JP2965307B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2965307B2 JP6384690A JP6384690A JP2965307B2 JP 2965307 B2 JP2965307 B2 JP 2965307B2 JP 6384690 A JP6384690 A JP 6384690A JP 6384690 A JP6384690 A JP 6384690A JP 2965307 B2 JP2965307 B2 JP 2965307B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はファクシミリ装置に関するものであり、特
に、画情報の漏洩を防止するのに好適なファクシミリ装
置に関するものである。
(従来の技術) 画情報の漏洩を防止するためのファクシミリ装置は、
従来より種々提案されている。
このうち、例えば特開昭64−18371号公報には、送信
側で主走査ラインを入替えることにより画情報を暗号化
して送信し、受信側では、受信された画情報を主走査ラ
インが入替えられたままで記録用紙に一旦プリントアウ
トし、該記録用紙が宛先本人に届けられたならば、該記
録用紙にプリントアウトされた画情報をスキャナで読み
取って、再度主走査ラインを入替えて、画情報を復元す
るファクシミリ装置が示されている。
また、実願昭62−186039号明細書には、磁気カード等
の情報記録媒体に、暗号式や暗号式を指定するためのデ
ータ等を記憶しておき、画情報の送信時は、前記情報記
録媒体から暗号式を読み取って、画情報を暗号化して送
信し、受信側では、受信された画情報を一旦メモリに記
憶し、その後、前記情報記録媒体から暗号式を読み取っ
て、受信された画情報を解読するようにしたファクシミ
リ装置が開示されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有してい
た。
(1)特開昭64−18371号公報に記載されたファクシミ
リ装置では、暗号化された、すなわち主走査ラインが入
替えられた画情報をスキャナで読み取って、再度主走査
ラインの入れ替えを行わなければならないが、このよう
な方式では、プリント時の誤差と、スキャナによる読取
時の誤差とにより、元の画情報の再生は非常に困難であ
る。
特に、副走査方向の記録密度が大きい場合には、この
傾向が強い。
(2)実願昭62−186039号明細書に記載されたファクシ
ミリ装置では、受信された画情報がメモリに一旦記憶さ
れ、この記憶は、暗号式の指定が行われるまで持続され
るが、このような方式であると、停電が起きたり、当該
ファクシミリ装置の電源スイッチを切ったりすると、メ
モリの内容が消失するおそれがあり、この場合には、画
情報の、宛先人への伝達が行われることができない。
(3)また、例えば特開昭55−110470号では、文書に認
証性や有価性を持たせるために、同一用紙上に暗号情報
と画情報とを別々に重畳させる技術が示されているが、
この方式では、画情報自体の機密性が要求される場合に
は効果が期待できない。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的は、第3者への画情報の漏洩及び画
情報の喪失を極力防止し、かつ暗号化された画情報の再
生を確実に行うことのできるファクシミリ装置を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段及び作用) 前記の問題点を解決するために、本発明は、暗号化さ
れた画情報の受信時には、画情報を暗号化されたまま拡
大して用紙に記録し、そして、その用紙の内容を読み取
って解読し、解読後の後情報を再度用紙に記録するよう
にした点に特徴がある。
また、暗号化されていない画情報の受信時には、画情
報を一旦暗号化し、かつ拡大して用紙に記録し、そし
て、その用紙の内容を読み取って解読し、解読後の画情
報を再度用紙に出力するようにした点にも特徴がある。
(実施例) 以下、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック図である。
図において、符号1〜7は二方向切換スイッチ、符号
8及び9はオン/オフスイッチである。前記スイッチ8
及び9は、常時開に設定されている。
コントロールパネル19は、後述するスクランブラ21及
びデスクランブラ22に対してパスワードを設定したり、
当該ファクシミリ装置の各種モードを設定したりする。
制御装置18は、当該ファクシミリ装置のオペレータに
よりコントロールパネル19を介して入力される各種モー
ド信号により、スイッチ1〜スイッチ9、及び各種装置
を制御する。
この第1図に示された、その他の各種構成要素の機能
は、第2図ないし第13図に関して後述するが、制御装置
18、スクランブラ21、デスクランブラ22、大ドット変換
手段23、及び大ドット判別手段24等は、例えばマイクロ
コンピュータ(図示せず)により構成されることができ
る。
当該ファクシミリ装置の機能は、スキャナ11により読
み取られた画情報を送信する送信モードと、相手側ファ
クシミリ装置より送出された画情報をメモリ(画像メモ
イ)に受信し、あるいは記録用紙に出力する受信モード
と、メモリに記憶された画情報を所定の形式で記録用紙
に出力するメモリ内容出力モードと、暗号化された状態
で出力された記録用紙の画情報を読取り、解読した再度
出力する再出力モードとに大別できる。
まず第2図及び第3図を参照して、送信モードを説明
する。
第2図は読み取られた画情報を暗号化することなく送
信するモード、第3図は読み取られた画情報を暗号化し
て送信するモードを示している。
まず、第2図においては、スイッチ1及びスイッチ2
共にA側に切り替えられていて、スキャナ11により読み
取られた画情報がコーダ12に出力される。読み取られた
画情報は、このコーダ12において符号化され、そしてモ
デム13及びNCU14を介して、通信回線(図示せず)に出
力される。
第3図においては、スイッチ1がA側、スイッチ2が
B側に切り替えられていて、スキャナ11により読み取ら
れた画情報が、スクランブラ21を介してコーダ12に出力
される。
スクランブラ21では、読取り画情報が暗号化される。
この暗号化の手法としては、公知のいかなる手法をも採
用することができる。
すなわち、例えば、第14図に示されるように、2進デ
ータの画情報を行及び列方向に複数のブロックを有する
マトリクス状に仮想し、各ブロックを行方向及び列方向
のそれぞれで入れ替え(ローテーション)る。また、後
述するデスクランブラ22は、スクランブラ21によるロー
テーションを復旧させるように、すなわち、前記したス
クランブラ21によるローテーションと逆方向のローテー
ションが行われるように構成しておく。
ここで、コントロールパネル19よりパスワード(スク
ランブルパラメータ)を入力するようにし、該パスワー
ドに応じたローテーションが行われるようにしておけ
ば、受信側で送信側と同一のパスワードが入力された場
合にのみ、画情報の解読が正常に行われるようになる。
また、暗号化された画情報の上部に宛て先名やメッセ
ージ、日付等のコメントを付加させることにより、暗号
データの受取人等を明確にすることができる(第14図参
照)。
また、スクランブラ21としては、通常、通信モデム内
でデータの拡散に使用されるスクランブラと同様の構成
を使用することも考えられる。これはあるデータ列を任
意の多項式で除算したときの商の多項式の係数を新たな
データ列とすることで、暗号化を行う方式である(第15
図(A)参照)。デスクランブラ22の構成、すなわち元
のイメージ列データの復元は、除算した多項式を乗算す
ることで復元することができる(第15図(B)参照)。
具体的には、CCITT Vシリーズ勧告 V.29付録IIで示
されるような手順が考えられる。勿論、この勧告におけ
る手順の用途は、本発明の用途とは異なるが、画情報を
暗号化する手法として利用することができる。
この方式では、除算する多項式、あるいは、多項式の
初期値に応じて、複数のパスワードを設定することがで
きる。つまり、パスワードに応じて、暗号化の手法を変
更できる。
前記したパスワードは、オペレータにより入力されて
も良いが、当該通信が親展通信である場合には、親展ボ
ックス(受信側画像メモリの指定された領域)ごとに自
動設定されることもできる。
この方式によるスクランブラ21及びデスクランブラ22
は、シフトレジスタ等を用いることで、容易に構成され
ることができる。
また、暗号化として、通常、通信に用いられる圧縮方
式(MH、MR、MMR)を使用することもできる。したがっ
て、スクランブラ21及びデスクランブラ22として、コー
ダ12及びデコーダ15と同様のものを用いることができ
る。この場合、スクランブラ21及びデコーダ15を省略
し、符号化された画情報を復号化することなく記憶又は
記録することによっても、同様の機能を達成することが
できる。
さて、コーダ12において、暗号化された画情報が符号
化された後、該画情報がモデム13及びNCU14を介して、
通信回線に出力される。
つぎに、第4図ないし第8図を参照して、受信モード
を説明する。
第4図は通信回線から送られた画情報をメモリ(画像
メモリ)16に記憶するモード、第5図は暗号化されるこ
となく通信回線から送られた画情報を復号化した後、そ
のまま記録用紙に出力するモード、第6図は暗号化され
ることなく通信回線から送られた画情報を復号化した
後、暗号化して記録用紙に出力するモード、第7図は暗
号化されて通信回線から送られた画情報を、暗号化され
たままの状態で記録用紙に出力するモード、第8図は暗
号化されて通信回線から送られた画情報を、解読して記
録用紙に出力するモードを示している。
まず、第4図において、スイッチ3はA側に切り替え
られていて、通信回線からNCU14、モデム13を介して受
信された画情報は、デコーダ15において復号化された
後、メモリ16に蓄積される。ここで、受信された画情報
は暗号化されたものであっても暗号化されていないもの
であっても良い。
第5図においては、スイッチ3ないしスイッチ5は共
にB側に切り替えられると共に、スイッチ7がA側に切
り替えられている。そして、通信回線からNCU14、モデ
ム13を介して受信された画情報は、デコーダ15において
復号化された後、プリンタ17に出力され、記録用紙に直
接出力される。
第6図においては、スイッチ3及びスイッチ7がB側
に切り替えられると共に、スイッチ8及び9が投入され
ている。そして、通信回線からNCU14、モデム13を介し
て受信された画情報は、デコーダ15において復号化され
た後、スクランブラ21で暗号化され、そして、大ドット
変換手段23を介して、プリンタ17に出力される。
前記大ドット変換手段23は、該大ドット変換手段23に
入力された画情報(暗号化された画情報)を拡大する。
つまり、このモードでは、暗号化された画情報がそのま
ま記録用紙に記録され、そして、後述する第13図に示さ
れるモードにおいて、このように暗号化された状態のま
まで記録された画情報がスキャナ11により読み取られる
が、このスキャナ11により暗号化された画情報を構成す
る各ビットが正確に読み取れるような大きさにまで、暗
号化された画情報の各ビットが拡大される。すなわち、
各ビットが、2×2ドット、3×3ドット、4×4ドッ
ト…等の大きさに拡大される。
なお、スクランブラ21により暗号化された画情報の最
後には、該画情報が終了した旨を示す終了コードが付加
される。
また、画情報が記録された用紙が斜め送りされても、
スキャナ11において、暗号化画情報の各ドットの読取り
が正確に行われるように、データ基準ラインが付加され
る(第16図参照)。このデータ基準ラインの利用方法
は、第13図に関して後述する。
さて、全宛のように、このモードは、通信回線から出
力された画情報が暗号化されていない場合に採用される
が、当該フォクシミリ装置(受信側ファクシミリ装置)
で自動的に画情報の暗号化が行われ、プリンタ17で、こ
の暗号化された形式のままで、画情報が記録用紙に出力
される。
第7図においては、スイッチ3ないしスイッチ5、及
びスイッチ7は、共にB側に切り替えられている。そし
て、通信回線からNCU14、モデム13を介して受信された
画情報は、デコーダ15において復号化された後、大ドッ
ト変換手段23を介して、プリンタ17に出力される。
前述のように、このモードは、通信回線から出力され
た画情報が暗号化されている場合に採用されるものであ
り、プリンタ17では、送信側ファクシミリ装置で暗号化
された形式のままで、画情報が記録用紙に出力される。
第8図においては、スイッチ3、スイッチ4及びスイ
ッチ6がB側に切り替えられると共に、スイッチ5がA
側に切り替えられている。そして、通信回線からNCU1
4、モデム13を介して受信された画情報は、デスクラン
ブラ22において、デスクランブル(スクランブル(すな
わち暗号化)された画情報の解読)が行われた後、プリ
ンタ17に出力される。
つぎに、第9図ないし第12図を参照して、メモリ16に
記憶された画情報を所定の形式で記録用紙に出力するメ
モリ内容出力モードを説明する。
第9図は復号化され、かつ暗号化されていない画情報
をメモリ16から読出して復号化した後、そのまま記録用
紙に出力するモード、第10図は復号化され、かつ暗号化
された画情報をメモリ16から読出して、暗号化された状
態で記録用紙に出力するモード、第11図は復号化され、
かつ暗号化された画情報をメモリ16から読出し、解読し
てから記録用紙に出力するモード、第12図は復号化さ
れ、かつ暗号化されていない画情報をメモリ16から読出
して、該画情報を暗号化し、暗号化された状態で記録用
紙に出力するモードを示している。
まず、第9図においては、スイッチ4及びスイッチ5
は共にB側に切り替えられると共に、スイッチ7がA側
に切り替えられている。そして、メモリ16から読み出さ
れた画情報(復号化された画情報)は、直接プリンタ17
に出力され、記録用紙に出力される。
第10図においては、スイッチ4及びスイッチ5、並び
にスイッチ7は、共にB側に切り替えられている。そし
て、メモリ16から読み出された、復号化された画情報
は、大ドット変換手段23を介して、プリンタ17に出力さ
れる。
このモードでは、第6図及び第7図に関して前述した
のと同様に、画情報が暗号化された形式で記録用紙に出
力される。
第11図においては、スイッチ4及びスイッチ6がB側
に切り替えられると共に、スイッチ5がA側に切り替え
られている。そして、メモリ16から読み出された、復号
化された画情報は、デスクランブラ22において解読が行
われ、そしてプリンタ17に出力される。
第12図においては、スイッチ7がB側に切り替えられ
ると共に、スイッチ8及び9が投入される。そして、メ
モリ16から読み出された、復号化された画情報は、スク
ランブラ21において暗号化された後、弟ドット変換吸愛
23においてドットが拡大され、そしてプリンタ17に出力
される。
つぎに、第6図、第7図、第10図及び第12図に示され
たように、暗号化された状態で画情報が記録された記録
用紙を、スキャナ11で読取り、解読して記録用紙に再出
力する再出力モードを、第13図を参照して説明する。
第13図において、スイッチ1はB側に切り替えられる
と共に、スイッチ4ないしスイッチ6は、A側に切り替
えられている。
暗号化された状態で記録された記録用紙の画情報は、
スキャナ11により読み取られ、大ドット判別手段24に転
送される。この大ドット判別手段24は、大ドット変換手
段23により、暗号化された画情報が拡大されて記録用紙
上に記録された場合に、この画情報の内容を読み取る手
段であり、当該ファクシミリ装置を制御するマイクロコ
ンピュータ等により構成される。この大ドット判別手段
24の動作を、第17図を参照して説明する。
なお、スキャナ11により読み取られる画情報には、第
16図に示されたようなデータ基準ラインが記録されてい
るものとする。
第17図において、まずステップS1では、スキャナ11よ
り、暗号化された画情報を、マイクロコンピュータ内の
メモリ(図示せず)に一旦蓄積する。
ステップS2においては、メモリ上で、データ基準ライ
ンを構成する複数の点を識別し、該データ基準ラインを
認識する。
ステップS3においては、前記データ基準ラインがメモ
リ上の縦横方向に正確に一致するように、読取り画情報
を回転する。この場合、原稿(暗号化画情報が記録され
た記録用紙)の斜め送りが発生しておらず、読取り画情
報がメモリ上の縦横方向に正確に一致していれば、この
回転は行われない。
ステップS4においては、1ビットを表現するメモリ上
の領域(2×2ドット、3×3ドット、4×4ドット
…)に着目し、この領域の黒ドットの数をカウントす
る。
ステップS5においては、黒ドットのカウント数が、判
定基準(読み取られた領域が黒であるか白であるかを判
定するためのしきい値)を超えているか否かが判別され
る。
黒ドットのカウント値が前記判定基準を超えていれ
ば、ステップS6において、読み取られた領域のデータ
(1ビット)が黒、すなわち“1"であると判定される。
黒ドットのカウント値が前記判定基準を超えていなけれ
ば、ステップS7において、読み取られた領域のデータが
白、すなわち“0"であると判定される。
ステップS8においては、前記のように判定された1ビ
ット領域の次の領域のデータが読み込まれ、そのデータ
が終了コードであるか否かが判別される。終了コードが
検出されれば当該処理は終了し、検出されなければ、ス
テップS4に戻る。ステップS4においては、前記のように
判定された1ビット領域の次の領域のデータの、黒ドー
トの数をカウントする。
このようにして、暗号化された画情報が識別された後
は、デスクランブラ22において解読され、そして、プリ
ンタ17に出力される。
さて、次に、前述したような各モードの使用例を説明
する。
第18図は受信側ファクシミリ装置の動作の一例を示す
フローチャートである。なお、送信側ファクシミリ装置
は、画情報を暗号化することなく送信し、また、受信側
ファクシミリ装置(当該ファクシミリ装置)は、この動
作が開始されるときには、第4図に示されるような、通
信回線から送られた画情報をメモリ16に記憶するモード
にあるものとする。
第18図において、まずステップS11では、文書がメモ
リ16に受信される。
つぎに、ステップS12に示されるように、当該ファク
シミリ装置の近くに、前記文書の宛先人がいるか否かに
応じて、当該処理は二つに分岐される。すなわち、宛先
人がいる場合には、当該ファクシミリ装置は、第9図に
示されるような、暗号化されていない画情報をメモリ16
から読出して、そのまま記録用紙に出力するモードを選
択し、記録用紙への画情報の記録が完了したならば(ス
テップS13)、当該処理は終了する。
宛先人が当該ファクシミリ装置の近くにいない場合に
は、ステップS14により、メモリ16に蓄積された画情報
を、そのままの状態で保存するか否かが判断される。こ
の判断は、当該ファクシミリ装置の近くにいる、宛先人
以外のオペレータにより行われる。
宛先人以外のオペレータが、受信された画情報をその
ままの状態で保存すると判断した場合、あるいは当該フ
ァクシミリ装置の近くにオペレータがいない場合には、
当該処理は、ステップS15を経て終了する。
宛先人以外のオペレータが、受信された画情報をその
ままの状態で保存しないと判断した場合には、例えば、
第12図に示されたモードを選択する。すなわち、ステッ
プS16においてメモリ16の出力経路にスクランブラ21及
び大ドット変換手段23を選択し、ステップS17において
コントロールパネル19よりパスワードを入力し、ステッ
プS18において、プリンタ17より暗号化された画情報を
出力する。そして、ステップS19において、出力された
画情報が保存される。その後、当該ファクシミリ装置の
処理動作は終了する。
第19図は暗号化された画増俸が記録用紙に記録された
場合に、該画情報を読取り、解読した状態で再度出力す
るとき、すなわち、第13図に示されたモードが選択され
た場合の動作を示すフローチャートである。
第19図において、まずステップS21では、スキャナ11
の出力経路に、大ドット判別手段24及びデスクランブラ
22を選択する。
ステップS22においては、コントロールパネル19より
パスワードを入力する。
ステップS23においては、暗号化された状態で記録用
紙に記録された画情報を、スキャナ11より読み込む。
ステップS24においては、前記スキャナ11により読み
取られた画情報が、大ドット判別手段24により判別さ
れ、そしてデスクランブラ22により解読されて、プリン
タ17より出力される。その後、当該処理は終了する。
さて、当該ファクシミリ装置の各種モードは、コント
ロールパネル9より指定されるものとして説明したが、
例えばプロトコル上で相手側の通信モードを指定するこ
ともできる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次
のような効果が達成される。
(1)すなわち、請求項1及び2記載のファクシミリ装
置によれば、装置された画情報が、暗号化された状態
で、かつその内容が拡大されて用紙に一旦記録されるの
で、受信画情報の、第3者への漏洩が防止されると共
に、 (A)暗号化された画情報の解読が容易、かつ確実で
あり、 (B)用紙への、暗号化された受信画情報の記録後で
あれば、停電が起きたり、当該ファクシミリ装置の電源
スイッチが切られても、受信画情報が消失するおそれが
ない。
(2)また、請求項2記載のファクシミリ装置によれ
ば、送信側ファクシミリ装置は、画情報を暗号化する機
能を有していなくて良いので、送信側の機種を選ばずに
機密通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図である。 第2図及び第3図は本発明の一実施例が送信モードであ
る場合のブロック図である。 第4図ないし第8図は本発明の一実施例が受信モードで
ある場合のブロック図である。 第9図ないし第12図は本発明の一実施例がメモリ内容出
力モードである場合のブロック図である。 第13図は本発明の一実施例が再出力モードである場合の
ブロック図である。 第14図はスクランブルの一手法を説明するための図であ
る。 第15図はスクランブルの他の手法を説明するための図で
ある。 第16図はデータ基準ラインを示す図である。 第17図は大ドット判別手段の処理動作を示すフローチャ
ートである。 第18図は受信側ファクシミリ装置の動作の一例を示すフ
ローチャートである。 第19図は暗号化された画情報が記録用紙に記録された場
合に、該画情報が読取り、解読した状態で再度出力する
ときの、当該ファクシミリ装置の動作を示すフローチャ
ートである。 1〜9……スイッチ、11……スキャナ、12……コーダ、
13……モデム、14……NCU、15……デコーダ、16……メ
モリ、17……プリンタ、18……制御装置、19……コント
ロールパネル、21……スクランブラ、22……デスクラン
ブラ、23……大ドット変換手段、24……大ドット判別手

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】暗号化されて受信された画情報を、暗号化
    されたまま拡大して用紙に記録する手段と、 暗号化されたままの画情報が記録された用紙の情報を読
    み取り、その暗号化画情報の内容を判別し、その内容を
    解読する手段と、 前記解読された画情報を用紙に記録する手段とを具備し
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】受信された画情報を暗号化し、かつ拡大し
    て用紙に記録する手段と、 暗号化されたままの画情報が記録された用紙の情報を読
    み取り、その暗号化画情報の内容を判別し、その内容を
    解読する手段と、 前記解読された画情報を用紙に記録する手段とを具備し
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
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