JPH0382528A - 食品及び類似消耗品のパッケージ用パッケージホイルの製造方法と該方法によって製造したパッケージホイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食品や類似の消耗製品に用いるパッケージホイ
ルの製法に関し、詳しくは該パッケージホイルの基本材
料は１枚ないし数枚の遮断層を備えたホイル帯素材であ
る。

〔従来の技術〕

食品や同様に変質し易い製品の保存には、従来遮断層を
設けたホイルを何らかの方式で製造した密閉容器または
内張り容器を利用している。最も一般的なホイルパッケ
ージのグループは、例えばホイル自身も剛性構造を形成
している筒状容器である。アルミニウム層などの遮断層
は、周囲に存在する物質が容器中に侵入すること、また
その逆の場合をも阻止する防御層として機能することを
目的とする。

はとんどの金属は腐蝕するので、保存すべき物質にそれ
が接触してはならない上に、加えて金属の表面を保護せ
ねばならない。−船釣に保護層にプラスチックの薄膜ま
たは保護ラッカーの薄膜を採用し、容器製造時アルミニ
ウムホイルなどに接着する０着色、印刷効果、またその
他の要因に関連する理由で、ある種の保護被膜をホイル
両面に施す。ホイルの製造法及び材料の従来技術には異
なるものが数種あり、例えばフィンランド国特許出願第
８２０２４７号、同８２１６８６号及び米合衆国特許第
３．８１７．４２７に開示されたものなどを含む。

大部分のホイル製法は概してポリエチレンの場合が多い
安価で柔軟なプラスチック材を金属シート上にかなり厚
い層で接着させることを基本とする。保護層は熱密閉の
際シーラントが充分量あることを確かにするため、使用
密閉技術に適合した充分な厚さを備える必要がある。当
該分野の技術発展の遅れは基礎プラスチックの低コスト
に起因する。技術界の一般的見解はとじ目の充分な強度
とホイルの硬直性を達成するには、厚くて容易に溶解可
能なプラスチック層が熱密閉に必要であると想定してい
る。

つぶれやすい筒状容器などの多数のパッケージでは、チ
ューブの様なつぶれた容器の非復元性が重要である。こ
の特性は不必要に厚くない単一金属遮断層を設けたホイ
ル手段によってしか達成されず、該金属遮断層はプラス
チック層の弾力性の下で、その原形を復元する性向を低
減できる。

従来知られた技術に、若干の遮断層または強化層を備え
たサンドイッチ構造に基づくホイルがある。これらのホ
イルは例えば独国特許出願ＯＳ　−Ｄｌｌ’第３０２４
７２５号、同ＯＳ　−ＤＢＢａＩ２１３４２８号に開示
されている。しかしこれらの発明は特別に高度の硬直性
を有する自立ホイルに関連しており、その製法は面倒で
層を重ねて造る多層構造に基づく。

ホイルを折り曲げ熱密閉などを用いて密閉せねばならな
いパッケージの製造、特にその量産工程にとってそうし
たホイルは適さない。該発明は材料の節約を目的とせず
、むしろ使用材料の強度の改善を目的とする。

はとんどの場合遮断層の縁部は保存される変質し易い物
質に触れてはならないため、従来の構造は製造する容器
内に残存する縁部に起因する問題にも悩まされた。熱密
閉したとじ目に余分なプラスチック材を使用すること、
また折りたたんだとじ目の下に縁部を「隠蔽すること」
によって、この問題を解決しようと試みてきた。第１の
方法は不確実で一層厚いプラスチックホイルの使用を必
要とし、他方第２の方法は採用可能であるが密閉以前に
特殊な準備を要する。

フィンランド国特許第６８０２８号は接着によってプラ
スチック基材から形成したパッケージホイルを使用し、
該ホイルを折り重ね、とじ合わせて遮断層を含むブラン
クにすることで上記の問題を解決しているが、内、外の
表面の保護のため該ブランクの一側部をプラスチック層
で被膜し、他の側部を遮断層の密閉と分離／孤絶のため
にプラスチック層で被覆する。

このようなホイル構造には若干の欠点がある。

例えば最終パッケージの内側、外側は必然的に同一材料
となり、層の厚さが同じになる筈である。

同じ理由から、ホイル構造の２つの遮断層は同一ブラン
クから製造されるので、同一材料の筈である。更に該方
法は１度に単一のパッケージホイルブランクの製造にし
か適用できない。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の目的は優れた特徴を持つパッケージホイルの製
造に適した方法を達成し、よって従来技術の上記した欠
点を解消することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による方法は２つの重なったホイル帯からパッケ
ージホイルを形成することを特徴とし、詳細には、一方
のホイルの少くとも１つの縁部を、他ホイルの対応縁部
に折り重ね、然る後本質的にシート状のパッケージホイ
ルを製造すべく、少くとも重ねられたホイルの平面上に
突出する部分について、該ホイル帯を熱密閉または類似
の方式で加熱する。

本発明による有効な実施態様はホイルの一方が他方より
幅が広い異なる幅のホイルの使用を特徴とし、よって広
幅のホイルの両縁部を狭いホイルの対応縁部の上に折り
重ね、少くとも該縁部を熱密閉し、そうしてできたパッ
ケージホイルを該縁部に平行する線沿いに、２つの本質
的に同等の半分に切断する。

本発明に基づく方法を用いて製造された、食品及び同様
に変質し易い製品のパッケージ用ホイルは、１枚ないし
数枚の遮断ホイルを閉じ込めたホイル帯から造られ、該
パッケージホイルが２枚の重なったホイル帯から成り、
一方のホイルの少くとも１つの縁部が他方のホイルの対
応縁部周囲に折り重なり、シート状のパッキングホイル
を製造すべく少くとも重ねられたホイルの平面の上方に
突出する部分について、該ホイル帯を熱密閉することを
特徴とする。

本発明によるパッケージホイルの好ましい実施１！様は
、縁部を折り曲げた方のホイル帯が提供する即時使用可
能のパッケージホイル側部を最終パッケージの内側とし
て用いることを特徴とする。

本発明によるパッケージホイルの別の好適実施態様は重
なったホイル帯の遮断層を、異なる材料で造ることを特
徴とする。

本発明は従来の技術に較べていくつかの利点を提供する
。本発明によって単一のパッケージホイルに異なる材料
の遮断層を使うことができる。更に一般的にプラスチッ
ク材で構成するホイル帯の他要素は必要に応じ変更可能
である。例えば最終パッケージの外側の材料を従来の技
術通り高級プラスチックに特定し、所望の模様や記号を
印刷してパッケージの魅力的な外観を造り出すことがで
きる。それでも同じパッケージの内側を同時に低コスト
の材料で造ることが可能であり、然もなお化学的侵食の
ような製品による様々の侵食形態に対する耐性を備えて
いる。別の特に重要な利点はホイルの一方だけ（即ち最
終の外側面を形成するホイル）を所望の模様や記号で印
刷すればよいことである。従来の技術ではブランク全体
に同距離間隔で印刷しなければならなかったため、不必
要に幅広の印刷機の使用を要した。

〔実施例及び作用〕

添付図面を参照しつつ好適実施例によって、以下本発明
を更に詳しく説明する。

第１図は各々従来の構造を威す２つのパッキングホイル
を示す、実際上、これは遮断層２，５をアルミニウムホ
イルで造ることが有効であると意味している。該遮断層
を封じたホイル要素１，３゜４．６は適当なプラスチッ
クでよい。上方、下方のホイルが同じ構成である必要は
なく、その代りに符号１の材料が最終パッケージの外側
を形威し、符号６の材料が容器内にバックされた製品と
接触することになる最終パッケージの内側を形威し得る
ように選択する限り、材料は好きなように選択できる。

第１図に示す実施例は下方のホイル帯を上方のホイル帯
より幅広く配置され、また上方ホイル帯の縁部１１を越
えて左右対称に延長するよう整合されている０本発明の
本質的特徴は、少くとも重なった縁部の１つが第１図に
示すように配置されることを指示するが、他方図示した
左右対称配置は単一工程で２つのパッケージホイルの製
造を可能とし、かくて図示の配置を生産性の観点から好
ましい実施態様とする０図示の断面を見ると、ホイルは
図面に対して垂直な面で連続的な帯、または一定の長さ
の帯として延長していることが理解されねばならない、
より分り易くするため第１図ないし第３図に示す帯の配
分率は相当誇張されている。図に示した寸法のホイル帯
の厚さは、実際には図示したものの極く一部分であろう
。

第２図は本発明によるホイル製法の吹抜工程を示すが、
該工程で下側の幅広いホイル帯の縁部１２を上側のホイ
ル帯の縁部１１に折り重ねる。この段階では上方ホイル
帯の縁部１１と下方ホイル帯の縁部１２の間に空隙がま
だ残っている。

第３図に示す工程は縁部１２を少くとも平面１の上方に
突出する縁部領域について、従来方式によって熱密閉し
、平面１のレベルまで平らにする。

そうして融溶したプラスチック材は空隙７を満たし、か
くてパッキングホイルの連続した構造が出来上がる。同
時に第３図が示すように、遮断Ｎ２の先端は少し下に曲
げられる。こうして形成したパッキングホイル構造は第
３図に示すようにホイルの中心に切り込みを入れること
で、２つの本質的に同等なパッキングホイルブランクに
機械切断が可能である。従って製造したパラキンクホイ
ルブランクの各々は、本発明によれば一方の縁部を熱密
閉されており、該縁部は遮断層２，５の完璧な防護を提
供する。最終パッケージでこの縁部はパッケージの内側
に保たれるので（第４図参照）、遮断層のアルミニウム
や同種の材料がパックされた製品と接触する可能性を防
ぐ。

第４図はパッケージホイルを筒状に折り、重なった縁部
を相互に向い合うよう配置した後で、本発明に従ってパ
ッケージホイルから造ったパッケージの断面を示す、上
記したように完璧に保護された両遮断層を有する縁部は
、最終パッケージの内側に残る一方、反対側の縁部８（
遮断層をまだ露出されている）はパッケージの外側に留
まる。

第５図に示す最終工程は例えば熱密閉などｐ従来方式を
用いて重なった縁部をとじ合わせ、これにより気密で連
続したとじ目が形成される（９゜１０の個所）。

〔発明の効果〕

当該技術に精通した人にとり、本発明の範晴が上記した
実施例に限定されぬことは明らかであり、本発明は開示
した特許請求の範囲内で変えられる。

例えば遮断層の数は１または２と限らずに、所望の数の
遮断層を使うことができる。本発明は例えば歯みがきペ
ースト用チューブや類似容器などに極めて有効に採用で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従ってパッケージホイルの製造に使用
する２つの重なったホイル帯の側面図、 第２図はホイル帯が相互に面し、下方ホイル帯の縁部が
上方ホイル帯の上に折り重なった状態の第１図と同じ配
置を示し、 第３図はパッキングホイル構造の両端を熱密閉され、該
パッケージホイル構造をホイルの中心線で２つのパッケ
ージホイルブランクに切断された工程における第２図と
同じ配置を示し、 第４図は折り曲げて端縁を熱密閉したパッケージホイル
の断面図、 第５図は本発明に従ってパッケージホイルから製造した
パッケージの横断面図である。 １．３，４，６・・・ホイル要素、２，５・・・遮断層
、・・・空隙、８・・・切り口、１１，１２・・・縁部
、９゜０・・・とじ目。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）食品及び類似消耗品のパッケージに使用するパッ
   ケージホイルの製造方法であって、該パッケージホイル
   の基本材料が１ないし若干の遮断層（２、５）を備えた
   ホイル帯素材であって、２つの重なったホイル帯（１〜
   ３、４〜６）からパッケージホイルを形成し、詳細には
   １方のホイル（４〜６）の少くとも１つの縁部（１２）
   を他方のホイル（１〜３）の対応する縁部（１１）に折
   り重ね、本質的にシート状のパッケージホイルを製造す
   べく、少くとも重ねられたホイルの平面（１）の上方に
   突出する部分について該ホイル帯を熱密閉または類似の
   方式で加工処理することを特徴とする該製造方法。
2. （２）ホイルの一方（４〜６）が他方（１〜３）より幅
   広いため、広いホイル（４〜６）の両縁部（１２）を狭
   いホイルの対応する縁部（１１）周囲に折り重ね、該縁
   部を熱密閉して得たパッケージホイルを該縁部に平行す
   る線沿いに２つの本質的に同等な半分に切断する請求項
   （１）の製造方法。
3. （３）食品及び類似の変質し易い製品用の、１ないし若
   干の遮断層（２、５）を閉じ込めたホイル帯から造られ
   たパッケージホイルであって、該パッケージホイルが２
   つの重なったホイル帯（１〜３、４〜６）から成り、１
   方のホイル（４〜６）の少くとも１つの縁部（１２）が
   他方のホイル（１〜３）の対応する縁部（１１）周囲に
   折り重なり、シート状パッキングホイルを製造すべく、
   少くとも該縁部について該ホイル帯が熱密閉で平らにさ
   れた該パッケージホイル。
4. （４）縁部（１２）を折り重ねられた該ホイル帯（４〜
   ６）によってもたらされる即時使用可能なパッキングホ
   イルの側部が最終パッケージの内側を形成する請求項（
   ３）のパッケージホイル。
5. （５）重なったホイル帯（１〜３、４〜６）の遮断層（
   ２、５）が異なる材料でできている請求項（３）または
   （４）のパッケージホイル。
6. （６）ホイル帯（１〜３、４〜６）が異なる材料ででき
   ている請求項（３）ないし（５）のいずれかのパッキン
   グホイル。