JP4570488B2 - 内燃機関の冷却構造 - Google Patents
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Description
(1)最も一般的な例として、別体のオイルクーラユニットをオイルパンやシリンダブロック等の側面に装着する。このオイルクーラユニットは、オイルポンプから内燃機関の各部へ送給されるオイル通路の途中に配置され、外部からの冷却用配管が接続される。
(2)オイルパン底部に冷却水が通流する冷却配管を設けて、オイルパンの油溜め部に貯留されているオイルを冷却する。更に特許文献1に記載されているものでは、オイルパン底部に冷却配管を支えるステーを設け、このステーに放熱フィンとしての機能を持たせている。
(3)特許文献2に記載されているように、冷却水通路を内蔵する冷却板を、オイルパンの油溜め部に設置し、この油溜め部内に貯留されているオイルを冷却する。
・オイルクーラユニットを別体として構成する場合にはこのユニットを小型・軽量化することが求められ、このような小型のオイルクーラユニットで潤滑油(オイル)を効率的に冷却するためには、潤滑油と冷却水との間の熱交換を効率的に行う必要がある。このため、オイルクーラユニット内を流れる潤滑油にある程度の流速を与える必要がある。しかしながら、仮に内燃機関各部からの戻り側のオイル通路にオイルクーラを設けようとすると、潤滑油を集合させるための配管構造が複雑となるため、一般的には上述したようにオイルポンプから内燃機関の各部へ送給されるポンプ吐出側のオイル通路にオイルクーラを設置することとなる。このようにポンプ吐出側のオイル通路にオイルクーラを設置すると、オイルクーラユニットでの潤滑油の圧力損失が発生し、この圧力損失の分、内燃機関の各部へ送給される潤滑油の供給量や圧力が低下する。従って、上記のオイルクーラによる圧力損失分、オイルポンプの要求駆動力が増大する。
・また、オイルポンプの吐出側・下流側のオイル通路に別体のオイルクーラを設けるという搭載位置の制約により、内燃機関のレイアウトの自由度が制約されてしまう。
・更に、別体のオイルクーラを内燃機関に装着するという構造であるため、オイルクーラユニットの他、ホース、クリップ、ブラケット及び取付ボルトなどの部品が必要となり、部品点数が増し、大型化、重量増加、コスト増加及び作業工数の増加等を招いてしまう。
・オイルパンに溜められているオイルの流れは弱いので、上記従来例1のような別体のオイルクーラに比して潤滑油と冷却配管との間の熱交換の効率は低い。このため、冷却配管を増加させたり、冷却配管の径を小さくして流速を上げるなどの工夫が必要となるが、この場合、冷却水通路の抵抗が大きくなり、冷却水を送給するオイルポンプのポンプ損失が増加してしまう。
・また、車載状態では、車両の旋回、制動、加速時などに、オイルパンの油溜め部内のオイルの油面が大きく傾く。このように油面が傾いた際に、仮に潤滑油を吸い込むオイルストレーナが油面上に露出すると、エアを吸い込むおそれがあり、好ましくない。このため、一般的にはオイルストレーナのオイル吸込口はオイルパンの中央部の底面近傍に配置される。しかしながら、上記特許文献1のようにオイルストレーナの近傍に冷却配管が配索されていると、傾いた油面が元に戻る際に冷却配管が抵抗・障害となって油面復帰に時間がかかり、オイル吸込口が油面上に露出するおそれが増し、このため、油量を増加するなどの対策が必要となってしまう。
・上記従来例(2)と同様、オイルパンの油溜め部に溜められているオイルを冷却する構成となっているので熱交換の効率が低く、また、冷却板が抵抗・障害となって油面復帰が遅れるおそれがある。
14…アッパオイルパン
16…ロアオイルパン
17…油溜め部
60…バッフルプレート
62…通路形成部
64…壁側区間
66…架橋区間
70…基準平坦部
72…傾斜部
74…オイル落とし孔
76…熱交換フィン
Claims (5)
- 内燃機関のオイルパンのオイルが貯留される油溜め部の上方にバッフルプレートを設け、このバッフルプレートに冷却水が通流する通路形成部を形成するとももに、このバッフルプレートに、上記オイルパンの下方へ向けて突出する熱交換フィンを形成し、
この熱交換フィンは、下端部のみが上記油溜め部に貯留されたオイルに接するように設定されていることを特徴とする内燃機関の冷却構造。 - 上記バッフルプレートが、上記通路形成部よりも機関上方に配置される平坦な基準平坦部と、上記基準平坦部に対して傾斜し、この基準平坦部と通路形成部とを接続する傾斜部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の冷却構造。
- 上記傾斜部には、上記通路形成部の近傍に、オイル落とし孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の冷却構造。
- 上記オイルパンは、シリンダブロックの下側に固定されるアッパオイルパンと、このアッパオイルパンの下側に固定されるロアオイルパンとを有し、
上記アッパオイルパンにバッフルプレートが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の冷却構造。 - 上記通路形成部が、アッパオイルパンの両側壁に沿って延びる2つの壁側区間と、これら2つの壁側区間にかけ渡される架橋区間と、を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の冷却構造。
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2005
- 2005-03-15 JP JP2005072139A patent/JP4570488B2/ja not_active Expired - Fee Related
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