JP4494154B2 - 半透明スモーク調成形体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また、種々の無機充填材を添加したアクリル樹脂系組成物を成形して得られる人工大理石は、その表面を研磨すると、アクリル樹脂マトリックス中に含まれている無機充填材が表面に露出し、この無機充填材は、親水性と共に親油性をも有していることが多く、化粧板表面に種々の液体状汚染物質が付着すると、アクリル樹脂と無機充填材との界面にこの液状汚染物質が浸透して落ち難い汚れが付着するという問題もあった。
したがって、透明感、奥行き感等の外観性を有する樹脂組成物は提案されているが、半透明感及びスモーク調感を備えた重厚感を有するアクリル樹脂系組成物は知られていない。本発明は、半透明感及びスモーク調感等の重厚感を有し、汚れが生じ難いアクリル樹脂系成形体、及び該成形体の製造方法を提供することを目的とする。
(1)前記アクリル樹脂系組成物が少なくともアクリルシラップ、前記ミルドファイバー、硬化剤、及び架橋剤を含有していること、
(2)前記ミルドファイバーの屈折率が1.54〜1.56であること、
(3)前記遮光塗料がアクリル系塗料であること、
(4)前記表面の粗面加工が粗さ#120〜#400番のサンドペーパーを用いた乾式研磨加工であること
前記製造方法においては、前記表面の粗面加工が粗さ#120〜#400番のサンドペーパーを用いた乾式研磨加工であることが望ましい。
本発明の半透明スモーク調成形体は、アクリル樹脂系組成物を成形して得られるので、その成形体は機械的強度にも優れている。
(1)アクリル樹脂系組成物
本発明の成形体の成形に使用する、硬化型アクリル樹脂系組成物は、少なくともアクリルシラップ、前記ミルドファイバー、硬化剤、及び架橋剤を含有している。
(i)アクリルシラップ
本発明でアクリルシラップとは、(メタ)アクリル酸アルキルエステル類を主成分とするモノマー類から得られる重合体又は共重合体を、該(メタ)アクリル酸エステル系のモノマー類、好ましくはメタアクリル酸メチルに溶解せしめた、シラップ状の樹脂をいう。
上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル類として特に代表的なものを例示すると、アルキル基の炭素鎖が1〜8個なる(メタ)アクリル酸アルキルエステル類などであり、具体的には、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピルまたは(メタ)アクリル酸ブチルなどが挙げられるが、これらの中で、メタアクリル酸メチルの使用が望ましい。
尚、その一部を、スチレン、ビニルトルエンまたはアクリルニトルなどの、いわゆるビニルモノマー類と併用しても良い。また、アクリルシラップ中に、水酸基含有多官能アクリレート類を含有させることも可能である。
本発明において、ミルドファイバーの選択は、成形体に半透明感及びスモーク調感による重厚感を付与するのに特に重要である。
本発明で使用するミルドファイバーのガラスの種類としては、特に制限はなく、種々のガラス繊維が使用できるが、無アルカリガラス(Eガラス)が好ましい。
該ミルドファイバーは外形形状が平均繊維径5〜20μm、好ましくは7〜15μmで、かつ平均繊維長が100〜500μm、好ましくは200〜400μmの範囲にあるものであり、例えば平均繊維径5〜20μm程度のガラス長繊維又は短繊維を上記平均繊維長となるようにカットもしくはミル粉砕して製造することが可能である。
使用するミルドファイバーが上記外形形状を有する場合に半透明感及びスモーク調感により重厚感のある成形体が得られる。
更に、本発明のミルドファイバーは、屈折率が1.54〜1.56の範囲にあるものを使用することが望ましい。かかる屈折率の範囲にある場合に良好な半透明感及びスモーク調感が得られる。
本発明のミルドファイバーは、樹脂との密着性を向上させる目的で、アミノシラン、エポキシシラン等のシランカップリング剤などによる表面処理を行ってもよい。
本発明において、視感透過率が50〜80%の成形物を得るにはアクリル樹脂系組成物中のミルドファイバーの含有割合は、0.5〜20重量%である。尚、本発明の成形体の半透明感とスモーク調感は、ミルドファイバーの含有割合と成形体表面の粗面加工により制御することができるので、粗面加工の研磨を行う際に例えば粗さ#120〜#400番のサンドペーパーのうち粗い方のサンドペーパーを使用するときはミルドファイバーの含有割合を0.5〜5重量%程度とすることができ、一方、目の細かい方のサンドペーパーを使用するときはミルドファイバーの含有割合を10〜20重量%程度とすることもできる。
有機過酸化物等の硬化剤は、アクリルシラップに含まれる二重結合をラジカル重合させ硬化物とする作用を有する。かかる硬化触媒として、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキシド、メチルエチルケトンパーオキシド、
t−ブチルパーオキシオクトエート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシブチレート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートまたはジ−t−ブチルパーオキシトリメチルシクロヘキサンの如き、各種の有機過酸化物;あるいは、アゾビスイソブチルニトリルまたはアゾビスジメチルバレロニトリルの如き、各種のアゾ化合物などが例示できる。また、硬化剤として低温系硬化剤と高温系硬化剤を併用することもできる。
該硬化剤の配合量は、アクリルシラップ100重量部に対して、好ましくは0.2〜8重量部、特に好ましくは0.3〜6重量部の範囲で使用することができる。前記0.2重量部以上とすることで必要な硬化速度を維持でき、前記8重量部以下とすることにより、架橋間分子量が大きくすることができ、優れた機械的特性と耐熱水性等を得ることができる。
架橋剤は、硬化性を良好にし、成形体の耐熱性を高くし、衝撃性等の機械的特性を良くする作用を有し、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサメチレンジ(メタ)アクリレート等の二官能(メタ)アクリレート等、或いはトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレート等を挙げることができる。これらは単独或いは二種類以上を混合して使用することができる。架橋剤の配合量は、アクリルシラップ100重量部に対して0.2〜15重量部、好ましくは0.3〜10重量部の範囲で使用することができる。前記0.2重量部以上で耐熱性が向上し、前記15重量部以下で硬化物が脆くなるのを防止できる。
本発明のアクリル樹脂系組成物には、アクリル樹脂系成形体に耐熱性を付与する等の目的でアクリル樹脂系ポリマー(以下、高分子量アクリルポリマーということがある。)を添加して使用することができる。高分子量アクリルポリマーはその使用目的に応じて広い重量平均分子量範囲のものを使用することが可能である。例えばサニタリー用品に使用する場合は重量平均分子量が5万〜50万程度のもの(本発明において重量平均分子量とは、液体クロマトグラフィーにより測定して、標準ポリスチレンに換算して求められる値である。)を使用することができる。高分子量アクリルポリマーは、メタクリル酸メチルを主モノマー成分として得られるポリマーが好ましい。この他にモノマー成分として、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステルを用いることができ、具体的には、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ラウリル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル;(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル;(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチル等の塩基性(メタ)アクリル酸アルキルエステル類及び(メタ)アクリル酸等を挙げることができる。
上記(メタ)アクリル酸エステルは、多官能(メタ)アクリレート系モノマーであってもよい。該多官能(メタ)アクリレート系モノマーとしては、具体的には、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクルート等の多個アルコールとの多価エステル、ジビニルベンゼン、トリアリールイソシアヌレート、アリールメタクリレート等の多官能(メタ)アクリレート系モノマーが挙げられ、これらは、必要に応じて単独であるいは二種以上を併用して使用することができる。高分子量アクリルポリマーを得る際には、重合開始剤を使用する。更に、高分子量アクリルポリマーを得るには、モノマー成分の重合反応を制御して、該アクリルポリマーの重量平均分子量を調節するために、連鎖移動剤を添加することができる。
高分子量アクリルポリマーを使用する場合には、耐熱性付与等の点から、アクリルシラップ100重量部に対し、10〜60重量部配合することができる。
前記したアクリル樹脂系組成物を構成する各成分を例えば、脱泡釜に入れ、攪拌混合した後、釜内部を減圧して脱泡し、この脱泡したアクリル樹脂系組成物を型内に注入する。
成形物裏面を形成する面は、塗膜がのりやすいように、粗研磨されているのが望ましい。
また、成形体の使用目的により異なるが、本発明の機能を付与するに好ましい成形体の厚みは2〜30mm、好ましくは5〜20mm程度である。
次に該型を加熱して重合硬化させる。好ましい加熱温度は、使用する樹脂成分、重合開始剤等の種類や量によって変動するが、一般的には40〜140℃、好ましくは60〜120℃である。
加熱方法は、所定温度に設定が可能な加熱炉に入れてもよく、所定温度に暖めた水槽に浸漬することにより行うこともできる。尚、加熱は型に注入直後に行ってもよく、所定の時間、例えば10分程度放置してから加熱してもよい。
加熱時間は、加熱温度が40℃の場合には8時間程度、120℃の場合には1〜2時間程度が目安となる。加熱時間を長くする条件を選ぶことにより、重合反応に伴う発熱を分散し、より高分子量のポリマーを得ることが可能となる点で好ましい。
上記加熱時間は、製品厚みにより調整する必要がある。
加熱を行うと、型内で組成物が重合硬化して固まり、視感透過率が50〜80%の成形物となる。
次に前記成形物をその裏面に遮光塗料の塗装と、表面の粗面加工を行うが、これらの加工の順序は特に限定されない。
(3−1)成形物裏面に遮光塗料の塗装
前記成形で得られた成形物は、視感透過率が50〜80%であり、更に一層の半透明感、及び有色のスモーク調感を発現させるために、成形物裏面に遮光のための遮光塗料を塗装する。
尚、前記成形で得られた成形物の裏面に凹凸部等があってそのまま遮光塗料の塗装をするのに不都合がある場合には、塗装する裏面の面だし研磨した後に塗装を行う。
遮光塗料としては、特に限定されず、アクルル系塗料、ウレタン系塗料、アクリルウレタン系塗料、不飽和ポリエステル系塗料、エポキシ系アクリルウレタン系塗料等が使用可能であるが、これ等の中でも、基材樹脂の密着性、機械的特性等の点からアクリル系塗料が好ましい。
成形物表面は、表面の光散乱を増加させて、半透明感を強調させるために粗面加工を行う。また、上記したような成形法で得られた成形物の表面は、通常型のハイピッチの跡が残っているので商品価値を高めるためには粗面加工を行う必要がある。また、成形品表面形成する型の面を#1000番程度の鏡面仕上げにすると成形品表面にハイピッチの跡が形成されるのを防止できる一方、表面の光沢性が増加するので表面光沢を低下させて半透明感を強調させ商品価値を高めるためにはやはり粗面加工を行う必要がある。
本発明において粗面加工の程度は、人間の視覚の官能により評価されるものであるが、成形品表面を粗さ#800のサンドペーパーを用いた乾式研磨加工による表面仕上げした場合と比較して、視感透過率が5〜25%程度、好ましくは5〜15%程度、特に好ましくは5〜10%程度低下させるような粗面加工を行うのが望ましい。
この粗面加工の加工方法に特に制限はなく、周知のベルトサンダー、ディスクサンダー、あるいはオービタルサンダー等を使用して行うことができる。
例えば、前記表面の粗面加工は、粗さ#120〜#400番のサンドペーパーを用いて乾式研磨法を採用することができる。成形体表面の粗さは、使用目的により特に制限されないが、上記粗さ#120〜#400番のサンドペーパーを用いた粗面加工により得られる程度の粗さが好適に用いられる。
製品表面の仕上げ状態は、全体が均一なサンドペーパー跡がつくようにする。
例えば、#240番で製品を仕上げる場合、先に研磨を行った#120、#180番のサンドペーパー跡が無くなり、#240番の跡だけが均一に製品表面に付いた状態を仕上がりとする。大きな平面部分を研磨する際は、ベルトサンダーのような回転式のものを用い、立ち上がりなどがある角部はオービタルサンダー等で研磨するのが好ましい。
1.成形物の成形
(1)成形物(1)の成形
(1−1)アクリル樹脂系組成物
成形物の成形原料として、下記成分を下記割合に配合してアクリル樹脂系組成物を得た。
(i)アクリルシラップ:100重量部
メチルメタクリレートモノマー80重量%と、重量平均分子量10万の低分子量アクリルポリマー20重量%からなるシラップを使用した。
(ii)ミルドファイバー:1重量部
外形形状が平均繊維径10μm、平均繊維長250μmで、屈折率が1.558のミルドファイバーを用いた。
(iii)硬化剤:1.0重量部
低温系硬化剤(化薬アクゾ(株)製、商品名:パーカドックス36)0.5重量部と、高温系硬化剤(化薬アクゾ(株)製、商品名:ラウロックス)0.5重量部を併用した。
(iv)架橋剤:0.6重量部
共栄社化学(株)製、商品名:EGを使用した。
(v)アクリル樹脂系ポリマー:22重量部
重量平均分子量5万のアクリル樹脂系ポリマーを使用した。
(1−2)成形方法
脱泡タンクに前記アクリルシラップ、ミルドファイバー、硬化剤、架橋剤、アクリル樹脂系ポリマーを入れて、攪拌混合した後、釜内部を減圧して脱泡し重合反応液を調整した。
次に、該重合反応液を金型に注入した後60℃に加熱し、4時間重合反応を行った。
初期重合の後、120℃のオーブンにて3時間加熱した。
得られた成形物を離型して、板状成形物(1)(縦900mm、横2400mm、高さ12mm)を得た。
得られた成形物(1)の視感透過率は64.55%であった。
(2−1)アクリル樹脂系組成物
成形物の成形原料として、下記成分のアクリル樹脂系組成物を使用した。
(i)アクリルシラップ:100重量部
メチルメタクリレートモノマー90重量%と、重量平均分子量5万の低分子量アクリルポリマー10重量%からなるシラップを使用した。
(ii)ミルドファイバー:1重量部
平均繊維径10μm、平均繊維長400μmで、屈折率が1.558のミルドファイバーを用いた。
(iii)硬化剤:1.0重量部
低温系硬化剤(化薬アクゾ(株)製、商品名:トリゴノックスP−70)0.5重量部と、高温系硬化剤(化薬アクゾ(株)製、商品名:カヤエステル36)0.5重量部を併用した。
(iv)架橋剤:0.6重量部
共栄社化学(株)製、商品名:EGを使用した。
(v)アクリル樹脂系ポリマー:50重量部
重量平均分子量5万のアクリル樹脂系ポリマーを使用した。
脱泡タンクに前記アクリルシラップ、ミルドファイバー、硬化剤、架橋剤、アクリル樹脂系ポリマーを入れて、攪拌混合した後、釜内部を減圧して脱泡し重合反応液を調整した。次に、該重合反応液をガラス板に挟み込んだ後、60℃に加熱し、2時間重合反応を行った。初期重合の後、120℃のオーブンにて2時間加熱した。
得られた成形物を離型して、板状成形物(2)(縦900mm、横900mm、高さ5mm)を得た。得られた成形物(2)の視感透過率は74.3%であった。
2.成形物の加工
2−1.遮光塗料の塗装
上記で得られた成形物(1)及び(2)の裏面をそれぞれ研磨して厚みを整えた。
アクリルウレタン系塗料(神東塗料(株)製、商品名:シントップAC#100、色彩:緑色)を研磨した裏面にそれぞれ塗布した。
2−2.成形体表面の粗面加工
成形物(1)と(2)の表面をそれぞれ荒いサンドペーパー(#120番)を用いて乾式研磨加工による粗面加工を行い、アクリル樹脂系成形体(1)と(2)を得た。
3.アクリル樹脂系成形体の評価
上記加工により得られたアクリル樹脂系成形体(1)と(2)は、いずれも緑色の半透明感及びスモーク調等の重厚感を有していた。また、JIS K 6902に準拠し、下記に示す(1)〜(13)の項目について耐汚染、薬品性試験を行った。その結果、いずれの項目についても表面に変化は無く、汚れが生じ難い成形体であった。
(1)アセトン(純度99.5%)、(2)イソブチルアルコール(試薬一級)、(3)5%濃度カセイソーダ、(4)5%濃度塩酸、(5)醤油(キッコウマン(株)製、商品名:キッコウマンしょうゆ)、(6)ソース(カゴメ(株)製、商品名:カゴメソース ウスター)、(7)次亜塩素酸ナトリウム水溶液(花王(株)製、商品名:キッチンハイター)、(8)アルカリ性水溶液(花王(株)製、商品名:マジックリン)、(9)マニュキャ(ジヨイン(株)製、商品名:21Cグロッシーラッカー3)、(10)除光液(ジヨイン(株)製、商品名:21Cネイルリムーバー)、(11)
ヘアートニック(資生堂(株)製、商品名:エムジー5)、(12)脱色剤(花王(株)製、商品名:蜂)、(13)けぞめ(花王(株)製、商品名:ラビナスヘアカラー 黒)
Claims (7)
- 少なくともミルドファイバーを組成物中に0.5〜20重量%の割合で含有するア
クリル樹脂系組成物を成形して得られる視感透過率が50〜80%の成形物を、更にその裏面に遮光塗料を塗装し、かつその表面を粗面加工して得られる半透明スモーク調成形体であって、前記ミルドファイバーの外形形状が平均径5〜20μm、及び平均長さが100〜500μmである半透明スモーク調成形体。 - 前記アクリル樹脂系組成物が少なくともアクリルシラップ、前記ミルドファイバー、硬化剤、及び架橋剤を含有していることを特徴とする請求項1記載の半透明スモーク調成形体。
- 前記ミルドファイバーの屈折率が1.54〜1.56である請求項1又は2記載の半透明スモーク調成形体。
- 前記遮光塗料がアクリル系塗料である請求項1ないし3のいずれかに記載の半透明スモーク調成形体。
- 前記表面の粗面加工が粗さ#120〜#400番のサンドペーパーを用いた乾式研磨加工である請求項1ないし4のいずれかに記載の半透明スモーク調成形体。
- アクリルシラップ、平均径が5〜20μmで平均長さが100〜500μmの外形形状を有するミルドファイバー、硬化剤、及び架橋剤を含有し、該ミルドファイバーを組成物中に0.5〜20重量%の割合で含有しているアクリル樹脂系組成物を型に注入して加熱硬化後脱型し、得られた視感透過率50〜80%の成形物の裏面に遮光塗料を塗装し、かつその表面を粗面加工することを特徴とする半透明スモーク調成形体の製造方法。
- 前記表面の粗面加工が粗さ#120〜#400番のサンドペーパーを用いた乾式研磨加工である請求項6に記載の半透明スモーク調成形体の製造方法。
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