JPH07116452B2 - 高芳香族基油の製造法 - Google Patents
高芳香族基油の製造法Info
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- JPH07116452B2 JPH07116452B2 JP61146467A JP14646786A JPH07116452B2 JP H07116452 B2 JPH07116452 B2 JP H07116452B2 JP 61146467 A JP61146467 A JP 61146467A JP 14646786 A JP14646786 A JP 14646786A JP H07116452 B2 JPH07116452 B2 JP H07116452B2
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- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G67/00—Treatment of hydrocarbon oils by at least one hydrotreatment process and at least one process for refining in the absence of hydrogen only
- C10G67/02—Treatment of hydrocarbon oils by at least one hydrotreatment process and at least one process for refining in the absence of hydrogen only plural serial stages only
- C10G67/04—Treatment of hydrocarbon oils by at least one hydrotreatment process and at least one process for refining in the absence of hydrogen only plural serial stages only including solvent extraction as the refining step in the absence of hydrogen
- C10G67/0409—Extraction of unsaturated hydrocarbons
- C10G67/0418—The hydrotreatment being a hydrorefining
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、パラフィン基油又は混合基原油から低温特性
に優れた高芳香族基油を製造する方法に関する。
に優れた高芳香族基油を製造する方法に関する。
従来の技術とその問題点 低温下で使用される冷凍機油等の潤滑油あるいは電気絶
縁油等では、−30〜−60℃のごとき低流動点を有する基
油が所望されている。更に、冷凍機油は、フロンとの良
好な低温相溶性を兼ね備えていることが必要であり、特
に、R−22やR−502のように油に溶解し難いフロンを
良好に溶解する高芳香族基油が必要となる。
縁油等では、−30〜−60℃のごとき低流動点を有する基
油が所望されている。更に、冷凍機油は、フロンとの良
好な低温相溶性を兼ね備えていることが必要であり、特
に、R−22やR−502のように油に溶解し難いフロンを
良好に溶解する高芳香族基油が必要となる。
また、電気絶縁油においては、低温流動性と共に高電界
下で使用されるため、部分放電が起つた際、発生する水
素ガスを吸収する特性(水素ガス吸収性)が要求され、
そのためにも高芳香族基油が必要となる。
下で使用されるため、部分放電が起つた際、発生する水
素ガスを吸収する特性(水素ガス吸収性)が要求され、
そのためにも高芳香族基油が必要となる。
従来、上述したような性能を具有する基油は、ナフテン
基原油から製造されたり、高芳香族合成油が使用されて
きたが、最近におけるナフテン基原油の入手の困難さ、
又合成油が高価格であることからパラフイン基原油又は
混合基原油から上述の性能を有する潤滑油基油を製造す
る技術の確立が要望されるようになつたが、未だ満足し
得る技術の提案も見当らない。
基原油から製造されたり、高芳香族合成油が使用されて
きたが、最近におけるナフテン基原油の入手の困難さ、
又合成油が高価格であることからパラフイン基原油又は
混合基原油から上述の性能を有する潤滑油基油を製造す
る技術の確立が要望されるようになつたが、未だ満足し
得る技術の提案も見当らない。
なお、一般に潤滑油留分を苛酷な条件下で水素化精製処
理もしくは脱ろう処理した場合、流動点約−10〜−30℃
及びn−d−M環分析値%CA約4〜8程度の基油が得ら
れるものの、それ以下の低流動点を有し、しかも芳香族
性の高いものを得ることは実際上困難である。因に、ナ
フテン基原油から製造される冷凍機油について、40℃で
の粘度が10〜100cstのものがn−d−M環分析値%CA2
〜14、流動点−37.5℃程度の性状を有ることが知られて
いる。
理もしくは脱ろう処理した場合、流動点約−10〜−30℃
及びn−d−M環分析値%CA約4〜8程度の基油が得ら
れるものの、それ以下の低流動点を有し、しかも芳香族
性の高いものを得ることは実際上困難である。因に、ナ
フテン基原油から製造される冷凍機油について、40℃で
の粘度が10〜100cstのものがn−d−M環分析値%CA2
〜14、流動点−37.5℃程度の性状を有ることが知られて
いる。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、上述した従来技術における問題点に鑑みなさ
れたものであつて、入手が容易なパラフイン基原油又は
混合基原油から優れた低温特性、具体的には流動点−30
℃以下、好ましくは−35℃以下及びn−d−M環分析値
%CA15以上の性状を有する高芳香族基油を効率的に製造
するための方法を提供することを課題とする。
れたものであつて、入手が容易なパラフイン基原油又は
混合基原油から優れた低温特性、具体的には流動点−30
℃以下、好ましくは−35℃以下及びn−d−M環分析値
%CA15以上の性状を有する高芳香族基油を効率的に製造
するための方法を提供することを課題とする。
以下本発明を詳しく説明する。
発明の構成 本発明の特徴は、パラフイン基原油又は混合基原油から
採取した潤滑油留分もしくは上記原油から得た蒸留残油
を脱れき処理して得られた脱れき油を、水素化処理する
か又はラフィネート油を採取する溶媒抽出処理と水素化
処理した後、脱ろう処理し、次いで得られる脱ろう油
を、芳香族炭化水素に対し選択的に親和性を有する溶媒
で溶媒抽出処理し、そのエキストラクト部分からエキス
トララクト油を採取し、次いで吸着剤処理を施してn−
d−M環分析値%CA15以上及び流動点−30℃以下の性状
を有する高芳香族基油を製造することにある。このよう
にして得られた高芳香族基油は、冷凍機油等の潤滑油の
基油あるいは電気絶縁油の基油等として用いられる。
採取した潤滑油留分もしくは上記原油から得た蒸留残油
を脱れき処理して得られた脱れき油を、水素化処理する
か又はラフィネート油を採取する溶媒抽出処理と水素化
処理した後、脱ろう処理し、次いで得られる脱ろう油
を、芳香族炭化水素に対し選択的に親和性を有する溶媒
で溶媒抽出処理し、そのエキストラクト部分からエキス
トララクト油を採取し、次いで吸着剤処理を施してn−
d−M環分析値%CA15以上及び流動点−30℃以下の性状
を有する高芳香族基油を製造することにある。このよう
にして得られた高芳香族基油は、冷凍機油等の潤滑油の
基油あるいは電気絶縁油の基油等として用いられる。
課題を解決するための手段 本発明において用いる原油は、中東、中国、東南アジア
で採油されるパラフイン基原油又は混合基のものであつ
て、本発明ではこれらの原油から採取される潤滑油留分
又は該原油から得た蒸留残油を脱れきした脱れき油を潤
滑油基油の原料として使用する。すなわち、上記原油の
常圧蒸留残油を減圧蒸留して採取したり、例えば沸点約
250〜約400℃、約350〜約500℃並びに約450〜約650℃の
各留出油又は上記蒸留残油をプロパン等を用いて脱れき
した脱れき油を原料とする。また、必要に応じ、上述の
ようにして得られた留分又は脱れき油を更に蒸留して粘
度レベルを細く変化させたもの、例えば40℃での粘度を
5〜500cstにしたものから所望の粘度のものを適宜選択
して用いる。
で採油されるパラフイン基原油又は混合基のものであつ
て、本発明ではこれらの原油から採取される潤滑油留分
又は該原油から得た蒸留残油を脱れきした脱れき油を潤
滑油基油の原料として使用する。すなわち、上記原油の
常圧蒸留残油を減圧蒸留して採取したり、例えば沸点約
250〜約400℃、約350〜約500℃並びに約450〜約650℃の
各留出油又は上記蒸留残油をプロパン等を用いて脱れき
した脱れき油を原料とする。また、必要に応じ、上述の
ようにして得られた留分又は脱れき油を更に蒸留して粘
度レベルを細く変化させたもの、例えば40℃での粘度を
5〜500cstにしたものから所望の粘度のものを適宜選択
して用いる。
本発明は、上記原料油を以下に示す手順により精製処理
することにより、目的の高芳香族基油を得るものであ
る。
することにより、目的の高芳香族基油を得るものであ
る。
本発明では、まず、原料油を水素化処理するか又は水素
化処理と溶媒抽出処理して水素化油又は水素化ラフイネ
ート油を得る。
化処理と溶媒抽出処理して水素化油又は水素化ラフイネ
ート油を得る。
ここで水素化と溶媒抽出の各処理を併用して行う場合そ
れらの処理順序はいずれを先に行つてもよいが、さきに
溶媒抽出処理を行つて抽出油を分離したものを水素化処
理するほうが水素化処理のための油量が少なくてすむの
で実用的である。
れらの処理順序はいずれを先に行つてもよいが、さきに
溶媒抽出処理を行つて抽出油を分離したものを水素化処
理するほうが水素化処理のための油量が少なくてすむの
で実用的である。
上記水素化処理に際しては公知の水素化精製用触媒、例
えばNi、Co、Mo、W、Ti、V等の1種又は2種以上の約
0.1〜約10wt%をシリカ、アルミナ、シリカアルミナ等
の担体に担持させたものを用い、水素圧約30〜150kg/cm
2(G)、温度約300〜約450℃、液空間速度0.2〜2hr-1
で原料油と接触させて行い、実際には得られる水素化油
の硫黄分が1wt%以下、好ましくは0.5wt%以下となるよ
うな条件を選択して行うとよい。また、溶媒抽出処理と
水素化処理を併用して行う場合は、フルフラール、フエ
ノール、N−メチル−2−ピロリドン等の公知の溶媒を
用い、40〜80℃の温度に原料油と接触させてラフイネー
ト部分を採取し、脱溶媒してラフイネート油を得、この
ラフイネート油を上述のようにして水素化処理するとよ
い。
えばNi、Co、Mo、W、Ti、V等の1種又は2種以上の約
0.1〜約10wt%をシリカ、アルミナ、シリカアルミナ等
の担体に担持させたものを用い、水素圧約30〜150kg/cm
2(G)、温度約300〜約450℃、液空間速度0.2〜2hr-1
で原料油と接触させて行い、実際には得られる水素化油
の硫黄分が1wt%以下、好ましくは0.5wt%以下となるよ
うな条件を選択して行うとよい。また、溶媒抽出処理と
水素化処理を併用して行う場合は、フルフラール、フエ
ノール、N−メチル−2−ピロリドン等の公知の溶媒を
用い、40〜80℃の温度に原料油と接触させてラフイネー
ト部分を採取し、脱溶媒してラフイネート油を得、この
ラフイネート油を上述のようにして水素化処理するとよ
い。
このようにして得られた水素化油又は水素化ラフイネー
ト油は、次に脱ろう処理に対する。ここで行う脱ろう処
理は、一般に行われている溶剤脱ろう又は水素化脱ろう
のいずれでもよい。溶剤脱ろうでは、アセトン又はメチ
ルエチルケトン/トルエンの混合溶剤を上記水素化油又
は水素化ラフイネート油と2/1〜3/1の容量比に混合した
ものを−10〜−20℃、必要に応じ−30℃まで冷却し、析
出するワツクスを濾過して油から分離して脱ろう油を採
取する。また、水素化脱ろう法では合成ゼオライト等の
触媒を用い水素雰囲気下でワツクス分のみを選択的に分
解、除去して脱ろう油を得る。
ト油は、次に脱ろう処理に対する。ここで行う脱ろう処
理は、一般に行われている溶剤脱ろう又は水素化脱ろう
のいずれでもよい。溶剤脱ろうでは、アセトン又はメチ
ルエチルケトン/トルエンの混合溶剤を上記水素化油又
は水素化ラフイネート油と2/1〜3/1の容量比に混合した
ものを−10〜−20℃、必要に応じ−30℃まで冷却し、析
出するワツクスを濾過して油から分離して脱ろう油を採
取する。また、水素化脱ろう法では合成ゼオライト等の
触媒を用い水素雰囲気下でワツクス分のみを選択的に分
解、除去して脱ろう油を得る。
ここで得られる脱ろう油の流動点は−10〜−15℃の範囲
のものを選択するとよいが、実際には目的とする潤滑油
基油の用途に応じ、上記流動点を決定するとよく、した
がつて、−15℃以下に設定してもよい。しかし、この脱
ろう油について行われる次に述べる溶媒抽出処理によ
り、得られるエキストラクト油の流動点が予期以上に大
巾に低下するので、上記脱ろう処理段階で油の流動点を
大巾に低下させるために苛酷な条件を設定する必要はな
い。
のものを選択するとよいが、実際には目的とする潤滑油
基油の用途に応じ、上記流動点を決定するとよく、した
がつて、−15℃以下に設定してもよい。しかし、この脱
ろう油について行われる次に述べる溶媒抽出処理によ
り、得られるエキストラクト油の流動点が予期以上に大
巾に低下するので、上記脱ろう処理段階で油の流動点を
大巾に低下させるために苛酷な条件を設定する必要はな
い。
本発明では、上述のごとくして脱ろうした油を、芳香族
炭化水素に対し選択的に親和性を有する溶媒、すなわ
ち、芳香族炭化水素を選択的に抽出する作用のある溶媒
を用いて抽出処理をする。上記溶媒としては、フルフラ
ール、フエノール、N−メチルピロリドンを例示し得、
これらは単独でも又2種以上混合しても用いられる。
炭化水素に対し選択的に親和性を有する溶媒、すなわ
ち、芳香族炭化水素を選択的に抽出する作用のある溶媒
を用いて抽出処理をする。上記溶媒としては、フルフラ
ール、フエノール、N−メチルピロリドンを例示し得、
これらは単独でも又2種以上混合しても用いられる。
この溶媒を用いて脱ろう油を抽出処理するには、脱ろう
油と溶媒を60〜120℃の温度に溶媒/油比(容量比)1/1
〜3/1で接触させるとよく、本発明ではこの接触により
得られるエキストラクト部分を回収し、脱溶剤してエキ
ストラクト油として採取する。ここで、エキストラクト
油の収率が5〜30vol%、好ましくは5〜25vol%になる
ように抽出条件を選定するのが望ましい。
油と溶媒を60〜120℃の温度に溶媒/油比(容量比)1/1
〜3/1で接触させるとよく、本発明ではこの接触により
得られるエキストラクト部分を回収し、脱溶剤してエキ
ストラクト油として採取する。ここで、エキストラクト
油の収率が5〜30vol%、好ましくは5〜25vol%になる
ように抽出条件を選定するのが望ましい。
上記溶媒抽出処理により、流動点の非常に低いエキスト
ラクト油が得られる。例えば、流動点が−10〜−15℃の
脱ろう油を溶媒抽出処理する場合、−30〜−60℃の流動
点のエキストラクト油が容易に得られるようになる。
ラクト油が得られる。例えば、流動点が−10〜−15℃の
脱ろう油を溶媒抽出処理する場合、−30〜−60℃の流動
点のエキストラクト油が容易に得られるようになる。
このような流動点の低下は、原料油を上述した操作手順
で水素化精製した水素化油又は水素化ラフイネート油を
脱ろう処理した後、特定な溶媒で抽出処理することから
なる一連の工程で処理することにより達成し得るもので
ある。更に、上記一連の工程で処理すると、n−d−M
環分析値%CA15〜50の性状のものも得られ、加うるに、
粘度指数も1〜65であつて、ナフテン基原油から得られ
る基油と同等もしくはそれ以上のものも得られる。
で水素化精製した水素化油又は水素化ラフイネート油を
脱ろう処理した後、特定な溶媒で抽出処理することから
なる一連の工程で処理することにより達成し得るもので
ある。更に、上記一連の工程で処理すると、n−d−M
環分析値%CA15〜50の性状のものも得られ、加うるに、
粘度指数も1〜65であつて、ナフテン基原油から得られ
る基油と同等もしくはそれ以上のものも得られる。
また、上記溶媒抽出処理により得られる上記エキストラ
クト油を活性白土等の固体吸着剤を用いて固体吸着精製
することにより、窒素成分が除去されて色相が安定した
ものが得られる。
クト油を活性白土等の固体吸着剤を用いて固体吸着精製
することにより、窒素成分が除去されて色相が安定した
ものが得られる。
叙上のとおり、本発明は、原料油に水素化処理又は溶媒
抽出処理と水素化処理を行つた後、得られる油に脱ろう
処理を行い、次いで溶媒抽出処理を行うことにより、低
温特性に優れた高芳香族基油を得ることに成功したもの
であつて、このような一連の工程から成る処理を採用せ
ずに、上記脱ろう処理に先立つて溶媒抽出処理を行い、
次いで得られたエキストラクト油について溶剤脱ろう処
理を行うと、脱ろう処理に際しての濾過操作中に目詰り
を起して析出したワツクスの濾過分離に支障を来たし、
その場合少量のワツクスが油の方へ移行して流動点降下
を妨害するため、前述したごとき低い流動点の油を得る
ことは不可能となる。
抽出処理と水素化処理を行つた後、得られる油に脱ろう
処理を行い、次いで溶媒抽出処理を行うことにより、低
温特性に優れた高芳香族基油を得ることに成功したもの
であつて、このような一連の工程から成る処理を採用せ
ずに、上記脱ろう処理に先立つて溶媒抽出処理を行い、
次いで得られたエキストラクト油について溶剤脱ろう処
理を行うと、脱ろう処理に際しての濾過操作中に目詰り
を起して析出したワツクスの濾過分離に支障を来たし、
その場合少量のワツクスが油の方へ移行して流動点降下
を妨害するため、前述したごとき低い流動点の油を得る
ことは不可能となる。
以下に実施例及び比較例により、本発明及びその効果を
具体的に説明する。
具体的に説明する。
実施例1 アラビアンライト原油を常圧蒸留した常圧蒸留残油を減
圧蒸留し、沸点250〜400℃の留出油Aと340〜520℃の留
出油Bと400〜650℃の留出油Cを採取し、それぞれ原料
油とした。
圧蒸留し、沸点250〜400℃の留出油Aと340〜520℃の留
出油Bと400〜650℃の留出油Cを採取し、それぞれ原料
油とした。
上記留出油Aを添付の第1図に示す工程図に従つて下記
操作により、順次精製処理を行つた。
操作により、順次精製処理を行つた。
まず留出油Aを、Co−Mo系水素化処理用触媒を充填した
高圧水添装置に、水素圧100kgf/cm2(G)、温度360〜3
70℃の条件下に液空間速度(LHSV)1.0hr-1で供給して
水素化処理し、硫黄分0.1wt%の水素化油Aを得た。
高圧水添装置に、水素圧100kgf/cm2(G)、温度360〜3
70℃の条件下に液空間速度(LHSV)1.0hr-1で供給して
水素化処理し、硫黄分0.1wt%の水素化油Aを得た。
次いで、上記水素化油Aにトルエン/メチルエチルケト
ン(50/50容量比)の混合溶剤を油1容量部に対し2容
量部加え、−20℃に冷却して半時間放置後、析出したワ
ツクス分を濾布で濾過し、脱ろう油Aを採取した。得ら
れた脱ろう油Aの流動点は−15℃であつた。次に、回転
板式向流接触抽出装置を用いて、上記脱ろう油A1容量部
に対しフルフラール2容量部を加え、温度60〜80℃で溶
媒抽出処理を行い、エキストラクト部分とラフイネート
部分をそれぞれ採取し、エキストラクト部分からフルフ
ラールを減圧蒸発分離してエキストラクト油Aを採取し
た。得られたエキストラクト油Aの脱ろう油に対する収
率は15vol%であつた。
ン(50/50容量比)の混合溶剤を油1容量部に対し2容
量部加え、−20℃に冷却して半時間放置後、析出したワ
ツクス分を濾布で濾過し、脱ろう油Aを採取した。得ら
れた脱ろう油Aの流動点は−15℃であつた。次に、回転
板式向流接触抽出装置を用いて、上記脱ろう油A1容量部
に対しフルフラール2容量部を加え、温度60〜80℃で溶
媒抽出処理を行い、エキストラクト部分とラフイネート
部分をそれぞれ採取し、エキストラクト部分からフルフ
ラールを減圧蒸発分離してエキストラクト油Aを採取し
た。得られたエキストラクト油Aの脱ろう油に対する収
率は15vol%であつた。
次いで、このエキストラクト油Aに活性白土2.5wt%加
えて撹拌して吸着処理を行い、目的の高芳香族潤滑基油
Aを得た。
えて撹拌して吸着処理を行い、目的の高芳香族潤滑基油
Aを得た。
得られた潤滑油基油の性状は表1に示すとおりである。
なお、参考として脱ろう油の性状も併せて示した。
なお、参考として脱ろう油の性状も併せて示した。
実施例2 実施例1に示した留出油B及び留出油Cを、添付の第2
図に示す工程に従つて下記操作により、それぞれ精製処
理を行つた。
図に示す工程に従つて下記操作により、それぞれ精製処
理を行つた。
各留出油を、回転板式向流接触抽出装置を用い、油1容
量部当りフルフラール2.0容量部を加え、60〜80℃の温
度でそれぞれ抽出処理し、そのラフイネート部分を採取
し、減圧下に脱溶剤してラフイネート油BとCを得た。
量部当りフルフラール2.0容量部を加え、60〜80℃の温
度でそれぞれ抽出処理し、そのラフイネート部分を採取
し、減圧下に脱溶剤してラフイネート油BとCを得た。
次いで、実施例1に記載したと同じ触媒を充填した水添
装置を用い、水素圧100kgf/cm2(G)、温度370〜375℃
(ラフイネート油Bの場合)、380〜385℃(ラフイネー
ト油Cの場合)でそれぞれ水素化処理を行い、硫黄分0.
1wt%の水素化ラフイネート油BとCを得た。
装置を用い、水素圧100kgf/cm2(G)、温度370〜375℃
(ラフイネート油Bの場合)、380〜385℃(ラフイネー
ト油Cの場合)でそれぞれ水素化処理を行い、硫黄分0.
1wt%の水素化ラフイネート油BとCを得た。
次に、各水素化ラフイネート油を実施例1に記載したと
同様の手順で脱ろう処理し、流動点−15℃の脱ろう油B
とCを得た。得られた各脱ろう油に脱ろう油1容量部当
りフルフラール2.5容量部を加え、実施例1に記載した
と同様の抽出装置を用い、温度80〜100℃で抽出処理を
行い、エキストラクト部分とラフイネート部分に分離
し、エキストラクト部分を脱溶剤してエキストラクト油
Bとエキストラクト油Cを採取した。
同様の手順で脱ろう処理し、流動点−15℃の脱ろう油B
とCを得た。得られた各脱ろう油に脱ろう油1容量部当
りフルフラール2.5容量部を加え、実施例1に記載した
と同様の抽出装置を用い、温度80〜100℃で抽出処理を
行い、エキストラクト部分とラフイネート部分に分離
し、エキストラクト部分を脱溶剤してエキストラクト油
Bとエキストラクト油Cを採取した。
得られた各エキストラクト油の脱ろう油に対する収率
は、B油で7.0vol%、C油で12.0vol%であつた。
は、B油で7.0vol%、C油で12.0vol%であつた。
次いで、各エキストラクト油に対し活性白土5.0wt%添
加して吸着処理を行い高芳香族潤滑油基油B及びCを得
た。これらの性状は表2に示すとおりである。
加して吸着処理を行い高芳香族潤滑油基油B及びCを得
た。これらの性状は表2に示すとおりである。
次に、本発明による一連の工程処理を採用せずに、処理
順序を変えて精製した場合を比較例として示す。
順序を変えて精製した場合を比較例として示す。
比較例 実施例1により水素化処理した水素化油Aを、回転板式
向流接触抽出装置を用いて、実施例1に記載したと同様
の手順により溶媒抽出処理し、得られたエキストラクト
部分から脱溶剤してエキストラクト油を採取した。つい
でこのエキストラクト油に、トルエン/メチルエチルケ
トン(50/50容量比)の混合溶媒を油1容量部に対し2
容量部加え、−20℃に冷却して半時間放置後、析出した
ワツクス分を濾布で濾過して脱ろう油A′を得た。この
脱ろう油A′に活性白土5.0wt%加え吸着処理を行つ
て、潤滑油基油A′を得た。得られた基油A′の性状は
表3に示すとおりである。
向流接触抽出装置を用いて、実施例1に記載したと同様
の手順により溶媒抽出処理し、得られたエキストラクト
部分から脱溶剤してエキストラクト油を採取した。つい
でこのエキストラクト油に、トルエン/メチルエチルケ
トン(50/50容量比)の混合溶媒を油1容量部に対し2
容量部加え、−20℃に冷却して半時間放置後、析出した
ワツクス分を濾布で濾過して脱ろう油A′を得た。この
脱ろう油A′に活性白土5.0wt%加え吸着処理を行つ
て、潤滑油基油A′を得た。得られた基油A′の性状は
表3に示すとおりである。
実施例3 本例は、本発明により得られる潤滑油基油の機能特性を
示したものである。
示したものである。
実施例1及び2で得られた潤滑油基油A、B及びC並び
に比較例で得た潤滑油基油A′をそれぞれ用い、冷凍機
油としての機能上の特性を測定した結果を表4に示す。
に比較例で得た潤滑油基油A′をそれぞれ用い、冷凍機
油としての機能上の特性を測定した結果を表4に示す。
参考としてナフテン系原油を用いた冷凍機油についても
同様にして測定した結果を表4に併せて示す。
同様にして測定した結果を表4に併せて示す。
実施例4 本例は、本発明により得られる基油の電気絶縁油として
の機能特性を示したものである。
の機能特性を示したものである。
実施例1で得られた高芳香族潤滑油基油A並びに比較例
で得た潤滑油基油A′を用い、電気絶縁油としての機能
上の特性を測定した結果を表5に示す。
で得た潤滑油基油A′を用い、電気絶縁油としての機能
上の特性を測定した結果を表5に示す。
参考としてナフテン系原油を用いた電気絶縁油について
も同様にして測定した結果を表5に併せて示す。
も同様にして測定した結果を表5に併せて示す。
発明の効果 上掲の表1〜表2にみられるとおり、本発明によると、
脱ろう油の流動点が−15℃の場合に、得られる高芳香族
基油の流動点は−30〜−50℃に低下し、所望の低温流動
性の基油が得られる。また、表4に示したごとく、本発
明により得られた基油を冷凍機油に使用した場合、R−
22冷媒との相互溶解性を示す臨界溶解温度は極めて低温
であつて、フロンとの相溶性に優れていることがわか
る。これに対し、本発明の方法によらない比較例で得ら
れた基油ではフロンとの相溶性には優れているものの、
流動点、フロツク点が市販油に比べても非常に高く、冷
凍サイクルに使用された場合、膨張弁の閉塞などを引起
し使用に耐えない。
脱ろう油の流動点が−15℃の場合に、得られる高芳香族
基油の流動点は−30〜−50℃に低下し、所望の低温流動
性の基油が得られる。また、表4に示したごとく、本発
明により得られた基油を冷凍機油に使用した場合、R−
22冷媒との相互溶解性を示す臨界溶解温度は極めて低温
であつて、フロンとの相溶性に優れていることがわか
る。これに対し、本発明の方法によらない比較例で得ら
れた基油ではフロンとの相溶性には優れているものの、
流動点、フロツク点が市販油に比べても非常に高く、冷
凍サイクルに使用された場合、膨張弁の閉塞などを引起
し使用に耐えない。
また、表5に示したごとく、本発明により得られた高芳
香族基油を電気絶縁油に使用した場合、絶縁破壊電圧、
体積抵抗率、誘電正接などの電気特性は市販油と同等で
あるが、高電界下で使用された場合のコロナ放電の難易
を示す比分散や水素ガス吸収性は市販油より極めて優
れ、より高電圧の機器への対応が可能となる。これに対
し、比較例で得られた基油は耐コロナ放電特性は優れて
いるものの、流動点が高く、JIS C 2320規格である−2
7.5℃以下さえも外れ使用に耐えない。
香族基油を電気絶縁油に使用した場合、絶縁破壊電圧、
体積抵抗率、誘電正接などの電気特性は市販油と同等で
あるが、高電界下で使用された場合のコロナ放電の難易
を示す比分散や水素ガス吸収性は市販油より極めて優
れ、より高電圧の機器への対応が可能となる。これに対
し、比較例で得られた基油は耐コロナ放電特性は優れて
いるものの、流動点が高く、JIS C 2320規格である−2
7.5℃以下さえも外れ使用に耐えない。
叙上のとおり、本発明によると、従来、パラフイン基又
は混合基の原油からは製造困難であつた低温特性に優
れ、且つ高芳香族基油を有利に製造することができる顕
著な利点がある。
は混合基の原油からは製造困難であつた低温特性に優
れ、且つ高芳香族基油を有利に製造することができる顕
著な利点がある。
添付の第1図及び第2図は、本発明に係る潤滑油基油製
造上の工程図を例示したものである。
造上の工程図を例示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−65295(JP,A) 特開 昭54−101807(JP,A) 特開 昭54−160966(JP,A) 特開 昭57−3888(JP,A) 特公 昭53−47242(JP,B2)
Claims (5)
- 【請求項1】パラフィン基原油又は混合基原油から採取
した潤滑油留分もしくは上記原油から得た蒸留残油を脱
れき処理して得られた脱れき油を、水素化処理するか又
はラフィネート油を採取する溶媒抽出処理と水素化処理
した後、脱ろう処理し、次いで得られる脱ろう油を、芳
香族炭化水素に対し選択的に親和性を有する溶媒で溶媒
抽出処理し、そのエキストラクト部分からエキストラク
ト油を採取し、次いで吸着剤処理を施すことを特徴とす
るn−d−M環分析値%CA15以上及び流動点−30℃以下
の性状を有する高芳香族基油の製造方法。 - 【請求項2】芳香族炭化水素に対し選択的に親和性を有
する溶媒は、フルフラール、フェノール又はN−メチル
ピロリドンもしくはそれらの混合物から選択されるもの
である特許請求の範囲第(1)項記載の高芳香族基油の
製造方法。 - 【請求項3】高芳香族基油が高芳香族潤滑油基油である
特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記載の製造
方法。 - 【請求項4】高芳香族潤滑油基油が冷凍機油の基油であ
る特許請求の範囲第(3)項記載の製造方法。 - 【請求項5】高芳香族基油が電気絶縁油の基油である特
許請求の範囲第(1)項または第(2)項記載の製造方
法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61146467A JPH07116452B2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 | 高芳香族基油の製造法 |
EP87305524A EP0251624B1 (en) | 1986-06-23 | 1987-06-22 | Process for producing lubricant base oil |
DE8787305524T DE3764553D1 (de) | 1986-06-23 | 1987-06-22 | Verfahren zur erzeugung von schmieroelen. |
BR8703128A BR8703128A (pt) | 1986-06-23 | 1987-06-22 | Processo para a producao de um oleo base lubrificante |
KR1019870006356A KR950005684B1 (ko) | 1986-06-23 | 1987-06-23 | 윤활제 기제 오일의 제조방법 |
US07/065,459 US4770763A (en) | 1986-06-23 | 1987-06-23 | Process for producing lubricant base oil |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61146467A JPH07116452B2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 | 高芳香族基油の製造法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS633092A JPS633092A (ja) | 1988-01-08 |
JPH07116452B2 true JPH07116452B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=15408295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61146467A Expired - Lifetime JPH07116452B2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 | 高芳香族基油の製造法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0251624B1 (ja) |
JP (1) | JPH07116452B2 (ja) |
KR (1) | KR950005684B1 (ja) |
BR (1) | BR8703128A (ja) |
DE (1) | DE3764553D1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JPH0670226B2 (ja) * | 1987-12-11 | 1994-09-07 | 株式会社ジャパンエナジー | 高芳香族性高沸点溶剤の製造方法 |
JPH01161089A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-23 | Kiyouseki Seihin Gijutsu Kenkyusho:Kk | 冷凍機油の製造方法 |
JPH01161090A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-23 | Kiyouseki Seihin Gijutsu Kenkyusho:Kk | 電気絶縁油の製造方法 |
EP0435670B1 (en) * | 1989-12-26 | 1994-08-24 | Nippon Oil Co. Ltd. | Lubricating oils |
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KR100504911B1 (ko) * | 2002-12-20 | 2005-07-29 | 엘지전자 주식회사 | 왕복동식 압축기를 구비한 냉동장치 |
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WO2017218602A2 (en) * | 2016-06-13 | 2017-12-21 | Murray Extraction Technologies Llc | Improvement of properties of hydroprocessed base oils |
CN110607191B (zh) * | 2018-06-15 | 2021-11-12 | 中国石油化工股份有限公司 | 渣油加氢处理和光亮油生产组合工艺 |
CN111560268B (zh) * | 2019-02-13 | 2021-12-17 | 中国石油化工股份有限公司 | Hviⅰ基础油和芳香基矿物油的生产方法 |
CN112745941B (zh) * | 2019-10-31 | 2022-04-12 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种生产润滑油基础油的方法 |
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-
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