JPH05156112A - 高充填重合性組成物 - Google Patents

高充填重合性組成物

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JPH05156112A
JPH05156112A JP4126291A JP12629192A JPH05156112A JP H05156112 A JPH05156112 A JP H05156112A JP 4126291 A JP4126291 A JP 4126291A JP 12629192 A JP12629192 A JP 12629192A JP H05156112 A JPH05156112 A JP H05156112A
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fluid
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JP4126291A
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Geraldine A Moorman
アン ムールマン ジェラルディン
Nicholas J Walton
ジョン ウォルトン ニコラス
Michael David Taylor
デビッド テイラー マイケル
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Imperial Chemical Industries Ltd
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F20/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride, ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F20/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms, Derivatives thereof
    • C08F20/10Esters
    • C08F20/12Esters of monohydric alcohols or phenols
    • C08F20/14Methyl esters, e.g. methyl (meth)acrylate
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/44Polymerisation in the presence of compounding ingredients, e.g. plasticisers, dyestuffs, fillers

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い体積濃度の粒状充填剤材料を含む流体の
硬化性組成物に関する。 【構成】 排除生成物の形成を伴わないで固体ポリマー
を形成するために重合可能である有機液体、ここでメチ
ルメタクリレートが前記有機液体の少なくとも15重量
%を包含し、細かく分割された無機充填剤粒子20〜7
0体積%、ここでそれらの少なくとも1体積%が少なく
とも30ミクロンの直径を有する粒子の形で存在し、但
し、そのような粒子の最大粒度が150ミクロンである
場合、それらは20〜70体積%の間の濃度で存在し、
そして粒子が150ミクロン以上の粒度を有する場合、
それらは少なくとも1体積%、好ましくは30体積%を
越えない濃度で存在し、及び合計組成物の0.05〜
5.0重量%での、少なくとも100m2/gの粒子表面
積を有する親有機性表面変性クレーを含んで成る流体の
高充填硬化性組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、高い体積濃度の粒状充填剤材料
を含む流体の硬化性組成物に関する。
【0002】イギリス特許第1,493,393号明細
書は、重合可能有機液体に分散された細かく分割された
充填剤粒子少なくとも20体積%を含む高充填硬化性組
成物を記載し、ここで前記粒子の最大の大きさは100
ミクロンであり、前記粒子の少なくとも95%が10ミ
クロン又はそれ以下の大きさのものであり、そして前記
粒子が、B.E.T.窒素吸着方法により決定される場
合、30m2/cc〜1m2/cc、好ましくは20m2/cc〜2
m2/ccの表面積を有する。その組成物はまた、(a)重
合可能液体により溶媒化され、そしてまた、重合可能な
有機液体からの硬化操作の間を通してもたらされるオリ
ゴマー又はポリマー生成物により溶媒化され、又はそれ
と相溶できる少なくとも500の分子量の少なくとも1
種の鎖状成分及び(b)無機充填剤の粒子と会合するこ
とができ、そしてそれらの粒子への定着をもたらすこと
ができる1又は複数の基を含む両親媒性物質として定義
されるポリマー分散体を含む。
【0003】ポリマー分散剤の存在は、50体積%又は
それ以上の充填剤含有を有し、そしてまた、分散体が取
扱い目的のために容易にポンプ輸送され得るように低い
流体粘度を有する分散体の製造を可能にする。その低い
粘度は、安価な低圧成形を用いての分散体の形状化製品
への加工を理想的に適切にする。組成物の低い粘度にも
かかわらず、ポリマー分散剤は、有意な沈降を伴わない
で重合工程の間、充填剤粒子の懸濁体のままの存続を可
能にする。充填剤粒子は分散体の貯蔵に基づいて実質的
に沈降するが、ポリマー分散剤は、安定した解凝集の状
態で粒子を維持し、その結果、それらは、ケークを形成
するために沈降した後でさえ、軽い攪拌により再分散さ
れ得る。
【0004】イギリス特許第1,493,393号の組
成物は、安価な金型で成形され得る材料の容易な取扱い
を加工業者に供給することにおいてひじょうに有用であ
ることが証明されているが、その組成物は、有意な量の
大きな充填剤粒子を含む組成物を供給する必要性が存在
する場合、沈降問題が発生する制限を有する。
【0005】そのような必要性は、重合された製品の高
められた外観透明度又は改良された破壊靱性/亀裂抵抗
を付与する分散体を製造する必要がある場合に発生す
る。沈降する著しい傾向は、平らなシート又は形状化製
品、たとえばバニティーボール、流し、又はカウンター
甲板を成形する場合、有意な問題である。少なくとも3
0μmの平均粒度を有する組成物に関しては、沈降は、
表面での高濃度の充填剤のために成形された製品の良好
でない表面仕上げをもたらす。この沈降はまた、低及び
高充填剤含有領域間での熱膨脹挙動のために成形品の取
出しの際、その製品のそりを引き起こす。
【0006】150μm以上の大きさのひじょうに大き
な充填剤粒子の高い割合が特別の効果、たとえば花崗岩
効果を達成するために含まれる組成物においては、粒子
の沈降を阻止することが好都合である。そのような大き
な粒子を含む組成物においては、沈降速度は、金型キャ
ビティの種々の領域間で変化する。これは、粒子の表面
を横切って及びその断面を通しての大きな粒子の濃度差
異を導びき、そして種々の着色効果をもたらす。結果的
に、イギリス特許第1,493,393号の分散体のす
べての利点を有し、そしてまた、組成物を重合するため
に必要とされる時間にわたって大きな粒子の少なくとも
懸濁状態での維持を可能にする分散体のたの必要性が存
在する。
【0007】従って、排除生成物の形成を伴わないで固
体ポリマーを形成するために重合可能である有機液体、
ここでメチルメタクリレートが前記有機液体の少なくと
も15重量%を包含し、細かく分割された無機充填剤粒
子20〜70体積%、ここでそれらの少なくとも1体積
%が少なくとも30ミクロンの直径を有する粒子の形で
存在し、但し、そのような粒子の最大粒度が150ミク
ロンである場合、それらは20〜70体積%の間の濃度
で存在し、そして粒子が150ミクロン以上の粒度を有
する場合、それらは少なくとも1体積%、好ましくは3
0体積%を越えない濃度で存在し、及び合計組成物の
0.05〜5.0重量%での、少なくとも100m2
g、好ましくは400m2/g以上の粒子表面積を有する
親有機性表面変性クレーを含んで成る流体の高充填硬化
性組成物が供給される。
【0008】固体ポリマーを形成するために重合でき
る″有機液体″とは、(a)固体ポリマーを形成するた
めに重合され得る液体モノマー、ここでポリマー鎖の反
復単位は炭素−炭素結合を通して又は原子により中断さ
れるそのような結合により連結され、重合は、好ましく
は排除生成物を伴わないで起こり、又は(b)(a)に
記載されるような液体モノマー及び成分(a)に溶解性
であり、そして成分(a)の重合から生成されるポリマ
ーと相溶性であるか又は不相溶性であるかいづれかの1
又は複数のポリマーの混合物を意味する。
【0009】但し、少なくとも15重量%の有機液体は
メチルメタクリレートであり、液体成分(a)は、広範
囲の種類のエチレン系不飽和モノマーから選択され得
る。アクリル酸及びメタクリル酸と1〜18個の炭素原
子を含むアルコールとのエステルが好ましい。
【0010】それは、最終マトリックスポリマーが架橋
されたポリマー又は熱及び/又は圧力により加工できな
い程度にひじょうに枝分れされたポリマーである場合、
好都合である。これは、成分(a)と共重合できる多く
の割合のポリエチレン系不飽和モノマー又はオリゴマー
のポリマー液体(a)への包含により達成され得る。オ
リゴウレタンアクリレート又はメタクリレートに起因
し、場合によっては反応性希釈剤、たとえばメチルメタ
クリレートを含む最終マトリックスポリマーが興味の対
象であり、但し、少なくとも15重量%の硬化された生
成物は、アクリレート又はメタクリレートモノマーの反
復単位から成る。適切な重合可能組成物は、ヨーロッパ
特許出願第64809号及び第151990号に記載さ
れる。
【0011】使用される硬化性組成物が架橋された生成
物を生ぜしめない場合、たとえば硬化性液体がメチルメ
タクリレートである場合、マトリックスポリマーが架橋
されている硬化された製品を得るために多官能価の硬化
性材料を含むことが好都合である。
【0012】どんな硬化性システム又は材料の組合せが
使用されても、組成物の流体材料は主要部のメチルメタ
クリレートを含むことが好ましい。
【0013】加工の容易さのためには、硬化性組成物
は、組成物が、形状化された製品が製造される予定であ
る金型中に急速に導入され得ることが所望されるので、
容易にポンプ輸送されるように十分に低い流動性を有す
べきである。
【0014】組成物が低圧装置を用いて金型に容易にポ
ンプ輸送され得るように十分に流体であり、そして存在
する大きな粒子が組成物を重合するために必要とされる
期間にわたって組成物内で実質的に均等な分散体の状態
で維持される二重の必要条件を満たすためには、組成物
は適切な粘度特徴を有することが必要である。組成物
は、剪断減粘性特徴を有し、すなわち低い又はゼロ剪断
条件下で高い粘度を示し、そして剪断が高められるにつ
れて粘度の低下を示す。そのような性能についての適切
な試験は、本明細書において″チキソトロピー指数″と
して言及される相対的な剪断減粘性試験であり、これ
は、それぞれ6rpm 及び30rpm でスピンドルNo. 3を
用いてB型粘度計上で周囲温度で測定される粘度の割合
として決定される。好ましい組成物においては、スピン
ドルNo. 3を用いて30rpm で測定される粘度は、25
0ポアズ以下、所望には15〜70ポアズであるが、し
かし少なくとも5ポアズである。チキソトロピー指数
は、少なくとも1.1、好ましくは少なくとも2.0で
あるべきであり、そして一般的には4以下である。
【0015】組成物が30ミクロン以上の直径を有する
粒子から実質的に完全に構成されない場合、残る粒子
は、イギリス特許第1,493,393号に記載される
ように、ひじょうに細かくあるべきである。
【0016】無機充填剤は、特徴的には、高い弾性の剪
断弾性率、すなわち5GN/m2よりも低くない及び好まし
くは10GN/m2よりも低くない弾性率を有する固体材料
である。他方、適切な固体材料は、100以上のヌープ
硬度を有するものとして定義され得る。適切な固体の例
は、広範囲の鉱物、たとえばアルミナ、たとえばアルミ
ナ三水和物、シリカ、たとえば石英、クリストバル石及
び鱗珪石の形、カオリン及びそのカ焼生成物、長石、藍
晶石、かんらん石、あられ石、閃長岩、珪線石、ジルコ
ン、珪灰石、燐灰石、あられ石、方解石、マグネサイ
ト、バライト、石膏及び他の金属珪酸塩、アルミナイ
ト、アルミノシリケート、ホスフェート、スルフェー
ト、カーボネート、スルフィド、カーバイド及び酸化
物;もろく又は可塑性のいづれかであり得る金属、たと
えば鋳鉄、亜鉛アロイ、アルミニウム、青銅及び鋼;及
び人工的材料、たとえばガラス、磁器、スラク灰及び炭
素、たとえばコークスの形を包含する。
【0017】無機充填剤の粒子は、広い又は狭いサイズ
分布を有し、そしてこれらは言及されたサイズ範囲内で
モノ形態又はポリ形態のいづれかであり得る。充填剤の
粒度は、粒子の最大寸法を言及し、そしてそれは顆粒か
ら形状的にプレート状、円柱状又は棒状又は長方形であ
り得る。好ましくは、粒子の大部分は、プレート状又は
棒状に対抗するものとして一般的に形状的に顆粒であ
る。なぜならば、硬化性組成物から製造される複合材料
の剛性及び硬化性組成物の複合材料への容易な加工性が
それによって最適化されるからである。しかしながら、
特別な用途、すなわち25:1よりも高くない長さ:直
径又は長さ:厚さの比を有する粒子、たとえば石綿、珪
灰石、炭化珪素又は窒化珪素″ホイスカー″、カオリン
又はアルミニウム又は雲母の粒子が使用され得る。
【0018】少なくとも30ミクロンの直径を有する充
填剤粒子が主要充填剤成分を包含し、すなわち合計の充
填剤含有量の約50重量%以上の濃度で存在する場合、
それらは、棒状又はプレート状に対抗するものとして天
然において実質的に顆粒であり、そして150ミクロ
ン、好ましくは90ミクロンよりも大きくなり最大直径
を有することが好ましい。好ましい充填剤は、35〜6
5ミクロンの間の平均直径を有する。充填剤粒子が特別
な美的効果を付与するために存在する場合、それらは最
大寸法において少なくとも150ミクロンの最小サイズ
を有する大きなサイズの粒子として存在すべきである。
プレート状充填剤は、特別な美的効果を得るために特に
適切である。それらは、組成物中に1体積%ほどの低い
濃度で及び好ましくは30体積%以下の濃度で存在する
が、それらはより高い濃度で存在することもできる。1
〜30体積%の間の濃度で存在する場合、組成物はさら
に、サイズ的に150ミクロン以下の粒子を含むが、組
成物は完全により大きな粒子から成ることができる。た
とえば、組成物は、0.15〜2mmの範囲のサイズのも
のであるひじょうに大きな粒子50体積%までを含むこ
とができる。
【0019】組成物は、イギリス特許第1,493,3
93号に記載されるいづれかのポリマー分散剤を含むこ
とができる。
【0020】ここに開示されるポリマー分散剤は、
(a)重合可能液体により溶媒化され、そしてまた、重
合可能な有機液体からの硬化操作の間を通してもたらさ
れるオリゴマー又はポリマー生成物により溶媒化され、
又はそれと相溶できる少なくとも500の分子量の少な
くとも1種の鎖状成分及び(b)無機充填剤の粒子と会
合することができ、そしてそれらの粒子への定着をもた
らすことができる1又は複数の基を含む材料である。こ
れらの分散剤は、流体組成物の調製の間、現場形成され
得る。
【0021】親有機性表面変性クレーは、液体キャリヤ
ーにおけるそれらの分散性を改良するために表面処理を
与えられた天然に存在する層鉱物である。好ましい層鉱
物は、層内及び層鉱物の表面及び縁上でのカチオンの存
在に起因する有意な層電荷を有するものである。これら
のカチオンは、カチオン交換により層鉱物上への親有機
性鎖のグラフトを可能にする交換能力を引き起す。この
交換能力は、カチオン交換により層鉱物上への親有機性
鎖のグラフトを可能にする。この交換は典型的には、親
有機性を供給するために十分な鎖長の第一又は第三アミ
ンを用いて達成される。一般的に、少なくとも8個の炭
素原子の鎖長が、十分な親有機性の材料を製造するため
に必要とされるが、但し、層鉱物の交換能力が低い場
合、より長い鎖長が必要とされ、そして少なくとも12
個の炭素原子の鎖長が好ましい。これらの方法の化学
は、″Clay Mineralogy″第2版,19
68,Ralph E Grim(Gc Graw H
ill Book Co Inc)、特にチャプター1
0の本に論ぜられている。
【0022】そのような親有機性層鉱物は、市販の製品
として容易に入手できる。高分子量の有機カチオンとひ
じょうに精製された層鉱物(たとえばベントナイト又は
ヘクトライト)、たとえば親有機性ベントナイトとの反
応により形成される層鉱物有機−クレー複合体は、La
porteから入手できる。
【0023】有機重合可能液体がメチルメタクリレート
に基づかれている組成物の場合、特に満足する変性クレ
ーは、EEC International Ltdに
より供給され、現在Laporteから入手できるCl
aytone PS−2であることが見出された。これ
は、表面上にステアリル及びベンジルステアリル基の親
有機性成分を供給するためにカチオン部位の約40%を
イオン交換するように表面変性されたベントナイトであ
る。この材料の平均粒度(それはプレート状材料である
ので同等の球状径に基づかれる)は、約0.2ミクロン
である。BET吸収方法により測定される場合、その表
面積は約700m2/gである。
【0024】好ましいクレーの場合、少なくとも50重
量%の親有機性成分が脂肪族基により供給される。組成
物の性質を最大にするためには、ある用途において、ポ
リマーマトリックスと粒子との間のいくらかの結合が、
無機材料における基と相互作用又は関連することができ
る1又は複数の基、及びまた、最終複合材料においてマ
トリックスを形成するポリマーと共重合し又は他方、そ
れとグラフトすることができる1又は複数の基を含むタ
イプの結合剤の包含により達成されることが時々有用で
ある。
【0025】適切な結合剤は一般的に、粒子との多数の
イオン、共有又は水素結合を形成することができる基、
及びまた、ポリマーとの結合を形成するために反応する
ことができる基を含む物質である。ATH粒子に結合す
るための適切な基は、たとえば、アルコキシシラン、ク
ロロシラン及びアルキルチタネート並びに三価のクロム
錯体又は有機酸のオリゴマー加水分解生成物である。
【0026】ポリマーマトリックスとの結合を生ぜしめ
るための適切な基は、典型的には、重合段階の間、重合
可能な液体と同時反応することができるものである。従
って、エチレン系不飽和基を含む界面結合剤は、ビニ
ル、ビニリデン及び類似する不飽和モノマーを包含する
付加重合システムと共に使用するために適切である。ア
ミノ;オキシラン又はカルボキシル基を含む結合剤は、
エポキシ基含有化合物と共に使用するために適切であ
る。適切な界面結合剤の例は、γ−メタクリルオキシプ
ロピル トリメトキシシラン、γ−アミノプロピル ト
リメトキシシラン、γ−グリシジルオキンプロピル ト
リメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル
トリアセトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ア
クリル酸及びメタクリル酸及びそれらの金属塩、メタク
リルアトクロム酸塩化物、マレイミドプロピオン酸、ス
クシンイミドプロピオン酸、4−アンモニメチルピペリ
ジン、テトライソプロピル及びテトラブチルチタネート
を包含する。
【0027】使用される界面結合剤の量は、一般的に、
無機充填剤により強化されるポリマー材料の技術におい
て従来通りの量である。結合剤0.001g/充填剤粒
子の表面積m2の使用が典型である。所望には、記載され
るタイプの複数の界面結合剤の混合物が使用され得る。
【0028】本発明の硬化性組成物は、色素又は顔料を
含むことができる。これらの構成成分は、重合可能な液
体、細かく分割された無機充填剤及びポリマー分散剤の
完全な混合物に溶解され又は分散され得、又は顔料の場
合、それらは、適切な顔料分散剤の助けにより調製され
た重合可能液体における予備形成された分散体としてそ
の混合物に添加され得る。
【0029】金型における硬化性組成物の硬化は、当業
者に知られている方法によりもさらされるであろう。た
とえば、付加重合材料は、そのような目的のために効果
的であることが知られている材料から選択された遊離基
開始剤を用いて重合されるであろう。選択された開始剤
は、使用される重合条件に依存するが、しかし一般的に
は、急速な重合サイクルを達成するために少なくとも5
0℃の成形温度を使用することが好ましい。これらの条
件下での適切な遊離基開始剤は、過酸化ベンゾイル、ア
ゾジイソブチロニトリル及びビス(4−tertブチル
シクロヘキシル)ペルオキシジカーボネートである。
本発明は次の例によりさらに説明される。
【0030】
【実施例】例1 メチルメタクリレート及びジメチルアミノーメタクリレ
ートの95:5コポリマー0.145重量部を用いて、
メチルメタクリレート34重量部に55ミクロンの平均
粒度を有するアルミナ三水和物(Alcoa品種C3
3)63重量部を、容器中での単純な櫂形攪拌により分
散することによって、硬化性組成物を製造した。前記分
散体はさらに、架橋剤としてエチレングリコールジメタ
クリレート0.3部、メタクリルオキシトクメトキシシ
ラン0.01部及びClaytonePS−2(EEC
International Ltdにより供給さ
れ、現在Laporteから入手できる親有機性表面変
性クレー)を含んだ。組成物の粘度を、″Diako
n″LS600(クロロホルムの1%溶液上で測定され
る場合、2.5〜3.0の換算粘度を有するメチルメタ
クリレートの高分子量ホモポリマー)2.1部の含有に
より調節した。″Diakon″LS600をメチルメ
タクリレートの溶液に添加し、前記モノマーは、合計3
4部のメチルメタクリレートの一部である。
【0031】組成物は、B型粘度計(スピンドル3,3
0rpm )で測定される場合、30ポアズの粘度を有する
易流動性であるが、しかし3.67のチキソトロピー指
数を有する強い剪断減粘性であった。
【0032】1.6%(MMAに基づいて)の″Per
kadox″16(ビス(4−tertブチルシクロヘ
キシルペルオキシジカーボネート)及び0.8%のステ
アリン酸を、前記分散体に添加した。その分散体の粘度
は、25ポアズにわずかに低められたが、但し、そのチ
キソトロピー指数は実質的に変化しないまま存続した。
この分散体を、1.5バールの射出成形圧を用いてシン
ク金型中に導入した。充填時間は90秒であった。シン
ク金型を水平に維持したが、しかし重合サイクルのため
には転倒した。シンクの表面が重合されるべく金型の半
分を、80℃の温度に維持し、そして他の半分を50℃
で維持した。それらの温度での15分間の硬化後、金型
の両半分を100℃に上げた。後硬化を包含する硬化を
完結にするための反応時間は、約30分であった。約1
0mmの厚さを有するシンクが生成された。そのシンク
は、良好な表面仕上りを有し、そして水平配置に転倒さ
れたシンク金型を伴って重合されたシンクの上面及び底
面上でのバルコール硬度を測定することによって、充填
剤粒子が実質的に均質に懸濁されたまま存続したかどう
かを決定するために評価された。62の値が両表面のた
めに測定され、これは、有意な沈降が生じなかったこと
を示す。
【0033】シンクを、熱/冷水環境試験による熱衝撃
性亀裂に対する耐性について試験した。試験サイクル
は、6l/分の流速で90秒間、シンクの内部底面上に
向けられた93±2℃での水、次く30秒の休止相、及
び6l/分の流速で90秒間、15±2℃での水及び3
0秒の休止相を使用した。この試験方法を用いて、シン
クは2,500サイクルを完結し、そしてボウル底の亀
裂は存在しなかった。
【0034】次に、シンクをさらに、その耐損傷性につ
いて試験した。耐損傷性熱衝撃試験は、上記の同じ熱及
び冷水サイクルの使用を包含したが、しかしシンクが装
置を引抜くことによって掻ききずを与えられ、ここで″
Stanley KnifeBlade″がシンクの底
の表面を横切って平らな表面から1mm突出した。長さ
3.5cmの掻ききずは、水噴射の衝突の点で作られた。
熱サイクルは、さらに1,000サイクルの間続けられ
た。約0.5cmの長さの小さなひび割れが、掻ききずの
端で存在するが、しかしボウル底の亀裂は存在しなかっ
た。
【0035】例2 エチレングリコールジメタクリレートの代わりにトリプ
ロピレングリコールジメタクリレート0.8部を用い
て、例1の方法をくり返した。ひじょうに類似する性能
が達成された。
【0036】比較例A 例1の方法をくり返した。但し、Cluyton排除
し、そしてヒュームドシリカHDK2000(Wack
er Chemieにより供給される)1.08部を添
加した。生成された分散体は、B型粘度計を用いて、ス
ピンドル3で30rpm で約9.8ポアズの粘度を有し、
そして剪断減粘性への傾向はほとんど示さなかった。チ
キソトロープ指数は1.12であった。分散体はまた、
攪拌された容器における組成物の形成とそれの金型への
注入との間の期間で沈降する徴候を示した。良好でない
表面仕上がりの大きな部分が、シンクの表面上に現われ
た。例1におけるようなバーコル硬度測定は、底面(外
観面)上で66及び上面上で60の値を付与し、これ
は、重合工程の間、相当の沈降を示す。
【0037】シンクを、例1に記載されるように熱衝撃
耐性について試験した。54回のサイクルの後、亀裂
が、プラグホールから進行し始まった。200回のサイ
クルの後、亀裂は漏れを引き起こすのに十分に大きかっ
た。
【0038】比較例B 例1の方法をくり返した。但し、Claytoneを除
外し、そしてヒュームドシリカHDK2000(Wac
ker Chemieにより供給される)2.8部を添
加した。生成された分散体は18ポアズ(スピンドルN
o. 3,30rpm)の粘度を有した。表面仕上りは良好で
あった。バーコル硬度測定は、底面上で65及び上面上
で65の値を付与し、これは無視できる沈降が、この高
レベルのヒュームドシリカを用いての重合サイクルの間
に生じたことを示す。
【0039】シンクを、例1に記載される試験方法を用
いて熱衝撃性亀裂に対する耐性について試験した。10
0回のサイクルまでに、完全なボール底が亀裂し、そし
てシンクは水を漏らした。
【0040】比較例C 例1の方法をくり返した。但し、Claytoneを除
外し、そして3.8部の″Diakon″LS600を
用いて、粘度を高め、沈降の阻止を助けた。得られた粘
度(30rpm でスピンドルNo. 3を用いてB型粘度計に
基づいて測定された:36ポアズ)は、剪断減粘性が観
察されないので、充填ドラム及び低圧ポンプ輸送の観点
から満足する分散体を付与するのに高過ぎた。それにも
かかわらず、それは、触媒及びステアリン酸が添加さ
れ、そして例1におけるようにして重合された後、注入
しうるような十分な流体であった。バーコル硬度の測定
は、上面のために66及び底面のために64の値を付与
した。シンクは、外観表面上にひじょうに良好でない表
面仕上りの部分を示した。シンクを、例1に記載される
試験方法を用いて熱衝撃性亀裂に対する耐性について試
験した。85回のサイクルまでに、完全なボール底が亀
裂し、そしてシンクは水を漏らした。
【0041】例3 メチルメタクリレート及びジメチルアミノーメタクリレ
ートの95:5コポリマー0.05重量部を用いて、メ
チルメタクリレート34重量部に65ミクロンの平均粒
度を有するアルミナ三水和物(Shawa Denko
からのH100)63重量部を、容器中での単純な櫂形
攪拌により分散することによって、硬化性組成物を製造
した。前記分散体はさらに、架橋剤としてエチレングリ
コールジメタクリレート0.3部、メタクリルオキシト
クメトキシシラン0.004部及び0.3部のClay
tone PS−2を含んだ。組成物の粘度を、3.3
部の″Diakon″LS600の含有により調節し
た。
【0042】組成物は、B型粘度計(スピンドル3,3
0rpm )で測定される場合、24ポアズの粘度を有する
易流動性であるが、しかし1.75のチキソトロピー指
数を有する中ぐらいの剪断減粘性であった。
【0043】組成物を、例1に記載されるようにシンク
中に成形した。そのシンクは、良好な表面仕上げを有
し、そして外観面及び裏面の両者のために61のバーコ
ル硬度読み取りが得られ、これは沈降を示さない。シン
クは、例1に記載されるように熱衝撃性亀裂に対して類
似する耐性を有した。
【0044】例4 メチルメタクリレート及びジメチルアミノーメタクリレ
ートの95:5コポリマー0.1025重量部を用い
て、メチルメタクリレート34重量部に45ミクロンの
平均粒度を有するアルミナ三水和物(Sumitomo
ChemicalからのCW350)63重量部を、
容器中での単純な櫂形攪拌により分散することによっ
て、硬化性組成物を製造した。前記分散体はさらに、架
橋剤としてエチレングリコールジメタクリレート0.3
部、γ−メタクリルオキシトクメトキシシラン0.00
82部及び0.75部のClaytone PS−2を
含んだ。組成物の粘度を、2.1部の″Diakon″
LS600の含有により調節した。
【0045】組成物は、B型粘度計(スピンドル3,3
0rpm )で測定される場合、36ポアズの粘度を有する
易流動性であるが、しかし3.36のチキソトロピー指
数を有する強い剪断減粘性であった。
【0046】組成物を、例1に記載されるようにシンク
中に成形した。そのシンクは、良好な表面仕上げを有
し、そして外観面及び裏面の両者のために58のバーコ
ル硬度読み取りが得られ、これは沈降を示さない。シン
クは、例1に記載されるように熱衝撃性亀裂に対して類
似する耐性を有した。
【0047】例5 例4の方法を、45ミクロンの平均粘度を有するアルミ
ナ三水和物(Sumitomo Chemicalから
のCW350)を用いてくり返した。生成物への小斑点
の花崗岩様外観を付与するために、着色された顆粒を分
散体にブレンドした。これらの顆粒は、着色されたAT
H−充填ポリエステル複合体を粉砕することによって調
製され、そしてR J Marshall Co.から
DC10(白色)及びDC20(黒色)として市販され
ている。これらの顆粒の平均粘度は500ミクロンであ
る。DC10(白色)7.5部及びDC20(黒色)3
部を、分散体に攪拌した。組成物は、B型粘度計(スピ
ンドル4,30rpm )上で測定される場合、65ポアズ
の粘度を有する易流動性であり、そして強く剪断減粘性
であった。剪断減粘性挙動は、6rpm 対30rpm でのB
型粘度読み取り(スピンドルNo. 4)の割合として定義
されるチキソトロピー指数により特徴づけられた。この
配合のためには、そのチキソトロピー指数は3.23で
あった(210ポアズの粘度読み取り,6rpm 及び65
ポアズ,30rpm )。
【0048】1.6重量%(MMAに基づいて)のPe
rkadox16及び0.8重量%のステアリン酸を、
分散体に添加した。分散体の粘度がいく分低下するが
(25ポアズ、スピンドルNo. 3,30rpm )、しかし
それはその剪断減粘性質を保持した。分散体を、2バー
ルの射出圧を用いて、1.5mの長さのカウンター甲板
金型中に容易にポンプ移動せしめた。その金型を90秒
で充填した。金型表面の両半分を、充填操作のために5
0℃で維持した。充填の後、金型の外観表面が重合され
る金型の温度を、80℃に上げた。15分の重合の後、
両金型の温度を100℃に上げ、そして重合を、30分
の合計の硬化時間の間続けた。重合の後、約10mmの厚
さを有するカウンター甲板を製造した。後硬化を包含す
る硬化を完結するための反応時間は、約50分であっ
た。
【0049】そのカウンター甲板は、良好な表面仕上げ
を有した。黒色及び白色の顆粒の濃度は、外観面及び裏
面上で同じであると眼により判断され、これは、大きな
充填剤含有粒子が、重合サイクルの間、実質的に均等に
分散されたまま存続することを示す。
【0050】例6 一連の硬化性組成物を、例1に記載しているようにして
調製した。但し、0.75部のClaytone PS
−2チキソトロープを除外し、そして0.75部の濃度
での次の有機粘土と交換した:Claytone40,
ClaytoneAPA,Perchem44,Cla
ytone AF(これらのすべてはLaporteか
ら入手できる)、Perchem44,Perchem
97,Perchem Easigel(Akzo C
hemicalsから入手できる)。前記クレーを、単
純な攪拌により一連の硬化性組成物中に混合した(高い
剪断混合の使用又は配合されたクレープレーゲルを用い
ないで)。
【0051】すべての組成物は、易流動性であり、そし
て粘度はB型粘度計(スピンドルNo. 3,30rpm )で
測定され、そして表1に示される。チキソトロピー指数
(例1に定義されるような)はまた、表1に示される。
【0052】分離の後、すべての組成物を、30分間、
フラスコ内で静置し、充填剤の沈降の速度を評価した。
明白な沈殿物は、これらのいづれの組成物にも観察され
なかった。
【0053】
【表1】
【0054】比較例D 硬化性組成物を、例1に記載されるようにして調製し、
そしてClaytonePS−2チキソトロープ0.7
5部を一連のヒュームドシリカにより交換した。次のヒ
ュームドシリカが0.75部で分散体中に導入された:
A130,A300,A380,A200(これらすべ
ては、Degussa Ltdから入手できる)。それ
らのクレーを、単純な攪拌により、硬化性組成物中に混
合した。
【0055】すべての組成物は易流動性であった。粘度
を、B型粘度計(スピンドルNo. 3,30rpm )で測定
し、そして表2に示す。チキソトロピー指数(例1に定
義されるような)をまた、表2に示す。
【0056】すべての組成物は、無意味な粘度組成を示
した。たった1種のヒュームドシリカ品種(A130)
が、いづれかの測定可能なチキソトロピーを示した。組
成物が30分間、静置される場合、すべての組成物は、
充填剤の有意な沈降を示した。
【0057】
【表2】
【0058】比較例E 比較例Dの方法に従って、0.75部で分散体中に導入
された一連の被覆ヒュームドシリカを評価した。それら
のシリーズは、R812,R972,R202,R80
5,R974(すべては、Degassaから入手でき
る)から成った。
【0059】すべての組成物は易流動性であり、そして
それらの粘度及びチキソトロピー指数が表3に示され
る。すべての組成物は、無意味な粘度組成を示した。た
った1種のヒュームドシリカ品種(R812)がいづれ
かの測定可能なチキソトロピーを示した。組成物が30
分間静置される場合、すべての組成物は、充填剤の有意
な沈降を示した。
【0060】
【表3】
【0061】例7 メチルメタクリレート及びジメチルアミノーメタクリレ
ートの95:5コポリマー0.72重量部を用いて、メ
チルメタクリレート26.2重量部に8ミクロンの平均
粒度を有するクリストバル石シリカ72重量部を、容器
中での単純な櫂形攪拌により分散することによって、硬
化性組成物を製造した。前記分散体はさらに、架橋剤と
してエチレングリコールジメタクリレート0.3部、γ
−メタクリルオキシトクメトキシシラン0.07部及び
0.125部のClaytonePS−2を含んだ。組
成物の粘度を、1.0部の″Diakon″LS600
の含有により調節した。Briteflask Sil
uer B,S30T(Microfine Mine
ralsからの)として知られる800μmの平均粘度
の銀メッキされた雲母2部及び顔料マスターバッチ0.
3部を添加し、反射性の石のような外観をもたらした。
【0062】組成物は、B型粘度計(スピンドル3,3
0rpm )で測定される場合、20ポアズの粘度を有する
易流動性であるが、しかし1.60のチキソトロピー指
数を有する中ぐらいの剪断減粘性であった。
【0063】分散体に、例1に記載しているようにし
て、Perkadox16及びステアリン酸を添加し
た。その分散体は、3.5バールの射出圧を用いて、
1.2mの長さの槽金型中に容易にポンプ移動された。
その金型の約200秒で充填された。重合の後、約8mm
の厚さの成形品が生成された。硬化を完結するための反
応時間は、後硬化を包んで60分であった。
【0064】槽は反射性の石のような仕上りを有した。
反射性粒子の分布は、槽の外観面を通して均等であっ
た。その反射性粒子の濃度は、外観面及び裏面上で視覚
的に類似し、これは沈降効果の不在を示す。
【0065】比較例F 硬化性組成物を、例7におけるようにして調製した。但
し、ClaytonePS−2チキソトロープを除外し
た。分散体は、B型粘度計(スピンドルNo.3,30rpm
)に基づいて測定される場合、15ポアズの粘度を有
する易流動性であり、そして無視できる剪断減粘性を示
した。槽成形は、例7に記載される方法を用いて行なわ
れた。
【0066】槽は、反射性の石のような仕上りを有し、
そして外観面を通しての反射性粒子の不均等な分布も有
した。充填位置近くのいくつかの部分(分散のための金
型入口点)は、不均等な外観を与える反射性粒子の相当
な沈降を示した。裏面上での反射性粒子の濃度は、外観
面よりも相当に低く、それは、沈降が生じなかったこと
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ニコラス ジョン ウォルトン イギリス国,チェシャー ダブリュエー7 4キューディー,ランコーン,ザ ヘル ス,ピー.オー.ボックス 8 (72)発明者 マイケル デビッド テイラー イギリス国,チェシャー ダブリュエー7 4キューディー,ランコーン,ザ ヘル ス,ピー.オー.ボックス 8

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排除生成物の形成を伴わないで固体ポリ
    マーを形成するために重合可能である有機液体、ここで
    メチルメタクリレートが前記有機液体の少なくとも15
    重量%を包含し、細かく分割された無機充填剤粒子20
    〜70体積%、ここでそれらの少なくとも1体積%が少
    なくとも30ミクロンの直径を有する粒子の形で存在
    し、但し、そのような粒子の最大粒度が150ミクロン
    である場合、それらは20〜70体積%の間の濃度で存
    在し、そして粒子が150ミクロン以上の粒度を有する
    場合、それらは少なくとも1体積%、好ましくは30体
    積%を越えない濃度で存在し、及び合計組成物の0.0
    5〜5.0重量%での、少なくとも100m2/gの粒子
    表面積を有する親有機性表面変性クレーを含んで成る流
    体の高充填硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 前記表面変性クレー0.1〜2.0重量
    %を含む請求項1記載の流体の高充填硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 前記クレーが400m2/g以上の表面積
    を有する請求項1又は2記載の流体の高充填硬化性組成
    物。
  4. 【請求項4】 前記メチルメタクリレートが有機液体の
    主要部を包含する請求項1〜3のいづれか1項記載の流
    体の高充填硬化性組成物。
  5. 【請求項5】 前記有機液体が、前記組成物が硬化され
    た後、架橋され又は高く枝分れされる最終マトリックス
    ポリマーをもたらす成分を含む請求項1〜4のいづれか
    1項記載の流体の高充填硬化性組成物。
  6. 【請求項6】 (a)重合可能液体により溶媒化され、
    そしてまた、組成物の硬化の間を通してもたらされるオ
    リゴマー又はポリマー生成物により溶媒化され、又はそ
    れと相溶できる少なくとも500の分子量の少なくとも
    1種の鎖状成分及び(b)無機充填剤の粒子と会合する
    ことができ、そしてそれらの粒子への定着をもたらすこ
    とができる1又は複数の基を含むポリマー分散剤を含む
    請求項1〜5のいづれか1項記載の流体の高充填硬化性
    組成物。
  7. 【請求項7】 30rpm でスピンドルNo. 3を用いての
    B型粘度計に基づいて測定される場合、5〜250ポア
    ズの粘度を有する請求項1〜6のいづれか1項記載の流
    体の高充填硬化性組成物。
  8. 【請求項8】 前記チキソトロピー指数が少なくとも
    1.1である請求項7記載の流体の高充填硬化性組成
    物。
  9. 【請求項9】 前記チキソトロピー指数が少なくとも2
    である請求項8記載の流体の高充填硬化性組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいづれか1項記載の硬
    化性組成物から調製された成形製品であって、充填剤粒
    子がその成形製品の厚さを通して均等に分散されている
    ことを特徴とする製品。
JP4126291A 1991-05-20 1992-05-19 高充填重合性組成物 Pending JPH05156112A (ja)

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