JPH0711176B2 - 床材の構造 - Google Patents

床材の構造

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JPH0711176B2
JPH0711176B2 JP63015028A JP1502888A JPH0711176B2 JP H0711176 B2 JPH0711176 B2 JP H0711176B2 JP 63015028 A JP63015028 A JP 63015028A JP 1502888 A JP1502888 A JP 1502888A JP H0711176 B2 JPH0711176 B2 JP H0711176B2
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JP
Japan
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synthetic resin
elongated piece
filled
adhesive
elasticity
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JP63015028A
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JPH01190871A (ja
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嘉彦 山下
良成 高瀬
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数個の細長ピース板を横に突き合わせて接
合した床材の構造に関する。
[従来の技術] 従来から複数個の細長ピース板1を横に接合して構成し
た床材2が知られている。この従来例にあっては、第7
図に示すように、細長ピース板1に嵌合手段5である凹
部3乃至凸部4を設け、細長ピース板1同士を嵌合手段
5である凹部3と嵌合手段5である凸部4との嵌合で接
合するとともに、この嵌合に当たって接着剤20を介在さ
せて固着していた。そして下面にはクッション材15を積
層していた。
[発明が解決しようとする課題] このような従来例にあっては、細長ピース板1同士を凹
部3と凸部4との嵌合による接合と接着剤20による接合
とを併用して接合していたので、細長ピース板1同士は
剛結合となり、接合部分において曲がりにくく、このた
め細長ピース板1を複数枚接合して構成したものは全体
としてあたかも一枚の大面積の床板と同じ状態となり、
反りが生じた場合、一枚、一枚の細長ピース板1が個々
に独立して反るのではなく、一枚の大面積の床板が全体
として反るのと同じように全体が反ってしまい、結果的
に反りそのものは大きくなってしまって、反りが目立ち
やすくなる。
また、特開昭62−129462号公報には細長ピース板を突部
と凹部とで本実継ぎにより接合し、本実継ぎにより接合
部の裏面側に凹部を形成して、この凹部を含む全裏面に
吸音材を設けるものが開示してあるが、このものも上記
従来例と同様に、細長ピース板同士を突部と凹部とを本
実継ぎにより剛接合してあるので、床板は全体が一枚物
と同じ状態となり、反りが生じた場合、一枚、一枚の細
長ピース板1が個々に独立して反るのではなく、一枚の
大面積の床板が全体として反るのと同じように全体が反
ってしまい、結果的に反りそのものは大きくなってしま
う。
また、実願昭59−171474号(実開昭61−85608号)のマ
イクロフィルムにより、従来から細長ピース板を突部と
凹部とで嵌合し更に接着剤を介在させて接着するものに
おいて、突部と凹部との嵌合を緩やかに嵌合させるもの
が知られているが、突部と凹部とを緩やかに嵌合した部
分の裏側に接着剤を充填した場合、突部と凹部とが緩や
かに嵌合しているため、嵌合部分に隙間が生じており、
この隙間に上記接着剤が浸入してしまい、接着剤を充填
する前は緩やかであった凹凸嵌合部分は、接着剤の浸入
充填により結果的には剛体接合に近い状態になる。した
がって、このものにおいても、結局は、全体としてあた
かも一枚の大面積の床板と同じ状態となり、反りが生じ
た場合、一枚、一枚の細長ピース板1が個々に独立して
反るのではなく、一枚の大面積の床板が全体として反る
のと同じように全体が反ってしまい、結果的に反りその
ものは大きくなってしまうものであるという問題があっ
た。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであ
って、その目的とするところは細長ピース板の接合部分
において床材が曲がることができて、床板に反りが発生
しても全体が大きく反らず、また接合部分において曲が
る際弾性を有する合成樹脂が逃げることができてスムー
ズに曲がることができる床材の構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の床材の構造は、細長ピース板1の裏面の側端部
を段落して段溝部8を形成し、細長ピース板1の側端部
同士を突き合わせ、対向する段溝部8により形成される
凹溝部11の長手方向の端部に堰となる接着剤10′を充填
し、長手方向の両端部に堰となる接着剤10′を充填した
凹溝部11内に凹溝部11の裏面開口部側を残して弾性を有
する合成樹脂12を充填して細長ピース板1同士を接合し
て成るものであって、このような構成を採用すること
で、上記した本発明の目的を達成したものである。
[作用] しかして、本発明にあっては、対向する段溝部8により
形成される凹溝部11に弾性を有する合成樹脂12を充填し
て細長ピース板1同士を接合することで、床材2は細長
ピース板1同士の接合部分において弾性を有する合成樹
脂12により曲げやすくなるものであり、このため、反り
が生じた場合、各細長ピース板がそれぞれ単独で独立し
て反ることになり、この結果、反りの大きさは一枚の大
面積の床板が全体として反る場合に比べて、反りそのも
のの大きさは小さくなり、反りが目立たなくなる。しか
も凹溝部11に充填する弾性を有する合成樹脂12は凹溝部
11の裏面開口部側を残して充填してあるので、凹溝部11
の裏面開口部側には弾性を有する合成樹脂12が充填され
ていない空所13が存在し、弾性を有する合成樹脂12部分
を曲げた際にこの空所13に弾性を有する合成樹脂12が逃
げてスムーズに曲げることができるものであり、また、
凹溝部11の長手方向の端部に堰となる接着剤10′を充填
し、長手方向の両端部に堰となる接着剤10′を充填した
凹溝部11内に弾性を有する合成樹脂12が充填されること
になるので、弾性を有する合成樹脂12を凹溝部11内に充
填する際に弾性を有する合成樹脂が凹溝部11の長手方向
の端部から漏れないようになっている。
[実施例] 床材2は細長ピース板1を横に段状にずらして突き合わ
せて横長ピース板1同士を接合して床材2を構成したも
のである。ここで細長ピース板1は合板のような基板6
の上面に突板のような表面板7を積層して構成したもの
であり、基板6の長辺に沿って段溝部8が形成してあ
る。ここで複数個の細長ピース板1のうち外側に位置す
る細長ピース板1は基板6裏面の内側の長辺に沿って段
溝部8が設けてあり、基板6の外側の長辺及び両短辺に
沿ってそれぞれ凸部3乃至凹部4よりなる嵌合手段5が
設けてある。また細長ピース板1のうち内側に位置する
細長ピース板1は基板6裏面の両長辺に沿って段溝部8
が設けてあり、基板6の両短辺に沿ってそれぞれ凸部3
乃至凹部4よりなる嵌合手段5が設けてある。各横長ピ
ース板1の基板6の裏面側には段溝部8に直交する方向
に複数個の横溝部9が設けてある。そして、横長ピース
板1同士は長辺同士が接触するように横に並設するとと
もに平面視で段状となるようにずらして細長ピース板1
同士を接合するものである。ここで、細長ピース板1同
士を接合するに当たっては、細長ピース板1同士を上下
逆にした状態で細長ピース板1同士を横に段状にずらし
て突き合わせ、突き合わせ部分である段溝部8の端縁部
同士をホットメルト系のような接着剤10により細長ピー
ス板1を仮接着する。このようにして接着剤10で細長ピ
ース板1同士を接着することで対向する段溝部8により
凹溝部11が構成される。凹溝部11の長手方向の両端部に
はホットメルト系の接着剤10′を凹溝部11の堰として充
填する。そして凹溝部11に弾性を有するウレタンのよう
な弾性を有する合成樹脂12を注入してこの弾性を有する
合成樹脂12により隣り合う細長ピース板1同士を接着す
る。この場合、接着剤10により仮接着して段溝部8同士
の突き合わせ部分が接着剤10でふさがれているので細長
ピース板1同士の突き合わせ部分の表面側に弾性を有す
る合成樹脂12が漏れ出ないようになっている。また堰と
なっている接着剤10′の存在により凹溝部11の長手方向
の端部から弾性を有する合成樹脂12が漏れでないように
なっている。また凹溝部11には凹溝部11内の全部に弾性
を有する合成樹脂12を充填するのではなく、第5図のよ
うに弾性を有する合成樹脂12が充填されていない空所13
が残るように充填するものである。上記のような構成の
床材2は細長ピース板1のうち外側に位置する細長ピー
ス板1の長辺側の外側面及び短辺側の端面に凹部3乃至
凸部4の嵌合手段5を設けるとともに外側に位置する細
長ピース板1の長辺側の内側面に嵌合手段5を設けない
部分となっており、また床材2の細長ピース板1のうち
内側に位置する細長ピース板1の短辺側の端面に凹部3
乃至凸部4の嵌合手段5を設けるとともに内側に位置す
る細長ピース板1の長辺側の側面が嵌合手段5を設けな
い部分となっている。細長ピース板1を横に段状にずら
して接合した床材1の裏面にはクッション材15が積層し
てある。
そしてこのような構成の床材2は例えばコンクリートス
ラブのような床基材の上に直接貼って施工するものであ
り、長辺方向、短辺方向においてそれぞれ隣り合う床材
2同士は嵌合手段5を利用して嵌合接合するものであ
る。この場合、隣り合う床材2同士は長手方向又は短手
方向のいずれか一方の嵌合でよいため接合が容易にでき
るものであり、また第1図において寸法Aで示す部分で
ある嵌合手段5を設けない部分においてはこの寸法が短
いため(例えば100mm以下)嵌合手段5がなくとも段違
い等の影響がでないものである。
ところで、本発明にあっては弾性を有する合成樹脂12で
細長ピース板1同士を接合し、更に空所13を設けておく
ことで、細長ピース板1の接合部分が曲がりやすく床材
2の短手方向の反り防止の役目をするものであり、しか
もこの時空所13は曲げた時の弾性を有する合成樹脂12と
クッション材15の逃げ場所となるものである。
また添付図面の実施例のように横溝部9を設けておくと
床材2の長手方向の反りを防止することができるもので
ある。
上記実施例では接着剤10で仮止めする実施例を示してい
るが、接着剤10で仮り止めすることなく、第6図のよう
に凹溝部11に直接弾性を有する合成樹脂12を注入して充
填して細長ピース板1同士を接合するようにしてもよ
い。
また添付図面の実施例では、複数枚の細長ピース板1を
横に段状にずらして接合して床材2を構成した実施例を
示したが、段状にずらすことなく複数枚の横長ピース板
1を横に接合して床材2を構成してもよいものである。
また、上記実施例ではクッション材15を床材2の裏面に
積層した実施例を示したが、クッション材15を積層しな
い場合もあるものである。
[発明の効果] 本発明にあっては、叙述のように細長ピース板の裏面の
側端部を段落して段溝部を形成し、細長ピース板の側端
部同士を突き合わせ、対向する段溝部により形成される
凹溝部に弾性を有する合成樹脂を充填して細長ピース板
同士を接合してあるので、床材は細長ピース板同士の接
合部分において弾性を有する合成樹脂により曲げやすく
なるものであって、反りが生じた場合、各細長ピース板
がそれぞれ単独で独立して反ることになり、この結果、
反りの大きさは一枚の大面積の床板が全体として反る場
合に比べて、反りそのものの大きさは小さくなり、反り
が目立たなくなり、また不陸にも対応できるものであ
る。しかも凹溝部に凹溝部の裏面開口部側を残して弾性
を有する合成樹脂を充填するので、凹溝部の裏面開口部
側には弾性を有する合成樹脂が充填されていない空所が
存在し、弾性を有する合成樹脂部分を曲げた際にこの空
所に弾性を有する合成樹脂が逃げてスムーズに曲げるこ
とができるものであり、また、凹溝部の長手方向の端部
に堰となる接着剤を充填し、長手方向の両端部に堰とな
る接着剤を充填した凹溝部内に弾性を有する合成樹脂が
充填されることになるので、弾性を有する合成樹脂を凹
溝部内に充填する際に弾性を有する合成樹脂が凹溝部の
長手方向の端部から漏れず、合成樹脂を無駄なく使用で
き、また、凹溝部の長手方向の端部から合成樹脂が床材
の表面側に流れて床材の表面側を汚すことがないもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の平面図、第2図は同上の正面断面図、
第3図は同上のクッション材を積層する前の状態の裏面
図、第4図は同上の側面断面図、第5図は細長ピース板
同士の接合部分の拡大断面図、第6図は本発明の他の実
施例の細長ピース板同士の接合部分の拡大断面図、第7
図は従来例の細長ピース板同士の接合部分を示す断面図
であって、1は細長ピース板、2は床材、8は段溝部、
11は凹溝部、12は合成樹脂である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細長ピース板の裏面の側端部を段落して段
    溝部を形成し、細長ピース板の側端部同士を突き合わ
    せ、対向する段溝部により形成される凹溝部の長手方向
    の端部に堰となる接着剤を充填し、該長手方向の両端部
    に堰となる接着剤を充填した凹溝部内に凹溝部の裏面開
    口部側を残して弾性を有する合成樹脂を充填して細長ピ
    ース板同士を接合して成ることを特徴とする床材の構
    造。
JP63015028A 1988-01-26 1988-01-26 床材の構造 Expired - Lifetime JPH0711176B2 (ja)

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JPH01190871A JPH01190871A (ja) 1989-07-31
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JPH0331781Y2 (ja) * 1984-11-12 1991-07-05
JPS61130552A (ja) * 1984-11-29 1986-06-18 永大産業株式会社 接合面にホツトメルト樹脂を備えた化粧板

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