JPH0647076Y2 - 床材の構造 - Google Patents

床材の構造

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JPH0647076Y2
JPH0647076Y2 JP1988098983U JP9898388U JPH0647076Y2 JP H0647076 Y2 JPH0647076 Y2 JP H0647076Y2 JP 1988098983 U JP1988098983 U JP 1988098983U JP 9898388 U JP9898388 U JP 9898388U JP H0647076 Y2 JPH0647076 Y2 JP H0647076Y2
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JP
Japan
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piece
piece plate
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plates
plate
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JP1988098983U
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JPH0221240U (ja
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直樹 高橋
哲郎 森山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、複数個のピース板を突き合わせて接合した床
材の構造に関する。
[従来の技術] 近年、複数枚のピース板1を並べて接合した床材が提供
されており、ピース板1間の接合部で曲がりやすくする
ため、第10図に示すようにピース板1の裏面の側端部に
段落して段溝部2を形成し、細長ピース板1の側端部同
士を突き合わせ、対向する段溝部2により形成される凹
溝部3に弾性を有する樹脂4を充填してピース板1を接
合しており、裏面にクッション材5′を積層接着してい
る。
[考案が解決しようとする課題] このような従来例にあっては、弾性を有する樹脂4の接
合にてピース板1同士の接合部が容易に曲がるようにな
っているが、裏面に両面が平面のクッション材5′を積
層しているため床材全体のばね定数が高く、床衝撃音が
伝搬しやすいという問題があった。つまり、第1図矢印
イ方向に衝撃力が加わったときクッション材5′が曲が
るときの抵抗となるため矢印ロ方向に働く引っ張り応力
が大きく、床材全体のばね定数が高く、衝撃音の伝搬が
しやすいという問題があった。
本考案は上記の従来の問題点に鑑みて考案したものであ
って、その目的とするところは床材全体のばね定数を低
くして衝撃力を吸収しやすく、衝撃音の伝搬がしにくい
床材の構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案の床材の構造は、第1図
に示すようにピース板1の裏面の側端部を段落して段溝
部2を形成し、ピース板1の側端部同士を突き合わせ、
対向する段溝部2により形成される凹溝部3に弾性を有
する樹脂4を充填して接合し、両面を断面波状にした波
型ゴムクッション5をピース板1の裏面に複数枚のピー
ス板1に亘るように積層接着した。
[作用] 第2図の矢印イ方向に衝撃力が加わったとき、波型ゴム
クッション5が曲がりやすく、矢印ロ方向に働く引っ張
り力が小さくなり、床材全体のばね定数が低くなって衝
撃音が伝搬しにくくなる。
[実施例] 床材Aは第1図に示すようにピース板1の裏面の側端部
を段落して段溝部2を形成し、ピース板1の側端部同士
を突き合わせ、対向する段溝部2により形成される凹溝
部3にウレタンゴムのような弾性を有する樹脂4を充填
して接合し、両面を断面波状にした波型ゴムクッション
5をピース板1の裏面に複数枚のピース板1に亘るよう
に積層して形成されている。このように形成された床材
Aの周縁には接合用雌実6と接合用雄実7とを適宜設け
てある。
床材Aを形成するときピース板1を並べて接合する配置
には第4図(a)(b)(c)(d)に示すような例が
ある。つまり、第4図(a)に示すように細長いピース
板1をピース板1の長手方向と直交する方向に複数枚並
べて接合したものや、第4図(b)に示すように細長い
ピース板1をピース板1の長手方向及び短手方向に複数
枚並べて接合したものや、第4図(c)に示すように細
長いピース板1を長手方向に交互にずらせて短手方向に
並べて接合したものや、第4図(d)に示すように細長
いピース板1を長手方向及び短手方向に複数枚並べると
共にピース板1を長手方向に階段状にずらせて接合した
ものがある。
ピース板1は第5図に示すように裏面に複数本の切り溝
8を穿設して形成されている。このように切り溝8があ
ると、第5図(b)の矢印ハ方向に衝撃力がかかったと
き切り溝8が矢印ニ方向に広がって衝撃が吸収される。
ピース板1同士はピース板1の裏面の側端部を段落して
段溝部2を形成し、ピース板1の側端部同士を突き合わ
せ、対向する段溝部2により形成される凹溝部3にウレ
タンゴムのような弾性を有する樹脂4を充填して接合し
てある。このように弾性を有する樹脂4にて接合してあ
ると、第6図(b)に示す矢印ホ方向に衝撃力が加わっ
たとき曲がりやすく、衝撃を吸収できる。
また両面を断面波状にして波型ゴムクッション5をピー
ス板1の裏面に積層接着して、波型ゴムクッション5を
曲がり易くしてある。つまり、仮りにゴムクッションの
両面が平面であると、このような平面型ゴムクッション
はピース板に積層接着された場合にあっては曲がり難く
なり、平面型ゴムクッションにかかる引張応力が大きく
なり、これに伴い床全体のバネ定数が高くなって衝撃音
の伝搬がしやすくなるが、本考案のように、両面の断面
形状を波型とした波型ゴムクッション5を用いることに
よって、第2図に示すように、ピース板1に接着された
波型ゴムクッション5に衝撃力が矢印イ方向に加わった
ときでも、その両面が波型となっているために波型ゴム
クッション5は曲がり易くなり、これに伴い波型ゴムク
ッション5に対して矢印ロ方向に働く引張応力が小さく
なる。従って、床全体のバネ定数が低下し、衝撃力の吸
収効果が高められ、床材全体のばね定数を低下して床衝
撃音の伝搬を大幅に低減できるようになる。このように
波型ゴムクッション5を用いたことと、弾性を有する樹
脂4で接合したことと、ピース板1に切り溝8を設けた
こととにより床材A全体のばね定数を低くして衝撃を伝
搬しにくいようにできる。
次に第4図(d)に示すようにピース板1を接合して床
材Aを形成した場合の具体例を第7図(a)(b)
(c)(d)により説明する。細長いピース板1をピー
ス板1の長手方向に段状にずらして突き合わせてピース
板1同士を接合してある。ここでピース板1は合板のよ
うな基板10の上面に突板のような表面板11を積層して構
成したものであり、基板10の長辺に沿って段溝部2が形
成してある。ここで複数個のピース板1のうち外側に位
置するピース板1は基板10裏面の内側の長辺に沿って段
溝部2が設けてあり、基板10の外側の長辺及び両短辺に
沿ってそれぞれ接合用雌実6と接合用雄実7を設けてあ
る。またピース板1のうち内側に位置するピース板1は
基板10裏面の両長辺に沿って段溝部2が設けてあり、基
板8の両短辺に沿ってそれぞれ接合用雌実6と接合用雄
実7とを設けてある。ピース板1の基板10の裏面側には
段溝部2に直交する方向に複数個の切り溝8を設けてあ
る。そして、ピース板1同士は長辺同士が接触するよう
に横に並設するとともに平面視で段状となるようにずら
してピース板1同士を接合するものである。ここで、ピ
ース板1同士を接合するに当たっては、ピース板1同士
を上下逆にした状態でピース板1同士を横に段状にずら
して突き合わせ、突き合わせ部分である段溝部2の端縁
部同士をホットメルト系のような接着剤12により仮接着
する。このようにして接着剤12でピース板1同士を仮接
着することで対向する段溝部2により凹溝部3が構成さ
れる。凹溝部3の長手方向の両端部にはホットメルト系
の接着剤12′を凹溝部3の堰として充填する。そして凹
溝部3に弾性を有するウレタンゴムのような弾性を有す
る樹脂4を注入してこの弾性を有する樹脂4により隣合
うピース板1同士を接着する。この場合、接着剤12によ
り仮接着して段溝部2同士の突き合わせ部分が接着剤12
でふさがれているのでピース板1同士の突き合わせ部分
の表面側に弾性を有する樹脂4が漏れ出ないようになっ
ている。また堰となっている接着剤12′の存在により凹
溝部3の長手方向の端部から弾性を有する合成樹脂4が
漏れでないようになっている。また凹溝部3には凹溝部
3内の全部に弾性を有する樹脂4を充填するのではな
く、弾性を有する樹脂4が充填されていない空所13が残
るように充填するものである。そしてこのように接合し
たピース板1の裏面には両面が断面波状になった波型ゴ
ムクッション5が積層して接着される。
次に第8図に示す実施例について述べる。ピース板1は
表面板11と基板10とで構成され。ピース板1の基板10裏
面に設けた切り溝8の下端に樹脂の接着剤16を装填して
切り溝8の開口が広がりにくいようにしてある。このと
き切り溝16に接着剤16を入れ込むと共に波型ゴムクッシ
ョン5を積層して接着する。このように切り溝8を接着
剤16で接着してあると、沈みを抑えることができる。つ
まり、切り溝8が接着剤16で接着していないと、第9図
(b)に示す矢印のように荷重がかかったとき、切り溝
8が開いて表面が大きく沈むが、接着剤16で接着してあ
ると、切り溝8の開口が広がらなく、表面の沈みを抑え
ることができる。また取り扱いにおいても上記と同理由
にて割れが防止できる。また接着剤16を入れ込むと共に
波型ゴムクッション5を接着すると波型ゴムクッション
5の接着も兼ねることができて製造も容易になる。さら
に接着剤16で接合しても切り溝8の下端だけなので防音
効果の低下は少なく床材の強度アップができ、しかも反
りも少なくできる。
次に第8図に示す実施例のものの具体例を説明する。
(a)表面板 0.3〜3.0mmの厚さの天然突板+1.3〜4.0
mm厚さの合板 (b)基板 2.7〜15.0mmの厚さの合板 (c)切り溝 方向 長手方向及び幅方向 深さ 基板の厚さ〜基板の厚さより2.0mm浅い 幅 1.0〜3.0mm ピッチ 15〜120mm (d)クッション材 0.5〜10.0mm厚さの天然ゴム、ウ
レタンゴム等 (e)接着材 ウレタン、シリコン、EVA等にて溝開口
面より深さ0.5〜2.0mm入れ込む。
(f)床材形状 ピース板を段階状に第4図(d)に示
すように段階状にずらせて接合した。
このようにして重量物に対しても沈みの少ない床材を得
ることができた。
[考案の効果] 本考案は叙述のようにピース板の裏面の側端部を段落し
て段溝部を形成し、ピース板の側端部同士を突き合わ
せ、対向する段溝部により形成される凹溝部に弾性を有
する樹脂を充填して接合しているので、弾性を有する樹
脂の接合にてピース板間の屈曲性がよく、しかも両面を
断面波状にした波型ゴムクッションをピース板の裏面に
複数枚のピース板に亘るように積層接着しているので、
クッション材を設けても荷重に対しての引っ張り応力が
小さくなり、床材全体のばね定数が低下して床衝撃音の
伝搬を低減できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概略断面図、第2図は同上
の作用を示す断面図、第3図は同上のピース板の接合部
分を示す拡大断面図、第4図(a)(b)(c)(d)
は同上のピース板の接合例を示す平面図、第5図(a)
(b)は同上の切り溝を説明する断面図、第6図(a)
(b)は同上の弾性を有する樹脂で接合した部分の作用
を説明する断面図、第7図(a)(b)(c)(d)は
同上の床材全体を示す平面図、正断面図、底面図及び側
断面図、第8図は同上の他の実施例の断面図、第9図
(a)(b)は同上の作用を説明する断面図、第10図は
従来例の概略断面図、第11図は従来例を欠点を示す断面
図であって、1はピース板、2は段溝部、3は凹溝部、
4は弾性を有する樹脂、5は波型ゴムクッションであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピース板の裏面の側端部を段落して段溝部
    を形成し、ピース板の側端部同士を突き合わせ、対向す
    る段溝部により形成される凹溝部に弾性を有する樹脂を
    充填して接合し、両面を断面波状にした波型ゴムクッシ
    ョンをピース板の裏面に複数枚のピース板に亘るように
    積層接着して成る床材の構造。
JP1988098983U 1988-07-26 1988-07-26 床材の構造 Expired - Lifetime JPH0647076Y2 (ja)

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JPH0221240U JPH0221240U (ja) 1990-02-13
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JPS6225664A (ja) * 1985-07-25 1987-02-03 松下電工株式会社 直施工用木質床材
JPH0623495B2 (ja) * 1985-11-28 1994-03-30 ナシヨナル木材工業株式会社 防音床材およびその製法
JPS6340057A (ja) * 1986-08-01 1988-02-20 東リ株式会社 複合床材

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