JPH07117709A - トラクタのステアリングセンサ− - Google Patents
トラクタのステアリングセンサ−Info
- Publication number
- JPH07117709A JPH07117709A JP26850393A JP26850393A JPH07117709A JP H07117709 A JPH07117709 A JP H07117709A JP 26850393 A JP26850393 A JP 26850393A JP 26850393 A JP26850393 A JP 26850393A JP H07117709 A JPH07117709 A JP H07117709A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- sensor
- orbit roll
- front axle
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Guiding Agricultural Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】トラクタのステアリングハンドル4による前輪
1の切り角を検出する操向センサ−6のメンテナンスを
容易化し、正確な切り角検出を維持する。 【構成】操向センサ−6を、フロントアクスルブラケッ
ト3のフロントアクスルハウジング2及びオ−ビットロ
−ル5の前方位置に設ける。
1の切り角を検出する操向センサ−6のメンテナンスを
容易化し、正確な切り角検出を維持する。 【構成】操向センサ−6を、フロントアクスルブラケッ
ト3のフロントアクスルハウジング2及びオ−ビットロ
−ル5の前方位置に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタの操向角を
検出する操向センサ−の配置構成に関し、フロントアク
スルブラケットの前部に設けて、障害物との接触による
破損を防止し、泥土の飛散を受けないようにするもので
ある。
検出する操向センサ−の配置構成に関し、フロントアク
スルブラケットの前部に設けて、障害物との接触による
破損を防止し、泥土の飛散を受けないようにするもので
ある。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】オ
−ビットロ−ルを用いて前輪の操向連動を行う形態の操
向センサ−は、このオ−ビットロ−ルと一体的構成とし
て、オ−ビットロ−ルの近傍に設けるのが一般的である
が、操向センサ−の構成が機械的に連動される構成で
は、このオ−ビットロ−ルや操向センサ−の部分の構成
が煩雑であり、泥土が飛散すると掃除が行われ難く、正
確な検出を維持し難い。又、操向センサ−の検出連動構
成も制限される。
−ビットロ−ルを用いて前輪の操向連動を行う形態の操
向センサ−は、このオ−ビットロ−ルと一体的構成とし
て、オ−ビットロ−ルの近傍に設けるのが一般的である
が、操向センサ−の構成が機械的に連動される構成で
は、このオ−ビットロ−ルや操向センサ−の部分の構成
が煩雑であり、泥土が飛散すると掃除が行われ難く、正
確な検出を維持し難い。又、操向センサ−の検出連動構
成も制限される。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、左右両側端
部に操向自在の前輪1を有したフロントアクスルハウジ
ング2に支架するフロントアクスルブラケット3の内側
部に、ステアリングハンドル4によって連動されるオ−
ビットロ−ル5、及び、このオ−ビットロ−ル5を経て
操向される前輪1の操向角を検出する操向センサ−6を
このオ−ビットロ−ル5の前方に設けてなるトラクタの
ステアリングセンサ−の構成とする。
部に操向自在の前輪1を有したフロントアクスルハウジ
ング2に支架するフロントアクスルブラケット3の内側
部に、ステアリングハンドル4によって連動されるオ−
ビットロ−ル5、及び、このオ−ビットロ−ル5を経て
操向される前輪1の操向角を検出する操向センサ−6を
このオ−ビットロ−ル5の前方に設けてなるトラクタの
ステアリングセンサ−の構成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】ステアリングハンドル4の操
作によって、オ−ビットロ−ル5を作動させて前輪1を
操向する。この前輪1の操向に連動して操向センサ−6
が操向角を検出する。この操向角の検出によって所定の
制御が行われることとなる。このような操向センサ−6
は、オ−ビットロ−ル5とは別に、フロントアクスルブ
ラケット3のフロントアクスルハウジング2の前方に設
けられるものであるから、取付構成が簡単であり、掃除
等のメンテナンスが行い易く、前輪1側からの操向角連
動も邪魔され難く容易に行うことができる。取付位置を
できるだけ高位に設定できて、障害物との接触や、泥土
の飛散を少くすることができる。
作によって、オ−ビットロ−ル5を作動させて前輪1を
操向する。この前輪1の操向に連動して操向センサ−6
が操向角を検出する。この操向角の検出によって所定の
制御が行われることとなる。このような操向センサ−6
は、オ−ビットロ−ル5とは別に、フロントアクスルブ
ラケット3のフロントアクスルハウジング2の前方に設
けられるものであるから、取付構成が簡単であり、掃除
等のメンテナンスが行い易く、前輪1側からの操向角連
動も邪魔され難く容易に行うことができる。取付位置を
できるだけ高位に設定できて、障害物との接触や、泥土
の飛散を少くすることができる。
【0005】
【実施例】トラクタ車体は、前部にエンジンを有し、ク
ラッチハウジング、ミッションケ−ス等を一体的に連接
して、後部にリヤアクスルハウジングを有して左右の後
輪を軸装する。このエンジンの下部から前方に亘ってフ
ロントアクスルブラケット3を突出し、前端部にバンパ
−7を有し、下部にフロントアクスルハウジング2中央
部のセンタピボット8部をピボットメタル9で支持して
取付ける。このフロントアクスルハウジング2の中央部
にはデフギヤ機構があって、センタピボット8の中心部
を通する前記後部のミッションケ−ス側からの前輪出力
軸10によって連動され、このフロントアクスルハウジ
ング2内の前輪軸を経て左右両側の前輪1を伝動回転す
る構成としている。
ラッチハウジング、ミッションケ−ス等を一体的に連接
して、後部にリヤアクスルハウジングを有して左右の後
輪を軸装する。このエンジンの下部から前方に亘ってフ
ロントアクスルブラケット3を突出し、前端部にバンパ
−7を有し、下部にフロントアクスルハウジング2中央
部のセンタピボット8部をピボットメタル9で支持して
取付ける。このフロントアクスルハウジング2の中央部
にはデフギヤ機構があって、センタピボット8の中心部
を通する前記後部のミッションケ−ス側からの前輪出力
軸10によって連動され、このフロントアクスルハウジ
ング2内の前輪軸を経て左右両側の前輪1を伝動回転す
る構成としている。
【0006】フロントアクスルハウジング2の左右両側
端部には、キングピン軸11回りに回動自在の操向ケ−
ス12を有し、この操向ケ−ス12に一体の操向ア−ム
13が設けられる。フロントアクスルハウジング2中央
部下でデフケ−ス部14後部上には操向シリンダ15が
取付けられ、この左右両側に突出するピストンロッド1
6と該操向ア−ム13との間をロッド17で連結し、こ
のピストンロッド16の油圧による左右移動によって操
向ケ−ス12に軸装される前輪1を操向できる構成であ
る。
端部には、キングピン軸11回りに回動自在の操向ケ−
ス12を有し、この操向ケ−ス12に一体の操向ア−ム
13が設けられる。フロントアクスルハウジング2中央
部下でデフケ−ス部14後部上には操向シリンダ15が
取付けられ、この左右両側に突出するピストンロッド1
6と該操向ア−ム13との間をロッド17で連結し、こ
のピストンロッド16の油圧による左右移動によって操
向ケ−ス12に軸装される前輪1を操向できる構成であ
る。
【0007】ステアリングハンドル4によって、ステア
リングロット18を介して連動されるオ−ビットロ−ル
5は、フロントアクスルブラケット3の左右幅内側に位
置させて、デフケ−ス14の一側前部上において、この
フロントアクスルブラケット3に取付ける。このオ−ビ
ットロ−ル5と前記操向シリンダ−15との間は、油圧
パイプ19,20で連結する。ステアリングハンドル4
の操向角に応じてオ−ビットロ−ル5による油圧力でピ
ストンロッド16を左右へ移動する。21は油圧ポンプ
Pからオ−ビットロ−ル5に対してオイルを給排するオ
イルパイプである。22はリリ−フバルブ、Tはタンク
ポ−トである。
リングロット18を介して連動されるオ−ビットロ−ル
5は、フロントアクスルブラケット3の左右幅内側に位
置させて、デフケ−ス14の一側前部上において、この
フロントアクスルブラケット3に取付ける。このオ−ビ
ットロ−ル5と前記操向シリンダ−15との間は、油圧
パイプ19,20で連結する。ステアリングハンドル4
の操向角に応じてオ−ビットロ−ル5による油圧力でピ
ストンロッド16を左右へ移動する。21は油圧ポンプ
Pからオ−ビットロ−ル5に対してオイルを給排するオ
イルパイプである。22はリリ−フバルブ、Tはタンク
ポ−トである。
【0008】このようにオ−ビットロ−ル5と操向シリ
ンダ−15とは、フロントアクスルハウジング2の前後
に配置されるが、操向センサ−6は、このオ−ビットロ
−ル5の前方において、フロントアクスルブラケット3
の中央部において、左右方向の連結部材23に取付けら
れる。操向センサ−6は、ポテンショメ−タからなり、
ステ−24を該連結部材23に対してボルト25締めし
て取付ける。又、このステ−24の下側には回動ア−ム
26の回動軸27を支持し、この回動軸27と、操向セ
ンサ−6の回動センサ−軸28とを、上下方向の同軸芯
線上に配置している。これら回動ア−ム26の先端部の
ピン30とセンサ−軸28に取付けるセンサア−ム29
との間をピン係合して、回動ア−ム26の回動角を操向
センサ−6で検出できる構成としている。
ンダ−15とは、フロントアクスルハウジング2の前後
に配置されるが、操向センサ−6は、このオ−ビットロ
−ル5の前方において、フロントアクスルブラケット3
の中央部において、左右方向の連結部材23に取付けら
れる。操向センサ−6は、ポテンショメ−タからなり、
ステ−24を該連結部材23に対してボルト25締めし
て取付ける。又、このステ−24の下側には回動ア−ム
26の回動軸27を支持し、この回動軸27と、操向セ
ンサ−6の回動センサ−軸28とを、上下方向の同軸芯
線上に配置している。これら回動ア−ム26の先端部の
ピン30とセンサ−軸28に取付けるセンサア−ム29
との間をピン係合して、回動ア−ム26の回動角を操向
センサ−6で検出できる構成としている。
【0009】このような操向センサ−6の回動ア−ム2
6と、前記左右いずれか片側の操向ケ−ス12から突出
されるア−ム31との間をロッド32で連結し、この操
向ケ−ス12及び前輪1の操向角を該操向センサ−6に
よって検出することができる。又、この操向センサ−6
は、トラクタの操向旋回制御等を行うコントロ−ラへ入
力する構成としている。
6と、前記左右いずれか片側の操向ケ−ス12から突出
されるア−ム31との間をロッド32で連結し、この操
向ケ−ス12及び前輪1の操向角を該操向センサ−6に
よって検出することができる。又、この操向センサ−6
は、トラクタの操向旋回制御等を行うコントロ−ラへ入
力する構成としている。
【0010】図4においては、エンジンから前記前輪軸
10、後輪へのデフギヤ33、及び動力取出軸PTO等
へ伝動する伝動機構を示す。エンジンのクランク軸34
からクラッチハウジング35内の主クラッチ36を経
て、走行系伝動と動力取出系伝動とに連動される。走行
系伝動機構は、リバ−サクラッチ37によって前後進に
切替えられて、ミッションケ−ス38内の主変速装置3
9、及び副変速装置40等を経て、後輪出力軸41から
デフギヤ33へ伝動して、後輪を伝動しうる。又、この
副変速装置40から前輪出力軸42の四WD切替クラッ
チ43を介して前輪軸10へ伝動する構成としている。
10、後輪へのデフギヤ33、及び動力取出軸PTO等
へ伝動する伝動機構を示す。エンジンのクランク軸34
からクラッチハウジング35内の主クラッチ36を経
て、走行系伝動と動力取出系伝動とに連動される。走行
系伝動機構は、リバ−サクラッチ37によって前後進に
切替えられて、ミッションケ−ス38内の主変速装置3
9、及び副変速装置40等を経て、後輪出力軸41から
デフギヤ33へ伝動して、後輪を伝動しうる。又、この
副変速装置40から前輪出力軸42の四WD切替クラッ
チ43を介して前輪軸10へ伝動する構成としている。
【0011】又、前記動力取出系伝動機構としては、変
速装置44を経てミッションケ−ス38後端に亘る動力
取出軸PTOを伝動しうる。前記前輪軸10へ伝動する
四WD切替クラッチ43は、前後の前輪軸10と前輪出
力軸42との間を直結する油圧摩擦多板形態の直結クラ
ッチ43Aと、増速ギヤ軸45を介して増速伝動する増
速クラッチ43Bとからなり、中立位置としていずれの
クラッチ43A、43Bをも切りのときは前輪1を駆動
しないで後輪のみの駆動による二WD走行形態とし、直
結クラッチ43Aの入りで四WD走行形態とし、増速ク
ラッチ43Bの入りで増速四WD走行形態とすることが
できる。
速装置44を経てミッションケ−ス38後端に亘る動力
取出軸PTOを伝動しうる。前記前輪軸10へ伝動する
四WD切替クラッチ43は、前後の前輪軸10と前輪出
力軸42との間を直結する油圧摩擦多板形態の直結クラ
ッチ43Aと、増速ギヤ軸45を介して増速伝動する増
速クラッチ43Bとからなり、中立位置としていずれの
クラッチ43A、43Bをも切りのときは前輪1を駆動
しないで後輪のみの駆動による二WD走行形態とし、直
結クラッチ43Aの入りで四WD走行形態とし、増速ク
ラッチ43Bの入りで増速四WD走行形態とすることが
できる。
【0012】このような伝動機構において、増速ギヤ軸
45の伝動比を、前後輪の増速比が二WD走行の最大操
向旋回時の前後輪の回転比(約1.4)の約20%増し
になるように設定するものである。従来では、旋回時に
前輪を後輪の約二倍に増速する構成としているが、この
前輪増速比が片ブレ−キ旋回時の前後輪周速比に合せて
いるため、ブレ−キ無し旋回及び湿田における旋回にお
いては、前輪と路面との間のスリップが過大となり、圃
場を荒らしたりタイヤの摩耗を促進し、高速走行時に危
険性が大きくなる。
45の伝動比を、前後輪の増速比が二WD走行の最大操
向旋回時の前後輪の回転比(約1.4)の約20%増し
になるように設定するものである。従来では、旋回時に
前輪を後輪の約二倍に増速する構成としているが、この
前輪増速比が片ブレ−キ旋回時の前後輪周速比に合せて
いるため、ブレ−キ無し旋回及び湿田における旋回にお
いては、前輪と路面との間のスリップが過大となり、圃
場を荒らしたりタイヤの摩耗を促進し、高速走行時に危
険性が大きくなる。
【0013】しかしながら上記の実施例のように設定す
ることにより、このような欠陥が解消される。なお、前
記四WD切替クラッチ43は、自動操向モ−ドの選定
と、前記操向センサ−6による操向角の検出とにより自
動的に制御される。図5、図6においては、トラクタの
操向旋回制御において、トラクタ車体の前後方向の傾斜
角を検出する傾斜センサ−46の、一定以上の傾斜角検
出により、前記四WD切替クラッチ43の増速クラッチ
43B入りから直結クラッチ43Aの入りに切替えると
共に、車速を副変速装置40により耕耘作業速から超低
速に減速させる。超湿田で耕耘中、直進については、後
輪及び後部の耕耘ロ−タリ−が沈んでも耕耘が行われる
が、操向旋回等にそのままの耕耘速で旋回し、増速クラ
ッチ43Bも入りの状態であると、後輪が穴を掘って沈
没し易くなり、前輪1も前浮きで駆動力を伝えることが
できない状態で早く回転し、車体の沈没を一層助長する
ようになる。このような湿田では、車速を下げて駆動力
をもたせ、前輪1も通常の四WDクラッチとするのがよ
い。
ることにより、このような欠陥が解消される。なお、前
記四WD切替クラッチ43は、自動操向モ−ドの選定
と、前記操向センサ−6による操向角の検出とにより自
動的に制御される。図5、図6においては、トラクタの
操向旋回制御において、トラクタ車体の前後方向の傾斜
角を検出する傾斜センサ−46の、一定以上の傾斜角検
出により、前記四WD切替クラッチ43の増速クラッチ
43B入りから直結クラッチ43Aの入りに切替えると
共に、車速を副変速装置40により耕耘作業速から超低
速に減速させる。超湿田で耕耘中、直進については、後
輪及び後部の耕耘ロ−タリ−が沈んでも耕耘が行われる
が、操向旋回等にそのままの耕耘速で旋回し、増速クラ
ッチ43Bも入りの状態であると、後輪が穴を掘って沈
没し易くなり、前輪1も前浮きで駆動力を伝えることが
できない状態で早く回転し、車体の沈没を一層助長する
ようになる。このような湿田では、車速を下げて駆動力
をもたせ、前輪1も通常の四WDクラッチとするのがよ
い。
【0014】なお、マイクロコンピュ−タを有するコン
トロ−ラCPUの入力側には、操向センサ−6、傾斜セ
ンサ−46、動力取出軸PTOのクラッチの入り、切り
を検出するPTOレバ−スイッチ47、前輪駆動モ−ド
スイッチ48等を設ける。このうち前輪駆動モ−ドスイ
ッチ48は、乾田モ−ド、及び湿田モ−ドに切替選択で
きる。
トロ−ラCPUの入力側には、操向センサ−6、傾斜セ
ンサ−46、動力取出軸PTOのクラッチの入り、切り
を検出するPTOレバ−スイッチ47、前輪駆動モ−ド
スイッチ48等を設ける。このうち前輪駆動モ−ドスイ
ッチ48は、乾田モ−ド、及び湿田モ−ドに切替選択で
きる。
【0015】又、コントロ−ラCPUの出力側には、主
変速装置39及び副変速装置40を増速側又は減速側へ
出力し、四WD切替クラッチ43を各モ−ドに切替える
ソレノイドバルブ等のアクチュエ−タを有する。図7、
図8において、上例と異なる点は、前記増速四WDクラ
ッチ43Bによる操向旋回制御において、後輪49のブ
レ−キ50を適度に効かせることによって、円滑な旋回
を行わせることができる。
変速装置39及び副変速装置40を増速側又は減速側へ
出力し、四WD切替クラッチ43を各モ−ドに切替える
ソレノイドバルブ等のアクチュエ−タを有する。図7、
図8において、上例と異なる点は、前記増速四WDクラ
ッチ43Bによる操向旋回制御において、後輪49のブ
レ−キ50を適度に効かせることによって、円滑な旋回
を行わせることができる。
【0016】コントロ−ラCPUでは、操向センサ−6
による検出角度と、車速センサ−51による検出車速と
によって、作業状態を判別しながら、ブレ−キモ−タM
L、又はMRを出力して、ワイヤ−52、ブレ−キア−
ム53を引き、操向側の後輪49の後輪伝動軸の途中に
設けられるブレ−キ50を制動する構成としている。図
9〜図11において、上例と異なる点は、リフトア−ム
54の作動を検出するリフトア−ム角センサ−55によ
り、リフトア−ム54が作動するときは警報ブザ−5
6,57が鳴るように構成したもので、しかも、このリ
フトア−ム54の上昇作動時と下降作動時とでブザ−5
6と57との音を異にするように構成している。これに
よって、作業機の動きの判別を容易に行いうる。
による検出角度と、車速センサ−51による検出車速と
によって、作業状態を判別しながら、ブレ−キモ−タM
L、又はMRを出力して、ワイヤ−52、ブレ−キア−
ム53を引き、操向側の後輪49の後輪伝動軸の途中に
設けられるブレ−キ50を制動する構成としている。図
9〜図11において、上例と異なる点は、リフトア−ム
54の作動を検出するリフトア−ム角センサ−55によ
り、リフトア−ム54が作動するときは警報ブザ−5
6,57が鳴るように構成したもので、しかも、このリ
フトア−ム54の上昇作動時と下降作動時とでブザ−5
6と57との音を異にするように構成している。これに
よって、作業機の動きの判別を容易に行いうる。
【0017】なお、これらブザ−56,57は同一ブザ
−によって音を変える構成としてもよい。又、変速レバ
−を操作して後進位置にしたとき、バック位置スイッチ
58のONによってブザ−56、又は57を鳴すように
構成している。コントロ−ラCPUでは、ポジションレ
バ−59の操作角、耕深設定ダイヤル60による設定耕
深、作業機の左右傾斜の角度を設定する傾き調節ダイヤ
ル61、ロ−タリ耕耘装置62の均平板63の上下動を
検出して耕深とするデプスセンサ−64、左右のロアリ
ンクの上下動差を検出するためのストロ−クセンサ−6
5、及び車体の左右傾斜角を検出するスロ−プセンサ−
66等の入力によって、前記リフトア−ム54を上昇、
下降する比例流量制御バルブ67、及び、車体に対して
ロアリンクの一方を昇降するリフトロッドに設けられた
ロ−リングシリンダ−69の水平制御バルブ68を出力
して車体に対する耕耘装置62の左右傾斜乃至水平姿勢
を制御する。
−によって音を変える構成としてもよい。又、変速レバ
−を操作して後進位置にしたとき、バック位置スイッチ
58のONによってブザ−56、又は57を鳴すように
構成している。コントロ−ラCPUでは、ポジションレ
バ−59の操作角、耕深設定ダイヤル60による設定耕
深、作業機の左右傾斜の角度を設定する傾き調節ダイヤ
ル61、ロ−タリ耕耘装置62の均平板63の上下動を
検出して耕深とするデプスセンサ−64、左右のロアリ
ンクの上下動差を検出するためのストロ−クセンサ−6
5、及び車体の左右傾斜角を検出するスロ−プセンサ−
66等の入力によって、前記リフトア−ム54を上昇、
下降する比例流量制御バルブ67、及び、車体に対して
ロアリンクの一方を昇降するリフトロッドに設けられた
ロ−リングシリンダ−69の水平制御バルブ68を出力
して車体に対する耕耘装置62の左右傾斜乃至水平姿勢
を制御する。
【0018】なお、ミッションケ−ス38内の変速装置
において、クラッチを踏まないで走行速度を切替える形
態において、高速と同時に警報音を発するようにすると
共に、この変速による増速側と減速側とで音を異ならし
めるように設けると、運転者による判定を速かにして安
全性を高めることができる。
において、クラッチを踏まないで走行速度を切替える形
態において、高速と同時に警報音を発するようにすると
共に、この変速による増速側と減速側とで音を異ならし
めるように設けると、運転者による判定を速かにして安
全性を高めることができる。
【図1】フロントアクスルブラケット部の平面図。
【図2】その側面図。
【図3】オ−ビットロ−ルの油圧回路図。
【図4】トラクタ伝動装置部の側面図。
【図5】一部別実施例を示す制御ブロック図。
【図6】そのフロ−チャ−ト。
【図7】その一部別実施例を示す制御ブロック図。
【図8】その各構成部分の配置を示す側面図。
【図9】一部別実施例を示すトラクタの側面図。
【図10】その制御ブロック図。
【図11】そのフロ−チャ−ト。
1 前輪 2 フロントアクスルハウジング 3 フロントアクスルブラケット 4 ステアリングハンドル 5 オ−ビットロ−ル 6 操向センサ−
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 志郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 岡本 秀明 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (1)
- 【請求項1】 左右両側端部に操向自在の前輪1を有し
たフロントアクスルハウジング2に支架するフロントア
クスルブラケット3の内側部に、ステアリングハンドル
4によって連動されるオ−ビットロ−ル5、及び、この
オ−ビットロ−ル5を経て操向される前輪1の操向角を
検出する操向センサ−6をこのオ−ビットロ−ル5の前
方に設けてなるトラクタのステアリングセンサ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26850393A JP3344035B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | トラクタのステアリングセンサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26850393A JP3344035B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | トラクタのステアリングセンサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07117709A true JPH07117709A (ja) | 1995-05-09 |
JP3344035B2 JP3344035B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=17459410
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