JP2000290052A - 塊状の樹脂組成物及び人工大理石 - Google Patents

塊状の樹脂組成物及び人工大理石

Info

Publication number
JP2000290052A
JP2000290052A JP11099268A JP9926899A JP2000290052A JP 2000290052 A JP2000290052 A JP 2000290052A JP 11099268 A JP11099268 A JP 11099268A JP 9926899 A JP9926899 A JP 9926899A JP 2000290052 A JP2000290052 A JP 2000290052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
artificial marble
resin composition
inorganic filler
marble
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11099268A
Other languages
English (en)
Inventor
Shogo Okazaki
正吾 岡崎
Hiroyuki Watanabe
博之 渡辺
Koji Nishida
耕二 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP11099268A priority Critical patent/JP2000290052A/ja
Publication of JP2000290052A publication Critical patent/JP2000290052A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B26/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing only organic binders, e.g. polymer or resin concrete
    • C04B26/02Macromolecular compounds
    • C04B26/04Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C04B26/06Acrylates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/54Substitutes for natural stone, artistic materials or the like
    • C04B2111/542Artificial natural stone
    • C04B2111/545Artificial marble

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人工大理石本来の特徴、特に耐汚染性を損な
わずに、天然大理石に似たきらめき感を付与するための
粒子となる樹脂組成物及びこの粒子が分散された人工大
理石を提供する。 【解決手段】 雲母片(B)及びガラスフレーク片
(C)の少なくとも一方とビニル系重合体(A)とを含
有する塊状の樹脂組成物において、樹脂組成物のメタク
リル酸メチル中20時間浸漬後の膨潤度が1.5倍以上
であることを特徴とする樹脂組成物、及びその樹脂組成
物が粉砕された粒子(X)が、ビニル系重合体(E)か
らなるマトリックス(Y)中に分散されている人工大理
石。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雲母片及びガラス
フレーク片の少なくとも一方を含有する塊状の樹脂組成
物並びにその粉砕物が分散された耐汚染性に優れる天然
大理石調模様の人工大理石に関する。
【0002】
【従来の技術】天然大理石は、その外観の優雅さから壁
材、床材、各種天板等に古くから使用されているが、重
量が重く硬いことから施工や加工が難しい。また表面が
多孔質であるため汚れを除去しにくい。さらに天然物で
あるため長尺物の入手が難しく、複数の天然大理石を継
いで得られた大きな寸法のものは、継ぎ目がある等の欠
点を有している。
【0003】これらの欠点を改良するために、従来から
人工大理石等の天然大理石調の樹脂成形品が開発されて
おり、優美な質感、優れた強度、耐候性及び施工や加工
の容易性等から、サニタリー分野を中心に、その使用量
は年々増加している。
【0004】天然大理石調樹脂成形品としては、メラミ
ン化粧板、表面のみ模様出しを施したゲルコート人工大
理石、アクリル系人工大理石、ポリエステル系人工大理
石等がある。これらは天然大理石に比べて軽量で無孔質
であるが、前記のメラミン化粧板やゲルコート人工大理
石は、表面のみの模様出しであるために加工や補修が困
難であり、また衝撃に弱い等の欠点を有する。
【0005】一方、アクリル系人工大理石及びポリエス
テル系人工大理石は、ソリッド材特有の優美な質感を有
し、特にアクリル系人工大理石は、容易な加工性、優れ
た強度や耐衝撃性、耐候性を有する等の多くの長所を有
している。
【0006】天然大理石調模様のアクリル系、ポリエス
テル系人工大理石としては、例えば、石英、孔雀石、大
理石、黒曜石等の砕石、あるいはABS樹脂、エポキシ
樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の樹脂粉砕物か
らなる透明・半透明・不透明粒子等を分散させた人工大
理石が特公昭61−24357号公報等に開示されてい
る。
【0007】しかし、石英等の硬質物からなる粒子を使
用した天然大理石調模様の人工大理石は、加工性に劣
り、特に表面研削や切断が困難であり、研削機や切断機
が破損することもある。
【0008】また、エポキシ樹脂やメラミン樹脂からな
る粒子は容易に帯電するため、人工大理石の製造工程に
おいて、これらの樹脂粒子が装置の壁面等に付着、凝集
しやすくなるという問題があった。
【0009】そこで、このような問題点を解決するた
め、不飽和ポリエステル・スチレン共重合体やメタクリ
ル酸ベンジル・エチレングリコールジメタクリレート共
重合体等の樹脂組成物と水酸化アルミニウム等の軟質の
無機充填物とからなる有機・無機複合透明粒子が特開平
5−279575号公報等に開示されている。
【0010】しかしこれらの透明粒子は透明性が不十分
であり、それらの透明粒子を分散させた人工大理石の外
観は、天然大理石に酷似した優美なものではなく、特に
きらめき感が乏しく天然大理石とは異なるものであっ
た。
【0011】これに対して、天然大理石に似たきらめき
感を発現する目的で、例えば、特開昭59−17161
2号公報、特開昭62−27363号公報、特開平6−
172001号公報には、雲母を人工大理石の充填材や
模様材として用いることが開示されている。また、特公
平6−18999号公報や特開平3−139548号公
報には、ガラスフレークを人工大理石の充填材や模様材
として用いることが開示されている。
【0012】さらに、特開平6−322143号公報に
は、雲母片やガラスフレーク片と結晶質熱可塑性樹脂と
からなる有機・無機複合粒子を、人工大理石の模様材と
して用いることが開示されている。
【0013】しかし、特開昭59−171612号公
報、特開昭62−27363号公報、特開平6−172
001号公報、特公平6−18999号公報及び特開平
3−139548号公報に開示されている人工大理石
は、重合体と無機充填材とからなるマトリックスにフレ
ーク状の雲母片やガラスフレーク片が直接配合されてい
るため、外観が平面的で奥行き感に欠け、天然大理石と
は異なった質感となるという問題点があった。また、特
開平6−322143号公報に開示された有機・無機複
合粒子は結晶質熱可塑性樹脂であるために硬度が高く、
人工大理石を成形した際の加工性が低下するという問題
点を有していた。特に、成形後の人工大理石の表面を研
磨する場合には、樹脂及び無機充填材とからなるマトリ
ックスと有機・無機複合粒子との硬度差が大きいため
に、表面を平滑に仕上げることが困難であった。
【0014】このように、人工大理石が本来持っている
特徴、すなわち均質で無孔質なソリッド材、硬質木材と
同等の施工や加工性、メンテナンスの容易さ、耐衝撃
性、耐候性及び難燃性等を維持したまま、きらめき感を
有し天然大理石に酷似した外観を持つ人工大理石は得ら
れていない。
【0015】また粒子を含有する一般の人工大理石にお
いて、粒子の組成によっては、耐汚染性や強度が低下す
ることがあった。特に人工大理石マトリックス中のビニ
ル系重合体と粒子中のビニル系重合体との組成が異なる
場合、その傾向は顕著となった。この物性低下は、粒子
と人工大理石マトリックス間の界面密着力の不足が原因
である。この界面密着力の不足により界面が低強度にな
り、さらに界面の微小な剥離部に汚染物が含浸していき
耐汚染性も低下していた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、人工
大理石本来の特徴、特に耐汚染性を損なわずに、天然大
理石に似たきらめき感を付与するための粒子となる塊状
の樹脂組成物及びこの粒子が分散された人工大理石を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討した結果、雲母片及びガラスフレーク
片の少なくとも一方を含有する粒子が分散している人工
大理石において、メチルメタクリレートに対して特定の
膨潤度を有する粒子を用いることにより、粒子とその周
辺部位との界面密着力を向上させ、人工大理石の耐汚染
性を改善できることを見いだし、本発明を完成させた。
【0018】即ち本発明の要旨は、雲母片(B)及びガ
ラスフレーク片(C)の少なくとも一方とビニル系重合
体(A)とを含有する粒子(X)が、ビニル系重合体
(E)からなるマトリックス(Y)中に分散されている
人工大理石において、粒子(X)のメタクリル酸メチル
中20時間浸漬後の膨潤度が1.5倍以上であることを
特徴とする人工大理石にある。
【0019】マトリックス(Y)中には、さらに無機充
填材(F)が分散されていることが好ましい。粒子
(X)は、さらに無機充填材(D)を含有することが好
ましい。
【0020】また本発明の要旨は、雲母片(B)及びガ
ラスフレーク片(C)の少なくとも一方とビニル系重合
体(A)とを含有する塊状の樹脂組成物において、樹脂
組成物のメタクリル酸メチル中20時間浸漬後の膨潤度
が1.5倍以上であることを特徴とする樹脂組成物にあ
る。
【0021】この樹脂組成物は、さらに無機充填材
(D)を含有し、ビニル系重合体(A)の23℃におけ
る屈折率と、無機充填材(D)の23℃における屈折率
との差△nが0.02以内であることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の人工大理石を構成する粒
子(X)は、人工大理石において天然大理石に似たきら
めき感を発現させる目的で、雲母片(B)とガラスフレ
ーク片(C)のいずれか一方、またはそれらの両方を含
有するものである。粒子(X)は、雲母片(B)及びガ
ラスフレーク片(C)の少なくとも一方とビニル系重合
体(A)とを含有する塊状の樹脂組成物を粉砕して得る
ことが好ましい。
【0023】粒子(X)に含有される雲母片(B)とし
ては、特に制限はなく、天然品、合成品等の通常の雲母
片(B)が使用できる。また粒子(X)に含有されるガ
ラスフレーク片(C)としては、特に制限はなく、通常
のガラスフレーク片(C)が使用できる。
【0024】雲母片(B)やガラスフレーク片(C)
は、必要に応じて、各種の金属化合物で表面をコーティ
ングした雲母片やガラスフレーク片を使用できる。その
金属化合物としては、酸化チタン、銀及びニッケル等が
挙げられる。これらの金属化合物で表面をコーティング
した雲母片やガラスフレーク片を使用した場合、得られ
る人工大理石のきらめき感が強くなる。従って、表面が
コーティングされた雲母片やガラスフレーク片を含有す
る粒子(X)をマトリックス(Y)中に分散させた場
合、少量の分散量で天然大理石に似たきらめき感を人工
大理石に付与できるため好ましい。
【0025】また、必要に応じて雲母片(B)やガラス
フレーク片(C)の表面をシラン系カップリング剤、チ
タネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリン
グ剤、ステアリン酸系及びリン酸系表面処理剤等で処理
して用いることもできる。これらのカップリング剤や処
理剤は、単独あるいは2種以上を併用して使用すること
ができる。
【0026】雲母片(B)やガラスフレーク片(C)の
粒子径の平均は、0.1〜50mmの範囲であることが
好ましい。粒子径が小さすぎると、得られる人工大理石
に天然大理石に似たきらめき感が乏しくなる。粒子径が
大きすぎると、得られる人工大理石の耐汚染性が悪化す
る。より好ましくは0.1〜10mmの範囲であり、さ
らに好ましくは0.2〜7mmの範囲である。
【0027】粒子(X)に含有されるビニル系重合体
(A)は、ラジカル重合性ビニル系単量体(a)単位か
らなる。
【0028】ラジカル重合性ビニル系単量体(a)とし
ては、必要に応じて適宜選択して使用されるものであ
り、特に限定されるものではない。具体例としては、炭
素数1〜20のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸
エステル;(メタ)アクリル酸等の不飽和カルボン酸;
無水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸無水物;N−フ
ェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等の
マレイミド誘導体;2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト等のヒドロキシ基含有単量体;酢酸ビニル、安息香酸
ビニル等のビニルエステル類;塩化ビニル、塩化ビニリ
デン及びそれらの誘導体;(メタ)アクリルアミド、ア
クリロニトリル等の窒素含有単量体;グリシジル(メ
タ)アクリレート等のエポキシ基含有単量体;スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン等の分子
中にエチレン性不飽和結合を有する芳香族ビニル系単量
体、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジメチロール
エタンジ(メタ)アクリレート、1,1−ジメチロール
プロパンジ(メタ)アクリレート、2,2−ジメチロー
ルプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエ
タントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタン
ジ(メタ)アクリレート、2,2−ビス(4−(メタ)
アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、アリー
ル(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレー
トや、ジビニルベンゼン、ブタジエン等の分子中に2個
以上のエチレン性不飽和結合を有する単量体等が挙げら
れる。またエチレン系不飽和ポリカルボン酸を含む少な
くとも1種の多価カルボン酸と少なくとも1種のジオー
ル類とから誘導された不飽和ポリエステルプレポリマ
ー、エポキシ基の末端をアクリル変性することにより誘
導されるビニルエステルプレポリマー等も挙げられる。
【0029】ビニル系重合体(A)は、前述のラジカル
重合性ビニル系単量体(a)を単独で、あるいは2種以
上を併用し重合して得られる。ビニル系重合体(A)
は、(メタ)アクリル酸エステル、芳香族ビニル系単量
体及び架橋性ビニル系単量体からなる混合物を重合して
得られるものが好ましい。
【0030】なお、粒子(X)の重合体成分として、ポ
リアミド、ポリアルキレンテレフタレート等の結晶質熱
可塑性重合体を用いると、粒子(X)とマトリックス
(Y)との硬度の差が大きくなるため、成形後の人工大
理石の表面を研磨する場合に、、表面研磨時に凹凸が生
じやすくなり好ましくない。
【0031】粒子(X)における雲母片(B)とガラス
フレーク片(C)を合わせた含有量は、目的とする特性
により適宜選択することができるが、粒子(X)の重量
を基準にして0.05〜80重量%の範囲であることが
好ましい。含有量が低すぎると得られる人工大理石に天
然大理石に似たきらめき感が乏しくなる。含有量が高す
ぎると得られた人工大理石の耐汚染性が悪化する。より
好ましくは0.1〜60重量%の範囲である。
【0032】粒子(X)におけるビニル系重合体(A)
の含有量は、目的とする特性により適宜選択することが
できるが、粒子(X)の総重量を基準にして20〜9
9.95重量%の範囲であることが好ましい。より好ま
しくは40〜99.9重量%の範囲である。
【0033】さらに、粒子(X)には、必要に応じて無
機充填材(D)を含有させることができる。無機充填材
(D)を含有させることにより、塊状の樹脂組成物及び
これを粉砕して得られる粒子(X)の帯電防止性や難燃
性を向上させることができる。本発明の粒子(X)は、
その静電気帯電量が小さいものが好ましい。粉砕前の塊
状の樹脂組成物においてJIS K6911に準じて表
面抵抗値を測定したときの値が1.0×1015Ω以下で
あることが好ましい。これは、表面抵抗値を1.0×1
15Ω以下とすることによって、粉砕された粒子(X)
の輸送や粉砕工程で静電気が発生が抑えられ、粒子
(X)が装置の壁面等に付着・凝集しにくくなるためで
ある。
【0034】無機充填材(D)としては、雲母片(B)
及びガラスフレーク片(C)以外の公知のものが用いら
れる。ラジカル重合性ビニル系単量体(a)に不溶であ
り、かつ、その重合硬化を妨害しないものであれば特に
制限されない。例えば、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ジルコニウム、
アルミナ、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チ
タン、硫酸バリウム、シリカ、石英、タルク、クレー、
硅藻土、石膏、モンモリナイト、ベントナイト、ピロフ
ィライト、カオリン、粉末チョーク、大理石、石灰岩、
アスベスト、ムライト、硅酸アルミニウム、ステアリン
酸アルミニウム、硅酸カルシウム、硬石膏、α−クリス
トバライト、アルミナホワイト(一般式[Al2SO
4(OH)4・XH2O・2Al(OH)3n)、エトリ
ンジャイト、粘土と焼成後に色を呈し得る無機物との混
合物を焼成して得られた焼成体を粉砕した微粉末等が挙
げられる。これらは、必要に応じて単独あるいは2種以
上を併用して使用することができるが、水酸化アルミニ
ウムや水酸化マグネシウムを使用すると得られる粒子
(X)に優れた難燃性や意匠性を付与することができる
ため好ましい。中でも、水酸化アルミニウムが特に好ま
しい。
【0035】また、必要に応じて、無機充填材(D)の
表面をシラン系カップリング剤、チタネート系カップリ
ング剤、アルミニウム系カップリング剤、ステアリン酸
系及びリン酸系表面処理剤等で処理して用いることもで
きる。これらのカップリング剤や処理剤は、単独あるい
は2種以上を併用して使用することができる。
【0036】無機充填材(D)の平均粒子径は、通常は
0.001〜200μmの範囲であることが好ましい。
より好ましくは1〜100μm、さらに好ましくは1〜
80μmの範囲である。
【0037】無機充填材(D)を含有する場合の粒子
(X)は、雲母片(B)及びガラスフレーク片(C)の
少なくとも一方0.05〜30重量%、ビニル系重合体
(A)10〜80重量%並びに無機充填材(D)0.0
5〜80重量%からなることが好ましい。無機充填材
(D)の含有量が高すぎると、粒子(X)の透明性が悪
化する。より好ましくは10〜70重量%、さらに好ま
しくは20〜70重量%の範囲である。
【0038】さらに、雲母片(B)とガラスフレーク片
(C)と無機充填材(D)との合計が、粒子(X)の総
重量を基準にして0.1〜80重量%の範囲であること
が好ましく、無機充填材(D)/(雲母片(B)+ガラ
スフレーク片(C))の重量比が1500以下であるこ
とが好ましい。より好ましくは1000以下である。
【0039】粒子(X)がマトリックス(Y)中に分散
されることで、得られた人工大理石に天然大理石に酷似
した外観を付与することができる。本発明の人工大理石
の耐汚染性の点から、粒子(X)のメタクリル酸メチル
(以下、適宜「MMA」という)中20時間浸漬後の膨
潤度が1.5倍以上である必要がある。この膨潤度の粒
子(X)においては、人工大理石中における粒子(X)
とその周辺部位との界面密着力が向上し、人工大理石の
耐汚染性や強度が向上する。しかし膨潤度が高すぎる粒
子(X)を用いると、良好な天然大理石調の外観が得ら
れず、好ましくない。粒子(X)の膨潤度としては、
1.5〜3.5倍の範囲がより好ましく、1.9〜3.
5倍の範囲がさらに好ましい。
【0040】粒子(X)の大きさは、大きい程、より天
然大理石に近い外観を人工大理石に与える傾向にある。
しかし、粒子(X)を分散させた人工大理石は、粒子
(X)の粒子径の半分に相当する深さまで表面研削した
場合に、人工大理石表面に粒子(X)が引き出て、より
天然大理石に近い外観が得られるので、粒子(X)の大
きさが小さい程、表面研削は容易になる。このことから
粒子(X)の大きさは、粒子径0.2〜10mm程度が
好ましい。人工大理石の表面研削後に、サンドペーパー
等を用いて人工大理石表面の光沢を上げると、粒子
(X)とマトリックス(Y)とのコントラストが大きく
なり、粒子(X)の存在感が高まり、より一層意匠性を
高めることができる。
【0041】一方、粒子(X)の膨潤度は粒径0.1〜
0.5mmのものについて測定される値である。この大
きさの粒子(X)を25℃のMMA中に20時間浸漬
し、浸漬前後の粒子(X)の大きさから膨潤度が求めら
れる。1.5倍とは、粒子(X)が元の体積に対して体
積が5割増加した状態をいう。粒子(X)の粒径がこの
範囲よりも大きな場合は、粒子(X)を粉砕して膨潤度
を測定する。
【0042】粒子(X)の膨潤度は、粒子(X)中の雲
母片(B)、ガラスフレーク片(C)や無機充填材
(D)の含有量によってもある程度変化させることは可
能である。しかしながら粒子(X)の膨潤度を変化させ
る最も簡便で自由度が大きい方法としては、ビニル系重
合体(A)の構成成分として使用する分子中に2個以上
のエチレン性不飽和結合を有する単量体の量を変化させ
る方法が挙げられる。所望の膨潤度を有する粒子(X)
を得るには、他の成分の含有量によっても膨潤度が変化
するため一概には言えないが、通常、分子中に2個以上
のエチレン性不飽和結合を有する単量体の含有量がビニ
ル系重合体(A)の総重量を基準にして0.01〜2重
量%の範囲であることが好ましい。含有量が低すぎると
得られる人工大理石の外観が悪化する。含有量が高すぎ
ると得られる人工大理石の耐汚染性や強度が悪化する。
より好ましくは、0.05〜1重量%の範囲である。
【0043】本発明の人工大理石に天然大理石により近
い外観を付与させるためには、粒子(X)は、不透明か
ら透明まで様々な透明感を有するものであることが好ま
しい。
【0044】特に、無機充填材(D)を含有し、且つ透
明性の高い粒子(X)としては、ビニル系重合体(A)
の23℃における屈折率と、無機充填材(D)の23℃
における屈折率との差△nが0.02以内であることが
好ましい。
【0045】例えば無機充填材(D)として水酸化アル
ミニウム等の屈折率が1.55〜1.59のものを使用
する場合に、ラジカル重合性ビニル系単量体(a)とし
て前記に列挙した単量体のうち、芳香族ビニル系単量体
と(メタ)アクリレート、より好ましくは芳香族ビニル
系単量体と多官能(メタ)アクリレート、さらに好まし
くはスチレンと多官能(メタ)アクリレートとを併用す
ることが好ましい。
【0046】この単量体の組み合わせにおいて、23℃
での屈折率が1.55〜1.59に近いビニル系重合体
(A)を得やすく、また、粒子(X)を人工大理石の模
様材として使用した場合に、粒子(X)とマトリックス
(Y)との境界がぼやけることによって、人工大理石の
外観が損なわれることを防ぐことができるためである。
必要に応じて、その他のラジカル重合性ビニル系単量体
を併用することもできる。
【0047】さらに、多官能(メタ)アクリレートとし
て、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロキシポリエト
キシフェニル)プロパンのような、重合させた場合の2
3℃での屈折率が1.55以上のものを用いることによ
り、ビニル系重合体(A)の23℃での屈折率を1.5
5〜1.59に近い範囲内に保ったまま、硬度、強度、
耐溶剤性及び寸法安定性等の粒子(X)に対する要求性
能に応じて、ラジカル重合性ビニル系単量体(a)の組
成をある程度自由に選択することが可能となる。
【0048】粒子(X)は、本発明の人工大理石の模様
材として使用されるものであるため、染料、顔料等の着
色剤を含有させることによって、様々な色を付与させる
ことが好ましい。
【0049】また、必要に応じて、難燃剤、強化材、紫
外線吸収剤、熱安定剤、離型剤、沈降防止剤等の添加剤
を粒子(X)に含有させることができる。
【0050】粒子(X)は、ラジカル重合性ビニル系単
量体(a)、雲母片(B)及びガラスフレーク片(C)
の少なくとも一方、並びに必要に応じて無機充填材
(D)を含有する重合性混合物を重合して得られた樹脂
組成物の塊状物を粉砕して得ることが好ましい。
【0051】この重合性混合物には、透明性の高い粒子
(X)を得るために重合体を混合することができる。ま
た増粘させるために重合体粉末を混合することができ
る。
【0052】特に透明性の高い粒子(X)を得るために
は、重合体として、例えば、ポリスチレン、スチレン・
(メタ)アクリレート共重合体、スチレン・酢酸ビニル
共重合体、スチレン・ブタジエン共重合体等の芳香族ビ
ニル系(共)重合体を混合することが好ましい。これら
は単独、又は二種以上併用して用いることが出来るが、
中でもポリスチレンやスチレン・(メタ)アクリレート
共重合体が好ましい。
【0053】また、重合性混合物には、前記ラジカル重
合性ビニル単量体(a)を重合させたものを混合するこ
ともできる。
【0054】ビニル系重合体(A)中のラジカル重合性
ビニル系単量体(a)と重合体の比率は、必要に応じて
適宜選択できるが、ラジカル重合性ビニル系単量体
(a)100重量部に対して、重合体が0.1〜60重
量部の範囲であることが好ましい。
【0055】重合性混合物を得る方法や、各成分の添加
順序、混練方法等には特に制限はない。各成分及び必要
に応じてその他の成分を添加して、高速攪拌機や混練ロ
ール、ニーダー等公知の混合・混練機器を用いて均一に
混練することにより重合性混合物を得ることができる。
【0056】また、樹脂組成物の塊状物の製造方法にも
特に制限はなく、注型成形法、加熱・加圧成形法、押し
出し成形法、トランスファー成形法等を用いて成形した
ものを重合硬化させることができる。
【0057】なお、重合性混合物を加圧下に加熱して成
形硬化する場合には、重合性混合物の取り扱い性を良好
なものとするために、適当な増粘剤を添加して増粘させ
ることができる。例えば、酸化マグネシウムによるイオ
ン架橋反応等の増粘方法が利用できるが、中でも、特定
の重合体粉末を増粘剤として用いると、重合性混合物の
取り扱い性が大幅に改良される傾向にあり好ましい。
【0058】重合体粉末における重合体の構成単位とし
ては、種々のものを必要に応じて適宜選択して使用で
き、特に限定されるものではない。重合体粉末における
重合体の構成単位としては、例えば、炭素数1〜20の
アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル;(メ
タ)アクリル酸等の不飽和カルボン酸;無水マレイン
酸、無水イタコン酸等の酸無水物;N−フェニルマレイ
ミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド誘
導体;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロ
キシ基含有単量体;酢酸ビニル、安息香酸ビニル等のビ
ニルエステル類;塩化ビニル、塩化ビニリデン及びそれ
らの誘導体;(メタ)アクリルアミド、アクリロニトリ
ル等の窒素含有単量体;グリシジル(メタ)アクリレー
ト等のエポキシ基含有単量体;スチレン、α−メチルス
チレン、p−メチルスチレン等の分子中にエチレン性不
飽和結合を有する芳香族ビニル系単量体;エチレン系不
飽和ポリカルボン酸を含む少なくとも1種の多価カルボ
ン酸と少なくとも1種のジオール類とから誘導された不
飽和ポリエステルプレポリマー;エポキシ基の末端をア
クリル変性することにより誘導されるビニルエステルプ
レポリマー等を挙げることができる。
【0059】また、架橋した重合体粉末を混合する場合
は、重合体粉末における重合体の構成単位として例え
ば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、ジメチロール
エタンジ(メタ)アクリレート、1,1−ジメチロール
プロパンジ(メタ)アクリレート、2,2−ジメチロー
ルプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエ
タントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタン
ジ(メタ)アクリレート、2,2−ビス(4−(メタ)
アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、アリー
ル(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレー
トや、ジビニルベンゼン、ブタジエン等の分子中に2個
以上のエチレン性不飽和結合を有する単量体等を用いる
ことが好ましい。
【0060】これらは、単独あるいは2種以上を併用し
て使用することができる。
【0061】この増粘剤として使用される重合体粉末
は、嵩密度が0.1〜0.9g/mlの範囲であり、ア
マニ油に対する吸油量が10〜200ml/100gの
範囲であることが好ましい。
【0062】重合体粉末の嵩密度が低すぎると、重合体
粉末が飛散しやすくなり、重合性混合物に添加するとき
の作業性が悪くなる。高すぎると極めて短時間で増粘
し、重合性混合物の粘度調整が困難となる。より好まし
くは、0.1〜0.7g/mlの範囲であり、さらに好
ましくは、0.15〜0.55g/mlの範囲である。
【0063】重合体粉末のアマニ油に対する吸油量が低
すぎると、多量の重合体粉末が必要となり、さらに増粘
に長時間を要し、生産性が悪化する。高すぎると重合性
混合物における重合体粉末の分散性が悪化する。より好
ましくは、30〜180ml/100gの範囲であり、
さらに好ましくは、70〜130ml/100gの範囲
である。
【0064】重合体粉末の平均粒子径は、特に限定され
るものではないが、1〜250μmの範囲であることが
好ましい。平均粒子径が小さすぎると、粉末の粉立ちが
増加し、重合体粉末の取扱性が悪化する。大きすぎる
と、得られる樹脂組成物の塊状物の外観、特に光沢と表
面平滑性が悪化する。より好ましくは、3〜150μm
の範囲であり、さらに好ましくは、10〜100μmの
範囲である。
【0065】重合体粉末の製造方法は特に制限されるも
のではなく、例えば、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、
乳化重合、分散重合等の方法で得ることができる。中で
も、乳化重合で得られたエマルションに噴霧乾燥、フリ
ーズドライ、塩/酸沈殿等の処理を行って重合体粉末を
得る方法が、製造効率が良好であり好ましい。
【0066】ビニル系重合体(A)中のラジカル重合性
ビニル系単量体(a)と重合体粉末との比率は、必要に
応じて適宜選択することができるが、ラジカル重合性ビ
ニル系単量体(a)100重量部に対して、重合体粉末
が0.1〜50重量部の範囲であることが好ましい。比
率が低すぎると、重合体粉末の増粘剤としての効果が不
充分となる。高すぎると、重合性混合物中の重合体粉末
の分散性が悪化する。より好ましくは、1〜40重量部
の範囲である。
【0067】本発明の樹脂組成物の塊状物を得るための
重合硬化方法としては特に制限はなく、例えば、ラジカ
ル重合開始剤の存在下又は非存在下に加熱する方法、ラ
ジカル重合開始剤と促進剤からなるいわゆるレドックス
系による方法等の任意の方法で行うことができる。開始
剤としては2,2’−アゾビス(イソブチロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)等のアゾ化合物、過酸化ベンゾイル、過酸化ラ
ウロイル等の有機過酸化物及びこれらのレドックス系の
重合開始剤等が挙げられる。これらを単独、あるいは二
種類以上を併用して使用することができる。重合開始剤
が有機過酸化物の場合は、重合促進剤として第三級アミ
ンを用いることもできる。また、例えばt−ブチルパー
オキシマレイン酸等の飽和第三級アルキルパーオキシマ
レイン酸と塩基性金属化合物を反応させたマレイン酸の
ヘミパーエステル類に、重合促進剤として水、エチレン
グリコールジメルカプトアセテート等のメルカプタン化
合物、硫黄のオキソ酸塩またはその遊酸塩である硫黄活
性剤等を組み合わせた系も用いることができる。これら
の重合開始剤系は、所望する温度、時間、コスト等の重
合硬化条件によって適宜選択することができる。
【0068】本発明の樹脂組成物の塊状物を得るための
注型成形法を例示すると、まず前記の方法により重合性
混合物を製造し、周辺をガスケットでシールし、対向さ
せた二枚の無機ガラス板または金属板の間に、この重合
性混合物を注入して加熱するセルキャスト法や、同一方
向に同一速度で進行する二枚の金属製エンドレスベルト
とガスケットとでシールされた空間、あるいは一枚の金
属製エンドレスベルトと一枚の樹脂フィルムとガスケッ
トとでシールされた空間の上流から、連続的に注入して
加熱する連続キャスト法等によって成形することができ
る。この際、成形物の離型性、意匠性等を考慮して、無
機ガラス板や金属板の表面を、ポリビニルアルコールや
ポリエステル等の樹脂フィルムで覆って成形することも
できる。
【0069】また、本発明の樹脂組成物の塊状物を得る
ための加熱・加圧成形法を例示すると、まず前記の方法
により重合性混合物を製造し、これを成形型内に充填
し、これを加熱・加圧硬化させる。加熱温度としては、
通常60〜180℃、好ましくは80〜150℃の範囲
が望ましい。また、加圧条件としては10〜500kg
/cm2、好ましくは20〜250kg/cm2の範囲で
ある。
【0070】樹脂組成物の塊状物は、その粒子径が0.
2mm以上であることが好ましい。
【0071】上記の方法により得られた樹脂組成物の塊
状物は、天然大理石に似たきらめき感を有している。こ
の樹脂組成物の塊状物はその粒子径によりそのまま粒子
(X)として使用することができる。また塊状物を粉砕
して粒子(X)として使用することもできる。こうして
得られた粒子(X)を人工大理石の模様材として使用し
た場合、その人工大理石の外観を天然大理石に酷似した
非常に優美なものとすることができる。
【0072】本発明の塊状の樹脂組成物も、MMA中2
0時間浸漬後の膨潤度が1.5倍以上である必要があ
る。膨潤度としては、1.5〜3.5倍の範囲がより好
ましく、1.9〜3.5倍の範囲がさらに好ましい。膨
潤度は粒径0.1〜0.5mmのものについて測定され
る値であり、その測定方法は粒子(X)の膨潤度と同一
の測定方法である。この膨潤度の範囲内であれば、粒子
(X)を模様材として使用した人工大理石は、耐汚染性
や強度等が優れたものとなる。
【0073】樹脂組成物の塊状物の粉砕方法としてはボ
ールミル、ロッドミル、塔式磨砕機、振動ミル、ブレー
キクラッシャー、ハンマーミル、ジェットミル、流動粉
砕等の粉砕方法が使用できる。これらの方法で粉砕され
た粒子(X)は角張っており、得られる人工大理石に天
然大理石に近い外観をもたらす。
【0074】マトリックス(Y)中の粒子(X)の分散
量は、目的とする人工大理石の表面外観等の特性に応じ
て適宜選択することができるが、通常、人工大理石の総
重量を基準にして、0.5〜90重量%、好ましくは2
〜80重量%の範囲で使用される。粒子(X)の分散量
が低すぎると、天然大理石調模様の意匠性が悪化する。
高すぎると、天然大理石調模様の意匠性が悪化し、また
耐汚染性や強度等の特性が悪化する。
【0075】また、粒子(X)は、意匠性のある透明感
を有することが必要となる場合がある。この場合、雲母
片(B)及びガラスフレーク片(C)の少なくとも一
方、ビニル系重合体(A)並びに無機充填材(D)から
なる塊状の樹脂組成物において、ビニル系重合体(A)
と無機充填材(D)のみからなる同一の組成の厚さ0.
3mmの板を製造した場合に、ASTM D1003に
準じて測定したときの全光線透過率Tの値が70%以上
である塊状の樹脂組成物を粉砕した粒子(X)が好まし
い。板の全光線透過率Tは80%以上がより好ましい。
全光線透過率Tが低すぎると、粒子(X)の透明性が不
充分となり、天然大理石に酷似した外観を人工大理石に
付与することが困難になる。
【0076】本発明の人工大理石は、前記の粒子(X)
がビニル系重合体(E)からなるマトリックス(Y)中
に分散されているものであり、これによって、人工大理
石本来の特徴を損なわずに、天然大理石に似たきらめき
感が付与されるものである。
【0077】ビニル系重合体(E)は、ラジカル重合性
ビニル系単量体単位からなる。このラジカル重合性ビニ
ル系単量体としては、前述のラジカル重合性ビニル系単
量体(a)と同様のものを用いることができる。
【0078】このビニル系重合体(E)は、ラジカル重
合性ビニル系単量体や、さらにその重合体を混合してな
る重合性シラップ(e)を重合して得られる。この重合
性シラップ(e)としては、ラジカル重合性ビニル系単
量体を適宜選択して使用することができ、相溶し且つ共
重合し得る2種以上のラジカル重合性ビニル系単量体を
混合して用いることもできる。中でも(メタ)アクリル
酸エステルが好ましく、特にメチルメタクリレートが好
ましい。
【0079】この場合、重合性シラップ(e)として
は、1種以上の(メタ)アクリル酸エステルがシラップ
全体の50重量%以上であることが好ましく、70重量
%以上であることがより好ましい。更に、ラジカル重合
性ビニル系単量体の重合体とラジカル重合性ビニル系単
量体とを混合したものを用いることもできる。また、必
要に応じて、多官能(メタ)アクリレートを架橋剤とし
て使用することもできる。
【0080】またマトリックス(Y)中には、必要に応
じて無機充填材(F)を分散させることができる。無機
充填材(F)を分散させることにより、本発明の人工大
理石の硬度や難燃性を向上させることができる。無機充
填材(F)としては、例えば、前記の無機充填材(D)
から適宜選択して使用することができるが、中でも、水
酸化アルミニウムが好ましい。無機充填材(F)として
は、通常、平均粒子径が1〜200μmの範囲のものが
好ましい。平均粒子径が小さすぎると、人工大理石の意
匠性が悪化する。平均粒子径が大きすぎると、マトリッ
クス(Y)中の無機充填材(F)の分散が不均一とな
る。より好ましくは1〜100μm、さらに好ましくは
1〜80μmの範囲である。マトリックス(Y)中にお
ける無機充填材(F)の分散量は、人工大理石の要求性
能に応じて適宜選択することができるが、0〜85重量
%の範囲が好ましい。無機充填材(F)の分散量が高す
ぎると、人工大理石の意匠性や強度等が悪化する。より
好ましくは5〜75重量%の範囲である。
【0081】また、マトリックス(Y)は、粒子(X)
を分散させたときに、意匠性を有するコントラストを与
える程度に、粒子(X)と透明感が異なることが好まし
い。透明感が異なるためには、厚さ0.3mmの板状に
成形されたマトリックス(Y)の全光線透過率をAST
M D1003に準じて測定したときの値が、前述の全
光線透過率Tの値と1%以上の差があることが好まし
い。1%以上の差がある場合に、マトリックス(Y)と
塊状の樹脂組成物を粉砕して得られた粒子(X)とのコ
ントラストが大きくなり、得られる人工大理石の外観が
天然大理石と酷似したものとなる傾向にある。
【0082】本発明の人工大理石は、重合性シラップ
(e)、粒子(X)、及び必要に応じて無機充填材
(F)からなる人工大理石用の重合性混合物を重合硬化
することによって製造されるものである。
【0083】さらに、本発明の効果を損なわない範囲
で、難燃剤、着色剤、強化材、紫外線吸収剤、熱安定
剤、離型剤、顔料、沈降防止剤等の添加剤を人工大理石
用の重合性混合物中に配合することができる。
【0084】人工大理石用の重合性混合物を得る方法、
分散物や配合物の添加順序、混練方法等としては特に制
限はなく、粒子(X)を製造する場合と同様に、重合性
シラップ(e)に各分散物や各配合物を添加して、高速
攪拌機や混練ロール、ニーダー等公知の混合・混練機器
を用いて均一に混練することにより得ることができる。
【0085】人工大理石の成形方法も特に制限はなく、
前記の樹脂組成物の塊状物を製造する場合と同様に、注
型成形法、加圧成形法、押し出し成形法、トランスファ
ー成形法等の各種成形法が適用でき、これらを用いて成
形した後、重合硬化させることにより目的とする人工大
理石を得ることができる。
【0086】重合硬化方法としては特に制限はなく、例
えば、前記の粒子(X)を製造する方法と同様な方法を
挙げることができる。
【0087】なお、加圧成形法、射出成形法、及びトラ
ンスファー成形法を適用する場合には、成形される物品
の金型形状、使用される人工大理石用重合性混合物の物
性により、成形温度は70〜180℃、好ましくは80
〜150℃、成形圧力は20〜500kg/cm2、好
ましくは20〜250kg/cm2、成形時間は1〜3
0分間、好ましくは2〜20分間の範囲で選択すること
が好ましい。また重合に伴い体積収縮が起きやすいの
で、使用する金型には、体積収縮に伴ってキャビティー
の体積を厚み方向に減少させ得る構造であることが好ま
しい。
【0088】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらにより何ら制限されるもの
ではない。以下の実施例において「部」は特記のない限
り「重量部」を意味する。なお評価方法は以下の通りで
ある。
【0089】1)屈折率 JIS K7105に準じて測定した。
【0090】2)全光線透過率 ヘーズメータ(スガ試験機(株)製、HGM−2DP)
を使用して、ASTMD1003に準じて厚さ0.3m
mの板状のものについて測定した。
【0091】3)表面抵抗値 ULTRA MEGOHMMETER(東亜電波工業
(株)、SM−10E)を使用して、JIS K691
1に準じて測定した。
【0092】4)膨潤度 100mlのメスシリンダーに、0.5mmの目開きの
篩を通過し0.1mmの目開きの篩を通過しなかった粒
子(X)を投入し、投入された複数の粒子(X)の合計
体積が変化しなくなるまで軽く叩いて5ml詰めた。そ
のメスシリンダーへ10℃以下に冷却したメタクリル酸
メチルを全量が100mlとなるように投入し、全体が
均一になるように素早く攪拌した。その後、メスシリン
ダーを25℃の恒温槽で20時間保持し、膨潤後の粒子
(X)層の体積を測定して、膨潤前の体積(5ml)と
の比によって求めた。
【0093】5)耐汚染性 口紅、靴墨及び髪染めを3種類の汚染物として使用し
た。これらの汚染物で人工大理石の表面を汚染後、23
℃で24時間放置し、次いで以下の方法で順次洗浄し、
汚染物が完全に除去できた際の洗浄方法の点数で評価し
た。
【0094】 (a)水洗 1点 (b)中性洗剤による洗浄 2点 (c)クレンザーによる洗浄 3点 (d)サンドペーパーによる研磨 4点 6)曲げ強度・曲げ弾性率 JIS K7203に準拠して測定した。
【0095】7)外観 人工大理石の外観を目視により評価した。 ◎:きらめき感が天然大理石に酷似した非常に優美な外
観 ○:きらめき感が天然大理石に類似した優美な外観 △:きらめき感が異なるため、天然大理石とは趣が異な
る外観 ×:きらめき感が無く、従来の人工大理石と相違ない外
観 [実施例1]樹脂組成物及び粒子(X−1)の製造例で
ある。
【0096】重合率20重量%のポリスチレンシラップ
99.5部、エチレングリコールジメタクリレート(以
下「EDMA」という)0.5部及び2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(以下「AV
N」という)1部を混合し、混合シラップを得た。な
お、この混合シラップの重合硬化物の23℃での屈折率
は1.59であった。
【0097】次いで、この混合シラップ40部に対し
て、水酸化アルミニウム(以下「ATH」という)(日
本軽金属(株)製、商品名:BW103−ST、屈折
率:1.57)57部、雲母片((株)山口雲母工業所
製、商品名:c−113)3部、沈降防止剤として不定
形シリカ微粒子(日本アエロジル(株)製、商品名:ア
エロジル300)(以下「A300」という)0.5部
を添加、攪拌機で混合して重合性混合物を調製した。こ
の重合性混合物中には、ATHが57重量%、雲母片が
3重量%配合されていた。
【0098】調製した重合性混合物を減圧にして溶存空
気を除去した後、これをポリエステルフィルムで表面を
覆った2枚のステンレス製鋼板及びガスケットにより形
成されたセル中に注いだ。その後、80℃において5時
間、120℃において2時間重合を行い、透明性良好で
きらめき感を有する厚さ3mmの雲母片含有樹脂組成物
の板を得た。なお、この樹脂組成物の板の表面抵抗値は
1.0×1012Ωであった。
【0099】また、この樹脂組成物の板の雲母片を除い
た部分の全光線透過率Tを測定するために、雲母片を入
れずに、前述と同様の方法で厚さ0.3mmの板を製造
して全光線透過率Tを測定すると87%であった。
【0100】厚さ3mmの樹脂組成物の板を粉砕機で粉
砕後、篩で分級することにより、粒径0.2〜5mmの
粒子(X−1)を得た。この際、粒子(X−1)は粉砕
機や篩の壁面に付着することはなく、粒子(X−1)に
静電気が帯電している様子はみられなかった。粒子(X
−1)の組成及び物性値を表1に示す。
【0101】[参考例1]粒子(X−2)の製造例であ
る。
【0102】混合シラップとして、ポリスチレンシラッ
プ95部、EDMA5部、AVN1部を混合したものを
用いた以外は、実施例1と同様にして、透明な粒子(X
−2)を得た。
【0103】次いで、実施例1と同様にして、粒径0.
2〜5mmの粒子(X−2)を製造した。この際、粒子
(X−2)は粉砕機やふるいの壁面に付着することな
く、粒子(X−2)に静電気が帯電している様子は見ら
れなかった。粒子(X−2)の組成及び物性値を表1に
示す。
【0104】[参考例2]黒色粒子(X−3)の製造例
である。
【0105】MMA37部、重合率20重量%のポリM
MAシラップ60部、EDMA3部及びAVN3部を混
合し、混合シラップを得た。なお、この混合シラップの
重合硬化物の23℃での屈折率は1.49であった。
【0106】次いで、この混合シラップ40部に対し
て、ATH60部、アクリル樹脂用黒トナー(大日精化
工業(株)製、商品名:AT−854)2部を添加し、
実施例1と同様にして黒色で厚さ3mmの板状物を得
た。
【0107】次いで、実施例1と同様にして、粒径0.
2〜2mmの粒子(X−3)を得た。この際、粒子(X
−3)は粉砕機やふるいの壁面に付着することなく、粒
子(X−3)に静電気が帯電している様子は見られなか
った。粒子(X−3)の組成及び物性値を表1に示す。
【0108】
【表1】 [実施例2]人工大理石の製造例である。
【0109】MMA17部と、重合率20重量%のMM
Aシラップ15部、EDMA0.15部、AVN0.1
部を溶解させた後、ATH(日本軽金属(株)製、商品
名:BW53)47部、白色顔料(ハーウィックケミカ
ルコーポレーション製、商品名:Stan−Tone
White)0.9部、実施例1で得た透明粒子(X−
1)18部、参考例2で得た黒色粒子(X−3)3部を
添加、攪拌機で混合して人工大理石用の重合性混合物を
調製した。
【0110】調製した人工大理石用の重合性混合物を減
圧にして溶存空気を除去した後、これをポリエステルフ
ィルムで表面を覆った2枚のステンレス製鋼板及びガス
ケットにより形成されたセル中に注いだ。その後、80
℃において5時間、120℃において2時間重合を行
い、各粒子がシート表面及び深さ方向に均一に分散した
厚さ3mmの人工大理石を得た。この人工大理石は、従
来の人工大理石よりも天然大理石に近い外観を有し、非
常に意匠性の高いものであった。
【0111】なお、この人工大理石のマトリックス部分
の全光線透過率を測定するために、各粒子(X−1)及
び(X−3)を入れずに、前述と同様の方法で粒子が分
散されていない厚さ0.3mmの人工大理石を製造し、
全光線透過率を測定すると42%であった。
【0112】各粒子(X−1)及び(X−3)が分散し
た人工大理石の表面を、木工用プレーナーで深さ約0.
5mm研削した後、600番サンドペーパーで表面を研
磨した。
【0113】表面研削及び研磨する前は、人工大理石の
表面に見える各粒子の大きさは実際の粒子の大きさの半
分以下であり、かつ、ぼやけて見えたが、表面研削・研
磨後は、表面に見える透明粒子の大きさは実際の粒子径
と同程度であり、且つ鮮明に見え、天然大理石により近
い外観を出すことができた。
【0114】さらに、800番サンドペーパーで研磨し
た後、研磨用コンパウンドで表面が鏡面状になるまで磨
くと、各粒子とマトリックスとのコントラストが大きく
なり、より意匠性に優れた人工大理石に加工することが
できた。また得られた人工大理石の耐汚染性は優れてお
り、強度は非常に高いものであった。得られた人工大理
石の物性を表2に示す。
【0115】[比較例1]透明粒子(X−1)の代わり
に参考例1で得た透明粒子(X−2)を用いた以外は、
実施例2と同様にして人工大理石を得た。この人工大理
石は、従来の人工大理石よりも天然大理石に近い外観を
有し、意匠性の高いものであった。
【0116】さらに、実施例2と同様に表面研削・研磨
を施すことにより、各粒子とマトリックスとのコントラ
ストがより大きくなり、より意匠性に優れた人工大理石
に加工することができた。しかし実施例1と比較して、
耐汚染性と曲げ強度が劣っていた。得られた人工大理石
の物性を表2に示す。
【0117】
【表2】
【0118】
【発明の効果】本発明の塊状の樹脂組成物は、人工大理
石本来の特徴、特に耐汚染性を損なわずに、天然大理石
に似たきらめき感を付与するための粒子に適している。
また本発明の人工大理石は、きらめき感を有する粒子が
分散しており、その外観は奥行き感があり、天然大理石
に酷似した非常に優美なものであるだけでなく、人工大
理石の本来の特徴、特に耐汚染性、高強度を維持してい
る。よって、本発明の人工大理石は、施工・加工性が特
に要求されるカウンターやキッチン家具の天板や床板等
に特に有用である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雲母片(B)及びガラスフレーク片
    (C)の少なくとも一方とビニル系重合体(A)とを含
    有する粒子(X)が、ビニル系重合体(E)からなるマ
    トリックス(Y)中に分散されている人工大理石におい
    て、粒子(X)のメタクリル酸メチル中20時間浸漬後
    の膨潤度が1.5倍以上であることを特徴とする人工大
    理石。
  2. 【請求項2】 マトリックス(Y)中に、さらに無機充
    填材(F)が分散されていることを特徴とする請求項1
    に記載の人工大理石。
  3. 【請求項3】 粒子(X)がさらに無機充填材(D)を
    含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の人工大理石。
  4. 【請求項4】 無機充填材(D)が水酸化アルミニウム
    であることを特徴とする請求項3に記載の人工大理石。
  5. 【請求項5】 ビニル系重合体(A)が、(メタ)アク
    リル酸エステル、芳香族ビニル系単量体、架橋性ビニル
    系単量体及び芳香族ビニル系重合体からなる混合物の重
    合体であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいず
    れかに記載の人工大理石。
  6. 【請求項6】 雲母片(B)及びガラスフレーク片
    (C)の少なくとも一方とビニル系重合体(A)とを含
    有する塊状の樹脂組成物において、樹脂組成物のメタク
    リル酸メチル中20時間浸漬後の膨潤度が1.5倍以上
    であることを特徴とする樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の樹脂組成物において、
    さらに無機充填材(D)を含有し、ビニル系重合体
    (A)の23℃における屈折率と、無機充填材(D)の
    23℃における屈折率との差△nが0.02以内である
    ことを特徴とする樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 無機充填材(D)が水酸化アルミニウム
    であることを特徴とする請求項7に記載の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の樹脂組
    成物において、ビニル系重合体(A)と無機充填材
    (D)のみからなる同一の組成の厚さ0.3mmの板を
    製造した場合の、全光線透過率Tが70%以上であるこ
    とを特徴とする樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 表面抵抗値が1.0×1015Ω以下で
    あることを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに
    記載の樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 粒子(X)が請求項7〜請求項10の
    いずれかに記載の樹脂組成物の粉砕物であることを特徴
    とする請求項3または請求項4に記載の人工大理石。
JP11099268A 1999-04-06 1999-04-06 塊状の樹脂組成物及び人工大理石 Pending JP2000290052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11099268A JP2000290052A (ja) 1999-04-06 1999-04-06 塊状の樹脂組成物及び人工大理石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11099268A JP2000290052A (ja) 1999-04-06 1999-04-06 塊状の樹脂組成物及び人工大理石

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000290052A true JP2000290052A (ja) 2000-10-17

Family

ID=14242950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11099268A Pending JP2000290052A (ja) 1999-04-06 1999-04-06 塊状の樹脂組成物及び人工大理石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000290052A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0786440B1 (en) Artificial marble and process for producing the same
KR100369957B1 (ko) 인공 대리석, 운모편 및(또는) 유리 플레이크 함유 수지경화물, 및 운모편 및(또는) 유리 플레이크 함유 중합성조성물
JP5400169B2 (ja) 人造大理石用マーブルチップ、その製造方法及びこれを含む人造大理石
KR100728589B1 (ko) 마블칩, 그 제조방법 및 이를 이용한 인조대리석
RU2418756C2 (ru) Мраморная крошка, способ ее получения и искусственный мрамор с ее использованием
KR101349559B1 (ko) 깊이감과 반짝임 효과를 연출하는 투명칩, 이를 포함하는인조대리석 및 그 제조방법
JP3225180B2 (ja) 石目調人工大理石
JP3682160B2 (ja) ガラスフレーク片含有樹脂硬化物、及びこれを用いた人工大理石
JP3657106B2 (ja) 人工大理石
JP2000290052A (ja) 塊状の樹脂組成物及び人工大理石
JP3682155B2 (ja) 雲母片含有樹脂の粉砕物からなる人工大理石用模様材、及びこれを用いた人工大理石
JP3590244B2 (ja) 雲母片含有重合性組成物、雲母片含有樹脂、およびこれを用いた人工大理石
JP3634949B2 (ja) 人工大理石
JP2001048623A (ja) 塊状の樹脂組成物および人工大理石
JP3690911B2 (ja) ガラスフレーク片含有重合性組成物、ガラスフレーク片含有樹脂硬化物、およびこれを用いた人工大理石
JP3527638B2 (ja) (メタ)アクリル系プレミックス、(メタ)アクリル系smc又はbmc、及び(メタ)アクリル系人工大理石の製造方法
JP2882688B2 (ja) 人工大理石及びその製法
JPH08208711A (ja) 成形用材料の製造方法
JPH0368661A (ja) 斑模様を有する大理石様プラスチックス成形品およびその製造方法
JPH10298389A (ja) 人工大理石及びその製造法
JPH08133806A (ja) 天然石調樹脂成形品の製造方法
JP2000203912A (ja) 人工大理石用模様材、人工大理石用プレミックス、天然石調人工大理石及びその製造方法
JP4494154B2 (ja) 半透明スモーク調成形体及びその製造方法
JPH1192616A (ja) アクリル系樹脂組成物、プレミックス、smc又はbmc、及び人工大理石の製造方法
KR20080066270A (ko) 반사효과를 갖는 칩, 이를 포함하는 인조대리석 및 이의제조방법