JPS61111953A - 耐薬品性の良好な人造石成形品 - Google Patents

耐薬品性の良好な人造石成形品

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JPS61111953A
JPS61111953A JP22303884A JP22303884A JPS61111953A JP S61111953 A JPS61111953 A JP S61111953A JP 22303884 A JP22303884 A JP 22303884A JP 22303884 A JP22303884 A JP 22303884A JP S61111953 A JPS61111953 A JP S61111953A
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carbonate
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chemical
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弘照 長谷川
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Fukubi Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐薬品性の良好な人造石成形品に関するもので
、より詳細には化学実験室の実験台や化学工場の作業台
等の各種天板として好適な人造石成形品に関する。
従来の技術及び発明の技術的課題 従来、熱硬化性樹脂を使用する人造石成形体としては、
天然石材の砕片乃至粉末硝石片乃至粉末、各種欽滓類、
砂等の骨材やタルク、クレー等の充填材に、熱硬化型不
飽和ポリエステル樹脂或いは熱硬化型不飽和アクリル樹
脂の樹脂液を混合し、この組成物を所定の形状に成形し
つつ該樹脂液を重合硬化したものが使用されている。
公知の人造石成形体は、内装材、外装材等の建材として
の用途に関しては概ね満足し得るものであるとしても、
これらの成形体は未だ耐薬品性に劣っており、例えば種
々の有機溶媒や酸等に接触すると、これらに侵されると
いう欠点がある。
発明の骨子 本発明者は、種々の熱硬化性樹脂の内でも、ジエチレン
グリコールジアリルカーボネートのようなポリオールポ
リアリルカーボネートを選択し且つ充填剤としてシリカ
或いはアルミナ水和物の微粉末品を選択し、これらの組
合せから成る組成物を成形し重合硬化させるときには、
耐薬品性に特に優れた人造石成形体が得られることを見
出した。
発明の目的 本発明の目的は、耐薬品性に優れた人造石成形品を提供
するにある。
本発明の他の目的は、耐熱性、耐摩耗性にも優れており
、しかも成形収縮率が小さく、成形後の外観も良好な人
造石成形品を提供するにある。
本発明の更に他の目的は、上述した優れた特性を有する
人造石成形品を比較的安価に提供するにある。
発明の構成 本発明によれば、ポリオールポリアリルカーボネート1
0乃至70重量%とシリカ又はアルミナ水和物の微粉末
30乃至90重量%とを含有する組成物の重合成形体か
ら成ることを特徴とする耐薬品性の良好な人造石成形品
が提供される。
上記組成物におけるモノマー成分は複数個のアリル基を
有し、ラジカル開始剤の存在下に重合硬化が行われる。
ラジカル開始剤はモノマー成分当り1乃至5重量%、特
に2.5乃至4重量%の量で用いるのがよい。
発明の好適態様 本発明について以下に詳細に説明する。
モノマー成分 本発明に用いるポリオールポリアリルカーボネートは、
下記一般式 %式%(1) 式中、rLは2以上の正の整数、好適には2又は3であ
り、基Rはポリオール残基である、 で表わされる。上記一般式(1)のモノマーを構成する
ポリオール成分としては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1.4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1.6−ヘキサンジオール、ジエチレン
グリコール、トリエチレンゲリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペン
タエリスリトール等が挙げられる。用いるポリオールポ
リアリルカーボネートは、複数種のポリオール成分を含
む単量体の混合物であってもよい。
本発明の目的に特に好適なモノマーは、グリコールジア
リルカーゲネートであり、最も好適なものはジエチレン
グリコールジアリルカーボネートである。
本発明に用いるモノマーは、分子中に複数個のアリル基
を有し、重合硬化により三次元状に網状化したポリカー
ボネートを形成し得るという特徴を有する。本発明は、
この三次元状に網状化したポリカーボネートを、人造石
成形体の結合剤に使用するものである。
従来グリコールジアリルカーボネートの単独重合成形品
は、無色で光学的に透明であり、しかも高強度、耐摩耗
性を有することが知られており、主として眼鏡用合成樹
脂素材として知られている。
しかしながら、このモノマーは高価であり、反応にかな
り長時間を必要とすること、モノマーからの直接の重合
であるため、重合成形後の収縮が大きいこと等から、生
産性も悪く、従ってその成形品も非常に高価なものとな
り、一部の特殊な用途にしか用いられていないのが現状
である〇本発明は、上述した七ツマ−を、人造石成形品
の製造に用いることにより、網状化ポリカーボネートに
特有の耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性及び高強度等の特性
を人造石成形品に付与し、しかもこの樹脂の充填材とし
て、シリカ或いはアルミナ水和物を選ぶことにより、成
形収縮率を低減させると共に材料コストも低減させ、全
体としての外観が良好でしかも耐薬品性にも優れた人造
石成形品を得ることに成功したものである。
充填材 本発明では、化学的不活性乃至は比較的不活性な充填材
であり、また前記モノマーに対するなじみが良く、しか
も比較的低い成形収縮率を与える充填材であるという見
地から、シリカ或いはアルミナ水和物の微粉末品を使用
する。
シリカ微粉末品、特に、高純度の砕石を用いたものは、
フッ化水素酸以外には侵されず、化学的に安定しており
、加えて、熱伝導性が低いため、成形品の耐熱性も向上
する。アルミナ3水和物は、強酸、強アルカリには侵さ
れるが、従来のアクリル樹脂を用いた成形品に比べ、難
燃性、耐薬品性、特に耐薬品性を向上させた物品として
価値の高いものとなる。
シリカ或いはアルミナ水和物の粒径は一般に1乃至30
μ、特に5乃至20μの範囲にあるものが望せしい。
組成 本発明では、二成分基準で、ポリオールポリアリルカー
ボネートを10乃至70重量%、特に20乃至45重量
%、シリカ或いはアルミナ水和物の微粉末品を30乃至
90重量%、特に55乃至80重−jlチとなる量比で
使用する。充填材の量が上記範囲よりも少ない場合には
、人造石成形品としての外観特性や風合いが得られず、
また成形収縮率が犬きくなったり、コストも高くなる傾
向がある。また、モノマーの量が上記範囲よりも低い場
合には、無機質充填材の均一な混合が困難となると共に
、機械的強度や耐摩耗性が低下する。
ポリオールポリアリルカーボネートの重合硬化は、熱や
放射線によって開始させることも可能であるが、一般に
はモノマーと充填材との組成物中にラジカル重合開始剤
を含有させておくことが好ましい。
ラジカル開始剤としては、t−ブチルヒドロペルオキシ
ド、クメンヒドロペルオキシド、ジーを一フキルベルオ
キシド、ペルオキシ安n香酸−を一フチル、過酸化ラウ
ロイル、ジイソプロピルペルオキシジカーボネート、メ
チルエチルケトンペルオキシド等の過酸化物や、アゾビ
スイソブチロニトリル、アゾビスメチルイソバレロニト
リル等のアゾ化合物が使用される。これらのラジカル開
始剤は、モノマー当り1乃至5重量%、特に2.5乃至
4重量%の量で存在させるのが望ましい。これらのラジ
カル開始剤は、各種アミン類、金属石ケン等の促進剤と
の組合せで用いることもできる。
本発明に用いる組成物には、それ自体公知の任意の配合
剤を公知の処方に従って配合できる。例えば、成形品を
着色するために、白色乃至は着色顔料或いはフレーク顔
料を配合することができる。
製造法及び成形品 前述した各成分を、大気中或いは必要により窒素ガスの
ような不活性雰囲気中で均密に混合し、必要に上り脱泡
した後、成形型に充填し、必要により加熱下に重合硬化
させる。
この発明で得られる成形品は、ポリオールポリアリルカ
ーボネートモノマーを結合剤とすることにより、耐薬品
性、耐熱性、透明性を与え、無機充填材を添加すること
により、成形性の改良、材料コストの低減、加えて、シ
リカを用いた場合は、耐薬品性、アルミナ3水和物を用
いた場合は難燃性を付与(〜、最大の特徴として耐薬品
性の良好な成形品となり得る。この製品は実験室天板等
の耐薬品性の必要とする部所に非常に有用である。
以下、具体的な実施例を示す。
実施例1゜ ジエチレングリコールジアリルカーボネートモノマー3
5重t%、粒径が150〜300メツシ二の高純度シリ
カ微粉末品65重量%、ジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネートを前記モノマーに対し3重t%とを、窒素ガ
ス中で攪拌混合し、脱泡した後、内部寸法が1000x
600x12調で密閉可能な成形型に注入し、以下の重
合昇温スチームにより硬化させた。
450 4時間 50C4時間 60C3時間 650 3時間 75C1,5時間 80C1,5時間 900 1時間 1)0C3時間 得られた成形品は、パーコール硬度62(GYZJ93
4−1)、外観状態良好で、耐薬品性に関しては、目視
検査にて判断した結果、フッ化水素酸、クロロホルム以
外で異常は見られなかった0 実施例2゜ 実施例1と同じ配合比率のものを、大気中にて攪拌混合
し、脱泡したものを同様な処方にて重合硬化させた。得
られた成形品は、表面硬度、耐薬品性に関し、実施例1
で得られた成形品とほぼ同じであり、重合不良の気配は
なかった。
実施例3゜ ジエチレングリコールジアリルカーボネートモノマー2
5重量%、粒径が150〜300メツシユ内のアルミナ
6水和物75重量%、ジインプロピルパーオキシジンカ
ーボネートを前記モノマーに対し6重量%とを大気中で
攪拌混合し、脱泡した後、内径寸法が1000X600
X18na++で密閉可能な成形型に注入し、実施例1
と同じ重合昇温スチームにより硬度させた。得られた成
形品は透明性、外観の良好な難燃効果の高いものであっ
た0

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオールポリアリルカーボネート10乃至70
    重量%とシリカ又はアルミナ水和物の微粉末30乃至9
    0重量%とを含有する組成物の重合成形体から成ること
    を特徴とする耐薬品性の良好な人造石成形品。
  2. (2)ポリオールポリアリルカーボネートがグリコール
    ジアリルカーボネートである特許請求の範囲第1項記載
    の人造石成形品。
  3. (3)前記組成物はポリオールポリアリルカーボネート
    当り1乃至5重量%のラジカル開始剤を含有するもので
    ある特許請求の範囲第1項記載の人造石成形品。
JP22303884A 1984-10-25 1984-10-25 耐薬品性の良好な人造石成形品 Granted JPS61111953A (ja)

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