JPH0711408Y2 - ケース収納型電子装置 - Google Patents

ケース収納型電子装置

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JPH0711408Y2
JPH0711408Y2 JP1989001506U JP150689U JPH0711408Y2 JP H0711408 Y2 JPH0711408 Y2 JP H0711408Y2 JP 1989001506 U JP1989001506 U JP 1989001506U JP 150689 U JP150689 U JP 150689U JP H0711408 Y2 JPH0711408 Y2 JP H0711408Y2
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JP
Japan
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case
electronic components
electronic device
lead wire
lead wires
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JP1989001506U
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JPH0292667U (ja
Inventor
司朗 下村
秀雄 浅野
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、電子部品をケース内に配置し、樹脂で封止し
たケース収納型電子装置に関する。
〈従来の技術〉 従来から、高電圧・小電流仕様のケース収納型電子装置
(例えば、高圧整流装置)は、第2図に示すように、ハ
トメ等を用いた半田付けによって内装する電子部品どう
しの電気的接続を行うものがよく3知られている。
この図において、20は電子装置全体を示し、21,22は電
子部品、23はケース、24はハトメであり、その組み立て
工程は次のようである。つまり、ケース23に収納する前
に、電子部品21,22のリード線21a,22aをハトメ24を用い
て半田付けし電子部品21,22どうしを電気的に接続す
る。次に、接続した電子部品21,22をケース23内部に収
納配置するとともに電子部品21,22の所要のリード線を
ケース23に設けた入出力端子(図示せず)に接続する。
そして、ケース23内に樹脂25を注入して電子部品21,22
を封止する。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、上記構成のケース収納型電子装置20には、ハ
トメ24を用いて半田付けするので電子部品21,22間の接
続は確実になるが、作業が煩雑化し作業時間が増大する
という問題があった。つまり、ハトメ24にリード線21a,
22aを通して結合した上で、ハトメ24の部分を半田付け
して接続する、という二つの作業が必要であり大変手間
がかかっていた。さらに、電子部品21,22ををケース23
内に収納する際、ハトメ24がケース23内で遊動しないよ
うに一定の位置に固定する作業が必要であり、その点で
も手間がかかっていた。
また、接続にハトメ24を必要とし、その分、部品点数が
増えコストダウンが計りにくいという問題もあった。
また、電子部品21,22のリード線と入出力端子との接続
は、ケース23内で行うことになるので、高温の半田ごて
が周囲の電子部品やケース影響を及ぼさないよう配慮す
る必要があり、作業が面倒であった。
本考案は、上述の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、製造時間が短縮できるとともに、部品点数の削減が
できるケース収納型電子装置を提供することを目的とし
ている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案はこのような目的を達成するために、ケースの内
部に配置した複数の電子部品のリード線どうしを互いに
接続するとともに、当該電子部品を樹脂で封止したケー
ス収納型電子装置において、前記ケースに、その内方に
突出する支持柱を設けるともに、当該支持柱の頂部にリ
ード線接続用凹部を形成し、前記リード線接続用凹部
に、互いに接続すべき電子部品のリード線を挿入すると
ともに、当該リード線接続用凹部に、リード線どうしを
接続する導電性接着剤を配設したことに特徴がある。
〈作用〉 上記構成によれば、電子部品は、ケースの定位値に設け
られた凹部において、導電性接着剤により他の部品のリ
ード線に接続される。
したがって、ケース外での電子部品どうしの接続、リー
ド線どうしの接続部のケース内での位置決め固定、およ
びケース内での半田付け作業が不要となる。
また、リード線接続用凹部は、ケースの内方に突出する
支持柱の内端に設けられているので、導電性接着剤を用
いたリード線の接続固定作業が、ケース内壁より若干離
間した位置で行え、その分、狭いケース内での接続作業
をやりやすくしている。
〈実施例〉 以下、本考案を第1図に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
この図において符号1は電子装置、2,3は電子部品、4A,
4Bは入出力端子、5は樹脂のような絶縁部材からなるケ
ースである。
ケース5内部にはケース5と同じ絶縁部材からなる支持
柱6がケース5と一体的に立設されている。支持柱6の
頂部にはリード線接続用の凹部7が形成されている。
一方、ケース5の底部には入出力端子取り付け孔5a,5a
が形成され、この入出力端子取り付け孔5a,5aには棒状
の入出力端子4A,4Bが挿入固定されている。入出力端子4
A,4Bの内端は、支持柱6と同様にケース5内部に突出し
ていて、その先端にリード線固定用の凹部8A,8Bが形成
されている。
上記構造のケース5内にコンデンサや抵抗等の電子部品
2,3が挿入されている。そして、電子部品2,3のリード線
のうち、他の電子部品に接続すべきリード線2b,3bは支
持柱6の凹部7に、入出力端子4A,4Bに接続すべきリー
ド線2a,3aは、入出力端子4A,4Bの凹部8A,8Bに挿入され
ている。これら凹部7,8A,8Bには導電性接着剤9が注入
されており、注入された導電性接着剤9は硬化し、電子
部品2,3のリード線2a,2b,3a,3bをそれぞれの凹部7,8A,8
Bに固定する。そして、ケース5に樹脂10が注入され、
全体が封止される。
このように、電子部品2,3の各リード線2a,2b,3a,3bは、
それぞれの凹部7,8A,8Bに導電性接着剤9によって固定
される。そのため、電子部品2,3どうしの電気的接続さ
らには入出力端子4A,4Bとの接続は、導電性接着剤9に
よって行えるようになる。つまり、凹部7に注入された
導電性接着剤9を介して電子部品2と3のリード線どう
しが、また、凹部8A,8Bに注入された導電性接着剤9を
介して電子部品2,3と入出力端子4A,4Bとが電気的に接続
される。
このように、電子部品を凹部7,8A,8Bに挿入し導電性接
着剤9で固定するだけで、電子部品2,3の電気的接続が
できるので、ケース5外での電子部品2,3どうしの接
続、リード線どうしの接続部のケース内での位置決め固
定、およびケース5内での半田付け作業が不要となり、
製造作業は簡単になった。
また、従来から、ケース5内の湿気および残留溶剤を除
去するために、ケース5に樹脂を注入する前工程として
余熱乾燥工程が必要であった。そのため、導電性接着剤
9の硬化工程をこの余熱乾燥工程と兼用することができ
る。したがって、導電性接着剤9の硬化工程の時間的ロ
スはほとんどない。
また、導電性接着剤は高温硬化することで、電気抵抗の
非常に低い硬化物となり、全体の回路へ有利に働く利点
を有する。
なお、上記実施例においては、リード線固定用凹部は、
ケース5および入出力端子4A,4Bに設けたものの2種類
のものを用いたが、必ずしも、2種の凹部を設ける必要
はなく、全ての凹部をケース5に一体に設けられた支持
柱6の凹部7と同様に形成してもよく、あるいは、全て
の凹部を入出力端子4A,4Bの凹部8A,8Bと同様に、ケース
5とは別体の端子状のものに形成してもよい。
〈考案の効果〉 以上のように、本考案によれば、内装する電子部品のリ
ード線をケースに設けた凹部に挿入し、そこに、導電性
接着剤に注入してリード線を接続したので、ケース外で
の電子部品どうしの接続、リード線どうしの接続部のケ
ース内での位置決め固定、およびケース内での半田付け
作業が不要となった。したがって、製造作業が簡単にな
り製造時間の短縮が図れるようになった。
また、接続にハトメ等の別部品を必要としなくなったの
で、部品点数の削減が図れるようになり、コストの低減
が可能になった。
そのうえ、ケース内での半田付け作業が不要になったの
で、接続作業時に周囲の電子部品やケースに影響に対し
て半田ごて等による熱的影響を考慮する必要がなくなっ
た。
さらには、リード線接続用凹部を、ケースの内方に突出
する支持柱の内端に設けているので、導電性接着剤を用
いたリード線の接続固定作業をケース内壁より若干離間
した位置で行え、その分、狭いケース内での接続作業が
容易になり、さらに、製造作業の簡略化と、製造時間の
短縮化が図れるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図である。第2図は従
来例の断面図である。 1…ケース収納型電子装置 2,3…電子部品 2a,2b,3a,3b…リード線 4A,4B…入出力端子 5…ケース 7,8A,8B…凹部 9…導電性接着剤 10…樹脂

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースの内部に配置した複数の電子部品の
    リード線どうしを互いに接続するとともに、当該電子部
    品を樹脂で封止したケース収納型電子装置において、 前記ケースに、その内方に突出する支持柱を設けるとも
    に、当該支持柱の頂部にリード線接続用凹部を形成し、 前記リード線接続用凹部に、互いに接続すべき電子部品
    のリード線を挿入するとともに、当該リード線接続用凹
    部に、リード線どうしを接続する導電性接着剤を配設し
    たことを特徴とするケース収納型電子装置。
JP1989001506U 1989-01-10 1989-01-10 ケース収納型電子装置 Expired - Lifetime JPH0711408Y2 (ja)

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JP1989001506U JPH0711408Y2 (ja) 1989-01-10 1989-01-10 ケース収納型電子装置

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JP1989001506U JPH0711408Y2 (ja) 1989-01-10 1989-01-10 ケース収納型電子装置

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Publication Number Publication Date
JPH0292667U JPH0292667U (ja) 1990-07-23
JPH0711408Y2 true JPH0711408Y2 (ja) 1995-03-15

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ID=31201452

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JPH0438482Y2 (ja) * 1986-12-13 1992-09-09

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