JPH07119527B2 - 鉄筋結合方法 - Google Patents
鉄筋結合方法Info
- Publication number
- JPH07119527B2 JPH07119527B2 JP2121269A JP12126990A JPH07119527B2 JP H07119527 B2 JPH07119527 B2 JP H07119527B2 JP 2121269 A JP2121269 A JP 2121269A JP 12126990 A JP12126990 A JP 12126990A JP H07119527 B2 JPH07119527 B2 JP H07119527B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing bar
- bar
- reinforcing
- engaging
- metal fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、土木、建築の躯体工に使用する鉄筋組立体の
鉄筋結合方法に関する。
鉄筋結合方法に関する。
［従来の技術］ かかる鉄筋組立体は、従来、横筋と縦筋とを上下に交差
し、その交差部を焼きなまし鉄線で手作業により結束し
て結合するか、又は、鉄筋同士を点溶接で結合するよう
にしていた。
し、その交差部を焼きなまし鉄線で手作業により結束し
て結合するか、又は、鉄筋同士を点溶接で結合するよう
にしていた。
この手作業による結合方法は、熟練を要して作業性が悪
く、作業時間が長い。
く、作業時間が長い。
また、溶接による結合方法は、鉄筋の強度を著しく低下
させるので、好ましくない。
させるので、好ましくない。
本出願人は特開平１−154947号公報や特開平２−66265
号公報において、鉄筋の結合技術を開示したが、配筋と
鉄筋結合具との溶接作業が面倒であり、強度上充分と言
えなかった。
号公報において、鉄筋の結合技術を開示したが、配筋と
鉄筋結合具との溶接作業が面倒であり、強度上充分と言
えなかった。
また、特開昭64−62544号公報には形状記憶合金又は特
殊プラスチック製のカプラーを用いたものが開示されて
いる。しかしながら、かかる公知技術は堅固に配筋を結
束することはできない。
殊プラスチック製のカプラーを用いたものが開示されて
いる。しかしながら、かかる公知技術は堅固に配筋を結
束することはできない。
さらに、実開昭64−2822号公報には可曲片を配管の下方
に折り曲げて配筋を結束する技術が開示されている。こ
の公知技術は折り曲げ作業をするのが面倒であり、作業
性が悪い。
に折り曲げて配筋を結束する技術が開示されている。こ
の公知技術は折り曲げ作業をするのが面倒であり、作業
性が悪い。
［発明が解決しようとする課題］ したがって本発明の目的は、溶接作業によって堅固に配
筋を固定でき、しかも溶接を簡単に行うことができる鉄
筋結合方法を提供するにある。
筋を固定でき、しかも溶接を簡単に行うことができる鉄
筋結合方法を提供するにある。
［課題を解決するための手段］ 本発明によれば、土木、建築の躯体工に使用する鉄筋組
立体の鉄筋結合方法において、軸方向のリブ部と円周方
向の節部とを有する横筋と縦筋とを直交して上下に配筋
し、該横筋の上半部に係合する第１の係合部と、該第１
の係合部に連続し前記縦筋の上半部に係合する第２の係
合部とを備え、鋼板をプレス加工した鉄筋結合金具を準
備し、その鉄筋結合金具の第１の係合部および第２の係
合部をそれぞれ横筋および縦筋に係合させ、アークスポ
ットガンの位置決め板の溝部を節部上に設けて配筋上に
位置決めし、スポットノズルを前記の係合部に押し当て
て焼抜き栓溶接により溶接部を形成し、鉄筋結合金具を
配筋に溶接するようになっている。
立体の鉄筋結合方法において、軸方向のリブ部と円周方
向の節部とを有する横筋と縦筋とを直交して上下に配筋
し、該横筋の上半部に係合する第１の係合部と、該第１
の係合部に連続し前記縦筋の上半部に係合する第２の係
合部とを備え、鋼板をプレス加工した鉄筋結合金具を準
備し、その鉄筋結合金具の第１の係合部および第２の係
合部をそれぞれ横筋および縦筋に係合させ、アークスポ
ットガンの位置決め板の溝部を節部上に設けて配筋上に
位置決めし、スポットノズルを前記の係合部に押し当て
て焼抜き栓溶接により溶接部を形成し、鉄筋結合金具を
配筋に溶接するようになっている。
［作用］ したがって、配筋に際して下側の鉄筋の節部間に上側の
鉄筋を載置し、鉄筋結合金具の第１および第２の係合部
を上下の鉄筋にそれぞれ係合させる。次いで、アークス
ポトガンを節部と係合させて位置決めして少なくとも第
１又は第２の係合部のいずれか又は両方を上方から焼き
抜き栓溶接をすればよい。このアークスポットガンの位
置決めは配筋の節部を用いるので、容易に行うことがで
きる。
鉄筋を載置し、鉄筋結合金具の第１および第２の係合部
を上下の鉄筋にそれぞれ係合させる。次いで、アークス
ポトガンを節部と係合させて位置決めして少なくとも第
１又は第２の係合部のいずれか又は両方を上方から焼き
抜き栓溶接をすればよい。このアークスポットガンの位
置決めは配筋の節部を用いるので、容易に行うことがで
きる。
このようにして、本発明では鉄筋結合金具を位置決めし
たアークスポットガンにより栓溶接するので、鋼板製の
鉄筋結合金具を用いて確実かつ簡単に鉄筋を固定でき
る。
たアークスポットガンにより栓溶接するので、鋼板製の
鉄筋結合金具を用いて確実かつ簡単に鉄筋を固定でき
る。
［実施例］ 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第１図は本発明によって係合させた配筋を示し、上下に
直交して配筋された横筋Ａと縦Ｂとは、その交差部Ｃに
おいて鉄筋結合金具１の焼抜き栓溶接による溶接部Ｄ、
Ｅにより溶着結合されている。
直交して配筋された横筋Ａと縦Ｂとは、その交差部Ｃに
おいて鉄筋結合金具１の焼抜き栓溶接による溶接部Ｄ、
Ｅにより溶着結合されている。
第２図ないし第４図に示すように、両筋Ａ、Ｂはそれ自
体公知のもので、軸方向の対向するリブ部ａ、ａが突設
され、それらリブ部ａ、ａは円周方向の多数の筋部ｂ、
ｂ・・・及びｃ、ｃ・・・で連結されている。そして、
両筋Ａ、Ｂは第３図に示すように、それぞれのリブ部
ａ、ａが水平になるように、かつ、横筋Ａの凹部ｄが縦
筋の節部ｂ、ｂに当接するように配筋されている。
体公知のもので、軸方向の対向するリブ部ａ、ａが突設
され、それらリブ部ａ、ａは円周方向の多数の筋部ｂ、
ｂ・・・及びｃ、ｃ・・・で連結されている。そして、
両筋Ａ、Ｂは第３図に示すように、それぞれのリブ部
ａ、ａが水平になるように、かつ、横筋Ａの凹部ｄが縦
筋の節部ｂ、ｂに当接するように配筋されている。
本発明で実施される鉄筋結合金具１は、横筋Ａの両リブ
部ａ、ａと上半部の３個の節部ｂ〜ｂに当接する第１の
係合部２と、その係合部２に連結部３を介して連結さ
れ、縦筋Ｂの両リブ部ａ、ａと上半部の４個の節部ｂ〜
ｂとに当接する第２の係合部４とからなり、鋼板をプレ
ス加工して形成されている。
部ａ、ａと上半部の３個の節部ｂ〜ｂに当接する第１の
係合部２と、その係合部２に連結部３を介して連結さ
れ、縦筋Ｂの両リブ部ａ、ａと上半部の４個の節部ｂ〜
ｂとに当接する第２の係合部４とからなり、鋼板をプレ
ス加工して形成されている。
そして、第３図に示すように溶接部Ｅ（溶接部Ｄも同様
である）は、CO2半自動溶接装置のアークスポットガン1
0（第５図）により第２の係合部４の一部を焼切り、横
筋Ｂの節部ｂの頂部に鎖線ｅで示すように溶け込んで形
成されている。したがって、両筋Ａ、Ｂの母材A1、B1の
機械的性質である引張試験における降伏点、引張り強さ
及び曲げ強さを低下させることはない。
である）は、CO2半自動溶接装置のアークスポットガン1
0（第５図）により第２の係合部４の一部を焼切り、横
筋Ｂの節部ｂの頂部に鎖線ｅで示すように溶け込んで形
成されている。したがって、両筋Ａ、Ｂの母材A1、B1の
機械的性質である引張試験における降伏点、引張り強さ
及び曲げ強さを低下させることはない。
第５図は本発明の実施例を示し、両筋Ａ、Ｂの交差部Ｃ
に鉄筋結合金具１をセットする。
に鉄筋結合金具１をセットする。
次いで、アークスポットガン10の位置決めアーム12にロ
ッド13を介して設けられた位置決め板14の溝部14aによ
り、あらかじめ縦筋Ｂの節部ｂに対し、すなわち第２の
係合部４に対する距離Ｆを位置決めしておいて、スポッ
トノズル11を第２の係合部４に押し当て、焼抜き栓溶接
により溶接部Ｅを形成する。
ッド13を介して設けられた位置決め板14の溝部14aによ
り、あらかじめ縦筋Ｂの節部ｂに対し、すなわち第２の
係合部４に対する距離Ｆを位置決めしておいて、スポッ
トノズル11を第２の係合部４に押し当て、焼抜き栓溶接
により溶接部Ｅを形成する。
次いで、同様にして溶接部Ｄを形成する。なお、この溶
接部Ｄは省略することができるが、両溶接部Ｄ、Ｅを形
成する方が、結合がより緊固である。前記アークスポッ
トガン10は、立ったままの姿勢でガン10の図示しない上
部取手を把持して作業できるので作業性が良い。
接部Ｄは省略することができるが、両溶接部Ｄ、Ｅを形
成する方が、結合がより緊固である。前記アークスポッ
トガン10は、立ったままの姿勢でガン10の図示しない上
部取手を把持して作業できるので作業性が良い。
［発明の効果］ 以上の通り、本発明によれば下記のすぐれた効果を奏す
る。
る。
（ｉ） アークスポットガンを配筋上に位置決めすれば
よく、作業性が高い。
よく、作業性が高い。
（ii） アークスポットガンは配筋の節部で位置決めす
るので作業が簡単である。
るので作業が簡単である。
（iii） 栓溶接をするので、鋼板製の鉄筋結合金具を
確実に固着できる。
確実に固着できる。
第１図は本発明の実施して結合した両筋の交差部を示す
斜視図、第２図は第１図の要部の上面図、、第３図は第
２図の一部を断面で示した側面図、第４図は第２図の溶
接部の拡大図、第５図は実施の態様を示す斜視図であ
る。 Ａ……横筋、Ｂ……縦筋、Ｃ……交差部、Ｄ、Ｅ……溶
接部、ａ……リブ部、ｂ……節部、１……鉄筋結合金
具、２……第１の係合部、３……連結部、４……第２の
係合部、10……アークスポットガン、12……アーム、13
……ロッド、14……位置決め板、14a……溝部
斜視図、第２図は第１図の要部の上面図、、第３図は第
２図の一部を断面で示した側面図、第４図は第２図の溶
接部の拡大図、第５図は実施の態様を示す斜視図であ
る。 Ａ……横筋、Ｂ……縦筋、Ｃ……交差部、Ｄ、Ｅ……溶
接部、ａ……リブ部、ｂ……節部、１……鉄筋結合金
具、２……第１の係合部、３……連結部、４……第２の
係合部、10……アークスポットガン、12……アーム、13
……ロッド、14……位置決め板、14a……溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−62544（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−66265（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−154947（ＪＰ，Ａ) 実願昭62−95398号（実開昭64−2822号) の願書に添付した明細書及び図面の内容を 撮影したマイクロフィルム（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】土木、建築の躯体工に使用する鉄筋組立体
の鉄筋結合方法において、軸方向のリブ部と円周方向の
節部とを有する横筋と縦筋とを直交して上下に配筋し、
該横筋の上半部に係合する第１の係合部と、該第１の係
合部に連続し前記縦筋の上半部に係合する第２の係合部
とを備え、鋼板をプレス加工した鉄筋結合金具を準備
し、その鉄筋結合金具の第１の係合部および第２の係合
部をそれぞれ横筋および縦筋に係合させ、アークスポッ
トガンの位置決め板の溝部を節部上に設けて配筋上に位
置決めし、スポットノズルを前記の係合部に押し当てて
焼抜き栓溶接により溶接部を形成し、鉄筋結合金具を配
筋に溶接することをことを特徴とする鉄筋結合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2121269A JPH07119527B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 鉄筋結合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2121269A JPH07119527B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 鉄筋結合方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0420659A JPH0420659A (ja) | 1992-01-24 |
| JPH07119527B2 true JPH07119527B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=14807074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2121269A Expired - Lifetime JPH07119527B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 鉄筋結合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07119527B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2849262B2 (ja) * | 1992-02-14 | 1999-01-20 | 鹿島建設株式会社 | 鉄筋先組における鉄筋の緊結構造 |
| DE102009048425A1 (de) * | 2009-10-06 | 2011-04-07 | Häussler Innovation GmbH | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung geschweißter Verbindungen |
| JP6531396B2 (ja) * | 2015-01-14 | 2019-06-19 | 株式会社大林組 | 鉄筋結束方法、先組鉄筋及び鉄筋結束装置 |
| JP6974951B2 (ja) * | 2017-03-01 | 2021-12-01 | 戸田建設株式会社 | 折曲げ鉄筋による降伏ヒンジ位置の制御方法とその制御構造 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS642822U (ja) * | 1987-06-23 | 1989-01-10 | ||
| JPS6462544A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-09 | Toda Construction | Method of reinforcing and clamping construction of rc structure |
| JPH0718207B2 (ja) * | 1987-12-10 | 1995-03-01 | 鹿島建設株式会社 | 鉄筋結合治具 |
| JPH0635760B2 (ja) * | 1988-08-31 | 1994-05-11 | 鹿島建設株式会社 | 鉄筋結合工法とそれに用いられる鉄筋結合治具および鉄筋結合装置 |
-
1990
- 1990-05-14 JP JP2121269A patent/JPH07119527B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0420659A (ja) | 1992-01-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07119527B2 (ja) | 鉄筋結合方法 | |
| JP2521394B2 (ja) | 鉄筋結合溶接方法 | |
| JP2725983B2 (ja) | 鉄筋結合ロボット溶接装置 | |
| US1161419A (en) | Method of welding. | |
| JP2613535B2 (ja) | 溶接継手用部材及び溶接継手作成法 | |
| JP2577527Y2 (ja) | 鉄筋の溶接継手用バッキング部材 | |
| JP2972755B1 (ja) | フラッシュバット溶接機の通電用電極 | |
| JPH0882042A (ja) | 異形鉄筋溶接金網及び製造装置 | |
| JP3866839B2 (ja) | 鉄筋連結用の継手及び鉄筋の連結方法 | |
| JPH0718207B2 (ja) | 鉄筋結合治具 | |
| JP3788799B2 (ja) | 鋼板と異形棒鋼の接合構造 | |
| JPH05179661A (ja) | 鋼管杭頭部結合用鋼材 | |
| JP2604511B2 (ja) | 柱・梁仕口部の接合方法 | |
| JPH11158907A (ja) | 作業機のブーム構造 | |
| KR20240052188A (ko) | 용접형 철근커플러 및 체결방법 | |
| JP3032327B2 (ja) | 鉄筋組立用筋枠 | |
| JPH0246313B2 (ja) | ||
| JPH0443133B2 (ja) | ||
| JPH0723462Y2 (ja) | 鉄筋結合治具 | |
| SU1031679A1 (ru) | Способ электродуговой сварки под флюсом изделий из двух частей,имеющих чередующиес выступы и впадины | |
| JPH032597B2 (ja) | ||
| JP3376378B2 (ja) | 管体の突合せ溶接方法、およびこれにより接合した管体 | |
| JP3169408B2 (ja) | 鉄筋組立用筋枠 | |
| JPH0824991B2 (ja) | 鎖の環状体連結方法 | |
| RU1352810C (ru) | Способ сварки плавлением термически упрочненных сплавов |