JPH06339036A - ファクシミリ装置の暗号化装置および暗号化方法 - Google Patents
ファクシミリ装置の暗号化装置および暗号化方法Info
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- JPH06339036A JPH06339036A JP5151520A JP15152093A JPH06339036A JP H06339036 A JPH06339036 A JP H06339036A JP 5151520 A JP5151520 A JP 5151520A JP 15152093 A JP15152093 A JP 15152093A JP H06339036 A JPH06339036 A JP H06339036A
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- Japan
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- data
- encryption
- secret key
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- date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、秘密鍵暗号方式に用いられる暗
号鍵を容易に変更でき、暗号文が第三者に解読されにく
いファクシリ装置の暗号化装置および暗号化方法を提供
することを目的とする。 【構成】 ファクシミリ装置の暗号化装置において、符
号化信号を秘密鍵暗号方式によって暗号化する暗号化手
段と、暗号化手段による暗号化に用いられる秘密鍵を、
暦に関するデータに基づいて所定期間ごとに変更する秘
密鍵変更手段を備えている。
号鍵を容易に変更でき、暗号文が第三者に解読されにく
いファクシリ装置の暗号化装置および暗号化方法を提供
することを目的とする。 【構成】 ファクシミリ装置の暗号化装置において、符
号化信号を秘密鍵暗号方式によって暗号化する暗号化手
段と、暗号化手段による暗号化に用いられる秘密鍵を、
暦に関するデータに基づいて所定期間ごとに変更する秘
密鍵変更手段を備えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ装置の
暗号化装置および暗号化方法に関する。
暗号化装置および暗号化方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ファクシミリ装置では、読み取られた画
像信号が、ＭＨ（Modified Hoffman)、ＭＲ（Modified
READ)符号化等により符号化された後、送信される。フ
ァクシミ装置において、送信信号から元の信号が第三者
によって解読されないようにするために、符号化信号を
さらに暗号化して送信することが考えられる。この暗号
化方式には、秘密鍵暗号化方式がある。
像信号が、ＭＨ（Modified Hoffman)、ＭＲ（Modified
READ)符号化等により符号化された後、送信される。フ
ァクシミ装置において、送信信号から元の信号が第三者
によって解読されないようにするために、符号化信号を
さらに暗号化して送信することが考えられる。この暗号
化方式には、秘密鍵暗号化方式がある。
【０００３】秘密鍵暗号化方式では、所定の暗号鍵（キ
ー）を参照しながら、暗号化を行う暗号化規則によっ
て、暗号化が行われる。暗号化規則の簡単な一例として
は、暗号化される平文データをｘ、暗号文データをｙ、
暗号鍵データ（キーデータ）をＫとすると、ｙが（ｘ＋
Ｋ）の関数｛ｙ＝Ｆ（ｘ＋Ｋ）｝となるような規則が挙
げられる。
ー）を参照しながら、暗号化を行う暗号化規則によっ
て、暗号化が行われる。暗号化規則の簡単な一例として
は、暗号化される平文データをｘ、暗号文データをｙ、
暗号鍵データ（キーデータ）をＫとすると、ｙが（ｘ＋
Ｋ）の関数｛ｙ＝Ｆ（ｘ＋Ｋ）｝となるような規則が挙
げられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】秘密鍵暗号化方式によ
って暗号通信を行う場合、暗号化が第三者によって解読
されにくいようにするためには、通信ごとにキーデータ
の値を変更することが望ましい。しかしながら、受信側
のファクシミリ装置において、受信した暗号文を平文化
するためには、送信側のファクシミリ装置で用いられた
キーデータを把握しておく必要があるため、キーデータ
を頻繁に変更することは困難である。
って暗号通信を行う場合、暗号化が第三者によって解読
されにくいようにするためには、通信ごとにキーデータ
の値を変更することが望ましい。しかしながら、受信側
のファクシミリ装置において、受信した暗号文を平文化
するためには、送信側のファクシミリ装置で用いられた
キーデータを把握しておく必要があるため、キーデータ
を頻繁に変更することは困難である。
【０００５】この発明は、秘密鍵暗号方式に用いられる
暗号鍵を容易に変更でき、第三者が暗号文を解読しにく
いファクシリ装置の暗号化装置および暗号化方法を提供
することを目的とする。
暗号鍵を容易に変更でき、第三者が暗号文を解読しにく
いファクシリ装置の暗号化装置および暗号化方法を提供
することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明によるファクシ
ミリ装置の暗号化装置は、符号化信号を秘密鍵暗号方式
によって暗号化する暗号化手段、および上記暗号化手段
による暗号化に用いられる秘密鍵を、暦に関するデータ
に基づいて所定期間ごとに変更する秘密鍵変更手段を備
えていることを特徴とする。
ミリ装置の暗号化装置は、符号化信号を秘密鍵暗号方式
によって暗号化する暗号化手段、および上記暗号化手段
による暗号化に用いられる秘密鍵を、暦に関するデータ
に基づいて所定期間ごとに変更する秘密鍵変更手段を備
えていることを特徴とする。
【０００７】上記暦に関するデータには、年を表すデー
タ、月を表すデータ、日を表すデータ、時刻を表すデー
タ、またはこれらの任意の組み合わせからなるデータが
含まれる。上記秘密鍵変更手段としては、たとえば、年
月日に基づいて上記秘密鍵を決定し、１日ごとに秘密鍵
を変更するものが用いられる。
タ、月を表すデータ、日を表すデータ、時刻を表すデー
タ、またはこれらの任意の組み合わせからなるデータが
含まれる。上記秘密鍵変更手段としては、たとえば、年
月日に基づいて上記秘密鍵を決定し、１日ごとに秘密鍵
を変更するものが用いられる。
【０００８】この発明によるファクシミリ装置の暗号化
方法は、符号化信号を秘密鍵暗号方式によって暗号化す
るファクシミリ装置の暗号化方法において、暗号化に用
いられる秘密鍵を、暦に関するデータに基づいて所定期
間ごとに変更することを特徴とする。
方法は、符号化信号を秘密鍵暗号方式によって暗号化す
るファクシミリ装置の暗号化方法において、暗号化に用
いられる秘密鍵を、暦に関するデータに基づいて所定期
間ごとに変更することを特徴とする。
【０００９】上記暦に関するデータには、年を表すデー
タ、月を表すデータ、日を表すデータ、時刻を表すデー
タ、またはこれらの任意の組み合わせからなるデータが
含まれる。上記秘密鍵は、たとえば、年月日に基づいて
決定され、１日ごとに変更される。
タ、月を表すデータ、日を表すデータ、時刻を表すデー
タ、またはこれらの任意の組み合わせからなるデータが
含まれる。上記秘密鍵は、たとえば、年月日に基づいて
決定され、１日ごとに変更される。
【００１０】
【作用】符号化信号は、秘密鍵暗号方式によって暗号化
される。暗号化に用いられる秘密鍵は、暦に関するデー
タに基づいて所定期間ごとに変更される。
される。暗号化に用いられる秘密鍵は、暦に関するデー
タに基づいて所定期間ごとに変更される。
【００１１】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて、説明する。
ついて、説明する。
【００１２】図１は、ファクシミリ装置の概略構成を示
している。
している。
【００１３】ファクシミリ装置は、マイクロコンピュー
タ等から構成される制御部１によって制御される。制御
部１は、年月日および時刻のデータを発生する日時デー
タ発生部２を備えている。
タ等から構成される制御部１によって制御される。制御
部１は、年月日および時刻のデータを発生する日時デー
タ発生部２を備えている。
【００１４】また、ファクシミリ装置は、制御部１の入
出力装置として、読取部１１、記録部１２、操作部１
３、表示部１４、符号化部１５、復号化部１６、モデム
１７等を備えている。モデム１７は、網制御回路（ＮＣ
Ｕ）１８を介して公衆電話回線に接続されている。
出力装置として、読取部１１、記録部１２、操作部１
３、表示部１４、符号化部１５、復号化部１６、モデム
１７等を備えている。モデム１７は、網制御回路（ＮＣ
Ｕ）１８を介して公衆電話回線に接続されている。
【００１５】操作部１３は、各種操作キー、テンキー等
を備えている。表示部１４には、操作部１３による設定
内容等が表示される。
を備えている。表示部１４には、操作部１３による設定
内容等が表示される。
【００１６】送信時の動作は、次の通りである。原稿画
像は、読取部１１によって読み取られ、２値化される。
２値化画像データは、符号化部１５によって符号化され
る。符号化信号は、制御部１によって秘密鍵暗号化方式
で暗号化される。制御部１によって作成された暗号文
は、モデム１７によって変調される。そして、網制御回
路（ＮＣＵ）１８を介して、公衆電話回線に送られ、受
信側のファクシミリ装置に送られる。
像は、読取部１１によって読み取られ、２値化される。
２値化画像データは、符号化部１５によって符号化され
る。符号化信号は、制御部１によって秘密鍵暗号化方式
で暗号化される。制御部１によって作成された暗号文
は、モデム１７によって変調される。そして、網制御回
路（ＮＣＵ）１８を介して、公衆電話回線に送られ、受
信側のファクシミリ装置に送られる。
【００１７】制御部１によって用いられる暗号化規則の
簡単な一例としては、暗号化される平文データをｘ、暗
号文データをｙ、暗号鍵（キーデータ）をＫとすると、
ｙが（ｘ＋Ｋ）の関数｛ｙ＝Ｆ（ｘ＋Ｋ）｝となるよう
な規則が挙げられる。
簡単な一例としては、暗号化される平文データをｘ、暗
号文データをｙ、暗号鍵（キーデータ）をＫとすると、
ｙが（ｘ＋Ｋ）の関数｛ｙ＝Ｆ（ｘ＋Ｋ）｝となるよう
な規則が挙げられる。
【００１８】受信時の動作は、次の通りである。受信デ
ータが網制御回路（ＮＣＵ）１８に送られてくると、受
信データはモデム１７によって復調される。モデム１７
によって復調されたデータ、すなわち暗号文は、制御部
１によって秘密鍵暗号化方式で解読され、平文に戻され
る。制御部１によって得られた平文は、復号化部１６に
よって復号化される。復号化により得られた画像データ
は、記録部１２によって記録紙に記録される。
ータが網制御回路（ＮＣＵ）１８に送られてくると、受
信データはモデム１７によって復調される。モデム１７
によって復調されたデータ、すなわち暗号文は、制御部
１によって秘密鍵暗号化方式で解読され、平文に戻され
る。制御部１によって得られた平文は、復号化部１６に
よって復号化される。復号化により得られた画像データ
は、記録部１２によって記録紙に記録される。
【００１９】この実施例では、暗号化に用いられるキー
データは、年月日に基づいて作成され、かつ１日ごとに
更新される。しかしながら、送信側ファクシミリ装置と
受信側ファクシミリ装置との間において設定されている
時刻に誤差がある場合がある。ここでは、時刻誤差が３
０分以内であると仮定している。そして、送信側ファク
シミリ装置と受信側ファクシミリ装置との間において設
定されている時刻の誤差が３０分以内の場合には、両者
間の時刻誤差によって受信側ファクシミリ装置での解読
が不可能になるのを防止できるようにしている。
データは、年月日に基づいて作成され、かつ１日ごとに
更新される。しかしながら、送信側ファクシミリ装置と
受信側ファクシミリ装置との間において設定されている
時刻に誤差がある場合がある。ここでは、時刻誤差が３
０分以内であると仮定している。そして、送信側ファク
シミリ装置と受信側ファクシミリ装置との間において設
定されている時刻の誤差が３０分以内の場合には、両者
間の時刻誤差によって受信側ファクシミリ装置での解読
が不可能になるのを防止できるようにしている。
【００２０】図２は、制御部１による暗号化処理手順を
示している。
示している。
【００２１】暗号文作成時には、まず、日時データ発生
部２から発生する年月日データに基づいて、キーデータ
Ｋｎが作成される（ステップ１）。
部２から発生する年月日データに基づいて、キーデータ
Ｋｎが作成される（ステップ１）。
【００２２】キーデータＫｎの作成は、西暦年度を４桁
のデータＡとし、月を２桁のデータＢとし、日を２桁の
データＣとすると、次の数式１に基づいて求められる。
のデータＡとし、月を２桁のデータＢとし、日を２桁の
データＣとすると、次の数式１に基づいて求められる。
【００２３】
【数１】Ｋｎ＝１００００Ａ＋１００Ｂ＋Ｃ
【００２４】例えば、本日の年月日が１９９３年１月１
１日であるときには、キーデータＫｎは、「１９９３０
１１１」となる。
１日であるときには、キーデータＫｎは、「１９９３０
１１１」となる。
【００２５】次に、キーデータＫｎを用いて符号化デー
タが暗号化される（ステップ２）。そして、暗号化によ
って得られた暗号文は、モデム１７に送られる（ステッ
プ３）。
タが暗号化される（ステップ２）。そして、暗号化によ
って得られた暗号文は、モデム１７に送られる（ステッ
プ３）。
【００２６】図３および図４は、制御部１による解読処
理手順を示している。
理手順を示している。
【００２７】まず、日時データ発生部２から発生する時
刻データに基づいて、受信時刻が２３：３０から０：３
０までの間の時刻（２３：３０≦受信時刻≦０：３０）
か否かが判別される（ステップ１１）。
刻データに基づいて、受信時刻が２３：３０から０：３
０までの間の時刻（２３：３０≦受信時刻≦０：３０）
か否かが判別される（ステップ１１）。
【００２８】受信時刻が２３：３０から０：３０までの
間の時刻ではないときには、日時データ発生部２から発
生する本日の年月日データに基づいて、キーデータＫｎ
が作成される（ステップ１２）。このキーデータＫｎ
は、上記数式１に基づいて作成される。
間の時刻ではないときには、日時データ発生部２から発
生する本日の年月日データに基づいて、キーデータＫｎ
が作成される（ステップ１２）。このキーデータＫｎ
は、上記数式１に基づいて作成される。
【００２９】次に、復調後の暗号文が、本日の年月日デ
ータから作成されたキーデータＫｎを用いて解読される
（ステップ１３）。そして、解読後の平文は復号化部１
６に送られる（ステップ１４）。
ータから作成されたキーデータＫｎを用いて解読される
（ステップ１３）。そして、解読後の平文は復号化部１
６に送られる（ステップ１４）。
【００３０】受信時刻が２３：３０から０：３０までの
間の時刻であるときには、受信時刻が２３：３０から
０：００までの間の時刻（２３：３０≦受信時刻＜０：
００）か、０：００から０：３０（０：００≦受信時刻
≦０：３０）までの間の時刻かが判別される（ステップ
１５）。
間の時刻であるときには、受信時刻が２３：３０から
０：００までの間の時刻（２３：３０≦受信時刻＜０：
００）か、０：００から０：３０（０：００≦受信時刻
≦０：３０）までの間の時刻かが判別される（ステップ
１５）。
【００３１】受信時刻が２３：３０から０：００までの
間の時刻であるときには、日時データ発生部２から発生
する本日の年月日データに基づいて、キーデータＫｎが
作成されるとともに、その日の翌日の年月日データに基
づいて、キーデータＫ（ｎ＋１）が作成される（ステッ
プ１６）。
間の時刻であるときには、日時データ発生部２から発生
する本日の年月日データに基づいて、キーデータＫｎが
作成されるとともに、その日の翌日の年月日データに基
づいて、キーデータＫ（ｎ＋１）が作成される（ステッ
プ１６）。
【００３２】キーデータの作成方法は、上記数式１で示
した方法と同じである。したがって、例えば、本日の年
月日が１９９３年１月１１日であるときには、キーデー
タＫｎは「１９９３０１１１」となり、キーデータＫ
（ｎ＋１）は、「１９９３０１１２」となる。
した方法と同じである。したがって、例えば、本日の年
月日が１９９３年１月１１日であるときには、キーデー
タＫｎは「１９９３０１１１」となり、キーデータＫ
（ｎ＋１）は、「１９９３０１１２」となる。
【００３３】次に、キーデータＫｎを用いて暗号文が解
読される（ステップ１７）。そして、解読結果に基づい
て、正常に暗号文が解読されたか否かが判別される（ス
テップ１８）。
読される（ステップ１７）。そして、解読結果に基づい
て、正常に暗号文が解読されたか否かが判別される（ス
テップ１８）。
【００３４】ところで、符号化部での符号化において
は、各走査線の符号化信号の後に、”００００００００
０００１”の１２ビットのライン終端符号（ＥＯＬ）が
付加される。また、各ラインの画素数は、一定である。
そこで、正常に暗号文が解読されたか否かの判別は、た
とえば、解読後のデータから最初のライン終端符号（Ｅ
ＯＬ）をみつけ、ライン終端符号までのデータを復号化
し、復号化後のビット数が所定数か否かを判別すること
により行うことが可能である。
は、各走査線の符号化信号の後に、”００００００００
０００１”の１２ビットのライン終端符号（ＥＯＬ）が
付加される。また、各ラインの画素数は、一定である。
そこで、正常に暗号文が解読されたか否かの判別は、た
とえば、解読後のデータから最初のライン終端符号（Ｅ
ＯＬ）をみつけ、ライン終端符号までのデータを復号化
し、復号化後のビット数が所定数か否かを判別すること
により行うことが可能である。
【００３５】正常に暗号文が解読されたと判別された場
合には、解読後の平文が復号化部１６に送られる（ステ
ップ２２）。正常に暗号文が解読されなかったと判別さ
れた場合には、キーデータＫ（ｎ＋１）を用いて暗号文
が解読される。（ステップ１９）。そして、解読結果に
基づいて、正常に暗号文が解読されたか否かが判別され
る（ステップ２０）。
合には、解読後の平文が復号化部１６に送られる（ステ
ップ２２）。正常に暗号文が解読されなかったと判別さ
れた場合には、キーデータＫ（ｎ＋１）を用いて暗号文
が解読される。（ステップ１９）。そして、解読結果に
基づいて、正常に暗号文が解読されたか否かが判別され
る（ステップ２０）。
【００３６】正常に暗号文が解読されたと判別された場
合には、解読後の平文が復号化部１６に送られる（ステ
ッ２２）。正常に暗号文が解読されなかったと判別され
た場合には、解読エラーとして交信を停止する（ステッ
プ２１）。
合には、解読後の平文が復号化部１６に送られる（ステ
ッ２２）。正常に暗号文が解読されなかったと判別され
た場合には、解読エラーとして交信を停止する（ステッ
プ２１）。
【００３７】上記ステップ１５において、受信時刻が
０：００から０：３０までの間の時刻であるときには、
日時データ発生部２から発生する本日の年月日データに
基づいて、キーデータＫｎが作成されるとともに、その
日の前日の年月日データに基づいて、キーデータＫ（ｎ
−１）が作成される（ステップ２３）。
０：００から０：３０までの間の時刻であるときには、
日時データ発生部２から発生する本日の年月日データに
基づいて、キーデータＫｎが作成されるとともに、その
日の前日の年月日データに基づいて、キーデータＫ（ｎ
−１）が作成される（ステップ２３）。
【００３８】キーデータの作成方法は、上記数式１で示
した方法と同じである。したがって、例えば、本日の年
月日が１９９３年１月１２日であるときには、キーデー
タＫｎは「１９９３０１１２」となり、キーデータＫ
（ｎ−１）は、「１９９３０１１１」となる。
した方法と同じである。したがって、例えば、本日の年
月日が１９９３年１月１２日であるときには、キーデー
タＫｎは「１９９３０１１２」となり、キーデータＫ
（ｎ−１）は、「１９９３０１１１」となる。
【００３９】次に、キーデータＫｎを用いて暗号文が解
読される（ステップ２４）。そして、解読結果に基づい
て、正常に暗号文が解読されたか否かが判別される（ス
テップ２５）。
読される（ステップ２４）。そして、解読結果に基づい
て、正常に暗号文が解読されたか否かが判別される（ス
テップ２５）。
【００４０】正常に暗号文が解読されたと判別された場
合には、解読後の平文が復号化部１６に送られる（ステ
ップ２９）。正常に暗号文が解読されなかったと判別さ
れた場合には、キーデータＫ（ｎ−１）を用いて暗号文
が解読される（ステップ２６）。そして、解読結果に基
づいて、正常に暗号文が解読されたか否かが判別される
（ステップ２７）。
合には、解読後の平文が復号化部１６に送られる（ステ
ップ２９）。正常に暗号文が解読されなかったと判別さ
れた場合には、キーデータＫ（ｎ−１）を用いて暗号文
が解読される（ステップ２６）。そして、解読結果に基
づいて、正常に暗号文が解読されたか否かが判別される
（ステップ２７）。
【００４１】正常に暗号文が解読されたと判別された場
合には、解読後の平文が復号化部１６に送られる（ステ
ップ２９）。正常に暗号文が解読されなかったと判別さ
れた場合には、解読エラーとして交信を停止する（ステ
ップ２８）。
合には、解読後の平文が復号化部１６に送られる（ステ
ップ２９）。正常に暗号文が解読されなかったと判別さ
れた場合には、解読エラーとして交信を停止する（ステ
ップ２８）。
【００４２】図５は、時刻が０：００付近である場合に
おける、送信側ファクシミリ装置の暗号化に用いられる
キーデータと、受信側ファクシミリ装置の解読に用いら
れるキーデータとの関係を示している。
おける、送信側ファクシミリ装置の暗号化に用いられる
キーデータと、受信側ファクシミリ装置の解読に用いら
れるキーデータとの関係を示している。
【００４３】図５（ａ）は、送信側ファクシミリ装置に
設定されている時刻に対して、暗号化に用いられるキー
データを示している。暗号化に用いられるキーデータ
は、０：００を境にして、日付Ａに対応するキーデータ
ＫＡから日付Ａの翌日の日付Ｂに対応するキーデータＫ
Ｂに切り替えられる。
設定されている時刻に対して、暗号化に用いられるキー
データを示している。暗号化に用いられるキーデータ
は、０：００を境にして、日付Ａに対応するキーデータ
ＫＡから日付Ａの翌日の日付Ｂに対応するキーデータＫ
Ｂに切り替えられる。
【００４４】図５（ｂ）は、受信側ファクシミリ装置に
設定されている時刻が、送信側ファクシミリ装置に設定
されている時刻に対して３０分遅れている場合を示して
いる。この場合、受信側ファクシミリ装置での受信時刻
が２３：３０から０：００の間の時刻であっても、送信
側ファクシミリ装置での送信時刻は０：００から０：３
０までの間の時刻であるので、暗号化に用いられるキー
データはＫＢである。
設定されている時刻が、送信側ファクシミリ装置に設定
されている時刻に対して３０分遅れている場合を示して
いる。この場合、受信側ファクシミリ装置での受信時刻
が２３：３０から０：００の間の時刻であっても、送信
側ファクシミリ装置での送信時刻は０：００から０：３
０までの間の時刻であるので、暗号化に用いられるキー
データはＫＢである。
【００４５】受信時刻が２３：３０から０：００の間の
時刻である場合には、受信側ファクシミリ装置では、キ
ーデータＫｎとＫ（ｎ＋１）とが作成される（図４のス
テップ１５、１６参照）。つまり、ＫＡ（＝Ｋｎ）とＫ
Ｂ（＝Ｋ（ｎ＋１））とが作成される。したがって、キ
ーデータＫＡを用いた解読結果が正常でないと判別さ
れ、ＫＢを用いた解読結果が正常であると判別され、Ｋ
Ｂを用いた解読結果が復号化部１６に送られる。
時刻である場合には、受信側ファクシミリ装置では、キ
ーデータＫｎとＫ（ｎ＋１）とが作成される（図４のス
テップ１５、１６参照）。つまり、ＫＡ（＝Ｋｎ）とＫ
Ｂ（＝Ｋ（ｎ＋１））とが作成される。したがって、キ
ーデータＫＡを用いた解読結果が正常でないと判別さ
れ、ＫＢを用いた解読結果が正常であると判別され、Ｋ
Ｂを用いた解読結果が復号化部１６に送られる。
【００４６】図５（ｃ）は、受信側ファクシミリ装置に
設定されている時刻が、送信側ファクシミリ装置に設定
されている時刻に対して３０分進んでいる場合を示して
いる。この場合、受信側ファクシミリ装置での受信時刻
が０：００から０：３０の間の時刻であっても、送信側
ファクシミリ装置での送信時刻は２３：３０から０：０
０までの間の時刻であるので、暗号化に用いられるキー
データはＫＡである。
設定されている時刻が、送信側ファクシミリ装置に設定
されている時刻に対して３０分進んでいる場合を示して
いる。この場合、受信側ファクシミリ装置での受信時刻
が０：００から０：３０の間の時刻であっても、送信側
ファクシミリ装置での送信時刻は２３：３０から０：０
０までの間の時刻であるので、暗号化に用いられるキー
データはＫＡである。
【００４７】受信時刻が０：００から０：３０の間の時
刻である場合には、受信側ファクシミリ装置では、キー
データＫｎとＫ（ｎ−１）とが作成される（図４のステ
ップ１５、２３参照）。つまり、ＫＢ（＝Ｋｎ）とＫＡ
（＝Ｋ（ｎ−１））とが作成される。したがって、キー
データＫＢを用いた解読結果が正常でないと判別され、
ＫＡを用いた解読結果が正常であると判別され、ＫＡを
用いた解読結果が復号化部１６に送られる。
刻である場合には、受信側ファクシミリ装置では、キー
データＫｎとＫ（ｎ−１）とが作成される（図４のステ
ップ１５、２３参照）。つまり、ＫＢ（＝Ｋｎ）とＫＡ
（＝Ｋ（ｎ−１））とが作成される。したがって、キー
データＫＢを用いた解読結果が正常でないと判別され、
ＫＡを用いた解読結果が正常であると判別され、ＫＡを
用いた解読結果が復号化部１６に送られる。
【００４８】このように、この実施例によれば、日単位
で、暗号化に用いられるキーデータが変更されるので、
第三者に暗号化規則が解読されにくくなる。また、暗号
化に用いられるキーデータが年月日に基づいて決定され
るので、受信側ファクシミリ装置においても暗号化に用
いられるキーデータを把握できるため、日単位で暗号化
に用いられるキーデータが変更されても、受信側ファク
シミリ装置での解読が可能である。さらに、送信側と受
信側のファクシミリ装置間に設定時刻の誤差があって
も、所定の許容誤差範囲内においては、受信側ファクシ
ミリ装置において正常な解読を行うことができる。
で、暗号化に用いられるキーデータが変更されるので、
第三者に暗号化規則が解読されにくくなる。また、暗号
化に用いられるキーデータが年月日に基づいて決定され
るので、受信側ファクシミリ装置においても暗号化に用
いられるキーデータを把握できるため、日単位で暗号化
に用いられるキーデータが変更されても、受信側ファク
シミリ装置での解読が可能である。さらに、送信側と受
信側のファクシミリ装置間に設定時刻の誤差があって
も、所定の許容誤差範囲内においては、受信側ファクシ
ミリ装置において正常な解読を行うことができる。
【００４９】時差がある地域間でのファクシミリ通信に
おいては、時差に基づいて、受信側ファクシミリ装置の
時刻を補正することにより、上記実施例と同様にして暗
号文を解読することができる。
おいては、時差に基づいて、受信側ファクシミリ装置の
時刻を補正することにより、上記実施例と同様にして暗
号文を解読することができる。
【００５０】キーデータとしては、月データを用い、月
毎にキーデータ変更することもできる。また、キーデー
タとして時刻データを用い、１時間毎にキーデータを変
更することもできる。つまり、キーデータとしては、年
データ、月データ、日データ、時刻データまたはそれら
の任意の組み合わせに基づいて作成することができる。
毎にキーデータ変更することもできる。また、キーデー
タとして時刻データを用い、１時間毎にキーデータを変
更することもできる。つまり、キーデータとしては、年
データ、月データ、日データ、時刻データまたはそれら
の任意の組み合わせに基づいて作成することができる。
【００５１】また、年データ、月データ、日データ、時
刻データまたはそれらの任意の組み合わせのデータを変
数とする所定の関数に基づいて、キーデータを作成する
ようにしてもよい。
刻データまたはそれらの任意の組み合わせのデータを変
数とする所定の関数に基づいて、キーデータを作成する
ようにしてもよい。
【００５２】
【発明の効果】この発明によれば、秘密暗号鍵暗号方式
に用いられる暗号鍵を容易に変更でき、暗号文が第三者
に解読されにくいファクシリ装置の暗号化装置および暗
号化方法が得られる。
に用いられる暗号鍵を容易に変更でき、暗号文が第三者
に解読されにくいファクシリ装置の暗号化装置および暗
号化方法が得られる。
【図１】ファクシミリ装置の概略構成を示す電気ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図２】制御部１による暗号化処理手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図３】制御部１による解読処理手順の一部分を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図４】制御部１による解読処理手順の他の部分を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図５】時刻が０：００付近である場合における、送信
側ファクシミリ装置の暗号化に用いられるキーデータ
と、受信側ファクシミリ装置の解読に用いられるキーデ
ータとの関係を示している。
側ファクシミリ装置の暗号化に用いられるキーデータ
と、受信側ファクシミリ装置の解読に用いられるキーデ
ータとの関係を示している。
１ 制御部 ２ 日時データ発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｌ 9/14
Claims (4)
- 【請求項１】 符号化信号を秘密鍵暗号方式によって暗
号化する暗号化手段、および上記暗号化手段による暗号
化に用いられる秘密鍵を、暦に関するデータに基づいて
所定期間ごとに変更する秘密鍵変更手段を備えているフ
ァクシミリ装置の暗号化装置。 - 【請求項２】 上記秘密鍵変更手段は、年月日に基づい
て上記秘密鍵を決定し、１日ごとに秘密鍵を変更するも
のである請求項１記載のファクシミリ装置の暗号化装
置。 - 【請求項３】 符号化信号を秘密鍵暗号方式によって暗
号化するファクシミリ装置の暗号化方法において、暗号
化に用いられる秘密鍵を、暦に関するデータに基づいて
所定期間ごとに変更することを特徴とするファクシミリ
装置の暗号化方法。 - 【請求項４】 上記秘密鍵が年月日に基づいて決定さ
れ、１日ごとに秘密鍵が変更される請求項３記載のファ
クシミリ装置の暗号化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5151520A JPH06339036A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | ファクシミリ装置の暗号化装置および暗号化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5151520A JPH06339036A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | ファクシミリ装置の暗号化装置および暗号化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06339036A true JPH06339036A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=15520317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5151520A Pending JPH06339036A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | ファクシミリ装置の暗号化装置および暗号化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06339036A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004107645A1 (fr) * | 2003-05-29 | 2004-12-09 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Procede de mise a jour d'une cle partagee |
| JP2006332902A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Ricoh Co Ltd | ファクシミリ装置、パーソナルコンピュータ、およびファクシミリ受信文書配信システム |
| JP2008215987A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Seiko Precision Inc | 腕時計 |
| GB2462163A (en) * | 2008-06-12 | 2010-02-03 | Redzebra Mobile Ltd | Digital Camera with automatic image and metadata encryption. |
| US8724135B2 (en) | 2011-09-15 | 2014-05-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Printing device and method of controlling the same |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04220030A (ja) * | 1990-12-19 | 1992-08-11 | Alpine Electron Inc | デ−タ通信方式 |
| JPH0541704A (ja) * | 1991-08-06 | 1993-02-19 | Fujitsu General Ltd | コードレス電話のスクランブル装置 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP5151520A patent/JPH06339036A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04220030A (ja) * | 1990-12-19 | 1992-08-11 | Alpine Electron Inc | デ−タ通信方式 |
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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