JP2780290B2 - 光ケーブルの製造方法 - Google Patents

光ケーブルの製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ケーブルの製造方法に関し、特に中心抗張
力体の被覆プラスチック外周上長手方向に対して所定の
周期で、左,右撚方向に反転する溝を設けたSZスロット
付スペーサのSZスロットの溝内に光ファイバを挿入、収
納するSZスロット付スペーサ型光ケーブルの製造方法に
関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のSZスロット付スペーサ型光ケーブルを
製造する方法として、次のような製造方法がある。
一つは、SZスロット付スペーサのSZスロットの溝の反
転周期を検出し、溝内に収納される光ファイバのパスラ
インの途中に設けた反転目板を反転周期に合わせて回転
させ、所定の溝内に光ファイバを収納する方法である
(以下、従来技術1と云う。例えば、特開昭55-12992号
公報参照)。
また他の方法として、SZスロット付スペーサを、SZス
ロットの溝内に光ファイバを挿入、収納する集合点にお
いて、左、右回転しないようにガイドピンで固定し、SZ
スロット付スペーサ本体に集合点を中心として前後で捩
りを与えながら、光ファイバのパスラインを固定したま
まで溝内に光ファイバを収納する方法である(以下、従
来技術2と云う。例えば、特開昭60-241004号公報参
照)。
従来技術1の製造方法は、光ファイバのパスラインが
SZスロット付スペーサを中心として左右に回転するた
め、光ファイバの繰り出し速度が反転周期で変動するこ
とから、光ファイバの繰り出し速度や張力の制御が困難
であり、製造線速を上げて反転周期が短かくなると、設
備的に光ファイバの繰り出し速度や張力の制御ができな
くなるという問題点があった。
また従来技術2の製造方法は、光ファイバのパスライ
ンが固定であるから、光ファイバの繰り出し速度の変動
は小さく、反転周期に応じた制御機構も必要なく、簡便
な集合方法であるが、SZスロット付スペーサ本体の捻回
力が大きいと、SZスロット付スペーサを固定するガイド
ピンにより、SZスロット付スペーサのリブが破壊される
恐れがあり、問題点があった。更に、製造線速を上げた
場合にも、SZスロット付スペーサのリブの破壊が促進さ
れるという問題点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は従来技術の問題点を解決し、SZスロット付ス
ペーサのSZスロットの溝形状、リブの強度に拘わらず高
速の製造線速でSZスロット付スペーサに光ファイバを集
合、収納できるSZスロット付スペーサ型光ケーブルの製
造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の構成は以下に示す
通りである。即ち、本発明は、中心抗張力体に施した被
覆プラスチックの外周上長手方向に光ファイバ(5)を
収納する溝を有し、前記溝が光ケーブル長手方向に対し
所定の周期で右撚方向、左撚方向に反転する構造を備え
たSZスロット付スペーサ(1)をサプライから供給する
第1の工程と、 前記供給されるSZスロット付スペーサ(1)のSZスロ
ット(17)の溝内に、集合点に配置した集合機(2)に
より、光ファイバサプライボビン(4)から供給する光
ファイバ(5)を挿入、収納して集合体を形成する第2
の工程とからなる光ケーブルの製造方法において、 前記集合体を形成する第2の工程は、 前記SZスロット付スペーサ(1)の集合点に至る前段
にスロット捻回装置(6)を配置するとともに、前記集
合点に検出ピンを一体化したトルク検出装置(3)を取
付け、 前記SZスロット付スペーサ(1)を前記スロット捻回
装置(6)により、前記SZスロット付スペーサ(1)の
SZスロット(17)の溝の反転ピッチに同期して捻回する
第3の工程と、 前記トルク検出装置(3)に一体化して取付けた検出
ピン(11)を、前記捻回を加えたSZスロット付スペーサ
(1)のSZスロット(17)の溝内に挿入し、 前記SZスロット(17)の溝の反転による反作用により
前記SZスロット付スペーサ(1)が左右に捩れる捻回力
を前記検出ピン(11)を介して前記トルク検出装置
(3)によりモニタし、 前記モニタした結果を前記スロット捻回装置(6)に
フィードバックし、集合点において前記SZスロット付ス
ペーサ(1)の捻回力を最小となるように制御する第4
の工程とを含むことを特徴とする光ケーブルの製造方法
としての構成を有する。
〔作用〕
本発明のSZスロット付スペーサ型光ケーブルの製造方
法は、SZスロット付スペーサ1のSZスロット17の溝に光
ファイバ5を挿入、収納して集合体を形成する第2の工
程において、SZスロット17の溝の位置を、集合点でトル
ク検出装置3に一体化された検出ピン11で固定すること
により、SZスロット17の溝の反転の周期が捻られること
になる。この捻れのトルクを検出ピン11を介してトルク
検出装置3で検出し、集合点の前段に配置したスロット
捻回装置6にフィードバックして、SZスロット17の溝の
反転周期に対応してSZスロット付スペーサ1に与えられ
る捻回周期に対して補正を加えてやることにより集合点
におけるSZスロット17の溝の反転周期に生じる捻れのト
ルクを常に最小になるように制御する第4の工程を含む
ものであることから、SZスロット付スペーサ1のリブ16
を破壊することなく、光ファイバ集合点を固定し、高速
の製造線速でSZスロット付スペーサ1のSZスロット17の
溝中に光ファイバ5を挿入、収納し集合することができ
る。
〔実施例〕 第1図は本発明の実施例としての光ケーブルの製造方
法における製造工程の概要を示す図である。また第2図
は本発明の実施例としての光ケーブルの製造方法に係る
製造工程のトルク検出部の模式的断面構造図を示す。
サプライ15から繰り出されるSZスロット付スペーサ1
は、スロット捻回装置6を通して集合点に配置された集
合機2に供給される。
集合点で集合機2に取付けたトルク検出装置3に一体
化した検出ピン11をSZスロット付スペーサ1のSZスロッ
ト17の溝中に挿入することにより、SZスロット17の溝の
反転は固定される。
光ファイバサプライボビン4から供給する光ファイバ
5は、集合機2によりSZスロット付スペーサ1の所定の
溝内に挿入、収納され、光ファイバ5とSZスロット付ス
ペーサ1の集合体を形成した後、粗巻ヘッド8によっ
て、押え巻として、例えば合成繊維の糸で粗巻を施した
外周をにジェリ塗布装置10によって、ジェリを塗布し、
テーピングヘッド9によってテープ巻きを施してSZスロ
ット付スペーサ型光ケーブルを形成しキャプスタン7に
より引き取る。
第1図において、集合点の集合機2の前段に配置した
スロット捻回装置6は、SZスロット付スペーサ1のSZス
ロット17の溝の反転ピッチに同期してSZスロット付スペ
ーサ1を捻回させる装置である。
第2図のトルク検出部は、トルク検出装置3とSZスロ
ット付スペーサ1との関連構成の模式的断面構造図を示
すもので、ダイスホルダ13にベアリング14を介して保持
されて繰り出されるSZスロット付スペーサ1の溝を形成
するSZスロット17中に、トルク検出装置3のトルク検出
用ロードセル12に一体化されている検出ピン11が挿入さ
れている状態を示している。
本発明の光ケーブル製造方法における製造工程におい
て、SZスロット付スペーサ1は集合点に配置してある集
合機2に取り付けたトルク検出装置3の検出ピン11によ
ってSZスロット17の溝の位置が固定され、SZスロット17
の溝の反転の周期が捻られる。この捻れのトルクを検出
ピン11と一体化されたトルク検出用ロードセル12、例え
ばひずみゲージで検出し、スロット捻回装置6にフィー
ドバックし、SZスロット付スペーサ1のSZスロット17の
溝の反転周期に同期してSZスロット付スペーサ1に与え
られる捻回周期に対して補正を加えてやることにより、
SZスロット付スペーサ1に集合機2により集合点で生じ
る捻れのトルクを常に最小になるように制御する。16は
SZスロット付スペーサ1のリブの部分である。
以下に本発明の光ケーブルの製造方法により製造した
SZスロット付スペーサ型光ケーブルの具体的実施例につ
いて説明する。
SZスロット付スペーサ1として、反転角±180°、ピ
ッチ500mmのSZスロット17の溝を6溝設けた外径12mmφ
で、抗張力体に径1.2mmφ、7本撚りの鋼撚線を使用し
たSZスロット付スペーサ1を集合機2に装着し、集合点
においてSZスロット17の溝を固定し、徐々に線速を上げ
ていき、SZスロット付スペーサ1のサプライ15の張力と
リブ16の異常発生を調査した。調査結果を第1表に示
す。
なお本発明と比較するため、スロット捻回装置6に対
しトルク制御を行わない場合(従来技術2に相当)につ
いても調査した。
第1表からも明らかなように、SZスロット付スペーサ
型ケーブルの製造方法において、SZスロット17の溝内に
光ファイバ5を挿入、収納して集合体を形成する工程
に、トルク制御機構を備えた本発明の光ケーブルの製造
方法を適用すると、極めて有効であることが実証され
た。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のSZスロット付スペーサ
型光ケーブルの製造方法によると、SZスロット付スペー
サのSZスロットの溝内に光ファイバを挿入、収納する集
合点において、SZスロット付スペーサに与えられる捻れ
のトルクを検出し、集合点の前段に配置したスロット捻
回装置にフィードバックし、補正、制御し、集合点にお
けるSZスロット付スペーサの捻回力を常に最小とする集
合工程を含んでいることから、SZスロット付スペーサの
SZスロットの溝形状、リブの強度に拘らずSZスロット付
スペーサのリブ損傷の危惧なく、製造線速の高速化が可
能となり、その効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例としての光ケーブルの製造方法
における製造工程の概要図、 第2図は本発明の実施例としての光ケーブルの製造方法
に係る製造工程のトルク検出部の模式的断面構造図 1……SZスロット付スペーサ、2……集合機、3……ト
ルク検出装置、4……光ファイバサプライボビン、5…
…光ファイバ、6……スロット捻回装置、7……キャプ
スタン、8……粗巻ヘッド、9……テーピングヘッド、
10……ジェリ塗布装置、11……検出ピン、12……トルク
検出用ロードセル、13……ダイスホルダ、14……ベアリ
ング、15……サプライ、16……リブ、17……SZスロット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心抗張力体に施した被覆プラスチックの
    外周上長手方向に光ファイバを収納する溝を有し、前記
    溝が光ケーブル長手方向に対し所定の周期で右撚方向,
    左撚方向に反転する構造を備えたSZスロット付スペーサ
    をサプライから供給する第1の工程と、 前記供給されるSZスロット付スペーサのSZスロットの溝
    内に、集合点に配置した集合機により、光ファイバサプ
    ライボビンから供給する光ファイバを挿入、収納して集
    合体を形成する第2の工程とからなる光ケーブルの製造
    方法において、 前記集合体を形成する第2の工程は、 前記SZスロット付スペーサの集合点に至る前段にスロッ
    ト捻回装置を配置するとともに、前記集合点に検出ピン
    を一体化したトルク検出装置を取付け、 前記SZスロット付スペーサを前記スロット捻回装置によ
    り、前記SZスロット付スペーサのSZスロットの溝の反転
    ピッチに同期して捻回する第3の工程と、 前記トルク検出装置に一体化して取付けた検出ピンを、
    前記捻回を加えたSZスロット付スペーサのSZスロットの
    溝内に挿入し、 前記SZスロットの溝の反転による反作用により前記SZス
    ロット付スペーサが左右に捩れる捻回力を前記検出ピン
    を介して前記トルク検出装置によりモニタし、 前記モニタした結果を前記スロット捻回装置にフィード
    バックし、集合点において前記SZスロット付スペーサの
    捻回力を最小となるように制御する第4の工程とを含ん
    でなる ことを特徴とする光ケーブルの製造方法。
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