JPH11337792A - 光ファイバ心線落とし込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ心線をスロット内に確実に落とし
込むことができ、かつ作業の熟練を必要としない光ファ
イバ心線落とし込み装置を提供する。 【解決手段】 光ファイバケーブル用ＳＺ型スロットロ
ッド（１）の表面に凹設したＳＺスロット（４）内に光
ファイバ心線（５）を落とし込むための装置（１００）
であって、前記光ファイバ心線（５）を前記ＳＺスロッ
ト（４）内に挿入するための光ファイバ心線挿入パイプ
（２０）を備えることを特徴とする光ファイバ心線落と
し込み装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ル用ＳＺ型スロットロッド（以下、単にスロットロッド
と呼ぶ）の表面に凹設されたＳＺスロット（以下、単に
スロットと呼ぶ）内に光ファイバ心線を落とし込む装置
に関し、より詳しくは、作業の熟練を要することなく、
光ファイバ心線をスロット内に確実に落とし込むことが
できる光ファイバ心線落とし込み装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、通信の分野において光ファイバケ
ーブルが幅広く用いられているが、この光ファイバケー
ブルのなかには、スロットロッドの表面に凹設したスロ
ット内に光ファイバ心線を落とし込むとともに、前記ス
ロットロッドの表面に粗巻紐を巻き付け、光ファイバ心
線をスロット内に固定する形式のものがある。

【０００３】図４および図５に示したように、前記スロ
ットロッド１は、抗張力部材２の周囲に同軸に成形した
断面形状円形のロッド３の表面に、複数本（図示の例で
は合計６本）のスロット４を凹設したものである。この
スロット４は、Ｓ方向巻きのスロット４ＡとＺ方向巻の
スロット４Ｂとを接続部４Ｃを介して連続的に接続した
もので、前記Ｓ方向巻きスロット４Ａおよび前記Ｚ方向
巻スロット４Ｂが延びる長さは、ロッド３の軸線回りの
回転角度でそれぞれ３００度以下が普通である。これに
より、前記接続部３Ｃはスロットロッド１の軸線方向に
所定の間隔を開けて現れる。なお、図４には、図示の都
合上２本のスロット４のみが描かれている。

【０００４】そして、上述したスロットロッド１の各ス
ロット４内に複数本の光ファイバ心線５を落とし込んだ
後、スロットロッド１の表面に粗巻紐６を巻き付けて光
ファイバ心線５を固定する。このとき、例えば特開平９
−１７８９９７号公報に記載された光ファイバ心線落と
し込み装置が用いられる。

【０００５】この装置の構造の概略を図６を参照して説
明すると、この光ファイバ心線落とし込み装置１０に
は、上流側の落とし込み案内板１１および下流側の落と
し込み案内板１２により案内した光ファイバ心線５を、
スロットロッド１に外嵌した押さえ込み導入筒１３を用
いてスロット４内に落とし込むようになっている。そし
て、粗巻装置１４を用いてスロットロッド１の表面に粗
巻紐６を巻き付けることにより、光ファイバ心線５はス
ロット４から飛び出さないように固定される。その後、
図示されないテープ巻き機によりテープが巻き付けられ
て、光ファイバケーブルが完成する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した特
開平９−１７８９９７号公報に記載の光ファイバ心線落
とし込み装置１０においては、光ファイバ心線５に張力
が作用すると、光ファイバ心線５が押さえ込み導入筒１
３の内壁面に密着する。これにより、スロット４内への
光ファイバ心線５の落とし込みが不充分となり、図５中
に矢印Ｅで示したように、光ファイバ心線５がスロット
４の開口部分に集中してしまう。したがって、粗巻装置
１４を用いて粗巻紐６を巻き付けるまでの間に、光ファ
イバ心線５がスロット４内から飛び出し、光ファイバケ
ーブルの製造に支障を来す場合があった。

【０００７】また、上述した特開平９−１７８９９７号
公報に記載の光ファイバ心線落とし込み装置において
は、下流側の落とし込み案内板１２と押さえ込み導入筒
１３との軸線方向の間隔が狭いため、光ファイバ心線５
の挿通が困難で、光ファイバケーブルを効率的に製造す
るためには作業の熟練を必要とする。

【０００８】そこで、本発明の目的は、上述した従来技
術が有する問題点を解消し、スロットロッドの表面に凹
設したスロット内に光ファイバ心線を確実に落とし込む
ことができるばかりでなく、作業の熟練を必要としない
光ファイバ心線落とし込み装置を提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、スロットロッドの表面に凹設したスロット内に
光ファイバ心線を落とし込むための装置であって、光フ
ァイバ心線をスロット内に挿入するための光ファイバ心
線挿入パイプを備える。そして、この光ファイバ心線挿
入パイプは、その内部に光ファイバ心線が挿通されると
ともに、光ファイバ心線の送り方向下流側の端部がスロ
ット内に挿入され、かつ支持手段によりスロットロッド
の周りに相対回動可能に支持されて、スロットの円周方
向の変位に追従して前記スロットロッドの周りに相対回
動する。また、この光ファイバ心線挿入パイプは、光フ
ァイバ心線の挿通導入側端部が大径で、順次狭窄する導
入部を備えている。

【００１０】更に、本発明の光ファイバ心線落とし込み
装置は、前記スロットロッドの表面に粗巻紐を巻き付け
て前記スロット内の前記光ファイバ心線を固定する粗巻
紐巻き付け手段が、その前記光ファイバ心線挿入パイプ
側の先端部分と、前記光ファイバ心線挿入パイプの前記
スロット内における端部との軸線方向距離が３０ミリメ
ートル以内となるように配置される。

【００１１】すなわち、本発明の光ファイバ心線落とし
込み装置は、その先端がスロット内に挿入された光ファ
イバ心線挿入パイプを用いて光ファイバ心線をスロット
内に落とし込むものであるから、光ファイバ心線を確実
にスロット内に落とし込むことができる。そして、光フ
ァイバ心線は、光ファイバ心線挿入パイプの先端出口を
通過しなければならないから、光ファイバ心線に張力が
作用しても、光ファイバ心線がスロットの開口部分に向
かって浮き上がることがない。また、光ファイバ心線挿
入パイプは、その先端がスロット内に挿入されてスロッ
トと円周方向に係合するとともに、支持手段によってス
ロットロッドの軸線の周りに相対回動可能することがで
きる。これにより、光ファイバ心線挿入パイプは、スロ
ットの円周方向の変化に追従しつつ、光ファイバ心線を
確実にスロット内に落とし込むことができる。また作業
者は、光ファイバ心線を光ファイバ心線挿入パイプ内に
挿通するだけで良いから、光ファイバ心線の落とし込み
作業に熟練を必要としない。

【００１２】さらに、粗巻紐巻き付け手段と光ファイバ
心線挿入パイプとを軸線方向に３０ミリメートル以内に
接近させて配置することにより、光ファイバ心線がスロ
ットから飛び出す前に粗巻紐を巻き付けることができる
から、光ファイバ心線をスロット内に確実に固定するこ
とができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態の
光ファイバ心線落とし込み装置を、図１乃至図３を参照
して詳細に説明する。ここで、図１は本発明に係る一実
施形態の光ファイバ心線落とし込み装置の配置を示す全
体縦断面図、図２は図１に示した光ファイバ心線落とし
込み装置の要部を拡大して示す縦断面図、図３は図２中
に示したＤ−Ｄ破断線に沿った断面図である。なお、以
下の説明においては、前述した従来技術と同一の部分に
は同一の符号を用いるとともに、その説明を簡単なもの
とする。

【００１４】図１に示したように、本実施形態の光ファ
イバ心線落とし込み装置１００は、光ファイバ心線５を
スロットロッド１のスロット４内に挿入する光ファイバ
心線挿入パイプ２０と、この光ファイバ心線挿入パイプ
２０をスロットロッド１の軸線Ｃの周りに相対回動可能
に支持する支持手段３０と、スロットロッド１の表面に
粗巻紐を巻き付ける粗巻紐巻き付け手段４０とを備えて
いる。

【００１５】前記光ファイバ心線挿入パイプ２０は金属
製の筒状部材で、スロットロッド１の軸線Ｃに対して所
定の角度で傾斜して延びるように、すなわち図２中に矢
印Ａで示す光ファイバ心線５の送り方向の上流側ほどス
ロットロッド１から離間するように、前記支持手段３０
によって支持されている。また、この光ファイバ心線挿
入パイプ２０の上流側の端部には、図示されない分線器
によって分線された複数の光ファイバ心線５を受け入れ
る、上流側に向かって末広がりなテーパ状の導入部２１
が設けられている。また、その円筒状の本体部分２２の
前記導入部２１側の端部には、位置決め用の大径部２３
が設けられている。さらに、前記本体部分２２の下流側
の端部２４は、図３に示したようにスロット４内に挿入
可能な外径を有するとともに、前記大径部２３が支持手
段３０に当接することによりスロット４の底面４ａに接
近するように位置決めされる。なお、図１には上下一対
の光ファイバ心線挿入パイプ２０のみが描かれている
が、この光ファイバ心線挿入パイプ２０の本数は、スロ
ットロッド１の表面に凹設されたスロット４の本数に等
しいことは言うまでもない。

【００１６】前記支持手段３０は、フレーム３１に軸受
３２を介して回転自在に支持された回転目板３３と、こ
の回転目板３３に取り付けられたホルダ３４とを有して
いる。図２に示したように前記ホルダ３４は、スロット
ロッド１が挿通されるスロットロッド挿通孔３５と、前
記光ファイバ心線挿入パイプ２０が内嵌される取付孔３
６とが貫設されている。また、このホルダ３４の上流側
の端面３７に前記大径部２３が当接し、光ファイバ心線
挿入パイプ２０をその長手方向に位置決めするようにな
っている。

【００１７】前記粗巻紐巻き付け手段４０は、前述した
特開平９−１７８９９７号公報に記載のものとほぼ同一
の構造を有している。しかしながら、この粗巻紐巻き付
け手段４０は、図１に示したように、その光ファイバ心
線挿入パイプ２０側の先端部分４１と光ファイバ心線挿
入パイプ２０の下流側の端部２４との軸線Ｃ方向の距離
Ｌを、３０ミリメートル以内とすることができるよう
に、前記支持手段３０に対して接近させて配置できる形
状に構成されている。この距離Ｌが３０ミリメートルを
越える場合には、粗巻紐巻き付けの前に光ファイバ心線
５がスロット４から飛び出す可能性が高くなる。また、
前記先端部分４１には、ガイド面４２を有した挿通孔４
３が貫設されている。そして、前記挿通孔４３内に挿通
されたスロットロッド１の表面に粗巻紐６を巻き付ける
ことにより、スロット４内の光ファイバ心線５がスロッ
ト４から飛び出さないように固定するようになってい
る。

【００１８】次に、上述のように構成された、本実施形
態の光ファイバ心線落とし込み装置１００の作用につい
て説明する。

【００１９】スロットロッド１は、図１の右端側に描か
れた筒状の保護パイプＰの内部から延び出た後、その軸
線Ｃの周りに回転することなく、矢印Ｂで示すように図
示左側に向かって送り出される。その後、スロットロッ
ド１はホルダ３４の挿通孔３５内を通過するとともに、
粗巻紐巻き付け手段４０の挿通孔４３内に挿通される。

【００２０】また、光ファイバ心線５は図示されない分
線器によって分線された後、図１中に矢印Ａで示すよう
に図示右側から左側に向かって送られ、光ファイバ心線
挿入パイプ２０内に挿通される。このとき作業者は、光
ファイバ心線５を単に光ファイバ心線挿入パイプ２０内
に挿入するだけで良いから、図６に示した従来の装置と
は異なり、光ファイバ心線５の挿通作業を極めて容易に
行うことができる。

【００２１】一方、光ファイバ心線挿入パイプ２０は、
その下流側の端部２４がスロットロッド１のスロット４
内に挿入され、かつスロット４の底面４ａに接近するよ
うに位置決めされている。これにより、この光ファイバ
心線挿入パイプ２０内に挿通された光ファイバ心線５
は、図３に示したように、スロット４の底面４ａに接近
した状態でスロット４内に落とし込まれる。また、光フ
ァイバ心線５に張力が作用しても、光ファイバ心線５は
光ファイバ心線挿入パイプ２０の端部２４の出口２５を
通過しなければならないから、図５中に矢印Ｅで示した
ように、光ファイバ心線５がスロット４の開口部分に浮
き上がることはない。

【００２２】また、スロットロッド１の送り出しに伴
い、略螺旋状に延びるスロット４は、スロットロッド１
の軸線Ｃに対して円周方向に往復変位する。このとき、
光ファイバ心線挿入パイプ２０の端部２４はスロット４
内に挿入され、スロット４と円周方向に係合している。
さらに、光ファイバ心線挿入パイプ２０を支持している
ホルダ３４は、軸受３２によって軸線Ｃの周りに回動自
在とされている。これにより、光ファイバ心線挿入パイ
プ２０はスロット４の円周方向への変位に追従しつつ、
光ファイバ心線５をスロット４内に落とし込むことがで
きる。さらに、スロット４の位置を検出するためのスロ
ット位置検出装置を設ける必要もない。

【００２３】また、本実施形態の光ファイバ心線落とし
込み装置１００においては、光ファイバ心線挿入パイプ
２０によって光ファイバ心線５をスロット４内に落とし
込んだ直後に、粗巻紐巻き付け手段４０によって粗巻紐
６がスロットロッド１の表面に巻き付けられる。これに
より、光ファイバ心線５がスロット４から飛び出ること
なく粗巻紐６を巻き付けることができるから、光ファイ
バ心線５の飛び出しのない良好な光ファイバケーブルを
製造することができる。

【００２４】また、本実施形態の光ファイバ心線落とし
込み装置１００においては、支持手段３０よりも上流側
において、スロットロッド１が筒状の保護パイプＰの内
部に挿通されている。これにより、光ファイバ心線挿入
パイプ２０が軸線Ｃの周りに大きく回動しても、分線さ
れた光ファイバ心線５がスロットロッド１に絡みつくこ
とがない。

【００２５】以上、本発明に係る一実施形態の光ファイ
バ心線落とし込み装置について詳しく説明したが、本発
明は上述した実施形態によって限定されるものではな
く、種々の変更が可能であることは言うまでもない。例
えば、上述した実施形態においては、光ファイバ心線挿
入パイプ２０が直線状に延びる円筒とされているが、湾
曲して延びるように構成したり段付き状若しくはテーパ
状に構成することもできる。

【００２６】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の光ファイバ心線落とし込み装置は、その先端がスロッ
ト内に挿入された光ファイバ心線挿入パイプを用いて光
ファイバ心線をスロット内に落とし込むものであるか
ら、光ファイバ心線を確実にスロット内に落とし込むこ
とができる。そして、光ファイバ心線は光ファイバ心線
挿入パイプの先端出口を通過しなければならないから、
光ファイバ心線に張力が作用しても、光ファイバ心線が
スロットの開口部分に向かって浮き上がることがない。
また、光ファイバ心線挿入パイプは、その先端がスロッ
ト内に挿入されてスロットと円周方向に係合するととも
に、支持手段によってスロットロッドの軸線の周りに相
対回動可能することができる。これにより、光ファイバ
心線挿入パイプはスロットの円周方向の変化に追従し
て、光ファイバ心線を確実にスロット内に落とし込むこ
とができる。また作業者は、光ファイバ心線を光ファイ
バ心線挿入パイプ内に挿通するだけで良いから、光ファ
イバ心線の落とし込み作業に熟練を必要としない。さら
に、粗巻紐巻き付け手段と光ファイバ心線挿入パイプと
を軸線方向に３０ミリメートル以内に接近させて配置す
ることにより、光ファイバ心線がスロットから飛び出す
前に粗巻紐を巻き付けることができるから、光ファイバ
心線をスロット内に確実に固定することができる。した
がって、本発明によれば、スロットロッドの表面に凹設
したスロット内に光ファイバ心線を確実に落とし込むこ
とができるばかりでなく、作業の熟練を必要としない光
ファイバ心線落とし込み装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る一実施形態の光ファイバ心線落と
し込み装置の配置を示す全体縦断面図である。

【図２】図１に示した光ファイバ心線落とし込み装置の
要部を拡大して示す縦断面図である。

【図３】図２中に示したＤ−Ｄ破断線に沿った断面図で
ある。

【図４】スロットロッドの側面図である。

【図５】図４に示したスロットロッドの断面図である。

【図６】特開平９−１７８９９７号公報に記載の光ファ
イバ心線落とし込み装置の要部を拡大して示す断面図で
ある。

【符号の説明】

１ スロットロッド ４ スロット ５ 光ファイバ心線 ６ 粗巻紐 ２０ 光ファイバ心線挿入パイプ ２１ 導入部 ２２ 本体部分 ２３ 大径部 ２４ 下流側の端部 ２５ 出口 ３０ 支持手段 ３１ フレーム ３２ 軸受 ３３ 回転目板 ３４ ホルダ ３５ スロットロッド挿通孔 ３６ 光ファイバ心線挿入パイプ取付孔 ３７ 端面 ４０ 粗巻紐巻き付け手段 １００ 光ファイバ心線落とし込み装置

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 光ファイバケーブル用ＳＺ型スロットロ
   ッドの表面に凹設したＳＺスロット内に光ファイバ心線
   を落とし込むための装置であって、前記光ファイバ心線
   を前記ＳＺスロット内に挿入するための光ファイバ心線
   挿入パイプを備えることを特徴とする光ファイバ心線落
   とし込み装置。
2. 【請求項２】 前記光ファイバ心線挿入パイプは、その
   内部に前記光ファイバ心線が挿通されるとともに、前記
   光ファイバ心線の送り方向下流側の端部が前記スロット
   内に挿入され、かつ支持手段によって前記スロットロッ
   ドの周りに相対回動可能に支持されて、前記スロットの
   円周方向の変位に追従して前記スロットロッドの周りに
   相対回動することを特徴とする請求項１に記載の光ファ
   イバ心線落とし込み装置。
3. 【請求項３】 前記光ファイバ心線挿入パイプは、前記
   光ファイバ心線の挿通導入側端部が大径で、順次狭窄す
   る導入部を備えることを請求項１または２に記載の光フ
   ァイバ心線落とし込み装置。
4. 【請求項４】 更に、前記スロットロッドの表面に粗巻
   紐を巻き付けて前記スロット内の前記光ファイバ心線を
   固定する粗巻紐巻き付け手段が、その前記光ファイバ心
   線挿入パイプ側の先端部分と、前記光ファイバ心線挿入
   パイプの前記スロット内における端部との軸線方向距離
   が３０ミリメートル以内となるように配置されることを
   特徴とする請求項１乃至３の何れか一項に記載の光ファ
   イバ心線落とし込み装置。