JPH07115551A - ファクシミリ装置の暗号化装置 - Google Patents

ファクシミリ装置の暗号化装置

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Publication number
JPH07115551A
JPH07115551A JP28188893A JP28188893A JPH07115551A JP H07115551 A JPH07115551 A JP H07115551A JP 28188893 A JP28188893 A JP 28188893A JP 28188893 A JP28188893 A JP 28188893A JP H07115551 A JPH07115551 A JP H07115551A
Authority
JP
Japan
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encryption
key
weak
ciphering
encryption key
Prior art date
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Pending
Application number
JP28188893A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Shibata
浩一 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07115551A publication Critical patent/JPH07115551A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 「弱い暗号鍵」によって暗号化されるのを防
止でき、暗号強度の高いファクシミリ装置を提供する。 【構成】 第1暗号化アルゴリズムによって暗号化を行
なう第1暗号化手段、第1暗号化手段による暗号化に対
する弱い暗号鍵と、弱い暗号鍵が異なるような暗号化を
行うための手段で、第1暗号化アルゴリズムとは異なる
第2暗号化アルゴリズムによって暗号化を行なう第2暗
号化手段、原稿画像読取手段11、読取画像信号の符号
化手段15、設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段
による暗号化に対する弱い暗号鍵に該当するか否かの判
別手段により、設定されている暗号鍵が、弱い暗号鍵に
該当しないと判別されたときに、符号データを、第1暗
号化手段によって暗号化させる第1暗号化制御手段、な
らびに弱い暗号鍵に該当すると判別されたときには、第
2暗号化手段によって暗号化させる第2暗号化制御手段
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ装置の
暗号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、ファクシミリ装置における通常
の暗号送信の手順を示している。送信しようとする原稿
は、読取部21で読み取られる。読取部21で読み取ら
れた原稿は、符号化部22で、MH(Modified Hoffma
n) 、MR(Modified READ)符号化等により符号化され
る。符号化部22からの出力符号は、暗号化部23で暗
号化される。暗号化部23から出力される暗号文は、モ
デム24によって変調された後、送信される。
【0003】図7は暗号化装置の一例を示している。
【0004】この暗号化装置は、平文を所定ビット数、
たとえば64ビットのブロック単位で暗号化する。平文
をPi(i=1、2、…)、平文Piに対する暗号文を
Cni(i=1、2、…)とし、暗号鍵Kからキースケ
ジュールによって求められるn個のキー(キー系列)を
k1〜knとすると、暗号文Cniは数式1に示される
暗号化アルゴリズムに基づいて求められる。
【0005】
【数1】 C1i=Pi (+)k1 C2i=C1i(+)k2 C3i=C2i(+)k3 … … Cni=C(n−1)i(+)kn
【0006】上記数式1において、記号(+)は、排他
的論理和記号を表している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な暗号化を行なう場合、平文Piとそれに対する暗号文
Cniとの間には、できるだけ相関がないことが好まし
い。しかしながら、暗合化に用いられる暗号鍵Kによっ
ては、特定の平文に対する暗号文に相関が出現すること
がある。従来においては、そのような暗号鍵は、「弱い
暗号鍵」として扱われていただけであり、それに対して
何ら対処はなされていない。
【0008】この発明は、「弱い暗号鍵」によって暗号
化が行なわれるのを防止でき、暗号強度の高いファクシ
ミリ装置の暗号化装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による第1のフ
ァクシミリ装置の暗号化装置は、第1暗号化アルゴリズ
ムによって暗号化を行なうための第1暗号化手段、第1
暗号化手段による暗号化に対する弱い暗号鍵と、弱い暗
号鍵が異なるような暗号化を行うための手段であって、
第1暗号化アルゴリズムとは異なる第2暗号化アルゴリ
ズムによって暗号化を行なうための第2暗号化手段、原
稿画像を読み取る読取手段、読取手段から出力される画
像信号を符号化する符号化手段、設定されている暗号鍵
が、第1暗号化手段による暗号化に対する弱い暗号鍵に
該当するか否かを判別する判別手段、設定されている暗
号鍵が、第1暗号化手段による暗号化に対する弱い暗号
鍵に該当しないと判別されたときに、符号化手段から出
力される符号データを、第1暗号化手段によって暗号化
させる第1暗号化制御手段、ならびに設定されている暗
号鍵が、第1暗号化手段による暗号化に対する弱い暗号
鍵に該当すると判別されたときには、符号化手段から出
力される符号データを、第2暗号化手段によって暗号化
させる第2暗号化制御手段を備えていることを特徴とす
る。
【0010】この発明による第2のファクシミリ装置の
暗号化装置は、第1キースケジュールによって発生する
暗号鍵系列を用いて暗号化を行なうための第1暗号化手
段、第1暗号化手段による暗号化に対する弱い暗号鍵
と、弱い暗号鍵が異なるような暗号化を行うための手段
であって、第1キースケジュールとは異なる第2キース
ケジュールによって発生する暗号鍵系列を用いて暗号化
を行なうため第2暗号化手段、原稿画像を読み取る読取
手段、読取手段から出力される画像信号を符号化する符
号化手段、設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段に
よる暗号化に対する弱い暗号鍵に該当するか否かを判別
する判別手段、設定されている暗号鍵が、第1暗号化手
段による暗号化に対する弱い暗号鍵に該当しないと判別
されたときに、符号化手段から出力される符号データ
を、第1暗号化手段によって暗号化させる第1暗号化制
御手段、ならびに設定されている暗号鍵が、第1暗号化
手段による暗号化に対する弱い暗号鍵に該当すると判別
されたときには、符号化手段から出力される符号データ
を、第2暗号化手段によって暗号化させる第2暗号化制
御手段を備えていることを特徴とする。
【0011】この発明による第3のファクシミリ装置の
暗号化装置は、設定されている暗号鍵をそのまま用いて
暗号化を行なうための第1暗号化手段、第1暗号化手段
による暗号化に対する弱い暗号鍵と、弱い暗号鍵が異な
るような暗号化を行うための手段であって、設定されて
いる暗号鍵を変更し、変更後の暗号鍵を用いて暗号化を
行なうため第2暗号化手段、原稿画像を読み取る読取手
段、読取手段から出力される画像信号を符号化する符号
化手段、設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段によ
る暗号化に対する弱い暗号鍵に該当するか否かを判別す
る判別手段、設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段
による暗号化に対する弱い暗号鍵に該当しないと判別さ
れたときに、符号化手段から出力される符号データを、
第1暗号化手段によって暗号化させる第1暗号化制御手
段、ならびに設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段
による暗号化に対する弱い暗号鍵に該当すると判別され
たときには、符号化手段から出力される符号データを、
第2暗号化手段によって暗号化させる第2暗号化制御手
段を備えていることを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明による第1のファクシミリ装置の暗号
化装置では、第1暗号化アルゴリズムによって暗号化を
行なうための第1暗号化手段および第1暗号化手段によ
る暗号化に対する弱い暗号鍵と、弱い暗号鍵が異なるよ
うな暗号化を行うための手段であって、第1暗号化アル
ゴリズムとは異なる第2暗号化アルゴリズムによって暗
号化を行なうための第2暗号化手段が設けられている。
【0013】原稿画像が読取手段によって読み取られ
る。読取手段から出力される画像信号は、符号化手段に
よって符号化される。設定されている暗号鍵が、第1暗
号化手段による暗号化に対する弱い暗号鍵に該当するか
否かが判別される。
【0014】設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段
による暗号化に対する弱い暗号鍵に該当しないと判別さ
れたときには、符号化手段から出力される符号データ
は、第1暗号化手段によって暗号化される。設定されて
いる暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化に対する弱
い暗号鍵に該当すると判別されたときには、符号化手段
から出力される符号データは、第2暗号化手段によって
暗号化される。
【0015】この発明による第2のファクシミリ装置の
暗号化装置では、第1キースケジュールによって発生す
る暗号鍵系列を用いて暗号化を行なうための第1暗号化
手段および第1暗号化手段による暗号化に対する弱い暗
号鍵と、弱い暗号鍵が異なるような暗号化を行うための
手段であって、第1キースケジュールとは異なる第2キ
ースケジュールによって発生する暗号鍵系列を用いて暗
号化を行なうため第2暗号化手段が設けられている。
【0016】原稿画像が読取手段によって読み取られ
る。読取手段から出力される画像信号は、符号化手段に
よって符号化される。設定されている暗号鍵が、第1暗
号化手段による暗号化に対する弱い暗号鍵に該当するか
否かが判別される。
【0017】設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段
による暗号化に対する弱い暗号鍵に該当しないと判別さ
れたときには、符号化手段から出力される符号データ
は、第1暗号化手段によって暗号化される。設定されて
いる暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化に対する弱
い暗号鍵に該当すると判別されたときには、符号化手段
から出力される符号データは、第2暗号化手段によって
暗号化される。
【0018】この発明による第3のファクシミリ装置の
暗号化装置では、設定されている暗号鍵をそのまま用い
て暗号化を行なうための第1暗号化手段および第1暗号
化手段による暗号化に対する弱い暗号鍵と、弱い暗号鍵
が異なるような暗号化を行うための手段であって、設定
されている暗号鍵を変更し、変更後の暗号鍵を用いて暗
号化を行なうため第2暗号化手段が設けられている。
【0019】原稿画像が読取手段によって読み取られ
る。読取手段から出力される画像信号は、符号化手段に
よって符号化される。設定されている暗号鍵が、第1暗
号化手段による暗号化に対する弱い暗号鍵に該当するか
否かが判別される。
【0020】設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段
による暗号化に対する弱い暗号鍵に該当しないと判別さ
れたときには、符号化手段から出力される符号データ
は、第1暗号化手段によって暗号化される。設定されて
いる暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化に対する弱
い暗号鍵に該当すると判別されたときには、符号化手段
から出力される符号データは、第2暗号化手段によって
暗号化される。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて、説明する。
【0022】図1は、ファクシミリ装置の概略構成を示
している。
【0023】ファクシミリ装置は、マイクロコンピュー
タ等から構成される制御部1によって制御される。制御
部1は、そのプログラム、各種データを記憶する記憶装
置2を備えている。制御部1は、暗号化処理および解読
化処理を行なう機能を備えている。
【0024】また、ファクシミリ装置は、制御部1の入
出力装置として、読取部11、記録部12、操作部1
3、表示部14、符号化部15、復号化部16、モデム
17等を備えている。モデム17は、網制御回路(NC
U)18を介して公衆電話回線に接続されている。
【0025】操作部13は、各種操作キー、テンキー等
を備えている。表示部14には、操作部13による設定
内容等が表示される。
【0026】ところで、暗号化アルゴリズムに対して、
どのような暗号鍵がいわゆる「弱い暗号鍵」になるか
は、予め実験等によって確認することができる。また、
暗号化アルゴリズム毎に、それに対する「弱い暗号鍵」
も異なる。このファクシミリ装置は、互いに「弱い暗号
鍵」が重ならないような2つの暗号化アルゴリズムを装
備している。そして、原則的には、一方の暗号化アルゴ
リズムを用いて、暗号化が行なわれる。原則的に用いら
れる暗号化アルゴリズムを第1暗号化アルゴリズムとい
い、他方の暗号化アルゴリズムを第2暗号化アルゴリズ
ムということにする。記憶装置2には、原則的に用いら
れる第1暗号化アルゴリズムに対する「弱い暗号鍵」群
が記憶されている。
【0027】また、ファクシミリ装置は、第1暗号化ア
ルゴリズムに対する第1解読化アルゴリズムおよび第2
暗号化アルゴリズムに対する第2解読化アルゴリズムを
装備している。
【0028】図2は、ファクシミリ装置の送信時の動作
を示している。
【0029】原稿画像は、読取部11によって読み取ら
れ、2値化される(ステップ1)。2値化画像データ
は、符号化部15によって符号化される(ステップ
2)。
【0030】次に、現在設定されている暗号鍵が、原則
的に用いられる第1暗号化アルゴリズムに対する「弱い
暗号鍵」に該当するか否かが判別される(ステップ
3)。
【0031】現在設定されている暗号鍵が、第1暗号化
アルゴリズムに対する「弱い暗号鍵」に該当しないとき
には、第1暗号化アルゴリズムを用いて、符号化データ
が暗号化される(ステップ4)。
【0032】現在設定されている暗号鍵が、第1暗号化
アルゴリズムに対する「弱い暗号鍵」に該当していると
判別されたときには、第2暗号化アルゴリズムを用い
て、符号化データが暗号化される(ステップ5)。
【0033】暗号化処理によって得られた暗号文は、モ
デム17によって変調される。そして、網制御回路(N
CU)18を介して、公衆電話回線に送られ、受信側の
ファクシミリ装置に送られる(ステップ6)。
【0034】図3は、ファクシミリ装置の受信時の動作
を示している。
【0035】暗号鍵は、送信側ファクシミリと受信側フ
ァクシミリにおいて、同一の値が設定される。したがっ
て、暗号鍵を変更する場合には、送信側ファクシミリと
受信側ファクシミリの両方の暗号鍵が変更される。
【0036】受信データが網制御回路(NCU)18に
送られてくると、受信データはモデム17によって復調
され、暗号文が得られる(ステップ11)。次に、現在
設定されている暗号鍵が第1暗号化アルゴリズムに対す
る「弱い暗号鍵」に該当するか否かが判別される(ステ
ップ12)。
【0037】現在設定されている暗号鍵が、第1暗号化
アルゴリズムに対する「弱い暗号鍵」に該当しないとき
には、第1解読化アルゴリズムを用いて、モデム17か
ら出力される暗号文が解読され、平文に戻される(ステ
ップ13)。
【0038】現在設定されている暗号鍵が、第1暗号化
アルゴリズムに対する「弱い暗号鍵」に該当していると
判別されたときには、第2解読化アルゴリズムを用い
て、モデム17から出力される暗号文が解読され、平文
に戻される(ステップ14)。
【0039】ステップ13またはステップ14によって
得られた平文は、復号化部16によって復号化される
(ステップ15)。復号化により得られた画像データ
は、記録部12によって記録紙に記録される(ステップ
16)。
【0040】上記実施例によれば、現在設定されている
暗号鍵が、第1暗号化アルゴリズムに対する「弱い暗号
鍵」に該当しているときには、第2暗号化アルゴリズム
を用いて暗号化が行なわれるので、「弱い暗号鍵」によ
って暗号化が行なわれるのを防止できる。このため、暗
号強度の高い暗号化が行なわれる。
【0041】上記実施例では、「弱い暗号鍵」が互いに
重ならないような2つの暗号化アルゴリズムを装備して
おき、現在設定される暗号鍵が「弱い暗号鍵」とならな
い方の暗号化アルゴリズムを用いて暗号化が行なわれて
いるが、キースケジュールを変更することによって、
「弱い暗号鍵」によって暗号化が行なわれるのを防止す
るようにしてもよい。
【0042】この場合には、暗号化アルゴリズムは、1
種類のみ装備される。1つの暗号化アルゴリズムに対し
て、「弱い暗号鍵」が互いに重ならないような2種類の
キースケジュールを装備させておく。原則的に用いるキ
ースケジュールを第1キースケジュールといい、他方の
キースケジュールを第2キースケジュールということに
する。また、記憶装置2に、原則的に用いる第1キース
ケジュールに対する「弱い暗号鍵」群を記憶させてお
く。
【0043】そして、図4に示すような手順で送信処理
を行なう。送信時においては、まず、原稿画像が読取部
11によって読み取られ、2値化される(ステップ2
1)。2値化画像データは、符号化部15によって符号
化される(ステップ22)。
【0044】次に、現在設定されている暗号鍵が、第1
キースケジュールで発生するキー系列(上記数式1にお
けるk1〜knに相当する)を用いた暗号化に対する
「弱い暗号鍵」に該当するか否かが判別される(ステッ
プ23)。
【0045】設定されている暗号鍵が第1キースケジュ
ールで発生するキー系列を用いた暗号化に対する「弱い
暗号鍵」に該当しない場合には、第1キースケジュール
によってキー系列を発生させて、暗号化が行なわれる
(ステップ24)。
【0046】設定されている暗号鍵が第1キースケジュ
ールで発生するキー系列を用いた暗号化に対する「弱い
暗号鍵」に該当する場合には、第2キースケジュールに
よってキー系列を発生させて、暗号化が行なわれる(ス
テップ25)。
【0047】暗号化処理によって得られた暗号文は、モ
デム17によって変調される。そして、網制御回路(N
CU)18を介して、公衆電話回線に送られ、受信側の
ファクシミリ装置に送られる(ステップ26)。
【0048】受信時においては、現在設定されている暗
号鍵が、第1キースケジュールで発生するキー系列を用
いた暗号化に対する「弱い暗号鍵」に該当するか否かが
判別される。第1キースケジュールで発生するキー系列
を用いた暗号化に対する「弱い暗号鍵」に該当しないと
きには、第1キースケジュールによってキー系列を発生
させて、解読化が行なわれる。第1キースケジュールで
発生するキー系列を用いた暗号化に対する「弱い暗号
鍵」に該当するときには、第2キースケジュールによっ
てキー系列を発生させて、解読化が行なわれる。
【0049】また、暗号鍵自体を変更することによっ
て、「弱い暗号鍵」によって暗号化が行なわれるのを防
止するようにしてもよい。
【0050】この場合には、キースケジュールおよび暗
号化アルゴリズムは、1種類のみ装備される。また、記
憶装置2に、当該キースケジュールおよび暗号化アルゴ
リズムによる暗号化に対する「弱い暗号鍵」群を記憶さ
せておく。
【0051】そして、図5に示すような手順で送信処理
を行なう。送信時においては、まず、原稿画像が読取部
11によって読み取られ、2値化される(ステップ3
1)。2値化画像データは、符号化部15によって符号
化される(ステップ32)。
【0052】次に、現在設定されている暗号鍵が、「弱
い暗号鍵」に該当するか否かが判別される(ステップ3
3)。
【0053】設定されている暗号鍵が「弱い暗号鍵」に
該当しない場合には、設定されている暗号鍵とキースケ
ジュールとに基づいて、キー系列を発生させて、暗号化
を行なう(ステップ35)。
【0054】設定されている暗号鍵が「弱い暗号鍵」に
該当する場合には、設定されている暗号鍵を変更する
(ステップ34)。変更後の暗号鍵KKは、設定されて
いる暗号鍵をK、変更のためのデータをTkとすると、
例えば次の数式2に基づいて求められる。
【0055】
【数2】KK=K(+)Tk
【0056】上記数式2において、記号(+)は、排他
的論理和記号を表している。
【0057】このようにして、暗号鍵が変更されると、
変更後の暗号鍵とキースケジュールとに基づいて、キー
系列を発生させて、暗号化を行なう(ステップ35)。
【0058】暗号化処理によって得られた暗号文は、モ
デム17によって変調される。そして、網制御回路(N
CU)18を介して、公衆電話回線に送られ、受信側の
ファクシミリ装置に送られる(ステップ36)。
【0059】受信時においては、現在設定されている暗
号鍵が、「弱い暗号鍵」に該当するか否かが判別され、
「弱い暗号鍵」に該当するときには、上記と同様にし
て、設定されている暗号鍵が変更される。そして、変更
後の暗号鍵を用いて解読化が行なわれる。
【0060】
【発明の効果】この発明によれば、「弱い暗号鍵」によ
って暗号化が行なわれるのを防止でき、暗号強度の高い
ファクシミリ装置の暗号化装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の概略構成を示す電気ブロッ
ク図である。
【図2】ファクシミリ装置の送信時の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】ファクシミリ装置の受信時の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】他の実施例におけるファクシミリ装置の送信時
の動作を示すフローチャートである。
【図5】さらに他の実施例におけるファクシミリ装置の
送信時の動作を示すフローチャートである。
【図6】暗号化機能を備えた一般的なファクシミリ装置
の送信動作を説明するための電気ブロック図である。
【図7】暗号化装置の1例を示す電気ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1暗号化アルゴリズムによって暗号化
    を行なうための第1暗号化手段、 第1暗号化手段による暗号化に対する弱い暗号鍵と、弱
    い暗号鍵が異なるような暗号化を行うための手段であっ
    て、第1暗号化アルゴリズムとは異なる第2暗号化アル
    ゴリズムによって暗号化を行なうための第2暗号化手
    段、 原稿画像を読み取る読取手段、 読取手段から出力される画像信号を符号化する符号化手
    段、 設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化
    に対する弱い暗号鍵に該当するか否かを判別する判別手
    段、 設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化
    に対する弱い暗号鍵に該当しないと判別されたときに、
    符号化手段から出力される符号データを、第1暗号化手
    段によって暗号化させる第1暗号化制御手段、ならびに
    設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化
    に対する弱い暗号鍵に該当すると判別されたときには、
    符号化手段から出力される符号データを、第2暗号化手
    段によって暗号化させる第2暗号化制御手段、 を備えているファクシミリ装置の暗号化装置。
  2. 【請求項2】 第1キースケジュールによって発生する
    暗号鍵系列を用いて暗号化を行なうための第1暗号化手
    段、 第1暗号化手段による暗号化に対する弱い暗号鍵と、弱
    い暗号鍵が異なるような暗号化を行うための手段であっ
    て、第1キースケジュールとは異なる第2キースケジュ
    ールによって発生する暗号鍵系列を用いて暗号化を行な
    うため第2暗号化手段、 原稿画像を読み取る読取手段、 読取手段から出力される画像信号を符号化する符号化手
    段、 設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化
    に対する弱い暗号鍵に該当するか否かを判別する判別手
    段、 設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化
    に対する弱い暗号鍵に該当しないと判別されたときに、
    符号化手段から出力される符号データを、第1暗号化手
    段によって暗号化させる第1暗号化制御手段、ならびに
    設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化
    に対する弱い暗号鍵に該当すると判別されたときには、
    符号化手段から出力される符号データを、第2暗号化手
    段によって暗号化させる第2暗号化制御手段、 を備えているファクシミリ装置の暗号化装置。
  3. 【請求項3】 設定されている暗号鍵をそのまま用いて
    暗号化を行なうための第1暗号化手段、 第1暗号化手段による暗号化に対する弱い暗号鍵と、弱
    い暗号鍵が異なるような暗号化を行うための手段であっ
    て、設定されている暗号鍵を変更し、変更後の暗号鍵を
    用いて暗号化を行なうため第2暗号化手段、 原稿画像を読み取る読取手段、 読取手段から出力される画像信号を符号化する符号化手
    段、 設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化
    に対する弱い暗号鍵に該当するか否かを判別する判別手
    段、 設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化
    に対する弱い暗号鍵に該当しないと判別されたときに、
    符号化手段から出力される符号データを、第1暗号化手
    段によって暗号化させる第1暗号化制御手段、ならびに
    設定されている暗号鍵が、第1暗号化手段による暗号化
    に対する弱い暗号鍵に該当すると判別されたときには、
    符号化手段から出力される符号データを、第2暗号化手
    段によって暗号化させる第2暗号化制御手段、 を備えているファクシミリ装置の暗号化装置。
JP28188893A 1993-10-14 1993-10-14 ファクシミリ装置の暗号化装置 Pending JPH07115551A (ja)

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JP28188893A JPH07115551A (ja) 1993-10-14 1993-10-14 ファクシミリ装置の暗号化装置

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