JPH07114259A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH07114259A
JPH07114259A JP5284505A JP28450593A JPH07114259A JP H07114259 A JPH07114259 A JP H07114259A JP 5284505 A JP5284505 A JP 5284505A JP 28450593 A JP28450593 A JP 28450593A JP H07114259 A JPH07114259 A JP H07114259A
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Omimasa Utaka
臣将 宇鷹
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俊雄 遠田
Haruyasu Watanabe
晴保 渡辺
Yukio Sasaki
幸雄 佐々木
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Mitsuru Sato
満 佐藤
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Takeshi Takahashi
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    • G03G2215/0607Developer solid type two-component
    • G03G2215/0609Developer solid type two-component magnetic brush

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1.5成分現像法を用いた現像装置に関し、
トナー濃度値の変動を最小とする。 【構成】 トナー供給室231と現像室230をトナー
供給路235で連結した現像装置において、現像室23
0の形状を現像ローラ24に沿った形状とする。又、現
像ローラ24の固定磁極を、トナー供給路235からず
れた位置に配置する。又は、磁性キャリアに高磁力の鉄
粉をコアにしたキャリアを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図23) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a)画像形成装置の説明(図2乃至図4) (b)現像器の説明(図5乃至図14) (c)磁性キャリアの説明(図15乃至図18) (d)ジャムリカバリー動作の説明(図19乃至図2
0) (e)他の実施例の説明(図21乃至図22) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性キャリアと磁性ト
ナーとの現像剤により現像する現像装置に関する。複写
機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置で
は、普通紙記録の要請から電子写真装置等の潜像形成型
装置が利用されている。
【0003】このような画像形成装置では、感光ドラム
に静電潜像を形成した後、この感光ドラムの静電潜像を
粉体現像剤で現像して可視像化する。更に、感光ドラム
の粉体現像像をシートに転写した後、そのシートを分離
し、そしてシートの粉体現像像を定着するものである。
【0004】この現像方法として、磁性キャリアと磁性
トナーを用いる、所謂1.5成分現像法が知られてい
る。この現像法では、トナー濃度制御機構が不要であ
り、簡易な構成で実現できる。しかし、トナー濃度を一
定に制御して、画像品質を一定にするための工夫が必要
となる。
【0005】
【従来の技術】図23は従来技術の説明図である。かか
る画像形成装置として、例えば、電子写真プリンタ装置
で説明する。図23(A)に示すように、感光ドラム9
0を前帯電器91で帯電した後、露光器92により画像
露光して、露光像に応じた静電潜像を形成する。この感
光ドラム90の静電潜像を現像するため、現像器93が
配置される。この現像器93は、内部の粉体現像剤(例
えば、1.5成分現像剤)を感光ドラム90に搬送し
て、感光ドラム90の静電潜像を現像する。
【0006】この感光ドラム90に形成された現像像
は、図示しない用紙カセットから繰り出される用紙に、
転写器94により転写される。そして、転写された用紙
は、定着器96に送られ、用紙上の現像像が定着され
る。一方、転写後の感光ドラム90上の残留トナーは、
散らしブラシ95により感光ドラム90上に散らされ
る。
【0007】この記録プロセスでは、感光ドラム90上
の転写残りトナ−を、散らし(均一化)ブラシ95によ
って分散し、この後、感光ドラム90上にトナ−が付着
した状態で、コロナ帯電器91で一様帯電する。そし
て、露光器92で画像露光を行った後、現像器93で現
像と同時に、転写残りトナ−の回収を行う。
【0008】1.5成分現像器93は、現像室931と
トナー供給室930とを有する。そして、トナー供給室
930には、磁性トナーのみを収容し、アジテータによ
りトナーを現像室931に供給する。現像室931は、
隔壁933により一定容量の部屋を構成している。そし
て、現像室931内には、一定量の磁性キャリアが投入
されている。
【0009】従って、図23(B)に示すように、トナ
ー供給室930からトナー供給口935より現像室93
1に足りない分のトナーを供給することにより、現像室
931のトナー濃度は一定となる。これにより、トナー
濃度制御機構は、必要ない。この現像室931の磁性キ
ャリアと磁性トナーとからなる現像剤は、現像室931
内に設けられた現像ローラ932上で磁気ブラシを形成
する。そして、現像ローラ932上の現像剤は、層厚規
制ブレード934により層厚の規制を受け、感光ドラム
90に搬送される。これにより、現像が行われる。
【0010】この種の従来の現像器は、特開平3−25
2684号公報に示されるように、現像室931の形状
は、図23(B)に示す如く、およそ角型であった。
又、現像ローラ932の磁極位置は、前記トナー供給口
935に対向して、磁極が配置されていた。更に、キャ
リアには、フェライトキャリアが用いられていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。 図23(B)に示すように、現像室931が角型であ
るため、角型室の隅に、磁性キャリアが溜まり易い。こ
の磁性キャリアは現像ローラ932上を移動する現像剤
に含まれないため、現像ローラ932上の現像剤のトナ
ー濃度制御値がずれてしまう。しかも、この滞留した磁
性キャリアの量は一定でないため、トナー濃度制御値自
体も変動する。これにより、現像品質が低下する。
【0012】又、磁極の中心において、一番磁気ブラ
シの穂の高さが高くなる。従来技術では、トナー供給口
935の位置に磁極を配置していたため、トナー供給口
935において、磁気ブラシの穂が高くなる。このた
め、磁気ブラシ中の磁気キャリアがトナー供給口935
から漏れ出し、現像室931内の磁性キャリアの量が減
り、トナー濃度制御値を変動させる原因となっていた。
【0013】同様に、トナー供給口935において、
磁気ブラシの穂が高くなるため、磁気ブラシによりトナ
ー供給口935を覆う形となり、トナーの供給に差し障
りがあった。このため、トナー濃度制御値が変動する原
因となっていた。
【0014】キャリア径が小さい程、トナー濃度制御
値のマージンが増加して、好都合である。しかし、従来
は、キャリアに比較的低磁力のフェライトキャリアを用
いていたため、キャリア径を小さくすると、現像動作に
よりキャリアが感光ドラム90に移動してしまう、所謂
キャリア上がりが発生する。このため、現像室931内
の磁性キャリアの量が減り、トナー濃度制御値を変動さ
せる原因となっていた。
【0015】従って、本発明は、トナー濃度制御値の変
動を防止するための現像装置を提供することを目的とす
る。
【0016】又、本発明は、キャリアの滞留を防止し
て、トナー濃度制御値の変動を防止するための現像装置
を提供することを目的とする。
【0017】更に、本発明は、キャリアの減少を防止し
て、トナー濃度制御値の変動を防止するための現像装置
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、磁性トナーを収容するトナ
ー収容室231と、磁性キャリアと磁性トナーからなる
現像剤を像担持体に搬送するため、複数の固定磁極部材
の周囲に回転するスリーブを設けてなる現像ローラ24
と、前記現像ローラ24の周囲に、前記現像ローラ24
の形状に沿った形状の隔壁230−3を有する現像室2
30と、前記トナー収容室231から前記磁性トナーを
前記現像室230に供給するためのトナー供給口235
とを有することを特徴とする。
【0019】本発明の請求項2は、請求項1において、
前記隔壁230−3の前記トナー供給口235の周辺部
分の前記現像ローラ24からの間隔を、前記隔壁230
−3の前記トナー供給口235の周辺部分以外の部分の
前記現像ローラ24からの間隔より大きくしたことを特
徴とする。
【0020】本発明の請求項3は、請求項1又は2にお
いて、前記隔壁230−3に、前記現像ローラ24の軸
方向への前記現像剤の移動をガイドするためのガイド部
230−4を設けたことを特徴とする。
【0021】本発明の請求項4は、請求項1又は2又は
3において、前記磁極の中心が前記トナー供給口235
からずれた位置に配置されたことを特徴とする。
【0022】本発明の請求項5は、請求項4において、
前記磁極部材240の前記トナー供給口235近傍の磁
極の磁力を強くしたことを特徴とする。
【0023】本発明の請求項6は、請求項1又は2又は
3又は4又は5において、前記磁性キャリアに、強飽和
磁化を有する鉄粉をコアにしたキャリアを用いたことを
特徴とする。
【0024】本発明の請求項7は、請求項1又は2又は
3又は4又は5又は6において、前記磁性キャリアに、
捩じり形状のキャリアを用いたことを特徴とする。
【0025】本発明の請求項8は、請求項1又は2又は
3又は4又は5又は6において、前記磁性キャリアに、
平板状キャリアを用いたことを特徴とする。
【0026】本発明の請求項9は、磁性トナーを収容す
るトナー収容室231と、前記トナー収容室231から
トナー供給口235を介して前記磁性トナーが供給され
る現像室230と、前記現像室230内の磁性キャリア
と磁性トナーからなる現像剤を像担持体に搬送するため
回転するスリーブ241と、前記スリーブ241内に設
けられ、複数の磁極を有し、且つ前記磁極の中心が前記
トナー供給口235からずれた位置に配置された固定磁
極部材240とを有することを特徴とする。
【0027】本発明の請求項10は、請求項9におい
て、前記磁極部材240の前記トナー供給口235近傍
の磁極の磁力を強くしたことを特徴とする。
【0028】本発明の請求項11は、請求項9又は10
において、前記磁性キャリアに、強飽和磁化を有する鉄
粉をコアにしたキャリアを用いたことを特徴とする。
【0029】本発明の請求項12は、請求項9又は10
又は11において、前記磁性キャリアに、捩じり形状の
キャリアを用いたことを特徴とする。
【0030】本発明の請求項13は、請求項9又は10
又は11において、前記磁性キャリアに、平板状キャリ
アを用いたことを特徴とする。
【0031】本発明の請求項14は、磁性トナーを収容
するトナー収容室231と、強飽和磁化を有する鉄粉を
コアにした磁性キャリアと磁性トナーからなる現像剤を
像担持体に搬送するため、複数の固定磁極部材の周囲に
回転するスリーブを設けてなる現像ローラ24と、前記
現像ローラ24が設けられた現像室230と、前記トナ
ー収容室231から前記磁性トナーを前記現像室230
に供給するためのトナー供給口235とを有することを
特徴とする。
【0032】本発明の請求項15は、請求項14におい
て、前記磁性キャリアに、捩じり形状のキャリアを用い
たことを特徴とする。
【0033】本発明の請求項16は、請求項14におい
て、前記磁性キャリアに、平板状キャリアを用いたこと
を特徴とする。
【0034】
【作用】本発明の請求項1では、現像ローラ24の形状
に沿った形状の隔壁230−2を有する現像室230を
設けたので、現像室230内でキャリアの滞留場所をな
くした。これにより、現像室230内でキャリアの滞留
がなくなる。このため、現像室230内に全てのキャリ
アとトナーが攪拌され、磁気ブラシを形成するため、ト
ナー濃度制御値が一定となる。これにより、画像品質が
向上する。
【0035】本発明の請求項2では、隔壁230−3の
前記トナー供給口235の周辺部分の現像ローラ24か
らの間隔を、隔壁230−3のトナー供給口235の周
辺部分以外の部分の現像ローラ24からの間隔より大き
くしたため、トナー供給口235から磁気ブラシが飛び
出て、キャリアがトナー供給室231に漏れることを防
止できる。これにより、トナー濃度制御値が一定となる
ため、画像品質が向上する。
【0036】本発明の請求項3では、隔壁230−3
に、現像ローラ24の軸方向への現像剤の移動をガイド
するためのガイド部材230−4を設けたので、現像剤
が、現像ローラの軸方向でも攪拌される。このため、軸
方向の濃度ムラを防止できる。本発明の請求項4及び9
では、磁極の中心を前記トナー供給口235からずれた
位置に配置させたため、トナー供給口235から磁気ブ
ラシが飛び出て、キャリアがトナー供給室231に漏れ
ることを防止できる。これにより、トナー濃度制御値が
一定となるため、画像品質が向上する。
【0037】本発明の請求項5及び10では、磁極部材
240のトナー供給口235近傍の磁極の磁力を強くし
たため、磁気ブラシの拘束力がトナー供給口235近傍
で強まるため、一層トナー供給口235から磁気ブラシ
が飛び出て、キャリアがトナー供給室231に漏れるこ
とを防止できる。
【0038】本発明の請求項6及び11及び14では、
磁性キャリアに、強飽和磁化を有する鉄粉をコアにした
キャリアを用いたので、現像ローラ24とキャリアの磁
気吸引力が増大する。これにより、トナー濃度マージン
を大きくするため、キャリアを小さくしても、キャリア
が像担持体20に吸引されることを防止できる。従っ
て、キャリアの減少を防止できる。
【0039】本発明の請求項7及び12及び15では、
磁性キャリアに、捩じり形状のキャリアを用いたので、
キャリアの表面積が大きくなる。これにより、クリーナ
ーレスプロセスにおいて、残留トナーの回収力を増大で
きる。
【0040】本発明の請求項8及び13及び16では、
磁性キャリアに、平板状キャリアを用いたので、キャリ
アの表面積が一層大きくなる。これにより、クリーナー
レスプロセスにおいて、残留トナーの回収力をより増大
できる。特性の異なる複数の導電ブラシを設けたため、
散らし機能と除電機能との機能分担ができる。
【0041】
【実施例】
(a)画像形成装置の説明 図2は本発明の一実施例構成図、図3は図2の装置の水
平設置状態図、図4は図2の装置の垂直設置状態図であ
る。図はクリーナーレスの電子写真プリンタを示してい
る。
【0042】図2中、20は感光ドラムであり、アルミ
ドラム上に機能分離型有機感光体を厚さ約26ミクロン
に塗布したものである。そして、その外径が24mm
で、反時計方向に周速度25mm/sで回転されるもの
である。21は前帯電器であり、スコロトロンで構成さ
れる非接触型帯電器である。この前帯電器21は、感光
ドラム20の表面を一様帯電して、感光ドラム20の表
面を−650Vに帯電する。
【0043】22は光学ユニットであり、一様帯電され
た感光ドラム20を画像露光して、静電潜像を形成する
ものである。この光学ユニット22は、LEDアレイと
セルフォックレンズとを組み合わせたLED光学系を用
いている。この光学ユニット22により、感光ドラム2
0を画像パターンに応じて、画像露光することによっ
て、感光ドラム20に−50〜−100Vの静電潜像が
形成する。
【0044】23は現像器であり、感光ドラム20の静
電潜像に磁性キャリアと磁性トナーからなる現像剤を供
給し、可視化するものであり、図5以下にて後述するも
のである。24は現像ローラであり、現像剤を感光ドラ
ム20に搬送するものである。25はトナーカートリッ
ジであり、磁性トナーが充填されており、交換可能に現
像器23に取り付けられる。このトナーカートリッジ2
5は、トナーエンプティ時に交換され、磁性トナーを現
像器23に補給するものである。
【0045】26は転写器であり、コロナ放電器で構成
されている。この転写器26は、感光ドラム20上のト
ナー像を静電的に用紙に転写するものである。そして、
コロナワイヤに電源で+5〜+10kVの電圧を印加す
ることにより、コロナ放電で電荷を発生させて、用紙裏
面を帯電させ、感光ドラム20上のトナー像を用紙に転
写するものである。電源は、一定電荷量を用紙に供給す
ることにより、環境による転写効率の低下を低減できる
定電流電源が望ましい。
【0046】27は定着器であり、用紙上のトナー像を
熱定着するものである。熱源であるハロゲンランプを内
部に備えたヒートローラと加圧ローラ(バックアップロ
ーラ)とから構成されている。そして、用紙を加熱する
ことにより、トナー像を用紙に定着するものである。
【0047】28は散らし(均一化)部材であり、導電
性部材で構成されている。この散らし部材28は、感光
ドラム20に接触して、感光ドラム20上の集中して残
留したトナーを分散して、現像器23での回収を容易と
する。
【0048】10は用紙カセットであり、用紙を収容
し、装置に着脱自在なものである。この用紙カセット1
0は、装置の下部に設けられ、図の左側である装置前面
から着脱できる。11はピックローラであり、用紙カセ
ット10の用紙をピックするものである。12はレジス
トローラであり、ピックされた用紙が突き当てられて、
用紙の先端を揃え、転写器26に搬送するものである。
13は排紙ローラであり、定着後の用紙をスタッカ14
に排出するものである。14はスタッカであり、装置の
上面に設けられ、排出された用紙をスタックするもので
ある。
【0049】15はプリント板であり、装置の制御回路
を搭載するものである。16は電源であり、装置の各部
に電力を供給するものである。17はI/Fコネクタで
あり、外部ケーブルに接続され、装置に挿入されて、プ
リント板15のコネクタと接続されるものである。18
はオプションボードであり、別の種類のエミュレータ回
路、フォントメモリ等を搭載するためのものである。
【0050】この実施例の動作を説明すると、スコロト
ロン帯電器21により、感光ドラム20の表面を、−6
50Vに一様帯電し、その後LED光学系22により画
像露光することにより、感光ドラム20には、背景部が
−650Vで、印字部が−50〜−100Vの静電潜像
が形成される。
【0051】現像器23の現像ローラ24のスリーブに
は、現像バイアス電圧(−300V)が印加されてい
る。このため、この静電潜像は、現像器23により、予
め磁性キャリアとの攪拌によりマイナス帯電された磁性
重合トナーによって現像され、トナー像となる。
【0052】一方、用紙は、用紙カセット10からピッ
クローラ11によりピックされ、レジストローラ12で
先端が揃えられ、転写器26方向に搬送される。そし
て、感光ドラム20のトナ−像は、転写器26によっ
て、静電力により用紙に転写される。この用紙のトナー
像は、定着器27により用紙上に定着され、U字形状の
搬送パスを通って、排紙ローラ13によりスタッカ14
に排出される。
【0053】転写後に、感光ドラム20上に残ったトナ
ーは、散らし部材28により散らされ、且つ残留電荷が
除去される。そして、感光ドラム20の残留トナーは、
スコロトロン帯電器21とLED光学系22を通り、現
像器23に到達し、次の現像プロセスと同時に現像ロー
ラ24に回収される。回収されたトナーは、現像器23
において、再使用される。
【0054】この実施例では、クリーナーレスプロセス
を使用している。即ち、現像剤のシートへの転写効率
は、100%でないため、感光ドラムに若干のトナー
(現像剤)が残留する。このため、この残留トナーを除
去する必要があるが、残留トナーを除去するクリーナー
が設けることは好ましくない。即ち、クリーナーによる
残留トナーの除去方法では、除去したトナーを貯蔵する
機構が必要となり、装置が大型化する。又、この除去さ
れたトナーは、印刷に寄与しないため、経済的でない。
更に、トナーの廃棄は、環境的に問題となる。
【0055】このクリーナーレスプロセスにおいては、
散らしブラシ28によるトナ−分散により、一部に集中
しているトナ−を分散する。これによって、単位面積当
たりのトナ−量を小さくして、現像器23による回収を
容易にする。更にコロナ帯電器21におけるイオンシャ
ワ−のフィルター効果を抑制し、帯電電位を均一にする
効果がある。又、画像露光工程における露光のフィルタ
−効果を抑制し、感光ドラム20に画像を適切に露光す
る効果がある。
【0056】この記録プロセスのポイントは、現像工程
と同時に、感光ドラム20上のトナ−を回収することで
ある。感光体20をマイナス帯電させ、トナ−もマイナ
ス帯電させたもので説明する。感光体20の表面電位
は、帯電器21により、−500〜−1000Vに設定
される。感光ドラム20の画像露光で電位が低下した露
光部は、0〜−数10Vに電位が低下し、静電潜像を形
成する。一方、現像時には、表面電位と潜像電位のほぼ
中間の現像バイアス電圧(例えば、−300V)を現像
器23の現像ロ−ラ24に印加する。
【0057】現像工程では、現像ロ−ラ24上に付着し
ているマイナス帯電トナ−が、現像バイアスと潜像電位
とで形成する電界によって、感光体20上の静電潜像に
付着してトナ−像を形成する。クリ−ナ−レスプロセス
では、この現像工程と同時に、散らしブラシ28による
均一化プロセスで感光ドラム20上に分散された転写残
りトナ−が、表面電位と現像バイアスとで形成する電界
によって、感光体20上より現像ロ−ラに回収される。
【0058】更に、1.5成分現像法では、磁気ブラシ
が感光ドラム20に接触するため、磁気ブラシの機械的
掃く力により、残留トナーの機械的付着力を低下させ
る。又、磁気ブラシのキャリアと残留トナー(磁性トナ
ー)の磁気的吸引力が発生する。これにより、より残留
トナーの回収が容易となる。
【0059】この装置は、クリーナーを有しない等の理
由により、極めて小型にでき、図2に示すものでは、装
置の長さが、用紙カセット10を含んで、350mmで
あり、幅は345mmであり、高さは130mmであ
る。従って、パーソナルユースのプリンタとして、机上
の設置が容易である。
【0060】又、図3に示すように、用紙カセット10
を設置面と水平とする水平設置ができる。この図におい
て、5は操作パネルであり、装置前面に設けられ、装置
の操作を指示するためのものである。又、30は用紙ガ
イドであり、スタッカ14の先端に設けられる。この用
紙ガイド30は、スタッカ14に排出される用紙の先端
を押さえ、且つ先端を揃える効果がある。この実施例で
は、装置前面から用紙カセット10の着脱が可能であ
り、且つ操作パネル5を操作できる。更に、排出用紙も
装置前面に排出される。
【0061】更に、図4に示すように、図2の装置のI
/Fコネクタ17側を設置面に設け、用紙カセット10
を設置面と垂直とする垂直設置で画像形成が可能であ
る。これにより設置面積をより小さくできる。この時、
スタッカ14に排出される用紙の倒れを押さえるための
用紙押さえ31を、スタッカ14に設けることにより、
垂直設置しても、用紙の倒れを防止できる。又、装置の
設置面側に、スタンド32を設けることにより、垂直設
置しても、装置を安定に設置できる。
【0062】更に、クリーナーレスプロセスをとって
も、前帯電器21と転写器26とを、非接触型の放電器
で構成したため、感光ドラム20上のトナーが、これら
ユニットに付着することがなく、安定に一様帯電と転写
を実行できる。
【0063】(b)現像器の説明 図5は図2の現像器の構成図、図6は図5の現像器の要
部断面図、図7は図2の現像器の垂直設置状態図、図8
はトナー供給動作説明図、図9は本発明の特性図であ
る。
【0064】図5において、現像ローラ24は、金属製
のスリーブ241と、その内部に設けた複数の磁極のマ
グネット240から構成される。この現像ローラ24
は、スリーブ241内部のマグネット240を固定し、
スリーブの回転によって、後述する磁性現像剤を搬送す
るものである。この現像ローラ24は、直径が16mm
であり、感光ドラム20の周速の3倍(75mm/s)
で回転する。
【0065】現像ローラ28の周囲には、現像室230
が形成されており、現像室230内には、磁性キャリア
と磁性トナーの混合物である1.5成分現像剤が充満し
ている。この現像室230は、上部の仕切部材230−
1と下部の底部230−2により形成され、一定の容積
である。
【0066】このため、現像室230に一定量の磁性キ
ャリアを入れると、この現像室230内の磁性トナーの
量も一定となる。このため、消費された磁性トナーをト
ナーホッパ231から供給すると、この現像室230の
現像剤量は一定であるため、トナー濃度は一定となり、
トナー濃度の制御を不要にできる。即ち、トナー濃度の
制御ポイントに相当するキャリア量を、現像室230に
充填することにより、自動的にトナー濃度は所定の範囲
に制御される。
【0067】又、この現像室230は、常に現像剤が、
現像ローラ24の周囲に満たされているため、装置を垂
直設置しても、現像室230内の現像剤が片寄り、現像
ローラ24に十分な現像剤を供給できなくなる事態を防
止できる。
【0068】現像剤40は、磁性キャリアに、平均粒径
40ミクロンのマグネタイトキャリアを用い、磁性トナ
ーに、平均粒径7ミクロンの重合法を用いて製造した磁
性トナーを用いている。この重合トナーは、粒径が揃
い、粒度分布がシャープであるため、転写工程におい
て、感光ドラム20のトナー像と用紙との密着性が均一
となる。このため、転写部での電界が均一となるため、
従来の粉砕法によるトナーより、転写効率を向上させる
ことができる。粉砕トナーでは、60〜90%であった
転写効率が、重合トナーでは、90%以上に改善され
る。
【0069】このトナーでは、トナー濃度は、5〜60
wt%が適当であるが、本実施例では、25wt%に設
定した。
【0070】234はドクターブレードであり、現像ロ
ーラ24が感光ドラム20に供給する現像剤量が、感光
ドラム20上の静電潜像に供給過剰にならないように、
反対に供給不足にならないように調整するものである。
調整は、ドクターブレード234のエッジと現像ローラ
24表面とのギャップで行い、通常ギャップは、0.1
〜1.0mm程度に調整される。
【0071】231はトナーホッパであり、磁性トナー
のみが充填されており、内部に供給ローラ232が備え
られている。この供給ローラ232の回転により、トナ
ーを現像室230に供給するものである。
【0072】この現像室230内に供給されたトナー
は、現像ローラ24のスリーブの現像剤搬送力、現像ロ
ーラ24の磁力及びドクターブレード234の現像剤規
制機能によって、現像室230内で攪拌され、キャリア
と摩擦することにより、所定極性及び帯電量に帯電す
る。本実施例では、マイナスに帯電するように、キャリ
アとトナーの帯電系列を調整している。
【0073】更に、ブレード234の上流側で、仕切部
材230−1により、現像ローラ24との間隔を、現像
ローラ24上に形成される磁気ブラシの穂高より小さく
する。ここでは、図6に示すように、間隔aを2.0m
mに設定してある。これにより、現像ローラ24上の磁
気ブラシが、仕切部材230−1により規制を受け、現
像ローラ24の回転により、磁気ブラシが力を受ける。
このため、現像室230内での現像剤の攪拌性が強ま
り、トナー濃度の高い範囲でも、安定したトナー帯電量
が得られる。
【0074】又、この仕切り部材230−1の壁面23
0−3は、現像ローラ24に沿った形状に形成されてい
る。即ち、壁面230−3は、基本的に前記間隔aで円
弧形状をなしている。このため、磁性キャリアの滞留場
所が存在しない。これにより、現像ローラ24の周囲
で、常時全ての磁性キャリアと磁性トナーとが攪拌さ
れ、搬送される。従って、トナー濃度制御値の変動を防
止できる。
【0075】更に、全ての磁性キャリアと磁性トナーと
が攪拌されるため、トナー濃度の高い範囲でも安定した
トナー帯電量が期待できる。しかも、水平設置しても、
垂直設置しても、帯電効果は変わることがない。
【0076】トナーホッパ231と現像室230との間
には、前記仕切部材230−1の先端と底部230−2
とで形成されるトナー供給路235が設けられている。
このトナー供給路235の幅bは、図6に示すように、
1.5mmである。このトナー供給路235によりトナ
ーホッパ231のトナーが、現像室230に供給され
る。
【0077】この現像室230を形成する底部230−
2は、前記トナー供給路235において、前記トナーホ
ッパ231に突き出した突き出し部230−3を備えて
いる。更に、この底部230−2は、感光ドラム20側
から上方に向かう斜め面を形成している。この突き出し
部230−3の先端と仕切り部材230−1の先端との
間隔cは、図6に示すように、1.0〜1.5mmに設
定されている。即ち、この分だけ傾斜している。
【0078】更に、仕切り部材230−1の壁面230
−3と現像ローラ24との間隔dは、4.5〜6.0m
mに設定されている。このように、トナー供給路235
の位置において、間隔dを他の位置の間隔aより大きく
したため、現像ローラ24に形成される磁気ブラシの先
端がトナー供給路235に飛び出すことを防止できる。
このため、現像室230の磁性キャリアが、トナー供給
路235からトナー供給室231に漏れることを防止で
きる。従って、現像室230の磁性キャリアの量の減少
を防止できる。このため、トナー濃度制御値を一定に維
持できる。同時に、磁気ブラシが、トナー供給路235
のトナー供給動作の支障にならない。
【0079】このトナーカートリッジ25とトナーホッ
パ231の両壁面の角度は、重力方向に対し、およそ4
5度に設定されていて、トナーの流動方向を45度とし
ている。これにより、後述するように、装置を垂直設置
しても、トナーの供給が円滑に行われるようにしてい
る。
【0080】次に、この現像器の動作を説明すると、図
5は図3で示した装置の水平設置時の現像器の状態を示
しており、トナーカートリッジ25とトナーホッパ23
1の壁面の角度を、重力方向に対し、凡そ45度として
いる。このため、トナーがトナーホッパ231の底部に
向かい流動して、供給ローラ232に円滑に供給され
る。
【0081】この水平設置においては、重力により、ト
ナーは、トナーホッパ231において、底方向の流動性
を有するため、供給ローラ232は、トナーホッパ23
1の底側のトナーを、掻き上げる。この時、図8(A)
に示すように、供給ローラ232で押し上げられたトナ
ーは、底部230−2の突き出し部230−3により、
いったん仕切り部材230−1に突き当たり、トナー供
給路235に入り込む。
【0082】これにより、トナー供給ローラ232の供
給分のトナーのみが、トナー供給路235に入り込むと
ともに、仕切り部材230−1の当該部分がバッファの
役目を果たし、トナー供給ローラ232による押し込み
力が、直接トナー供給路235へ影響しない。従って、
過剰なトナーの押し込みを防止でき、現像室230で足
りなくなったトナー量分だけトナー供給される。
【0083】この場合において、前記底部230−2
は、現像ローラ24の回転方向に対し、上方に傾いてい
るため、感光ドラム20を通過した後の現像ローラ24
の磁気ブラシ及びこれから外れたキャリアが、底部23
0−2を通って、トナー供給路235よりトナー供給室
231に漏れることがない。このため、現像室230の
スタータキャリアの減少を防止でき、安定な1.5成分
現像が可能となる。
【0084】一方、図7の図4で示した装置を垂直設置
時の現像器の状態においても、トナーカートリッジ25
とトナーホッパ231の壁面の角度を、重力方向に対
し、凡そ45度としているため、垂直に設置しても、ト
ナーを供給ローラ231に円滑に供給できる。
【0085】このトナーカートリッジ25とトナーホッ
パ231の壁面の角度は、トナーの自重による搬送を良
好に行うためには、重力方向に対し、安息角を考慮する
と、45度±10度程度が適当であり、好ましくは45
度±5度程度が良好な結果が得られる。
【0086】この時、図7に示すように、トナーは、仕
切り部材230−1のトナーホッパ231側に滞留し、
トナー供給路235から現像室230に落下し易くな
る。しかし、図8(B)で示すように、前記した底部2
30−2の突き出し部230−3により、トナーのトナ
ー供給路235の落下を規制するため、トナーの落下は
殆ど生じない。従って、トナーの供給は、トナー供給ロ
ーラ232の回転力によることになる。
【0087】即ち、図8(B)に示すように、供給ロー
ラ232で押されたトナーは、底部230−2の突き出
し部230−3により、いったん仕切り部材230−1
に突き当たり、トナー供給路235に入り込む。これに
より、トナー供給ローラ232の供給分のトナーのみ
が、トナー供給路235に入り込むとともに、仕切り部
材230−1の当該部分がバッファの役目を果たし、ト
ナー供給ローラ232による押し込み力が、直接トナー
供給力とならない。従って、過剰なトナーの押し込みを
防止でき、現像室230で足りなくなったトナー量分だ
けトナー供給される。
【0088】この事は、装置を水平設置しても、垂直設
置しても、現像室230へのトナー供給能力に変化がな
いことである。このため、装置を水平設置しても、垂直
設置しても、現像室230のトナー濃度は変化せず、画
像濃度の変化を防止できる。
【0089】又、垂直設置とすると、現像器23からの
現像剤の落下が生じるおそれがあるが、現像剤に磁性二
成分現像剤を使用しているため、現像ローラ24に現像
剤が、磁力により保持されるため、垂直に設置しても、
現像剤の落下は殆ど生じない。
【0090】特に、磁性キャリアと磁性トナーを使用す
ると、キャリアとトナーとの両方が、現像ローラ24の
マグネットローラに保持されるため、一層現像剤の落下
を防止でき、かかる垂直設置しても、安定な現像が可能
となる。
【0091】図9は、装置を横(水平)設置して、印刷
を行った後、装置を縦(垂直)設置して印刷を行った場
合の、トナー濃度Tcの変化を示す特性図である。
【0092】先ず、装置を水平設置して、現像器23の
現像室230に所定量のスタートキャリアを入れて、現
像器を動作させて、印刷を行った。この結果、現像室2
30にトナーホッパ231から徐々に、トナーが供給さ
れるため、印刷枚数の増加に従い、トナー濃度は増加
し、現像室230にキャリアとトナーが満杯となる時点
では、トナー濃度は30wt%となった。以降、印刷枚
数が増加しても、トナー濃度に変化はなかった。
【0093】次に、この状態で、装置を垂直設置に変化
させ、印刷を行った。この結果、トナー濃度は、水平設
置時と変化はなかった。特開平3−252686号公報
等による構成では、図の白丸に示すように、垂直設置す
ると、トナー濃度は高くなり、水平設置と垂直設置とで
は、トナー濃度が変化し、画像濃度が変化した。この事
は、本発明の前述のトナー供給の安定作用を裏付けるも
のである。これにより、装置を水平設置しても、垂直設
置しても、画像濃度に変化のない画像形成が可能とな
り、水平設置と垂直設置との両方が可能な画像形成装置
が実現できる。
【0094】図10は図5の現像器の正面図、図11は
本発明による磁極の配置図、図12は本発明の磁極配置
の他の例説明図、図13は現像器のシール機構の断面
図、図14は図13のシール機構の説明図である。
【0095】図10に示すように、現像器23の側面フ
レーム50、51の間に、現像ローラ24と、仕切り部
材230−1が設けられている。この仕切り部材230
−1の壁面230−3は、現像ローラ24の軸方向の両
端位置において、間隔が狭くなるような傾斜面230−
4を有する。この傾斜面230−4の各々の長さは、5
0mmである。
【0096】即ち、仕切り部材230−1の壁面230
−3は、現像ローラ24の軸方向において、中央部で
は、現像ローラ24との間隔を一定とし、端部では、端
より中央に向かい、現像ローラ24との間隔が大きくな
るようにしてある。
【0097】このようにすることにより、現像ローラ2
4と仕切り部材230−1との間の現像剤は、現像ロー
ラ24の端から中央への力を受ける。これにより、現像
剤は、軸方向の動きをするようになる。このため、軸方
向の濃度ムラを防止できる。
【0098】次に、スリーブ241内の磁極部材240
の配置について説明する。図11に示すように、規制ブ
レード234の位置から反時計方向に12度の角度の位
置に、N2磁極を設けている。又、規制ブレード234
の位置から反時計方向に72度の角度の位置に、S2磁
極を、136度の角度の位置に、N3磁極を設けてい
る。これらの6つの磁極S1〜S3、N1〜N3の相互
の角度は、約60度である。
【0099】このようにすると、磁極N3の位置は、前
述のトナー供給路235の位置からずれる。一般に、磁
極の中心位置での磁気ブラシの高さが最も高いため、磁
極N3の位置をずらすことにより、トナー供給路235
から磁気ブラシが飛び出すことを防止できる。これによ
り、トナー供給路235から磁性キャリアが漏れること
も防止できる。従って、トナー濃度制御値の変動を防止
できる。
【0100】更に、この磁極S2の磁力を、650Ga
uss以上に、磁極N3の磁力を、700Gauss以
上と、従来に比べ大きくしてある。これにより、磁気ブ
ラシの拘束力を強め、且つ現像ローラ24に沿った搬送
力を高めた。このため、一層、トナー供給路235から
磁性キャリアが漏れることも防止できる。
【0101】図12の例は、比較例である。規制ブレー
ド234の位置から反時計方向に7度の角度の位置に、
N2磁極を設けている。又、規制ブレード234の位置
から反時計方向に57度の角度の位置に、S2磁極を、
112度の角度の位置に、N3磁極を設けている。
【0102】この例では、磁極S2の磁力を、550G
aussに、磁極N3の磁力を、600Gaussとし
ている。磁極N3の位置が、殆どトナー供給路235の
位置のため、連続50枚の印刷でトナー濃度ムラが発生
した。この原因を調べるため、現像器23内の現像剤を
清掃して確認したところ、トナー濃度ムラの発生した現
像ローラ24の位置に相当するトナー供給路235に付
近に、キャリアが零れているのが確認された。
【0103】このように、磁極N3の位置を、トナー供
給路からずらすことにより、キャリアの漏れを防止でき
ることが確認できた。
【0104】次に、シール機構について説明する。図1
3に示すように、現像ローラ24の周囲に所定量の磁性
キャリアのみをまぶす。そして、その開口をシール52
で覆う。現像器23の開口の上下には、一対のガイド5
3、54が設けられている。このシール52は、一対の
ガイド53、54により支持され、図の手前方向に引き
抜きできる。
【0105】図14(A)に示すように、マイラ−、フ
ィルム等のシール52の両側には、スポンジの上に両面
テープを貼った貼り付け部分52−1、52−2が設け
られている。従って、図13の奥行き方向の前後の位置
で、シール52は、現像器23の開口に密着する。一
方、シール52は、図13の上下方向でガイド53、5
4により支持されているので、開口を密閉する。
【0106】このようにして、装置のセットして、梱包
する。これにより、現像剤は現像室230にないため、
トナーがこぼれるおそれがない。又、キャリアは、現像
ローラ24の磁力により強力に保持され、よほどの衝撃
がない限り、飛び散ることはない。現像器23の感光ド
ラム20に対向する開口が、最も広い開口のため、この
部分にシール52を施す。
【0107】残る開口面のトナー供給路235は、開口
面も小さく、且つ磁力設計上キャリアチェーンは寝てお
り、供給路から離れている。このため、万一キャリアが
飛び散ったとしても、供給路235を通じてトナー供給
室231に入る確率は極めて低い。又、もし微小量のキ
ャリアが入ったとしても、現像器23の外部に出ること
はない。又、トナー濃度制御性への影響も極めて小さい
ので、供給路235のシールは不要である。
【0108】1.5成分現像では、一般的にドラムギャ
ップが狭く(0.3mm〜0.4mm)、シール構造を
厳重にすると、感光ドラム20にシールが当たってしま
う。このため、現像器の装置装着状態での運送が難し
い。しかし、キャリアだけ充填するこの実施例では、ド
ラムギャップを考慮して、シール52も0.2mm以下
とした。又、図14(B)に示すように、シール52を
引き抜く際も、感光ドラム20に接触しないように、現
像器23の開口にガイド53、54を設けている。
【0109】従って、図14(B)に示すように、現像
器23を装置に装着した状態で運送しても、感光ドラム
に損傷を与えない。又、簡単なシールで梱包できる。更
に、梱包後は、ユーザーが、シール52を引き抜き、ト
ナーカートリッジ25を装着することにより、印字が可
能となる。
【0110】(c)磁性キャリアの説明 図15は本発明による残像とトナー濃度の関係図、図1
6は本発明によるキャリアの構成図、図17は本発明に
よる残留トナー回収動作の説明図、図18は図16のキ
ャリアによる回収量特性図である。
【0111】現像器23での磁気ブラシでの回収力を高
めるためには、限界トナー濃度以下のトナー濃度が、現
像ローラ24上で実現されなければならない。限界トナ
ー濃度以下であれば、磁気ブラシ上でトナーが付着する
余裕があるため、感光ドラム20上の残留トナーを充分
回収できる。クリーナーレスプロセスでは、トナー濃度
制御は、現像剤収容室(現像室)容量に対するキャリア
の量で決定され、安定した制御が実現できた下限値が、
20wt%〜25wt%であった。
【0112】このトナー濃度を限界トナー濃度とする
と、回収力が期待できるキャリア径は、35μmであ
る。即ち、図15に示すように、残像零の最大トナー濃
度は、50μmのキャリアより35μmキャリアの方
が、大きいため、35μmキャリアの方が好適である。
【0113】中心粒径を35μmとした場合の問題は、
粒度分布の小粒径部が感光ドラム20に引かれることで
ある。通常の2成分系では、この程度のキャリア径のキ
ャリアが感光ドラム20に付着しても、画像上問題がな
い。しかし、1.5成分プロセスでは、現像剤収容室
(現像室)容量に対するキャリアの量でトナー濃度値を
制御しているため、キャリアの引かれは、トナー濃度制
御値の変動(トナー濃度が高くなる)に繋がる。このた
め、限界トナー濃度を突破して、残像、かぶり等の画像
欠陥を生じる。
【0114】そこで、35μmキャリアでも、感光ドラ
ム20にキャリアが引かれないように、コア材に鉄粉を
使用する。鉄粉の飽和磁化は、約200emu/gと、
通常のマグネット/フェライトの強さである。このた
め、スリーブ241内のマグネット240の磁力によ
り、スリーブ241上に保持され、キャリアの引きを防
止できる。
【0115】次に、図17に示すように、1.5成分現
像では、キャリアのチェーンが、感光ドラム20の残留
トナーを転がしながら、磁気力及び静電力により吸引し
て、残留トナーを回収する。従って、より一層の回収力
を期待するには、キャリアの表面積の増加が有効であ
る。
【0116】そのため、図16(A)に示すように、キ
ャリアの形状を球形に近いものから、捩じられた形状
(スポンジ状という)41−1のものとした。これによ
り、同じキャリア径でも、実効的なトナー付着量が向上
し、高い回収力が得られる。更に、図16(B)に示す
ように、キャリアの形状を板状41−2にするとなお良
い。
【0117】図18はキャリア回収量を比較するための
特性図である。この図から明らかなように、球形の鉄粉
キャリアより、捩じられたスポンジ鉄粉41−1の方
が、回収量が多い。更に、これより板状鉄粉41−2の
方が、回収量が多い。
【0118】尚、高磁力の鉄粉キャリアは、トナー帯電
制御性が若干低いため、トナー帯電制御性を改善するに
は、トナー帯電制御性の優れた他のキャリアを混合して
使用すると良い。
【0119】又、図17に示す光導電層20−1の層厚
は、10μm〜30μmが好適である。即ち、転写後の
残留トナーは、静電気力で感光ドラム表面に付着してい
る。この力は、トナーが持つ電荷と、トナーの電荷によ
って感光体導電層に誘起された電荷(トナーの持つ電荷
と大きさが等しく、極性が逆のもの)とが引き合う力で
ある。
【0120】従って、感光層の厚さが薄くなる程、この
力は大きくなって、現像器で回収するのが難しくなり、
残像が発生し易くなる。特に層厚が、10μmより薄く
なると、残像の発生が起こり易い。又、層厚が、30μ
mを越えると、画像濃度が薄くなる。このため、光導電
層20−1の層厚は、10μm〜30μmが好適であ
る。
【0121】更に、スリーブ241は、感光ドラム20
の周速に対して2倍以上の速度で回転させると、トナー
の回収に良好である。即ち、現像器での感光ドラムに対
する現像剤の移動速度を速くすることにより、現像剤が
感光ドラム20上の残留トナーを擦るようになる。この
結果、トナーが転がりながら、感光ドラム上を動くた
め、感光体へ付着しようとする静電気力が弱くなって、
回収され易くなる。これはトナーが持つ電荷が、偏在し
ているため起こる。このように、スリーブ241は、感
光ドラム20の周速に対して2倍以上の速度で回転させ
ると、トナーの回収に良好である。
【0122】(d)ジャムリカバリー動作の説明 図19は本発明の一実施例ジャムリカバリー動作の説明
図、図20は図19のジャムリカバリーシーケンスの説
明図である。
【0123】図19(A)に示すように、仕切り部材2
30−1と現像器フレームとの間に、スプリング237
とカム238が設けられている。この状態が通常の印字
状態であり、現像ローラ24と仕切り部材230−1と
の間隔は、2mmである。一方、ジャム発生後のリカバ
リー動作時には、図19(B)に示すように、カム23
8を動作させ、ブレード234と別体の仕切り部材23
0−1をスプリング237の復旧力に抗して、下方に降
下させる。これにより、現像ローラ24と仕切り部材2
30−1との間隔は、1mmとなり、現像室231の容
量が小さくなる。これと同時に、トナー供給路235の
間隔bも、1.5mmから0.6mmに低下する。
【0124】このようにした理由は、次の通りである。
ジャム発生時には、印字プロセスの途中で装置がストッ
プするため、転写前の画像がそのまま感光ドラムに残
る。このため、現像器をかなりの時間回転させないと、
残留トナーを回収できない。又、この回収工程では、大
量の残留トナーが散らしブラシ28を通過するため、ブ
ラシへの負荷が増大するとともに、ブラシ間に大量のト
ナーが混入し、その寿命を低下させるおそれが有る。
【0125】クリーナーレスプロセスでは、この大量の
残留トナーを吸収する部分は、現像器23しかない。現
像器23での回収を高める最も効果的な方法は、トナー
濃度を下げて、磁気ブラシに付着するトナー量を増加さ
せることである。
【0126】このため、ジャムリカバリーシーケンス時
のみ仕切り部材230−1を降下させて、現像室231
の容量を小さくすると、キャリア量は変わらないため、
トナー制御値は下がる。同時に、トナー供給路235も
狭くなるため、トナー供給量も不足する。
【0127】これにより、磁気ブラシでの残トナー回収
力が増大する。通常、この状態にすると、数十枚程度で
トナー濃度ムラが発生するが、ジャムリカバリー時のみ
の短時間であり、問題ない。又、トナー供給路235を
狭くしたため、磁気ブラシが飛び出して、キャリアが漏
れることもない。
【0128】又、現像ローラ24のスリーブ241の回
転数を、通常の75mm/secから150mm/se
cに上げることにより、単位時間当たりの回収量を稼げ
るため、この方法も回収力向上に有効である。
【0129】図20に示すように、このジャムリカバリ
ーシーケンスは、感光ドラム20の5回転以上が望まし
い。この場合において、感光ドラム20の回転速度を通
常の3倍の75mm/secとすると、リカバリー時間
を短縮できる。そして、リカバリー終了後、通常の25
mm/secの回転速度に戻す。
【0130】更に、リカバリーシーケンス時に、大量の
トナーが散らしブラシ28を通過する時、トナーの混入
が発生する。又、前記回転速度の上昇に伴い、発熱し、
フィルミングの発生も考えられる。このため、散らしブ
ラシ28を退避させ、ジャムリカバリー時には、感光ド
ラム20に散らしブラシ28を接触させないようにして
おくと良い。
【0131】尚、ジャムリカバリーシーケンス終了後、
カム238を回転させ、図19(A)に示す状態に復帰
させる。このようにすると、ジャムリカバリー時間が通
常の半分以下で済む。
【0132】(e)他の実施例の説明 図21は本発明の他の実施例説明図、図22は本発明の
他の実施例構成図である。
【0133】図21(A)に示すように、角型の仕切り
部材230−1に、斜めに整流板236を設ける。これ
により、現像室230は、現像ローラの形状に近い形状
となり、図5に示す形状と同様の効果が得られる。
【0134】又、図21(B)に示すように、この整流
板236に斜めガイド236−1を設ける。これによ
り、現像剤を現像ローラ24の軸方向に移動できる。従
って、図10に示したガイドと同様の効果を奏する。
【0135】更に、整流板236の変形例として、図2
1(C)に示すように、整流板236に、回転する螺旋
部材(スプリング)236−3を設ける。これにより、
現像剤を現像ローラ24の軸方向に移動できる。従っ
て、図10に示したガイドと同様の効果を奏する。この
時、整流板236に更に、斜めガイド236−2を設け
ると、なお軸方向の攪拌能力を向上できる。
【0136】しかも、前記した仕切り部材230−1の
壁面230−3に、キャリアのコーティング材と同じ材
料でコーティングする。これにより、トナーは、壁面2
30−1との摩擦によっても、帯電するようになる。こ
のため、低帯電トナーの発生を抑えることができる。こ
の結果、トナーの飛散がなくなり、汚れの発生を防止で
きる。
【0137】図22は、図11で説明したキャリア漏れ
防止機構の変形例を示す。図22に示すように、トナー
供給路235に、逆流防止弁239を設ける。この逆流
防止弁239は、トナー供給室231からのトナーを現
像室230に流入させるが、現像室230のキャリアが
トナー供給室231に流入することを防止する。これに
より、トナー供給路235のつまりが発生せず、安定に
トナー供給が可能となる。
【0138】上述の実施例の他に、本発明は、次のよう
な変形が可能である。 画像露光部として、LED光学系を用いたが、レーザ
−光学系、液晶シャッタ光学系、EL(エレクトロ・ル
ミネッセンス)光学系等を用いても良い。
【0139】上述の実施例では、潜像形成機構を電子
写真機構で説明したが、トナ−像を転写する潜像形成機
構(例えば,静電記録機構等)にも使用でき、シ−トは
用紙に限らず、他の媒体を用いることができる。更に、
感光ドラムはドラム状に限らず、ベルト状であっても良
い。
【0140】画像形成装置をプリンタで説明したが、
複写機、ファクシミリ等他の画像形成装置であっても良
い。
【0141】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 1.5成分現像法において、現像室のキャリアが有効
に働くため、トナー濃度制御値の変動を防止できる。
【0143】これにより、安定で品質の高い画像が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】図2の装置の水平設置状態図である。
【図4】図2の装置の垂直設置状態図である。
【図5】図2の現像器の構成図である。
【図6】図5の現像器の要部断面図である。
【図7】図5の現像器の垂直設置状態図である。
【図8】本発明の現像器の動作説明図である。
【図9】本発明による特性図である。
【図10】図5の現像器の正面図である。
【図11】図5の現像器の磁極の配置図である。
【図12】図11の磁極配置の他の例説明図である。
【図13】図5の現像器のシール機構の構成図である。
【図14】図13のシール機構の説明図である。
【図15】図5の現像器における残像とトナー濃度の関
係図である。
【図16】図5の現像器のキャリアの構成図である。
【図17】図5の現像器の残留トナー回収動作の説明図
である。
【図18】図16のキャリアの回収量特性図である。
【図19】図5の現像器のジャムリカバリー動作の説明
図である。
【図20】図19のジャムリカバリーシーケンスの説明
図である。
【図21】本発明の他の実施例説明図である。
【図22】本発明の他の実施例構成図である。
【図23】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
20 感光ドラム(像担持体) 21 前帯電器(像形成部) 22 LED光学系(像形成部) 23 現像器 24 現像ローラ 26 転写器 40 現像剤 230 現像室 230−1 仕切り部材 230−3 壁面 231 トナー供給室 232 トナー供給部材 235 トナー供給路 240 磁極部材 241 スリーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/083 15/09 Z (72)発明者 遠田 俊雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 渡辺 晴保 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 佐々木 幸雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 古川 充人 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 佐藤 満 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 桑原 延雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 高橋 健史 東京都稲城市大字大丸1405番地 富士通ア イソテック株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性トナーを収容するトナー収容室(2
    31)と、 磁性キャリアと磁性トナーからなる現像剤を像担持体に
    搬送するため、複数の固定磁極部材の周囲に回転するス
    リーブを設けてなる現像ローラ(24)と、 前記現像ローラ(24)の周囲に、前記現像ローラ(2
    4)の形状に沿った形状の隔壁(230−3)を有する
    現像室(230)と、 前記トナー収容室(231)から前記磁性トナーを前記
    現像室(230)に供給するためのトナー供給口(23
    5)とを有することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記隔壁(230−3)の前記トナー供
    給口(235)の周辺部分の前記現像ローラ(24)か
    らの間隔を、前記隔壁(230−3)の前記トナー供給
    口(235)の周辺部分以外の部分の前記現像ローラ
    (24)からの間隔より大きくしたことを特徴とする請
    求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記隔壁(230−3)に、前記現像ロ
    ーラ(24)の軸方向への前記現像剤の移動をガイドす
    るためのガイド部(230−4)を設けたことを特徴と
    する請求項1又は2の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記磁極の中心が前記トナー供給口(2
    35)からずれた位置に配置されたことを特徴とする請
    求項1又は2又は3の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記磁極部材(240)の前記トナー供
    給口(235)近傍の磁極の磁力を強くしたことを特徴
    とする請求項4の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記磁性キャリアに、強飽和磁化を有す
    る鉄粉をコアにしたキャリアを用いたことを特徴とする
    請求項1又は2又は3又は4又は5の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記磁性キャリアに、捩じり形状のキャ
    リアを用いたことを特徴とする請求項1又は2又は3又
    は4又は5又は6の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記磁性キャリアに、平板状キャリアを
    用いたことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又
    は5又は6の現像装置。
  9. 【請求項9】 磁性トナーを収容するトナー収容室(2
    31)と、 前記トナー収容室(231)からトナー供給口(23
    5)を介して前記磁性トナーが供給される現像室(23
    0)と、 前記現像室(230)内の磁性キャリアと磁性トナーか
    らなる現像剤を像担持体に搬送するため回転するスリー
    ブ(241)と、 前記スリーブ(241)内に設けられ、複数の磁極を有
    し、且つ前記磁極の中心が前記トナー供給口(235)
    からずれた位置に配置された固定磁極部材(240)と
    を有することを特徴とする現像装置。
  10. 【請求項10】 前記磁極部材(240)の前記トナー
    供給口(235)近傍の磁極の磁力を強くしたことを特
    徴とする請求項9の現像装置。
  11. 【請求項11】 前記磁性キャリアに、強飽和磁化を有
    する鉄粉をコアにしたキャリアを用いたことを特徴とす
    る請求項9又は10の現像装置。
  12. 【請求項12】 前記磁性キャリアに、捩じり形状のキ
    ャリアを用いたことを特徴とする請求項9又は10又は
    11の現像装置。
  13. 【請求項13】 前記磁性キャリアに、平板状キャリア
    を用いたことを特徴とする請求項9又は10又は11の
    現像装置。
  14. 【請求項14】 磁性トナーを収容するトナー収容室
    (231)と、 強飽和磁化を有する鉄粉をコアにした磁性キャリアと磁
    性トナーからなる現像剤を像担持体に搬送するため、複
    数の固定磁極部材の周囲に回転するスリーブを設けてな
    る現像ローラ(24)と、 前記現像ローラ(24)が設けられた現像室(230)
    と、 前記トナー収容室(231)から前記磁性トナーを前記
    現像室(230)に供給するためのトナー供給口(23
    5)とを有することを特徴とする現像装置。
  15. 【請求項15】 前記磁性キャリアに、捩じり形状のキ
    ャリアを用いたことを特徴とする請求項14の現像装
    置。
  16. 【請求項16】 前記磁性キャリアに、平板状キャリア
    を用いたことを特徴とする請求項14の現像装置。
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