JPH07117158A - 包装袋の製造方法 - Google Patents

包装袋の製造方法

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JPH07117158A
JPH07117158A JP5267067A JP26706793A JPH07117158A JP H07117158 A JPH07117158 A JP H07117158A JP 5267067 A JP5267067 A JP 5267067A JP 26706793 A JP26706793 A JP 26706793A JP H07117158 A JPH07117158 A JP H07117158A
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JP
Japan
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film
vapor deposition
resin film
packaging bag
bag
Prior art date
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Application number
JP5267067A
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English (en)
Inventor
Yukio Izumi
幸穂 泉
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、一方が透明で、他方が金属蒸着層を
形成した不透明樹脂フィルムから形成される包装袋を製
造するにあたり、表裏の絵柄ピッチを容易に合わせるこ
とができ、ムダが少なく、製袋後もカールの心配のない
包装袋の製造方法を提供するものである。 【構成】一方が透明樹脂フィルム、他方が金属蒸着を施
した不透明樹脂フィルムとからなる2枚のフィルムの周
縁を接合して形成される包装袋の製造方法において、長
尺の透明樹脂フィルムの幅方向中央線で分割された一方
の部分に、金属蒸着層を形成すると共に、透明樹脂フィ
ルムの全面に印刷により絵柄層を形成してなる包装材料
を、前記中央線から2つ折りにし所定位置を接合した
後、所定寸法に切断することを特徴とする包装袋の製造
方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方が透明樹脂フィル
ム、他方が金属蒸着を施した不透明樹脂フィルムによっ
て形成される包装袋の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上述したような表基材と裏基材と
が異なる包装袋を製造する場合は、例えば表基材として
の透明樹脂フィルムと、裏基材としての金属蒸着層を形
成した不透明樹脂フィルムを別個に準備して、通常の製
袋機により前記の材料の周縁をヒートシールして包装袋
を製造する方法が一般的である。この包装袋を製造する
方法は簡便で、しかも低コストで袋を製造することがで
きるが、表基材と裏基材を独立して供給するため、製袋
するに当たり各種の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この問題は、表基材と
裏基材を独立して供給して包装袋に形成するために生ず
るもので、以下のようなものが挙げられる。 この表基材、裏基材に印刷により表示した絵柄等の
表裏ピッチ(表裏の絵柄位置)を合わせることが難し
く、表裏いずれかの表示を無地にするか、又はエンドレ
スデザインにしなければならなかった。 製袋時の表基材、裏基材における左右のズレを防止
するため、両基材の左右端側に約10mm幅程度、表裏
合わせて約40mmの余白(製袋時の断ち落とし部分)
を必要とするため材料のムダが多い。 表基材、裏基材を独立して供給するため、製袋時に
おける製袋機のテンションコントロールが難しく、又ヒ
ートシール後の袋のカールを防止するため、表裏基材の
総厚みを同等にしなければならない。等の問題があっ
た。
【0004】そこで本発明は、一方が透明で、他方が金
属蒸着層を形成した不透明樹脂フィルムから形成される
包装袋を製造するにあたり、表裏の絵柄ピッチを容易に
合わせることができ、ムダが少なく、製袋後もカールの
心配のない包装袋の製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために本
発明は、一方が透明樹脂フィルム、他方が金属蒸着を施
した不透明樹脂フィルムとからなる2枚のフィルムを重
ね、周縁を接合して形成される包装袋の製造方法におい
て、長尺の透明樹脂フィルムの幅方向中央線で分割され
た一方の部分に金属蒸着層を形成すると共に、透明樹脂
フィルムの全面に印刷により絵柄層を形成してなる包装
材料を、前記中央線から2つ折りにし所定位置を接合し
た後、所定寸法に切断して形成する包装袋の製造方法で
ある。
【0006】また、前記包装材料の幅方向の略中央部
に、製袋時取り除くべき余白を設けたことを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】本発明は、透明樹脂フィルムの幅方向中央線で
分割された一方の部分に金属蒸着層を形成すると共に、
この透明樹脂フィルムの全面に絵柄層を形成し中央線か
ら折り曲げて、その後所定位置をヒートシール等で接着
して包装袋を製造する方法であり、この製造方法によっ
て、袋の表裏となる絵柄層が形成された1枚のフィルム
を2つ折りすることになるので、表裏の絵柄層の位置合
わせは必要でなく、しかも表裏の絵柄位置は狂うことが
ない。
【0008】
【実施例】以下本発明を図に基づき説明する。図1は、
透明樹脂フィルムの幅方向中央線で分割された一方の部
分に金属蒸着層を形成した平面図および断面図である。
図2は、このフィルム全面に絵柄層を形成した半面金属
蒸着フィルムの平面図および断面図である。
【0009】本発明に係わる基材の透明樹脂フィルム1
0は、通常、包装材料として使用されるポリエチレンテ
レフタレート(PET)フィルム、或いは延伸ポリプロ
ピレン(OPP)フィルムが使用できるが、より好まし
くは、蒸着適性、寸法精度の優れたPETフィルムがよ
く、厚さは7μm〜50μmの範囲が望ましい。
【0010】図1に示すように、先ず、本発明では長尺
の透明樹脂フィルムの流れ方向に沿った半面に金属蒸着
を施す。蒸着する金属としては一般的なアルミニウムを
用いて、真空蒸着法により300Å〜800Åの通常使
用される範囲のアルミ蒸着層11を形成する。この半面
が透明フィルムで、他の半面がアルミ蒸着層を形成して
不透明フィルムとした半面蒸着フィルム15の全面に、
絵柄層12,12aをグラビア印刷法等により形成す
る。
【0011】ここで、図2に示すように、透明部分とア
ルミ蒸着層の境界に沿って、アルミ蒸着ムラが発生する
のでこれを取り除くため、又製袋時のズレを防止するた
めに、この半面アルミ蒸着フィルム15の流れ方向に沿
った中央線Cを中心とする部分に、余白18いわゆる
「断ち代」或いは「断ちトブ」を設定する。この余白1
8は製袋時に取り除かれるもので、必ずアルミ蒸着層1
1の内側端辺を含めて10mm〜30mm幅を設定す
る。この余白18は、製袋時に流れ方向に沿ったヒート
シールの一方の側辺にくるので、袋に仕上げる際にスリ
ッター等によって取り除くことができ、よってアルミ蒸
着層11のムラ部分の混入を防ぐことができる。
【0012】前記絵柄層12,12aの印刷が施された
半面アルミ蒸着フィルム15を包装袋に製袋可能とする
ために、図3に示すように、絵柄層面に表面材16と非
絵柄層面にシーラントフィルム17をそれぞれ積層す
る。この表面材16としては、例えば延伸ポリプロピレ
ン(OPP)フィルム、PETフィルム、延伸ポリアミ
ド(OPA)フィルム等を使用することができる。な
お、この表面材16は必要に応じて設けられるものであ
り、不要の場合もある。また、オーバーコート層に代え
ることもできる。一方、シーラントフィルム17として
は、熱封着性の優れたポリエチレン(PE)フィルム、
未延伸ポリプロピレン(CPP)フィルム、エチレンビ
ニルアルコール(EVA)フィルム等が使用できる。こ
れらの厚さは7μm〜50μmの範囲から適宜選択する
ことができる。
【0013】次に、表面材/半面アルミ蒸着フィルム/
シーラントフィルムに積層された包装袋用の包装材料2
0を、余白18の中央線Cからシーラントフィルム17
側に折り曲げて周辺をヒートシールする。この周辺のヒ
ートシール端辺をスリッター及びカッティングすること
で包装袋ができる。この包装袋にする際に、絵柄層1
2,12aは、半面アルミ蒸着フィルム15の全面に印
刷されており、この1枚のフィルムを余白18の中央線
Cから2つ折りして袋にするので、表裏の絵柄位置を合
わせることが不要である。
【0014】<実施例1>基材として、厚さ16μmの
PETフィルムを使用して、この流れ方向に沿った半面
にアルミ蒸着を厚さ400Åに真空蒸着法により施し、
不透明部分を有する半面アルミ蒸着フィルムを作成し
た。次に、この半面アルミ蒸着フィルムの透明部分と不
透明部分の全面に、グラビア印刷法により絵柄層を形成
した。この際、透明フィルム部分と半面アルミ蒸着層の
境界に沿って余白を20mmに設定し、この余白を挟ん
で絵柄層を設けるようにした。この半面アルミ蒸着フィ
ルムから包装袋を作成可能とするため、該フィルムの表
面材として絵柄層面に厚さ20μmのOPPフィルム
と、非絵柄層面にシーラントフィルムとして厚さ30μ
mのCPPフィルムをドライラミネート法により積層し
包装材料を得た。
【0015】次に、上記の包装材料を、幅方向の中央線
Cからシーラントフィルム側に2つ折りにして、周辺す
なわち袋の左右縁部となる部分を縦シールとし、底部と
なる部分を横シールとして所定の幅でヒートシールする
と共に、流れ方向に沿ってヒートシール部分をスリッタ
ーSすることで余白18部分および不要部分を除去し
た。続いて包装袋の底部となる横シールの上縁Kをカッ
ティングすることで、一方が開口して三方がヒートシー
ルされた包装袋が得られた(図4を参照)。
【0016】<実施例2>次に、実施例1と同様の包装
材料を用いた、本発明の他の包装袋の製造方法を説明す
る。先ず、図5に示すように、包装材料を幅方向の中央
線Cからシーラントフィルム側に2つ折りして、次いで
流れ方向に沿って両側と中央に三列の縦シールと、一定
間隔毎に縦シールと直交する横シールをすると共に、流
れ方向に沿って両側をスリッターS1 することにより不
要部分と前記余白18部分を除き、また、中央のヒート
シールの中心をスリッターS2 する。そして、横ヒート
シールの上縁Kをカッティングすることで、一方が開口
して、三方がヒートシールされた包装袋が二列取りで得
られた。
【0017】
【発明の効果】本発明の包装袋の製造方法は、透明フィ
ルム部分とアルミ蒸着を施して不透明フィルム部分を有
する半面アルミ蒸着フィルムの全面に、絵柄層を形成し
たもので、この1枚のフィルムを余白の中央線から2つ
折りして、所定寸法に接合し、所定の寸法に切断して袋
を作成するので、袋の表裏の絵柄位置を合わせることが
不要となる。しかも絵柄の制約が無くなり自由なデザイ
ンが可能となる。また、1枚のフィルムを余白の中央線
から2つ折りして袋を作成するので、左右位置合わせの
ための余白を半減することができ、材料のムダが無くな
ると共に、製袋後のカールが発生しない。
【0018】更に、本発明の包装袋の製造方法は、表面
材にバリヤフィルムを貼合わせることによって表裏にバ
リヤ機能を有する包装袋とすることが可能であり、これ
によって、相当の酸素バリヤ性、水蒸気バリヤ性を確保
することができる。また、透明部分から内容物を見るこ
とが可能で、且つ、内容物を見せることによって、表面
に多色印刷の必要が無くなり、色数の自由度が上がりコ
ストダウンが可能となり、大量に、安価に包装袋の生産
供給をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における透明樹脂フィルムの一
方の部分に金属蒸着層を形成した平面図および断面図で
ある。
【図2】上記のフィルム全面に絵柄層を形成した半面金
属蒸着フィルムの平面図および断面図である。
【図3】上記の半面金属蒸着フィルムに表面材とシーラ
ントフィルムを積層した包装袋用の包装材料の側面図で
ある。
【図4】本発明の一実施例における包装袋の製造方法の
説明図である。
【図5】本発明の他の実施例における包装袋の製造方法
の説明図である。
【符号の説明】
10 …透明樹脂フィルム(基材) 11 …金属蒸着層 12,12a…絵柄層 15 …半面蒸着フィルム 16 …表面材 17 …シーラントフィルム 18 …余白 20 …包装材料 C …中央線 K …カッティング線 S,S1 ,S2 …スリッター線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方が透明樹脂フィルム、他方が金属蒸着
    を施した不透明樹脂フィルムとからなる2枚のフィルム
    を重ね、周縁を接合して形成される包装袋の製造方法に
    おいて、長尺の透明樹脂フィルムの幅方向中央線で分割
    された一方の部分に金属蒸着層を形成すると共に、透明
    樹脂フィルムの全面に印刷により絵柄層を形成してなる
    包装材料を、前記中央線から2つ折りにし所定位置を接
    合した後、所定寸法に切断することを特徴とする包装袋
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記包装材料の幅方向の略中央部に、製袋
    時取り除くべき余白を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の包装袋の製造方法。
JP5267067A 1993-10-26 1993-10-26 包装袋の製造方法 Pending JPH07117158A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010030573A1 (en) * 2008-09-09 2010-03-18 Frito-Lay North America, Inc. Partially metallized film having barrier properties

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010030573A1 (en) * 2008-09-09 2010-03-18 Frito-Lay North America, Inc. Partially metallized film having barrier properties
TWI386350B (zh) * 2008-09-09 2013-02-21 Frito Lay North America Inc 具阻隔性之部份金屬化薄膜
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