JPH07113807B2 - 電子写真複写機用クリーニング・ブレード - Google Patents

電子写真複写機用クリーニング・ブレード

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JPH07113807B2 JP1106488A JP10648889A JPH07113807B2 JP H07113807 B2 JPH07113807 B2 JP H07113807B2 JP 1106488 A JP1106488 A JP 1106488A JP 10648889 A JP10648889 A JP 10648889A JP H07113807 B2 JPH07113807 B2 JP H07113807B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ポリウレタンからなり、反発弾性の温度に対
する変化率が小さい電子写真複写機用クリーニング・ブ
レードに関し、詳しくは、JIS A硬度65〜80であつて、
且つ、0〜60℃の温度域にて反発弾性が25〜70%の範囲
にある電子写真複写機用クリーニング・ブレードに関す
る。
従来の技術 普通紙を記録紙として用いる静電式電子写真複写機によ
れば、一般に、感光体の表面に放電により静電荷を与
え、その上に画像を露光して静電潜像を形成し、次に、
逆極性を帯びたトナーを静電潜像に付着させて現像し、
そのトナー像を記録紙に転写し、最後に、トナー像が転
写された記録紙を加熱し、トナーを記録紙上に定着させ
ることによつて複写を行なう。従つて、複数枚の記録紙
に順次複写を行なうためには、上記工程において、感光
体より記録紙にトナー像を転写した後、感光体の表面に
残留するトナーを除去する必要があり、その除去方式の
一つとして、ブレートを感光体表面に圧接し、感光体を
摺擦してクリーニングするブレード・クリーニング方式
が知られている。このブレード・クリーニング方式のた
めのブレードには、特に、耐摩耗性等の機械的強度がす
ぐれていることから、ポリウレタンからなる成形物が好
ましく用いられている。
従来、かかるポリウレタンは、一般に、市販のポリオー
ル、例えば、ポリエチレンアジペートエステルポリオー
ル、ポリエチレンブチレンアジペートエステルポリオー
ル、カプロラクトンエステルポリオール等のポリエステ
ルポリオールや、ポリオキシプロピレングリコール等の
ポリエーテルポリオールと、4,4′−ジフエニルメタン
ジイソシアネートのようなポリイソシアネートとの反応
によつて製造されている。
このような従来りクリーニング・ブレードは、反発弾性
の温度に対する変化率が大きく、通常、0〜60℃の温度
域で反発弾性は、10〜85%にわたつて変化する。例え
ば、ポリエチレンアジペートと4,4′−ジフエニルメタ
ンジイソシアネートとから得られるブレードは、低温特
性に劣り、他方、ポリカプロラクトンエステルポリオー
ルと4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネートとから
得られるブレードは、低温特性にはすぐれるものの、40
〜50℃の温度域において、反発弾性が75%以上となる。
通常、反発弾性が20%以下になれば、クリーニング性能
が大幅に低下し、他方、70%以上になれば、感光体表面
をブレードが圧接するとき、異音、所謂鳴きを生じる。
そこで、低温での反発弾性を向上させるために、例え
ば、ポリイソシアネート含量を低減し、2官能の低分子
量硬化剤を用いる方法も提案されているが、しかし、こ
の方法によれば、逆に高温での反発弾性が著しく高くな
り、ブレードが容易にへたりを生じる。他方、高温での
反発弾性を小さくするために、ポリイソシアネートの使
用量を増加し、3官能以上の多官能硬化剤を多量に用い
る方法も提案されている。この方法によれば、高温での
反発弾性をある程度は、小さくすることができるが、得
られるエラストマーのガラス転移点が著しく上昇し、低
温域にてエラストマーがガラス状となるため、低温での
クリーニング特性が著しく低下する。
このように、従来、低温域から高温域にわたつて、適正
な反発弾性を有するクリーニング・ブレードは知られて
いない。高温域での反発弾性を低下させるために、ポリ
カーボネートポリオールを用いることも提案されている
が、得られるエラストマーのガラス転移点を著しく上昇
させる。
そこで、クリーニング・ブレードにおけるかかる問題を
解決するために、例えば、特開昭62−145274号公報に
は、ポリオキシテトラメチレングリコールとポリカプロ
ラクトンエステルとの共重合により得られるポリオール
と、ポリイソシアネートとを反応させて得られるポリウ
レタンを材質として用いるクリーニング・ブレードが提
案されている。
発明が解決しようとする課題 本発明者らは、上記したような従来のポリウレタンから
なる電子写真複写機用クリーニング・ブレードにおける
問題を解決するために鋭意研究した結果、特に、ポリオ
ール成分として、低級アルキル基を置換基として有する
ラクトンの開環ポリエステルポリオールを用い、ポリイ
ソシアネート成分として、p−フエニレンジイソシアネ
ート及び/又は1,4−シクロヘキサンジイソシアネート
を用い、これらを反応させて得られるウレタンプレポリ
マーを硬化剤にて硬化させることによつて、硬度(JIS
A)が65〜80の範囲にあり、0〜60℃の温度域において
反発弾性が25〜70%の範囲にあり、しかも、ガラス転移
点が−10℃以下であるクリーニング・ブレードを得るこ
とができることを見出して、本発明に至つたものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明による電子写真複写機用クリーニング・ブレード
は、低級アルキル基を置換基として有するδ−バレロラ
クトン及びε−カプロラクトンから選ばれる低級アルキ
ル置換ラクトンの開環ポリエステルポリオールと、p−
フエニレンジイソシアネート及び/又は1,4−シクロヘ
キサンジイソシアネートを反応させて得られるウレタン
プレポリマーを硬化剤にて硬化させてなることを特徴と
する。
本発明において用いる低級アルキル基を置換基として有
するラクトンの開環ポリエステルポリオールとしては、
例えば、α−メチル−ε−カプロラクトン、β−メチル
−ε−カプロラクトン、ε−メチル−ε−カプロラクト
ン、α−メチル−δ−バレロラクトン、β−メチル−δ
−バレロラクトン等の開環ポリエステルポリオールを挙
げることができる。これらは単独にて、又は2種以上の
混合物として用いることができる。
ポリウレタンエラストマーの反発弾性は、ソフトセグメ
ント鎖のミクロブラウン運動の容易性と関係しており、
50〜60℃の高温域で反発弾性が増すのは、このような温
度域では、ソフトセグメント鎖のミクロブラウン運動に
加え、ハードセグメント鎖とソフトセグメント鎖の間の
水素結合や、ソフトセグメント鎖の間の弱い水素結合の
ような二次結合が切断されて、ソフトセグメント鎖の運
動性が増大するためである。そこで、本発明において
は、上記のようなソフトセグメント鎖の運動性を抑える
ために、立体障害を有する側鎖メチル基やエチル基等の
低級アルキル基を有するラクトンの開環ポリエステルポ
リオールをポリオール成分として用いるのである。
しかし、上記のようなポリオール成分に対して、4,4′
−ジフエニルメタンジイソシアネートやトリレンジイソ
シアネートのように屈曲した構造を有するポリイソシア
ネートをポリイソシアネート成分として用いるときは、
得られるポリウレタンエラストマーは、その硬度がクリ
ーニング・ブレードとしては十分でなく、また、高温に
おいて、尚、高い反発弾性を有する。そこで、硬度を高
めるために、ポリイソシアネートの使用量を増やせば、
得られるエラストマーのガラス転移点が著しく低く、20
℃付近にて反発弾性の低下を招く。
本発明によれば、ハードセグメントを構成するポリイソ
シアネート成分として、分子が直線状剛直であるp−フ
エニレンジイソシアネート/又は1,4−シクロヘキサン
ジイソシアネートを用いることによつて、ハードセグメ
ントの硬度を高めて、硬度65〜80を確保し、且つ、ハー
ドセグメントの凝集力を高めて、ソフトセグメント鎖の
分子運動を抑制し、かくして、ポリウレタンの反発弾性
の温度に対する変化率を小さくすることができる。更
に、本発明によれば、用いるポリイソシアネートが直線
剛直な構造を有するために、少量の使用にて、得られる
エラストマーは、硬度が高く、且つ、ソフトセグメント
鎖の多い構造を有し、エラストマーのガラス転移点を十
分に低温域に保つことができる。
ウレタンプレポリマーの調製は、常法によればよく、通
常、上記ポリオールとポリイソシアネートとを60〜100
℃の温度で反応させて、末端イソシアネート基を有する
プレポリマーを得る。
かかるプレポリマーの注型架橋も、常法によればよく、
液状プレポリマーに硬化剤及び必要に応じて触媒を加
え、型に注入し、100〜180℃の温度にて反応架橋させれ
ばよい。従つて、用いる硬化剤も従来より知られている
ものを適宜に用いることができ、例えば、1,4−ブタン
ジオール、エタンジオール、ネオペンチルグリコール、
ヒドロキノン−ビス(2−ヒドロキシエチル)エーテ
ル、3,3′ジクロロ−4,4′−ジアミノジフエニルメタ
ン、4,4′−ジアミノジフエニルメタン等の2官能性硬
化剤や、1,1,1−トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオ
ール、トリメチロールエタン、1,1,1−トリス(ヒドロ
キシエトキシメチル)プロパン、ジグリセリン、ペンタ
エリスリトール等の3価及びこれ以上の多価アルコー
ル、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン、ジイソプロパノールアミン等のアミノ多価アルコー
ル、及びこれら多官能性化合物にてアルキレンオキサイ
ド、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、又はこれらの混合物を開環重合させてなるアミノ多
価アルコールが用いられる。
本発明においては、硬化剤としては、好ましくは、2価
アルコールと3価アルコールとが併用される。但し、3
価アルコールは、過多に用いるときは、得られるエラス
トマーの低温における反発弾性を低くするので、通常、
2価アルコールと3価アルコールとの合計量に基づい
て、40モル%以下の範囲で用いられる。
これら硬化剤は、前記ウレタンプレポリマーに対して、
通常、イソシアネート基とポリオール及び硬化剤の水酸
基又はアミノ基の有する活性水素の当量数との比が1.00
〜1.50になるように配合される。
上記のような一次架橋の後、常法に従つて二次架橋し、
熟成した後、使用する電子写真複写機の規格に合わせて
裁断されて、クリーニング・ブレードとして供される。
発明の効果 本発明によれば、ポリオール成分として、低級アルキル
基を置換基として有するラクトンの開環ポリエステルポ
リオールを用いると共に、ポリイソシアネート成分とし
て、直線状剛直な分子構造を有するp−フエニレンジイ
ソシアネート及び/又は1,4−シクロヘキサンジイソシ
アネートを用い、これらを反応させて得られるウレタン
プレポリマーを硬化剤にて硬化させることによつて、硬
度が65〜80の範囲にあり、0〜60℃の温度域において反
発弾性が25〜70%の範囲にあり、しかも、ガラス転移点
が−10℃以下であつて、低温においても、クリーニング
性能にすぐれるクリーニング・ブレードを得ることがで
きる。
従つて、かかるクリーニング・ブレードは、広い温度域
で実用性を有し、他方、電子写真複写機に大型の冷却設
備を配設する必要がなく、電子写真複写機をコンパクト
にし、且つ、その製造費用を低減することができる。
実施例 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1 ポリメチルバレロラクトンポリオール(クラレ(株)製
クラポール2010、水酸基価56.4)100重量部をガラス製
フラスコに秤り取り、これを100℃に昇温させた後、こ
れにp−フエニレンジイソシアネート16重量部(水酸基
/イソシアネート基モル比0.5)をフレーク状のまま、
一度に投入し、溶解させつつ、反応させた。100℃で4
時間反応させて、ウレタンプレポリマーを得た。このウ
レタンプレポリマーにおけるイソシアネート含量は、常
法であるジブチルアミン法による測定の結果、3.63%で
あつた。
このようにして得られたプレポリマーを100℃で30分
間、減圧脱泡した後、これに1,4−ブタンジオールとト
リメチロールプロパンとの混合物(モル比85/15)を第
1表に示すように、3.5重量部を加え、2分間激しく攪
拌した後、遠心成形機に流し込み、150℃、60rpmにて1
時間架橋成形した。この後、型からエラストマーを取出
し、110℃で24時間、二次架橋させ、更に、室温で2週
間熟成し、所定寸法に裁断して、クリーニング・ブレー
ドを得た。
実施例2 実施例1において、硬化剤として、1,4−ブタジオール
とトリメチロールプロパンとの混合物(モル比72/28)
3.5重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ク
リーニング・ブレードを得た。
実施例3 実施例1において、硬化剤として、1,4−ブタンジオー
ルとトリメチロールプロパンとの混合物(モル比60/4
0)3.5重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、
クリーニング・ブレードを得た。
実施例4 実施例1と同じポリメチルバレロラクトンポリオール10
0重量部をガラス製フラスコに秤り取り、これを100℃に
昇温させた後、これにシクロヘキサンジイソシアネート
17重量部(水酸基/イソシアネート基モル比0.5)と、
触媒としてのジブチルスズジラウレート0.03重量部を加
え、100℃で4時間反応させて、ウレタンプレポリマー
を得た。このウレタンプレポリマーにおけるイソシアネ
ート含量は、3.51%であつた。
このようにして得られたプレポリマーを100℃で30分
間、減圧脱泡した後、これに1,4−ブタンジオールとト
リメチロールプロパンとの混合物(モル比85/15)3.5重
量部を加え、2分間激しく攪拌した後、実施例1と同様
にして、150℃で1時間遠心成形した。この後、得られ
たエラストマーを110℃で20時間、二次架橋させ、更
に、室温で2週間熟成し、所定寸法に裁断して、クリー
ニング・ブレードを得た。
実施例5 実施例4において、硬化剤として、1,4−ブタンジオー
ルとトリメチロールプロパンとの混合物(モル比60/4
0)3.5重量部を用いた以外は、実施例4と同様にして、
クリーニング・ブレードを得た。
比較例1 実施例1と同じポリメチルバレロラクトンポリオール10
0重量部をガラス製フラスコに秤り取り、これを70℃に
昇温させた。これに4,4′−ジフエニルメタンジイソシ
アネート45重量部(水酸基/イソシアネート基モル比0.
28)を加え、70℃で3時間反応させて、ウレタンプレポ
リマーを得た。このウレタンプレポリマーにおけるイソ
シアネート含量は、7.34%であつた。
このようにして得られたプレポリマーを100℃で30分
間、減圧脱泡した後、これに1,4−ブタンオールとトリ
メチロールプロパンとの混合物(モル比85/15)3.5重量
部を加え、2分間激しく攪拌した後、実施例1と同様に
して、150℃で1時間遠心成形した。この後、得られた
エラストマーを110℃で20時間、二次架橋させ、更に、
室温で2週間熟成し、所定寸法に裁断して、クリーニン
グ・ブレードを得た。
比較例2 ポリカプロラクトンポリオール(ダイセル(株)製プラ
クセル20N、水酸基価56.0)100重量部をガラス製フラス
コに秤り取り、これを100℃に昇温させた。これに4,4′
−ジフエニルメタンジイソシアネート16重量部(水酸基
/イソシアネート基モル比0.5)を加え、100℃で4時間
反応させて、ウレタンプレポリマーを得た。このウレタ
ンプレポリマーにおけるイソシアネート含量は、3.63%
であつた。
このようにして得られたプレポリマーを100℃で30分
間、減圧脱泡した後、これに1,4−ブタンジオールとト
リメチロールプロパンとの混合物(モル比85/15)3.5重
量部を加え、2分間激しく攪拌した後、実施例1と同様
にして、150℃で1時間遠心成形した。この後、得られ
たエラストマーを110℃で20時間、二次架橋させ、更
に、室温で2週間熟成し、所定寸法に裁断して、クリー
ニング・ブレードを得た。
比較例3 ポリエチレンアジペート(三洋化成工業(株)製サンエ
スター2620、水酸基価53.1)100重量部をガラス製フラ
スコに秤り取り、これを100℃に昇温させた後、これに
シクロヘキサンジイソシアネート17重量部(水酸基/イ
ソシアネート基モル比0.5)と、触媒としてのジブチル
スズジラウレート0.03重量部を加え、100℃で4時間反
応させて、ウレタンプレポリマーを得た。このウレタン
プレポリマーにおけるイソシアネート含量は、3.40%で
あつた。
このようにして得られたプレポリマーを100℃で30分
間、減圧脱泡した後、これに1,4−ブタンジオールとト
リメチロールプロパンとの混合物(モル比60/40)3.5重
量部を加え、2分間激しく攪拌した後、実施例1と同様
にして、150℃で1時間遠心成形した。この後、得られ
たエラストマーを110℃で20時間、二次架橋させ、更
に、室温で2週間熟成し、所定寸法に裁断して、クリー
ニング・ブレードを得た。
以上のようにして得られたそれぞれのクリーニング・ブ
レードの硬度、0〜60℃における反発弾性及びガラス転
移点を第1表に示す。
尚、反発弾性は、JIS K 6301に準じて測定した。また、
ガラス転移点は、5%伸張、10Hzの条件下に動的粘弾性
のtan δのピーク温度から求めた。
比較例1によるクリーニング・ブレードは、低温におけ
る反発弾性が低く、ガラス転移点も高い。比較例2及び
3によるブレードは、低温における反発弾性は向上して
いるものの、高温域のそれが著しく高い。
これらに対して、本発明によるブレードは、いずれも、
高温域での反発弾性を抑えつつ、低温域にて大きい反発
弾性を有しており、しかも、ガラス転移点も十分に低温
域にある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低級アルキルを置換基として有するδ−バ
    レロラクトン及びε−カプロラクトンから選ばれる低級
    アルキル置換ラクトンの開環ポリエステルポリオール
    と、p−フエニレンジイソシアネート及び/又は1,4−
    シクロヘキサンジイソシアネートを反応させて得られる
    ウレタンプレポリマーを硬化剤にて硬化させてなること
    を特徴とする電子写真複写機用クリーニング・ブレー
    ド。
  2. 【請求項2】低級アルキル基がメチル基又はエチル基で
    ある請求項1記載の電子写真複写機用クリーニング・ブ
    レード。
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