JPH07117637B2 - 管形被覆光ファイバ製造装置 - Google Patents

管形被覆光ファイバ製造装置

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JPH07117637B2
JPH07117637B2 JP63150344A JP15034488A JPH07117637B2 JP H07117637 B2 JPH07117637 B2 JP H07117637B2 JP 63150344 A JP63150344 A JP 63150344A JP 15034488 A JP15034488 A JP 15034488A JP H07117637 B2 JPH07117637 B2 JP H07117637B2
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忠信 田辺
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光通信において使用される光ファイバ素線を
外圧、腐蝕、火炎、熱、振動より保護する方法並びに光
ファイバに関する。
[従来の技術] 光ファイバ素線を保護するために複数層の合成樹脂被覆
を光ファイバ素線のまわりに密着させ、又、光ファイバ
素線を金属板に載せ一端より順次金属板を巻込み管状に
溶接して、その中に光ファイバ素線を内包して保護する
方法が提案されている。前者の複数層構造からなる光フ
ァイバはコアの外周のクラッドに緩衝層と二次被覆とを
施したもので、線引の際コアとクラッドが同時成形され
るが緩衝層は線引工程とは別工程で行われる。このよう
に被覆層が複数層で大径となり、被覆作業も2工程又は
それ以上となり技術的にも、品質管理にも問題がある。
後者の金属板を丸めて溶接しながら光ファイバ素線を金
属管内に収容保護する工法は、溶接作業の際の熱が光フ
ァイバ素線に伝わり素線のクラッド及びコアを変質して
光通信に悪影響を及ぼすおそれがあり、又、金属帯片か
ら金属管を形成する装置を必要とするという作業上の欠
点がある。又、外径1mmφ、内径0.6mmφ、長さ1000m以
上の被覆金属管に外径0.4mmφの光ファイバ素線を挿入
するために被覆金属管に振動を与えながら光ファイバ素
線を挿入することが試みられた。被覆金属管の内周面は
滑らかに仕上げられているけれども、被覆金属管が1000
m以上もあるために被覆金属管の内周面が全長にわたり
完全に研磨されているとは限らないし、ひげを出してい
ることがある。そのために、光ファイバ素線の挿入途中
で被覆金属管の内側壁にて光ファイバ素線の外周面に被
装されたシリコン樹脂に傷がつき、クラッド及びコアを
変形ないし損傷するか或は光ファイバ素線の進入が途中
で停止するという欠点があった。又、例えば外径1.08mm
φ、長さ1000m以上のSUS304ステンレス鋼パイプに、外
径0.25mmφの光ファイバ素線2本を縺れること無く挿入
することは不可能であった。又、金属管に挿入した光フ
ァイバ素線が抜け出すのを防ぐために金属管の所所を変
形させると光ファイバ素線のコアを圧迫変形して通信用
として使用できなくなるという欠点がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、長尺の金属製保護管に直接単一又は複数の光
ファイバ素線を挿入することにより、耐圧、耐蝕、耐
火、耐熱、耐振性を有し、金属管より光ファイバ素線が
抜け出すことなく、製造工程が簡単な管形被覆光ファイ
バ製造装置を提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、モータの駆動軸2aとプーリ3とに懸架したベ
ルト2にて連動回転される光ファイバ素線のスプール5
と、該スプール5はつば6と7を有し、これらのつば6
と7との間に多数の貫通孔8をあけた枠9が橋架されて
おり、スプール5はアルゴンガスを充填したシリンダ13
内に軸架されており、シリンダ13にはスプール5から引
き出された光ファイバ16を挿通した金属管15がユニオン
17,プラグ18によりシリンダ13に光ファイバ16を巻付け
たスプール5の接線方向に軸線方向を向けて配設され、
シリンダ5には、アルゴンガス注入管接続バルブ21が設
けられ、かつ、該アルゴンガス注入管接続バルブ22,23
の反対側においてエア排出バルブ22,23が設けられ、か
つ、シリンダ13には、光ファイバ素線11の繰り出し状況
を監視するための覗窓24が設けられ、該覗窓24の付近に
金属管15内のエアにより光ファイバ素線11が逆戻りした
際、これを検知してモータ1の回転を自動的に止める検
知装置が設けられたことを特徴とする管形被覆光ファイ
バ製造装置である。
[作用] 本発明は、一方向に回転される取付軸のスプールに単一
又は複数の光ファイバ素線を巻付けてアルゴンガス室内
に軸架し、このアルゴンガス室に連結して開口して取付
けた光ファイバ素線を被覆する金属管にアルゴンガス室
内のアルゴンガスと光ファイバ素線をその端部を挿入す
ることにより、アルゴンガスにて光ファイバ素線の外周
面及び金属管内部の湿気を排除し、金属管内の空気を光
ファイバ素線の前方に押し出すために、光ファイバ素線
は円滑に金属管内に挿通される。
[実 施 例] 本発明の実施例を第1図ないし第5図について説明す
る。1はモータ、2はモータの駆動軸2aとプーリ3とに
懸架したベルトであって、プーリ3の回転数は1分間約
4回転に減速されている。プーリ3の回転軸3aには、ア
ルゴンガスを充填した挿入機4内に回転自在に軸架した
光ファイバ素線のスプール5が軸着されている。
スプール5のつば6と7の間に外周面に多数の貫通孔8
をあけた枠9が取付けられ、この枠9のまわりに適宜の
間隔を置いて数枚の板10が設けられ、外周面にシリコ
ン、ウレタン等の皮膜を施した光ファイバ素線11は、板
10の外側に隙間を設けて巻付けられている。12は、挿入
機4のシリンダ13の側板に設けたスプール5の軸受であ
る。
光ファイバ素線を枠9に巻付けるときタルクをまぶしな
がら巻付けて、光ファイバ素線11を枠9から巻戻すとき
離れ易くして置く。
15はSUS304ステンレス鋼管からなり光ファイバ素線11を
挿入保護するための金属管である。この金属管15の一端
部をシリンダ13に設けた光ファイバ素線送出口16に取付
けたユニオン17のプラグ18の穴19に挿入して先端部をラ
ッパ状に拡開した係止部20を設けてある。本実施例にお
いて、金属管15の外径を1mmとし、内径を0.6mmとし、光
ファイバ素線11のクラッドの外径を0.4mm、コアの外径
を50μm、長さ1000mとし、この挿入管を直径約5mのド
ラムDに巻付けたものを使用した。
21はアルゴンガスを注入するためにシリンダ13に設けた
アルゴンガス注入管接続バルブ、22,23はアルゴンガス
注入接続バルブ21の反対側においてシリンダ13に設けた
エア排出バルブ、24はシリンダ13の両側壁に設けた枠9
より光ファイバ素線11が繰り出されたり、逆戻りする状
況を監視するための覗窓を示す。又、この窓の付近に金
属管15内のエアにより光ファイバ素線が逆戻りした際、
これを検知しモータ1の回転を自動的に止める検知装置
を設ける。
スプール5の回転手段として、回転軸3aに直結されたも
のの外に、クラッチを介して回転軸3aの回転を伝達され
るもの、或はベアリングを介して回転軸3aの回転を伝達
されるもの等あるが、金属管への光ファイバ素線11の挿
入距離が長くなると、光りファイバ素線11に張力が働き
回転軸3aがモータ1にて回転力を与えられなくてもスプ
ール5が回転を続け光ファイバ素線11は金属管に挿入さ
れる。20〜100Kg/Cm2の圧力を有するアルゴンガスは徐
々に金属管に圧入しなければ、金属管内の圧力によって
光ファイバ素線が逆戻りすることがある。又、金属管の
直線距離が長ければ長い程、光ファイバ素線は金属管内
に挿入し易くなる。
枠9のまわりに板10が取付けてあって、光ファイバ素線
11は板10のまわりに緩く巻付けられているために、アル
ゴンガスは、光ファイバ素線11の隙間より枠9にあけら
れた貫通孔8を通って還流する。従って光ファイバ素線
11はスプール5の枠9より円滑に巻き解ぐされて行く。
光ファイバ素線11がアルゴンガスと共に金属管15の全長
にわたって収容されたならば、モータ1の回転を止め、
アルゴンガスの供給を止めて金属管15内に光ファイバ素
線11を収容した状態で金属管15をプラグ18より取り外
す。
光ファイバ素線11の外周と金属管の内周との隙間が僅か
0.1mmの狭い隙間であっても加圧されたアルゴンガスが
その隙間に進入して光ファイバ素線まわりの湿気を除去
するために、光ファイバ素線は破断による断線事故を生
ずることがない。又本発明においてはアルゴンガスと同
等の効力を有するガスを用いることができる。
第6図は外径1.1mmφ、内径0.8mmφのSUS304ステンレス
鋼管(金属管)15′に外径0.25mmφの光ファイバ素線1
1,11′を収容した状態の拡大断面図であって、このSUS3
04ステンレス鋼管(金属管)15′は第7図及び第8図に
示す外径5mφのドラムD′に巻きつけられている。ドラ
ムD′は1/4円弧片を4個つなぎ合わせてドラムに組立
ててあり、ドラムD′に巻きつけられた金属管15′の長
さは1000mであり、金属管15′の巻き終りは第1図に示
すユニオン17のプラグ18の穴19に挿入して先端部をラッ
パ状に拡開した係部20を設けてある。その外の構造及び
光ファイバ11,11′を金属管15′に挿入する方法は前記
第1図ないし第5図について説明したとおりであって、
光ファイバ11,11′を1000mの金属管15′内に確実に挿貫
することができた。
[発明の効果] 本発明は前記した如く、金属管に光ファイバ素線を挿入
する際、金属管に振動を与える必要がないと共に、挿入
機の構造が簡単で、挿入に要する時間も極めて短時間で
足り、単一または複数の光ファイバを挿貫したステンレ
ス鋼管等よりなる金属管被覆ファイバを量産することが
できて光ファイバにより通信事業に多大の便益を与える
効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法及び本発明方法により製造した金属管
被覆光ファイバを説明するものであって、第1図は製造
装置の平面図、第2図は同上正面図、第3図はスプール
部の拡大断面図、第4図はスプールの拡大側面図、第5
図は金属管被覆光ファイバの拡大斜視図、第6図は被覆
の光ファイバを金属管に収容した場合の拡大断面図、第
7図は金属管を巻き付けるドラムの拡大正面図、第8図
は同上縦断側面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの駆動軸2aとプーリ3とに懸架した
    ベルト2にて連動回転される光ファイバ素線のスプール
    5と、該スプール5はつば6と7を有し、これらのつば
    6と7との間に多数の貫通孔8をあけた枠9が橋架され
    ており、スプール5はアルゴンガスを充填したシリンダ
    13内に軸架されており、シリンダ13にはスプール5から
    引き出された光ファイバ16を挿通した金属管15がユニオ
    ン17,プラグ18によりシリンダ13に光ファイバ16を巻付
    けたスプール5の接線方向に軸線方向を向けて配設さ
    れ、シリンダ5には、アルゴンガス注入管接続バルブ21
    が設けられ、かつ、該アルゴンガス注入管接続バルブ21
    の反対側においてエア排出バルブ22,23が設けられ、か
    つ、シリンダ13には、光ファイバ素線11の繰り出し状況
    を監視するための覗窓24が設けられ、該覗窓24の付近に
    金属管15内のエアにより光ファイバ素線11が逆戻りした
    際、これを検知してモータ1の回転を自動的に止める検
    知装置が設けられたことを特徴とする管形被覆光ファイ
    バ製造装置。
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JP21647887 1987-09-01
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JPH01206308A JPH01206308A (ja) 1989-08-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1165926B (it) * 1979-01-08 1987-04-29 Cise Spa Procedimento ed attrezzatzra per costruire un cavo a fibre ottiche,resistente ad alta temperatura perfettamente stagno,e cavo con tale procedimento
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JPH01206308A (ja) 1989-08-18

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