JPH0711182B2 - 移動足場装置 - Google Patents

移動足場装置

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JPH0711182B2
JPH0711182B2 JP61261601A JP26160186A JPH0711182B2 JP H0711182 B2 JPH0711182 B2 JP H0711182B2 JP 61261601 A JP61261601 A JP 61261601A JP 26160186 A JP26160186 A JP 26160186A JP H0711182 B2 JPH0711182 B2 JP H0711182B2
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JP
Japan
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scaffolding
extension
hanger
plate
scaffolding plate
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JP61261601A
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JPS63114758A (ja
Inventor
淳厚 本田
繁夫 中井
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米山工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
この発明は移動足場装置に関し、さらに詳しくは、橋
梁,高架道路の床裏面,大型建築物,例えば、体育館な
どの補修,塗装などで代表されるメンテナンス作業に使
用するハンガーレールの敷設,撤去作業に適した移動足
場装置に関する。
【従来の技術】
橋梁などで代表される構築物のメンテナンス作業には足
場が必要であって、陸上の比較的低い場所では高所作業
車などや、地上から組上げたパイプ製の足場を用いるこ
とで解決できるが、地上高が数十メートルにもなる橋梁
などでは、通常の足場装置では機能せず、橋梁に対して
取付けられた足場装置が必要になる。 このような必要性から地上のきわめて高い橋梁などのた
めに種々の移動形式の作業足場装置が提案されている。 しかし、高速道路の流入地点や、流出地点のように幅員
が変化する場所では梁材の幅員寸法も変化しているの
で、足場装置の移動が不可能になり、長い梁全部にわた
ってメンテナンス作業を行うことができない問題が残さ
れたままになっている。 このような問題点を解決するものとして特許第1222171
号(特公昭58−57564号公報)を先行技術として挙げる
ことができる。 この先行技術によれば、橋梁の長さ方向に沿って足場装
置を移動できて、連続したメンテンナス作業が可能であ
り、幅員変化にも応じられるようになっている。
【発明が解決しようとする課題】
上述のような移動足場装置は応じられる幅員変化に限界
があって、一般の橋梁作業に用いるには、使用対象が少
なく、幅員変化の小さい橋梁に対して使用できるにすぎ
ない。 また、橋脚に対して橋梁が斜交状態で支持されている場
合では、第8図に示されている図示格子線領域に対して
は実際の作業ができない場合が生じる。 さらにまた、ランプウェイのように橋梁に折曲げられた
ような状態の高さ方向の変化がある場合には足場装置の
移動を円滑に行うことができない。 とくに、足場装置を支持するハンガーレールを橋梁など
に取付けるには、作業進行方向の前方,言換えると、足
場板の敷設されていない領域において先ずハンガーレー
ルを敷設しなくてはならず、大へん危険である。
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、橋梁などの足がかりのない部分に
移動足場装置を支えるハンガーレールを敷設、あるい
は、その撤去作業に都合のよい移動足場装置を提供しよ
うとするもので、そのために、構築物に沿って取付けら
れるハンガーレールと、このハンガーレールに装備され
た可動吊持機と、この可動吊持機に対する水平面に沿っ
て回転できる第2吊持機と、この第2吊持機によって支
持されている梁材と、この梁材に両端部が係止されてい
る足場板とを備える移動足場装置において、前記足場板
のうち進行方向前端部のものは、その下段に、足場板の
下面作業進行方向に沿って取付けられたガイドレールに
沿って繰出し,格納自在の延長足場板を備え、この延長
足場板は、ガイドレールの前端部に延長足場板の繰出し
を規制するストッパをもち、延長足場板の繰出しにより
ハンガーレールの敷設,撤去作業に使用できるように構
成したことを特徴とするものである。
【実施例】
以下、この発明の実施例を、添付した第1図ないし第7
図によって説明する。先ず、第1図はこの発明の移動足
場装置を架設した橋梁の下から見た斜視図で、符号1は
道路を形成する床版、2は橋梁材をそれぞれ示し、橋梁
材2は上下両端に左右(幅)方向に張出したリブ2Aをも
っている。 そして、これらのリブ2Aに橋梁材2の長さ方向に沿って
移動足場装置の移動をガイドするハンガーレールが万力
12によって取付けられており、このハンガーレール11は
逆T型の断面形状をしたもので、下面には波形のラック
状歯11aが長さ方向に沿って固定されている。 このハンガーレール11には複数、例えば、3つの吊持機
20が移動自在に搭載される。この吊持機20は箱型のケー
シング21に前記ハンガーレール11上に載る車輪22がその
内側の空間に軸22aを介して取付けられており、車輪22
のもつフランジがハンガーレール11の側縁に沿ってい
る。この車輪22の下側の空間中には前記ラック状歯11a
に噛合うピニオン輪23が軸23aによりケーシング21に取
付けられており、このピニオン輪23はハンガーレール11
のラック状歯11aに噛合っていて、長さ方向の吊持機20
のうち少なくとも1つには、ピニオン輪23の軸23aに設
けた歯車24に対してケーシング21に設けたクランクハン
ドル25の軸25aの歯車が噛合い、これによりトルクを伝
達できるようになっている。 ケーシング21の側面にはラック状歯11aの幅方向に沿っ
て窓孔26が穿設されており、この窓孔26中にロックピン
27を挿入するとラック状歯11aに係止状態を保持できる
ようになっている。 このような吊持機20の下端部には、第2吊持機30がスラ
ストベアリング31を介して吊持アーム32により吊持され
ており、吊持アーム32が箱型をしたケーシング33を吊持
している。このケーシング33には、ピニオン輪34,挟持
ローラ35がその軸34a,35aが前記軸22a,23a,25aと直交す
る方向に沿って配置され、ピニオン輪34は後述する梁材
としてのトラス梁に設けたガイドレールのラック状歯に
噛合い、挟持ローラ35はそのガイドレールの下面に当っ
て第2吊持機30を構成している。 この第2吊持機30はそのピニオン輪34がトラス梁40の上
辺に形成したT型断面のガイドレール41のラック状歯42
に噛合い、ガイドレール41のウエフ41aに相当する部分
の下端から挟持ローラ35が当たり、ピニオン輪34との間
で挟持状態を保持している。 このトラス梁40の下辺材43は丸形パイプで形成されてい
て、この下辺材43に足場板50の端部が係止される。 前記ケーシング33の側面には窓孔36が穿けてあって、こ
の窓孔36にロックピン37を挿入するとラック状歯42を捉
えて係止状態を保持できるようになっている。 上述のような吊持機20,第2吊持機30は、橋梁材2の長
さ方向に沿って略等間隔に配置され、長さ方向に沿った
吊持機20間はタイロッド28で連結されていて、しかも、
橋梁材2の両側に配置された幅方向両側の第2吊持機3
0,30間にトラス梁40が支持される。このトラス梁40の長
さは吊持機20,20の幅方向間隔より長くなっていて、後
述する足場デッキにオーバーハング部を形成できるよう
になっている。 そして、トラス梁40間に足場板51が架設されるのであっ
て、両端に設けた略半円の係止フック52が下辺材43を捉
えるようになっていて、足場板51を敷つめることでフラ
ットな足場デッキ50が構成される。 このとき、左右幅方向の吊持機20,20の間隔よりトラス
梁40の全長は長くなっており、足場デッキ50は幅方向に
橋梁材2の幅より突出した部分、言換えると、幅方向に
オーバハング部Hが形成される。足場デッキの周囲に相
当する四隅と、長さ方向の中間部にはパイプ製の支柱53
が建てられ、橋梁材2の側面に対するメンテナンス作業
に適した2段足場デッキなどに利用する。 前記トラス梁40は継足しが可能な構成であって、第3図
に示すように両端面部には、端面板44が固定されてお
り、左右両端面部は対称形であって、一端の端面板44の
一側縁には切欠45が形成され、この切欠45と向い合って
固定ボルト46が植設されている。さらに、端面板44には
端側面から突出した受止板47が固定されており、この受
止板47にはボルト孔47aが穿けてあって、下辺材43の端
面にはパイプ状の継手48が突出し、他のトラス梁40の下
辺材43中に嵌入できるようになっている。 また、他端の端面板44には、その切欠45は対向する切欠
45と開口の向きが逆であって、受止板47と重なり合う受
止板49が固定され、ボルト孔47a,49aにボルトを通して
結合できるようになっている。 次に、この発明による移動足場装置の移動作業について
説明する。先ず、橋梁材2のリブ2Aに沿って適当な間隔
で万力12を介してハンガーレール11を吊持する。このと
き、ハンガーレール11,11の幅方向間隔は一定である必
要はなく、橋梁材2の形状に沿って配置される。このハ
ンガーレール11,11に吊持機20,第2吊持機30を介してト
ラス梁40が吊持され、トラス梁40間に足場板51が架設さ
れて足場デッキ50が構成される。 とくに、足場デッキ50を構成する足場板51群のうち、作
業進行方向の前端部の足場板51は上下2段になってい
る。即ち、足場板51の下側にチャンネル型のガイドレー
ル54がその長さ方向に沿って開口部を内側にして取付け
られており、このガイドレール54の作業進行方向の前端
部には、両者に架設された横架材55が位置している。 そして、ガイドレール54,54に両側縁が支持された延長
足場板56が配置され、この延長足場板56は足場板51の下
側に格納され、あるいは、必要に応じて引出し得るよう
になっている。延長足場板56の引出し方向の後端部には
ストッパ57が突設され、最大引出し時においても延長足
場板56がガイドレール54から外れることのないようにス
トッパ57が横架材55に当って延長足場板56とガイドレー
ル54の重合代を保持できるようになっている。 したがって、移動足場装置の作業進行方向の前方にハン
ガーレール11を敷設する際に、延長足場板56を引出し、
その部分に作業者が載って作業を行い、また、作業終了
に伴う撤去の際は、ハンガーレール11の取外し作業を行
う。 そして、足場デッキ50をハンガーレール11に沿って移動
させる場合には、左右の吊持機20のうち1つに設けたク
ランクハンドル25を回わすことで歯車24を介してピニオ
ン輪23が駆動され、ラック状歯23に噛合いながら吊持機
20が移動することで、タイロッド28で連結された吊持機
20は共に移動し、足場デッキ50が送られる。 この移動に当って、橋梁材2が平面視上曲線を描いてい
るとき、また、橋梁材2の幅員寸法が拡幅,縮幅してい
る場合には、左右幅方向の吊持機20、ならびに、第2吊
持機30の間隔は変化するが、ガイドレール41のラック状
歯42に沿って第2吊持機30が移動することでその変化を
吸収し、足場デッキ50は移動できる。 さらに、第6図に示した橋脚Pと、橋梁Bとが斜交交差
する場合には、曲線内側の吊持機20にロックを掛けて
(ロックピン27を窓孔26に挿入してラック状歯11aと係
合する)、曲線外側の吊持機20だけに移動送りを加え
る。足場デッキ50はその長さ方向と斜交する方向に移動
し、他の橋脚Pに接近させ得る。 図示実施例では、足場デッキ50の移動方向中間部で足場
板51が継ぎ足されているものを示したが、この実施例で
は、中折れ変化が可能となって、平坦部分から傾斜部分
への移動(または、その逆移動)に都合がよい。 なお、吊持機20の1つにクランクハンドルによる駆動機
構を設けたものを示したが、その1つはどの吊持機であ
ってもよい。 丸型の梁材にあっては、リブがないのでハンガーレール
はチエンにより吊持される。
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明の移動足場装
置は次のような効果を奏することができる。 (a).橋梁などの構築物の長さ方向に沿って移動でき
ると共に、足場デッキを構成する足場板のうち、作業進
行方向前端部に引出し,格納できる延長足場板を設けた
ので、足場装置の移動に伴うハンガーレールの敷設,撤
去作業に便利であり、かつ安全に作業することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の移動足場装置の全体斜視図、第2図
は第1図II部拡大断面図、第3図はトラス梁の一部拡大
斜面図、第4図は同概略正面図、第5図は足場デッキの
一部斜面図、第6図は足場板の一部破断斜面図、第7図
は作業態様の説明斜面図、第8図は従来の移動足場装置
による作業状態を示す説明図である。 11…ハンガーレール、11a……ラック状歯 20…吊持機、21…ケーシング、22…車輪、22a…軸、23
…ピニオン輪、25a…軸、24…歯車、25…クランクハン
ドル、28…ロックピン 30…第2吊持機、31…スラストベアリング、32…吊持ア
ーム、33…ケーシング、34…ピニオン輪、35…挟持ロー
ラ、34a,35a…軸 40…トラス梁、41…ガイドレール、42…ラック状歯、43
…下辺材 50…足場デッキ、51…足場板、52…係止フック、53…支
柱、54…ガイドレール、55…横架材、56…延長足場板、
57…ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構築物に沿って取付けられるハンガーレー
    ルと、このハンガーレールに装備された可動吊持機と、
    この可動吊持機に対する水平面に沿って回転できる第2
    吊持機と、この第2吊持機によって支持されている梁材
    と、この梁材に両端部が係止されている足場板とを備え
    る移動足場装置において、 前記足場板のうち進行方向前端部のものは、その下段
    に、足場板の下面作業進行方向に沿って取付けられたガ
    イドレールに沿って繰出し,格納自在の延長足場板を備
    え、この延長足場板は、ガイドレールの前端部に延長足
    場板の繰出しを規制するストッパをもち、延長足場板の
    繰出しによりハンガーレールの敷設,撤去作業に使用で
    きるように構成したことを特徴とする移動足場装置。
JP61261601A 1986-10-31 1986-10-31 移動足場装置 Expired - Lifetime JPH0711182B2 (ja)

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JPS63114758A JPS63114758A (ja) 1988-05-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5857564A (ja) * 1981-09-29 1983-04-05 Hitachi Ltd 過給機の軸封装置

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