JPH07115827B2 - 車両搭載用油圧クレーン - Google Patents

車両搭載用油圧クレーン

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JPH07115827B2
JPH07115827B2 JP10640790A JP10640790A JPH07115827B2 JP H07115827 B2 JPH07115827 B2 JP H07115827B2 JP 10640790 A JP10640790 A JP 10640790A JP 10640790 A JP10640790 A JP 10640790A JP H07115827 B2 JPH07115827 B2 JP H07115827B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トラック等の車両の荷台上に搭載して用いら
れる車両用搭載用油圧クレーンに関するものである。
(従来の技術) 従来、このような車両搭載用油圧クレーンでは、トラッ
クの走行時であるクレーンの格納時において、クレーン
の全高がトラックキャップの全高以下に法令上制限され
ているため、第10図に示すようにに、クレーン作業時前
方吊りではトラックキャブが邪魔になりブーム水平での
作業が出来なかった。また、後方の荷の吊上げ作業時に
荷台前方に積込んだ荷によりクレーンのブーム角度が制
限されて荷を荷台後方に積込むことができなくなるとい
う問題もあった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上述した問題を除去してクレーンの作業領域
を拡大した車両搭載用油圧クレーンを提供しようとする
ものである。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、第1図に示すように、トラック等の車
両の荷台に搭載されてこの車両の機台に取付けられ、両
端に車両の安定をはかるためのアウトトリガ装置を備え
たベース1と、このベースに垂直に固設した中空状のア
ウターボックス6と、このアウターボックス内に、この
アウターボックスに対して回転不能でかつ摺動自在に嵌
挿したインナーボックス7と、このインナーボックス
が、前記アウターボックス6の上端部から出没するよう
このインナボックス7と前記ベース1又はアウターボッ
クス6との間に配設した油圧シリンダ装置10と、前記イ
ンナーボックスの上端部に、このインナーボックスの垂
直軸線回りにこのインナーボックスに対して旋回自在と
した上部旋回体14と、この上部旋回体に対して垂直方向
に起伏自在とした伸縮ブーム18と、前記上部旋回体14に
設けたウインチ27からのワイヤロープ28によって伸縮ブ
ームの先端部から吊下したフック29と、前記上部旋回体
側にある伸縮ブームを起伏作動させるためのブーム起伏
用油圧シリンダ装置20、伸縮ブームを伸縮させるための
ブーム伸縮用油圧シリンダ装置、及びウインチ駆動用油
圧モータに、インナーボックス側から油圧を送るために
この上部旋回体14とインナーボックス7との間に配設し
たスイベルジョイント31と、インナーボックス側にベー
ス側から圧油を送るために、このインナーボックス7と
ベース1との間に配設した可撓性の送油手段(ホース)
36とを具えるよう構成する。
(作 用) 本発明によれば、クレーン作業時、インナーボックスを
伸長させることによって、第11図および第12図に示すよ
うにあらゆる方向でブームを水平にしたクレーン作業が
でき、クレーンの作業領域を拡げることができる。
また、クレーン作業時、第10図に示すように、インナー
ボックスを縮小したままとすることにより、クレーン全
体の重心を下げることができ、クレーン作業時における
車両の転倒限界角度を下げることができる。
また、第9図に示すように、トラックの走行時であるク
レーンの格納時においては、インナーボックスを縮少す
るのでクレーン全体の重心が下がりトラック走行時のト
ラックの走行安定性および安全性を著しく向上させるこ
とができる。
(実施例) 第1〜8図は本発明による車両搭載用油圧クレーンの1
実施例を示す。図示の例においては、1はトラック等の
車両の機台2上のトラック荷台上に固定支持されるクレ
ーンベースで、このクレーンベース1の両端には、既知
のように、シリンダ装置で構成されるアウトリガ装置4
が取付けられ、例えば、クレーン作業時にアウトリガ装
置4を下方に伸長して接地させることによって車両の安
定を図るよう構成されている。
図示のように、クレーンベース1に中空角筒形状のアウ
ターボックス6を立設固定し、このアウターボックス6
内に中空角筒形状のインナーボックス7を垂直方向に摺
動自在に嵌挿して垂直支柱5とする。この垂直支柱5の
インナーボックス7の上端板8とベース1の底板9との
間に支柱伸縮用油圧シリンダ装置10を介挿し、その上下
端をピン11,12により上端板8およびベース底板9に連
結する。
インナーボックス7の上端板8上にターンテーブル13を
固定し、このターンテーブル13上に旋回台14を支持し、
インナーボックス7の上端板8上に取付けた旋回用油圧
モータ(図示せず)により減速機15を介して駆動される
ピニオン16をターンテーブル13の外輪の外周に設けた外
歯車17に噛合させ、これにより旋回用油圧モータにより
旋回台14を旋回させるよう構成する。
伸縮ブーム18を旋回台14の上端部に設けた水平枢軸19に
基端部で枢着し、旋回台14にブーム起伏用油圧シリンダ
装置20のシリンダ21の上部をピン22によって枢着し、こ
のブーム起伏用油圧シリンダ装置20をインナーボックス
7の上端板8の中心孔23を経てインナーボックス7内に
垂直に垂下し、ブーム起伏用油圧シリンダ装置20のピス
トンロッド24の上端をピン25によって伸縮ブーム18の基
部ブラケット26に連結する。伸縮ブーム18は既知のよう
に複数個のブームを抜差自在に嵌挿し、ブーム伸縮用油
圧シリンダ装置(図示せず)によって伸縮される。
旋回台14上には、さらにウインチ用油圧モータ(図示せ
ず)によって駆動されるウインチ27を設け、このウイン
チによって巻取り、巻戻されるワイヤーロープ28を介し
て伸縮ブーム18の先端部からフック29を吊下し、これに
より荷を巻上げ、巻下げする。
上述した伸縮ブーム18の伸縮用油圧シリンダ装置20およ
びウインチ27の油圧モータ等の旋回台14上のアクチュエ
ータに固定ベース1上の油路切換弁30によってポンプ
(図示せず)から油圧を供給するために従来既知のスイ
ベルジョイント(流体回転継手)31を伸縮支柱5のイン
ナーボックス7と旋回台14との間に設ける。これがた
め、この実施例では、スイベルジョイント31の内側部分
32を旋回台14の下部に設けたブラケット33に取付け、内
側部分32を油密に回動自在に内部に保持する外側部分34
にストッパー35を取付け、このストッパー35により外側
部分34の回動を規制している。すなわち、旋回台14が中
空角筒形状のインナーボックス7に対して旋回すると、
これに伴ってスイベルジョイント31のインナー32も回転
し、これに伴ってアウター34も回転しようとするが、ス
トッパー35がインナーボックス7の内壁面に当接してい
ることによってアウター34の回転が阻止される。このよ
うに上述したストッパー35を利用することによって組立
を容易にしているが、アウター34をインナーボックス7
に直接に連結してもよいことは勿論である。
また、上述したように、伸縮支柱5を構成するアウター
ボックス6とインナーボックス7とを角筒形状とするこ
とによって旋回台14の旋回時に、その慣性によってイン
ナーボックス7がアウターボックス6に対して回動する
のを防止している。しかしながら、アウターボックス6
およびインナーボックス7が互に回動しないように適宜
構成する場合には、角筒形状とすることは必ずしも必要
でなく、円筒形状とすることもできること勿論である。
ベース1又はアウターボックス6に取付けている油路切
換弁30とインナーボックス7上のスイベルジョイント31
のアウター34とを可撓性ホース36によって接続し、これ
により伸縮支柱5の伸縮時におけるアウターボックス6
に対するインナーボックス7の垂直方向への相対的移動
に対応できるようにしている。
図面では、可撓性ホース36を一本しか示していないが、
ブーム起伏用油圧シリンダ装置20、ブーム伸縮用油圧シ
リンダ装置、ウインチ用油圧モータ等のアクチュエータ
に油圧を供給するため対応する複数の可撓性ホースが油
路切換弁30とスイベルジョイント31のアウター34との間
に接続されており、また、スイベルジョイント31には上
述したアクチュエータに対応した数の油路が設けられ、
スイベルジョイント31のインナー32と上述したアクチュ
エータとの間はホース37等の適宜の送油手段によってそ
れぞれ接続されている。
なお、図示の例では、旋回台旋回用油圧モータを伸縮支
柱5のインナーボックス7の上端板8に取付けているた
め、この旋回台旋回用油圧モータに油圧を供給するため
に前述したスイベルジョイント31を介することなく可撓
性ホース(図示せず)によって油路切換弁30と直接接続
している。しかし、旋回台旋回用油圧モータを旋回台14
側に取付け、ターンテーブル13の内輪側に内歯車を設け
る場合には、旋回台旋回用油圧モータに圧油を供給する
ために油路切換弁30とスイベルジョイント31のアウター
34との間の可撓性ホース、スイベルジョイント31内の油
路およびスイベルジョイント31のインナー32と油圧モー
タとの間の配管等を設ける必要が生じること勿論であ
る。
第13および14図は本発明の変形例を示し、本例では、伸
縮支柱5の固定のアウターボックス6に対して可動のイ
ンナーボックス7を伸縮させるための油圧シリンダ装置
10をインナーボックス7内に設け、アウターボックス6
の底板40とインナーボックス7の頂板41とにピン12およ
び11によってそれぞれ連結している。また、本例では、
スイベルジョイント31のインナー32を伸縮支柱5のイン
ナーボックス7の頂板41上に取付け、アウター34を旋回
台14側に取付けている。このように構成することによっ
て構造を簡略化し、組立を容易にすることができる。
第15および16図は本発明の他の変形例を示し、本例で
は、伸縮支柱5のアウターボックス6とインナーボック
ス7とにより油圧シリンダ装置を構成して第13図に示す
例より構成をさらに簡略化している。
(発明の効果) 本発明によれば、クレーンの背伸びができるため、あら
ゆる方向でブームを水平にしてクレーン作業ができてク
レーンの作業領域を拡げることができ、また伸縮支柱を
縮少した状態でのクレーン作業では、重心が低いので車
両の転倒限界角度を下げることができ、さらにまたクレ
ーン格納時の車両走行時においては車両安定性が向上し
て安全な走行を可能とすることができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による車両搭載用油圧クレーンの要部を
断面として示す正面図、 第2図は第1図に示す油圧クレーンを伸縮支柱を伸長し
て伸縮ブームを起立したクレーン作業状態で示す正面
図、 第3図は第1図に示すベースおよびアウターボックスの
一部を断面として示す正面図、 第4図は第3図のIV−IV線上で矢の方向に見た平面図、 第5図は第1図に示す伸縮支柱のインナーボックスの縦
断面図、 第6図は第5図のVI−VI線上で矢の方向に見た底面図、 第7図は第1図に示す旋回台およびその関連部分の部分
正面図、 第8図は第7図のVIII−VIII線上の断面図、 第9図はトラックに搭載した本発明による油圧クレーン
を格納姿勢で示す側面図、 第10図は伸縮支柱を縮少したままの状態でのクレーン作
業及び従来のクレーン作業の説明用図、 第11図および第12図は伸縮支柱を伸長した状態でのクレ
ーン作業を示す説明用図、 第13図は本発明の油圧クレーンの他の実施例を示す第1
図と同様の正面図、 第14図は第13図のXIV−XIV線上の要部断面図、 第15図は本発明の油圧クレーンの他の実施例を示す第1
図と同様の正面図、 第16図は第15図のXV−XV線上の要部断面図である。 1……ベース、4……アウトリガ装置 5……伸縮支柱、6……アウターボックス 7……インナーボックス 10……伸縮支柱伸縮用油圧シリンダ装置 13……ターンテーブル 14……旋回台、15……旋回用減速装置 18……伸縮ブーム 20……ブーム起伏用油圧シリンダ装置 27……ウインチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラック等の車両の荷台に搭載されてこの
    車両の機台に取付けられ、両端に車両の安定をはかるた
    めのアウトリガ装置を備えたベースと、このベースに垂
    直に固設した中空状のアウターボックスと、このアウタ
    ーボックス内に、このアウターボックスに対して回転不
    能でかつ摺動自在に嵌挿したインナーボックスと、この
    インナーボックスが、前記アウターボックスの上端部か
    ら出没するようこのインナボックスと前記ベース又はア
    ウターボックスとの間に配設した油圧シリンダ装置と、
    前記インナーボックスの上端部に、このインナーボック
    スの垂直軸線回りにこのインナーボックスに対して旋回
    自在とした上部旋回体と、この上部旋回体に対して垂直
    方向に起伏自在とした伸縮ブームと、前記上部旋回体に
    設けたウインチからのワイヤロープによって伸縮ブーム
    の先端部から吊下したフックと、前記上部旋回体側にあ
    る伸縮ブームを起伏作動させるためのブーム起伏用油圧
    シリンダ装置、伸縮ブームを伸縮させるためのブーム伸
    縮用油圧シリンダ装置、及びウインチ駆動用油圧モータ
    に、インナーボックス側から圧油を送るためにこの上部
    旋回体とインナーボックスとの間に配設したスイベルジ
    ョイントと、インナーボックス側にベース側から圧油を
    送るために、このインナーボックスとベースとの間に配
    設した可撓性の送油手段とを具えた車両搭載用油圧クレ
    ーン
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