JPH07119430A - 内燃機関の潤滑装置 - Google Patents
内燃機関の潤滑装置Info
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- JPH07119430A JPH07119430A JP5267661A JP26766193A JPH07119430A JP H07119430 A JPH07119430 A JP H07119430A JP 5267661 A JP5267661 A JP 5267661A JP 26766193 A JP26766193 A JP 26766193A JP H07119430 A JPH07119430 A JP H07119430A
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- lubricating oil
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- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M1/00—Pressure lubrication
- F01M1/02—Pressure lubrication using lubricating pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M11/00—Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
- F01M11/0004—Oilsumps
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M5/00—Heating, cooling, or controlling temperature of lubricant; Lubrication means facilitating engine starting
- F01M5/002—Cooling
-
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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- F01M11/0004—Oilsumps
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P11/00—Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
- F01P11/08—Arrangements of lubricant coolers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機関各部へ供給される潤滑油の温度を低下さ
せるとともに、オイルパン１側での外気による放熱を促
進する。 【構成】 オイルパン１から潤滑油を吸入するようにオ
イルポンプ２が設けられており、潤滑油供給通路３を介
して機関各部の潤滑部４へ潤滑油を圧送している。吐出
された潤滑油の一部が分流するように、潤滑油供給通路
３からバイパス通路６が分岐形成されており、その途中
にオイルクーラ８が介装されている。バイパス通路６の
先端は、オイルポンプ２の吸入側に合流しており、オイ
ルクーラ８で放熱した低温潤滑油がオイルパン１内に混
合せずにオイルポンプ２に戻るようになっている。
せるとともに、オイルパン１側での外気による放熱を促
進する。 【構成】 オイルパン１から潤滑油を吸入するようにオ
イルポンプ２が設けられており、潤滑油供給通路３を介
して機関各部の潤滑部４へ潤滑油を圧送している。吐出
された潤滑油の一部が分流するように、潤滑油供給通路
３からバイパス通路６が分岐形成されており、その途中
にオイルクーラ８が介装されている。バイパス通路６の
先端は、オイルポンプ２の吸入側に合流しており、オイ
ルクーラ８で放熱した低温潤滑油がオイルパン１内に混
合せずにオイルポンプ２に戻るようになっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、オイルパンに貯留さ
れた潤滑油をオイルポンプにて機関各部へ供給する内燃
機関の潤滑装置、特にバイパスフロー式のオイルクーラ
を備えた潤滑装置に関する。
れた潤滑油をオイルポンプにて機関各部へ供給する内燃
機関の潤滑装置、特にバイパスフロー式のオイルクーラ
を備えた潤滑装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関の潤滑油の過度の温度上昇を回
避するために、空冷あるいは水冷式のオイルクーラを設
けた潤滑装置が従来から知られているが、その一つとし
て、実開昭６０−７５６１４号公報には、バイパスフロ
ー式にオイルクーラを配置した構成が示されている。こ
れは、オイルパンに貯留された潤滑油をオイルポンプが
吸入するとともに機関各部へ圧送する潤滑装置におい
て、オイルポンプの吐出側に、潤滑油の一部が分流する
ようにバイパス通路を分岐形成し、かつこのバイパス通
路にオイルクーラを介装したものであって、上記バイパ
ス通路の先端はクランクケース内で開放されている。つ
まり、オイルパンからオイルポンプにより吸い上げられ
た潤滑油の一部は、バイパス通路を通してオイルパン内
へ戻るようになり、その際にオイルクーラを通過して冷
却される。そして、残部の潤滑油が実際に機関各部へ供
給され、各部の潤滑を行うのである。
避するために、空冷あるいは水冷式のオイルクーラを設
けた潤滑装置が従来から知られているが、その一つとし
て、実開昭６０−７５６１４号公報には、バイパスフロ
ー式にオイルクーラを配置した構成が示されている。こ
れは、オイルパンに貯留された潤滑油をオイルポンプが
吸入するとともに機関各部へ圧送する潤滑装置におい
て、オイルポンプの吐出側に、潤滑油の一部が分流する
ようにバイパス通路を分岐形成し、かつこのバイパス通
路にオイルクーラを介装したものであって、上記バイパ
ス通路の先端はクランクケース内で開放されている。つ
まり、オイルパンからオイルポンプにより吸い上げられ
た潤滑油の一部は、バイパス通路を通してオイルパン内
へ戻るようになり、その際にオイルクーラを通過して冷
却される。そして、残部の潤滑油が実際に機関各部へ供
給され、各部の潤滑を行うのである。
【０００３】このようにバイパスフロー式にオイルクー
ラを設けた構成によれば、オイルポンプにより吐出され
た潤滑油の全量をオイルクーラに通過させる構成に比較
して圧力損失を小さくでき、機関各部に実際に供給され
る潤滑油の油圧を高く維持できる利点がある。
ラを設けた構成によれば、オイルポンプにより吐出され
た潤滑油の全量をオイルクーラに通過させる構成に比較
して圧力損失を小さくでき、機関各部に実際に供給され
る潤滑油の油圧を高く維持できる利点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、オイルクーラを通過して低温となった潤
滑油がオイルパン内の高温潤滑油と混合した上で再びオ
イルポンプにより吸い上げられる形となるため、機関各
部へ圧送される潤滑油の温度をそれほど低くすることが
できない。また、オイルクーラの放熱に伴ってオイルパ
ン内の平均油温が低下するため、オイルパン側での放熱
効率は低下してしまい、その結果、オイルクーラの放熱
熱量に見合った十分な油温低下効果を確保できない、と
いう不具合がある。
来の構成では、オイルクーラを通過して低温となった潤
滑油がオイルパン内の高温潤滑油と混合した上で再びオ
イルポンプにより吸い上げられる形となるため、機関各
部へ圧送される潤滑油の温度をそれほど低くすることが
できない。また、オイルクーラの放熱に伴ってオイルパ
ン内の平均油温が低下するため、オイルパン側での放熱
効率は低下してしまい、その結果、オイルクーラの放熱
熱量に見合った十分な油温低下効果を確保できない、と
いう不具合がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
の潤滑装置は、内燃機関のクランクケース下部に設けら
れたオイルパンと、このオイルパンに貯留された潤滑油
を吸入し、かつ潤滑油供給通路を介して機関各部へ圧送
するオイルポンプと、このオイルポンプが吐出した潤滑
油の一部が分流するように潤滑油供給通路から分岐形成
され、かつ通路先端が上記オイルポンプの吸入側に合流
したバイパス通路と、このバイパス通路に介装されたオ
イルクーラと、を備えたことを特徴としている。
の潤滑装置は、内燃機関のクランクケース下部に設けら
れたオイルパンと、このオイルパンに貯留された潤滑油
を吸入し、かつ潤滑油供給通路を介して機関各部へ圧送
するオイルポンプと、このオイルポンプが吐出した潤滑
油の一部が分流するように潤滑油供給通路から分岐形成
され、かつ通路先端が上記オイルポンプの吸入側に合流
したバイパス通路と、このバイパス通路に介装されたオ
イルクーラと、を備えたことを特徴としている。
【０００６】また請求項２の発明では、オイルパン内へ
至る吸入通路と上記バイパス通路との合流通路部が、オ
イルパンの壁部内部に形成され、該合流通路部にオイル
ポンプの吸入ポートが接続されている。
至る吸入通路と上記バイパス通路との合流通路部が、オ
イルパンの壁部内部に形成され、該合流通路部にオイル
ポンプの吸入ポートが接続されている。
【０００７】また請求項３の発明では、上記吸入通路
が、オイルパンと一体に形成した隔壁および該隔壁に取
り付けられたカバーにて通路状に形成されている。
が、オイルパンと一体に形成した隔壁および該隔壁に取
り付けられたカバーにて通路状に形成されている。
【０００８】
【作用】上記構成では、オイルポンプにより吐出された
潤滑油の一部がバイパス通路側に分流し、かつ残部が機
関各部へ供給される。バイパス通路へ分流した潤滑油
は、オイルクーラを通過する際に放熱し、低温となって
再びオイルポンプ吸入側へ戻る。つまり、低温となった
潤滑油がオイルパン内へ戻されずに直接オイルポンプへ
導入されることになり、機関各部へ供給される潤滑油の
温度が低くなる。
潤滑油の一部がバイパス通路側に分流し、かつ残部が機
関各部へ供給される。バイパス通路へ分流した潤滑油
は、オイルクーラを通過する際に放熱し、低温となって
再びオイルポンプ吸入側へ戻る。つまり、低温となった
潤滑油がオイルパン内へ戻されずに直接オイルポンプへ
導入されることになり、機関各部へ供給される潤滑油の
温度が低くなる。
【０００９】また、オイルクーラを経て低温となった潤
滑油がオイルパン内へ戻されないため、オイルパン内に
貯留されている潤滑油の温度は高くなる。従って、外気
との温度差が大きく確保され、オイルパンでの放熱量は
大きなものとなる。
滑油がオイルパン内へ戻されないため、オイルパン内に
貯留されている潤滑油の温度は高くなる。従って、外気
との温度差が大きく確保され、オイルパンでの放熱量は
大きなものとなる。
【００１０】また請求項２のように構成すれば、オイル
クーラを経て低温となった潤滑油が、オイルポンプの吸
入ポート直前に位置するオイルパン壁部の合流通路部に
戻され、ここでオイルパン内から吸入される潤滑油に合
流する。そのため、オイルパン内に延びるサクションパ
イプ等に合流させた場合に比して、オイルクーラ通過後
の低温潤滑油がオイルパン内部の高温潤滑油から受熱す
ることがなくなり、オイルポンプに吸入された時点での
油温が非常に低温に保たれる。しかも、合流通路部へ至
る吸入通路を請求項３のように構成すれば、合流する前
の潤滑油がオイルパン外壁に沿って流れることになり、
オイルパン外壁を介した放熱作用により、オイルポンプ
に吸入される潤滑油の温度が一層低温となる。
クーラを経て低温となった潤滑油が、オイルポンプの吸
入ポート直前に位置するオイルパン壁部の合流通路部に
戻され、ここでオイルパン内から吸入される潤滑油に合
流する。そのため、オイルパン内に延びるサクションパ
イプ等に合流させた場合に比して、オイルクーラ通過後
の低温潤滑油がオイルパン内部の高温潤滑油から受熱す
ることがなくなり、オイルポンプに吸入された時点での
油温が非常に低温に保たれる。しかも、合流通路部へ至
る吸入通路を請求項３のように構成すれば、合流する前
の潤滑油がオイルパン外壁に沿って流れることになり、
オイルパン外壁を介した放熱作用により、オイルポンプ
に吸入される潤滑油の温度が一層低温となる。
【００１１】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【００１２】図１は、この発明に係る潤滑装置の構成を
示す説明図であって、内燃機関のクランクケース下部に
オイルパン１が取り付けられていて潤滑油が貯留される
ようになっているとともに、ここから潤滑油を吸入する
ようにオイルポンプ２が設けられている。このオイルポ
ンプ２は、例えばクランク軸により駆動される歯車式ポ
ンプなどからなり、潤滑油供給通路３を通して機関各部
の潤滑部４へ潤滑油を圧送している。上記潤滑油供給通
路３には、オイルフィルタ５が介装されているととも
に、このオイルフィルタ５より上流側位置もしくは下流
側位置において、潤滑油供給通路３からバイパス通路６
が分岐形成されている。尚、各部の潤滑部４へ送られた
潤滑油は、最終的にクランクケース内へ流れ出てオイル
パン１に回収される。
示す説明図であって、内燃機関のクランクケース下部に
オイルパン１が取り付けられていて潤滑油が貯留される
ようになっているとともに、ここから潤滑油を吸入する
ようにオイルポンプ２が設けられている。このオイルポ
ンプ２は、例えばクランク軸により駆動される歯車式ポ
ンプなどからなり、潤滑油供給通路３を通して機関各部
の潤滑部４へ潤滑油を圧送している。上記潤滑油供給通
路３には、オイルフィルタ５が介装されているととも
に、このオイルフィルタ５より上流側位置もしくは下流
側位置において、潤滑油供給通路３からバイパス通路６
が分岐形成されている。尚、各部の潤滑部４へ送られた
潤滑油は、最終的にクランクケース内へ流れ出てオイル
パン１に回収される。
【００１３】上記バイパス通路６には、所定圧で開弁す
るリリーフ弁７が介装されているとともに、空冷あるい
は水冷式のオイルクーラ８が介装されている。そして、
バイパス通路６の先端は、オイルポンプ２の吸入側に合
流している。
るリリーフ弁７が介装されているとともに、空冷あるい
は水冷式のオイルクーラ８が介装されている。そして、
バイパス通路６の先端は、オイルポンプ２の吸入側に合
流している。
【００１４】図２〜図４は、上記オイルパン１等の具体
的な構成を示している。これは、Ｖ型６気筒機関に適用
したものであって、図２に示すように、シリンダブロッ
ク１１の下面にオイルパン１が取り付けられているとと
もに、機関前端部に、内歯歯車式ポンプからなるオイル
ポンプ２が配置され、クランク軸１２により直接駆動さ
れるようになっている。
的な構成を示している。これは、Ｖ型６気筒機関に適用
したものであって、図２に示すように、シリンダブロッ
ク１１の下面にオイルパン１が取り付けられているとと
もに、機関前端部に、内歯歯車式ポンプからなるオイル
ポンプ２が配置され、クランク軸１２により直接駆動さ
れるようになっている。
【００１５】上記オイルパン１は、アルミニウム合金に
より鋳造したものであって、比較的浅い皿形の形状に形
成されているとともに、機関後端側の下面に拡幅部１３
（図３参照）を有し、該拡幅部１３下面に別体のオイル
パンロア１４がボルト１６により取り付けられてオイル
タンク部１５を形成している。上記オイルパンロア１４
は、金属板をプレス成形したもので、オイルパン１底部
には、上記オイルタンク部１５内に連通させるように開
口部１７（図３参照）が形成されている。
より鋳造したものであって、比較的浅い皿形の形状に形
成されているとともに、機関後端側の下面に拡幅部１３
（図３参照）を有し、該拡幅部１３下面に別体のオイル
パンロア１４がボルト１６により取り付けられてオイル
タンク部１５を形成している。上記オイルパンロア１４
は、金属板をプレス成形したもので、オイルパン１底部
には、上記オイルタンク部１５内に連通させるように開
口部１７（図３参照）が形成されている。
【００１６】またオイルパン１の底面には、前後方向に
沿って細長い矩形の隔壁１８がオイルパン１底壁と一体
に形成されている。そして、この隔壁１８により囲まれ
た部分の上面開口を覆うように、金属板からなる吸入通
路カバー１９がボルト２０により取り付けられており、
これによってオイルポンプ２の吸入側に通じる吸入通路
２１の大部分が形成されている。この吸入通路２１の先
端部は、連通口２２を介してオイルストレーナ２３の内
側に連通している。上記オイルストレーナ２３は、金網
状のもので、オイルパン１底壁に直接取り付けられてお
り、かつ該オイルストレーナ２３を覆うストレーナカバ
ー２４がボルト２５により共締めされている。
沿って細長い矩形の隔壁１８がオイルパン１底壁と一体
に形成されている。そして、この隔壁１８により囲まれ
た部分の上面開口を覆うように、金属板からなる吸入通
路カバー１９がボルト２０により取り付けられており、
これによってオイルポンプ２の吸入側に通じる吸入通路
２１の大部分が形成されている。この吸入通路２１の先
端部は、連通口２２を介してオイルストレーナ２３の内
側に連通している。上記オイルストレーナ２３は、金網
状のもので、オイルパン１底壁に直接取り付けられてお
り、かつ該オイルストレーナ２３を覆うストレーナカバ
ー２４がボルト２５により共締めされている。
【００１７】また上記吸入通路２１の基端側は、隔壁１
８に連続した膨出部２６内の連通路２１ａにより形成さ
れており、該連通路２１ａを介して合流通路部２７に接
続されている。上記合流通路部２７は、オイルパン１上
面側から円筒形に凹設され、その上面開口が吸入ポート
接続口２８となっている。オイルパン１前端には、上記
合流通路部２７を挟んで上記連通路２１ａと対向するよ
うに、プラグ取付孔２９が形成されている。このプラグ
取付孔２９は、オイルパン１の前端面に開口し、ここに
接続管３０ａを備えたテーパプラグ３０が螺着してい
る。すなわち、上記合流通路部２７は、連通路２１ａお
よびプラグ取付孔２９とともに、オイルパン１の底壁部
内部に形成されている。尚、上記連通路２１ａとプラグ
取付孔２９は、オイルパン１の外側からドリル加工によ
り同時に加工されている。上記テーパプラグ３０の接続
管３０ａは、前述したバイパス通路６を構成する図示せ
ぬ配管を介して空冷式オイルクーラ８の出口側に接続さ
れている。
８に連続した膨出部２６内の連通路２１ａにより形成さ
れており、該連通路２１ａを介して合流通路部２７に接
続されている。上記合流通路部２７は、オイルパン１上
面側から円筒形に凹設され、その上面開口が吸入ポート
接続口２８となっている。オイルパン１前端には、上記
合流通路部２７を挟んで上記連通路２１ａと対向するよ
うに、プラグ取付孔２９が形成されている。このプラグ
取付孔２９は、オイルパン１の前端面に開口し、ここに
接続管３０ａを備えたテーパプラグ３０が螺着してい
る。すなわち、上記合流通路部２７は、連通路２１ａお
よびプラグ取付孔２９とともに、オイルパン１の底壁部
内部に形成されている。尚、上記連通路２１ａとプラグ
取付孔２９は、オイルパン１の外側からドリル加工によ
り同時に加工されている。上記テーパプラグ３０の接続
管３０ａは、前述したバイパス通路６を構成する図示せ
ぬ配管を介して空冷式オイルクーラ８の出口側に接続さ
れている。
【００１８】また、上記オイルパン１の前端部には、テ
ーパプラグ３０と平行に並ぶ形でカートリッジ型のオイ
ルフィルタ５が着脱可能に装着されている。そして、こ
のオイルフィルタ５の取付位置に対応して、オイルパン
１の前端部内側に、吐出ポート接続口３２と潤滑油出口
３３とが上面に向かって開口形成されている。上記吐出
ポート接続口３２はオイルフィルタ５の入口側に、上記
潤滑油出口３３はオイルフィルタ５の出口側に、それぞ
れ接続されている。更に、オイルパン１の前端部側面
に、上記潤滑油出口３３から分岐した通路を有するバイ
パス通路接続部３４が設けられている。このバイパス通
路接続部３４は、前述したバイパス通路６を構成する図
示せぬ配管を介して空冷式オイルクーラ８の入口側に接
続されている。また上記潤滑油出口３３は、シリンダブ
ロック１１側の図示せぬオイルギャラリに接続されるよ
うになっている。
ーパプラグ３０と平行に並ぶ形でカートリッジ型のオイ
ルフィルタ５が着脱可能に装着されている。そして、こ
のオイルフィルタ５の取付位置に対応して、オイルパン
１の前端部内側に、吐出ポート接続口３２と潤滑油出口
３３とが上面に向かって開口形成されている。上記吐出
ポート接続口３２はオイルフィルタ５の入口側に、上記
潤滑油出口３３はオイルフィルタ５の出口側に、それぞ
れ接続されている。更に、オイルパン１の前端部側面
に、上記潤滑油出口３３から分岐した通路を有するバイ
パス通路接続部３４が設けられている。このバイパス通
路接続部３４は、前述したバイパス通路６を構成する図
示せぬ配管を介して空冷式オイルクーラ８の入口側に接
続されている。また上記潤滑油出口３３は、シリンダブ
ロック１１側の図示せぬオイルギャラリに接続されるよ
うになっている。
【００１９】オイルポンプ２のハウジングは、図３に示
すように、オイルパン１の前端部にクランク軸１２と直
交するように配置されており、その吸入ポート３５（図
２参照）が吸入ポート接続口２８に、図示せぬ吐出ポー
トが吐出ポート接続口３２にそれぞれ接続されている。
尚、これらの接続部には、図２に示すように、円筒状の
カラー３６およびＯリング３７が用いられている。
すように、オイルパン１の前端部にクランク軸１２と直
交するように配置されており、その吸入ポート３５（図
２参照）が吸入ポート接続口２８に、図示せぬ吐出ポー
トが吐出ポート接続口３２にそれぞれ接続されている。
尚、これらの接続部には、図２に示すように、円筒状の
カラー３６およびＯリング３７が用いられている。
【００２０】上記の構成においては、オイルポンプ２が
作動すると、吸入通路２１を通してオイルタンク部１５
から潤滑油が吸入され、かつオイルフィルタ５を通して
潤滑油出口３３側へと吐出される。このとき、一部の潤
滑油がバイパス通路６となるバイパス通路接続部３４側
へと分流し、かつ残部が潤滑油出口３３から図示せぬオ
イルギャラリを通して機関各部へと圧送される。バイパ
ス通路接続部３４からバイパス通路６へと分流した潤滑
油は、オイルクーラ８を通過する際に放熱し、かつテー
パプラグ３０を通して合流通路部２７へと流入する。そ
して、この合流通路部２７において、吸入通路２１から
流入する潤滑油と合流し、かつ再びオイルポンプ２に吸
入される。
作動すると、吸入通路２１を通してオイルタンク部１５
から潤滑油が吸入され、かつオイルフィルタ５を通して
潤滑油出口３３側へと吐出される。このとき、一部の潤
滑油がバイパス通路６となるバイパス通路接続部３４側
へと分流し、かつ残部が潤滑油出口３３から図示せぬオ
イルギャラリを通して機関各部へと圧送される。バイパ
ス通路接続部３４からバイパス通路６へと分流した潤滑
油は、オイルクーラ８を通過する際に放熱し、かつテー
パプラグ３０を通して合流通路部２７へと流入する。そ
して、この合流通路部２７において、吸入通路２１から
流入する潤滑油と合流し、かつ再びオイルポンプ２に吸
入される。
【００２１】従って、上記構成では、オイルクーラ８に
よって冷却された低温な潤滑油が、オイルタンク部１５
へと戻されることなく、そのままオイルポンプ２に吸入
され、かつ機関各部へ向けて吐出されるので、機関各部
の潤滑部に供給される潤滑油の温度を十分に低くするこ
とができる。特に、オイルクーラ８を出た低温潤滑油
が、オイルポンプ２の吸入ポート３５に近接した合流通
路部２７に戻されるので、例えばオイルパン内に露出す
るサクションパイプの途中に合流させた場合などに比較
して、オイルクーラ８通過後の低温潤滑油がオイルパン
１内の高温潤滑油から受熱することが少なくなり、低温
状態のままオイルポンプ２に導入することができる。し
かも、オイルタンク部１５から合流通路部２７へ至る吸
入通路２１は、オイルパン１と一体の隔壁１８によりオ
イルパン１底壁に沿って形成されているので、外気によ
る冷却作用を受け易くなり、別体のサクションパイプを
用いた場合よりも低温な状態でオイルタンク部１５側か
ら潤滑油を導入でき、機関各部へ供給する潤滑油温度の
一層の低下に寄与するものとなる。
よって冷却された低温な潤滑油が、オイルタンク部１５
へと戻されることなく、そのままオイルポンプ２に吸入
され、かつ機関各部へ向けて吐出されるので、機関各部
の潤滑部に供給される潤滑油の温度を十分に低くするこ
とができる。特に、オイルクーラ８を出た低温潤滑油
が、オイルポンプ２の吸入ポート３５に近接した合流通
路部２７に戻されるので、例えばオイルパン内に露出す
るサクションパイプの途中に合流させた場合などに比較
して、オイルクーラ８通過後の低温潤滑油がオイルパン
１内の高温潤滑油から受熱することが少なくなり、低温
状態のままオイルポンプ２に導入することができる。し
かも、オイルタンク部１５から合流通路部２７へ至る吸
入通路２１は、オイルパン１と一体の隔壁１８によりオ
イルパン１底壁に沿って形成されているので、外気によ
る冷却作用を受け易くなり、別体のサクションパイプを
用いた場合よりも低温な状態でオイルタンク部１５側か
ら潤滑油を導入でき、機関各部へ供給する潤滑油温度の
一層の低下に寄与するものとなる。
【００２２】また上記のように、オイルクーラ８を通過
した低温潤滑油がオイルポンプ２に直接戻されるため、
オイルパン１底部やオイルタンク部１５内に溜まってい
る潤滑油の温度が高く維持される。オイルパン１の外壁
を通して外気に放熱される熱量は、この内部の油温と外
気温との温度差に比例するので、外気によるオイルパン
１の冷却作用がそれだけ大きくなり、効率良く放熱する
ことができる。つまり、オイルクーラ８通過後の潤滑油
をオイルパン１内に戻す場合に比較して、オイルクーラ
８の容量等が同一であれば、一層多くの熱量を外気に放
熱できることになり、潤滑油全体の平均的な油温も低下
させることができる。
した低温潤滑油がオイルポンプ２に直接戻されるため、
オイルパン１底部やオイルタンク部１５内に溜まってい
る潤滑油の温度が高く維持される。オイルパン１の外壁
を通して外気に放熱される熱量は、この内部の油温と外
気温との温度差に比例するので、外気によるオイルパン
１の冷却作用がそれだけ大きくなり、効率良く放熱する
ことができる。つまり、オイルクーラ８通過後の潤滑油
をオイルパン１内に戻す場合に比較して、オイルクーラ
８の容量等が同一であれば、一層多くの熱量を外気に放
熱できることになり、潤滑油全体の平均的な油温も低下
させることができる。
【００２３】また上記実施例の構成によれば、合流通路
部２７等がオイルパン１の壁部と一体に形成されている
ため、オイルパン１の剛性向上が図れ、オイルパン１の
振動およびこれに伴う騒音が抑制される。
部２７等がオイルパン１の壁部と一体に形成されている
ため、オイルパン１の剛性向上が図れ、オイルパン１の
振動およびこれに伴う騒音が抑制される。
【００２４】しかも合流通路部２７をオイルパン１と一
体に設けるとともに、吸入通路２１をオイルパン１と一
体の隔壁１８および吸入通路カバー１９により形成して
いるため、通常のサクションパイプのような耐振性が問
題とならず、かつオイルストレーナ２３をオイルパン１
に直接支持させた構成が可能となる。これによりオイル
ストレーナ２３部分の剛性が大幅に向上する。また、吸
入通路２１およびオイルストレーナ２３を予めオイルパ
ン１に設けることができるため、オイルパン１全体の組
付作業性が良好なものとなる。
体に設けるとともに、吸入通路２１をオイルパン１と一
体の隔壁１８および吸入通路カバー１９により形成して
いるため、通常のサクションパイプのような耐振性が問
題とならず、かつオイルストレーナ２３をオイルパン１
に直接支持させた構成が可能となる。これによりオイル
ストレーナ２３部分の剛性が大幅に向上する。また、吸
入通路２１およびオイルストレーナ２３を予めオイルパ
ン１に設けることができるため、オイルパン１全体の組
付作業性が良好なものとなる。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る内燃機関の潤滑装置によれば、オイルクーラ通過
後の低温潤滑油がそのまま機関各部へ圧送されるため、
機関各部へ供給される実際の潤滑油温度を一層低く維持
できるとともに、オイルパン側で外気による冷却を効率
良く行うことができ、平均的な油温の一層の低下あるい
はオイルクーラの小型化を実現できる。
に係る内燃機関の潤滑装置によれば、オイルクーラ通過
後の低温潤滑油がそのまま機関各部へ圧送されるため、
機関各部へ供給される実際の潤滑油温度を一層低く維持
できるとともに、オイルパン側で外気による冷却を効率
良く行うことができ、平均的な油温の一層の低下あるい
はオイルクーラの小型化を実現できる。
【図１】この発明に係る潤滑装置の構成を示す構成説明
図。
図。
【図２】この潤滑装置の一層具体的な実施例を示す図３
のＡ−Ａ線に沿った断面図。
のＡ−Ａ線に沿った断面図。
【図３】この実施例のオイルパンを示す平面図。
【図４】同じくオイルパンを示す図３の矢印Ｂ方向から
の正面図。
の正面図。
１…オイルパン ２…オイルポンプ ３…潤滑油供給通路 ５…オイルフィルタ ６…バイパス通路 ８…オイルクーラ ２１…吸入通路 ２３…オイルストレーナ ２７…合流通路部
Claims (3)
- 【請求項１】 内燃機関のクランクケース下部に設けら
れたオイルパンと、このオイルパンに貯留された潤滑油
を吸入し、かつ潤滑油供給通路を介して機関各部へ圧送
するオイルポンプと、このオイルポンプが吐出した潤滑
油の一部が分流するように潤滑油供給通路から分岐形成
され、かつ通路先端が上記オイルポンプの吸入側に合流
したバイパス通路と、このバイパス通路に介装されたオ
イルクーラと、を備えたことを特徴とする内燃機関の潤
滑装置。 - 【請求項２】 オイルパン内へ至る吸入通路と上記バイ
パス通路との合流通路部が、オイルパンの壁部内部に形
成され、該合流通路部にオイルポンプの吸入ポートが接
続されていることを特徴とする請求項１記載の内燃機関
の潤滑装置。 - 【請求項３】 上記吸入通路が、オイルパンと一体に形
成した隔壁および該隔壁に取り付けられたカバーにて通
路状に形成されていることを特徴とする請求項２記載の
内燃機関の潤滑装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5267661A JPH07119430A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 内燃機関の潤滑装置 |
| KR1019940027391A KR0139269B1 (ko) | 1993-10-27 | 1994-10-26 | 내연 기관의 윤활 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5267661A JPH07119430A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 内燃機関の潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07119430A true JPH07119430A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17447781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5267661A Pending JPH07119430A (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 内燃機関の潤滑装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07119430A (ja) |
| KR (1) | KR0139269B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103518043A (zh) * | 2011-05-13 | 2014-01-15 | 罗伯特·博世有限公司 | 内燃机及燃料输送装置 |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP5267661A patent/JPH07119430A/ja active Pending
-
1994
- 1994-10-26 KR KR1019940027391A patent/KR0139269B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103518043A (zh) * | 2011-05-13 | 2014-01-15 | 罗伯特·博世有限公司 | 内燃机及燃料输送装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR950011806A (ko) | 1995-05-16 |
| KR0139269B1 (ko) | 1998-05-01 |
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