JPH0339983B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0339983B2 JPH0339983B2 JP59223038A JP22303884A JPH0339983B2 JP H0339983 B2 JPH0339983 B2 JP H0339983B2 JP 59223038 A JP59223038 A JP 59223038A JP 22303884 A JP22303884 A JP 22303884A JP H0339983 B2 JPH0339983 B2 JP H0339983B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- molded product
- molded
- artificial stone
- monomer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は耐薬品性の良好な人造石成形品に関す
るもので、より詳細には化学実験室の実験台や化
学工場の作業台等の各種天板として好適な人造石
成形品に関する。 従来の技術及び発明の技術的課題 従来、熱硬化性樹脂を使用する人造石成形体と
しては、天然石材の砕片乃至粉末硅石片乃至粉
末、各種鉱滓類、砂等の骨材やタルク、クレー等
の充填材に、熱硬化型不飽和ポリエステル樹脂或
いは熱硬化型不飽和アクリル樹脂の樹脂液を混合
し、この組成物を所定の形状に成形しつつ該樹脂
液を重合硬化したものが使用されている。 公知の人造石成形体は、内装材、外装材等の建
材としての用途に関しては概ね満足し得るもので
あるとしても、これらの成形体は未だ耐薬品性に
劣つており、例えば種々の有機溶媒や酸等に接触
すると、これらに侵されるという欠点がある。 発明の骨子 本発明者は、種々の熱硬化性樹脂の内でも、ジ
エチレングリコールジアリルカーボネートのよう
なジアリルカーボネートを選択し且つ充填剤とし
て特定平均粒径を有するシリカ或いはアルミナ水
和物の微粉末品を選択し、これらの組合せから成
る組成物を成形し重合硬化させるときには、耐薬
品性に特に優れた人造石成形体が得られることを
見出した。 発明の目的 本発明の目的は、耐薬品性に優れた人造石成形
品を提供するにある。 本発明の他の目的は、耐熱性、耐摩耗性にも優
れており、しかも成形収縮率が小さく、成形後の
外観も良好な人造石成形品を提供するにある。 本発明の更に他の目的は、上述した優れた特性
を有する人造石成形品を比較的安価に提供するに
ある。 発明の構成 本発明によれば、グリコールジアリルカーボネ
ート20乃至70重量%と平均粒径5乃至20μの範囲
にあるシリカ又はアルミナ水和物の微粉末30乃至
80重量%とを含有する組成物の重合成形体から成
ることを特徴とする耐薬品性の良好な人造石成形
品が提供される。 上記組成物におけるモノマー成分は複数個のア
リル基を有し、ラジカル開始剤の存在下に重合硬
化が行われる。ラジカル開始剤はモノマー成分当
り2.5乃至5重量%、特に2.5乃至4重量%の量で
用いるのがよい。 発明の好適態様 本発明について以下に詳細に説明する。 モノマー成分 本発明に用いるグリコールジアリルカーボネー
トは、下記一般式 式中R基はグリコール又はポリグリコール残基
である、で表わされる。上記一般式(1)のモノマー
を構成するグリコール成分としては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール等が挙げられる。用いるグリ
コールジアリルカーボネートは、複数種のグリコ
ール成分を含む単量体の混合物であつてもよい。 本発明の目的に特に好適なモノマーは、ジエチ
レングリコールジアリルカーボネートである。 本発明に用いるモノマーは、分子中に2個のア
リル基を有し、重合硬化により三次元状に網状化
したポリカーボネートを形成し得るという特徴を
有する。本発明は、この三次元状に網状化したポ
リカーボネートを、人造石成形体の結合剤に使用
するものである。 従来グリコールジアリルカーボネートの単独重
合成形品は、無色で光学的に透明であり、しかも
高強度、耐摩耗性を有することが知られており、
主として眼鏡用合成樹脂素材として知られてい
る。しかしながら、このモノマーは高価であり、
反応にかなり長時間を必要とすること、モノマー
からの直接の重合の場合は特に、重合成形後の収
縮が大きいこと等から、生産性も悪く、従つてそ
の成形品も非常に高価なものとなり、一部の特殊
な用途にしか用いられていないのが現状である。 本発明は上述したモノマーと、下記に述べる特
定性状の充填材を組合せたことにより各々の素材
の特性を生かすと共に該組合せによる相乗効果に
より、他樹脂及び他の充填剤との組合せでは、到
底得ることの出来ない耐薬品性、特に耐溶剤性に
優れた人造石成形品を得ることに成巧したもので
あつて、結果的には、耐薬品性に優れているだけ
でなく、耐熱性、耐摩耗性及び靭性にも優れ、し
かも成形収縮率が少なく経済的で、全体としての
外観も良好で、化学実験室の実験台や化学工場の
作業台等の各種天板として理想的な性能を有する
成形品を得たものである。 特に、グリコールカーボネートと特定シリカ又
はアルミナ水和物微粉末の組合せは、他の類似の
カーボネート例えばジアリルカーボネートと微粉
末充填剤を組合せた組成物による成形品に比較し
て、靭性に優れ、従つて成形後の加工が容易な点
も、特徴の一つとして挙げることができる。 充填剤 本発明で使用される充填材は、平均粒径が5乃
至20μの範囲にあるシリカ微粉末又はアルミナ水
和物の微粉末である。 このような平均粒径を持つシリカ又はアルミナ
微粉末が、上記グリコールカーボネートと組合せ
ると特に好適な成形品を得る理由は、いまだ完全
には解明されていないが、上述のシリカ又はアル
ミナ微粉末を、上記カーボネート未硬化樹脂成分
に配合すると、その揺変特性賦与作用が著しく大
で、硬化時に成形物を擬似硬化状態に保ち、樹脂
成分中に該充填剤微粒子が均質に分散したまま硬
化させることができるため、成形品の表面近くに
も均一に充填粒子が分散し、硬化成形時の体積収
縮抑止効果とあいまつて、成型時にいわゆる心効
果(wick effect)が極めて少ない状態に成形す
ることができ、これらが、該成形品の耐溶剤性の
向上に寄与しているものと推測される。 平均粒径が20μより大きいと均一分散性が悪
く、硬化時の揺変特性及び成形品の外観、風合い
が異つたものとなる。 一方平均粒径が5μよりも小さいと、粒子の嵩
比重が小さくなり過ぎ、混入量が制限されるため
性能的な改善効果は少なく、外観風合いが異なつ
たものとなる。 アルミナ3水和物は、強酸、強アルカリには侵
されるが、従来のアクリル樹脂を用いた成形品に
比べ、難燃性、耐薬品性、を向上させた物品とし
て価値の高いものとなる。 組 成 本発明では、二成分基準で、グリコールジアリ
ルカーボネート20乃至70重量%、特に20乃至45重
量%、シリカ或いはアルミナ水和物の微粉末品を
30乃至80重量%、特に55乃至80重量%となる量比
で使用する。充填材の量が上記範囲よりも少ない
場合には、人造石成形品としての外観特性や風合
いが得られず、また成形収縮率が大きくなつた
り、コストも高くなる傾向がある。また、モノマ
ーの量が上記範囲よりも低い場合には、無機質充
填材の均一な混合が困難となると共に、機械的強
度や耐摩耗性が低下する。 ポリオールポリアリルカーボネートの重合硬化
は、熱や放射線によつて開始させることも可能で
あるが、一般にはモノマーと充填材との組成物中
にラジカル重合開始剤を含有させておくことが好
ましい。 ラジカル開始剤としては、t−ブチルヒドロペ
ルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、ジ−t
−ブチルペルオキシド、ペルオキシ安息香酸−t
−ブチル、過酸化ラウロイル、ジイソプロピルペ
ルオキシジカーボネート、メチルエチルケトンペ
ルオキシド等の過酸化物や、アゾビスイソブチロ
ニトリル、アゾビスメチルイソバレロニトリル等
のアゾ化合物が使用される。これらのラジカル開
始剤は、モノマー当り2.5乃至5重量%、特に2.5
乃至4重量%の量で存在させるのが望ましい。こ
れらのラジカル開始剤は、各種アミン類、金属石
ケン等の促進剤との組合せで用いることもでき
る。 本発明に用いる組成物には、それ自体公知の任
意の配合剤を公知の処方に従つて配合できる。例
えば、成形品を着色するために、白色乃至は着色
顔料或いはフレーク顔料を配合することができ
る。 製造法及び成形品 前述した各成分を、大気中或いは必要により窒
素ガスのような不活性雰囲気中で均密に混合し、
必要により脱泡した後、成形型に充填し、必要に
より加熱下に重合硬化させる。 この発明で得られる成形品は、グリコールジア
リルカーボネートモノマーを結合剤とすることに
より、耐薬品性、耐熱性、透明性を与え、無機充
填材を添加することにより、成形性の改良、材料
コストの低減、加えて、シリカを用いた場合は、
耐薬品性、アルミナ3水和物を用いた場合は難燃
性を付与し、最大の特徴として耐薬品性の良好な
成形品となり得る。この製品は実験室天板等の耐
薬品性の必要とする部所に非常に有用である。 以下、具体的な実施例を示す。 実施例 1 ジエチレングリコールジアリルカーボネートモ
ノマー35重量%、粒径が150〜300メツシユの高純
度シリカ微粉末品65重量%、ジアソプロピルペル
オキシジカーボネートを前記モノマーに対し3重
量%とを、窒素ガス中で撹拌混合し、脱泡した
後、内部寸法が1000×600×12mmで密閉可能な成
形型に注入し、以下の重合昇温スチームにより硬
化させた。 45℃ 4時間 50℃ 4時間 60℃ 3時間 65℃ 3時間 75℃ 1.5時間 80℃ 1.5時間 90℃ 1時間 110℃ 3時間 得られた成形品は、バーコール硬度62(GYZJ
934−1)、外観状態良好で、耐薬品性に関して
は、目視検査にて判断した結果、フツ化水素酸、
クロロホルム以外で異常は見られなかつた。 実施例 2 実施例1と同じ配合比率のものを、大気中にて
撹拌混合し、脱泡したものを同様な処方にて重合
硬化させた。得られた成形品は、表面硬度、耐薬
品性に関し、実施例1で得られた成形品とほぼ同
じであり、重合不良の気配はなかつた。 実施例 3 ジエチレングリコールジアリルカーボネートモ
ノマー25重量%、粒径が150〜300メツシユ内のア
ルミナ3水和物75重量%、ジイソプロピルペルオ
キシジカーボネートを前記モノマーに対し3重量
%とを大気中で撹拌混合し、脱泡した後、内径寸
法が1000×600×18mmで密閉可能な成形型に注入
し、実施例1と同じ重合昇温スチームにより硬度
させた。得られた成形品は透明性、外観の良好な
難燃効果の高いものであつた。 比較例 1 実施例1で得られた成形品、及び実施例1のジ
エチレングリコールジアリルカーボネートモノマ
ーの代りに同量のメタクリル酸メチルシロツプを
使用し、硬化成形した、実施例1と同形の成形品
を各々試験板とし、これらの試験板を洗浄後乾燥
し、試験液約0.2mlを板上に滴下し、時計皿で覆
い、室温で24時間放置した後、試験液を洗い落と
し、試験板の変化を肉眼で観察した。結果を表1
に示す。 判定は以下の基準で表示した。 ◎…変化なし 〇…表面が少し侵される △…かなりはつきり侵される ×…完全に侵される
るもので、より詳細には化学実験室の実験台や化
学工場の作業台等の各種天板として好適な人造石
成形品に関する。 従来の技術及び発明の技術的課題 従来、熱硬化性樹脂を使用する人造石成形体と
しては、天然石材の砕片乃至粉末硅石片乃至粉
末、各種鉱滓類、砂等の骨材やタルク、クレー等
の充填材に、熱硬化型不飽和ポリエステル樹脂或
いは熱硬化型不飽和アクリル樹脂の樹脂液を混合
し、この組成物を所定の形状に成形しつつ該樹脂
液を重合硬化したものが使用されている。 公知の人造石成形体は、内装材、外装材等の建
材としての用途に関しては概ね満足し得るもので
あるとしても、これらの成形体は未だ耐薬品性に
劣つており、例えば種々の有機溶媒や酸等に接触
すると、これらに侵されるという欠点がある。 発明の骨子 本発明者は、種々の熱硬化性樹脂の内でも、ジ
エチレングリコールジアリルカーボネートのよう
なジアリルカーボネートを選択し且つ充填剤とし
て特定平均粒径を有するシリカ或いはアルミナ水
和物の微粉末品を選択し、これらの組合せから成
る組成物を成形し重合硬化させるときには、耐薬
品性に特に優れた人造石成形体が得られることを
見出した。 発明の目的 本発明の目的は、耐薬品性に優れた人造石成形
品を提供するにある。 本発明の他の目的は、耐熱性、耐摩耗性にも優
れており、しかも成形収縮率が小さく、成形後の
外観も良好な人造石成形品を提供するにある。 本発明の更に他の目的は、上述した優れた特性
を有する人造石成形品を比較的安価に提供するに
ある。 発明の構成 本発明によれば、グリコールジアリルカーボネ
ート20乃至70重量%と平均粒径5乃至20μの範囲
にあるシリカ又はアルミナ水和物の微粉末30乃至
80重量%とを含有する組成物の重合成形体から成
ることを特徴とする耐薬品性の良好な人造石成形
品が提供される。 上記組成物におけるモノマー成分は複数個のア
リル基を有し、ラジカル開始剤の存在下に重合硬
化が行われる。ラジカル開始剤はモノマー成分当
り2.5乃至5重量%、特に2.5乃至4重量%の量で
用いるのがよい。 発明の好適態様 本発明について以下に詳細に説明する。 モノマー成分 本発明に用いるグリコールジアリルカーボネー
トは、下記一般式 式中R基はグリコール又はポリグリコール残基
である、で表わされる。上記一般式(1)のモノマー
を構成するグリコール成分としては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール等が挙げられる。用いるグリ
コールジアリルカーボネートは、複数種のグリコ
ール成分を含む単量体の混合物であつてもよい。 本発明の目的に特に好適なモノマーは、ジエチ
レングリコールジアリルカーボネートである。 本発明に用いるモノマーは、分子中に2個のア
リル基を有し、重合硬化により三次元状に網状化
したポリカーボネートを形成し得るという特徴を
有する。本発明は、この三次元状に網状化したポ
リカーボネートを、人造石成形体の結合剤に使用
するものである。 従来グリコールジアリルカーボネートの単独重
合成形品は、無色で光学的に透明であり、しかも
高強度、耐摩耗性を有することが知られており、
主として眼鏡用合成樹脂素材として知られてい
る。しかしながら、このモノマーは高価であり、
反応にかなり長時間を必要とすること、モノマー
からの直接の重合の場合は特に、重合成形後の収
縮が大きいこと等から、生産性も悪く、従つてそ
の成形品も非常に高価なものとなり、一部の特殊
な用途にしか用いられていないのが現状である。 本発明は上述したモノマーと、下記に述べる特
定性状の充填材を組合せたことにより各々の素材
の特性を生かすと共に該組合せによる相乗効果に
より、他樹脂及び他の充填剤との組合せでは、到
底得ることの出来ない耐薬品性、特に耐溶剤性に
優れた人造石成形品を得ることに成巧したもので
あつて、結果的には、耐薬品性に優れているだけ
でなく、耐熱性、耐摩耗性及び靭性にも優れ、し
かも成形収縮率が少なく経済的で、全体としての
外観も良好で、化学実験室の実験台や化学工場の
作業台等の各種天板として理想的な性能を有する
成形品を得たものである。 特に、グリコールカーボネートと特定シリカ又
はアルミナ水和物微粉末の組合せは、他の類似の
カーボネート例えばジアリルカーボネートと微粉
末充填剤を組合せた組成物による成形品に比較し
て、靭性に優れ、従つて成形後の加工が容易な点
も、特徴の一つとして挙げることができる。 充填剤 本発明で使用される充填材は、平均粒径が5乃
至20μの範囲にあるシリカ微粉末又はアルミナ水
和物の微粉末である。 このような平均粒径を持つシリカ又はアルミナ
微粉末が、上記グリコールカーボネートと組合せ
ると特に好適な成形品を得る理由は、いまだ完全
には解明されていないが、上述のシリカ又はアル
ミナ微粉末を、上記カーボネート未硬化樹脂成分
に配合すると、その揺変特性賦与作用が著しく大
で、硬化時に成形物を擬似硬化状態に保ち、樹脂
成分中に該充填剤微粒子が均質に分散したまま硬
化させることができるため、成形品の表面近くに
も均一に充填粒子が分散し、硬化成形時の体積収
縮抑止効果とあいまつて、成型時にいわゆる心効
果(wick effect)が極めて少ない状態に成形す
ることができ、これらが、該成形品の耐溶剤性の
向上に寄与しているものと推測される。 平均粒径が20μより大きいと均一分散性が悪
く、硬化時の揺変特性及び成形品の外観、風合い
が異つたものとなる。 一方平均粒径が5μよりも小さいと、粒子の嵩
比重が小さくなり過ぎ、混入量が制限されるため
性能的な改善効果は少なく、外観風合いが異なつ
たものとなる。 アルミナ3水和物は、強酸、強アルカリには侵
されるが、従来のアクリル樹脂を用いた成形品に
比べ、難燃性、耐薬品性、を向上させた物品とし
て価値の高いものとなる。 組 成 本発明では、二成分基準で、グリコールジアリ
ルカーボネート20乃至70重量%、特に20乃至45重
量%、シリカ或いはアルミナ水和物の微粉末品を
30乃至80重量%、特に55乃至80重量%となる量比
で使用する。充填材の量が上記範囲よりも少ない
場合には、人造石成形品としての外観特性や風合
いが得られず、また成形収縮率が大きくなつた
り、コストも高くなる傾向がある。また、モノマ
ーの量が上記範囲よりも低い場合には、無機質充
填材の均一な混合が困難となると共に、機械的強
度や耐摩耗性が低下する。 ポリオールポリアリルカーボネートの重合硬化
は、熱や放射線によつて開始させることも可能で
あるが、一般にはモノマーと充填材との組成物中
にラジカル重合開始剤を含有させておくことが好
ましい。 ラジカル開始剤としては、t−ブチルヒドロペ
ルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、ジ−t
−ブチルペルオキシド、ペルオキシ安息香酸−t
−ブチル、過酸化ラウロイル、ジイソプロピルペ
ルオキシジカーボネート、メチルエチルケトンペ
ルオキシド等の過酸化物や、アゾビスイソブチロ
ニトリル、アゾビスメチルイソバレロニトリル等
のアゾ化合物が使用される。これらのラジカル開
始剤は、モノマー当り2.5乃至5重量%、特に2.5
乃至4重量%の量で存在させるのが望ましい。こ
れらのラジカル開始剤は、各種アミン類、金属石
ケン等の促進剤との組合せで用いることもでき
る。 本発明に用いる組成物には、それ自体公知の任
意の配合剤を公知の処方に従つて配合できる。例
えば、成形品を着色するために、白色乃至は着色
顔料或いはフレーク顔料を配合することができ
る。 製造法及び成形品 前述した各成分を、大気中或いは必要により窒
素ガスのような不活性雰囲気中で均密に混合し、
必要により脱泡した後、成形型に充填し、必要に
より加熱下に重合硬化させる。 この発明で得られる成形品は、グリコールジア
リルカーボネートモノマーを結合剤とすることに
より、耐薬品性、耐熱性、透明性を与え、無機充
填材を添加することにより、成形性の改良、材料
コストの低減、加えて、シリカを用いた場合は、
耐薬品性、アルミナ3水和物を用いた場合は難燃
性を付与し、最大の特徴として耐薬品性の良好な
成形品となり得る。この製品は実験室天板等の耐
薬品性の必要とする部所に非常に有用である。 以下、具体的な実施例を示す。 実施例 1 ジエチレングリコールジアリルカーボネートモ
ノマー35重量%、粒径が150〜300メツシユの高純
度シリカ微粉末品65重量%、ジアソプロピルペル
オキシジカーボネートを前記モノマーに対し3重
量%とを、窒素ガス中で撹拌混合し、脱泡した
後、内部寸法が1000×600×12mmで密閉可能な成
形型に注入し、以下の重合昇温スチームにより硬
化させた。 45℃ 4時間 50℃ 4時間 60℃ 3時間 65℃ 3時間 75℃ 1.5時間 80℃ 1.5時間 90℃ 1時間 110℃ 3時間 得られた成形品は、バーコール硬度62(GYZJ
934−1)、外観状態良好で、耐薬品性に関して
は、目視検査にて判断した結果、フツ化水素酸、
クロロホルム以外で異常は見られなかつた。 実施例 2 実施例1と同じ配合比率のものを、大気中にて
撹拌混合し、脱泡したものを同様な処方にて重合
硬化させた。得られた成形品は、表面硬度、耐薬
品性に関し、実施例1で得られた成形品とほぼ同
じであり、重合不良の気配はなかつた。 実施例 3 ジエチレングリコールジアリルカーボネートモ
ノマー25重量%、粒径が150〜300メツシユ内のア
ルミナ3水和物75重量%、ジイソプロピルペルオ
キシジカーボネートを前記モノマーに対し3重量
%とを大気中で撹拌混合し、脱泡した後、内径寸
法が1000×600×18mmで密閉可能な成形型に注入
し、実施例1と同じ重合昇温スチームにより硬度
させた。得られた成形品は透明性、外観の良好な
難燃効果の高いものであつた。 比較例 1 実施例1で得られた成形品、及び実施例1のジ
エチレングリコールジアリルカーボネートモノマ
ーの代りに同量のメタクリル酸メチルシロツプを
使用し、硬化成形した、実施例1と同形の成形品
を各々試験板とし、これらの試験板を洗浄後乾燥
し、試験液約0.2mlを板上に滴下し、時計皿で覆
い、室温で24時間放置した後、試験液を洗い落と
し、試験板の変化を肉眼で観察した。結果を表1
に示す。 判定は以下の基準で表示した。 ◎…変化なし 〇…表面が少し侵される △…かなりはつきり侵される ×…完全に侵される
【表】
【表】
比較例 2
実施例1のシリカ微粉末の代りに炭酸カルシウ
ム微粉末を実施例1のシリカ微粉末と同量添加し
た以外は実施例1と同様に処理して得た成形品、
及びシリカ微粉末の代りに炭酸マグネシウム微粉
末を配合した他は実施例1と同様に処理した成形
品を各々試験板とし、5%塩酸及び10%硫酸につ
いて、比較例1と同様の試験を実施した。 両試験板共に表面に露出したフイラー分が溶解
し、表面が荒れた状態が観察された。
ム微粉末を実施例1のシリカ微粉末と同量添加し
た以外は実施例1と同様に処理して得た成形品、
及びシリカ微粉末の代りに炭酸マグネシウム微粉
末を配合した他は実施例1と同様に処理した成形
品を各々試験板とし、5%塩酸及び10%硫酸につ
いて、比較例1と同様の試験を実施した。 両試験板共に表面に露出したフイラー分が溶解
し、表面が荒れた状態が観察された。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 グリコールジアリルカーボネート20乃至70重
量%と、平均粒径5乃至20μmの範囲にあるシリ
カ又はアルミナ水和物の微粉末30乃至80重量%と
を含有する組成物の重合成形体からなることを特
徴とする耐薬品性の良好な人造石成形品。 2 前記組成物はグリコールジアリルカーボネー
ト当り2.5乃至5重量%のラジカル開始剤を含有
するものである特許請求の範囲第1項記載の人造
石成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22303884A JPS61111953A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | 耐薬品性の良好な人造石成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22303884A JPS61111953A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | 耐薬品性の良好な人造石成形品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61111953A JPS61111953A (ja) | 1986-05-30 |
| JPH0339983B2 true JPH0339983B2 (ja) | 1991-06-17 |
Family
ID=16791865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22303884A Granted JPS61111953A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | 耐薬品性の良好な人造石成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61111953A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07496B2 (ja) * | 1988-08-15 | 1995-01-11 | フクビ化学工業株式会社 | 人造石成形品の製造法 |
| IT1244480B (it) * | 1990-12-21 | 1994-07-15 | Enichem Sintesi | Composizione formante marmo o granito artificiali |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4835707A (ja) * | 1971-09-10 | 1973-05-26 | ||
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-
1984
- 1984-10-25 JP JP22303884A patent/JPS61111953A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61111953A (ja) | 1986-05-30 |
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