込まれる固定長データエリア42A1 乃至42An
と、各運行毎の圧縮されたエンジン回転数データが書き
込まれる不定長データエリア42B1 乃至42Bnから
なり、速度圧縮データエリア431 乃至43nは、不定
長データエリア42B1 乃至42Bnと同様に、各運行
の長さに応じて不定長に構成されている。
【0049】尚、本実施形態では、請求項中における所
定の種類の走行状態が記憶されている記憶媒体領域4
2,43が、運行データエリア421 乃至42nと速度
圧縮データエリア431 乃至43nとで構成されてい
る。
【0050】上述した構成の解析装置1は、そのパソコ
ン本体11aが、内部のROM(図示せず)に格納され
たプログラムを実行することで、図4のフローチャート
に示すメインルーチンの仕事を実行する。
【0051】即ち、パソコン本体11aはプログラムF
D11g1 を装着することによって起動し、その最初の
ステップS1において処理メニュー画面をCRT11c
に表示させる。その後ステップS2に進み、ここでキー
ボード11bのテンキーによる選択を待つ。
【0052】今、キーボード11bのテンキーによって
カード読み取りが選択されると、ステップS3に進んで
カードR/W11fに装着されているICメモリカード
4から運行データを読み取るカード読み取り処理を行
い、続くステップS4において読み取った運行データの
保存処理を行ってからステップS5に進んでカードの初
期化処理を行い、次のステップS6において設定データ
による選択を待つ。
【0053】キーボード11bのテンキーによってFD
読み取りが選択されると、ステップS7に進んでFDド
ライバ11dに装着されているデータFD11g2 から
運行データを読み取るFD読み取り処理を行ってから上
記ステップS6に進んで設定データによる選択を待つ。
【0054】キーボード11bのテンキーによってカー
ド確認処理が選択されると、ステップS8に進んでカー
ドR/W11fに装着されているICメモリカード4を
確認するカード確認処理を行う。その後ステップS9に
進んでフリーワード(FW)を変更するFW変更処理を
行い、続くステップS10においてカード再利用処理を
行ってから上記ステップS1のメニュー画面に戻る。
【0055】キーボード11bのテンキーによって個人
コード登録処理が選択されると、ステップS11に進ん
でカードR/W11fに装着されているICメモリカー
ド4に、そのICメモリカード4に運行データを記憶し
ている乗務員などの個人に付与された運転者コードを登
録(記憶)する個人コード登録処理を行ってから上記ス
テップS1のメニュー画面に戻る。また、ステップS2
において終了が選択されたときにはステップS12にお
いて終了処理を行って動作を終了する。
【0056】上記ステップS6においては、ステップS
13の運行データ一覧作成表示処理、ステップS14の
安全管理・車両管理データ一覧作成表示処理、ステップ
S15の労務管理データ一覧作成表示処理、ステップS
16のグラフ作成表示処理の何れかの選択処理を行う。
ステップS13乃至S16の実行後はステップS17に
進んでキーボード11bのファンクションキーによる選
択を待つ。
【0057】上記ステップS17におけるファンクショ
ンキーによる選択によって、ステップS18の運行デー
タ一覧作成表示処理、ステップS19の安全管理・車両
管理データ一覧作成表示処理、ステップS20の労務管
理データ一覧作成表示処理、ステップS21のグラフ作
成表示処理、ステップS22の印字処理が選択される
と、その選択された処理をそれぞれ行ってからステップ
S17に戻り、無選択の際には上記ステップS1に戻
る。
【0058】そして、上述したステップS13やステッ
プS18の運行データ一覧作成表示処理では、図5にサ
ブルーチンのフローチャートで示すように、ステップS
3においてICメモリカード4から読み取った運行デー
タのうち、運行データエリア421 乃至42nの固定長
データエリア42A1 乃至42Anから読み取った、各
運行の出入庫日時を示すデータが、出入庫日時を表現す
るのに用いる数字のキャラクタコードの数値範囲内にあ
るか否かを判定する(ステップS13a,ステップS1
8a)。
【0059】読み取った運行データが、出入庫日時を表
現する数字のキャラクタコードの数値範囲内にない場合
は(ステップS13a,ステップS18aでN)、後述
するステップS13dやステップS18dに進み、範囲
内にある場合は(ステップS13a,ステップS18a
でY)、そのキャラクタコードを対応する数字に変換し
て、各運行の出入庫日時を示す運行日時データとし(ス
テップS13b,ステップS18b)、その運行日時デ
ータによる各運行の出入庫日時を数字によりCRT11
cに表示させた後(ステップS13c,ステップS18
c)、後述するステップS13eやステップS18eに
進む。
【0060】また、ステップS13aやステップS18
aにおいて、ICメモリカード4のうち、運行データエ
リア421 乃至42nの固定長データエリア42A1
至42Anから読み取った、各運行の出入庫日時を示す
データが、出入庫日時を表現する数字のキャラクタコー
ドの数値範囲内にない場合(N)に進むステップS13
dやステップS18dでは、数字のキャラクタコードの
数値範囲内になかった運行データをキャラクタコードと
見なして、そのキャラクタコードを対応する文字、記号
等に変換し、これを白抜きの反転状態でCRT11cに
表示させ、その後、ステップS13eやステップS18
eに進む。
【0061】ステップS13cやステップS18c、或
は、ステップS13dやステップS18dによるCRT
11cへの表示を行った後に進むステップS13eやス
テップS18eでは、ステップS3においてICメモリ
カード4から読み取った運行データのうち、カードID
書込エリア41から読み取った、このICメモリカード
4が割り当てられた運転者を識別するための運転者コー
ドを示すデータ中に、運転者コードを表現するのに用い
る文字や数字等のキャラクタコード以外の、例えば、制
御コード等のエラーコードがあるか否かを判定する。
【0062】運転者コードを示すデータ中にエラーコー
ドがある場合は(ステップS13e,ステップS18e
でY)、後述するステップS13hやステップS18h
に進み、エラーコードがない場合は(ステップS13
e,ステップS18eでN)、読み出したデータ中のキ
ャラクタコードを対応する文字や数字等に変換して運転
者コードとし(ステップS13f,ステップS18
f)、その運転者コードを文字や数字等によりCRT1
1cに表示させた後(ステップS13g,ステップS1
8g)、運行データ一覧作成表示処理を終了して、図4
のステップS17に進む。
【0063】また、ステップS13eやステップS18
eにおいて、ICメモリカード4のうちカードID書込
エリア41から読み取った、運転者コードを示すデータ
中に、運転者コードを表現する文字や数字等のキャラク
タコード以外のエラーコードがある場合(Y)に進むス
テップS13hやステップS18hでは、文字や数字等
のキャラクタコードである部分については、その対応す
る文字や数字等とし、キャラクタコードではないエラー
コードの部分については、クエスチョンマーク(?)を
代わりに当てはめて、このクエスチョンマークを含む文
字や数字等をCRT11cに表示させ、その後、運行デ
ータ一覧作成表示処理を終了して、図4のステップS1
7に進む。
【0064】次に、上述したステップS14やステップ
S19の安全管理・車両管理データ一覧作成表示処理で
は、図6にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、ステップS3においてICメモリカード4から読み
取った運行データのうち、速度圧縮データエリア431
乃至43nから読み取った、各運行の圧縮された速度デ
ータを伸長処理して、その伸長したデータが、走行速度
を表現するのに用いる数字のキャラクタコードの数値範
囲内にあるか否かを判定する(ステップS14a,ステ
ップS19a)。
【0065】伸長したデータが、走行速度を表現する数
字のキャラクタコードの数値範囲内にない場合は(ステ
ップS14a,ステップS19aでN)、後述するステ
ップS14dやステップS19dに進み、範囲内にある
場合は(ステップS14a,ステップS19aでY)、
そのキャラクタコードを対応する数字に変換して、各運
行の走行速度を示す走行速度データとし、さらに、各運
行中の最高速度を割り出して、最高速度データとし(ス
テップS14b,ステップS19b)、その最高速度デ
ータによる各運行の最高速度を数字によりCRT11c
に表示させた後(ステップS14c,ステップS19
c)、後述するステップS14eやステップS19eに
進む。
【0066】また、ステップS14aやステップS19
aにおいて、ICメモリカード4のうち、速度圧縮デー
タエリア431 乃至43nから読み取って伸長したデー
タが、走行速度を表現する数字のキャラクタコードの数
値範囲内にない場合(N)に進むステップS14dやス
テップS19dでは、数字のキャラクタコードの数値範
囲内になかったデータをキャラクタコードと見なして、
そのキャラクタコードを対応する文字、記号等に変換
し、これを白抜きの反転状態でCRT11cに表示さ
せ、その後、ステップS14eやステップS19eに進
む。
【0067】ステップS14cやステップS19c、或
は、ステップS14dやステップS19dによるCRT
11cへの表示を行った後に進むステップS14eやス
テップS19eでは、ステップS3においてICメモリ
カード4から読み取った運行データのうち、運行データ
エリア421 乃至42nの不定長データエリア42B 1
乃至42Bnから読み取った、各運行毎の圧縮されたエ
ンジン回転数データを伸長処理して、その伸長したデー
タが、エンジン回転数を表現するのに用いる数字のキャ
ラクタコードの数値範囲内にあるか否かを判定する。
【0068】伸長したデータが、エンジン回転数を表現
するのに用いる数字のキャラクタコードの数値範囲内に
ない場合は(ステップS14e,ステップS19eで
N)、後述するステップS14hやステップS19hに
進み、範囲内にある場合は(ステップS14e,ステッ
プS19eでY)、そのキャラクタコードを対応する数
字に変換して、各運行のエンジン回転数を示すエンジン
回転数データとし、さらに、各運行中の最高エンジン回
転数を割り出して、最高エンジン回転数データとし(ス
テップS14f,ステップS19f)、その最高エンジ
ン回転数データによる各運行の最高エンジン回転数を数
字によりCRT11cに表示させた後(ステップS14
d,ステップS19d)、安全管理・車両管理データ一
覧作成表示処理を終了して、図4のステップS17に進
む。
【0069】また、ステップS14eやステップS19
eにおいて、ICメモリカード4のうち、運行データエ
リア421 乃至42nの不定長データエリア42B1
至42Bnから読み取って伸長したデータが、エンジン
回転数を表現する数字のキャラクタコードの数値範囲内
にない場合(N)に進むステップS14dやステップS
19dでは、数字のキャラクタコードの数値範囲内にな
かったデータをキャラクタコードと見なして、そのキャ
ラクタコードを対応する文字、記号等に変換し、これを
白抜きの反転状態でCRT11cに表示させ、その後、
安全管理・車両管理データ一覧作成表示処理を終了し
て、図4のステップS17に進む。
【0070】続いて、上述したステップS16やステッ
プS21のグラフ作成表示処理では、図7にサブルーチ
ンのフローチャートで示すように、ステップS3におい
てICメモリカード4から読み取った運行データのう
ち、速度圧縮データエリア43 1 乃至43nから読み取
った、各運行の圧縮された速度データを伸長処理して、
その伸長したデータが、走行速度としてあり得る値を表
現する数字のキャラクタコードの数値範囲内にあるか否
かを、ステップS14aやステップS19aと同様に判
定する(ステップS16a,ステップS21a)。
【0071】伸長したデータが、走行速度としてあり得
る数字のキャラクタコードの数値範囲内にある場合は
(ステップS16a,ステップS21aでY)、後述す
るステップS16cやステップS21cに進み、範囲内
にない場合は(ステップS16a,ステップS21aで
N)、走行速度としてあり得る数字のキャラクタコード
の数値範囲内にないデータが、ICメモリカード4のう
ち、速度圧縮データエリア431 乃至43nから読み取
って伸長したデータ中に含まれていることを示すエラー
メッセージを、CRT11cに表示させた後(ステップ
S16b,ステップS21b)、ステップS16cやス
テップS21cに進む。
【0072】ステップS16aやステップS21aにお
いて、ICメモリカード4のうち、速度圧縮データエリ
ア431 乃至43nから読み取って伸長したデータが、
走行速度としてあり得る数字のキャラクタコードの数値
範囲内にある場合(Y)と、ステップS16bやステッ
プS21bにおいてエラーメッセージをCRT11cに
表示させた後に進むステップS16cやステップS21
cでは、次の処理を行う。
【0073】即ち、ICメモリカード4の速度圧縮デー
タエリア431 乃至43nから読み取って伸長したデー
タをキャラクタコードと見なして、そのキャラクタコー
ドを対応する数字に変換し、各運行の走行速度を示す走
行速度データとすると共に、ステップS3においてIC
メモリカード4から読み取った運行データのうち、運行
データエリア421 乃至42nの固定長データエリア4
2A1 乃至42Anから読み取った、各運行の出入庫日
時を示すデータをキャラクタコードと見なして、そのキ
ャラクタコードを対応する数字に変換して、各運行の出
入庫日時を示す運行日時データとする。
【0074】そして、上述した走行速度データを、各運
行の出入庫日時の時間帯における、不図示の車載装置に
おいて走行速度が収集される所定時間周期毎の走行速度
を示す複数のデータと見て、時刻を示す横軸の座標値と
走行速度を示す縦軸の座標値とを各走行速度データから
割り出し、これらの座標値をビットマップ上に展開し
て、走行速度の経時変化を示す速度グラフの表示データ
を生成し、この生成した表示データにより速度グラフを
CRT11cに表示させる。
【0075】尚、ステップS16bやステップS21b
においてエラーメッセージをCRT11cに表示させた
後に、ステップS16cやステップS21c至った場合
には、走行速度としてあり得る数字のキャラクタコード
の数値範囲内にないデータを含む全データについて、グ
ラフ中に収まる範囲内の座標値を割り出し、これらの座
標値をビットマップ上に展開して、走行速度の経時変化
を示す速度グラフの表示データを生成し、この生成した
表示データにより、グラフ上に描ける範囲内の全ての値
をプロットした速度グラフをCRT11cに表示させ
る。
【0076】そして、ステップS16cやステップS2
1cにおいて速度グラフやエラーメッセージをCRT1
1cに表示させたならば、グラフ作成表示処理を終了し
て、図4のステップS17に進む。
【0077】上述した説明からも明らかなように、本実
施形態では、請求項中の異常有無判別手段11Aが図5
のフローチャートにおけるステップS13a、ステップ
S13e、ステップS18a、並びに、ステップS18
eと、図6のフローチャートにおけるステップS14
a、ステップS14e、ステップS19a、並びに、ス
テップS19eと、図7のフローチャートにおけるステ
ップS16a及びステップS21aとで構成されてい
る。
【0078】また、本実施形態では、請求項中の出力形
態設定手段11Bが図5中のステップS13c、ステッ
プS13d、ステップS13g、ステップS13h、ス
テップS18c、ステップS18d、ステップS18
g、並びに、ステップS18hと、図6中のステップS
14c、ステップS14d、ステップS14g、ステッ
プS14h、ステップS19c、ステップS19d、ス
テップS19g、並びに、ステップS19hと、図7中
のステップS16b、ステップS16c、ステップS2
1b、並びに、ステップS21cとで構成されている。
【0079】次に、上述のように構成された本実施形態
の解析装置1の動作(作用)について説明する。
【0080】不図示の車載装置において収集された運行
データがデジタルデータの形で記憶されたICメモリカ
ード4が、カードリーダ・ライタ(R/W)11fに装
着された状態で、キーボード11bのテンキーによって
カード読み取りが選択された後に、キーボード11bの
ファンクションキーにより運行データ一覧作成表示処理
が選択されると、ICメモリカード4のうち、運行デー
タエリア421 乃至42nの固定長データエリア42A
1 乃至42Anから読み取ったデータを基に、そのデー
タが示す出入庫日時が、数字によりCRT11cに表示
される。
【0081】これと共に、ICメモリカード4のカード
ID書込エリア41から読み取ったデータを基に、その
データが示す運転者コードが、文字や数字等によりCR
T11cに表示される。
【0082】このとき、ICメモリカード4のうち、運
行データエリア421 乃至42nの固定長データエリア
42A1 乃至42Anから読み取ったデータを伸長した
データの中に、数字のキャラクタコード以外の、例え
ば、文字のキャラクタコードがある場合には、そのキャ
ラクタコードに対応する文字とその他の部分のキャラク
タコードに対応する数字とが出入庫日時として、図8に
説明図で示すように、白黒反転された状態でCRT11
cに表示される。
【0083】同様に、ICメモリカード4のカードID
書込エリア41から読み取ったデータの中に、文字や数
字等のキャラクタコード以外の、例えば、制御コード等
のエラーコードがある場合には、その部分を置き換えた
クエスチョンマーク(?)と残りの部分の文字や数字等
とが運転者コードとして、図9に説明図で示すようにC
RT11cに表示される。
【0084】また、カード読み取りの選択後、キーボー
ド11bのファンクションキーにより安全管理・車両管
理データ一覧作成表示処理が選択されると、ICメモリ
カード4の速度圧縮データエリア431 乃至43nから
読み取ったデータを伸長したデータを基に、そのデータ
から求められる各運行毎の最高速度が、数字によりCR
T11cに表示され、且つ、ICメモリカード4のう
ち、運行データエリア421 乃至42nの不定長データ
エリア42B1 乃至42Bnから読み取ったデータを伸
長したデータを基に、そのデータから求められる各運行
毎の最高エンジン回転数が、数字によりCRT11cに
表示される。
【0085】このとき、ICメモリカード4の速度圧縮
データエリア431 乃至43nから読み取ったデータを
伸長したデータの中に、数字のキャラクタコード以外
の、例えば、文字のキャラクタコードがある場合には、
そのキャラクタコードに対応する文字とその他の部分の
キャラクタコードに対応する数字とが、白黒反転された
状態でCRT11cに表示される。
【0086】同様に、ICメモリカード4のうち、運行
データエリア421 乃至42nの不定長データエリア4
2B1 乃至42Bnから読み取ったデータを伸長したデ
ータの中に、数字のキャラクタコード以外の、例えば、
文字のキャラクタコードがある場合には、そのキャラク
タコードに対応する文字とその他の部分のキャラクタコ
ードに対応する数字とが、白黒反転された状態でCRT
11cに表示される。
【0087】さらに、カード読み取りの選択後、キーボ
ード11bのファンクションキーによりグラフ作成表示
が選択されると、ICメモリカード4の速度圧縮データ
エリア431 乃至43nから読み取ったデータを伸長し
たデータを基に、そのデータから求められる各運行毎の
走行速度の経時変化を示す速度グラフが、縦軸に走行速
度を取り横軸に時刻を取った形態でCRT11cに表示
される。
【0088】このとき、ICメモリカード4の速度圧縮
データエリア431 乃至43nから読み取ったデータを
伸長したデータの中に、走行速度としてあり得ないよう
な値を表現する数字のキャラクタコードや、数字以外
の、例えば、文字のキャラクタコードがある場合には、
図10に説明図で示すように、その部分を除外した速度
グラフと、ICメモリカード4の速度圧縮データエリア
431 乃至43nから読み取ったデータ中にエラーデー
タが含まれていることを示すエラーメッセージとが、C
RT11cに表示される。
【0089】このように、本実施形態の解析装置1によ
れば、カードリーダ・ライタ(R/W)11fに装着さ
れたICメモリカード4のうち、運行データエリア42
1 乃至42nの固定長データエリア42A1 乃至42A
nから読み取ったデータの、伸長後のデータを基に求め
た、各運行毎の出入庫日時をCRT11cに表示させる
際、伸長後のデータ中に、出入庫日時を表現するのに用
いる数字のキャラクタコード以外の、例えば、文字のキ
ャラクタコードがある場合に、そのキャラクタコードに
対応する文字を含めたまま、残りのキャラクタコードに
対応する数字を、白黒反転させる構成とした。
【0090】同様に、本実施形態の解析装置1によれ
ば、速度圧縮データエリア431 乃至43nから読み取
ったデータや、運行データエリア421 乃至42nの不
定長データエリア42B1 乃至42Bnから読み取った
データの、伸長後のデータを基に求めた、各運行毎の最
高速度や最高エンジン回転数をCRT11cに表示させ
る際、伸長後のデータ中に速度やエンジン回転数を表現
するのに用いない文字のキャラクタコードが含まれてい
る場合に、そのキャラクタコードに対応する文字を含め
たまま、残りのキャラクタコードに対応する数字を、白
黒反転させる構成とした。
【0091】このため、この白黒反転表示により、IC
メモリカード4の運行データエリア421 乃至42nか
ら読み取ったデータや、速度圧縮データエリア431
至43nから読み取ったデータにエラーがあったことを
認識することができ、その上、白黒反転状態のCRT1
1cの表示中の、数字以外のキャラクタを手掛かりに、
運行データエリア421 乃至42nや速度圧縮データエ
リア431 乃至43nから読み取ったデータにエラーが
発生した原因を解析し、本来あるべきデータ内容や、そ
のデータ内容に対応する出入庫日時、最高速度、及び、
最高エンジン回転数を類推することができる。
【0092】また、本実施形態の解析装置1によれば、
カードリーダ・ライタ(R/W)11fに装着されたI
Cメモリカード4の速度圧縮データエリア431 乃至4
3nから読み取ったデータの、伸長後のデータを基に生
成した、走行速度の経時変化を示す速度グラフをCRT
11cに表示させる際、伸長後のデータ中に走行速度と
してあり得る値を表現する数字のキャラクタコードの数
値範囲内にない数字のキャラクタデータ等が含まれてい
る場合に、グラフ上に描ける範囲内の全ての値をプロッ
トした速度グラフとエラーメッセージとをCRT11c
に表示させる構成とした。
【0093】このため、このエラーメッセージにより、
ICメモリカード4の速度圧縮データエリア431 乃至
43nから読み取ったデータにエラーがあったことを認
識することができ、しかも、速度グラフ上に描ける範囲
内の全ての値がプロットされることから、このプロット
値を手掛かりに、速度圧縮データエリア431 乃至43
nから読み取ったデータにエラーが発生した原因を解析
し、本来の走行速度の経時変化を類推することができ
る。
【0094】尚、ICメモリカード4のカードID書込
エリア41から読み取ったデータを基にCRT11cに
表示される運転者コードについては、表示中のクエスチ
ョンマーク(?)の有無により、ICメモリカード4の
カードID書込エリア41から読み取ったデータにエラ
ーがあったか否かを認識することができる。
【0095】そして、本実施形態では、ICメモリカー
ド4の運行データエリア421 乃至42nから読み取っ
たデータや、速度圧縮データエリア431 乃至43nか
ら読み取ったデータを伸長した後に、エラーの有無を判
別する構成としたが、エラーの有無は、伸長前の圧縮状
態のデータの内容を直に確認して判別するようにしても
よい。
【0096】また、本実施形態では、出入庫日時、最高
速度、及び、最高エンジン回転数のエラー表示を白黒反
転表示とし、速度グラフのエラー表示をエラーメッセー
ジの同時表示としたが、出入庫日時、最高速度、及び、
最高エンジン回転数のエラー表示をエラーメッセージの
同時表示とし、速度グラフのエラー表示を白黒反転表示
としてもよく、或は、出入庫日時、最高速度、最高エン
ジン回転数、並びに、速度グラフのエラー表示を全て、
白黒反転表示とエラーメッセージの同時表示とのうちい
ずれか一方に統一して行ってもよく、さらには、出入庫
日時、最高速度、最高エンジン回転数、並びに、速度グ
ラフの各エラー表示を、白黒反転表示とエラーメッセー
ジの同時表示とのいずれによって各々行うかは、任意で
ある。
【0097】さらに、上述したエラー表示は、白黒反転
表示やエラーメッセージの同時表示に限らず、太線表示
や網掛け表示、色付き表示等、視覚上で識別可能な形態
であれば、どのような表示形態であってもよく、エラー
表示は特に表示形態を変えず、エラーのない通常表示時
に、白黒反転表示やメッセージの同時表示、太線表示や
網掛け表示、色付き表示等を行うようにしてもよい。
【0098】また、出入庫日時、最高速度、最高エンジ
ン回転数、並びに、速度グラフのうちいずれか一つ或は
複数は省略してもよく、換言すると、ICメモリカード
4から読み取ったデータを基にしたCRT11cでの表
示の種類は、本実施形態において説明した数及び内容に
限定されないのは勿論のことである。
【0099】さらに、本実施形態では、CRT11cで
のエラー表示行わせるためのプログラムを記録した媒体
が、パソコン本体11aの不図示のROMである場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されず、例え
ば、プログラムFD11g1 等、パソコン本体11aの
内部外部を問わず、他のものにより媒体を構成してもよ
い。
【0100】また、本実施形態では一貫して、CRT1
1cに表示を行わせる際の表示計体を例に取って説明し
たが、本発明は、ICメモリカード4から読み出したデ
ータを基に、出入庫日時、最高速度、最高エンジン回転
数、並びに、速度グラフといった、車両の走行状態を示
すデータの内容を視覚的に認識可能に示す視覚情報を、
プリンタ11eにより印刷出力する際にも適用可能であ
ることは、勿論のことである。
【0101】そして、不図示の車載装置においてICメ
モリカード4に記憶させる運行データの内容や、ICメ
モリカード4における運行データの種類毎の記憶領域の
区分けは、本実施形態で示した内容等に限定されず任意
であることは言うまでもない。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の車両運行情報解析方法によれば、車両の運行中
に収集された該車両の時々刻々変化する走行状態がデジ
タルデータの形で記憶された記憶媒体から、前記デジタ
ルデータを読み出して、該読み出したデジタルデータの
内容を視覚的に認識可能に示す視覚情報を生成し、前記
車両の走行状態を表現する情報として前記視覚情報を出
力するに当たり、前記記憶媒体から読み出した前記デジ
タルデータを基に生成した前記視覚情報が、前記車両の
走行状態と異なる内容を表現する異常視覚情報要素を含
む場合に、該異常視覚情報要素の内容を不変とした状態
で、前記異常視覚情報要素を含む前記視覚情報を、前記
異常視覚情報要素を含まず全体を通して前記車両の走行
状態を正規に表現する前記視覚情報とは視覚的に異なる
形態で出力するようにした。
【0103】また、請求項6に記載した本発明の車両運
行情報解析装置によれば、車両の運行中に収集された該
車両の時々刻々変化する走行状態がデジタルデータの形
で記憶された記憶媒体から、前記デジタルデータを読み
出して、該読み出したデジタルデータの内容を視覚的に
認識可能に示す視覚情報を生成し、前記車両の走行状態
を表現する情報として前記視覚情報を出力する車両運行
情報解析装置であって、前記記憶媒体から読み出した前
記デジタルデータを基に生成した前記視覚情報が、前記
車両の走行状態と異なる内容を表現する異常視覚情報要
素を含むか否かを判別する異常有無判別手段と、前記視
覚情報の出力形態を、互いに視覚的に識別可能な複数種
類の出力形態の中から選択した1つの出力形態に設定す
る出力形態設定手段とを備え、前記出力形態設定手段に
より、前記異常視覚情報要素を含むと前記異常有無判別
手段の判別した前記視覚情報の出力形態が、前記異常視
覚情報要素を含まないと前記異常有無判別手段の判別し
た前記視覚情報の出力形態とは異なる出力形態に設定さ
れ、前記異常視覚情報要素を含むと前記異常有無判別手
段の判別した前記視覚情報が、前記出力形態設定手段に
より設定された出力形態により、前記異常視覚情報要素
の内容を不変とした状態で出力される構成とした。
【0104】さらに、請求項11に記載した本発明の車
両運行情報解析用プログラムを記録した媒体によれば、
車両の運行中に収集された該車両の時々刻々変化する走
行状態がデジタルデータの形で記憶された記憶媒体か
ら、前記デジタルデータを読み出して、該読み出したデ
ジタルデータの内容を視覚的に認識可能に示す視覚情報
を生成し、前記車両の走行状態を表現する情報として前
記視覚情報を出力するためのプログラムを記録した媒体
であって、前記プログラムが、前記記憶媒体から読み出
した前記デジタルデータを基に生成した前記視覚情報
が、前記車両の走行状態と異なる内容を表現する異常視
覚情報要素を含むか否かを判別する異常有無判別手段と
してコンピュータを機能させ、また、前記プログラム
が、前記異常視覚情報要素を含まないと前記異常有無判
別手段の判別した前記視覚情報の出力形態を、互いに視
覚的に識別可能な複数種類の出力形態の中から選択した
1つの出力形態に出力形態に設定すると共に、前記異常
視覚情報要素を含むと前記異常有無判別手段の判別した
前記視覚情報の出力形態を、前記異常視覚情報要素を含
まないと前記異常有無判別手段の判別した前記視覚情報
の出力形態とは異なる、前記複数種類の出力形態の中か
ら選択した他の1つの出力形態に設定する出力形態設定
手段としてコンピュータを機能させる構成とした。
【0105】このため、いずれも、異常視覚情報要素を
含む視覚情報が、異常視覚情報要素を含まず全体を通し
て車両の走行状態を正規に表現する視覚情報とは視覚的
に異なる形態で出力されるので、出力された視覚情報が
異常視覚情報要素を含むものである否かを確実に識別す
ることができる。
【0106】しかも、異常視覚情報要素が視覚的に認識
可能な他の要素に置き換えられずにそのまま出力される
ので、記憶媒体から読み出したデジタルデータを基に生
成した視覚情報が車両の走行状態を表現する内容とは異
なる内容の異常視覚情報要素を含む場合に、その読み出
したデジタルデータを、本来のまともなデジタルデータ
の内容、ひいては、正しい走行情報を類推する手掛かり
や、まともなデジタルデータでなくなってしまった原因
を特定する手掛かりとして活用できるようにすることが
できる。
【0107】また、請求項2に記載した本発明の車両運
行情報解析方法によれば、前記記憶媒体に複数種類の前
記走行状態が該走行状態の種類別にデジタルデータの形
で記憶されており、前記異常視覚情報要素が、前記記憶
媒体のうち所定の種類の前記走行状態が記憶されている
記憶媒体領域から読み出した前記デジタルデータを基に
生成した前記視覚情報中の、前記所定の種類の走行状態
の内容として妥当でない情報要素であるようにした。
【0108】さらに、請求項7に記載した本発明の車両
運行情報解析装置によれば、前記記憶媒体に複数種類の
前記走行状態が該走行状態の種類別にデジタルデータの
形で記憶されており、前記異常有無判別手段が、前記記
憶媒体のうち所定の種類の前記走行状態が記憶されてい
る記憶媒体領域から読み出した前記デジタルデータを基
に生成した前記視覚情報中に、前記所定の種類の走行状
態の内容として妥当でない情報要素がある場合に、前記
視覚情報が前記異常視覚情報要素を含むと判別する構成
とした。
【0109】また、請求項12に記載した本発明の車両
運行情報解析用プログラムを記録した媒体によれば、前
記記憶媒体に複数種類の前記走行状態が該走行状態の種
類別にデジタルデータの形で記憶されており、前記プロ
グラムが、前記記憶媒体のうち所定の種類の前記走行状
態が記憶されている記憶媒体領域から読み出した前記デ
ジタルデータを基に生成した前記視覚情報中に、前記所
定の種類の走行状態の内容として妥当でない情報要素が
ある場合に、前記視覚情報が前記異常視覚情報要素を含
むと前記異常有無判別手段に判別させる手段としてコン
ピュータを機能させる構成とした。
【0110】このため、いずれも、記憶媒体のどの種類
の走行状態が記憶されている記憶媒体領域からデジタル
データを読み出したかを基準に、その読み出したデジタ
ルデータを基に生成した視覚情報中に異常視覚情報要素
があるか否かを判別するので、記憶媒体に記憶されてい
る走行状態の種類に応じて、読み出したデジタルデータ
から生成した視覚情報の正常、異常を判別することがで
きる。
【0111】さらに、請求項3に記載した本発明の車両
運行情報解析方法によれば、前記記憶媒体から読み出し
た前記デジタルデータを基に生成した前記視覚情報が、
前記車両の走行状態と異なる内容を表現する異常視覚情
報要素を含むか否かの判別を、前記記憶媒体から読み出
した前記デジタルデータの内容を基に行うようにした。
【0112】また、請求項8に記載した本発明の車両運
行情報解析装置によれば、前記異常有無判別手段が、前
記記憶媒体から読み出した前記デジタルデータを基に生
成した前記視覚情報が、前記車両の走行状態と異なる内
容を表現する異常視覚情報要素を含むか否かの判別を、
前記記憶媒体から読み出した前記デジタルデータの内容
を基に行う構成とした。
【0113】さらに、請求項13に記載した本発明の車
両運行情報解析用プログラムを記録した媒体によれば、
前記プログラムが、前記記憶媒体から読み出した前記デ
ジタルデータを基に生成した前記視覚情報が、前記車両
の走行状態と異なる内容を表現する異常視覚情報要素を
含むか否かの、前記異常有無判別手段による判別を、前
記記憶媒体から読み出した前記デジタルデータの内容を
基に行わせるようコンピュータを機能させる構成とし
た。
【0114】このため、いずれも、記憶媒体からデジタ
ルデータを読み出した時点で、そのデジタルデータを基
に視覚情報を生成する前に、読み出したデジタルデータ
の内容を基に視覚情報が異常視覚情報要素を含むか否か
の判別を行うこととなり、従って、異常視覚情報要素を
含む視覚情報を、異常視覚情報要素を含まない視覚情報
とを視覚的に異なる形態で出力するに当たり、どの形態
で出力するかを早期の時点で決定することができる。
【0115】また、請求項4に記載した本発明の車両運
行情報解析方法によれば、前記視覚情報がキャラクタ群
により構成されており、前記異常視覚情報要素が前記車
両の走行状態の表現に用いない不要キャラクタであり、
該不要キャラクタを含む前記キャラクタ群と、前記不要
キャラクタを含まない前記キャラクタ群とのうちいずれ
か一方の出力形態を、他方の出力形態を反転させた反転
形態とした。
【0116】さらに、請求項9に記載した本発明の車両
運行情報解析装置によれば、前記視覚情報がキャラクタ
群により構成されており、前記異常有無判別手段が、前
記記憶媒体から読み出した前記デジタルデータを基に生
成した前記キャラクタ群が、前記車両の走行状態の表現
に用いない不要キャラクタを含む場合に、前記視覚情報
が前記異常視覚情報要素を含むと判別し、前記出力形態
設定手段が、前記不要キャラクタを含む前記キャラクタ
群と、前記不要キャラクタを含まない前記キャラクタ群
とのうちいずれか一方の出力形態を、他方の出力形態を
反転させた反転形態に設定する構成とした。
【0117】また、請求項14に記載した本発明の車両
運行情報解析用プログラムを記録した媒体によれば、前
記視覚情報がキャラクタ群により構成されており、前記
プログラムが、前記記憶媒体から読み出した前記デジタ
ルデータを基に生成した前記キャラクタ群が、前記車両
の走行状態の表現に用いない不要キャラクタを含む場合
に、前記視覚情報が前記異常視覚情報要素を含むと前記
異常有無判別手段に判別させる手段としてコンピュータ
を機能させ、また、前記プログラムが、前記不要キャラ
クタを含む前記キャラクタ群と、前記不要キャラクタを
含まない前記キャラクタ群とのうちいずれか一方の出力
形態を、前記出力形態設定手段により、前記不要キャラ
クタを含む前記キャラクタ群と、前記不要キャラクタを
含まない前記キャラクタ群とのうち他方の出力形態を反
転させた反転形態に設定させる手段としてコンピュータ
を機能させる構成とした。
【0118】このため、いずれも、記憶媒体から読み出
されるデジタルデータが、車両の走行状態を示す文字や
符号等のキャラクタを特定するキャラクタデータである
場合に、その読み出したキャラクタデータのうち少なく
とも一部に、走行状態として意味を持たない不要キャラ
クタに対応するキャラクタデータが含まれている際に
は、その不要キャラクタをそのまま含んだ状態でキャラ
クタ群が出力されることとなる。
【0119】従って、不要キャラクタの内容を基に、不
要キャラクタに対応するキャラクタデータが記憶媒体に
記憶されてしまった原因、或は、不要キャラクタに対応
するキャラクタデータが記憶媒体から読み出されてしま
った原因をより正確に類推することができる。
【0120】しかも、不要キャラクタが含まれている場
合と含まれていない場合とで、出力状態が反転状態と非
反転状態とに変わるので、出力されたキャラクタ群が不
要キャラクタを含むか否かを、各キャラクタの内容をい
ちいち検討しなくても即座に判別することができる。
【0121】さらに、請求項5に記載した本発明の車両
運行情報解析方法によれば、前記視覚情報が、前記記憶
媒体から読み出した前記デジタルデータを基に割り出さ
れる座標値を座標軸上で示すことにより前記車両の走行
状態の変動を表現するグラフであり、前記異常視覚情報
要素が、前記グラフのうち、前記記憶媒体から読み出し
た前記デジタルデータを基に割り出される座標値が前記
座標軸上で示すことができないグラフ部分であり、前記
異常視覚情報要素を含む前記視覚情報を、前記グラフ部
分の存在を報知する情報を前記グラフに添えて出力する
ようにした。
【0122】また、請求項10に記載した本発明の車両
運行情報解析装置によれば、前記視覚情報が、前記記憶
媒体から読み出した前記デジタルデータを基に割り出さ
れる座標値を座標軸上で示すことにより前記車両の走行
状態の変動を表現するグラフであり、前記異常有無判別
手段が、前記記憶媒体から読み出した前記デジタルデー
タを基に割り出される座標値が前記座標軸上で示すこと
ができないグラフ部分を前記グラフが含む場合に、前記
視覚情報が前記異常視覚情報要素を含むと判別し、前記
出力形態設定手段が、前記グラフ部分を含む前記グラフ
の出力形態を、前記グラフ部分の存在を報知する情報を
前記グラフに添えた異常報知形態に設定する構成とし
た。
【0123】さらに、請求項15に記載した本発明の車
両運行情報解析用プログラムを記録した媒体によれば、
前記視覚情報が、前記記憶媒体から読み出した前記デジ
タルデータを基に割り出される座標値を座標軸上で示す
ことにより前記車両の走行状態の変動を表現するグラフ
であり、前記プログラムが、前記記憶媒体から読み出し
た前記デジタルデータを基に割り出される座標値が前記
座標軸上で示すことができないグラフ部分を前記グラフ
が含む場合に、前記視覚情報が前記異常視覚情報要素を
含むと前記異常有無判別手段に判別させる手段としてコ
ンピュータを機能させ、また、前記プログラムが、前記
グラフ部分を含む前記グラフの出力形態を、前記出力形
態設定手段により、前記グラフ部分の存在を報知する情
報を前記グラフに添えた異常報知形態に設定させる手段
としてコンピュータを機能させる構成とした。
【0124】このため、いずれも、記憶媒体から読み出
されるデジタルデータが、車両の走行状態の変動を表現
するグラフの座標軸上における座標値を割り出すための
データである場合に、記憶媒体から読み出したデジタル
データのうち少なくとも一部に、座標軸上で示すことが
できない座標値が割り出されるデジタルデータ部分が含
まれている際には、読み出したデジタルデータを基に生
成したグラフに、読み出したデジタルデータから割り出
された複数の座標値の中に座標軸上で示すことができな
い座標値部分が含まれていることを報知する情報を添え
て視覚情報が出力されることとなる。
【0125】従って、出力したグラフ中に座標軸上に座
標値を示すことができないために欠落したグラフ部分が
あったとしても、そのグラフ部分の発生要因が、記憶媒
体から読み出したデジタルデータの内容エラーによるも
のであるか否かを確実に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両運行情報解析装置の基本構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による車両運行情報解析装
置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】図2のICメモリカードに書き込まれるデータ
のフォーマットの一例を示す図である。
【図4】図2の解析装置が行う仕事のメインルーチンを
示すフローチャートである。
【図5】図4の運行データ一覧作成表示処理のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図6】図4の安全管理・車両管理データ一覧作成表示
処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】図4のグラフ作成表示処理のサブルーチンを示
すフローチャートである。
【図8】運行データ一覧作成表示処理においてCRTに
表示される出入庫日時のエラー表示の内容を示す説明図
である。
【図9】運行データ一覧作成表示処理においてCRTに
表示される運転者コードのエラー表示の内容を示す説明
図である。
【図10】グラフ作成表示処理においてCRTに表示さ
れる速度グラフのエラー表示の内容を示す説明図であ
る。
【図11】従来一般の車両運行情報収集解析システムの
概略構成を一部ブロックにて示す説明図である。
【符号の説明】
1 車両運行情報解析装置 11a パソコン本体 11A 異常有無判別手段 11B 出力形態設定手段 4 記憶媒体 42,43 記憶媒体領域

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運行中に収集された該車両の時々
    刻々変化する走行状態がデジタルデータの形で記憶され
    た記憶媒体から、前記デジタルデータを読み出して、該
    読み出したデジタルデータの内容を視覚的に認識可能に
    示す視覚情報を生成し、前記車両の走行状態を表現する
    情報として前記視覚情報を出力するに当たり、 前記記憶媒体から読み出した前記デジタルデータを基に
    生成した前記視覚情報が、前記車両の走行状態と異なる
    内容を表現する異常視覚情報要素を含む場合に、該異常
    視覚情報要素の内容を不変とした状態で、前記異常視覚
    情報要素を含む前記視覚情報を、前記異常視覚情報要素
    を含まず全体を通して前記車両の走行状態を正規に表現
    する前記視覚情報とは視覚的に異なる形態で出力するよ
    うにした、 ことを特徴とする車両運行情報解析方法。
  2. 【請求項2】 前記記憶媒体には複数種類の前記走行状
    態が該走行状態の種類別にデジタルデータの形で記憶さ
    れており、前記異常視覚情報要素は、前記記憶媒体のう
    ち所定の種類の前記走行状態が記憶されている記憶媒体
    領域から読み出した前記デジタルデータを基に生成した
    前記視覚情報中の、前記所定の種類の走行状態の内容と
    して妥当でない情報要素である請求項1記載の車両運行
    情報解析方法。
  3. 【請求項3】 前記記憶媒体から読み出した前記デジタ
    ルデータを基に生成した前記視覚情報が、前記車両の走
    行状態と異なる内容を表現する異常視覚情報要素を含む
    か否かの判別を、前記記憶媒体から読み出した前記デジ
    タルデータの内容を基に行うようにした請求項1又は2
    記載の車両運行情報解析方法。
  4. 【請求項4】 前記視覚情報はキャラクタ群により構成
    されており、前記異常視覚情報要素は前記車両の走行状
    態の表現に用いない不要キャラクタであり、該不要キャ
    ラクタを含む前記キャラクタ群と、前記不要キャラクタ
    を含まない前記キャラクタ群とのうちいずれか一方の出
    力形態を、他方の出力形態を反転させた反転形態とした
    請求項1、2又は3記載の車両運行情報解析方法。
  5. 【請求項5】 前記視覚情報は、前記記憶媒体から読み
    出した前記デジタルデータを基に割り出される座標値を
    座標軸上で示すことにより前記車両の走行状態の変動を
    表現するグラフであり、前記異常視覚情報要素は、前記
    グラフのうち、前記記憶媒体から読み出した前記デジタ
    ルデータを基に割り出される座標値が前記座標軸上で示
    すことができないグラフ部分であり、前記異常視覚情報
    要素を含む前記視覚情報を、前記グラフ部分の存在を報
    知する情報を前記グラフに添えて出力するようにした請
    求項1、2又は3記載の車両運行情報解析方法。
  6. 【請求項6】 車両の運行中に収集された該車両の時々
    刻々変化する走行状態がデジタルデータの形で記憶され
    た記憶媒体から、前記デジタルデータを読み出して、該
    読み出したデジタルデータの内容を視覚的に認識可能に
    示す視覚情報を生成し、前記車両の走行状態を表現する
    情報として前記視覚情報を出力する車両運行情報解析装
    置であって、 前記記憶媒体から読み出した前記デジタルデータを基に
    生成した前記視覚情報が、前記車両の走行状態と異なる
    内容を表現する異常視覚情報要素を含むか否かを判別す
    る異常有無判別手段と、 前記視覚情報の出力形態を、互いに視覚的に識別可能な
    複数種類の出力形態の中から選択した1つの出力形態に
    設定する出力形態設定手段とを備え、 前記出力形態設定手段により、前記異常視覚情報要素を
    含むと前記異常有無判別手段の判別した前記視覚情報の
    出力形態が、前記異常視覚情報要素を含まないと前記異
    常有無判別手段の判別した前記視覚情報の出力形態とは
    異なる出力形態に設定され、 前記異常視覚情報要素を含むと前記異常有無判別手段の
    判別した前記視覚情報が、前記出力形態設定手段により
    設定された出力形態により、前記異常視覚情報要素の内
    容を不変とした状態で出力される、 ことを特徴とする車両運行情報解析装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶媒体には複数種類の前記走行状
    態が該走行状態の種類別にデジタルデータの形で記憶さ
    れており、前記異常有無判別手段は、前記記憶媒体のう
    ち所定の種類の前記走行状態が記憶されている記憶媒体
    領域から読み出した前記デジタルデータを基に生成した
    前記視覚情報中に、前記所定の種類の走行状態の内容と
    して妥当でない情報要素がある場合に、前記視覚情報が
    前記異常視覚情報要素を含むと判別する請求項6記載の
    車両運行情報解析装置。
  8. 【請求項8】 前記異常有無判別手段は、前記記憶媒体
    から読み出した前記デジタルデータを基に生成した前記
    視覚情報が、前記車両の走行状態と異なる内容を表現す
    る異常視覚情報要素を含むか否かの判別を、前記記憶媒
    体から読み出した前記デジタルデータの内容を基に行う
    請求項6又は7記載の車両運行情報解析装置。
  9. 【請求項9】 前記視覚情報はキャラクタ群により構成
    されており、前記異常有無判別手段は、前記記憶媒体か
    ら読み出した前記デジタルデータを基に生成した前記キ
    ャラクタ群が、前記車両の走行状態の表現に用いない不
    要キャラクタを含む場合に、前記視覚情報が前記異常視
    覚情報要素を含むと判別し、前記出力形態設定手段は、
    前記不要キャラクタを含む前記キャラクタ群と、前記不
    要キャラクタを含まない前記キャラクタ群とのうちいず
    れか一方の出力形態を、他方の出力形態を反転させた反
    転形態に設定する請求項6、7又は8記載の車両運行情
    報解析装置。
  10. 【請求項10】 前記視覚情報は、前記記憶媒体から読
    み出した前記デジタルデータを基に割り出される座標値
    を座標軸上で示すことにより前記車両の走行状態の変動
    を表現するグラフであり、前記異常有無判別手段は、前
    記記憶媒体から読み出した前記デジタルデータを基に割
    り出される座標値が前記座標軸上で示すことができない
    グラフ部分を前記グラフが含む場合に、前記視覚情報が
    前記異常視覚情報要素を含むと判別し、前記出力形態設
    定手段は、前記グラフ部分を含む前記グラフの出力形態
    を、前記グラフ部分の存在を報知する情報を前記グラフ
    に添えた異常報知形態に設定する請求項6、7又は8記
    載の車両運行情報解析装置。
  11. 【請求項11】 車両の運行中に収集された該車両の時
    々刻々変化する走行状態がデジタルデータの形で記憶さ
    れた記憶媒体から、前記デジタルデータを読み出して、
    該読み出したデジタルデータの内容を視覚的に認識可能
    に示す視覚情報を生成し、前記車両の走行状態を表現す
    る情報として前記視覚情報を出力するためのプログラム
    を記録した媒体であって、 前記プログラムは、前記記憶媒体から読み出した前記デ
    ジタルデータを基に生成した前記視覚情報が、前記車両
    の走行状態と異なる内容を表現する異常視覚情報要素を
    含むか否かを判別する異常有無判別手段としてコンピュ
    ータを機能させ、 また、前記プログラムは、前記異常視覚情報要素を含ま
    ないと前記異常有無判別手段の判別した前記視覚情報の
    出力形態を、互いに視覚的に識別可能な複数種類の出力
    形態の中から選択した1つの出力形態に出力形態に設定
    すると共に、前記異常視覚情報要素を含むと前記異常有
    無判別手段の判別した前記視覚情報の出力形態を、前記
    異常視覚情報要素を含まないと前記異常有無判別手段の
    判別した前記視覚情報の出力形態とは異なる、前記複数
    種類の出力形態の中から選択した他の1つの出力形態に
    設定する出力形態設定手段としてコンピュータを機能さ
    せる、 ことを特徴とする車両運行情報解析用プログラムを記録
    した媒体。
  12. 【請求項12】 前記記憶媒体には複数種類の前記走行
    状態が該走行状態の種類別にデジタルデータの形で記憶
    されており、前記プログラムは、前記記憶媒体のうち所
    定の種類の前記走行状態が記憶されている記憶媒体領域
    から読み出した前記デジタルデータを基に生成した前記
    視覚情報中に、前記所定の種類の走行状態の内容として
    妥当でない情報要素がある場合に、前記視覚情報が前記
    異常視覚情報要素を含むと前記異常有無判別手段に判別
    させる手段としてコンピュータを機能させる請求項11
    記載の車両運行情報解析用プログラムを記録した媒体。
  13. 【請求項13】 前記プログラムは、前記記憶媒体から
    読み出した前記デジタルデータを基に生成した前記視覚
    情報が、前記車両の走行状態と異なる内容を表現する異
    常視覚情報要素を含むか否かの、前記異常有無判別手段
    による判別を、前記記憶媒体から読み出した前記デジタ
    ルデータの内容を基に行わせるようコンピュータを機能
    させる請求項11又は12記載の車両運行情報解析用プ
    ログラムを記録した媒体。
  14. 【請求項14】 前記視覚情報はキャラクタ群により構
    成されており、前記プログラムは、前記記憶媒体から読
    み出した前記デジタルデータを基に生成した前記キャラ
    クタ群が、前記車両の走行状態の表現に用いない不要キ
    ャラクタを含む場合に、前記視覚情報が前記異常視覚情
    報要素を含むと前記異常有無判別手段に判別させる手段
    としてコンピュータを機能させ、また、前記プログラム
    は、前記不要キャラクタを含む前記キャラクタ群と、前
    記不要キャラクタを含まない前記キャラクタ群とのうち
    いずれか一方の出力形態を、前記出力形態設定手段によ
    り、前記不要キャラクタを含む前記キャラクタ群と、前
    記不要キャラクタを含まない前記キャラクタ群とのうち
    他方の出力形態を反転させた反転形態に設定させる手段
    としてコンピュータを機能させる請求項11、12又は
    13記載の車両運行情報解析用プログラムを記録した媒
    体。
  15. 【請求項15】 前記視覚情報は、前記記憶媒体から読
    み出した前記デジタルデータを基に割り出される座標値
    を座標軸上で示すことにより前記車両の走行状態の変動
    を表現するグラフであり、前記プログラムは、前記記憶
    媒体から読み出した前記デジタルデータを基に割り出さ
    れる座標値が前記座標軸上で示すことができないグラフ
    部分を前記グラフが含む場合に、前記視覚情報が前記異
    常視覚情報要素を含むと前記異常有無判別手段に判別さ
    せる手段としてコンピュータを機能させ、また、前記プ
    ログラムは、前記グラフ部分を含む前記グラフの出力形
    態を、前記出力形態設定手段により、前記グラフ部分の
    存在を報知する情報を前記グラフに添えた異常報知形態
    に設定させる手段としてコンピュータを機能させる請求
    項11、12、13又は14記載の車両運行情報解析用
    プログラムを記録した媒体。
JP27454497A 1997-10-07 1997-10-07 車両運行情報解析方法、車両運行情報解析装置、及び、車両運行情報解析用プログラムを記録した媒体 Abandoned JPH11108686A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010128984A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Fujitsu Ten Ltd メモリカード読取り制御装置及びプログラム
CN114616814A (zh) * 2019-11-13 2022-06-10 株式会社自动网络技术研究所 车载通信装置及信息置换方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010128984A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Fujitsu Ten Ltd メモリカード読取り制御装置及びプログラム
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