JPH07111835A - 樹木の支持施工方法 - Google Patents

樹木の支持施工方法

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JPH07111835A
JPH07111835A JP32546791A JP32546791A JPH07111835A JP H07111835 A JPH07111835 A JP H07111835A JP 32546791 A JP32546791 A JP 32546791A JP 32546791 A JP32546791 A JP 32546791A JP H07111835 A JPH07111835 A JP H07111835A
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JP
Japan
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tree
support
supporting
root
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP32546791A
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English (en)
Inventor
Yukio Kida
幸男 木田
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Toho Leo KK
Original Assignee
Toho Leo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 支持施工のための作業を簡易にするとともに
作業に必要な部材の部品点数を削減する。 【構成】 本発明の構成上の特徴は、樹木の根4を支持
体1に絡ませることによって、樹木を支持して施工する
ことであり、またより具体的な構成上の特徴は、予め地
面に形成された植穴内に根鉢3を収納し、且つ前記植穴
を土等により閉塞して前記根鉢3を地中に埋設すること
により植設される樹木の支持施工方法において、前記植
穴内に予め支持体1を設置し、該支持体1上に前記根鉢
3を載置して該根鉢3から生育して伸長する樹木の根4
を前記支持体1に絡ませることによって、樹木を支持し
て施工することにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹木の支持施工方法、さ
らに詳しくは、公園,舗道,その他博覧会場等で、人為
的に植設される樹木を支持し、或いは施工地の地盤が新
たな埋め立てやゴミの集積等のため軟弱である場合の地
盤、さらにはコンクリート等の人工地盤等において樹木
を支持しながら施工するための樹木の支持施工方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明に最も近似する先行技術と
して、本件出願人による特開昭63−87919 号公報所載の
樹木の支持施工方法がある。
【0003】すなわち、この支持施工方法は、第5図に
示すように、先ず、予め地面に形成された植穴2内に根
鉢3を収納し、樹木5の根元部6に根元用ワイヤー7を
巻装し、この根元用ワイヤー7に掛止された張設用ワイ
ヤー8を前記根鉢3に掛け回すとともに、植穴2の底壁
面9に打ち込まれたアンカー10に掛止し、さらに該ワイ
ヤー8に介在するウインチ11によって、該ワイヤー8に
張力を生ぜしめ、全体として樹木を支持固定する方法で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法は、張設用ワイヤー8を根鉢3に掛け回し、そ
のワイヤー8の一端側を根元用ワイヤー7に掛止すると
ともに、他端側を予め植穴2の底壁面9に打ち込まれた
アンカー10に掛止して樹木を支持する方法であるため、
全体としての支持施工のための作業が煩雑であり、とり
わけ張設用ワイヤー8を根鉢3に掛け回す作業は煩雑と
なっていた。
【0005】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、上記のようなワイヤーを根鉢に
掛け回す作業等を不要とし、全体としての支持施工のた
めの作業を簡易にするとともに作業に必要な部材の部品
点数を削減することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたもので、その課題を解決す
るための手段は、樹木の根4を支持体1に絡ませること
によって、樹木を支持して施工することにある。
【0007】また、より具体的な手段は、予め地面に形
成された植穴2内に根鉢3を収納し、且つ前記植穴2を
土等により閉塞して前記根鉢3を地中に埋設することに
より植設される樹木の支持施工方法において、前記植穴
2内に予め支持体1を設置し、該支持体1上に前記根鉢
3を載置して該根鉢3から生育して伸長する樹木の根4
を前記支持体1に絡ませることによって、樹木を支持し
て施工することにある。
【0008】
【作用】すなわち、樹木の根4が支持体1に絡ませられ
るために、樹木が支持体1に固定され、従って樹木は安
定した状態で固定されることとなり、ひいては樹木の支
持施工が安定した状態で行われることとなる。
【0009】従って、ワイヤー等の紐材を根鉢に掛け回
す作業等を行うことなく、樹木の支持施工を行うことが
可能となるのである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に従って
説明する。先ず、図1に示すような網状の支持体1を準
備する。この支持体1は、合成樹脂製のもので、全体に
肥料が塗着されている。
【0011】次に、このような支持体1を、図2に示す
ように植穴2内に設置する。
【0012】その後、図3に示すように、上記のように
設置された支持体1上に根鉢3を載置する。
【0013】このようにして、支持体1上に根鉢3を載
置した状態で、植穴2内に土を埋める。
【0014】この場合において、上記支持体1には肥料
が塗着されているため、その肥料が根鉢3に吸収されて
根鉢3から根4が生育し伸長して前記支持体1の網目に
入り込み、その支持体1に絡む状態となる。
【0015】従って、根鉢3は、その根鉢3から生育し
た根4の支持体1への絡みによって支持体1に一体化す
ることとなり、根鉢3が安定した状態で地中に固定され
ることとなる。
【0016】このようにして根鉢3を安定した状態で植
穴5内に固定することにより、樹木1が確実に支持さ
れ、公園,舗道,その他博覧会場等における樹木の支持
施工が安定した状態で、且つ確実になされうるのであ
る。
【0017】尚、上記実施例では、支持体1として合成
樹脂製のものを使用したが、支持体1の材質はこれに限
定されるものではなく、たとえば金属製等のものであっ
てもよく、その材質は問わない。
【0018】また、支持体1の形状として該実施例では
網状のものを使用したが、支持体1の形状もこれに限ら
ず、パイプ状の杆体を縦横に組み込んで構成したような
ものであってもよく、その形状は問わない。要は、根が
絡みうるように構成されたものであればよい。
【0019】さらに、上記実施例では、塗着することに
よって支持体1に肥料を具備させたが、肥料を具備させ
るための手段もこれに限らず、たとえば支持体1に含浸
することによって具備させてもよく、その具備させるた
めの手段は問わない。
【0020】尚、このような肥料を支持体1に具備させ
ることによって、上記実施例のように根鉢3からの根4
の生育,伸長を促進できるという好ましい効果が得られ
たが、このように肥料を支持体1に具備させることは本
発明に必須の条件ではない。
【0021】さらに、上記実施例では、一般の地盤に予
め形成された植穴2内に根鉢3を収納して樹木を支持施
工する場合について説明したが、上記のような一般の地
盤の他、人工地盤における樹木の支持施工に本発明を適
用することも可能である。
【0022】
【発明の効果】叙上のように、本発明は樹木の根を支持
体に絡ませることによって樹木を支持して施工する方法
であるため、その樹木の根の支持体への絡みによって樹
木が支持体に固定され、従って安定した状態で樹木の支
持施工が行われることとなる。
【0023】従って、従来のように、ワイヤー等の紐材
を根鉢に掛け回す作業を行う作業が不要となり、また作
業に必要な部材の部品点数を削減することが可能とな
り、よって全体としての支持施工のための作業が従来に
比べて著しく容易になるという顕著な効果がある。
【0024】また、このようなワイヤー等の紐材の掛け
回し作業が不要となる他、アンカーの打ち込み等の作業
も不要となるため、一般の自然地盤の他、たとえば施工
地の地盤が新たな埋め立てやゴミの集積等のため軟弱で
ある場合の地盤、さらにはコンクリート等の人工地盤等
においても樹木の支持施工が可能になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての支持体の平面図。
【図2】支持体を植穴内に設置した状態の斜視図。
【図3】植穴内に設置された支持体に根鉢を載置した状
態の斜視図。
【図4】根が支持体に絡んだ状態の概略側面図。
【図5】従来例を示し、(イ)は概略斜視図、(ロ)は
概略平面図。
【符号の説明】
1…支持体 2…植穴 3…根鉢 4…根

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹木の根4を支持体1に絡ませることに
    よって、樹木を支持して施工することを特徴とする樹木
    の支持施工方法。
  2. 【請求項2】 予め地面に形成された植穴2内に根鉢3
    を収納し、且つ前記植穴2を土等により閉塞して前記根
    鉢3を地中に埋設することにより植設される樹木の支持
    施工方法において、前記植穴2内に予め支持体1を設置
    し、該支持体1上に前記根鉢3を載置して該根鉢3から
    生育して伸長する樹木の根4を前記支持体1に絡ませる
    ことによって、樹木を支持して施工することを特徴とす
    る樹木の支持施工方法。
  3. 【請求項3】 前記支持体1が網状体からなる請求項1
    又は請求項2記載の樹木の支持施工方法。
  4. 【請求項4】 前記支持体1がパイプ状の杆体を縦横に
    組み合わせて構成されたものである請求項1又は請求項
    2記載の樹木の支持施工方法。
  5. 【請求項5】 前記支持体1には、肥料が具備されてな
    る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の樹木の支持
    施工方法。
JP32546791A 1991-12-10 1991-12-10 樹木の支持施工方法 Pending JPH07111835A (ja)

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