JPH07118741B2 - エレベータ乗かご内通話装置 - Google Patents

エレベータ乗かご内通話装置

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JPH07118741B2
JPH07118741B2 JP63150068A JP15006888A JPH07118741B2 JP H07118741 B2 JPH07118741 B2 JP H07118741B2 JP 63150068 A JP63150068 A JP 63150068A JP 15006888 A JP15006888 A JP 15006888A JP H07118741 B2 JPH07118741 B2 JP H07118741B2
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潔 園本
晴久 中村
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株式会社日立ビルシステムサービス
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレベータ乗かご内通話装置に係り、特にセ
ンター装置との通話点検に好適なエレベータ乗かご内通
話装置に関する。
〔従来の技術〕
第2図に従来の通話装置の点検装置を示す。
端末装置2は、例えばエレベータかご内の押し釦等の通
話要求装置11、センター側と通話するための通話装置
9、センター側に信号を送出する発報装置10で構成され
ている。また、センター装置1は、受信した信号を処理
する処理信号4、端末側と通話するための通話装置14で
構成されている。端末装置2とセンター装置1は、電話
回線3を介して接続されている。従来、センター装置1
と端末装置2の間の通話状態を点検する場合は、以下の
ように動作していた。
点検者は、端末装置2の設置されている現地に出向き、
まず、通話要求装置11を動作させる。この通話要求信号
は通話装置9を介して発報装置10に送られ、発報装置10
は予め設定されているセンター装置1に対して前記通話
要求信号を電話回線3を介して送信する。センター装置
1の処理装置4は、受信した情報から通話要求であるこ
とを認識して通話装置14と電話回線3を接続して通話装
置9との通話を可能とする。通話装置9と通話装置14が
接続されたことにより、端末側の点検者とセンター側と
監視員との通話ができ、必要な情報を連絡することで点
検の役割を果たしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
端末側とセンター側の間の通話機能点検は、その性質上
定期的に実施されることが通常である。従つて、端末装
置の数が多くなるとセンター装置で処理する通話点検の
頻度が高くなり一時に集中する場合がある。この場合、
センター装置側は、これに対応するため通話装置の増設
や監視員の増員を実施しなければならない問題や、監視
員が点検の対応に追われてセンチャー装置の本来の機能
である端末装置からの異常発報信号の対応ができなくな
るという問題があつた。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、通話機
能の点検に際しセンター装置側での装置や人員を増加を
抑えることにより、通話点検に要する費用を大幅に削減
することができるエレベータ乗りかご内通話装置を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、エレベータ乗り
かご内の通話装置を、前記エレベータ乗りかご内の通話
要求装置を作動させることにより、電話回線を介してセ
ンター装置の通話装置と連結して通話を行うようにした
エレベータ乗りかご内通話装置において、前記エレベー
タ乗りかご内に、前記エレベータ乗りかご内通話装置の
点検時に点検者が操作して点検信号を出力する点検信号
発生装置と、前記通話要求装置からの信号があったとき
前記点検信号発生装置からの点検信号を含めた信号を前
記センター装置へ送信する信号送信手段とを設けるとと
もに、前記センター装置側に、送信された信号に前記点
検信号が含まれているか否かを判断する処理手段と、前
記エレベータ乗りかご内の通話装置からの音声信号を認
識する音声認識装置と、この音声認識装置で音声が識別
されたとき作動して予め定められた音声信号を送出する
応答装置と、前記処理手段で点検信号が含まれていると
判断されたとき前記センター装置の通話装置と前記電話
回線との接続を遮断し、当該電話回転を前記音声認識装
置と前記応答装置とに接続する切換手段とを設けたこと
を特徴とする。
〔作用〕
エレベータ乗かご内通話装置とセンター装置間の通話機
能の点検を行なう場合、乗かご内通話装置側で点検信号
と通話要求信号を発生させ、この二つの信号を含めた情
報を予め設定されたセンター装置に送信する。センター
装置側では、受信した情報から点検の通話要求であるこ
とを認識して音声認識装置と電化回線を接続し乗かご内
通話装置側からの音声信号を持つ。音声信号を認識した
ら応答装置を作動させて予め定められた音声信号を送出
し、これにより通話機能の点検が実施できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図は本発明の実施例に係るエレベータ乗かご内通話
装置の点検装置のブロツク図である。図で第2図に示す
部分と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
点検信号発生装置18は、例えばエレベータ内に設けられ
た押し釦で構成されている。発報装置12は、従来の発報
装置10に対応する発報装置であるが点検信号発生装置18
が作動された場合には、点検信号であることを示す情報
を含めて送信する機能を有する。処理装置5は、従来の
処理装置4に対応する処理装置であるが従来の機能に加
え、受信した信号が点検信号であるか否かを判別する機
能およびこの判別結果に従つて通話装置14と音声認識装
置13のどちらかに切り分ける機能を有する。音声認識装
置13は、端末装置2からの音声信号を認識して応答装置
15に対して応答指令を出す。応答装置15は、音声認識装
置13からの応答指令を受け予め設定してある音声信号を
端末装置2に送出する。
次に、本実施例の動作を説明する。
点検者が図示しない点検押し釦を押すと点検信号発生装
置18が作動しこの点検信号は発報装置12に入力される。
次に点検者が図示しない別の押し釦を押すと通話要求装
置11が作動しこの通話要求信号は、通話装置9を介して
発報装置12に入力される。発報装置12は、入力された点
検信号と通話要求信号により、センター装置1に送信す
る情報の中に点検の通話要求であることを含めて送信す
る。一方、センター装置1の処理装置5は、端末装置2
から電話回線3を介して受信した情報の中から、点検の
通話要求であることを判別し電話回線3を音声認識装置
13に接続し点検者の音声を持つ。点検者が音声を発する
とその音声は、電話回線3を介して音声認識装置13に入
力される。音声認識装置13は、音声を認識すると端末側
からセンター側への通話は正常と判別し、その旨端末側
に報知すべく応答装置15に対して応答音声を送出するよ
う指令する。応答装置15は、音声認識装置13からの指令
を受けて予め設定されている音声を電話回線3を介して
端末装置2に送信する。点検者は、センター装置1から
の音声を聞いて通話状態を確認する。
このように本実施例では、点検時には端末装置側で点検
信号を出力し、センター装置側ではこれを識別して自動
応答し端末側に報知するようにしたので、センター装置
側では点検に対応すべき監視員を全く必要とせず、従来
と比較して人員を大幅に削除することができる。又、セ
ンター装置の監視員は点検に対応する必要がなくなるの
で、点検の対応に追われてセンター装置の本来の機能で
ある端末装置からの以上発報に対応できなくなるおそれ
も解消することができる。
尚、上記実施例の説明では、応答装置15に予め設定して
ある音声の保持方法を例示しなかつたが、これは、録音
・再生用テープ、ICメモリなど例示できるが、同様の機
能を有するものであればどのようなものでも差し支えな
い。
〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明では、点検に点検信号を出力
し、これを識別して予め設定してある音声により自動応
答するようにしたので、点検に対応すべき監視員を不必
要とすることができる。又、センター装置の監視員は点
検に対応する必要がなくなるので、点検の対応に追われ
てセンター装置の本来の機能である端末装置からの異常
発報に対応できなくなるおそれも解消することができ
る。さらに、ランニングコストの低減に大きく寄与する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るエレベータ乗かご内通
話装置の点検装置のブロツク図、第2図は従来のエレベ
ータ乗かご内通話装置の点検装置のブロツク図である。 1……センター装置、2……端末装置、3……電話回
線、4,5……処理装置、9,14……通話装置、10,12……発
報装置、11……通話要求装置、13……音声認識装置、15
……応答装置、18……点検信号発生装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータ乗りかご内の通話装置を、前記
    エレベータ乗りかご内の通話要求装置を作動させること
    により、電話回線を介してセンター装置の通話装置と連
    結して通話を行うようにしたエレベータ乗りかご内通話
    装置において、前記エレベータ乗りかご内に、前記エレ
    ベータ乗りかご内通話装置の点検時に点検者が操作して
    点検信号を出力する点検信号発生装置と、前記通話要求
    装置からの信号があったとき前記点検信号発生装置から
    の点検信号を含めた信号を前記センター装置へ送信する
    信号送信手段とを設けるとともに、前記センター装置側
    に、送信された信号に前記点検信号が含まれているか否
    かを判断する処理手段と、前記エレベータ乗りかご内の
    通話装置からの音声信号を認識する音声認識装置と、こ
    の音声認識装置で音声が識別されたとき作動して予め定
    められた音声信号を送出する応答装置と、前記処理手段
    で点検信号が含まれていると判断されたとき前記センタ
    ー装置の通話装置と前記電話回線との接続を遮断し当該
    電話回転を前記音声認識装置と前記応答装置とに接続す
    る切換手段とを設けたことを特徴とするエレベータ乗り
    かご内通話装置。
JP63150068A 1988-06-20 1988-06-20 エレベータ乗かご内通話装置 Expired - Fee Related JPH07118741B2 (ja)

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