JPH0711164A - ポリマー性組成物に対する添加剤 - Google Patents

ポリマー性組成物に対する添加剤

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JPH0711164A
JPH0711164A JP6106999A JP10699994A JPH0711164A JP H0711164 A JPH0711164 A JP H0711164A JP 6106999 A JP6106999 A JP 6106999A JP 10699994 A JP10699994 A JP 10699994A JP H0711164 A JPH0711164 A JP H0711164A
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David George Jeffs
ジョージ ジェフス デイビッド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリマー性組成物に対する改良された低プロ
フィル添加剤として有用なコーティング剤でコートされ
た微粒子性無機材料、および、その調製工程を提供する
ことである。 【構成】 コーティング剤でコートされた微粒子性無機
材料であって、このコーティング剤は、天然のまたは合
成されたポリマー性材料と離型剤との組み合せを含有す
る、無機材料の粒子に対するコーティング剤であって、
この離型剤は、12個から20個の炭素原子を有する脂肪
酸、あるいは、その重金属塩またはアルカリ土類金属塩
であって、このポリマー性材料は、コーティング剤中
に、乾燥した無機材料の重量を基準として1重量%から
10重量%の量で存在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリマー性組成物に対
する、特にシートモールディング、あるいは、バルクま
たはドウモールディング工程によって成形品を成形する
のに特に好適な熱硬化性ポリマー性組成物に対する、改
良された低プロフィル添加剤に関し、上記改良された添
加剤を調製する工程に、および、上記添加剤を混合する
ポリマー性組成物(特に熱硬化性ポリマー性組成物)に
関する。
【0002】
【従来の技術】シートモールディングコンパウンド(S
MC)およびバルクモールディングコンパウンド(BM
C)は、一般に熱硬化性ポリマー性材料を含有し、この
材料は、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、ビニルエステル樹脂、またはフェノール樹脂であり
得る。不飽和ポリエステル樹脂の場合、上記コンパウン
ドは、ポリエステルの他に、例えば、スチレンのような
不飽和アルキルベンゼン架橋剤、過酸化物触媒、充填
剤、およびグラスファイバーのような繊維状補強材料を
含有する。上記モールディングコンパウンドは、一般
に、上記組成物を120℃から180℃の範囲の温度に加熱
し、そして、約4MPaの圧力でプレスして成形品を成形
することによって、3次元体またはシートのいずれかの
成形品に成形される。
【0003】これらのモールディングコンパウンドは、
それらが収縮する傾向にある金型内で硬化または架橋す
るので、その結果、成形品体中にクラックまたはボイド
を形成し得る。上記コンパウンドはまた、金型の壁から
少し剥離する傾向もあるので、その結果、成形品の表面
仕上げが悪化する。上記強化グラスファイバーは、成形
品表面に部分的に表出し得、その表面に、粗い感触およ
び美しくない外観を与える。
【0004】この問題を克服するために、「低プロフィ
ル添加剤」として知られる添加剤が、このモールディン
グコンパウンド中に含有されることが多い。不飽和ポリ
エステル樹脂の場合、これは、通常、エラストマー性ま
たは熱可塑性のポリマー性材料であり、不飽和ポリエス
テル樹脂に対する架橋剤に可溶であるが、それ自身は必
ずしも架橋しない。エラストマー性または熱可塑性のポ
リマー性材料は、例えば、天然ゴム、官能基で置換され
た天然ゴム、合成ゴム、アクリル性コポリマー、ポリ酢
酸ビニル、または酢酸ビニルコポリマーであり得る。上
記のタイプのうちの1つの低プロフィル添加剤の適切量
が、このモールディングコンパウンド中に含有される
と、上記低プロフィル添加剤は金型内で膨張し、この膨
張が不飽和ポリエステル樹脂の収縮を補い得、その結果
このコンパウンドは概して収縮が起こらず、少量の膨張
さえ引き起こし得ることがわかった。結果として、成形
品体中のクラックやソリは大きく除去され、成形品表面
の外観および感触は非常に向上する。
【0005】BMCおよびSMCで一般に経験するさら
に別の問題は、金型内で製品が固着すること、および、
金型のへりから所望でない「ばり」を取り除くのが困難
なことである。これは通常、離型剤をモールディングコ
ンパウンドに加えることにより克服され、この離型剤は
12個から20個の炭素原子を有する脂肪酸、あるいはその
ような脂肪酸のアルカリ土類金属塩または重金属塩であ
り得る。この目的にとくに好適なものは、ステアリン酸
またはパルミチン酸のカルシウムまたは亜鉛塩である。
しかし、離型剤をコンパウンドに加えると、そのコンパ
ウンドの粘度が増加し、その結果、このコンパウンドが
金型に有効に仕込まれるとすれば、他の成分に対する液
状不飽和アルキルベンゼン架橋剤の割合が必ず増加する
ことが明らかになった。この結果、一般的に、硬化した
コンパウンドの物理的特性が劣化する。
【0006】英国特許公開第A-2179665号には、充填剤
を含有する不飽和ポリエステル組成物が記載されてお
り、この充填剤は、その水性懸濁液とラテックスとを混
合し、この混合物を乾燥して表面処理された充填剤粒子
を形成することによって調製されている。
【0007】英国特許公開第A-2220666号には、以下の
工程で調製された充填剤が記載されている。すなわち、
カーボンブラックの水性懸濁液を、微粒子性無機材料お
よびラテックスの水性懸濁液と混合し、その後、その混
合物を乾燥してカーボンブラックを含有する充填剤粒子
を形成する。この充填剤は、ガラスマット強化ポリプロ
ピレン組成物中に混合され得る。
【0008】
【発明の要旨】コートされた微粒子性無機材料、ならび
に、天然のまたは合成されたポリマー性材料と離型剤と
の組み合せを含有する、無機材料の粒子に対するコーテ
ィング剤が開示される。離型剤は、12個から20個の炭素
原子を有する脂肪酸、あるいは、その重金属塩またはア
ルカリ土類金属塩である。ポリマー性材料は、コーティ
ング剤中に、乾燥した無機材料の重量を基準として1重
量%から10重量%の量で存在する。
【0009】
【発明の構成】本発明の第1の態様としては、以下のよ
うなコーティング剤でコートされた微粒子性無機材料を
提供する。このコーティング剤は、天然のまたは合成さ
れたポリマー性材料と離型剤との組み合せを含有する、
この無機材料粒子に対するコーティング剤であり、この
離型剤は、12個から20個の炭素原子を有する脂肪酸、あ
るいはその重金属塩またはアルカリ土類金属塩であり、
このポリマー性材料は、このコーティング剤中に、乾燥
した無機材料の重量を基準として1重量%から10重量
%の量で存在する。
【0010】本発明の第2の態様としては、上記のコー
トされた無機充填剤は、以下を包含する工程によって製
造され得る。すなわち、水性懸濁液中で、微粒子性無機
材料、乾燥した無機材料の重量を基準として1重量%か
ら10重量%のラテックス固形量からなるこの無機材料
粒子へのコートをもたらすような量の、天然のまたは合
成されたラテックス組成物、および、12個から20個の炭
素原子を有する脂肪酸あるいはその重金属塩またはアル
カリ土類金属塩である離型剤を組み合わせる工程、およ
び、微粒子性充填生産物を形成するために、得られた混
合物を脱水および乾燥する工程である。乾燥は、スプレ
ードライヤーを使用して行われ得、その結果、0.5mmま
でのサイズで、好ましくは0.02mmより小さくない直径を
有する中空の微小球体が得られ得る。このスプレードラ
イ生成物は、もし所望であれば微粉化され得る。
【0011】上記の改良されコートされた無機充填剤
は、熱硬化性モールディング組成物への混合に特に好適
である。
【0012】所望であれば、上記無機材料へのコーティ
ング剤は、顔料性材料、すなわち顔料または染料を含有
し得る。この顔料性材料は、コートされた無機充填剤に
強烈な着色を与え、その着色は、例えば黒色、灰色、ま
たは原色であり得る。これは、コートされた無機充填剤
が調製される水性懸濁液に、0.5重量%から5重量%の
上記顔料性材料を加えることによって達成され得る。
【0013】上記微粒子性無機材料は、カオリン性粘土
(例えば、カオリンまたはボール粘土)、焼成カオリン
粘土、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム(例えば、
長石、カスミ石閃長岩)、ケイ酸カルシウム(例えば、
珪灰石として知られる天然ケイ酸カルシウム)、ボーキ
サイト、タルク、雲母、酸化アルミニウム三水和物、シ
リカ、炭酸または水酸化マグネシウム(例えば、ハイド
ロタルサイト)、ドロマイト(すなわち、天然のカルシ
ウムおよびマグネシウムの二炭酸塩)、硫酸カルシウム
(例えば、セッコウおよび硬セッコウ)、二酸化チタ
ン、および、これらのうちのいずれか2つまたはそれ以
上の混合物から選択され得る。長石は、特に好適な無機
材料である。上記無機材料は、天然物または合成物であ
り得、特に、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウムおよ
びカルシウム、シリカ、炭酸または水酸化マグネシウ
ム、硫酸カルシウム、および二酸化チタンの天然および
合成の両形態とも、本発明の範囲内である。上記無機材
料が合成物である場合、炭酸カルシウム、シリカ、およ
び二酸化チタンでは沈澱し得る。上述の無機材料は、一
般的に「白色」無機材料とみなされる。しかし、「白
色」という語は、上記鉱物が純粋な白色を有することを
必ずしも意味するのではなく、その色が実質的に強い非
白色の色調を有さないことを意味する。本発明に用いら
れ得る無機材料の多くは結晶性である。
【0014】好ましくは、上記無機材料の粒子は約100
μmを超えない、より好ましくは50μmを超えない、最も
好ましくは20μmを超えない大きさである。BET窒素吸着
法で測定された上記無機材料の特定の表面部分は、好ま
しくは少なくとも1m2-1より上であり、好ましくは
約300m2-1を超えない。最も好ましくは、上記無機材
料の特定の表面部分は、2m2-1から10m2-1の範囲
である。
【0015】上記粒子へのコーティング剤を形成する天
然のまたは合成されたポリマー性材料は、望ましくは、
天然のまたは合成されたラテックスから誘導されたもの
であり、エラストマー性または非エラストマー性であり
得る。好ましくは(必ずしも必要ではないが)、それは
ポリ酢酸ビニルであり、非エラストマー性である。
【0016】本発明の工程において、上記微粒子性無機
材料は、好ましくは、乾燥した無機材料の重量を基準と
して65重量%まで、好ましくは少なくとも50重量%の量
を含有する水性懸濁液の形で提供される。しかし、乾燥
した無機材料の重量のわずか20重量%しか含有しない水
性懸濁液が使用され得、これらが分散剤を必要としない
ことが認識されるべきである。この水性懸濁液は、分散
剤、例えば、乾燥した無機材料の重量に基づいて約0.05
重量%から約0.5重量%の上記無機材料に対する分散剤
に補助されて分散し得る。この無機材料に対する分散剤
は、好ましくは、10,000より大きくない数平均分子量を
有するポリアクリル酸またはポリメタクリル酸の水溶性
塩である。
【0017】上記の天然のまたは合成されたラテックス
組成物は、好適には、ポリ酢酸ビニルまたは酢酸ビニル
コポリマーのような熱可塑性、非エラストマー性材料の
ラテックスを含有し得る。また、このラテックス組成物
は、エラストマーのラテックス、例えば、天然ゴムまた
は官能基で置換された天然ゴム、またはスチレンブタジ
エンゴム(SBR)のような合成ゴムを含有し得る。他
の好適なラテックスは、エラストマー性または非エラス
トマー性アクリルコポリマーおよびホモポリマーから形
成されるラテックスを含み、上記非エラストマー性ホモ
ポリマーおよび上記エラストマー性コポリマーが好まし
い。好適には、上記アクリルコポリマーは、アクリル酸
の低級アルキル(C1−C4)エステルおよびメタクリル
酸の低級アルキル(C1−C4)エステルを含有し、特に
好ましくは、アクリル酸エチルおよびメタクリル酸メチ
ルのコポリマーである。ポリスチレンおよびポリメタク
リル酸メチルのような非エラストマー性アクリルホモポ
リマーもまた、特に好ましい。低級アクリル性エステル
(C1−C4)と酢酸ビニル、スチレン、またはアクリロ
ニトリルとのコポリマーもまた好適である。上記ラテッ
クス組成物は、水中のポリマー粒子の安定化された懸濁
液であり、一般的には約40重量%から60重量%の固形分
を含有する。このラテックスは、界面活性剤または水溶
性コロイドに補助されて安定化し得る。
【0018】使用される上記離型剤の量は、好ましく
は、乾燥した上記微粒子性無機材料の重量を基準とし
て、0.5重量%から5.0重量%である。この離型剤は、好
ましくは、ステアリン酸またはパルミチン酸のカルシウ
ム、マグネシウム、または亜鉛塩であり、好ましくは、
一般的に20重量%から40重量%の(乾燥した)離型剤を
含有し、通常は分散剤もまた含有する水性懸濁液の形で
加えられる。ステアリン酸亜鉛が特に好ましい。有効な
離型剤のさらに別の例は、ラウリルリシン(lauryllyci
ne)である。
【0019】本発明の充填剤は、不飽和ポリエステルモ
ールディングコンパウンド中の含有物に特に好適である
が、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、またはフェノ
ール樹脂を含有するコンパウンド中でも使用され得る。
【0020】本発明における工程の態様としては、上記
無機材料の懸濁液、上記顔料性材料の懸濁液または溶
液、もし使用されるならば、上記ラテックス、および上
記離型剤が一緒に加えられる、この工程中の順番は重要
ではない。例えば、無機材料および離型剤の懸濁液は、
顔料性材料の懸濁液または溶液と混合され得、そして、
もし使用されるならば、ラテックスがこの形成された懸
濁液に加えられ得る。また、無機材料および離型剤の懸
濁液は、ラテックスと混合され得、そして、顔料性材料
の懸濁液または溶液がこの形成された懸濁液に加えられ
得る。離型剤を無機材料の懸濁液と混合する代わりに、
ラテックスと、または、顔料性材料の懸濁液または溶液
と選択的に混合され得、あるいは、無機材料、ラテック
ス、および、もし使用されるならば、顔料性材料の懸濁
液に最後に加えられ得る。しかしながら、ラテックスを
組成物に最後に加えるのが好ましい。なぜなら、ラテッ
クスは最も安定性の小さい成分であり、レオロジー的問
題を最も引き起こしやすいからである。
【0021】本発明は、コートされた無機材料を混合す
る熱硬化性モールディング組成物もまた提供する。
【0022】さらに、本発明は、例えば、本発明の熱硬
化性モールディング組成物から製造される自動車用の成
分のような、成形体の成分に関する。
【0023】本発明をより理解するために、そして、本
発明がどのように効果を与え得るか示すために、参考と
して以下の実施例に示す。
【0024】
【実施例】60重量%が、相当する球の2μmより小さい
直径を有する粒子からなるような、粒子サイズの分布を
有する粉末の天然チョークを、水中に懸濁させた。この
水は、約4,000の数平均分子量を有するポリアクリル酸
ナトリウム分散剤を、乾燥したチョークの重量を基準と
して0.1重量%含有する。このチョークは、60重量%の
乾燥したチョークを含有する懸濁液を調製するのに十分
な量である。次いで、水中で、この懸濁液と、40重量%
のステアリン酸亜鉛を含有する十分量の懸濁液とを混合
し、乾燥したチョークの重量を基準として2.2重量%の
乾燥したステアリン酸亜鉛を含有する懸濁液を得た。こ
のステアリン酸亜鉛懸濁液は、ステアリン酸亜鉛に対す
る湿潤剤もまた含有した。最後に、水中で、チョークと
ステアリン酸亜鉛との混合懸濁液に、50重量%のポリ酢
酸ビニルを含有する十分量のラテックスを加え、乾燥し
たチョークの重量を基準として6.5重量%のポリ酢酸ビ
ニル固形分を含有する懸濁液を得た。この混合物の成分
を一緒に完全に混合し、次いでこの混合懸濁液をスプレ
ードライヤー中でスプレードライして、直径約100μmの
中空の微小球体を形成した。この充填剤生成物は、以下
では処理充填剤(treated filler)と呼ぶ。
【0025】2種の不飽和ポリエステルペーストを、以
下の表1に示す処方に従って調製した。
【0026】
【表1】
【0027】不飽和ポリエステルペーストは、不飽和ポ
リエステルモールディングコンパウンドの前駆体として
調製される組成物である。触媒および細かく刻まれた補
強のためのグラスファイバーを、成形品をコンパウンド
から成形するより前に加えなければならない。上記不飽
和ポリエステル樹脂は、約50重量%のプロピレングリコ
ール、約25重量%の無水マレイン酸、および約25重量%
の無水フタル酸から本質的になるポリエステルモノマー
混合物を含有する。低プロフィル添加剤は、スチレン中
に40重量%のポリ酢酸ビニルを含有する溶液であった。
この粘度減少剤は、上記ポリエステル樹脂に対する湿潤
剤であった。上記未処理充填剤は、上記の処理充填剤を
調製するために使用されたものと同じ粉末の天然チョー
クであった。スチレンの合計量は、上記の2種のポリエ
ステルペースト中で同じであり、上記「比較例」のポリ
エステルペースト中に存在するステアリン酸亜鉛および
ポリ酢酸ビニルの量は、「本発明」のポリエステルペー
ストの処理充填剤中に含まれる量と同じであった。
【0028】上記2種のペーストのそれぞれの粘度は、
Carrimed粘度計を使用して、種々のせん断速度で測定し
た。結果を以下の表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】ステアリン酸亜鉛離型剤を低プロフィル充
填剤に混合してコンパウンドに加えた場合は、それを別
々に加えた場合よりも、上記ポリエステルペーストの粘
度が、広いせん断速度範囲にわたってかなり低いことが
わかった。
【0031】
【発明の効果】本発明のコートされた微粒子性無機材料
は、ポリマー性組成物に対する改良された低プロフィル
添加剤として有用であり、特にシートモールディング、
あるいは、バルクまたはドウモールディング工程によっ
て成形品を成形するのに特に好適な熱硬化性ポリマー性
組成物に対して有用である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーティング剤でコートされた微粒子性
    無機材料であって、 該コーティング剤が、天然のまたは合成されたポリマー
    性材料と離型剤との組み合せを含有する、該無機材料の
    粒子に対するコーティング剤であって、 該離型剤が、12個から20個の炭素原子を有する脂肪酸、
    あるいは、その重金属塩またはアルカリ土類金属塩であ
    って、そして該ポリマー性材料が、該コーティング剤中
    に、乾燥した無機材料の重量を基準として、1重量%か
    ら10重量%の量で存在する、微粒子性無機材料。
  2. 【請求項2】 前記無機材料が、カオリン性粘土、焼成
    カオリン性粘土、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム
    および/またはカルシウム、ボーキサイト、タルク、雲
    母、酸化アルミニウム三水和物、シリカ、炭酸または水
    酸化マグネシウム、カルシウムおよびマグネシウムの二
    炭酸塩、硫酸カルシウム、あるいは二酸化チタンであ
    る、請求項1に記載のコートされた微粒子性無機材料。
  3. 【請求項3】 前記無機材料が、約100μmを超えない
    粒子サイズを有する、請求項1または2に記載のコート
    された微粒子性無機材料。
  4. 【請求項4】 BET窒素吸着法で測定された前記無機材
    料の特定の表面部分が、1m2-1から300m2-1の範
    囲である、請求項1から3のいずれかに記載のコートさ
    れた微粒子性無機材料。
  5. 【請求項5】 前記ポリマー性材料が、ポリ酢酸ビニル
    である、請求項1から4のいずれかに記載のコートされ
    た微粒子性無機材料。
  6. 【請求項6】 前記コーティング剤が、顔料または染料
    をさらに含有する、請求項1から5のいずれかに記載の
    コートされた微粒子性無機材料。
  7. 【請求項7】 前記離型剤が、ステアリン酸またはパル
    ミチン酸のカルシウム、マグネシウム、または亜鉛塩で
    ある、請求項1から6のいずれかに記載のコートされた
    微粒子性無機材料。
  8. 【請求項8】 コートされた微粒子性無機材料を調製す
    る工程であって、該工程は以下を包含する:水性懸濁液
    中で、微粒子性無機材料、乾燥した無機材料の重量を基
    準として1重量%から10重量%のラテックス固形量から
    なる該無機材料粒子へのコートをもたらすような量の、
    天然のまたは合成されたラテックス組成物、および、12
    個から20個の炭素原子を有する脂肪酸あるいはその重金
    属塩またはアルカリ土類金属塩である離型剤を組み合わ
    せる工程;および、微粒子性充填生産物を形成するため
    に、得られた混合物を脱水および乾燥する工程。
  9. 【請求項9】 請求項1から7のいずれかに記載のコー
    トされた微粒子性無機材料を混合する、熱硬化性モール
    ディング組成物。
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