JPH07118086A - ジチオピル含有粒状肥料 - Google Patents

ジチオピル含有粒状肥料

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JPH07118086A
JPH07118086A JP5259937A JP25993793A JPH07118086A JP H07118086 A JPH07118086 A JP H07118086A JP 5259937 A JP5259937 A JP 5259937A JP 25993793 A JP25993793 A JP 25993793A JP H07118086 A JPH07118086 A JP H07118086A
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dithiopyr
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granular fertilizer
fertilizer
aqueous dispersion
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JP5259937A
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Toshiyuki Koko
利幸 小甲
Naoki Matsumoto
直樹 松本
Masanori Baba
正紀 馬場
Mitsuo Kawashima
三夫 川島
Fumiko Tada
文子 多田
Masaki Ooiwamoto
雅紀 大岩本
Norihito Hayakawa
法仁 早川
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Nissan Chemical Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05GMIXTURES OF FERTILISERS COVERED INDIVIDUALLY BY DIFFERENT SUBCLASSES OF CLASS C05; MIXTURES OF ONE OR MORE FERTILISERS WITH MATERIALS NOT HAVING A SPECIFIC FERTILISING ACTIVITY, e.g. PESTICIDES, SOIL-CONDITIONERS, WETTING AGENTS; FERTILISERS CHARACTERISED BY THEIR FORM
    • C05G5/00Fertilisers characterised by their form
    • C05G5/30Layered or coated, e.g. dust-preventing coatings

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 【請求項1】 農薬除草剤活性成分であるS,S’−ジ
メチル=2−ジフルオロメチル−4−イソブチル−6−
トリフルオロメチルピリジン−3,5−ジカルボチオア
−トを含む水分散液を、粒状肥料に含浸もしくは被覆さ
せ、ホワイトカーボンを添加含有せしめることを特徴と
するジチオピル含有粒状肥料。 【効果】本発明のジチオピル含有粒状肥料は、ジチオピ
ルを含む均一な水分散液を粒状肥料に含浸もしくは被覆
させた後、乾燥することなくホワイトカーボンを添加す
ることで粉化、固結の問題のない製剤を得ることができ
る。すなわち、ホワイトカ−ボンを用いることにより、
製造時における乾燥工程を不要とすることが可能となっ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農薬除草剤活性成分で
あるS,S’−ジメチル=2−ジフルオロメチル−4−
イソブチル−6−トリフルオロメチルピリジン−3,5
−ジカルボチオア−ト(以下、一般名ジチオピルと称す
る)を含有する新規な粒状肥料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、農薬施用と肥料施肥が一度に
可能な農薬含有肥料について幾多の検討が行われ、いく
つか実用に供されている。また、形態は均一散布性、安
全性の観点から粒剤が主流となっている。この農薬含有
肥料の製造方法を大別すると肥料製造時の練り込み
法、被覆(コーティング)法、含浸法の三法が挙げ
られる。の肥料製造時の練り込み法は、通常の化成肥
料製造設備で生産可能であるが、一般の化成肥料への農
薬混入の恐れがあり現実的に難しく、の被覆法は、肥
料製品をそのまま使用することが可能であるので肥料工
場に農薬成分が混入しないという利点はあるが、水溶性
バインダー等を用い被覆後、製剤の固結を防止する目的
で乾燥工程が必要となり、乾燥設備とこれから発生され
る排ガスの除害設備が必要となる。の含浸法は、農薬
を高沸点溶媒に溶解し肥料に含浸させる方法であるが、
溶剤の種類に制限がありまた、肥料の吸油能にも限度が
あることから適用範囲は限定される。
【0003】以上のように、農薬含有肥料を現実的に製
造する方法については課題が多く簡便且つ、安定的に生
産し得る方法が要求されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ジチオピル含有粒状肥料を乾燥工程を必要
とせず、簡便且つ安定的に製造し、得られた製剤の粉化
および固結を防止する方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明について以下に詳
細に説明する。本発明は、農薬除草剤活性成分であるジ
チオピルを含む水分散液を粒状肥料に含浸若しくは被覆
させ、ホワイトカーボンを添加することを特徴としたジ
チオピル含有粒状肥料に関するものである。
【0006】本発明において使用される粒状肥料は、特
に限定されず広範囲のものでよく、とりわけ窒素、リン
酸、カリ、苦土等を1種以上含有する配合肥料、化成肥
料等が挙げられる。特に、窒素を含有した粒状肥料にお
いて、速効性窒素肥料もしくは窒素の持続性を付与した
緩効性窒素肥料のいずれを含有したものでもよい。ま
た、ニトロフミン酸等の土壌改良剤を含有したものでも
良い。これらの粒状肥料の粒径は、0.5〜5.0mm
の範囲であれば良いが、薬効と散布性の観点から好まし
くは0.85〜2.0mmである。
【0007】本発明において使用されるホワイトカーボ
ンとしては、無水けい酸(SiO2)、含水けい酸(S
iO2・nH2O)、含水けい酸カルシウム(xSiO2
・CaO・nH2O)、含水けい酸アルミニウム(xS
iO2・Al23・nH2O)からなるものが挙げられ
る。無水けい酸の具体的な商品名としてはアエロジル
(日本アエロジル)、含水けい酸の具体的な商品名とし
てはカープレックス(塩野義製薬)、ニップシール(日
本シリカ)、ファインシール、トクシール(徳山曹
達)、ミズカシル(水沢化学)、サイロイド(富士デビ
ィソン化学)等、含水けい酸カルシウムの具体的な商品
名としてはフローライト(徳山曹達)、トヨヒーロー
(東洋電化工業)、ゾノトライト(小野田化学)、マイ
クロセル(ジョンズ・マンビル)等が挙げられる。これ
らのホワイトカーボンは、単独で用いても良いし、2種
以上を混合して用いても良い。また、添加量は水分散液
の含浸もしくは被覆量により増減するが、ジチオピル含
有粒状肥料に対し0.1〜5.0重量%が好ましい。
【0008】本発明において使用される水分散液とは、
特に限定されるものではなく、ジチオピル、必要に応じ
界面活性剤、鉱物質微粉あるいは水溶性粉末または有機
溶剤からなる混合物を水に均一分散したものであれば良
い。また、ジチオピルを含有する水和剤、顆粒水和剤、
乳剤、フロアブル剤等の水で希釈した水分散液を使用し
ても良い。
【0009】界面活性剤としては、一般に湿潤剤、分散
剤として農薬製剤において用いられているもので良く、
特に限定されるものではないが、アニオン系やノニオン
系の界面活性剤が主として使用される。具体的に列挙す
れば下記の通りである。
【0010】アニオン系界面活性剤としては、各種のポ
リカルボン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ア
ルキルナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、リグ
ニンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジ
アルキルスルホコハク酸塩、ラウリル硫酸エステル塩、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸エス
テル塩等が挙げられ、その塩としてアルカリ金属塩、ア
ンモニウム塩、あるいはアミン塩等が挙げられる。ま
た、ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリ
ールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレング
リコール等が挙げられる。これらの界面活性剤は、単独
で用いても良いし、2種以上を混合して用いても良い。
【0011】必要に応じて使用する鉱物質微粉として
は、例えばケイソウ土、タルク、クレー、ベントナイ
ト、炭酸カルシウム等が挙げられる。水溶性粉末として
は、例えば乳糖、果糖、ショ糖、ブドウ糖、デキストリ
ン、デンプン等の糖類、尿素および硫酸、リン酸、塩
酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等のアルカリ金属塩もし
くはアンモニウム塩等が挙げられる。また、有機溶剤と
しては、例えばキシレン、トルエン、クロロベンゼン、
シクロヘキサン、シクロヘキサノン、各種のグリコ−ル
類、アルコ−ル類、フタル酸エステル類、芳香族石油系
溶剤等が挙げられる。これらは、単独で用いても良い
し、2種以上を混合して用いても良い。
【0012】水分散液のジチオピルの濃度は適宜調製す
ればよいが、粒状肥料に含浸もしくは被覆させる水分散
液の合計量が、1.0〜5.0重量%であることが好ま
しく、より好ましいのは2.0〜4.0重量%である。
水分散液の合計量が1.0重量%以下になると含浸もし
くは被覆が不均一となり、5.0重量%以上になると製
剤の固結発生の恐れがあり好ましくない。
【0013】本発明のジチオピル含有粒状肥料は、例え
ば以下の方法で製造できるが特にこれらのみに限定され
るものではない。製造方法は、粒状肥料を転動型造粒機
あるいは攪拌型混合機に投入し、転動あるいは攪拌しな
がらジチオピルを含む均一な水分散液を添加し含浸、被
覆する。次いで、ホワイトカーボンを加え粒状肥料表面
を被覆した後、篩分して得られる。このホワイトカ−ボ
ンの添加が水分散液の添加と逆になった場合、得られた
製剤の成分偏析、色調の変化等の原因になることもあ
り、添加順序はこの順序が好ましい。上記で使用される
転動型造粒機としては、パン型、ドラム型、、コンクリ
ートミキサー、ボールミル回転架台の応用等が挙げら
れ、攪拌型混合機としては、リボンミキサー、ナウター
ミキサー、万能混合攪拌機等が挙げられる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を具体的に挙げて説明す
るが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
なお、部とあるのはすべて重量部を示す。 実施例1 窒素8%、リン酸8%、カリ8%を含有する粒状化成肥
料をJIS標準篩を用いて篩分し粒径を0.85〜2.
0mmとした整粒品96.8部を万能混合攪拌機
((株)三英製作所製)へ秤り取り攪拌しながら、予め
ジチオピル32.0部、ポリオキシエチレンスチリルフ
ェニルエ−テル8.0部、アルキルベンゼンスルホン酸
カルシウム2.0部、キシロ−ル58.0部からなる乳
剤20.0部を水80.0部で希釈混合した均一な水分
散液2.2部を添加し、約10分間攪拌混合する。更
に、カ−プレックス#80(塩野義製薬(株))1.0
部を加え、約10分間攪拌混合した後、微粉を0.5m
mの篩で取り除き、本発明のジチオピル含有粒状肥料を
得た。
【0015】実施例2 実施例1と同様の粒状肥料96.8部をポリエチレン製
瓶に秤り取り、ボールミル回転架台(筒井理科(株))
上に乗せ、回転数60rpmで転動しながら、予めジチ
オピル32.0部、ポリオキシエチレンスチリルフェニ
ルエ−テル8.0部、アルキルベンゼンスルホン酸カル
シウム2.0部、キシロ−ル58.0部からなる乳剤2
0.0部を水80.0部で希釈混合した均一な水分散液
2.2部を添加し、約10分間転動する。更に、カ−プ
レックス#80(塩野義製薬(株))1.0部を加え、
約10分間転動した後、微粉を0.5mmの篩で取り除
き、本発明のジチオピル含有粒状肥料を得た。
【0016】実施例3 実施例1と同様の粒状肥料96.8部を万能混合攪拌機
((株)三英製作所製)へ秤り取り攪拌しながら、予め
市販のディクトラン乳剤(ジチオピル32%、日本モン
サント(株)製)20.0部を水80.0部で希釈混合
した均一な水分散液2.2部を添加し、約10分間攪拌
混合する。更に、カープレックス#80(塩野義製薬
(株))1.0部を加え、約10分間攪拌混合した後、
微粉を0.5mmの篩で取り除き、本発明のジチオピル
含有粒状肥料を得た。
【0017】実施例4 実施例1と同様の粒状肥料96.8部をポリエチレン製
瓶に秤り取り、ボールミル回転架台(筒井理科(株))
上に乗せ、回転数60rpmで転動しながら、予め市販
のディクトラン乳剤(ジチオピル32%、日本モンサン
ト(株)製)20.0部を水80.0部で希釈混合した
均一な水分散液2.2部を添加し、約10分間転動す
る。更に、カープレックス#80(塩野義製薬(株))
1.0部を加え、約10分間転動した後、微粉を0.5
mmの篩で取り除き、本発明のジチオピル含有粒状肥料
を得た。
【0018】実施例5 実施例1と同様の粒状肥料96.8部を万能混合攪拌機
((株)三英製作所製)へ秤り取り攪拌しながら、予め
ジチオピル32.0部、カープレックス#80(塩野義
製薬(株))18.0部、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエ−テルサルフェ−ト5.0部、リグニンスル
ホン酸ナトリウム2.0部、炭酸カルシウム43.0部
からなる混合物をジェットオ−マイザ−((株)セイシ
ン企業製)で微粉砕化した水和剤20.0部を水80.
0部で希釈混合した均一な水分散液2.2部を添加し、
約10分間攪拌混合する。更に、カープレックス#80
(塩野義製薬(株))1.0部を加え、約10分間攪拌
混合した後、微粉を0.5mmの篩で取り除き、本発明
のジチオピル含有粒状肥料を得た。
【0019】実施例6 実施例1と同様の粒状肥料96.8部をポリエチレン製
瓶に秤り取り、ボールミル回転架台(筒井理科(株))
上に乗せ、回転数60rpmで転動しながら、、予めジ
チオピル32.0部、カープレックス#80(塩野義製
薬(株))18.0部、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエ−テルサルフェ−ト5.0部、リグニンスルホ
ン酸ナトリウム2.0部、炭酸カルシウム43.0部か
らなる混合物をジェットオ−マイザ−((株)セイシン
企業製)で微粉砕化した水和剤20.0部を水80.0
部で希釈混合した均一な水分散液2.2部を添加し、約
10分間転動する。更に、カープレックス#80(塩野
義製薬(株))1.0部を加え、約10分間転動した
後、微粉を0.5mmの篩で取り除き、本発明のジチオ
ピル含有粒状肥料を得た。
【0020】比較例1 実施例1と同様の粒状化成肥料99.6部を万能混合攪
拌機((株)三英製作所製)へ秤り取り攪拌しながら、
予めジチオピル32.0部、ポリオキシエチレンスチリ
ルフェニルエ−テル8.0部、アルキルベンゼンスルホ
ン酸カルシウム2.0部、キシロ−ル58.0部からな
る乳剤20.0部を水80.0部で希釈混合した均一な
水分散液2.2部を添加し、約10分間攪拌混合する。
混合後、50℃×2Hr乾燥を行い微粉を0.5mmの
篩で取り除き、ジチオピル含有粒状肥料を得た。
【0021】比較例2 実施例1と同様の粒状肥料99.6部をポリエチレン製
瓶に秤り取り、ボールミル回転架台(筒井理科(株))
上に乗せ、回転数60rpmで転動しながら、予めジチ
オピル32.0部、ポリオキシエチレンスチリルフェニ
ルエ−テル8.0部、アルキルベンゼンスルホン酸カル
シウム2.0部、キシロ−ル58.0部からなる乳剤2
0.0部を水80.0部で希釈混合した均一な水分散液
2.2部を添加し、約10分間転動する。転動後、50
℃×2Hr乾燥を行い微粉を0.5mmの篩で取り除
き、ジチオピル含有粒状肥料を得た。
【0022】比較例3 実施例1と同様の粒状肥料99.6部を万能混合攪拌機
((株)三英製作所製)へ秤り取り攪拌しながら、予め
ジチオピル32.0部、カープレックス#80(塩野義
製薬(株))18.0部、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエ−テルサルフェ−ト5.0部、リグニンスル
ホン酸ナトリウム2.0部、炭酸カルシウム43.0部
からなる混合物をジェットオ−マイザ−((株)セイシ
ン企業製)で微粉砕化した水和剤20.0部を水80.
0部で希釈混合した均一な水分散液2.2部を添加し、
約10分間攪拌混合する。混合後、50℃×2Hr乾燥
を行い微粉を0.5mmの篩で取り除き、ジチオピル含
有粒状肥料を得た。
【0023】比較例4 実施例1と同様の粒状肥料99.6部をポリエチレン製
瓶に秤り取り、ボールミル回転架台(筒井理科(株))
上に乗せ、回転数60rpmで転動しながら、、予めジ
チオピル32.0部、カープレックス#80(塩野義製
薬(株))18.0部、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエ−テルサルフェ−ト5.0部、リグニンスルホ
ン酸ナトリウム2.0部、炭酸カルシウム43.0部か
らなる混合物をジェットオ−マイザ−((株)セイシン
企業製)で微粉砕化した水和剤20.0部を水80.0
部で希釈混合した均一な水分散液2.2部を添加し、約
10分間転動する。転動後、50℃×2Hr乾燥を行い
微粉を0.5mmの篩で取り除き、ジチオピル含有粒状
肥料を得た。
【0024】試験例1 粉化性試験 実施例ないし比較例で得られた農薬含有粒状肥料各10
0gを秤り取り、106μ篩(JIS標準篩)に入れロ
ータップ型篩振盪機((株)ダルトン製)で20分間振
盪する。振盪後、106μ篩通過量を計量し、下記の計
算式に従って粉化率を算出した。結果を第1表に示す。
【0025】粉化率(%)=[106μ篩通過量(g)
/サンプル重量(g)]×100
【0026】
【表1】 第1表 ───────────────────── 粉化率(%) ───────────────────── 実施例1(攪拌、無乾燥) 0 〃 2(転動、 〃 ) 0 〃 3(攪拌、 〃 ) 0 〃 4(転動、 〃 ) 0 〃 5(攪拌、 〃 ) 0 〃 6(転動、 〃 ) 0 ────────────────────── 比較例1(攪拌、乾燥) 0 〃 2(転動、 〃) 0 〃 3(攪拌、 〃) 0 〃 4(転動、 〃) 0 ──────────────────────
【0027】試験例2 固結試験 実施例ないし比較例で得られた農薬含有粒状肥料各30
0gをポリ袋に秤り取り、内径60mm、高さ70mm
の塩ビ製の円筒管に充填し、上部からO.6Kg/cm
2 の荷重をかけ、室温で1週間保存後の固結物の重量を
計量し、下記の計算式に従って固結率を算出した。結果
を第2表に示す。
【0028】固結率(%)=[1週間保存後の固結物重
量(g)/サンプル充填量(g)]×100
【0029】
【表2】 第2表 ───────────────────── 固結率(%) ───────────────────── 実施例1(攪拌、無乾燥) 0 〃 2(転動、 〃 ) 0 〃 3(攪拌、 〃 ) 0 〃 4(転動、 〃 ) 0 〃 5(攪拌、 〃 ) 0 〃 6(転動、 〃 ) 0 ───────────────────── 比較例1(攪拌、乾燥) 0 〃 2(転動、 〃) 0 〃 3(攪拌、 〃) 0 〃 4(転動、 〃) 0 ─────────────────────
【0030】
【発明の効果】本発明のジチオピル含有粒状肥料は、ジ
チオピルを含む均一な水分散液を粒状肥料に含浸もしく
は被覆させた後、乾燥することなくホワイトカーボンを
添加することで粉化、固結の問題のない製剤を得ること
ができる。すなわち、ホワイトカ−ボンを用いることに
より、製造時における乾燥工程を不要とすることが可能
となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 三夫 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 多田 文子 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 大岩本 雅紀 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 早川 法仁 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農薬除草剤活性成分であるS,S’−ジ
    メチル=2−ジフルオロメチル−4−イソブチル−6−
    トリフルオロメチルピリジン−3,5−ジカルボチオア
    −トを含む水分散液を、粒状肥料に含浸もしくは被覆さ
    せ、ホワイトカーボンを添加含有せしめることを特徴と
    するジチオピル含有粒状肥料。
  2. 【請求項2】 S,S’−ジメチル=2−ジフルオロメ
    チル−4−イソブチル−6−トリフルオロメチルピリジ
    ン−3,5−ジカルボチオア−トを含む水分散液の含浸
    もしくは被覆量が、ジチオピル含有粒状肥料に対して
    1.0〜5.0重量%である請求項1記載のジチオピル
    含有粒状肥料。
  3. 【請求項3】 S,S’−ジメチル=2−ジフルオロメ
    チル−4−イソブチル−6−トリフルオロメチルピリジ
    ン−3,5−ジカルボチオア−トの含浸量もしくは被覆
    量が、ジチオピル含有粒状肥料に対して0.01〜1.
    0重量%である請求項1記載のジチオピル含有粒状肥
    料。
  4. 【請求項4】 ホワイトカーボン添加量が、ジチオピル
    含有粒状肥料に対して0.1〜5.0重量%である請求
    項1記載のジチオピル含有粒状肥料。
  5. 【請求項5】 S,S’−ジメチル=2−ジフルオロメ
    チル−4−イソブチル−6−トリフルオロメチルピリジ
    ン−3,5−ジカルボチオア−トを含む水分散液、ホワ
    イトカ−ボン、粒状肥料からなるジチオピル含有粒状肥
    料の製造法。
  6. 【請求項6】 S,S’−ジメチル=2−ジフルオロメ
    チル−4−イソブチル−6−トリフルオロメチルピリジ
    ン−3,5−ジカルボチオア−トを含む水分散液を粒状
    肥料に含浸もしくは被覆させ、次いでホワイトカ−ボン
    を添加含有せしめることを特徴とするジチオピル含有粒
    状肥料の製造法。
JP5259937A 1993-10-18 1993-10-18 ジチオピル含有粒状肥料 Pending JPH07118086A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0987077A (ja) * 1995-09-28 1997-03-31 Sumitomo Chem Co Ltd 農薬含有粒状肥料組成物およびその製造方法
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